JP2015502291A - 固定された車両のウィンドウガラスに部品を接合するための成形要素 - Google Patents

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Abstract

車両のウィンドウガラス(90)に部品(80)を接合するための成形要素(10)は成形本体(20)を含み、成形本体(20)の第1の部分(40)は車両のウィンドウガラス(90)の端(92)に固定されることが可能であり、成形本体(20)の第2の部分(30)は、成形要素(10)に部品(80)を取り外し可能に固定する目的のためにラッチング凹部(50)を有し、ラッチング凹部(50)は成形要素(10)の長手方向の伸び(L)において延在し、かつラッチング凹部(50)内には部品(80)のリブ(82)がポジティブに及び/又は非ポジティブに固定されることが可能である。第1の機能位置(A)にある場合にラッチング凹部(50)の係合開口部(52)を閉鎖し、第2の機能位置(B)にある場合に係合開口部(52)を開放する、閉鎖要素(60、62、64)が成形本体(20)上に形成される。この目的のために閉鎖要素(60、62、64)は、成形要素(10)の長手方向の伸び(L)に沿ってラッチング凹部(50)の第1の側(S1)上で成形本体(20)に蝶着される。ラッチング凹部(50)の第1の側(S1)とは反対側の第2の側(S2)上で、閉鎖要素(60)はその第1の機能位置(A)において、成形本体(20)とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合される。

Description

本発明は、請求項1の前提部分による、車両のウィンドウガラスに部品を接合するための成形要素に関し、更に、請求項25による封止配置に関する。
自動車に関しては、車両のウィンドウガラスに部品を接合することがしばしば必要である。例えば、フロントガラスの下端において、フロントガラスを流れ落ちる水を収集して横に排出するように設計された水タンク又は水タンクカバーが通常は存在する。そのような水タンクカバーをフロントガラスに固定してこれを封止するために、車両フロントガラスに端において接合される成形要素が通常は使用され、この成形要素は水タンクカバーを取り外し可能に保持するラッチング溝を有する。水タンクカバーは、ラッチング溝によってポジティブに及び/又は非ポジティブに保持されるリブを備え、これにより、カバーは必要に応じて繰り返し取り外され元に戻されることが可能になる。
そのような成形要素のいくつかの実施形態が、例えば、独国特許出願公開第19961706A1号明細書、独国実用新案第20008555(U1)号明細書、独国実用新案第202008006986(U1)号明細書、又は独国実用新案第202008016217(U1)号明細書において開示されている。
そのような成形要素は、例えば、リアウィンドウの下端に水タンク又はウォータードレインが備えられる場合には、リアウィンドウにおいても使用され得る。そのような成形要素を、例えば、しっかりと取り付けられたサイドウィンドウに接合されなければならないドアフレーム、ウィンドウフレーム、トリムストリップ又はカバーなどの車体部品と組み合わせて使用することも同様に考えられる。
一般に押し出し成形を用いて生産されるこれらの成形要素は、長手方向の伸びと、これに垂直な、かつ対象となるウィンドウガラスの輪郭に適合する断面とを有する細長い成形ストリップである。フロントガラス上に搭載されるか又はフロントガラスに結合されるのに先立って、これらの成形要素は、ウィンドウガラスの端の特定の輪郭に適合するように曲げられなければならない。この工程において、比較的狭い公差要件を有するラッチング溝は、水タンクカバーを接合することが非常に困難な又は更には不可能な程度まで変形させられる可能性がある。特にU字型の成形要素がウィンドウガラスの端に対して押されなければならない場合、成形要素がウィンドウガラス上に搭載される際に同じ危険が存在する。
別の要因は、各成形要素が通常、ウィンドウが車両に取り付けられる前にウィンドウガラスの下端に接合されるということ、そして更に、ウィンドウガラスが通常、その脆弱性に起因して、その下端上に立った状態で輸送されるということである。成形要素内部の変形を防止することは、車両のウィンドウガラスの重量のみで実質的に不可能となり、従って後で水タンクカバーがラッチング溝内にラッチされる場合に問題が発生する。
従来技術の成形要素の別の欠点は、ウィンドウガラスが輸送又は保管されているときに埃の粒子がラッチング溝内に蓄積する場合、それらの成形要素が容易に汚れるということである。これらの粒子は更に水タンクカバーのラッチングを妨げる可能性があり、これは取り付け中の遅れや問題をたびたび発生させる。
これを改善するためにいわゆるケダーレール(keder rails)が使用され、これは成形要素のラッチング溝内に又はラッチング凹部内に中核部分を用いて一時的に挿入される。結果として成形要素は、車両のウィンドウガラスの製造、更なる処理、又は仕上げ中に、及び/又は輸送中に保護され、比較的脆弱なラッチング溝は変形させられることも汚れることもない。
そのようなケダーレールの周知の実施形態は、例えば、国際公開第WO2006002891(A2)号パンフレット、独国特許出願公開第102006038013(A1)号明細書、仏国特許出願公開第2945521(A1)号明細書、又は米国特許第7870958(B1)号明細書において開示されている。
ここでの欠点は、各成形要素について別個のケダーレール又は保護レールが生産され、車両のウィンドウガラス上に成形要素が搭載される前に成形要素内に挿入され、続いて隣接部品が車両に取り付けられる前に再び取り外されなければならないということである。この全てが余分な物流作業を発生させ、追加コストを伴う。その上、取り外されたケダーレール又は保護レールはリサイクルできないため、かなりの費用をかけて廃棄されなければならない。
更に、ケダーレールはしばしばラッチング溝又はラッチング凹部から取り外すのが困難であり、その理由は、成形要素がウィンドウガラスの端に沿って曲げられるため、及び水タンクカバーのリブのために通常はアンダーカットが作られるためである。結果として、ケダーレール内で中核部分がラッチされ又は締め付けられ、同様に曲げられたケダーレールを成形要素から取り外すために大量の力及び時間が必要とされる。その上、ねじ回し又はペンチなどの不適切な道具が使用される場合は特に、ケダーレールが取り外される際に成形要素が損傷する可能性がある。これも時間及び経費に関して追加の消費を生じさせる。
本発明の目的は、現状技術のこれら及びその他の欠点を克服すること、そして成形要素を汚れることから及び変型又は損傷から保護するような、車両のウィンドウガラスに部品を接合するための成形要素を作ることである。その上、安価にかつ単純な手法を使用して成形要素を生産することが可能でなければならず、また車両のウィンドウガラスへの部品の確実かつ迅速な接合が常に保証されなければならない。
本発明の主要な特徴は、請求項1及び請求項25の特徴部分で述べられている。実施形態は請求項2〜24の主題である。
車両のウィンドウガラスに部品を接合するための成形要素 − これは成形本体を有し、成形本体の第1の部分は車両のウィンドウガラスの端に固定されることが可能であり、成形本体の第2の部分は、成形要素に部品を取り外し可能に固定する目的のためにラッチング凹部を有し、ラッチング凹部は成形要素の長手方向の伸びにおいて延在し、かつラッチング凹部内には部品のリブがポジティブに及び/又は非ポジティブに固定されることが可能である − に関して、本発明は、ラッチング凹部を少なくとも部分的に閉鎖する閉鎖要素が成形本体上に形成されることを規定する。
本発明による成形本体上の閉鎖要素の形成は、車両のウィンドウガラスの端への成形要素の搭載中に、及び成形要素をすでに装備済みの車両のウィンドウガラスの輸送又は保管中に、ラッチング凹部が埃の侵入から常に確実に保護されるという利点を伴う。ウィンドウガラスが車両内に取り付けられた後、部品を所定の位置にラッチするために閉鎖要素が開かれるか又は取り外される場合、ラッチング凹部は塵又はその他の埃によって詰まっていないため、部品のリブが常に確実にラッチング凹部と係合することが可能である。
本発明による成形本体の別の主要な利点は、閉鎖要素がその閉鎖位置にある場合に成形本体を及び従ってラッチング凹部全体を安定化し支持するということである。従って、ラッチング凹部が閉鎖要素によって閉鎖されている限り、ラッチング凹部は変形も損傷もされず、これは別個のケダーレールを使用せずに達成される。
結果として、成形要素が搭載される前に、成形要素は従って、例えば車両のウィンドウガラスの輪郭に容易に適合するように曲げられることが可能である。ラッチング凹部の狭い公差要件は、閉鎖要素によって常に正確に遵守される。成形要素が車両のウィンドウガラスの端に搭載される時に、成形体がウィンドウガラスの端に対して大きな力を使用して押されなければならない場合でさえ、ラッチング凹部の間隙の寸法は成形要素の全長にわたって閉鎖要素によって保持される。
この全てにかかわらず、本発明による成形要素が取り付けられた車両のウィンドウガラスは、成形要素上にまっすぐに立った状態で輸送又は保管されることが可能である。ここでもまた、ラッチング凹部を閉鎖する閉鎖要素は、成形本体を変形又は損傷から確実に保護する。車両のウィンドウガラスが取り付けられたら、閉鎖要素が開かれて部品が迅速かつ好都合に取り付けられることが可能であり、なぜならラッチング凹部の公差寸法が成形体の全長にわたって非常に正確に遵守されるからである。
別個のケダーレール又は保護レールはもはや必要ない。別個のケダーレール又は保護レールは、成形要素内にそれらの要素の更なる処理及び/又は取り付けの前に手間をかけて組み込まれなければならず、続いて水タンクカバーが取り付け可能になる前に大量の力と労力を用いて再び取り外されなければならないが、これらが必要ないということは全て生産コストに関して有益な効果を有する側面である。実際に、組み立て及び処理ステップ全体を完全になくすことができるため、成形要素の取り扱いも大幅に単純化される。その上、取り外されたケダーレール又は保護レールの廃棄を経費をかけて行う必要ももはやなく、これも合計コストに関して有益な影響を同様に有する側面である。
