JP2019521213A - オキサミド官能性シロキサンの製造方法 - Google Patents

オキサミド官能性シロキサンの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、(A)一般式(I)のシロキサン:【化1】を、(B)シロキサンであって、(B1)一般式:HO[SiR2O]tH(II)の直鎖状シロキサン、および(B2)一般式:(SiR42O)s(III)の環式化合物[式中の基および指数は請求項1に記載の定義を有する]から選択されるシロキサンと、(C)触媒の存在下で反応させることによる、オキサミド−官能性シロキサンの製造方法に関する。

Description

本発明はオキサミド官能性シロキサンの製造方法に関する。
オキサミド官能性ポリシロキサンは多くの適用分野で使用することができるが、特に、例えばEP−A1963404に記載されているような熱可塑性シロキサンのブロックコポリマーの製造のために使用することができる。そのようなオキサミド官能性シロキサンの製造は原則として知られていて、US−A2007/0149745に記載されている。この場合、様々な方法によって調製することができるビスアミノアルキル−官能性シロキサンが出発品として使用される。これらのビスアミノアルキル官能性シロキサンは過剰に存在しているシュウ酸ジアルキルと反応させて所望の置換されたアミノ−オキソ−アセテート−官能性シロキサン(下記で単純にオキサミド官能性シロキサンと称する)が得られる。これらの生成物の更なる転換のために、反応混合物中に存在するシュウ酸ジアルキルの過剰分は通常は除去される必要もあり、それはここでは特に減圧蒸留によって遂行される。記載された方法においてはいくつかの不利な事がある。例えば、オキサミド官能性シロキサンの官能化の程度は、出発物質として使用されるビスアミノアルキルシロキサンの官能化の程度に第一に依存するが、それは相当な努力を伴っても>99%の官能性でしか製造することができない。さらに、二次反応を回避するために、添加されたシュウ酸ジアルキルは比較的大きく過剰に使用することが必要であり、これは多少有毒であるシュウ酸ジアルキルの反応していない部分の複雑で高価な除去につながる。第三の本質的な難点は、市販のシュウ酸ジアルキル、例えばシュウ酸ジエチルなどが、ビスアミノ−官能性シロキサンとの反応で、非常に強く着色した製品をもたらす不純物も含み、これはさらなる使用が光学上透明で無色の製品を必要とする場合、追加の工程で苦労して脱色しなければならない。さらなる難点は、高分子量のオキサミド官能性シロキサンの製造において、相応に高分子量のアミノシリコーン前駆体を使用しなければならず、その高粘度は、特に反応装置の充填を行う場合に長時間の充填につながり、したがって中断時間が長時間になり、これら製品の製造コストを不必要に増加させる。異なる鎖長のオキサミド官能性シロキサンを製造するために、相応のアミノシロキサン前駆体の入手可能性も同様に必須である。
したがって、可能な限り単純かつ迅速な方法で、高い官能化の程度を有する高純度のオキサミド官能性ポリジメチルシロキサンを得るための単純な経路が模索された。
驚くべきことに、アミド基およびエステル基などの化学的に反応性な基の存在にもかかわらず、所望のオキサミド官能性ポリジメチルシロキサンは、酸または塩基による触媒作用を受ける(catalyzed)平衡反応によって製造することができ、この平衡反応に触媒作用をもたらすのにはほんの小量の触媒で十分であることが見出された。
本発明は、
(A)一般式(I)のシロキサン:
Figure 2019521213
を、
(B1)一般式:
HO[SiRO]H(II)
の直鎖状シロキサン、および
(B2)一般式:
(SiR O)(III)
の環式化合物
[式中、
Rは、同一または異なる、水素原子または一価の、置換されていてもよい、SiC−結合炭化水素基を示し、これらはヘテロ原子、好ましくは酸素原子によって中断されていてもよく、
は、同一または異なる、一価の、置換されていてもよい、SiC−結合炭化水素基を示し、これらはヘテロ原子、好ましくは酸素原子によって中断されていてもよく、
Yは、同一または異なる、二価の、置換されていてもよい炭化水素(hydorcarbon)基を示し、これは酸素原子によって中断されていてもよく、
は、同一または異なる、水素原子、一価の、置換されていてもよい炭化水素基を示し、これは酸素原子によって中断されていてもよく、
は、同一または異なる、水素原子、Si−結合ハロゲン原子、Si−結合水酸基、または一価の、置換されていてもよい、SiC−結合炭化水素基を示し、これらはヘテロ原子、好ましくは酸素原子によって中断されていてもよく、
は、同一または異なる、水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、
