JP2015518075A - アミノ基を有するオルガノシリコン化合物の製造方法 - Google Patents

アミノ基を有するオルガノシリコン化合物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015518075A
JP2015518075A JP2015507454A JP2015507454A JP2015518075A JP 2015518075 A JP2015518075 A JP 2015518075A JP 2015507454 A JP2015507454 A JP 2015507454A JP 2015507454 A JP2015507454 A JP 2015507454A JP 2015518075 A JP2015518075 A JP 2015518075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acid
carbon atoms
silane
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015507454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5893798B2 (ja
Inventor
エルケ、フリッツ−ラングハルス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacker Chemie AG
Original Assignee
Wacker Chemie AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacker Chemie AG filed Critical Wacker Chemie AG
Publication of JP2015518075A publication Critical patent/JP2015518075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5893798B2 publication Critical patent/JP5893798B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/22Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G77/26Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen nitrogen-containing groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

アミノ基を有するオルガノシリコン化合物の製造方法本発明は、(A)Si−OH基を含むオルガノポリシロキサンを、(B)Si−OH基に基づく少なくとも化学量論的量のモノ-アルコキシ(アミノ-アルキル)シランと、(C)触媒として少なくとも一種の酸の存在下で反応させる、アミノ官能性ポリオルガノシロキサンの製造方法に関する。

Description

本発明は、触媒の存在下で(アミノアルキル)アルコキシシランを使用することによる、最少量のSi−OH及びSi−OR部分を有する、アミノ−含有オルガノシリコン化合物の製造方法に関する。
アミノアルキルポリシロキサンは、工業で広く使用されている。例えば、ブロック共重合体は、イソシアナートの使用により、重付加を経由して得られる。こうして、各種の重合体ブロックを組み合せることにより、顧客の注文に合わせた特性を有する多種多様な製品がえられる。ブロック共重合体を構築するのに使用されるアミノアルキルポリシロキサンには、純度が非常に重要である。鎖末端は、高度にアミノ−官能化する必要があるが、さもなければ高分子量のブロック共重合体は達成できない。
アミノアルキルポリシロキサンを製造する方法は、すでに公知である。米国特許出願公開第US-A-5461134号は、1,3-ビス(3-アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、環状シロキサン及び触媒として水酸化テトラメチルアンモニウムの使用が関与する平衡方法を記載している。この方法は、長い反応時間を必要とし、環状シロキサンを大過剰で添加し、反応の後にストリッピングにより除去しなければならないので、不便である。このことは、欧州特許第EP-B-0739372号に記載されている、高分子量を有するアミノアルキルポリシロキサンを製造するための類似の方法にも当てはまる。米国特許出願公開第US-A-4633002号は、シラノール末端を有するシロキサンを、アミノ官能性シランと、有機金属触媒、特にスズ化合物、の存在下で反応させる、アミノアルキルポリシロキサンの製造方法を記載している。この方法は、約275℃の高温が必要であるのが欠点であり、これが、そこに記載されているように、分解プロセスのために反応生成物を黄変させる。
欧州特許出願公開第EP-A-0628589号は、アミノアルキルポリシロキサンを、シラノール末端を有するシロキサン、アミノ官能性シラン、及び触媒の、一方で、水酸化バリウム及び/又は水酸化ストロンチウム、及び他方、ホウ酸ナトリウム及び/又はリン酸ナトリウムの間の組合せから製造する方法を記載している。特に、重金属のバリウム及びストロンチウムの毒性は、この方法の全ての工業的使用にとって有害である。
平衡反応は、原則的に、得られる生成物が、比較的高シラノール画分を有するのが欠点である。Si−OH鎖末端は、後に続くジイソシアナートとの反応で、化学的に不安定な連鎖停止剤として作用し、それによって高分子量を得るのを妨げる。アミノアルキルポリシロキサンに存在する未転化Si−OH鎖末端のさらなる欠点は、加水分解による鎖の分解起点になり得ることである。従って、この種の材料は、湿分の存在下で低い安定性を示す。
米国特許出願公開第US-A-2011/301374号は、残留するSi-OH鎖末端がシラザンと反応し、それによって対応するアミノアルキル基に転化される方法を記載している。従って、高転化率の達成に、二つの反応工程が必要である。
米国特許出願公開第US-B-7238768号は、ヒドロキシ官能性ポリシロキサンを、使用するSi−OH基に対して、少ない量のアミノ官能性シランと、カルボン酸の存在下で、反応させることによる、アミノ官能性ポリシロキサンの製造方法を記載している。そこに開示されている指示により、(アミノアルキル)アルコキシシランとSi−OH基の反応は、Si−OH基と添加されたアルコールのその場の反応が伴い、Si−O−アルキル基を形成する。アルコキシシランによる連鎖停止反応は、常にアルコール形成の結果であり、一般的に反応性の高いアルコール、例えばメタノール又はエタノール、では、放出されたアルコールにより、類似の反応が起こることを仮定しなければならない。そこに記載されているように、得られるアミノアルキルポリシロキサンは、例外無く、全てSi−OHとSi−Oアルキル基の両方を含む。