結果として、本発明による成形本体が車両のウィンドウガラスの端に固定されたら、隣接部品がいつでも車両のウィンドウガラスに迅速かつ容易に接合されることが、その部品上に形成されたリブが成形本体のラッチング凹部内に閉鎖要素が開かれた後で挿入されることによって可能である。この場合、ポジティブ及び/又は非ポジティブな接続は、部品が常に確実かつ強固にウィンドウガラスに固定されること、及び、例えば車両の動作中に成形本体から又はウィンドウガラスから偶発的に外れることはもはやあり得ないということを保証する。
生産工学の見地から、閉鎖要素が成形要素の長手方向の伸びに沿って成形要素に接合されることは好ましい。これは成形要素を押し出し成形を用いて生産することを可能にし、これも生産コストに関して有益な影響を同様に有する。この場合、成形要素の長手方向の伸びは押し出し成形の方向と一致する。
本発明の重要な実施形態は、閉鎖要素が、第1の機能位置にある場合にラッチング凹部の係合開口部を閉鎖すること、及び第2の機能位置にある場合にこれを開放するということを規定する。第1の機能位置において閉鎖要素は、埃の侵入からラッチング凹部を保護すること、及び支持要素としての機能において、成形本体に作用する外力による変形からラッチング凹部を保護すること、という2つの機能を果たす。第2の機能位置では、対照的に、部品のリブが妨げられずにラッチング凹部に入ることができ、そこで成形本体とラッチすることが可能である。
有利には、閉鎖要素は、その平面が車両のウィンドウガラスの端に実質的に垂直に配向される平坦な要素である。これにより閉鎖要素はラッチング凹部を常に確実かつ強固に閉鎖することが可能である。その上、成形本体が車両のウィンドウガラス上に搭載済みである場合、閉鎖要素の平面は車両のウィンドウガラスとほぼ同じ平面内にあり、これにより、車両のウィンドウガラスと平行に成形要素に対して作用する力は、閉鎖要素によって常に確実に吸収されることが可能である。従って閉鎖要素は、その第1の機能位置において、ラッチング凹部を一時的に安定化する支持要素も構成する。対照的に、ラッチング凹部が − 道具を用いて又は部品のリブを用いて − 閉鎖要素の平面に垂直に侵入される場合、閉鎖要素は脇に押される。閉鎖要素はその第1の機能位置から第2の機能位置に移行し、リブがラッチング凹部内に確実に固定されることが可能になる。
閉鎖要素が迅速かつ確実に開かれ、第1の機能位置から第2の機能位置にいつでも移動させられるようにするために、本発明は、成形本体と閉鎖要素との間に形成される蝶番領域を提供する。この蝶番領域は、材料のテーパ化によって、例えばフィルム蝶番の形態で形成されてもよい。しかし、成形本体と閉鎖要素との間に位置する、かつ妥当な場合はより軟らかい又はより弾性のある異なる材料で作られる、移行領域を使用することも同様に考えられる。異なる材料が成形本体内で使用される場合、これは有利には共押し出し成形を用いて製造されてもよい。
実際には閉鎖要素は、成形本体に単一部品として接合されるか、又はさもなければ成形本体に一体的に結合される。結果として、1つの要素のみが製造されなければならず、これは生産コストに関して、及び関連する物流に関して非常に有益な影響を有する。特に、別個のケダーレールの手間のかかる取り外し及び廃棄はもはや必要ない。
成形本体に作用する力に関して成形要素が満たさなければならない要件に応じて、成形本体及び閉鎖要素は同じ材料で作られてもよく、又はさもなければ異なる材料が使用される。従って例えば、成形本体はより硬い材料からなってもよく、閉鎖要素はより軟らかい材料で作られてもよく、又はその逆であってもよい。ここでの重要な側面は、閉鎖要素が、その第1の機能位置において成形本体のための又はラッチング凹部のための十分な支持を常に提供できるということ、及び、開放手順の間に及び/又は部品のリブがラッチング凹部内に挿入される場合に、第2の機能位置に確実に移行するということである。
ここで本発明の重要な実施形態に従って、成形要素の長手方向の伸びに沿ってラッチング凹部の第1の側上で成形本体に蝶着される1つの単一の閉鎖要素が備えられる場合、有利である。閉鎖要素がその第1の機能位置にある場合、ラッチング凹部の第1の側とは反対側の第2の側上で、閉鎖要素は成形要素の長手方向の伸びに沿って成形本体とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合される。この安定しているにもかかわらず切り離し可能な接続のおかげで、閉鎖要素は、成形要素の曲げ又は搭載の間、及び車両のウィンドウガラスの輸送の間、しっかりと閉じられたままとなる。
成形要素と車両のウィンドウガラスとがしっかりと取り付けられたら、次にラッチング凹部がいつでも開かれることが、閉鎖要素と成形本体との間のポジティブな及び/又は非ポジティブな接続が切り離されて閉鎖要素がその第1の機能位置から第2の機能位置に移動させられることによって可能である。これは別個の道具を用いて行われてもよい。しかし閉鎖要素は部品のリブを用いて開かれてもよく、この場合、リブが閉鎖要素上に配置され、次にリブが内向きに押されたとき閉鎖要素がラッチング凹部内に押し込まれて閉鎖要素がその第2の機能位置に到達し、リブがラッチング凹部内でポジティブに及び/又は非ポジティブに固定される。
この実施形態の一変形は、第1の機能位置において閉鎖要素が、ラッチング凹部の第1の側とは反対側の第2の側上で、成形要素の長手方向の伸びに沿ってテーパ領域を介して成形本体に接合されることを規定する。このテーパ領域は、閉鎖要素をその閉鎖及び支持位置(第1の機能位置)に最初に保持し、一種の所定の切断点が作られるように寸法を定められる。閉鎖要素と成形本体との間の接続が切り離されるか又は壊されて開かれたら直ちに、閉鎖要素は第2の機能位置に移行し、水タンクカバーのリブがラッチング凹部内に固定されてもよい。
本発明の別の実施形態では2つの閉鎖要素が備えられ、ここで、成形要素の長手方向の伸びに沿って、第1の閉鎖要素がラッチング凹部の第1の側に蝶着され、第2の閉鎖要素がラッチング凹部の第1の側とは反対側の第2の側上で成形本体に蝶着される。結果として閉鎖要素全体が2つに分割されて、成形要素の押し出し方向の又は長手方向の伸びの両側に向けて開く。
閉鎖要素を第1の機能位置に固定又は保持するために、これらの閉鎖要素はポジティブに及び/又は非ポジティブに互いに係合される。しかしこの実施形態の一変形では、閉鎖要素は、所定の切断点であることが好ましいテーパ領域を介して互いに接合されてもよい。
成形要素と車両のウィンドウガラスとがしっかりと取り付けられたら、ラッチング凹部がいつでも開かれることが、閉鎖要素の間のポジティブな及び/又は非ポジティブな接続が切り離されて閉鎖要素が第1の機能位置から第2の機能位置に移動させられることによって可能である。これは別個の道具を用いて行われてもよい。しかし閉鎖要素は部品のリブを用いて開かれてもよく、この場合、リブが閉鎖要素の間の接続上に配置され、次にリブが内向きに押されたとき閉鎖要素がラッチング凹部内に押し込まれて各閉鎖要素がその第2の機能位置に到達し、リブがラッチング凹部内でポジティブに及び/又は非ポジティブに固定される。
本発明の別の重要な実施形態は、少なくとも1つの閉鎖要素が、第2の機能位置にある場合にラッチング凹部の内部に固定され得ることを規定する。このようにして、蝶番又は関節領域において閉鎖要素に対して作用する可能性がある復元力を効果的にかつ永続的に打ち消すことが可能である。
閉鎖要素(1つ又は複数)はまた、閉鎖要素が第2の機能位置にある場合に部品のリブのためのラッチング要素を有するか又は形成するように構成されることによって、部品のリブをラッチング凹部内に固定するために使用されてもよい。これは例えば、部品と車両のウィンドウガラスとの間の接続の安定性を更に向上させることを可能にする。
この状況においては、閉鎖要素自体がラッチング要素として機能してもよく、そして部品のリブとポジティブに及び/又は非ポジティブに係合してもよい。しかし加えて又は代替として、閉鎖要素は、第2の機能位置において部品のリブとポジティブに又は非ポジティブに係合する少なくとも1つのラッチング要素を有するか又は含んでもよい。
本発明の別の変形は、部品のリブのためのラッチング要素がラッチング凹部の内部に形成されることを規定する。これは別個の又は追加のラッチング要素であってもよい。しかし別個の又は追加のラッチング要素はまた、閉鎖要素上に備えられるラッチング要素と同一であってもよい。
本発明の有利な実施形態によれば、閉鎖要素のラッチング要素及び/又はラッチング凹部の内部に形成されるラッチング要素は、部品のリブに対するかかり(barb)を形成する。これは部品がいつでも迅速かつ好都合に取り付けられることを可能にし、なぜなら部品のリブがラッチング凹部内に比較的小さな抵抗を有して又は比較的小さな力を使用して挿入されることが可能になるからである。結果として、はるかに小さな力が成形要素に及び車両のウィンドウガラスとのその接続に対して作用し、従って部品が何度か取り外され再び取り付けられた後でさえ、成形体がウィンドウガラスから意図せずに外れることはもはやあり得ない。その上、車体に対する成形要素の複雑な支持はもはや必要なく、これは生産及び取り付けコストに関して有益である。更に、成形要素の支持体と車体とが互いに相対的に動く場合に発生するようなうるさい雑音はもはや発生し得ない。
本発明による成形要素の別の改良は、テーパ領域を介して成形要素の長手方向の伸びに沿って閉鎖要素が成形本体に接合されることを規定する。この場合、閉鎖要素(1つ又は複数)を第1の機能位置から第2の機能位置に枢動させる目的のための蝶番又は関節はもはや使用されない。むしろテーパ領域は所定の切断点を構成し、これは部品のリブがラッチング凹部内に挿入された場合に壊れて開き、従ってリブが成形本体とラッチすることを可能にする。
部品と車両のウィンドウガラスとの間に同一平面の移行部が形成されるようにするために、成形要素の第1の部分はL字型であるように構成され、ここで成形本体の第1の部分は、例えば接着剤層又は接着剤ビードを使用して車両のウィンドウガラスの下端に接着される成形脚を有する。この実施形態では、成形要素は車両のウィンドウガラスの下面に接着され、ここでL字型に起因して、成形要素は車両のウィンドウガラスの表面を超えて突出しない。
適用事例に又は顧客の要求によっては、成形要素の第1の部分がU字型であるように構成されることが有利な場合がある。この第1の部分は次に車両のウィンドウガラス上に配置され、ここで成形本体の脚は車両のウィンドウガラスの端領域を部分的に覆う。