mは、0または整数、好ましくは0または1〜10の整数、特に好ましくは0であり、
sは、3〜10の整数、好ましくは4または5であり、かつ
tは、1を超える整数、好ましくは8〜150の整数を示す]
から選択された(B)シロキサンと、
(C)触媒の存在下で
反応させることによる、アミノ−オキソ−アセテート−官能性オルガノシロキサンの製造方法を提供する。
発明の具体的説明
炭化水素基Rの例は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、1−n−ブチル−基、−2−n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基などのアルキル基;n−ヘキシル基などのヘキシル基;n−ヘプチル基などのヘプチル基;n−オクチル基などのオクチル基および2,2,4−トリメチルペンチル基などのイソオクチル基;n−ノニル基などのノニル基;n−デシル基などのデシル基;n−ドデシル基などのドデシル基;n−オクタデシル基などのオクタデシル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基およびメチルシクロヘキシル基シクロアルキル基;ビニルなどのアルケニル基、1−プロペニルおよび2−プロペニルの基;フェニル基、ナフチル基、アントリル基およびフェナントリル基などのアリール基;o−、m−、p−トリル基などのアルカリール(alkaryl)基; キシリル基およびエチルフェニル基;またはベンジル基などのアラルキル基、またはα−およびβ−フェニルエチル基である。
置換された炭化水素基Rの例は、クロロメチル基、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピル、3,3,3−トリフルオロプロピルなどのハロゲン化炭化水素基、および5,5,5,4,4,3,3−ヘプタフルオロペンチル基、ならびにクロロフェニル基;ヒドロキシプロピル基などのヒドロキシアルキル基;またはグリシジルオキシプロピル基などのエポキシド基である。
基Rは、好ましくは、ハロゲン原子または水酸基によって置換されていてもよい1〜20個の炭素原子を有する一価の炭化水素基を示し、特に好ましくは1〜6個の炭素原子を有する炭化水素基、特に1〜6個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基、特に好ましくはメチル基、エチル基、またはプロピル基、特にメチル基を示す。
基Rの例は基Rについて指定された基である。
基Rは、好ましくは、ハロゲン原子または水酸基によって置換されていてもよい、1〜20個の炭素原子を有するSiC−結合炭化水素基、特に好ましくは1〜6個の炭素原子を有する炭化水素基、特に1〜6個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基、特にメチル基、エチル基、またはプロピル基、特にメチル基である。
基Rの例は、基Rについて指定された基、同様に炭素原子によって結合したポリアルキレングリコール基である。
基Rは、好ましくは炭化水素基、特に好ましくは1〜6個の炭素原子を有する炭化水素基、特にメチル基、エチル基またはプロピル基である。
基Rの例は基Rについて指定された基である。
基Rは、好ましくは、ハロゲン原子または水酸基によって置換されていてもよい、1〜20個の炭素原子を有するSiC−結合炭化水素基、特に好ましくは1〜6個の炭素原子を有する炭化水素基、特に1〜6個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基、特にメチル基、エチル基、またはプロピル基、特に好ましくはメチル基である。
製造方法により、基Rは、Si−結合ハロゲン原子、好ましくは塩素原子またはSi−結合ヒドロキシラジカルの意味も有し得る。製造方法により、好ましくはシロキサン(B2)は、シロキサン(B2)の総重量に基づいて、重量比で最大500ppmの量の水酸基と等しい基Rを含む。
基Yの例は脂肪族、飽和または不飽和の、直鎖状または分岐状の基であり、それらはハロゲン原子によって置換されていてもよい。
基Yは、好ましくは特にフッ素または塩素によって置換されていてもよい、3〜6個の炭素原子を有するアルキレン基である。基Yは好ましくはプロピレン基またはブチレン基、特にプロピレン基である。
基Rの例は基Rについて指定された基である。
基Rは、好ましくはCNまたはハロゲンによって置換されていてもよい水素原子または炭化水素基、特に好ましくは1〜6個の炭素原子を有する水素原子または直鎖状アルキル基、特に水素原子、メチル基またはエチル基、特に好ましくは水素原子である。
本発明に従い使用されるシロキサン(A)の例は、