米国特許出願公開第US-B-7238768号に開示されている指示により、(アミノアルキル)アルコキシシランとSi−OH基の反応(実際の連鎖停止反応)は、Si−OH単位とSi−OH単位の連鎖延長反応も伴い、水を除去し、触媒により触媒作用も同様に受ける。
欧州特許出願公開第EP-A-1580215号は、米国特許出願公開第US-B-7238768号に開示されている条件が、黄色及び短い貯蔵寿命を有する製品を形成することを報告している。
従って、この方法は、Si−O基とSi−O−アルキル基の量が最小であるアミノ官能性ポリシロキサンを製造するには不適当である。Si−OH基のみならず、Si−O−アルキル基も、不安定な連鎖停止剤として作用し、後者が、大気中湿分の存在下で貯蔵された場合に、加水分解により次第にSi−OH基に転化され、揮発性のアルコールを系の中に放出するので、このようにして発生したSi−OH基が上記の欠点を有する。
この方法は、鎖濃縮の結果、分子量が明らかに増加した生成物を形成するので、一定分子量を有するアミノ官能性ポリシロキサンの製造には、やはり不適当である。しかし、一定した鎖長は、得られた材料の物理的特性を決定するので、ブロック共重合体における上記の使用には非常に重要である。
黄変及び貯蔵寿命の減少が、同様に製品の品質を下げている。
米国特許出願公開第US-A-6284860号は、OH末端を有するオルガノポリシロキサンと、ジ−及びトリアルコキシ(アミノアルキル)シランの、ブレンステッド又はルイス酸の存在下における、約30〜60%のSi−O−アルキル基を含むオルガノポリシロキサンを形成する反応を記載している。米国特許出願公開第US-A-6284860号に記載されている指示によれば、この反応は、存在するSi−OH基に対して、少なくとも化学量論的量の酸を必要とし、その酸が反応生成物中にアミン塩として残る。
従って、この方法は、Si−O−アルキル基の量が最小であるアミノ官能性ポリシロキサンを製造するには不適当である。得られる高い塩含有量が、目標とする生成物の劣った物理的特性−例えばレオロジー及び外観的な透明性−につながるので、やはり不適当である。
本発明は、
(A)Si−OH基を含むオルガノシロキサンを、
(B)Si−OH基に基づく少なくとも化学量論的量のモノアルコキシ(アミノアルキル)シランと、
(C)触媒として少なくとも一種の酸の存在下で
反応させることを含む、アミノ官能性ポリオルガノシロキサンの製造方法を提供する。
本発明者らは、驚くべきことに、最小量のSi−OH基及びSi−O−アルキル基を有するアミノアルキルポリシロキサンは、ヒドロキシプロピルシロキサン(A)を、少なくとも化学量論的量のモノアルコキシ(アミノアルキル)シラン(B)と、酸性触媒の存在下で反応させることにより、得られることを見出した。
得られるアミノ官能性ポリオルガノシロキサンは、好ましくはSi−OH基とSi−Oアルキル基を一緒にした量が、アミノアルキル基に対して5mol%未満である。
本発明の方法は、簡単に実行でき、高純度の製品が得られる。同時に起こる反応、例えばSi−O−アルキル基の形成、が、極めて小さい程度にのみ起こる。ポリシロキサンの鎖長は、連鎖停止単位が付加する以外、実質的に変化しない。鎖濃縮反応は、起こるにしても、ほんの僅かな程度である。得られるアミノ官能性ポリシロキサンは、透明で、無色である。化学量論的又は僅かに過剰な(アミノアルキル)アルコキシシラン(B)で、本発明の方法において最小量のSi−OH基及びSi−O−アルキル基を有する製品を得るのに十分であることは、さらなる利点である。(アミノアルキル)アルコキシシラン(B)は、アミノアルキルポリシロキサンの製造における最も高価な成分を代表し、従って、本発明の方法は特に経済的である。
好ましくは、一般式I
Figure 2015518075
のアミノ官能性ポリシロキサンは、一般式(II)
Figure 2015518075
のオルガノシロキサンと、少なくとも化学量論的量の、一般式(III)
Figure 2015518075
のモノアルコキシ(アミノアルキル)シランの、少なくとも一種のブレンステッド又はルイス酸の存在下での反応により得られ、
式中、
Rは、置換されていないか、又はハロゲン置換された1〜12個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
は、水素、置換されていないC〜C10ヒドロカルビル基、又は−CN及びハロゲンから選択された置換基により置換されたC〜C10ヒドロカルビル基であり、
は、水素原子、又はC〜C20ヒドロカルビル、又はC〜C15ヒドロカルビルオキシラジカルであって、SiCに結合しており、置換されていないか、又は−CN、NR 、COOH、COOR、−ハロゲン、−アシルオキシ、−エポキシ、−SH、−OH及び−CONR から選択された置換基により置換されており、そのそれぞれで、一個以上の相互に隣接していないメチレン単位が、同時に、基−O−、−CO−、−COO−又は-OCOO−、−S−、又はNRにより置き換えられていてよく、そのそれぞれで、一個以上の相互に隣接していないメチン単位が、基−N=、−N=N−、又は−P=により置き換えられていてよいC〜C20ヒドロカルビル又はC〜C15ヒドロカルビルオキシラジカルであり、
及びRは、それぞれ水素、又は分岐していない、分岐した、又は環状の、飽和化された、不飽和化された、1〜12個の炭素原子を有するアルキル又はアリール又はアラルキルであり、その際、個々の隣接していないメチレン単位が窒素原子又は酸素原子により置き換えられていてよく、
は、直鎖状又は分岐鎖状の1〜8個の炭素原子を有するアルキルであり、その際、隣接していないメチレン単位が酸素により置き換えられていてよく、
sは、1以上であり、
rは、1以上であり、
s+rは、rの値に等しい、及び
k+m+p+qは、2以上であり、
s:tは、10以上である。
アルキレンRは、分岐していない、分岐した、又は環状の、飽和化された、又は不飽和化されている。Rは、好ましくは二価の分岐していない、又は分岐した、飽和化された、1〜8個の炭素原子を有するアルキレン基であり、より好ましくは2〜4、最も好ましくは3個の炭素原子を有し、より好ましくはn-プロピレン基である。