車両のウィンドウガラスから部品に至る移行領域を確実に封止するために、本発明は更に、成形本体が封止リップを有するか又は含むことを規定する。この封止リップは、U字型の成形要素の内部にあってもよく、又はさもなければU字型の成形体の一方の脚上の突起として構成されてもよく、又はさもなければ、L字型の断面を有する第1の部分を有する成形要素が使用される場合、車両のウィンドウガラスと部品との間に滑らかで同一平面の移行部が形成されるように構成されてもよい。
本発明の別の実施形態では、成形本体内及び/又は閉鎖要素内の少なくともある部分において、少なくとも1つの補強挿入物が備えられる。結果として、成形要素の材料特性は個別に変えられてもよい。ここで成形本体と閉鎖要素との間の蝶番として、例えば金属挿入物などの補強挿入物を使用することが可能である。特に蝶番領域において、閉鎖要素が第1の機能位置から第2の機能位置に容易に移動することを可能にする、不織繊維、不織布などの形態の挿入物を備えることが同様に可能である。
本発明による成形要素を使用して、特に車両のウィンドウガラスの下部領域についての、車両のウィンドウガラスと部品との間の移行領域のための封止配置を作ることが可能であり、前記配置は別個のケダーレール又は支持レールの必要を完全になくす。それにもかかわらず成形要素は、一般に脆弱なラッチング凹部の領域内への埃の侵入から、及び損傷から確実に保護され、なぜなら成形本体上に形成される閉鎖要素が、ラッチング凹部の領域内に位置し、強い力にも容易に耐えることが可能な一種のキャビティ成形体を作るからである。対照的に、閉鎖要素がその第1の機能位置から第2の機能位置に移動させられることによって開かれる場合、取り付けられる部品はそのリブを用いて成形要素に迅速かつ確実にラッチされることが可能である。
本発明の追加の特徴、詳細、及び利点は、特許請求の範囲の本文から、及び以下の実施形態の説明から図面を参照して明らかになる。
部品を車両のウィンドウガラスに接合することを目的とする本発明による成形要素を下端に有する車両のウィンドウガラスの上面図である。 閉鎖要素を有し車両のウィンドウガラス上に取り付けられる、本発明による成形要素の断面図である。 図2の成形要素を、取り付けられた部品と共に示す。 押し出し成形の直後の図2の成形要素であり、閉鎖要素がラッチング凹部に対して外側に向けて開かれている。 補強挿入物を装備済みの、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図である。 2つに分割された閉鎖要素を有する、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図である。 図6の成形要素を、取り付けられた部品と共に示し、ここで部品はリブのみが示されている。 閉鎖要素とラッチング凹部内に形成されたラッチング要素とを有する、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図である。 閉鎖要素を有する、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図であり、ここでラッチング要素が閉鎖要素上に形成されている。 車両のウィンドウガラスに固定された図9の成形要素を、搭載された部品と共に示す。 車両のウィンドウガラスへのU字型の接続部と閉鎖要素とを有する、本発明による成形要素の更に別の実施形態の断面図であり、ここでラッチング要素はラッチング凹部内に配置されている。 車両のウィンドウガラスに固定された場合の図11の成形要素を、搭載された部品と共に示す。 車両のウィンドウガラス上に搭載された、本発明による成形要素の更に別の実施形態の断面図であり、この成形要素は、閉鎖要素と閉鎖要素のためにラッチング凹部内に形成されたラッチング手段とを有する。 図13の成形要素を、搭載された部品と共に示し、ここで閉鎖要素がラッチング凹部の内部のラッチング手段に固定されている。 車両のウィンドウガラス上に搭載された、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図であり、この成形要素は、補強挿入物の露出された部分を用いて成形本体上に蝶着された閉鎖要素を有する。 車両のウィンドウガラス上に取り付けられた、かつ閉鎖要素を有する、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図であり、ここで成形要素の成形本体と閉鎖要素とは異なる材料で作られている。 成形要素の成形本体にテーパ部分を介して接合された閉鎖要素を有する、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図である。 成形要素の成形本体にテーパ部分を介して接合された閉鎖要素を有する、本発明による成形要素の別の実施形態の断面図である。
図1は、車両のウィンドウガラス90、特に自動車(ここでは図示せず)のためのフロントガラスを示す。参照番号10によって全体として示される成形要素が、フロントガラス90の下端92に搭載される。この成形要素は、部品80(ここでは図示せず)を車両のウィンドウガラス90に接合する働きをする。車両のウィンドウガラス90は通常、成形要素と共にすでに予め組み立てられ、次に車体にしっかりと取り付けられ、好ましくは接着されて、引き渡される。部品80は、例えば、必要に応じて切り離されることも可能な強固で安定した接続が作られるようにリブ82(同様にここでは図示せず)を用いて成形要素10内にラッチされる、水タンクカバーであってもよい。
しっかりと取り付けられたウィンドウガラスに接合されなければならない、例えばドアフレーム、ウィンドウフレーム、トリムストリップ、又はカバーのような別の車体部品などのその他の部品80も、成形要素10を使用して車両のウィンドウガラス90に接合されてもよい。車両のウィンドウガラス自体は、フロントガラス、並びにサンルーフ、リアウィンドウ、又はサイドウィンドウであってもよい。
本発明による成形要素の第1の実施形態を図2に示す。この要素は、合わせガラスで作られたフロントガラス90を、一般にプラスチックで作られた水タンクカバー80に接合する働きをする。水タンクカバー80の上端83はフロントガラス90の一般に湾曲した下端92に隣接し、これによりフロントガラスを流れ落ちる水は外に排出される。図3に示すように、水タンク80の外面84はフロントガラス40の外面94と実質的に同一平面上にある。
成形要素10は好ましくは、押し出し成形工程によって作られる押し出し成形体である。得られる成形ストリップは、成形要素10の長手方向の伸びLと同一の押し出し方向Rにおいて延在する。長手方向の伸びLに垂直に、成形要素10は、例えば水タンクカバー80及び/又はフロントガラス90の寸法及び形状に応じた、特定の取り付け状況の要求に適合する断面を有する。
各成形要素10は、フロントガラス90の幅又は水タンクカバー80の幅に一致するように切断され、ウィンドウガラス90の裏側に、すなわち車両の内部に面して接着される。これは、例えばポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)などの、及び/又はこれらの組み合わせなどの、好適な硬さを有する1つ以上のプラスチック(熱可塑性プラスチック又は熱硬化性プラスチック)で作られる。しかし、例えばEPDMなどの、エラストマ又はゴム材料が使用されてもよい。
成形要素10の第1の部分40は、全体としてほぼL字型であるように構成される。車両のウィンドウガラス90に固定されるように、これは実質的に平坦な面23を有する成形脚21を有する。例えば熱活性型であってもよい両面接着テープの形態の接着剤層24が、面23上に貼付される。接着テープ24を有する成形脚21は、ウィンドウガラスの端92に沿って、車両のウィンドウガラス90の裏95に対して押され、これに接着される。加えて又は代替として、成形脚21は、接着剤ビードを使用してウィンドウガラス90に接着されてもよい。そのような接着剤ビード(ここでは図示せず)は成形脚21を部分的に覆ってもよい。
成形要素10は第2の部分30も有し、これは水タンクカバー80を取り外し可能に固定する目的のために、成形要素10の長手方向の伸びLにおいて延在するラッチング凹部50を有し、ここで水タンクカバー80は、成形要素10の長手方向の伸びLにおいて同様に延在する、かつラッチング凹部50内にポジティブに及び/又は非ポジティブに固定されることが可能な、リブ82を備える。図3からわかるように、水タンクカバー80が取り付けられた状態にある場合、リブ82は、長手方向の伸びLとほぼ垂直に、かつ水タンクカバー80の外面84と垂直に又はフロントガラス90の外面94と垂直に伸びる、方向R1において延在する。その上、車両のウィンドウガラス90と成形要素10と水タンクカバー80とは、水タンクカバー80の通常は弾性のリブ82が成形要素10のラッチング凹部50内に方向R1において挿入されることが可能であり、かつ反対方向R2におけるより大きな力を用いて成形要素10から取り外されることが可能であるように配置される。
ラッチング凹部50は、実質的にL字型、U字型、又はフック形状のスプリング脚54によって、及び成形要素10の第1の部分40と第2の部分30との間の移行部において形成される支持リブ56によって区切られる。この状況において、スプリング脚54の自由端55と支持リブ56とは、水タンクカバー80のリブ82のための係合開口部52を形成する。図2及び図3の描写において、スプリング脚54の自由端55は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿ってラッチング凹部50の第1の側S1上で伸び、支持リブ56は、成形要素の長手方向の伸びLに沿って第2の側S2上に位置し、第2の側S2は、係合開口部52に対して、ラッチング凹部50の第1の側S1の反対側に位置する。
ウィンドウガラス90の下端92と水タンクカバー80の内向き突出リブ82との間に、支持リブ56は、面57上で封止要素110を支持する締め付け又は支持要素を形成する。封止要素110は好ましくは、例えば熱可塑性エラストマ(TPE)又は気泡ゴムなどの可撓性材料で、あるいは例えばエラストマ又はゴム材料などの別の好適な材料で作られる。封止要素の舌端112は、車両のウィンドウガラス92を封止するためにその下端92上に載り、そして水タンクカバー80が取り付けられた後は、封止要素110の外面(詳細には図示せず)がウィンドウガラス90の外面94及び水タンクカバー80の外面84と同一平面上にあるように、ウィンドウガラス90の下端92と水タンクカバー80の上端53との間で押される。結果として、実質的に滑らかで同一平面の移行部が、車両のウィンドウガラス90と水タンク80との間に作られる。