Et−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe10−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe10−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe10−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Me、
Et−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Me、
Et−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−[OSiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Me、
Et−O−CO−CO−NH−C−SiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Et、および
Me−O−CO−CO−NH−C−SiMe−O−SiMe−C−NH−CO−CO−O−Meであり、
Meはメチルラジカルを表し、かつEtはエチル基を表す。
式(I)中に示されていないが、本発明に従い使用されるシロキサン(A)は、製造方法により、分岐のモル分率、即ちTおよび/またはQ単位を含んでいてもよく、即ち、Rが、好ましくは最大1%程度、特に好ましくは最大1000ppmのシロキサニル(siloxanyl)基の意味を有する場合、特に分岐を一切含まない。
本発明に従い使用されるシロキサン(A)は、好ましくは10〜100℃の間の温度、および1013hPaの圧力で液体、特に好ましくは10〜50℃の間、および1013hPaの圧力で液体のものである。
本発明に従い使用されるシロキサン(A)は、好ましくは100未満、特に好ましくは10未満のAPHA色数を有している。
本発明に従い使用されるシロキサン(A)は、シリコン化学において一般的な方法によって調製することができる。
この場合、シロキサン(A)は、製造方法によりアミノ−オキソ−アセテート−官能性シラノールなどの不純物と共に混合物中に存在していてもよい。本発明に従い使用されるシロキサン(A)は好ましくは、90重量%の純度、特に好ましくは>99重量%の純度、特に純度>99.5重量%の純度を有している。
本発明の文脈では、APHA番号は、好ましくはHach−LangeからのLICO 500機器を用いて、DIN ISO 6271−2に従い決定される。ここで、測定されたAPHA値は、測定された製品の色だけでなく濁度の値も追加的に含む。
本発明に従い使用されるシロキサン(B1)の例は、
(HO)MeSiO[SiMeO]45SiMe(OH)、
(HO)MeViSiO[SiMeO]30SiMeVi(OH)、および
(HO)MeSiO[SiMeO]15[SiMeVi]OSiMe(OH)であり、
Meはメチル基、Etはエチル基、およびViはビニル基を示す。
本発明に従い使用される成分(B1)は好ましくは脂肪族置換基を有する直鎖状シロキサンである。
本発明に従い使用される成分(B1)は、各場合に25℃で測定された、好ましくは5〜10000mPas、特に好ましくは10〜400mPas、特に好ましくは15〜150mPasの粘度を有する。
この場合粘度は、DIN 53019に従い決定される。
本発明に従い使用されるシロキサン(B1)は、製造方法により、分岐のモル分率、即ちTおよび/またはQ単位を、好ましくは最大1%、特に好ましくは最大1000ppmの程度含んでいてもよく、特に分岐を一切含まない。
さらに、シロキサン(B1)は、製造方法により、水などの不純物と共に混合物中に依然として存在していてもよい。本発明に従い使用されるシロキサン(B1)は好ましくは、80重量%の純度、特に好ましくは>90重量%の純度、特に>99重量%の純度を有している。
オルガノシリコン化合物(B1)は、市販品であるかまたは、シリコン化学において一般的な方法によって調製することができる。
本発明に従い使用されるシロキサン(B2)の例は、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンおよびそれらの混合物である。
本発明に従い使用される成分(B2)は、好ましくはオクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、およびデカメチルシクロペンタシロキサン、特に好ましくはオクタメチルシクロテトラシロキサンである。
本発明に従い使用されるシロキサン(B2)は、製造方法により、分岐のモル分率、即ちTおよび/またはQ単位を、好ましくは最大1%、特に好ましくは最大1000ppmの程度含んでいてもよく、特に分岐を一切含まない。