は、好ましくは1〜12個の原子、特に1〜6個の原子を有し、好ましくは炭素原子だけから、又は1個のアルコキシ酸素原子及び他は炭素原子だけからなる。好ましくは、Rは、直鎖状、分岐鎖状又は環状のC〜Cアルキルラジカルである。メチル、エチル、フェニル、ビニル及びトリフルオロプロピルの基が特に好ましい。
好ましくは、R及びRは、それぞれ独立して水素又は分岐していない、または分岐した、又は環状の飽和化された、又は不飽和化された1〜6個の炭素原子を有するアルキル、又はアリールであり、その際、隣接していないメチレン単位は、窒素原子又は酸素原子により置き換えられていてよい。
より好ましくは、R及びRは、それぞれ独立して水素又はC〜Cアルキルであり、その際、個々の隣接してないメチレン基は、窒素原子により置き換えられていてよい。最も好ましくは、R及びRはそれぞれ水素である。
好ましくは、Rは、直鎖状又は分岐鎖状の1〜5個の炭素原子を有するアルキル基であり、その際、好ましくは1〜2個の隣接していないメチレン単位が酸素により置き換えられていてよい。1〜5個の炭素原子を有するアルキル基が特に好ましく、1個のメチレン基が酸素により置き換えられているのが特に好ましい。
ラジカルRの例は、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、2-メトキシエチル及び2-メトキシプロピルである。
好ましくは、一般式Iの化合物におけるSi−OH基の量は、アミノ官能性アルキル基の量に対して最小である。好ましくは、一般式Iにおける比s:tは、20以上、より好ましくは50以上である。
一般式Iのアミノ官能性オルガノシロキサンは、直鎖状、環状又は分岐鎖状でよい。
k、m、p、q、s及びtの総計は、好ましくは3〜20000、特に8〜1000の数である。
好ましい分岐鎖状オルガノシロキサンは、一般式Iにより、T−及びQ−単位を含む、即ちk+m>0のオルガノシリコ−ン樹脂である。k+mが、k、m、p、q、s及びtの総計に対して5%以上であり、90%以下である樹脂が特に好ましい。
好ましい直鎖状アミノ官能性オルガノシロキサンは、一般式(Ia)
Figure 2015518075
の末端アミノ官能性オルガノシロキサンであり、
式中、s+t+q=2、
qは、0または1でよい。
pは、好ましくは1〜20000、特に8〜1000である。
特に好ましい直鎖状アミノ官能性オルガノシロキサンは、α、ω−末端でアミノ官能化されたオルガノシロキサンであり、その際、q=0であり、s+t=2である。
使用する触媒は、好ましくはpK値が−10〜+5であるブレンステッド酸、例えばハロゲン化水素酸、主族3〜7からの元素の酸素酸、それらの酸性塩、及び酸性エステルであり、一個以上の酸素がハロゲンにより置き換えられていてよく、例えば炭酸、亜硝酸、硝酸、亜リン酸、アルカリ金属亜リン酸二水素塩、亜リン酸とC〜C20アルコールのモノ−又はジエステル、リン酸、アルカリ金属リン酸二水素塩、リン酸とC〜C20アルコールのモノ−又はジエステル、亜硫酸、硫酸、アルカリ金属硫酸水素塩、硫酸とC〜C20アルコールのモノエステル、塩素酸及び過塩素酸、臭素酸及び過臭素酸、ヨウ素酸及び過ヨウ素酸、テトラフルオロホウ酸、ヘキサフルオロリン酸、1〜3個の別のカルボン酸基を含むことができるC〜C20カルボン酸、有機カルボン酸、例えばアスコルビン酸及びピクリン酸、元素硫黄及びリンの、硫黄又はそれぞれリンに共有結合により付加したC〜C20ヒドロカルビルラジカルを有する酸素酸、例えばC〜C20スルホン酸又はホスホン酸、アミドスルホン酸及びアミドホスホン酸、イソ−及びヘテロポリ酸である。イソポリ酸は、単一種類の中央原子を有する無機多塩基酸の凝縮物であり、この単一種類の中央原子は、Si、P、V、Mo及びWから選択され、例えば重合体状ケイ酸、モリブデン酸及びタングステン酸がある。ヘテロポリ酸は、それぞれ金属、特にCr、Mo、V又はWの、及び非金属、特にAs、I、P、Se、Si又はTeの、多塩基酸素酸からの2個以上の異なった中央原子を有する無機ポリ酸、例えば12モリブダートリン酸(H[PMo1240])又は12タングストリン酸(H[PW1240])である。
さらなる例としては、カルボキシル化された又はスルホン化された、直鎖状、分岐鎖状又は架橋していることができる有機重合体がある。重合体のカルボキシル又はスルホニル含有量は、好ましくは重合体1kgあたり、0.1mol〜10mol、より好ましくは1mol〜5molのカルボン酸又はそれぞれスルホン酸基である。
カルボキシル化された及びスルホン化された有機重合体は、好ましくは架橋した状態、即ち樹脂の形態にある。樹脂の基本的な重合体状骨格は、例えばフェノール及びホルムアルデヒドから形成された重縮合物、スチレン及びジビニルベンゼンから形成された共重合体、又はメタクリラート及びジビニルベンゼンから形成された共重合体からなる。硫酸化アルミナ及び酸性シート状−ケイ酸塩、例えばモンモリロン石も好ましい。
ブレンステッド−ルイス酸錯体、例えばルイス酸性ハロゲン化物、例えばAlCl、PCl、PCl、FeCl又はZnClと、水又はアミンとの間の錯体も好ましい。錯体は、ルイス酸と反応混合物中に存在する水との反応により、その場で形成することもできる。
pK値が−10〜+2であるブレンステッド酸が特に好ましく、−10〜+1が特に好ましい。
ブレンステッド酸(プロトン供与体)を触媒として使用する場合、一般式I及びIIIの化合物中にある塩基性アミノ官能性基にプロトン移動が起こり、プロトン移動の度合いは、特定の酸−塩基平衡によって異なる。従って、一般式Ia及びIIIa
Figure 2015518075
Figure 2015518075
のプロトン化された化合物は、同様に本発明の目的のための触媒を代表する。R、R、R、R、R、k、m、p、q、s及びtは、それぞれ一般式I及びIIIに関して定義した通りである。
本発明の目的のための触媒は、上記のブレンステッド酸による窒素塩基のプロトン化により形成された塩も包む。