封止要素110は好ましくは、支持リブ56に一体的に結合される。しかしこれは支持リブ56と共に1つの単一部品として構成されてもよい。
支持リブ56と成形脚21とは、成形要素10の第1の部分40のL字型の断面を実質的に形成し、ここでウィンドウガラスの端92の領域内にキャビティ58が形成される。従って、ウィンドウガラス90に対して支持される支持リブ56は、その搭載された位置において弾性をもたらし得る。その結果として、丈夫で確実な封止が達成されるのみでなく、支持リブ56及び封止リップ110は、ウィンドウガラス90と水タンクカバー80との間の公差を補正することが可能である。
スプリング脚54の自由端55は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿って延在する閉鎖要素60を有し、これは成形本体20上に1つの単一部品として構成され、そしてこれは参照文字Aを用いて示される機能位置にある場合にラッチング凹部50又はその係合開口部52を封止する。
ラッチング凹部50の第1の側S1上で、成形本体20のスプリング脚54と閉鎖要素60との間に蝶番領域61が形成される。図2及び図3に示すように、この蝶番領域61は例えば、成形要素10の長手方向の伸びLに平行な軸の周りを閉鎖要素60が枢動することを可能にするテーパ材料領域であり、これにより閉鎖要素60は図2に示す機能位置Aから図3に示す機能位置Bまで枢動させられることが可能になる。蝶番領域61における成形本体20の材料厚さは、閉鎖要素60が比較的容易に枢動させられることが可能で、かつそれにもかかわらずそれ自体として安定性を保つように選択される。
ラッチング凹部50の第1の側S1とは反対側の第2の側S2上で、閉鎖要素60は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿って成形本体20とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合される。この目的のために、支持リブ56内にラッチング領域66が形成され、このラッチング領域66は、成形本体20の成形脚21に対して蝶番領域61とほぼ同じ高さにある。ラッチング領域66は好ましくは、成形要素10の長手方向の伸びLにおいて同様に延在するラッチング凹部67によって形成される。機能位置Aにおいて、閉鎖要素60の自由端69はラッチング凹部67とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合し、これによりラッチング凹部50の係合開口部52は成形要素10の全長にわたって最初に閉鎖される。
図2からわかるように、閉鎖要素60は、機能位置Aにおいてその平面Eが車両のウィンドウガラス90の下端92にほぼ垂直に配向される実質的に平坦な要素であり、すなわち閉鎖要素60の平面Eと車両のウィンドウガラス90の外面94とは、少なくともウィンドウガラス90の端領域において互いにほぼ平行である。その上、閉鎖要素60は、第1の側S1上の蝶番領域61内で成形本体20のスプリング脚54に蝶着され、一方、反対側の自由端69は、支持リブ56のラッチング凹部67内に取り外し可能に係合する。
このようにして閉鎖要素60はラッチング凹部50をカバーのように閉鎖し、閉鎖要素60が機能位置Aにある限り、ラッチング凹部50は埃及び塵の侵入から効果的に保護される。
その上、機能位置Aにある場合、閉鎖要素60はラッチング凹部50の係合開口部52の空隙を埋め、これによりスプリング脚54の自由端55は、閉鎖要素60を介して成形本体20の支持リブ56上で支持されることが可能になる。これは以下の効果を有する。成形要素10の取り付け中に、又は車両のウィンドウガラス90の保管又は取り扱い中に、成形本体20に対してスプリング脚54の領域内に力が及ぼされる場合、閉鎖要素60はスプリング脚54が圧迫されるのを防止し、同時にラッチング凹部50が変形させられるのも防止する。
従って閉鎖要素60は、第1の部分40において成形要素10に中空断面を提供する一種の支持体を形成する。これにより成形要素10全体に非常に高い安定性が与えられ、車両のウィンドウガラス90をその全重量を成形要素10上に載せてまっすぐに配置する可能性さえ存在するようになり、これがなければラッチング凹部50の変形又はスプリング脚54の損傷が発生する。閉鎖要素60は、スプリング脚54に及ぼされる力を支持リブ56に直接伝え、これは背後で車両のウィンドウガラス90の端において支持される。この工程において、成形本体20上のラッチング領域66は、閉鎖要素60が横にそれることも曲がって離れることもできずむしろ機能位置Aに留まるということを保証する。
従って、手間をかけて成形要素10内に挿入され、ウィンドウガラスが車両内に取り付けられた後で手作業で取り外されなければならない別個のケダーレールはもはや必要なく、これは脆弱なラッチング凹部50の領域における変形又は損傷から成形要素10を保護するために以前は必要であった。むしろケダーレールは本発明による成形要素10内の閉鎖要素60とすでに一体化されており、すなわち閉鎖要素60は成形要素10の不可欠な部分である。
それにもかかわらず、水タンクカバー80をいつでも取り付けることが、そのリブ82がラッチング凹部50内に挿入されることによって可能である。この目的のために必要なことは、ラッチング凹部50を開くこと、及び閉鎖要素60を蝶番領域61を介して内側に向けて枢動させることだけである。この機能位置Bにおいては、閉鎖要素60がラッチング凹部50の係合開口部52を解放し、リブ82が成形要素10内に通常の手法で固定されることが可能である。
ラッチング凹部50は、閉鎖要素60をラッチング凹部50内に押すための道具(ここでは図示せず)を用いて開かれることが可能である。この工程において、閉鎖要素60の端69は支持リブ56内のラッチング凹部67から出て、閉鎖要素60は内側に向けて枢動させられる。
しかしラッチング凹部50を開くために水タンクカバー80のリブ82を使用することも、リブ82が単に閉鎖要素60上に配置されてラッチング凹部60内に内向きに押されることによって可能である。このようにして同様に、閉鎖要素は支持リブ56のラッチング領域66から外れる。閉鎖要素はその第2の機能位置Bに到達し、リブ82は成形要素10内にラッチされることが可能である。従って、単一の作業ステップにおいてラッチング凹部50が開かれて水タンクカバー80が固定され、これは成形要素10の取り扱いのために非常に有利である。別個のケダーレールを成形要素10から取り外す必要も、これを廃棄する必要もない。
支持リブ56内に形成されるラッチング領域66の代替の実施形態では、閉鎖要素60が第1の機能位置にある場合に、閉鎖要素60は、ラッチング凹部50の第1の側S1とは反対側の第2の側S2上でも、成形要素10の長手方向の伸びLに沿ってテーパ領域を介して成形本体20に単一部品として接合されてもよい。ここでこのテーパ領域は、閉鎖要素60を機能位置Aにしっかりと固定するように、一方、道具又は水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に挿入された場合は壊れて開き、これにより閉鎖要素60が機能位置Bに枢動することを可能にするように構成される。
ラッチング要素100が、リブ82をラッチング凹部50内にポジティブに及び/又は非ポジティブに固定するために備えられる。このラッチング要素100は、図2及び図3に示すように、成形要素10の長手方向の伸びLにおいて延在するリブとして構成されてもよい。これは、水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に接合方向R1において比較的小さな力を使用して挿入されることが可能であるように、一方、反対方向R2においてラッチング凹部50からリブ82を引き出すことははるかに困難であるように作成、構成、及び配置される、例えば熱可塑性エラストマ(TPE)、気泡ゴム、又は別の好適な材料などの可撓性材料の共押し出し成形によって作られる少なくとも部分的に弾性変形可能な物体である。
図2及び図3で更に示すように、ラッチング要素100はラッチング凹部50内で、方向R1、R2に対して角度αを成し、従って水タンクカバー80のリブ82に対して鋭角を成す。その上、ラッチング要素100は、ラッチング凹部50の係合開口部52内に少なくともある部分において突出し、その中で水タンクカバー80のリブ82とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合することが可能であり、これによりリブ82は、取り付けられた位置にある場合、しっかりとしかし取り外し可能に固定される。
これを促進するために、ラッチング要素100の長手方向自由端(詳細には図示せず)は、湾曲端又は舌端を備えてもよく、一方、水タンクカバー80のリブ82は、関連する舌端85又はアンダーカット(詳細には図示せず)を備えてもよい。結果として、水タンクカバー80がその取り付けられた位置にある場合、ラッチング要素100の自由端又はその湾曲端又は舌端は、水タンクカバー80のリブ82上で支持されることが可能であり、これにより確実かつ安定したラッチングが保証される。
ラッチング要素100は、封止要素110と同様に支持リブ56に固定され、より詳細にはアンダーカット59の領域内で固定される。その上、ラッチング要素100は、支持リブ56に接合される領域と、端において形成される湾曲端又は舌端との間にテーパ中間部分を有してもよく、これによりほぼ凹型の断面が形成される。これは、水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に挿入されたら直ちに、ラッチング要素100がその長手方向の伸びに対して横に又は斜めにそれることを可能にする。この効果を促進するために、水タンクカバー80のリブ82はその端において、ラッチング要素100を横に押すことが可能な傾斜面又は傾斜側面86を備える。リブ82をラッチング凹部50内に挿入するために必要とされるべき所望の力の量に応じて、ラッチング要素100の断面は更に円錐形又は立方形であるように成形されてもよい。しかし加えて又は代替として、ラッチング要素100は少なくともある部分において異なる材料で作られてもよい。例えばラッチング要素100の舌端は、中間部分より固い材料で作られてもよい。
ラッチング要素100は − 封止要素110と同様に − 好ましくは支持リブ56に一体的に結合される。しかしこれは支持リブ56と共に1つの単一部品として構成されてもよい。
