JP2015504848A5 - - Google Patents

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Claims (64)

  1. 封入体からタンパク質を製造するための方法であり、
    封入体を含むタンパク質調製物を提供すること、
    封入体分散液を調製すること、および
    前記封入体分散液を圧力容器内で高圧に曝露し、それによって、前記封入体タンパク質を脱凝集およびリフォールディングすることを含む、前記方法。
  2. 前記封入体分散液が、非変性である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記封入体分散液が、高圧の不在下で封入体を可溶化するのに十分なカオトロープおよび/または界面活性剤を含まない、請求項2に記載の方法。
  4. 前記圧力容器の体積が、約5L以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記圧力容器の体積が、約10L以上である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記圧力容器の体積が、約50L以上である、請求項4に記載の方法。
  7. 前記タンパク質が、産業用酵素または治療用タンパク質である、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記タンパク質が、100mg/mL未満の溶解限度を有し、および/または、1つ以上のジスルフィド結合を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記治療用タンパク質が、ヒト用または獣医用治療のためのタンパク質である、請求項7また請求項8に記載の方法。
  10. 前記治療用タンパク質が、モノクローナル抗体であり、または、モノクローナル抗体配列を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記治療用タンパク質が、抗原結合領域または抗体Fc領域を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記治療用タンパク質が、インターロイキンまたはインターフェロンである、請求項9に記載の方法。
  13. 前記高圧が、約1000バールから約5,000バールである、請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記タンパク質が、脱凝集およびリフォールディングのために圧力窓内で高圧に曝露される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記タンパク質調製物が、約2時間から約30時間加圧される、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記分散液中の封入体粒子の大部分が、1時間あたり約10cm以下の沈降速度を有する、請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記封入体粒子の大部分が、1時間あたり5cm以下の沈降速度を有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記封入体粒子の大部分が、1時間あたり1cm以下の沈降速度を有する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記封入体粒子の大部分が、質量で、10μm以下のサイズを有する、請求項16に記載の方法。
  20. 前記封入体粒子の大部分が、質量で、5μm以下のサイズを有する、請求項16に記載の方法。
  21. 前記封入体粒子の大部分が、質量で、3μm以下のサイズを有する、請求項16に記載の方法。
  22. 前記封入体粒子の大部分が、質量で、約2.2μm以下のサイズを有する、請求項16に記載の方法。
  23. 前記封入体粒子が、本質的に、約5μm未満のサイズを伴う粒子から成る、請求項16に記載の方法。
  24. 前記封入体粒子が、本質的に、約2.2μm以下のサイズを伴う粒子から成る、請求項16に記載の方法。
  25. 分散前の前記封入体製剤が、相当な数の約20μmより大きい封入体粒子を含む、請求項1〜24のいずれかに記載の方法。
  26. 分散前の前記封入体調製物が、約30μmより大きい封入体粒子を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 分散前の前記封入体調製物が、約50μmより大きい封入体粒子を含む、請求項25に記載の方法。
  28. 封入体のサイズが、コールターパーティクルカウンターによって定義された、請求項1〜27のいずれかに記載の方法。
  29. 前記封入体分散液が、機械的せん断によって調製された、請求項1〜28のいずれかに記載の方法。
  30. 前記封入体分散液が、高圧均質化によって作られた、請求項29に記載の方法。
  31. 前記分散液の化学的性質が非変性界面活性剤、緩衝剤、塩、リフォールディング併用剤、増粘剤、または選択的排除性化合物の1つ以上を加えることで調節される、請求項1〜30のいずれかに記載の方法。
  32. 前記粒子のゼータ電位が、±10の範囲外になるよう調節される、請求項31に記載の方法。
  33. 前記粒子のゼータ電位が、±20の範囲外になるよう調節される、請求項31に記載の方法。