好適な窒素塩基は、アミンRNを含み、ここで、ラジカルR、R及びRは、それぞれ独立して水素又は分岐していない、分岐した、又は環状の飽和化された、又は不飽和化された、1〜12個の炭素原子を有するアルキル又はアリール又はアラルキルであり、その際個々の隣接していないメチレン単位が窒素原子又は酸素原子により置き換えられていてよい。それらの例は、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、エチレンジアミン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ブチルアミン、ジイソブチルアミン、アニリン及びN−メチルアニリンである。ラジカルは、炭素、酸素又は窒素原子を経由して、相互に結合していてもよい。それらの例は、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピロリジン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカー7-エン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]ノナー5-エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.0]オクタンである。好適な窒素塩基は、ポリ不飽和化された非芳香族又は芳香族的に不飽和化された複素環式窒素塩基、例えばピリジン、ピリミジン又はイミダゾールも含む。
本発明の目的のための触媒は、ブレンステッド−ルイス酸錯体、例えばルイス酸性ハロゲン化物、例えばAlCl、PCl、PCl、FeCl又はZnClと、水又はアミンとの間の錯体も含む。錯体は、ルイス酸と、反応混合物中に存在する水の反応によりその場で形成することもできる。
使用する酸の例は、塩化水素、臭化水素、過塩素酸、硫酸、硫酸メチル、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、テトラフルオロホウ酸、リン酸、硝酸、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、安息香酸、フタル酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸及びそれらのアンモニウム塩、例えば塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、塩化メチルアンモニウム、塩化トリエチルアンモニウム、トリフルオロメタンスルホン酸アンモニウム及びトリフルオロ酢酸アンモニウムである。
酸は、全て反応混合物全体に対して、20重量%以下、好ましくは10重量%以下、より好ましくは1重量%以下、最も好ましくは0.1%、及び0.1ppm以上、好ましくは1ppm以上、より好ましくは5ppm以上、及び最も好ましくは10ppm以上の量で使用する。
本方法を実行する温度は、好ましくは50℃以上、より好ましくは90℃以上、及び200℃以下、より好ましくは150℃以下である。
本方法は、好ましくは大気圧下で、又は減圧下で行う。特に好ましい圧力範囲は500mbar以下〜1mbarの間である。
本発明の方法は、バッチ反応として、半バッチ反応として、又は連続様式で行うことができる。例えば、反応成分は、外界温度で混合し、混合物を反応温度に加熱することができる。別の好ましい実施態様では、触媒をモノアルコキシ(アミノアルキル)シラン(B)と混合し、これをオルガノシロキサン(A)に加える。
反応は、好ましくは共混合により行う。当業者に良く知られている混合方法を、ここで使用することができる。例えば、共混合を行うのに撹拌を使用することができる。
好ましい実施態様では、反応の途中で放出されるアルコールは、反応の際、又は後に反応混合物から除去する。除去は、好ましくは蒸留により、例えば減圧蒸留により行う。当業者には良く知られている蒸留技術をこの目的に使用することができ、その例としては、カラムを通した平衡蒸留、ショートパス蒸留又は薄膜蒸発装置がある。
本発明の反応は、連続方法でも行うことができる。当業者には良く知られている技術がここで好適であり、その例としては、管状反応器、ループ反応器又は撹拌タンクバッテリーがある。
モノアルコキシ(アミノアルキル)シラン(B)は、存在するSi−OH単位に対して、好ましくは1.01以上、10当量以下のモル量で、より好ましくはオルガノシロキサン(A)中に存在するSi−OH単位に対して、1.05以上、2当量以下のモル量で使用する。
完全な転化を達成するのに使用しなければならない(アミノアルキル)アルコキシシラン(B)の過剰量を計算するには、(アミノアルキル)アルコキシシラン(B)は、水により消費され、対応するジシロキサンを形成するので、ヒドロキシポリシロキサン(A)中に存在する水の量を考慮しなければならない。これは、反応後に反応混合物を液化することにより、簡単に除去される。
反応は、さらなる成分、例えば溶剤、を、反応混合物全体に対して1%以上、及び200%以下、好ましくは10%以上、及び100%以下の量で使用することができる。溶剤を使用する場合、沸点/沸騰範囲が0.1MPaで120℃までである、溶剤又は溶剤混合物が好ましい。溶剤の例としては、エーテル、例えばメチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサン、ニトリル、例えばアセトニトリル又はプロピオニトリル、DMSO、炭化水素、例えばヘプタン、メチルシクロヘキサン又はトルエンがある。
上記の式における上記の記号は、全てそれぞれ独立して、それらの意味を有する。ケイ素原子は、全ての式で四価である。
下記の例では、他に指示が無い限り、量及び百分率は全て重量により表わし、圧力は全て0.10MPa絶対であり、温度は全て20℃である。例は、全て不活性及び/又は保護ガスの下で行う。
例1
α、ω−ビスヒドロキシ末端を有するポリジメチルシロキサン330g、分子量M2320g/mol、H-NMR分光法により測定して、Si−OH基284mmolに相当、及び水含有量250ppm、4.6mmolに相当、Karl-Fischer滴定により測定、を、塩化アンモニウム6mgと混合し、108〜112℃に加熱する。この温度及び圧力約100mbarで、46.01g(305mmol、Si−OHに対して1.07当量に相当)の97.5%の3-アミノプロピルジメチルメトキシシランを18分間かけて加え、形成されたメタノールを留出物として、冷却した受け器に集める。全反応時間2時間に続いて、反応生成物−α、ω−ビスアミノプロピル末端を有するポリジメチルシロキサン−をNMR分光法で分析する。検出されるのは、全てアミノプロピル末端基のモル量に対して、Si−OH末端基が0.2%、Si−OMe基が0.06%、メタノールが2.3%及びシランが3.7%である。
得られた生成物は、メタノール97.6%、及びシランと環状シロキサンの混合物2.4%(0.24g)からなる留出物10.1gである。圧力を約1mbarに下げて、過剰のシラン及びメタノールを生成物から除去する。
例2
塩化アンモニウム3mg及び46.1g(306mmol、1.08当量)の97.6%シランを使用して、例1を繰り返す。全反応時間は3時間である。反応終了時の反応生成物は、アミノプロピル末端基のモル量に対して、Si−OH末端基0.2%、メタノール2.2%及び3.2%のシランを含んでいる。Si−OMe末端基は検出されない(検出限界約0.1%)。