図3からわかるように、水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に挿入される場合、リブ82は最初に閉鎖要素60 − これはラッチング領域66及びそのラッチング凹部69によって機能位置Aに保持されていた − をラッチング領域66から外してこれを内側に枢動させる。この工程において、閉鎖要素60はラッチング要素100を押して通過する。続いてリブ82が、接合方向R1に対して角度αを成してラッチング凹部50の係合開口部52内に突出するラッチング要素100を同様に脇に押しやり、ここでリブ82の傾斜側面86は、ラッチング要素100が戻って支持リブ56のアンダーカット59内に入るよう強制する。
最終的なラッチング位置に到達するまでリブ82をラッチング凹部50内に挿入するために必要とされる力が、車両のウィンドウガラス90に成形要素10を接着する接着力より大きくないように、蝶番領域61と、ラッチング領域66と、ラッチング要素100の形状又は弾性とは全て互いに調整される。結果として、成形要素10と車両のウィンドウガラス90との間の接着結合に高い応力はかけられず、車体に対する成形要素10の追加の支持は基本的に必要ない。しかし所望される場合はそのような支持が提供されてもよい。
水タンクカバー80とそのリブ82とが想定される最終位置に到達したら、閉鎖要素60はラッチング凹部50の内部で機能位置B(図3を参照)にあり、ラッチング要素100はリブ82上に形成された舌端85の後ろで係合し、ここでラッチング要素100の湾曲端又は舌端はリブ82上でポジティブに及び/又は非ポジティブに支持される。従って、ラッチング要素100は、水タンクカバー80又はそのリブ82をラッチング凹部50内に又は成形要素10上にポジティブに及び/又は非ポジティブに固定する、かかりを形成する。
水タンクカバー80を取り外すためには、リブ82が再びラッチ解除されなければならない。この目的のためには、ラッチング凹部50内で斜めに配置されたかかり100を乗り越える必要があり、しかしこれは接合手順で必要とされる力よりもかなり大きな力を必要とする。結果として、水タンクカバー80は常にしっかりと確実に成形要素10内に留められ、しかし必要な場合はいつでも取り外され、そして次にかなりの力の使用を伴わずに上述のように再び搭載されることが可能である。
図4は、押し出し成形工程の直後の状態における、本発明による成形要素10を示す。ここで、閉鎖要素60は未だに開位置にあり、従って第3の機能位置Cにある。これは、成形要素10が又はラッチング凹部50の間隙寸法が器具(ここでは図示せず)を使用して較正されることが可能であるという利点を伴い、ここで、器具は係合開口部52を通してラッチング凹部50内に延在することが可能である。
較正又は調節手順が完了したら、閉鎖要素60は好適な道具を使用して機能位置Aに移動させられる。この工程において、閉鎖要素60は蝶番領域61を中心に枢動させられる。続いて成形要素10は上述のように車両のウィンドウガラス90上に取り付けられてもよい。
図5に示す成形要素10は、実質的に図2〜図4の成形要素と同様に構成される。結果として同一の要素は同じ参照番号によって示され、これは以下の他の実施形態の全てにも当てはまる。従ってこれらの実施形態の全ては同じ基本概念を、すなわち別個のケダーレールを成形要素10内に挿入することも多大な労力をかけて後でこれを取り外すことも必要ないように、閉鎖要素60の形態のケダーレールを成形要素10内に組み込むということを含む。しかし水タンクカバー又は別の部品が搭載される前に、成形要素10は、一般に脆弱なラッチング凹部の変形を引き起こす可能性がある外力から確実に保護されなければならない。このために第1の機能位置Aから第2の機能位置Bまで枢動させられることが可能な閉鎖要素60が必要となる。
図5は、成形要素10の長手方向の伸びLにおいて延在するかつ成形要素10の成形本体20内に挿入済みの、補強挿入物120を示し、これは図2〜図4の実施形態にも当てはまる。長手方向の伸びLに垂直に、補強挿入物120は、第1の部分40の成形脚21から第2の部分30のスプリング脚54までの全体にわたって延在する。別の独立した補強挿入物121が、支持リブ56内に形成される。
しかし図2〜図4の実施形態とは異なり、図5における補強挿入物120は閉鎖要素60内までの全体にわたって延在し、従って閉鎖要素60はそれ自体として補強されるように同様に構成される。蝶番領域61についても同じことが当てはまり、蝶番領域61はその弾性又は可塑性に関して、補強挿入物120を用いて個別に調節されることが可能である。従って例えば、補強挿入物120は、1つには、閉鎖要素60が枢動させられる場合の抵抗が過大でないことを保証することが可能である。同時に、補強挿入物120は、水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50から取り外された後で、閉鎖要素60が機能位置Bに留まり機能位置Aに戻らないことを保証することが可能である。
図6及び図7に示す実施形態では、1つの閉鎖要素の代わりに2つの閉鎖要素62、64が存在し、これらは機能位置Aにおいてラッチング凹部50を中間で閉鎖する。この目的のために、第1の閉鎖要素62が、ラッチング凹部50の第1の側S1上で成形要素10の長手方向の伸びLに沿って形成され、反対側の第2の側S2上で、第2の閉鎖要素64が成形本体20に蝶着される。
閉鎖要素62、64と、一方では成形本体20のスプリング脚54との間に、及び他方では成形本体20の支持リブ56との間に、それぞれ蝶番領域63、65が存在する。ここでもまた、これらは好ましくは、関連する閉鎖要素62、64が成形要素10の長手方向の伸びLに平行な軸の周りを枢動することを可能にするテーパ材料領域であり、これにより閉鎖要素62、64は、図6に示す機能位置Aから図7に示す機能位置Bまで枢動させられることが可能である。蝶番領域63、64における成形本体20の材料厚さは、閉鎖要素62、64が比較的容易に枢動させられることが可能で、かつそれにもかかわらずそれら自体として安定性を保つように選択される。両方の蝶番領域63、65は、成形本体20の成形脚21に対してほぼ同じ高さにある。
閉鎖要素62、64の間にラッチング領域68があり、これにより閉鎖要素62、64は、それらが第1の機能位置Aにある場合に互いにポジティブに及び/又は非ポジティブに係合することが可能である。ラッチング領域68は、閉鎖要素62、64のうちの一方の横端に、成形要素10の長手方向の伸びLにおいて作成されるラッチング溝681によって形成されてもよい。機能位置Aにおいて、他方の閉鎖要素62又は64の横端682がラッチング溝681と係合し、これによりラッチング凹部50の係合開口部52は最初に成形要素10の全長にわたって中間で閉鎖され、スプリング脚54は閉鎖要素62、64を介して支持リブ56上で支持される。その上、図6からわかるように、ここでもまた閉鎖要素62、64は平面E内にあり、従ってスプリング脚54に及ぼされる力は閉鎖要素62、64を介して支持リブ56に常に伝えられる。
このようにして閉鎖要素62、64は保護カバーとしてラッチング凹部50を閉鎖し、従って閉鎖要素62、64が機能位置Aにある限り、ラッチング凹部50は埃及び塵の侵入から確実に保護される。その上、機能位置Aにおいて閉鎖要素62、64はラッチング凹部50の係合開口部52の空隙を埋め、これによりラッチング凹部50は変形又は損傷から確実に保護される。
代替の実施形態では、閉鎖要素62、64は、長手方向の軸Lに沿って中間において単一部品として形成されてもよく、すなわちウィンドウガラス80のリブ82がラッチング凹部50内に侵入する場合に壊れて開く所定の切断点を作る、テーパ領域の形態で形成されてもよい。
水タンクカバー80のリブ82が閉鎖要素62、64上に配置され、続いてそれらを通り抜けてラッチング凹部50内に押される場合、マッシュルーム形状の断面を有する端領域87を好ましくは備えるリブ82が閉鎖要素62、64の後ろでラッチされるまで、閉鎖要素60は蝶番領域63、65を介して内向き及び横にそれる。従って機能位置Bでは、閉鎖要素62、64自体が、ラッチング凹部50内にリブ82を固定するラッチング要素を形成する。この状況において、リブ82を接合方向R1においてラッチング凹部50内に挿入することは、リブ82を反対方向R2においてラッチング凹部50から引き出すために必要とされる力より小さな力を用いて行うことが可能である。この理由は、図7に示すように、機能位置Bにおいて閉鎖要素62、64が方向R2に対して傾斜した角度を成して配置され、従ってこれらがリブ82及びその端領域87に対するかかりとして働くからである。
図8に示す実施形態における本発明による成形要素10は、前述の実施形態と比較して鏡像構成を有する。ここでもやはり単一部品である閉鎖要素60は、蝶番領域61を介して第2の側S2上で支持リブ56に蝶着され、ここで反対側S2上のラッチング領域66はスプリング脚54の自由端55上に構成される。しかしここでは、閉鎖要素60の自由端領域69がラッチング溝を備え、一方、端においてスプリング脚は、機能位置Aにおいてラッチング溝とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合するラッチング突起(詳細には示さず)を形成する。
以前の実施形態と比較して、ここではラッチング要素100は反対側上に、すなわち第1の側S1上に配置される。これはラッチング要素100のためのアンダーカットを形成する突起53に取り付けられ、従って水タンクカバー80のリブ82が挿入された場合は後ろに向かってそれることが可能である。その他については、図8の成形要素は上記ですでに説明した通りに動作する。
別の有利な実施形態が図9及び図10に示されている。ここではラッチング要素70が閉鎖要素60上に備えられ、前記ラッチング要素70は成形要素10の長手方向の伸びLにおいて延在する突起の形態に成形され、この突起の断面はほぼ三角形である。機能位置Bにおいて見られるように、この突起は水タンクカバー80のリブ82のためのアンダーカットを形成し、前記リブ82はこの目的のために別の舌端88を備える。
図10に示すように閉鎖要素60が第1の機能位置Aから第2の機能位置Bに移行した場合、水タンクカバー80のリブ82の追加の舌端88が閉鎖要素60上の突起70の後ろで係合する。結果としてリブ82はラッチング凹部50内に、ラッチング要素100によってのみでなく、閉鎖要素60のラッチング要素70によっても保持される。閉鎖要素60は同様に機能位置Bにおいてロックされ、従ってリブ82は成形要素10内に常に確実に保持される。