オルガノシリコン化合物(B2)は、市販品であるかまたは、シリコン化学において一般的な方法によって調製することができる。
本発明による方法では、直鎖状シロキサン(B1)、環式化合物(B2)またはそれらの混合物は、成分(B)として使用される。成分(B)は好ましくは直鎖状シロキサン(B1)である。
本発明による方法におけるシロキサン(B)と成分(A)の間の質量比は、広範囲で変化することができ、主に本発明による方法によって製造することを意図した化合物の所望の分子量によって決定される。
本発明による方法では、成分(B)は、各場合に1重量部の成分(A)に基づいて、好ましくは10〜200重量部、特に好ましくは30〜150重量部の量で使用される。
使用する触媒(C)は、強酸または強塩基など、今までに記載されてきた平衡法で使用することができるものと同一の触媒であってもよい。使用する触媒(C)は、方法の状態において固体状、または液体状でも存在していてもよい。
触媒(C)は、好ましくはHCl、硫酸、スルホン酸、または塩化ホスホニトリル(PNCl2)などの強酸またはそのオリゴマー、またはポリマー類似体、あるいはNaOH、KOH、CsOH、RbOH、水酸化アンモニウムなどの強塩基、あるいはt−Bu−P4塩基(Schwesinger塩基)などのホスファゼン塩基である。
触媒(C)は、好ましくはホスファゼン塩基または塩化ホスホニトリル(PNCl2)などのリン含有触媒である。
触媒(C)は、各場合に成分(A)および(B)の合計重量に基づいて、重量比で10〜10000ppm、特に好ましくは重量比で10〜2000ppmの量で使用される。
本発明による反応が完了した後に触媒(C)、は最終製品の種類、使用量、使用の意図によって、中和形態または非中和形態で最終製品中に残っていてもよく、あるいは例えば酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどの塩基性酸化物あるいは炭酸塩または炭酸水素塩などの塩基性塩上の吸着によって既知の方法によって中和することができ、ろ過で取り出す(filtered off)ことができる。
本発明による方法は溶媒(D)の存在下または不在下で行うことができる。溶媒(D)を使用する場合、それらは、好ましくは非プロトン性溶媒、特に好ましくは0.1MPaで80〜160℃の沸点範囲を有している非プロトン性溶媒または溶媒混合物である。溶媒の指定は、すべての反応成分がその中に可溶性でなければならないことを示さない。溶媒(D)の存在は、とりわけ所望の最終製品の粘度を低下させる目的としての役割を果たし、こうすることでこれが技術的な手法によってより容易に搬送されてポンプで汲まれるかもしれない。
場合により使用する非プロトン性溶媒(D)の好ましい例は、ヘキサン、ヘプタンまたはデカンなどの脂肪族炭化水素、トルエンまたはキシレンなどの芳香族炭化水素、およびテトラヒドロフラン(THF)などのエーテル、ジエチルエーテルおよびメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)である。
本発明による方法において溶媒(D)を使用する場合、好ましくは、量は反応混合物の十分な均質化を確保するのに十分でなければならない。
本発明による方法において溶媒(D)を使用する場合、それらは各場合に使用される全ての成分の合計重量に基づいて、好ましくは20〜80重量%、特に好ましくは20〜50重量%の量で使用される。本発明による方法において好ましくは、溶媒(D)は使用されない。
本発明による方法では、使用される物質の合計量中の成分(A)〜(D)の比率は、好ましくは少なくとも90重量%、特に好ましくは少なくとも95重量%である。
本発明による方法では、成分(A)〜(D)および製造条件によるそれらの不純物(存在する場合)以外にはそれ以上の成分が使用されないことが好ましい。
本発明による方法での好ましい実施態様において、式(I)(Rはメチル基であり、Rは水素原子であり、mは0または1〜10の整数であり、Yは−C−であり、かつRはエチル基である)の(A)シロキサンは、式(II)(Rはメチル基であり、tは25〜40の整数である)の(B1)直鎖状シロキサンと、触媒(C)の存在下で反応させる。
本発明による方法でのさらに好ましい実施態様において、式(I)(Rはメチル基であり、Rは水素原子であり、mは0または1〜10の整数であり、Yは−C−であり、かつRはメチル基である)の(A)シロキサンは、式(II)(Rはメチル基であり、tは25〜40の整数である)の(B1)直鎖状シロキサンと、触媒(C)の存在下で反応させる。
本発明による方法でのさらに好ましい実施態様において、式(I)(Rはメチル基であり、Rは水素原子であり、mは0または1〜10の整数であり、Yは−C−であり、かつRはエチル基である)の(A)シロキサンは、式(II)(Rはメチル基であり、tは100〜150の整数である)の(B1)直鎖状シロキサンと、触媒(C)の存在下で反応させる。