得られた生成物は、メタノール98%及びシランと環状シロキサンの混合物2.0%(0.20g)からなる留出物9.8gである。圧力を約1mbarに下げて、過剰のシラン及びメタノールを生成物から除去する。
例3
α、ω−ビスヒドロキシ末端を有するポリジメチルシロキサン330g、分子量M2320g/mol、H-NMR分光法により測定して、Si−OH基284mmolに相当、及び水含有量250ppm、4.6mmolに相当、Karl-Fischer滴定により測定、塩化アンモニウム6mg及び46.01g(305mmol、Si−OHに対して1.07当量に相当)97.5%の3 を室温で混合し、撹拌しながら110℃に約110mbarで加熱し、メタノールを冷却した受け器に留別する。加熱時間は22分間で全反応時間は2時間である。
反応終了時の反応生成物は、アミノプロピル末端基のモル量に対して、Si−OH末端基0.6%、メタノール2.3%及び3.6%のシランを含んでいる。Si−OMe末端基は検出されない(検出限界約0.1%)。
得られた生成物は、メタノール98%及びシランと環状シロキサンの混合物2.0%(0.20g)からなる留出物10.0gである。圧力を約1mbarに下げて、過剰のシラン及びメタノールを生成物から除去する。
例4
α、ω−ビスヒドロキシ末端を有するポリジメチルシロキサン110g、分子量M2366g/mol、H-NMR分光法により測定して、Si−OH基93.0mmolに相当、及び水含有量300ppm、1.8mmolに相当、Karl-Fischer滴定により測定、を108〜112℃に加熱する。この温度及び圧力約100mbarで、溶液中に塩化アンモニウム1.1mgを含む、14.3g(96.1mmol、Si−OHに対して1.03当量に相当)の99%の3-アミノプロピルジメチルメトキシシランを10分間かけて加え、形成されたメタノールを留出物として、冷却した受け器に集める。全反応時間1.5(3時間)に続いて、反応生成物−α、ω−ビスアミノプロピル末端を有するポリジメチルシロキサン−をNMR分光法で分析する。検出されたのは、全てアミノプロピル末端基のモル量に対して、Si−OH末端基が0.35%(0.19%)、Si−OMe基が0.02%(0.06%)、メタノールが3.2%(2.3%)及びシランが3.5%(1.0%)である。得られた生成物は、留出物2.9gである。
例5
α、ω−ビスヒドロキシ末端を有するポリジメチルシロキサン551g、分子量M2366g/mol、H-NMR分光法により測定して、Si−OH基466mmolに相当、及び水含有量300ppm、9.2mmolに相当、Karl-Fischer滴定により測定、を、Ar下で、毎時40℃の加熱速度で約100mbarで加熱しながら、溶液中に触媒(触媒に関する詳細は表1を参照)を含む、76.8g(512mmol、水との反応によるの損失を考えて、Si−OHに対して1.06当量に相当)の98.2%の3-アミノプロピルジメチルメトキシシランを混合する。シランの添加は、約20分間で完了する。反応の際、形成されたメタノールを留別する。140分後、温度は130℃に達する。この温度で、反応をさらに1時間続行させ、その時点で反応混合物を冷却する。反応後に得られた留出物の量は約16gである。
得られた粗製物を液化させるために、薄膜蒸発装置で液化させる。
反応及び生成物の速度論的経過は、表1を参照する。
反応物及び生成物の比率は、d6−ベンゼン中のH-NMR分光法により測定した。
表1 各種触媒及び触媒量による連鎖停止反応(条件は例5参照)。
Figure 2015518075
例6
α、ω−ビスヒドロキシ末端を有するポリジメチルシロキサン558g、分子量M2366g/mol、H-NMR分光法により測定して、Si−OH基466mmolに相当、及び水含有量300ppm、9.2mmolに相当、Karl-Fischer滴定により測定、を、Ar下で、毎時30℃の加熱速度で約100℃に加熱しながら、溶液中に塩化アンモニウム38.2mgを含む、78g(512mmol、水との反応によるの損失を考えて、Si−OHに対して1.06当量に相当)の98.2%のアミノプロピルジメチルメトキシシランを混合する。シランの添加は、約20分間で完了する。最終温度100℃に達した後、形成されたメタノールが環流下で沸騰する。環流冷却器を蒸留ブリッジで置き換え、加熱を130℃まで続行し、形成されたメタノールを留出物として放出する。130℃でさらに1時間後、反応混合物を冷却し、H-NMRにより分析する。アミノプロピルポリシロキサンのアミノアルキル基のモル画分に対するmol%で表した含有量は、Si−OHが1.2%、Si−OMeが0.6%、シランが5.5%、メタノールが24%である。
米国特許出願公開第US-B-7238768号は、ヒドロキシ官能性ポリシロキサンを、使用するSi−OH基に対して、少ない量のアミノ官能性シランと、カルボン酸の存在下で、反応させることによる、アミノ官能性ポリシロキサンの製造方法を記載している。そこに開示されている指示により、(アミノアルキル)アルコキシシランとSi−OH基の反応は、Si−OH基と添加されたアルコールのその場の反応が伴い、Si−O−アルキル基を形成する。アルコキシシランによる連鎖停止反応は、常にアルコール形成の結果であり、一般的に反応性の高いアルコール、例えばメタノール又はエタノール、では、放出されたアルコールにより、類似の反応が起こることを仮定しなければならない。そこに記載されているように、得られるアミノアルキルポリシロキサンは、例外無く、全てSi−OHとSi−Oアルキル基の両方を含む。
得られるアミノ官能性ポリオルガノシロキサンは、好ましくはSi−OH基とSi−Oアルキル基を一緒にした量が、アミノアルキル基に対して5mol%未満である。
例3
α、ω−ビスヒドロキシ末端を有するポリジメチルシロキサン330g、分子量M2320g/mol、H-NMR分光法により測定して、Si−OH基284mmolに相当、及び水含有量250ppm、4.6mmolに相当、Karl-Fischer滴定により測定、塩化アンモニウム6mg及び46.01g(305mmol、Si−OHに対して1.07当量に相当)97.5%の3-アミノプロピルジメチルメトキシシラン1を室温で混合し、撹拌しながら110℃に約110mbarで加熱し、メタノールを冷却した受け器に留別する。加熱時間は22分間で全反応時間は2時間である。

Claims (9)

  1. (A)Si−OH基を含むオルガノポリシロキサンを、
    (B)Si−OH基に基づく少なくとも化学量論的量のモノアルコキシ(アミノアルキル)シランと、
