JP2015516553A - 支持ローラ - Google Patents
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Abstract
Description
この図示された装置は、1つの支承ブロック9内において支承された支持ローラ1を備えており、
この支持ローラが、1つの中心軸線Aを有するローラ軸2、並びに、多数の転動体5、および、相応する外側リング3を備えており、この外側リングが、1つの金属製品または1つのロールとの接触状態にあることは可能である。
この金属製品またはこのロールを介して、転動体に作用する負荷、もしくは負荷の導入(Lasteinleitung)は、
直線状の力Fによって表現される。
この直線状の力は、例えば、1つの矯正機械内における矯正工程の結果であり、また、しかしながら同様に、単にこの金属製品の自重によって、結果として生じる。負荷の導入位置、もしくは負荷の導入点の位置は、一般的に、図示された垂直方向の位置に限定されない。
負荷は、同様に他の角度においても、1つの支持ローラに、もしくはこの支持ローラの周囲に作用することが可能である。
特に、ある時点において、頂上位置に存在する、1つの列の単に1つの転動体だけが最大に負荷される。
頂上位置における前記転動体は、外側リングにおける、導入される直線状の負荷に基づいて、相応する列によって引き受けられる負荷のほぼ50%に至るまで支持する。
円筒形のローラ軸と、
このローラ軸に対して同心的に(回転可能に)設けられた、中空円筒形の外側リングと、
前記ローラ軸と外側リングとの間に設けられた、多数の転動体(もしくは転動体列)とを備えている。
本発明に従い、前記ローラ軸は、(少なくとも部分的に、)このローラ軸の、(幾何学的な)中心軸線に対して離心的に設けられた中空室を備えており、
この中空室が、基本的に、前記ローラ軸の中心軸線と、支持ローラ、もしくは外側リングの周囲に対する1つの負荷の導入の1つの位置との間に配設可能である。
特に、1つの転動体に対して作用する負荷は、ローラ軸の長手軸線方向においてと同様に、このローラ軸の周囲方向内においても、より良く、隣接する転動体に分配される。支持ローラの耐用期間および動力学的な定格荷重は増大され、且つ、転がり軸受装置の磨耗が低下される。
特に、外側リングに対して作用する直線状の負荷は、ここで、より良く、転動体列の異なる転動体に分配される。
他方、装置の耐久性を最大にするために、極めて高い品質の、または、極めて耐摩耗性の転動体を使用することは同様に可能である。
このようなローラ装置は、一方では、本発明に従う支持ローラを、他方では、支持ローラを支承するための手段を備えている。このような手段は、少なくとも1つの支承ブロック(有利には、少なくとも2つの支承ブロック)を備えていることは可能である。
特に、ローラ軸は、基本的に固定された状態で(回転不能に)、前記手段または支承ブロックを介して支承されていることは可能である。
ローラ軸の準備の工程、
ローラ軸内への、離心的な穿孔の形成の工程、および、
支持ローラへの、ローラ軸、転動体、および1つの中空円筒形の外側リングの組み合わせの工程を備えている。
その際、転動体は、(列を成して)外側リングとローラ軸との間で、回転可能な支承部を形成する。
図2は、1つの、支承ブロック90内において支承された支持ローラ10を図示している。
図1内において図示された支持ローラ1と同じように、この支持ローラ10は1つのローラ軸20、1つの外側リング30、並びに、この外側リング30とローラ軸20との間に設けられている転動体50を備えている。これら転動体は、有利には、複数の(互いに並列して位置している)列内において設けられている。このローラ軸20は、その際、1つの中心軸線Aを備えており、この中心軸線Aの上方に、1つの中空室70が設けられている。
有利には、この中空室70は、(中心軸線もしくはローラ軸線に対して垂直方向に)の、1つの円形の横断面を備えている。この横断面は、しかしながら同様に、長円形または多角形にも形成され得る。同様に、複数の中空室、または、平行に設けられた穿孔70も可能である。
本願発明は、中心軸線Aの上方に設けられている、中空室もしくは穿孔70に限定されない。むしろ、これら中空室もしくは穿孔70は、有利には、これら中空室もしくは穿孔が、基本的に、支持ローラ10に対する負荷の導入の位置と中心軸線Aとの間に設けられているように、設けられている。
1つのそのような負荷は、例えば、1つの他のロール、1つの他のローラ、または、1つの金属製品、特に矯正されるべき金属製品によって、支持ローラ10に対して作用可能である。
不均等な負荷の分布は、特に、矯正機械の領域内において生じる可能性がある。
2 ローラ軸
3 外側リング
5 転動体
9 支承ブロック
10 支持ローラ
20 ローラ軸
30 外側リング
50 転動体
70 中空室/穿孔
90 支承ブロック
a ローラ軸の中心軸線
A ローラ軸の中心軸線
D 中空室/穿孔の直径
F 力/支持ローラの周囲に対する負荷の導入