図11及び図12に示す本発明による成形要素10は、L字型構成ではなくU字型構成を用いて第1の部分40が描かれている。これは共押し出し成形を用いて作られる押し出し成形体であり、ここで、好ましくはより堅い材料である異なる材料で作られた挿入物26がスプリング脚54の下面上に備えられる。挿入物26は、例えばスプリング脚54の堅さを最適化する働きをする。成形本体20は、成形要素10の長手方向の伸びLとここでもまた同一の、押し出し方向Rにおいて延在する。長手方向の伸びLに垂直に、成形要素10は、例えば水タンクカバー80及び/又はフロントガラス90の寸法及び形状に応じた、取り付け状況の特定の要求に適合する断面を有する。
成形要素10のU字型部分40は、第2の部分30に至るその移行領域においてベース脚22を有し、ベース脚22はその端のそれぞれにおいて成形脚27、28を有する。これらの成形脚27、28は、U成形体内に挿入される車両のウィンドウガラス90の端29を部分的に覆い、この端はわずかに内向きに傾斜するように配置された成形脚27によって締め付けられ、これにより成形要素10はウィンドウガラス90の端92上に非ポジティブに保持される(これに関しては図12を参照)。
成形脚27、28から離れる方を向く側において、ベース脚22は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿って延在する閉鎖要素60を有し、閉鎖要素60は、成形本体20上に単一部品として構成され、図11において参照文字Aを用いて示される機能位置にある場合にラッチング凹部50又はその係合開口部52を閉鎖する。
ラッチング凹部50の第2の側S2上で、成形本体20のベース脚22と閉鎖要素60との間に蝶番領域61が形成される。図示されているように、この蝶番は例えば、成形要素10の長手方向の伸びLに平行な軸の周りを閉鎖要素60が枢動することを可能にするテーパ材料領域を有する領域であり、これにより閉鎖要素60は図11に示すその機能位置Aから図12に示す機能位置Bまで枢動させられることが可能である。蝶番領域61における成形本体20の材料厚さは、閉鎖要素60が容易に枢動させられることが可能で、かつそれにもかかわらずそれ自体として安定性を保つように選択される。
ラッチング凹部50の第2の側S2とは反対側の第1の側S1上で、閉鎖要素60は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿ってスプリング脚54の自由端55とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合される。この目的のために、スプリング脚54は − 成形本体20の成形脚27、28に対して − 蝶番領域61とほぼ同じ高さにあるラッチング領域66を有する。ラッチング領域66は好ましくは、スプリング脚54の長手方向の伸びLにおいて同様に延在するラッチング突起(詳細には示さず)によって形成される。機能位置Aにおいて、閉鎖要素60の自由端69であってこの中に適切な長手方向の溝が作成済みの自由端69は、スプリング脚54上の突起にポジティブに及び/又は非ポジティブに接続され、これによりラッチング凹部50の係合開口部52は成形要素10の全長にわたって最初に閉鎖される。
図11からわかるように、閉鎖要素60は、その平面Eが成形本体20のベース脚22に及び車両のウィンドウガラス90の下端92にほぼ垂直に配向される実質的に平坦な要素であり、すなわち閉鎖要素60の平面Eと車両のウィンドウガラス90の外面94とは、少なくともウィンドウガラス90の端領域において互いにほぼ平行である。その上、閉鎖要素60は、第2の側S1上の蝶番領域61内で、成形本体20のベース脚22に蝶着され、一方、反対側にある自由端69は、スプリング脚54に取り外し可能に接合される。
このようにして閉鎖要素60は一種のカバーとしてラッチング凹部50を閉鎖し、これによりラッチング凹部50は、閉鎖要素60が機能位置Aにある限り、埃及び塵の侵入から確実に保護される。その上、機能位置Aにおいて閉鎖要素60はラッチング凹部50の係合開口部52の空隙を埋め、これによりスプリング脚54の自由端55は、閉鎖要素60を介して成形本体20のベース脚22上で支持されることが可能になる。従って閉鎖要素60は、ラッチング凹部50を変形及び損傷から保護する中空断面を、第1の部分40において成形要素10に提供する一種の支持体を形成する。
ラッチング要素100の配置、構成、及び機能は、図1〜図10においてすでに示した実施形態に一致し、従ってそれらの内容全体をここで参照されたい。
図13に示す実施形態では、水タンクカバー80のリブ82に対するかかりのように機能するラッチング要素100は、ラッチング凹部50の内部で支持リブ56上に配置されるのではなく、ラッチング凹部50のすぐ外側で閉鎖要素60上に位置する。図14に示すように閉鎖要素60が機能位置Aから機能位置Bに移行した場合、ラッチング要素100もラッチング凹部50に入り、ここで上述のように水タンクカバー80のリブ82の後ろで係合する。
ラッチング要素100がラッチング凹部50の内部の規定された位置を常に占めるようにするために、閉鎖要素60が第2の機能位置Bにある場合、閉鎖要素60はラッチング凹部50の内部で所定の位置に固定されてもよい。この目的のためにラッチング凹部50は、成形要素10の長手方向の伸びLにおいて延在するラッチング突起74を備える。閉鎖要素60の自由端領域69内にはラッチング溝75があり、これは閉鎖要素60が機能位置Aにある場合はスプリング脚54と係合し、機能位置Bにある場合はラッチング突起74と係合する。このようにして閉鎖要素60は機能位置A、Bの両方において所定の位置にしっかりと固定され、従って閉鎖要素60はその支持機能を遂行でき、リブ82がラッチング凹部50内に挿入された後は、ラッチング要素100を介してそのラッチング機能を遂行できる。
図15の実施形態は蝶番領域61の変形を示す。この領域はもはや上述の場合のようなテーパ材料領域によっては形成されず、補強挿入物120の一部が露出され、ここでこれが閉鎖要素60のための蝶番を形成し、閉鎖要素60は上述のように蝶番を用いて機能位置Aから機能位置Bまで枢動することが可能である。
図16では、閉鎖要素60は成形本体20の材料とは異なる材料で作られる。しかし閉鎖要素60と成形本体20とはやはり同じ材料で作られてもよく、蝶番領域61についてのみ異なる材料が選択されてもよい。
図17及び図18における実施形態では、閉鎖要素60、62、64と成形本体20との間の蝶番領域61、63、65が省略される。代わりに閉鎖要素60、62、64は、テーパ領域61’、62’、63’を介して成形体10の長手方向の伸びLに沿って成形本体20と接合される。これらの領域61’、62’、63’における材料厚さは、閉鎖要素60が機能位置Aにおいてその支持機能を果たすことができるように、しかし水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に挿入される場合又は係合開口部52が道具を用いて開かれる場合には、領域61’、62’、63’が − 所定の切断点として − 壊れて開くように寸法を定められる。
この実施形態では、3つの領域61’、62’、63’が所定の切断点として備えられる。その上、閉鎖要素62、64はラッチング凹部50内のより深いところに、すなわちおおよそ成形脚21の高さにおいて配置され、これは結果として、機能位置Aにある場合に閉鎖要素62、64によって吸収される力を放散させる。
要約すると、一体化された閉鎖要素60を有する本発明による成形要素10は、以下の機能を遂行すると言うことができる。
− 成形要素10のラッチング凹部50を、水タンクカバー80のリブ82のラッチングを妨げる可能性がある埃から保護する。
− (a)成形体を曲げる、(b)ウィンドウガラス92上に成形体を取り付ける(特にU字型の成形体の場合)、及び(c)ウィンドウガラス90を下端上又は成形体10上に通常は直立させて輸送する、という工程ステップの間にラッチング凹部50の寸法の安定性が保たれるようにするための支持/保護機能。
従って、本発明の基本的な概念は、別個のケダーレール又は保護成形体によってこれまで行われてきた仕事が、現在では成形要素10自体によって遂行され得るということである。このために閉鎖要素60が成形体10内に一体化され、ここで閉鎖要素60は、曲げの間、ウィンドウガラス90上への搭載の間、及び/又はウィンドウガラス90の輸送の間、成形要素10上のラッチング開口部の空隙を埋める。水タンクカバー80の取り付けの間は、対照的に、閉鎖要素60は壊されるか又は機能位置Aから機能位置Bに向きを変え、これにより水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に挿入されてここでラッチされることが可能になる。これは妥当な場合、水タンク80の取り付けと一緒に1ステップで行われることも可能である。
本発明は上述の実施形態に限定されず、むしろ様々な手法で修正されてもよい。
例えば閉鎖要素は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿って完全に連続的であるように構成される必要はない。むしろ閉鎖要素は櫛のように切断されてもよく、又はさもなければ部分に分けて構成され、これにより個々の閉鎖要素部分(ここでは図示せず)の間に間隙が残ってもよい。
蝶番領域61、63、65の構成について又は所定の切断点61’、63’、65’についても同じことがあてはまる。後者は成形要素の長手方向の伸びLに沿って部分に分けられ、間に空隙(ここでは図示せず)が配置されて構成されてもよい。
これらの変形を使用しても、ラッチング凹部50は依然として埃の侵入から非常に良好に保護される。閉鎖要素部分及び/又は蝶番部分の間の間隙又は間隔のおかげで、閉鎖要素60、62、64又は閉鎖要素を部品80のリブ82を用いて開くために必要とされる力は更により正確に設定されることが可能である。
成形要素10は好ましくは、押し出し成形又は共押し出し成形工程を用いて別個の成形ストリップとして生産される。しかし成形要素10が − 断面形状によっては − 車両のウィンドウガラス90の端92上に直接押し出されること、又はさもなければ射出成形を用いて塗布されることも同様に考えられる。
