JP2015514497A

JP2015514497A - ユーティリティーアイアン

Info

Publication number: JP2015514497A
Application number: JP2015506896A
Authority: JP
Inventors: ヒジンチョ，
Original assignee: CHO Hee Jin
Current assignee: CHO Hee Jin
Priority date: 2012-04-18
Filing date: 2013-04-17
Publication date: 2015-05-21
Also published as: US20150057097A1; KR101248587B1; WO2013157845A3; CN104220134A; WO2013157845A2

Abstract

【課題】ロフト角は小さくて、ライ角は相対的に大きくし、ヘッドの重量は大きく、シャフトの長さは相対的に短くて、ヘッドとゴルフボールの衝突による反撥力を高めると同時に、スイングの軌跡を減らして、正確な打撃とそれによる飛距離を伸ばすことができるユーティリティーアイアンを提供すること。【解決手段】ライ角が５８〜６４度、ロフト角が２０〜２８度、ヘッドの重量が２７０〜３００ｇ、シャフトの長さが３５〜３８ｉｎであることを特徴とするユーティリティーアイアン。【選択図】図２

Description

本発明はユーティリティーアイアンに関するもので、さらに詳しくは、より安定的に飛距離を伸ばすことができるユーティリティーアイアンに関するものである。

最近、産業の発達による生活の質が向上するにつれて、ゴルフが大衆的なスポーツとして認識されながら、中高年層を中心に運動及び余暇の目的としてゴルフが広く拡散されつつある。

このようなゴルフは、多様なゴルフクラブを利用してゴルフボールを少ない打数で所定大きさのホールカップの中に入れるゲームで、ホールカップまでの距離とグラウンドの状況によってクラブを選択して打撃をすることになる。

例えば、ティーグラウンド（Ｔｅｅｇｒｏｕｎｄ）では、ドライブを利用してゴルフボールを打撃して２００〜３００ｍの位置に飛ばしてフェアウェイに安着させ、落球された位置からホールカップまでの距離によって多様なアイアン及びウッドを選択してグリーンまでゴルフボールを打った後、グリーン内ではパターを利用してホールカップにゴルフボールを打撃して入れる。

この時、フェアウェイに落地されたゴルフボールとホールカップまでの距離によって多様なアイアン及びウッドを選択してゴルフボールを打撃することになる。この場合、自分の体形及び打撃習慣などによって適切なクラブを選択しなければならない。

図１は従来の多様なアイアンとウッドを利用して正確にゴルフボールを打撃した場合のゴルフボールの飛距離を示した図面で、図面に示したように、９番アイアンの場合、ゴルフボールが高く上がって飛距離が短い。一方、低い番号のアイアンほどゴルフボールが低く上がり、飛距離が長いということが分かる。

その理由は、高い順番のアイアンであるほど、ロフト角が大きくてゴルフボールをより容易に上げることができるからである。

ゴルフクラブの場合、各製造社ごとに若干の差はあるが、高い順番のアイアンであるほどロフト角とライ角が大きく、ヘッドの重量が大きいが、シャフトの長くは短くなる。

したがって、大部分のアマチュアたちはフェアウェイに安着されたゴルフボールをより容易に上げることによって、トッピング（Ｔｏｐｐｉｎｇ）の過ちを減らし、ヘッドの重量が重くて、衝撃による反撥力を高め、スイング角度が減少してフックまたはスライスの確率を減らすように高い順番のアイアンを主に用いたりする。

すなわち、高い順番のアイアンであるほど、ロフト角が大きくてゴルフボールを容易に上げることができ、ヘッドの重量が大きくて、衝撃による反撥力をが大きくなり、シャフトの長さが短くて、スイングの軌跡が減ることによって、ゴルフボールがヘッドの中心に当てやすい高い順番のアイアンを用いることになる。

しかし、上述したように、高い順番のアイアンの場合、ヘッドの重量が大きく、シャフトの長さが短いことから、順番の低いアイアンに比べて打点を正確に打て易いが、図１に示したように、ロフト角が大きいため、ゴルフボールの弾道が高くなって飛距離を伸ばしにくいという問題点があった。

また、高い順番のアイアンの場合、ロフト角だけでなくライ角も低い順番のアイアンに比べて比較的に大きいため、フラットによるフックの発生や、アップライトによるスライスの発生の虞が大きいという問題点もあった。

従って、このような問題点を解消するためには、低い順番のアイアンを選択してゴルフボールを打撃すべきであるが、低い順番のアイアンの場合、ロフト角とライ角が相対的に小さくて、ゴルフボールがヘッドの中心に正確に当たると飛距離を伸ばすことはできるが、ヘッドの重量が軽く、シャフトの長さが長くて、大部分のアマチュアたちは正確な打撃に困っており、結局、トッピング、フック及びスライスなどのたくさん過ちが発生するというる問題点がある。

本発明は上記のような諸問題点に鑑みて案出されたもので、ロフト角は小さくて、ライ角は相対的に大きくし、ヘッドの重量は大きく、シャフトの長さは相対的に短くて、ヘッドとゴルフボールの衝突による反撥力を高めると同時に、スイングの軌跡を減らして、正確な打撃とそれによる飛距離を伸ばすことができるユーティリティーアイアンを提供することにその目的がある。

上記のような目的を達するために、本発明によるユーティリティーアイアンは、ライ角が５８〜６４度、ロフト角が２０〜２８度、ヘッドの重量が２７０〜３００ｇ、シャフトの長さが３５〜３８ｉｎであることを特徴とする。