本発明による方法でのさらに好ましい実施態様において、式(I)(Rはメチル基であり、Rは水素原子であり、mは0または1〜10の整数であり、Yは−C−であり、かつRはエチル基である)の(A)シロキサンは、式(II)(Rはメチル基であり、tは25〜40の整数である)の(B1)直鎖状シロキサンと、式(III)(Rはメチル基であり、sは4〜6の整数である)の(B2)環式シロキサンとの混合物と、触媒(C)の存在下で反応させる。
本発明による方法で使用される成分は、各場合において、この種の成分の1種でもよく、同様に少なくとも2種の特定の成分の混合物であってもよい。
本発明による方法では、使用される反応物は任意の従来の知られた方法で互いに混合させることができる。成分(A)、(B)、(C)、および場合により(D)を混合する順序は重要ではないものの、好ましくは触媒(C)を他の成分の混合物に最後に添加することが最良の実行であることが証明された。この場合、触媒(C)は、特に触媒(C)の正確な計量添加を容易にするために、溶媒(D)または成分(A)もしくは(B)のうちの一つ、好ましくは成分(B)にプレミックスとしても添加することができる。
本発明による方法は、この場合、好ましくは保護ガス、例えば窒素またはアルゴンなど、特に好ましくは窒素下で行われる。
本発明により方法を行なうために好適な反応装置の選択は、使用される反応物の粘度および期待される製品の粘度によって本質的に決定される。伝統的な撹拌槽に加えて、高分子量の製品の場合にはさらに、方法を実施するためにとりわけ混練機を使用することも可能である。
本発明による方法は、好ましくは0〜250℃の間、特に好ましくは40〜150℃の間、特に好ましくは50〜120℃の間の温度で行われる。本発明による方法は、好ましくは1hPa〜2000hPaの間、特に好ましくは1hPa〜1100 hPaの間、特に1〜100hPaの間の圧力で行われる。
反応が完了した後に、このように得られた生成物混合物は、それ自体が知られた様式で処理される。本発明による方法で潜在的に形成された縮合物、例えば水または環式シロキサンは、好ましくは高温および/または減圧下で除去される。
本発明に従い得られた生成物混合物中に潜在的に残留する環式シロキサン生成物の量は、好ましくは1重量%未満、特に好ましくは0.5重量%未満、特に好ましくは0.1重量%未満である。特に、一般式(III)(n=3〜5)の低分子量の環式のシロキサンは先行技術から知られた温度および圧力にて、下流連続的または不連続的の真空蒸留にて除去することができる。
本発明による方法はバッチ式モードで行っても、半連続的にまたは完全に連続的に行ってもよい。
本発明による方法によって、官能性シロキサンは得られ、それは例えば羊毛、綿または織物などの繊維をコーティングするために使用するか、皮革製品をコーティングするためにか、あるいは機械装置において滑沢剤として使用することができる。さらに、本発明に従い製造した官能性シロキサンは、ポリマーの製造またはポリマーの変性においても使用することができる。
本発明に従い製造したシロキサンは、0〜100、特に好ましくは0〜20、特に好ましくは0〜10のAPHA色数を有する。
本発明に従い製造したシロキサンは、1000g/mol〜100000g/mol、特に好ましくは2500g/mol〜50000g/mol、特に好ましくは10000〜45000g/molの平均分子量(数平均)を有する。
最終製品の平均分子量(数平均)は、この場合、主に本発明に従い使用される反応物のそれぞれの比によって決定される。
本発明による方法は、単純かつ迅速に実行されるという利点があり、単純な出発物質を使用することができる。
本発明による方法は、特に濁度および黄色化がなく、アルキルオキサラートアミノアルキル−官能性シロキサン(オキサミド官能性シロキサン)が高純度で得られるという利点を有する。
本発明による方法は、すぐに利用可能な、好ましい、すぐに加工可能な反応物を使用することができるというさらなる利点を有する。
下記に記載された実施例において、反対の指示がない限り、部および百分率でのデータはすべて重量を指すものとする。さらに、すべての粘性データは25℃の温度および1s−1の剪断速度に関係する。反対の指示がない限り、下記の実施例は、大気圧、即ち約1010hPa、および室温、即ち約20℃で行われるか、または追加の加熱または冷却を行うことなく反応物を組み合わせる場合に、室温に調節される温度にて行われる。
以下の例は保護ガスとしての窒素の存在下で実施される。
実施例で指定された分子量は数平均分子量である。副産物の含有量および平均分子量はNMR分光法によって評価される。この場合、平均鎖長、残留Si−OH含有量、サイクル含有量および二量体副産物の含有量は、29Si−NMR分光法によって決定される。