M 穿孔の中心軸線
W 負荷の導入位置の方向内における、支持ローラの最も小さな壁厚
特許文献1は、静液圧的な支持要素を備える支持ロールを有する、ロールスタンドを記載している。
特許文献2から、特に、炉で加熱された、金属的なストリップ材料、鋼から成る鋳込みストランド、およびその種の他の物の搬送のための、ローラテーブルローラが公知である。
この図示された装置は、1つの支承ブロック9内において支承された支持ローラ1を備えており、
この支持ローラが、1つの中心軸線Aを有するローラ軸2、並びに、多数の転動体5、および、相応する外側リング3を備えており、この外側リングが、1つの金属製品または1つのロールとの接触状態にあることは可能である。
この金属製品またはこのロールを介して、転動体に作用する負荷、もしくは負荷の導入(Lasteinleitung)は、
直線状の力Fによって表現される。
この直線状の力は、例えば、1つの矯正機械内における矯正工程の結果であり、また、しかしながら同様に、単にこの金属製品の自重によって、結果として生じる。負荷の導入位置、もしくは負荷の導入点の位置は、一般的に、図示された垂直方向の位置に限定されない。
負荷は、同様に他の角度においても、1つの支持ローラに、もしくはこの支持ローラの周囲に作用することが可能である。
特に、ある時点において、頂上位置に存在する、1つの列の単に1つの転動体だけが最大に負荷される。
頂上位置における前記転動体は、外側リングにおける、導入される直線状の負荷に基づいて、相応する列によって引き受けられる負荷のほぼ50%に至るまで支持する。
円筒形のローラ軸と、
このローラ軸に対して同心的に(回転可能に)設けられた、中空円筒形の外側リングと、
前記ローラ軸と外側リングとの間に設けられた、多数の転動体(もしくは転動体列)とを備えている。
本発明に従い、前記ローラ軸は、(少なくとも部分的に、)このローラ軸の、(幾何学的な)中心軸線に対して離心的に設けられた中空室を備えており、
この中空室が、基本的に、前記ローラ軸の中心軸線と、支持ローラ、もしくは外側リングの周囲に対する1つの負荷の導入の1つの位置との間に配設可能である。
特に、1つの転動体に対して作用する負荷は、ローラ軸の長手軸線方向においてと同様に、このローラ軸の周囲方向内においても、より良く、隣接する転動体に分配される。支持ローラの耐用期間および動力学的な定格荷重は増大され、且つ、転がり軸受装置の磨耗が低下される。
特に、外側リングに対して作用する直線状の負荷は、ここで、より良く、転動体列の異なる転動体に分配される。
他方、装置の耐久性を最大にするために、極めて高い品質の、または、極めて耐摩耗性の転動体を使用することは同様に可能である。
このようなローラ装置は、一方では、本発明に従う支持ローラを、他方では、支持ローラを支承するための手段を備えている。このような手段は、少なくとも1つの支承ブロック(有利には、少なくとも2つの支承ブロック)を備えていることは可能である。
特に、このローラ軸は、基本的に固定された状態で(回転不能に)、前記手段または支承ブロックを介して支承されていることは可能である。
ローラ軸の準備の工程、
ローラ軸内への、離心的な穿孔の形成の工程、および、
支持ローラへの、ローラ軸、転動体、および1つの中空円筒形の外側リングの組み合わせの工程を備えている。
その際、転動体は、(列を成して)外側リングとローラ軸との間で、回転可能な支承部を形成する。
図2は、1つの、支承ブロック90内において支承された支持ローラ10を図示している。
図1内において図示された支持ローラ1と同じように、この支持ローラ10は1つのローラ軸20、1つの外側リング30、並びに、この外側リング30とローラ軸20との間に設けられている転動体50を備えている。これら転動体は、有利には、複数の(互いに並列して位置している)列内において設けられている。このローラ軸20は、その際、1つの中心軸線Aを備えており、この中心軸線Aの上方に、1つの中空室70が設けられている。
有利には、この中空室70は、(中心軸線もしくはローラ軸線に対して垂直方向に)の、1つの円形の横断面を備えている。この横断面は、しかしながら同様に、長円形または多角形にも形成され得る。同様に、複数の中空室、または、平行に設けられた穿孔70も可能である。
本願発明は、中心軸線Aの上方に設けられている、中空室もしくは穿孔70に限定されない。むしろ、これら中空室もしくは穿孔70は、有利には、これら中空室もしくは穿孔が、基本的に、支持ローラ10に対する負荷の導入の位置と中心軸線Aとの間に設けられているように、設けられている。
1つのそのような負荷は、例えば、1つの他のロール、1つの他のローラ、または、1つの金属製品、特に矯正されるべき金属製品によって、支持ローラ10に対して作用可能である。
不均等な負荷の分布は、特に、矯正機械の領域内において生じる可能性がある。
2 ローラ軸
3 外側リング
5 転動体
9 支承ブロック
10 支持ローラ
20 ローラ軸
30 外側リング
50 転動体