しかし、車両のウィンドウガラス90に部品80を接合するための成形要素10は成形本体20を有し、成形本体20の第1の部分40は車両のウィンドウガラス90の端92に固定されることが可能であり、成形本体20の第2の部分30は、成形要素10に部品90を取り外し可能に固定する目的のために、ラッチング凹部50を有し、ラッチング凹部50は成形要素10の長手方向の伸びLにおいて延在し、かつラッチング凹部50内には部品80のリブ82がポジティブに及び/又は非ポジティブに固定されることが可能である、ということがわかる。第1の機能位置Aにある場合にラッチング凹部50の係合開口部52を閉鎖し、第2の機能位置Bにある場合にこれを開放する、閉鎖要素60、62、64が成形本体20上に形成される。この目的のために、閉鎖要素60、62、64は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿ってラッチング凹部50の第1の側S1上で成形本体20に蝶着される。閉鎖要素60が第1の機能位置Aにある場合、ラッチング凹部50の第1の側S1とは反対側の第2の側S2上で、閉鎖要素60は、成形要素10の長手方向の伸びLに沿って成形本体20とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合される。
特許請求の範囲、明細書、及び図面に基づく構成的詳細、空間的配置、及び方法ステップを含む全ての特徴及び利点は、それら自体が、又は広範な組み合わせにおいて、本発明のために不可欠である可能性がある。
A 第1の機能位置
B 第2の機能位置
C 第3の機能位置
L 長手方向の伸び
R 押し出し方向
R1 方向
S1 第1の側
S2 第2の側
α 角度
10 成形要素
20 成形本体
21 成形脚
21 ベース脚
23 面
24 接着剤層/接着テープ
26 挿入物
27、28 成形脚
30 第2の部分
40 第1の部分
50 ラッチング凹部
52 係合開口部
53 突起
54 スプリング脚
55 自由端
56 支持リブ
57 面
58 キャビティ
59 アンダーカット
60、62、64 閉鎖要素
61、63、65 蝶番領域
61’、63’、65’ テーパ領域
66 ラッチング領域
67 ラッチング凹部
68 ラッチング領域
681 ラッチング溝
682 横端
69 自由端領域
70 ラッチング要素
74 ラッチング突起
76 ラッチング領域
78 テーパ領域
80 部品
82 リブ
83 上端
84 外面
85 舌端
86 傾斜面/側面
87 端領域
88 追加の舌端
90 車両ウィンドウガラス
92 端
94 外面
95 裏
100 ラッチング要素
110 封止リップ
112 舌端
120、121 補強挿入物
本発明による成形要素の第1の実施形態を図2に示す。この要素は、合わせガラスで作られたフロントガラス90を、一般にプラスチックで作られた水タンクカバー80に接合する働きをする。水タンクカバー80の上端83はフロントガラス90の一般に湾曲した下端92に隣接し、これによりフロントガラスを流れ落ちる水は外に排出される。図3に示すように、水タンク80の外面84はフロントガラス0の外面94と実質的に同一平面上にある。
ウィンドウガラス90の下端92と水タンクカバー80の内向き突出リブ82との間に、支持リブ56は、面57上で封止要素110を支持する締め付け又は支持要素を形成する。封止要素110は好ましくは、例えば熱可塑性エラストマ(TPE)又は気泡ゴムなどの可撓性材料で、あるいは例えばエラストマ又はゴム材料などの別の好適な材料で作られる。封止要素の舌端112は、車両のウィンドウガラス9を封止するためにその下端92上に載り、そして水タンクカバー80が取り付けられた後は、封止要素110の外面(詳細には図示せず)がウィンドウガラス90の外面94及び水タンクカバー80の外面84と同一平面上にあるように、ウィンドウガラス90の下端92と水タンクカバー80の上端8との間で押される。結果として、実質的に滑らかで同一平面の移行部が、車両のウィンドウガラス90と水タンク80との間に作られる。
従って閉鎖要素60は、第の部分0において成形要素10に中空断面を提供する一種の支持体を形成する。これにより成形要素10全体に非常に高い安定性が与えられ、車両のウィンドウガラス90をその全重量を成形要素10上に載せてまっすぐに配置する可能性さえ存在するようになり、これがなければラッチング凹部50の変形又はスプリング脚54の損傷が発生する。閉鎖要素60は、スプリング脚54に及ぼされる力を支持リブ56に直接伝え、これは背後で車両のウィンドウガラス90の端において支持される。この工程において、成形本体20上のラッチング領域66は、閉鎖要素60が横にそれることも曲がって離れることもできずむしろ機能位置Aに留まるということを保証する。
しかしラッチング凹部50を開くために水タンクカバー80のリブ82を使用することも、リブ82が単に閉鎖要素60上に配置されてラッチング凹部0内に内向きに押されることによって可能である。このようにして同様に、閉鎖要素は支持リブ56のラッチング領域66から外れる。閉鎖要素はその第2の機能位置Bに到達し、リブ82は成形要素10内にラッチされることが可能である。従って、単一の作業ステップにおいてラッチング凹部50が開かれて水タンクカバー80が固定され、これは成形要素10の取り扱いのために非常に有利である。別個のケダーレールを成形要素10から取り外す必要も、これを廃棄する必要もない。
図3からわかるように、水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に挿入される場合、リブ82は最初に閉鎖要素60 − これはラッチング領域66及びそのラッチング凹部6によって機能位置Aに保持されていた − をラッチング領域66から外してこれを内側に枢動させる。この工程において、閉鎖要素60はラッチング要素100を押して通過する。続いてリブ82が、接合方向R1に対して角度αを成してラッチング凹部50の係合開口部52内に突出するラッチング要素100を同様に脇に押しやり、ここでリブ82の傾斜側面86は、ラッチング要素100が戻って支持リブ56のアンダーカット59内に入るよう強制する。
閉鎖要素62、64と、一方では成形本体20のスプリング脚54との間に、及び他方では成形本体20の支持リブ56との間に、それぞれ蝶番領域63、65が存在する。ここでもまた、これらは好ましくは、関連する閉鎖要素62、64が成形要素10の長手方向の伸びLに平行な軸の周りを枢動することを可能にするテーパ材料領域であり、これにより閉鎖要素62、64は、図6に示す機能位置Aから図7に示す機能位置Bまで枢動させられることが可能である。蝶番領域63、6における成形本体20の材料厚さは、閉鎖要素62、64が比較的容易に枢動させられることが可能で、かつそれにもかかわらずそれら自体として安定性を保つように選択される。両方の蝶番領域63、65は、成形本体20の成形脚21に対してほぼ同じ高さにある。
水タンクカバー80のリブ82が閉鎖要素62、64上に配置され、続いてそれらを通り抜けてラッチング凹部50内に押される場合、マッシュルーム形状の断面を有する端領域87を好ましくは備えるリブ82が閉鎖要素62、64の後ろでラッチされるまで、閉鎖要素62、64は蝶番領域63、65を介して内向き及び横にそれる。従って機能位置Bでは、閉鎖要素62、64自体が、ラッチング凹部50内にリブ82を固定するラッチング要素を形成する。この状況において、リブ82を接合方向R1においてラッチング凹部50内に挿入することは、リブ82を反対方向R2においてラッチング凹部50から引き出すために必要とされる力より小さな力を用いて行うことが可能である。この理由は、図7に示すように、機能位置Bにおいて閉鎖要素62、64が方向R2に対して傾斜した角度を成して配置され、従ってこれらがリブ82及びその端領域87に対するかかりとして働くからである。
図8に示す実施形態における本発明による成形要素10は、前述の実施形態と比較して鏡像構成を有する。ここでもやはり単一部品である閉鎖要素60は、蝶番領域61を介して第2の側S2上で支持リブ56に蝶着され、ここで反対側S上のラッチング領域66はスプリング脚54の自由端55上に構成される。しかしここでは、閉鎖要素60の自由端領域69がラッチング溝を備え、一方、端においてスプリング脚は、機能位置Aにおいてラッチング溝とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合するラッチング突起(詳細には示さず)を形成する。
成形要素10のU字型部分40は、第2の部分30に至るその移行領域においてベース脚22を有し、ベース脚22はその端のそれぞれにおいて成形脚27、28を有する。これらの成形脚27、28は、U成形体内に挿入される車両のウィンドウガラス90の端92を部分的に覆い、この端はわずかに内向きに傾斜するように配置された成形脚27、28によって締め付けられ、これにより成形要素10はウィンドウガラス90の端92上に非ポジティブに保持される(これに関しては図12を参照)。
図11からわかるように、閉鎖要素60は、その平面Eが成形本体20のベース脚22に及び車両のウィンドウガラス90の下端92にほぼ垂直に配向される実質的に平坦な要素であり、すなわち閉鎖要素60の平面Eと車両のウィンドウガラス90の外面94とは、少なくともウィンドウガラス90の端領域において互いにほぼ平行である。その上、閉鎖要素60は、第2の側S上の蝶番領域61内で、成形本体20のベース脚22に蝶着され、一方、反対側にある自由端69は、スプリング脚54に取り外し可能に接合される。
このようにして閉鎖要素60は一種のカバーとしてラッチング凹部50を閉鎖し、これによりラッチング凹部50は、閉鎖要素60が機能位置Aにある限り、埃及び塵の侵入から確実に保護される。その上、機能位置Aにおいて閉鎖要素60はラッチング凹部50の係合開口部52の空隙を埋め、これによりスプリング脚54の自由端55は、閉鎖要素60を介して成形本体20のベース脚22上で支持されることが可能になる。従って閉鎖要素60は、ラッチング凹部50を変形及び損傷から保護する中空断面を、第の部分0において成形要素10に提供する一種の支持体を形成する。
図17及び図18における実施形態では、閉鎖要素60、62、64と成形本体20との間の蝶番領域61、63、65が省略される。代わりに閉鎖要素60、62、64は、テーパ領域61’、62’、63’、65’を介して成形体10の長手方向の伸びLに沿って成形本体20と接合される。これらの領域61’、62’、63’、65’における材料厚さは、閉鎖要素60が機能位置Aにおいてその支持機能を果たすことができるように、しかし水タンクカバー80のリブ82がラッチング凹部50内に挿入される場合又は係合開口部52が道具を用いて開かれる場合には、領域61’、62’、63’、65’が − 所定の切断点として − 壊れて開くように寸法を定められる。