    (C)触媒として少なくとも一種の酸の存在下で
    反応させることを含む、アミノ官能性ポリオルガノシロキサンの製造方法。
  2. 一般式I
    Figure 2015518075
    のアミノ官能性ポリシロキサンが、一般式(II)
    Figure 2015518075
    のオルガノシロキサンと、少なくとも化学量論的量の、一般式(III)
    Figure 2015518075
    のモノアルコキシ(アミノアルキル)シランの、少なくとも一種のブレンステッド又はルイス酸の存在下での反応により得られ、
    式中、
    Rが、置換されていないか、又はハロゲン置換された1〜12個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
    が、水素、置換されていないC〜C10ヒドロカルビル基、又は−CN及びハロゲンから選択された置換基により置換されたC〜C10ヒドロカルビル基であり、
    が、水素原子、又はC〜C20ヒドロカルビル又はC〜C15ヒドロカルビルオキシ基であって、SiCに結合しており、置換されていないか、又は−CN、NR 、COOH、COOR、−ハロゲン、−アシルオキシ、−エポキシ、−SH、−OH及び−CONR から選択された置換基により置換され、かつそのそれぞれで、一個以上の相互に隣接していないメチレン単位が、同時に、基−O−、−CO−、−COO−又は−OCOO−、−S−、又はNRにより置き換えられていてよく、かつそのそれぞれで、一個以上の相互に隣接していないメチン単位が、基−N=、−N=N−、又は−P=により置き換えられていてよいC〜C20ヒドロカルビル又はC〜C15ヒドロカルビルオキシ基であり、
    及びRが、それぞれ水素、又は分岐していない、分岐した、又は環状の、飽和化された、または不飽和化された、1〜12個の炭素原子を有するアルキル又はアリール又はアラルキルであり、その際、個々の隣接していないメチレン単位が窒素原子又は酸素原子により置き換えられていてよく、
    が、直鎖状又は分岐鎖状の1〜8個の炭素原子を有するアルキルであり、その際、隣接していないメチレン単位が酸素により置き換えられていてよく、
    sが、1以上であり、
    rが、1以上であり、
    s+rが、rの値に等しい、かつ
    k+m+p+qが、2以上であり、
    s:tは、10以上である、請求項1に記載の方法。
  3. Rが、二価の分岐していない、1〜8個の炭素原子を有するアルキレン基である、請求項2に記載の方法。
  4. が、直鎖状、分岐鎖状又は環状のC〜Cアルキル基である、請求項2または3に記載の方法。
  5. 及びRが、それぞれ水素である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. が、1〜5個の炭素原子を有するアルキルである、請求項2〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記使用する触媒が、−10〜+5のpK値を有するブレンステッド酸を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 50℃〜150℃の温度で行われる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記モノアルコキシ(アミノアルキル)シラン(B)が、前記オルガノシロキサン(A)中に存在するSi−OH単位に基づいて1.01以上、10当量以下のモル量で使用される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
JP2015507454A 2012-04-27 2013-04-10 アミノ基を有するオルガノシリコン化合物の製造方法 Active JP5893798B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE201210207062 DE102012207062A1 (de) 2012-04-27 2012-04-27 Verfahren zur Herstellung von Aminogruppen aufweisenden Organosiliciumverbindungen
DE102012207062.1 2012-04-27
PCT/EP2013/057456 WO2013160104A1 (de) 2012-04-27 2013-04-10 Verfahren zur herstellung von aminogruppen aufweisenden organosiliciumverbindungen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015518075A true JP2015518075A (ja) 2015-06-25
JP5893798B2 JP5893798B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=48289055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015507454A Active JP5893798B2 (ja) 2012-04-27 2013-04-10 アミノ基を有するオルガノシリコン化合物の製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9273072B2 (ja)
EP (1) EP2841489B1 (ja)
JP (1) JP5893798B2 (ja)
KR (1) KR101645315B1 (ja)
CN (1) CN104220490B (ja)
DE (1) DE102012207062A1 (ja)
WO (1) WO2013160104A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012207062A1 (de) 2012-04-27 2013-10-31 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung von Aminogruppen aufweisenden Organosiliciumverbindungen
DE102015205341A1 (de) 2015-03-24 2016-09-29 Wacker Chemie Ag ß-Aminoalkylgruppen aufweisende Organopolysiloxane und deren Herstellung