70 中空室/穿孔
90 支承ブロック
a ローラ軸の中心軸線
A ローラ軸の中心軸線
D 中空室/穿孔の直径
F 力/支持ローラの周囲に対する負荷の導入
M 穿孔の中心軸線
W 負荷の導入位置の方向内における、支持ローラの最も小さな壁厚
Claims (15)
- 特に、金属製品の、圧延機設備、または、鋳造、輸送または矯正のための装置のための支持ローラ(1、10)であって、この支持ローラが、
基本的に、円筒形のローラ軸(2、20)と、
このローラ軸(2、20)に対して同心的に設けられた、中空円筒形の外側リング(3、30)と、
前記ローラ軸(2、20)と外側リング(3、30)との間に設けられた、多数の転動体(5、50)とを備える様式の上記支持ローラにおいて、
前記ローラ軸(20)が、少なくとも部分的に、このローラ軸の中心軸線(A)に対して離心的に設けられた中空室(70)を備えており、
この中空室が、基本的に、前記中心軸線(A)と、支持ローラ(1、10)の周囲に対する1つの負荷の導入(F)の1つの位置との間に配設可能であることを特徴とする装置。 - 中空室(70)は、ローラ軸(20)の中心軸線(A)に対して平行に、少なくとも、多数の転動体(5、50)の長さにわたって、及び/または、前記ローラ軸(20)の長さの少なくとも40%、有利には少なくとも80%にわたって延在していることを特徴とする請求項1に記載の支持ローラ。
- 中空室(70)は、穿孔(70)として形成されており、この穿孔が、基本的に、ローラ軸(20)の中心軸線(A)に対して平行に延在していることを特徴とする請求項1または2に記載の支持ローラ。
- 穿孔(70)の中心軸線(M)は、基本的に、負荷の導入位置とローラ軸(20)の中心軸線(A)との間に張り渡された面内において設けられていることを特徴とする請求項3に記載の支持ローラ。
- 穿孔(70)は、1つの直径(D)有しており、この直径が、ローラ軸(20)の半径の、50%と95%との間、有利には、75%と90%との間の値であることを特徴とする請求項3または4に記載の支持ローラ。
- 負荷の導入位置の方向内における、穿孔(70)の傍らで極めて少なく残留する、ローラ軸(20)の壁厚(W)は、
ローラ軸(20)の半径の、少なくとも5%、有利には少なくとも10%の値であることを特徴とする請求項3から5のいずれか一つに記載の支持ローラ。 - 負荷の導入位置の方向内における、穿孔(70)の傍らで極めて少なく残留する、ローラ軸(20)の壁厚(W)は、
ローラ軸(20)の半径の、最大で50%、および、有利には最大で25%の値であることを特徴とする請求項3から6のいずれか一つに記載の支持ローラ。 - 転動体(50)は、球形部材、または円筒形部材(50)として形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の支持ローラ。
- 外側リング(30)及び/または転動体(50)は、それぞれに、
ローラ軸(20)の直径の、20%と50%との間の、有利には、25%と40%との間の横断面厚さを有していることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の支持ローラ。 - 支持ローラは、更に、ローラ軸(20)と転動体(50)との間に設けられた、機械的な磨耗からのこのローラ軸(20)の保護のための、内側リングを備えていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の支持ローラ。
- 内側リングは、ローラ軸(20)の直径の20%より小さな、有利には10%より小さな、最大の横断面厚さを有していることを特徴とする請求項10に記載の支持ローラ。
- 特に、金属製品の、圧延機設備のための、または、鋳造、輸送または矯正するための装置のための、ローラ装置であって、このローラ装置が、
請求項1から11のいずれか一つに記載の支持ローラ(10)と、
有利には、1つの支承ブロック(90)を備える、支持ローラ(10)を支承するための手段とを備えていることを特徴とするローラ装置。 - ローラ軸(20)は、前記支承するための手段を介して、固定された状態で支承されていることを特徴とする請求項12に記載のローラ装置。
- 請求項1から13のいずれか一つに記載の、少なくとも1つの支持ローラ(10)またはローラ装置を備えることを特徴とする矯正機械、鋳造機械、または圧延機械。
- 請求項1から11のいずれか一つに記載の支持ローラ(10)を製造するための方法であって、この方法が、以下の工程、即ち、
ローラ軸(20)の準備、
ローラ軸(20)内への、離心的な穿孔(70)の形成、
支持ローラ(10)への、ローラ軸(20)、転動体(50)、および1つの中空円筒形の外側リング(30)の組み合わせ、その際、転動体(50)が外側リング(30)とローラ軸(20)との間で、回転可能な支承部を形成する、
を備えることを特徴とする方法。
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