  34. 前記粒子のゼータ電位が、±30の範囲外になるよう調節される、請求項31に記載の方法。
  35. 選択的排除性化合物が、凝集を阻止する濃度で加えられる、請求項31〜34のいずれかに記載の方法。
  36. 前記選択的排除性化合物が、スクロース、ヘキシレングリコール、糖、グリセロールの1つ以上である、請求項35に記載の方法。
  37. 前記封入体分散液が、凍結/解凍に供される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記封入体分散液が、少なくとも1週間保管された後、高圧処理に供せられる、請求項36または請求項37に記載の方法。
  39. タンパク質の見かけ濃度が、高圧処理の間、タンパク質溶解限度未満に保たれる、請求項1〜38のいずれかに記載の方法。
  40. タンパク質の見かけ濃度が、約50mg/mL未満である、請求項39に記載の方法。
  41. タンパク質の見かけ濃度が、約30mg/mL未満である、請求項39に記載の方法。
  42. タンパク質の見かけ濃度が、約10mg/mL以下である、請求項39に記載の方法。
  43. タンパク質の見かけ濃度が、約5mg/mL以下である、請求項39に記載の方法。
  44. 封入体タンパク質が、プロテアーゼ切断部位を有する融合タンパク質であり、プロテアーゼ切断に十分なプロテアーゼと一緒に高圧に供せられる、請求項1〜43のいずれかに記載の方法。
  45. 前記融合タンパク質が、前記プロテアーゼを含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記プロテアーゼが、ペスチウィルスプロテアーゼである、請求項45に記載の方法。
  47. 前記圧力容器の水平軸が垂直軸の少なくとも2倍である、請求項1〜46のいずれかに記載の方法。
  48. 封入体からタンパク質を製造するための方法であり、
    封入体を含むタンパク質調製物を提供すること、
    前記封入体の分散液を、垂直軸よりも少なくとも2倍はある水平軸を有する圧力容器内で高圧に曝露し、それによって、前記封入体タンパク質を脱凝集およびリフォールディングすることを含む、前記方法。
  49. 10Lを超える圧力容器内でのタンパク質リフォールディングのための方法であり、
    (a)封入体調製物として、封入体を含むタンパク質調製物を提供すること;
    (b)高圧処理中の沈降速度が1時間あたり5cm未満になるように機械的せん断によって封入体の直径を縮小すること;
    (c)pH、イオン強度および誘電率の1つ以上に基づいてリフォールディング溶液の化学的性質を選択すること;
    (d)前記封入体タンパク質調製物を圧力容器内で高圧に曝露することを含む、前記方法。
  50. 前記圧力容器の体積が、約100〜約1000Lである、請求項49に記載の方法。
  51. 前記タンパク質が、治療用タンパク質または産業用酵素である、請求項49に記載の方法。
  52. 前記高圧が、約1000バール超〜約5,000バールである、請求項49に記載の方法。
  53. 前記封入体粒子の直径が、高圧曝露のために使用される溶液内で、沈降速度が1時間あたり1cm以下である粒子まで縮小または維持される、請求項49に記載の方法。
  54. 前記機械的せん断が、高圧均質化、微細流動装置、または固定オリフィスもしくは定圧処理機によって生成される、請求項49〜53のいずれかに記載の方法。
  55. 溶液の化学的性質が界面活性剤または増粘剤の添加によって調節される、請求項49に記載の方法。
  56. 前記タンパク質の見かけ濃度が、高圧処理の間、タンパク質溶解限度未満に保たれる、請求項49に記載の方法。
  57. 前記圧力容器が、水平に搭載され、この場合、圧力容器の水平軸が垂直軸の少なくとも2倍である、請求項49〜56のいずれかに記載の方法。
  58. 機械的せん断前の封入体調製物が、5〜500マイクロメータの範囲である概直径を有する粒子を少なくとも10%含む、請求項49〜57のいずれかに記載の方法。
  59. 機械的せん断後の前記タンパク質調製物が、本質的に、5μm未満の概直径を有する粒子から成る、請求項58に記載の方法。
  60. さらに、リフォールドしたタンパク質を精製することを含む、請求項49〜59のいずれかに記載の方法。
  61. さらに、皮下、筋肉内、または静脈内投与のために、前記タンパク質を製剤化することを含む、請求項60に記載の方法。
  62. 前記タンパク質が、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)で決定される通り、実質的にクロマトグラフィー上で純粋である、請求項60に記載の方法。
  63. 前記封入体タンパク質が、HIS−タグ、マルトース結合タンパク質、チオレドキシン、グルタチオン−s−トランスフェラーゼ、DsbA、gphD、FLAG、カルモジュリン結合タンパク質、strepタグII、ペスチウィルスプロテアーゼ、HA−タグ、Sofタグ1、Sofタグ3、c−myc、T7−タグ、S−タグ、NusA、キチン結合領域、キシナラーゼ10A、タバコエッチ病ウィルスおよびユビキチンから選択される融合パートナーを1つ以上伴う融合タンパク質として発現される、請求項49〜60のいずれかに記載の方法。
  64. 前記融合タンパク質が、プロテアーゼを含む、請求項63に記載の方法。
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