図18による実施形態では、3つの領域61’、6’、6’が所定の切断点として備えられる。その上、閉鎖要素62、64はラッチング凹部50内のより深いところに、すなわちおおよそ成形脚21の高さにおいて配置され、これは結果として、機能位置Aにある場合に閉鎖要素62、64によって吸収される力を放散させる。
要約すると、一体化された閉鎖要素60を有する本発明による成形要素10は、以下の機能を遂行すると言うことができる。
− 成形要素10のラッチング凹部50を、水タンクカバー80のリブ82のラッチングを妨げる可能性がある埃から保護する。
− (a)成形体を曲げる、(b)ウィンドウガラス9上に成形体を取り付ける(特にU字型の成形体の場合)、及び(c)ウィンドウガラス90を下端上又は成形体10上に通常は直立させて輸送する、という工程ステップの間にラッチング凹部50の寸法の安定性が保たれるようにするための支持/保護機能。
蝶番領域61、63、65の構成について又は所定の切断点61’、62’、63’、65’についても同じことがあてはまる。後者は成形要素の長手方向の伸びLに沿って部分に分けられ、間に空隙(ここでは図示せず)が配置されて構成されてもよい。
A 第1の機能位置
B 第2の機能位置
C 第3の機能位置
L 長手方向の伸び
R 押し出し方向
R1 方向
R2 反対方向
S1 第1の側
S2 第2の側
α 角度
10 成形要素
20 成形本体
21 成形脚
21 ベース脚
23 面
24 接着剤層/接着テープ
26 挿入物
27、28 成形脚
30 第2の部分
40 第1の部分
50 ラッチング凹部
52 係合開口部
53 突起
54 スプリング脚
55 自由端
56 支持リブ
57 面
58 キャビティ
59 アンダーカット
60、62、64 閉鎖要素
61、63、65 蝶番領域
61’、62’、63’、65’ テーパ領域
66 ラッチング領域
67 ラッチング凹部
68 ラッチング領域
681 ラッチング溝
682 横端
69 自由端領域
70 ラッチング要素
74 ラッチング突起
75 ラッチング溝
76 ラッチング領
80 部品
82 リブ
83 上端
84 外面
85 舌端
86 傾斜面/側面
87 端領域
88 追加の舌端
90 車両ウィンドウガラス
92 端
94 外面
95 裏
100 ラッチング要素
110 封止リップ
112 舌端
120、121 補強挿入物

Claims (25)

  1. 車両のウィンドウガラス(90)に部品(80)を接合するための成形要素(10)であって、
    成形本体(20)を備え、前記成形本体(20)の第1の部分(40)は車両のウィンドウガラス(90)の端(92)に固定されることが可能であり、前記成形本体(20)の第2の部分(30)は、前記成形要素(10)に前記部品(80)を取り外し可能に固定する目的のためにラッチング凹部(50)を有し、前記ラッチング凹部(50)は前記成形要素(10)の長手方向の伸び(L)において延在し、前記ラッチング凹部(50)内には前記部品(80)のリブ(82)がポジティブに及び/又は非ポジティブに固定されることが可能であり、
    前記ラッチング凹部(50)を少なくとも部分的に閉鎖する閉鎖要素(60、62、64)が前記成形本体(20)上に形成されることを特徴とする、
    成形要素(10)。
  2. 前記閉鎖要素(60、62、64)は、前記成形要素(10)の長手方向の伸び(L)に沿って前記成形本体(20)に接合されることを特徴とする、請求項1に記載の成形要素。
  3. 前記閉鎖要素(60、62、64)は、第1の機能位置(A)にある場合に前記ラッチング凹部(50)の係合開口部(52)を閉鎖すること、及び第2の機能位置(B)にある場合に前記係合開口部(52)を開放することを特徴とする、請求項1又は2に記載の成形要素。
  4. 前記閉鎖要素(60、62、64)は、その平面(E)が前記車両のウィンドウガラス(90)の前記端(92)に実質的に垂直に配向される平坦な要素であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の成形要素。
  5. 前記成形本体(20)と前記閉鎖要素(60、62、64)との間に蝶番領域(61、63、65)が形成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の成形要素。
  6. 前記閉鎖要素(60、62、64)は、単一部品として前記成形本体(20)に接合されるか、又はさもなければ前記成形本体(20)に一体的に結合されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の成形要素。
  7. 前記成形本体(20)と前記閉鎖要素(60、62、64)とは異なる材料で作られることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の成形要素。
  8. 前記成形要素(10)の長手方向の伸び(L)に沿って前記ラッチング凹部(50)の第1の側(S1)上で前記成形本体(20)に蝶着された閉鎖要素(60)を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の成形要素。
  9. 前記ラッチング凹部(50)の前記第1の側(S1)とは反対側の第2の側(S2)上で、前記閉鎖要素(60)はその第1の機能位置(A)において、前記成形要素(10)の長手方向の伸び(L)に沿って前記成形本体(20)とポジティブに及び/又は非ポジティブに係合されることを特徴とする、請求項8に記載の成形要素。
  10. 前記閉鎖要素(60)は、第1の機能位置(A)にある場合、前記ラッチング凹部(50)の前記第1の側(S1)とは反対側の第2の側(S2)上で、前記成形要素(10)の長手方向の伸び(L)に沿ってテーパ領域(68)を介して前記成形本体(20)に接合されることを特徴とする、請求項8に記載の成形要素。
  11. 2つの閉鎖要素(62、64)を備え、ここで、前記成形要素(10)の長手方向の伸び(L)に沿って、第1の閉鎖要素(62)が前記ラッチング凹部(50)の第1の側(S1)に蝶着され、第2の閉鎖要素(64)が前記ラッチング凹部(50)の前記第1の側(S1)とは反対側の第2の側(S2)上で前記成形本体(20)に蝶着されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の成形要素。
  12. 第1の機能位置(A)において、前記閉鎖要素(62、64)はポジティブに及び/又は非ポジティブに互いに係合されることを特徴とする、請求項11に記載の成形要素。
  13. 第1の機能位置(A)において、前記閉鎖要素(62、64)はテーパ領域(78)を介して互いに接合されることを特徴とする、請求項11に記載の成形要素。
  14. 少なくとも1つの閉鎖要素(60、62、64)が、第2の機能位置(B)にある場合に前記ラッチング凹部(50)の内部に固定され得ることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の成形要素。
  15. 前記閉鎖要素(60、62、64)は、第2の機能位置(B)にある場合に前記部品(80)の前記リブ(82)のためのラッチング要素を有するか又は形成するように構成されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の成形要素。
  16. 前記閉鎖要素(60、62、64)は、第2の機能位置(B)において前記部品(80)の前記リブ(82)とポジティブに又は非ポジティブに係合することが可能な少なくとも1つのラッチング要素(70)を有するか又は備えることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の成形要素。
  17. 部品(80)の前記リブ(82)のためのラッチング要素(100)が前記ラッチング凹部(50)の内部に形成されることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載の成形要素。
  18. 前記閉鎖要素(60、62、64)のラッチング要素(70)、及び/又は前記ラッチング凹部(50)の内部に形成されるラッチング要素(100)は、前記部品(80)の前記リブ(82)に対するかかりを形成することを特徴とする、請求項15又は17に記載の成形要素。
  19. 前記閉鎖要素(60、62、64)は、テーパ領域(61’、62’、63’)を介して前記成形要素(10)の長手方向の伸び(L)に沿って前記成形本体(20)に接合されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の成形要素。
  20. 前記成形要素(10)の前記第1の部分(40)はL字型であるように構成されることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載の成形要素。
  21. 前記第1の部分(40)は、接着層(24)を少なくともある部分において備える成形脚(21)を有することを特徴とする、請求項20に記載の成形要素。
  22. 前記成形要素(10)の前記第1の部分(40)はU字型であるように構成されることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載の成形要素。
  23. 前記成形本体(20)は封止リップ(110)を有するか又は備えることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載の成形要素。
  24. 前記成形本体(20)内及び/又は前記閉鎖要素(60、62、64)内の少なくともある部分において、少なくとも1つの補強挿入物(120)を備えることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載の成形要素。
  25. 特に車両フロントガラスの下部領域についての、車両のウィンドウガラス(90)と部品(80)との間の移行部のための封止配置であって、請求項1〜24のいずれか一項に記載の成形要素(10)を有する封止配置。
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