粘度はAnton−Paarからのコーン−プレート粘度計によって測定された。
Meはメチルラジカルを示す。
次の反応物が使用される:
二量体1:
Figure 2019521213
二量体2:
Figure 2019521213
シロキサン1:
2408g/molの平均分子量および370ppmの水分を有する、ビスヒドロキシ−末端ポリジメチルシロキサンHO[SiMeO]32.3H。

シロキサン2:
802g/molの平均分子量および430ppmの水分を有する、ビスヒドロキシ−末端ポリジメチルシロキサンHO[SiMeO]10.6H。

シロキサン3:
10696g/molの平均分子量および220ppmの水分を有する、ビスヒドロキシ−末端ポリジメチルシロキサンHO[SiMeO]144.3H。

シロキサン4:
オクタメチルシクロテトラシロキサン(SiMeO)、蒸留済み、水分<40ppm。

触媒1:
(PNCl2)n、100%、直鎖状ポリ−塩化ホスホニトリル、CAS No.:1832−07−1、製品番号1996として米国、Wilmington NC、Silarから入手可能。

触媒2:
ヘキサン(0.8M)中1−tert−ブチル−4,4,4−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス[トリス(ジメチルアミノ)ホスホラニリデンアミノ]−2λ,4λ−カテナジ(ホスファゼン P4−t−Bu溶液)(ドイツ、Munich、Sigma−Aldrichからホスファゼン塩基P4t−Bu溶液の名称で市販されている)。
例1
500gのシロキサン1を、室温で15.0gの二量体1および52mgの触媒1と混合した。続いて、混合物を3時間、4mbarの圧力で90℃に加熱し、その後反応混合物は約1.5時間後に澄んで、透明であった。3時間後、混合物をさらに30分間100℃で加熱し、次に22℃に冷却し、通気した。次いで、1.0gの酸化マグネシウムを加え、混合物を20分間撹拌し、酸化マグネシウムを再び濾過し出した。これによって、3のAPHA番号、845mPasの粘度、15272g/molの平均分子量、および75ppmの残留Si−OH含有量を有する無色の、澄んだ、透明なビスエチルオキサラートアミノプロピル−官能性シリコーン油が得られた。
例2
500gのシロキサン1を、室温で15.0gの二量体1および52mgの触媒1と混合した。続いて、混合物を3時間、4mbarの圧力で90℃に加熱し、その後反応混合物は約1.5時間後に澄んで、透明であった。3時間後、混合物をさらに30分間100℃で加熱し、次に22℃に冷却し、通気した。次いで、1.0gの酸化マグネシウムを加え、混合物を20分間撹拌し、酸化マグネシウムを再び濾過し出した。これによって、2のAPHA番号、830mPasの粘度、15100g/molの平均分子量、および105ppmの残留Si−OH含有量を有する無色の、澄んだ、透明なビスエチルオキサラートアミノプロピル−官能性シリコーン油が得られた。
例3
500gのシロキサン3を、室温で5.0gの二量体1および60mgの触媒1と混合した。続いて、混合物を3時間、4mbarの圧力で90℃に加熱し、その後反応混合物は約1.5時間後に澄んで、透明であった。3時間後、混合物をさらに30分間100℃で加熱し、次に22℃に冷却し、通気した。これによって、2のAPHA番号、13Pasの粘度、45100g/molの平均分子量、および60ppmの残留Si−OH含有量を有する無色の、澄んだ、透明なビスエチルオキサラートアミノプロピル−官能性シリコーン油が得られた。
例4
250gのシロキサン1および250gのシロキサン4を、室温で15.0gの二量体1および60mgの触媒1と混合した。続いて、混合物を6時間、90℃に加熱し、その後反応混合物は約4時間後に澄んで、透明であった。6時間後、混合物をさらに180分間、4mbarの圧力にて130℃で加熱し、次に22℃に冷却し、通気した。次いで、1.0gの酸化マグネシウムを加え、混合物を20分間撹拌し、酸化マグネシウムを再び濾過し出した。これによって、4のAPHA番号、780mPasの粘度、14760g/molの平均分子量、および45ppmの残留Si−OH含有量を有する無色の、澄んだ、透明なビスエチルオキサラートアミノプロピル−官能性シリコーン油が得られた。残留シロキサンサイクルの含有量は1000ppm未満であった。
例5