DE102015207673A1 (de) * 2015-04-27 2016-10-27 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung von Aminogruppen aufweisenden Organosiliciumverbindungen
DE102016201633A1 (de) 2016-02-03 2017-08-03 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung von Aminogruppen aufweisenden Organopolysiloxanen
CN109963979B (zh) 2016-11-16 2021-10-01 瓦克化学股份公司 含有β-酮羰基官能的有机硅化合物的组合物
KR102296683B1 (ko) 2016-11-16 2021-09-01 와커 헤미 아게 B-케토카르보닐-작용성 오르가노실리콘 화합물의 분산액
EP3556795B1 (en) * 2016-12-13 2021-10-27 Mitsubishi Chemical Corporation Polyorganosiloxane, polyorganosiloxane composition, cured product, polyorganosiloxane-containing electrolytic solution for electrolytic capacitor, and electrolytic capacitor using same
US11597840B2 (en) 2017-12-06 2023-03-07 Wacker Chemie Ag Emulsions of beta-ketocarbonyl-functional organosilicon compounds
US11440926B2 (en) 2018-02-06 2022-09-13 Wacker Chemie Ag Method for preparing aminopropylsilanes
JP6841974B2 (ja) 2018-05-31 2021-03-10 ダウ シリコーンズ コーポレーション 除去可能な固体触媒を使用したアミノ官能性ポリジオルガノシロキサンの製造方法
US11028229B2 (en) * 2018-05-31 2021-06-08 Dow Silicones Corporation Method for making an amino-functional polydiorganosiloxane using a removable acid catalyst
EP3735435B1 (de) * 2018-07-30 2021-04-07 Wacker Chemie AG Verfahren zur herstellung von oxamid-funktionellen siloxanen

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526668A (ja) * 2003-04-07 2006-11-24 コンゾルテイウム フユール エレクトロケミツシエ インヅストリー ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング オルガノシリル官能化された粒子およびその製造
JP2008511688A (ja) * 2004-07-03 2008-04-17 ダウ・コーニング・コーポレイション シロキサンポリマーを安定化する方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4633002A (en) 1984-08-21 1986-12-30 Charles Piskoti Aminofunctional polysiloxane compounds and method of preparation therefor
US5214119A (en) 1986-06-20 1993-05-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Block copolymer, method of making the same, dimaine precursors of the same, method of making such diamines and end products comprising the block copolymer
US5512650A (en) 1986-06-20 1996-04-30 Minnesota Mining And Manufacturing Company Block copolymer, method of making the same, diamine precursors of the same, method of making such diamines and end products comprising the block copolymer
KR0159761B1 (ko) * 1988-05-20 1999-01-15 아더 엠. 킹 비스(아미노알킬)폴리디오르가노실록산 및 그의 중간체의 제조 방법
GB9311509D0 (en) 1993-06-03 1993-07-21 Dow Corning Process for the preparation of organopolysiloxanes
US5492994A (en) * 1995-01-12 1996-02-20 Dow Corning Corporation Adhesion additives and curable organosiloxane compositions containing same
DE19733168A1 (de) 1997-07-31 1999-02-04 Wacker Chemie Gmbh Unter Abspaltung von Alkoholen zu Elastomeren vernetzbare Organopolysiloxanmassen
TW538096B (en) * 1999-06-25 2003-06-21 Shinetsu Chemical Co Nitrogen atom-containing polysiloxanes, their preparation, and fiber and fabric finishing agent compositions