以上で説明したように、本発明によるユーティリティーアイアンによれば、ロフト角が相対的に減少して、ゴルフボールが高く上がらないようにすることによって、飛距離を伸ばすことができるという効果を奏する。

また、ライ角が相対的に大きくなって、フックまたはスライスが発生する虞を減らすことができる効果も奏する。

特に、ヘッドの重量が大きくなって、ゴルフボールとの衝撃による反撥力が増大されてゴルフボールの飛距離を相対的に伸ばすことができ、シャフトの長さが相対的に短くなって、スイングの軌跡が減ることになり、正確な打撃がより容易で、飛距離も伸ばすことができるという効果も奏する。

従来の多様なアイアンとウッドを利用して正確にゴルフボールを打撃した場合のゴルフボールの飛距離を示した図面である。本発明によるユーティリティーアイアンのヘッド部の正面図である。本発明によるユーティリティーアイアンのヘッド部の側面図である。本発明によるユーティリティーアイアンを利用した飛距離実験測定結果を示した図面である。本発明によるユーティリティーアイアンを利用した飛距離実験測定結果を示した図面である。

以下、本発明の好ましい実施例を添付された例示図面に基づいて詳しく説明する。

図２は本発明によるユーティリティーアイアンのヘッド部の正面図であり、図３は本発明によるユーティリティーアイアンのヘッド部の側面図である。

本発明によるユーティリティーアイアン１０は、ゴルフボールを打撃するヘッド部１２と、ゴルファーが手で把持するシャフト１４とで構成されている。

ここで、ヘッド部の重量は２７０〜３００ｇ、ロフト角は２０〜２８度、ライ角は５８〜６４度、シャフトの長さは３５〜３８ｉｎであることが好ましい。

従って、ヘッド部の重量が順番の低いアイアンに比べて相対的に大きいので、ゴルフボールとの衝突による反撥力が大きくてゴルフボールの飛距離が伸びる。

また、ロフト角が順番の高いアイアンに比べて相対的に小さいので、ゴルフボールが上へたくさん上がらないので、ゴルフボールの飛距離が伸びる。

また、ライ角が順番の低いアイアンに比べて相対的に大きいので、シャフトを横たえないで垂直に近く把持した状態でスイングしても良いので、フックまたはスライスが発生される虞が減る。

また、シャフトの長さが順番の低いアイアンに比べて相対的に短いので、スイングの軌跡が減ることによって、スイング時の搖れが減って、ヘッドの中心部にゴルフボールを正確に当てやすくなる。

＜実施例１＞
ヘッドの重量２８４ｇ、ロフト角２２度、ライ角は６２．５度、シャフトの長さは３６ｉｎであるユーティリティーアイアンを製作した。図３に示すように、ヘッドの形状は典型的なアイアン形状で、高弾性を与えるために、傾斜面（ＤｉｐＦａｃｅ）を有する通常のウッドやユーティリティー及びその形状が分けられる。

＜比較例１＞
アメリカＰＧＡ、ＬＰＧＡ選手たちの４年間平均データを適用した。このデータの中で、９番アイアンのスイング速度に合わせて本発明によるユーティリティーアイアンを比較した（［表１］及び［表２］参照）。

アメリカＰＧＡ選手たちの４年間クラブによる平均値

アメリカＬＰＧＡ選手たちの４年間クラブによる平均値

＜実施例１＞
上記のように、本発明による実施例１のユーティリティーアイアンを有し、韓国国民体育振興公団で４つのゴルフボールで各１０回ずつ打撃する実験を行った。その平均値は以下の表３〜表５、図４及び図５のように示した。

上記表４はＰＧＡ選手たちが９番アイアンを利用したスイング速度の平均値で、ゴルフボールを１０回ずつ打撃して得た実験値である。

上記表５はＬＰＧＡ選手たちが９番アイアンを利用したスイング速度の平均値で、ゴルフボールを１０回ずつ打撃して得た実験値である。

この時、スイングマシーンはユーティリティーアイアンを利用してゴルフボールを打撃する時、同じ条件（同じ室内温度、同じスイング速度及び同じ力）で行った。

すなわち、ＰＧＡ選手が９番アイアンを利用したスイング速度の平均値として、４つのゴルフボールを１０回ずつ打撃して実験を行い、また、ＬＰＧＡ選手が９番アイアンを利用したスイング速度の平均値として、４つのゴルフボールを１０回ずつ打撃して実験をそれぞれ実施した。

このように、本発明によるユーティリティーアイアンは、ゴルファーたちが主に用いる９番アイアンと同じ条件（スイング速度）で打撃実験を行った結果、表６及び表７のように、飛距離（ゴルフボールが地面に落ちるまでの距離）がＰＧＡ平均飛距離対比４１ヤード、ＬＰＧＡ平均飛距離対比４６ヤードが長いことが分かる。

以上のような本発明の実施例で説明した技術的思想はそれぞれ独立的に実施されることができ、互いに組み合わせて実施されることもできる。また、本発明は図面及び発明の詳細な説明に記載された実施例を通じて説明されたが、これは例示的なものに過ぎなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であればこれから多様な変形及び均等な他の実施例が可能である。従って、本発明の技術的保護範囲は添付された特許請求の範囲によって定められるべきである。

１０：ユーティリティーアイアン
１２：ヘッド
１４：シャフト

Claims

ヘッドが通常のアイアン形状（ウッドのようなＤｉｐＦａｃｅ形状は除く）を有し、ライ角が６１〜６３度、ロフト角が２０〜２６度、ヘッドの重量が２７０〜２９０ｇ、シャフトの長さが３５〜３７．５ｉｎであることを特徴とするユーティリティーアイアン。