500gのシロキサン1を、室温で15.0gの二量体2および52mgの触媒1と混合した。続いて、混合物を3時間、4mbarの圧力で90℃に加熱し、その後反応混合物は約1.5時間後に澄んで、透明であった。3時間後、混合物をさらに30分間100℃で加熱し、次に22℃に冷却し、通気した。次いで、1.0gの酸化マグネシウムを加え、混合物を20分間撹拌し、酸化マグネシウムを再び濾過し出した。これによって、3のAPHA番号、720mPasの粘度、14310g/molの平均分子量、および65ppmの残留Si−OH含有量を有する無色の、澄んだ、透明なビスエチルオキサラートアミノプロピル−官能性シリコーン油が得られた。
例6
500gのシロキサン1を、室温で15.0gの二量体1および200μlの触媒2と混合した。続いて、混合物を5時間、4mbarの圧力で90℃に加熱し、その後反応混合物は約2.0時間後に澄んで、透明であった。3時間後、混合物をさらに30分間100℃で加熱し、次に22℃に冷却し、通気した。これによって、2のAPHA番号、860mPasの粘度、15440g/molの平均分子量、および90ppmの残留Si−OH含有量を有する無色の、澄んだ、透明なビスエチルオキサラートアミノプロピル−官能性シリコーン油が得られた。
例7
1500gのシロキサン3を、室温で10.0gの二量体1および150mgの触媒1と混合した。続いて、混合物を6時間、2mbarの圧力で130℃に加熱し、その後反応混合物は約1.5時間後に澄んだ。続けて、混合物を2hpaの減圧下で22℃に冷却し、通気した。これによって、6のAPHA番号、19Pasの粘度、71400g/molの平均分子量、および70ppmの残留Si−OH含有量を有する無色の、透明なビスオキサミド−官能性シリコーン油が得られた。

Claims (9)

  1. (A)一般式(I)のシロキサン:
    Figure 2019521213
    を、
    (B)シロキサンであって、
    (B1)一般式:
    HO[SiRO]H (II)
    の直鎖状シロキサン、および
    (B2)一般式:
    (SiR O)(III)
    の環式化合物
    [式中、
    Rは、同一または異なる、水素原子または一価の、置換されていてもよい、SiC−結合炭化水素基を示し、これらはヘテロ原子によって中断されていてもよく、
    は、同一または異なる、一価の、置換されていてもよい、SiC−結合炭化水素基を示し、これらはヘテロ原子によって中断されていてもよく、
    Yは、同一または異なる、二価の、置換されていてもよい炭化水素基を示し、これは酸素原子によって中断されていてもよく、
    は、同一または異なる、水素原子、一価の、置換されていてもよい炭化水素基を示し、これは酸素原子によって中断されていてもよく、
    は、同一または異なる、水素原子、Si−結合ハロゲン原子、Si−結合水酸基、または一価の、置換されていてもよい、SiC−結合炭化水素基を示し、これらはヘテロ原子によって中断されていてもよく、
    は、同一または異なる、水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、
    mは、0または整数であり、
    sは、3〜10の整数であり、かつ
    tは、1を超える整数を示す]
    から選択されるシロキサンと、
    (C)触媒の存在下で
    反応させることによる、アミノ−オキソ−アセテート−官能性オルガノシロキサンの製造方法。
  2. 成分(B)が直鎖状シロキサン(B1)である、請求項1に記載の方法。
  3. 成分(B)が、成分(A)の1重量部に基づき、10〜200重量部の量で使用される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 触媒(C)がリン含有触媒である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 触媒(C)が、成分(A)および(B)の合計量に基づき、重量比で10〜10000ppmの量で使用される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記方法が保護ガス下で実施される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記方法が0〜250℃の間の温度で実施される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記方法が1hPa〜2000hPaの間の圧力で実施される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 製造されたシロキサンが、1000g/mol〜100000g/molの平均分子量(数平均)を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
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