GB0120058D0 (en) 2001-08-17 2001-10-10 Dow Corning Polysiloxanes and their preparation
DE10316662A1 (de) * 2003-04-11 2004-11-11 Ge Bayer Silicones Gmbh & Co. Kg Reaktive Amino- und/oder Ammonium-Polysiloxanverbindungen
DE102004014218A1 (de) 2004-03-23 2005-10-13 Wacker-Chemie Gmbh Verfahren zur Herstellung von aminofunktionellen Organopolysiloxanen
DE102006031104A1 (de) 2006-07-05 2008-01-10 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung aminofunktioneller Siloxane
DE102008055039A1 (de) 2008-12-19 2010-07-01 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung von Aminogruppen aufweisenden Organosiliciumverbindungen
KR20140080523A (ko) 2011-10-04 2014-06-30 바스프 에스이 초소형 열교환기와 열전 모듈의 통합 조립체
DE102012207062A1 (de) 2012-04-27 2013-10-31 Wacker Chemie Ag Verfahren zur Herstellung von Aminogruppen aufweisenden Organosiliciumverbindungen

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526668A (ja) * 2003-04-07 2006-11-24 コンゾルテイウム フユール エレクトロケミツシエ インヅストリー ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング オルガノシリル官能化された粒子およびその製造
JP2008511688A (ja) * 2004-07-03 2008-04-17 ダウ・コーニング・コーポレイション シロキサンポリマーを安定化する方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101645315B1 (ko) 2016-08-03
CN104220490B (zh) 2016-09-07
DE102012207062A1 (de) 2013-10-31
KR20140127346A (ko) 2014-11-03
JP5893798B2 (ja) 2016-03-23
CN104220490A (zh) 2014-12-17
EP2841489A1 (de) 2015-03-04
US20150112092A1 (en) 2015-04-23
US9273072B2 (en) 2016-03-01
EP2841489B1 (de) 2015-08-05
WO2013160104A1 (de) 2013-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5893798B2 (ja) アミノ基を有するオルガノシリコン化合物の製造方法
US6534615B2 (en) Preparation of amino-functional siloxanes
JP5627458B2 (ja) エポキシ官能性有機シランの制御された加水分解及び縮合並びに該エポキシ官能性有機シランと他の有機官能性アルコキシシランとの共縮合のための方法
JP6651515B2 (ja) アミノ基を有するオルガノシリコン化合物の製造方法
JP7030974B2 (ja) オキサミドエステル基を有するシロキサンの製造方法
KR20130006331A (ko) 무수 숙신산기 함유 환상 오르가노실록산, 그의 제조 방법, 오르가노실록산 조성물 및 열경화성 수지 조성물
KR20170003417A (ko) 아미노알킬알콕시디실록산 화합물 및 그의 제조 방법
JP2013523671A (ja) 含ケイ素アゾジカルバミドの製造方法
KR101877599B1 (ko) 폴리실록산의 제조 방법
KR101780102B1 (ko) 아미노알킬 알콕시실란과 아크릴산 무수물의 반응에 의한 (메트)아크릴아미도-관능성 실란의 제조 방법
KR20140146122A (ko) 신규하며, 용이하게 제조가능하며, voc가 감소하였으며, 환경 친화적인 (메트)아크릴아미도-관능성 실록산 시스템, 그의 제조 방법 및 용도
JP5890288B2 (ja) 新規有機珪素化合物の製造方法
US8907039B2 (en) Method for preparing (hydroxymethyl)polysiloxanes
JP2019521213A (ja) オキサミド官能性シロキサンの製造方法
JPS6257657B2 (ja)
JP6390473B2 (ja) 両末端変性されたシラシクロブタン開環重合物及びその製造方法
JP5163470B2 (ja) 安定性の向上した硬化性組成物およびその製造方法
JP2013185147A (ja) 両末端官能基含有オルガノポリシロキサン及びその製造方法
JP4771737B2 (ja) ポリビニルエーテル部分とオルガノポリシロキサン部分とを有するポリマーの製造方法
KR101621576B1 (ko) 옥세타닐기를 갖는 규소 화합물의 제조 방법
US9359386B1 (en) Silanes and silicones with distinct hydrophilic and oleophobic substitution
WO2022264866A1 (ja) フラニル基含有オルガノポリシロキサン及びその製造方法
WO2024106212A1 (ja) アミノアルキルアルコキシジシロキサン化合物およびアミノアルキルアルコキシオリゴシロキサン化合物を含む組成物ならびにその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5893798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250