JP2015502145A5 - - Google Patents

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  1. ポリペプチド鎖を含む結合タンパク質であって、ここで前記ポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の重鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の重鎖可変ドメインであり;
    Cは重鎖定常ドメインであり;
    X1はリンカーであるが、ただしCH1ではなく;
    X2はFc領域であり;
    (X1)nのnは0または1であり;
    (X2)nのnは0または1であり;および
    (a)VD1またはVD2は、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)VD1およびVD2はそれぞれ独立して、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、もしくは809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)VD1は、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、もしくは809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、およびVD2は、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811からの3つのCDRを含み;あるいは
    (d)VD2は、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、もしくは809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、およびVD1は、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811からの3つのCDRを含む、結合タンパク質。
  2. 請求項1に記載の結合タンパク質であって、
    (a)VD1またはVD2が、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、もしくは809、または36〜41、88〜97、もしくは48〜72のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)VD1およびVD2が独立して、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、もしくは809、または36〜41、88〜97、もしくは48〜72のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)VD1が、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、もしくは809、または36〜41、88〜97、もしくは48〜72のいずれか1つを含み、およびVD2が、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含み;あるいは
    (d)VD2が、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、もしくは809、または36〜41、88〜97、または48〜72のいずれか1つを含み、およびVD1が、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含む、結合タンパク質。
  3. ポリペプチド鎖を含む結合タンパク質であって、ここで前記ポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の軽鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の軽鎖可変ドメインであり;
    Cは軽鎖定常ドメインであり;
    X1はリンカーであるが、ただしCLではなく;
    X2はFc領域を含まず;
    (X1)nのnは0または1であり;
    (X2)nのnは0または1であり;および
    (a)VD1またはVD2が、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)VD1およびVD2がそれぞれ独立して、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)VD1が、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、およびVD2が、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812からの3つのCDRを含み;
    (d)VD2が、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、およびVD1が、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812からの3つのCDRを含む、結合タンパク質。
  4. 請求項3に記載の結合タンパク質であって、
    (a)VD1またはVD2が、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)VD1およびVD2がそれぞれ独立して、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)VD1が、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、およびVD2が、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812を含み;あるいは
    (d)VD2が、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、およびVD1が、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812を含む、結合タンパク質。
  5. (X1)nが0および/または(X2)nが0の、請求項1または3に記載の結合タンパク質。
  6. 第一のポリペプチド鎖および第二のポリペプチド鎖を含む結合タンパク質であって、ここで前記第一のポリペプチド鎖は第一のVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の重鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の重鎖可変ドメインであり;
    Cは重鎖定常ドメインであり;
    X1は第一のリンカーであり;
    X2はFc領域であり;
    (X1)nのnは0または1であり;
    (X2)nのnは0または1であり;および
    前記第二のポリペプチド鎖は第二のVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の軽鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の軽鎖可変ドメインであり;
    Cは軽鎖定常ドメインであり;
    X1は第二のリンカーであり;
    X2はFc領域を含まず;
    (X1)nのnは0または1であり;
    (X2)nのnは0または1であり;および
    前記第一のリンカーおよび第二のX1リンカーは同じかまたは異なり;
    前記第一のX1リンカーはCH1でなくおよび/または前記第二のX1リンカーはCLでなく、および
    (a)前記VD1またはVD2重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、前記VD1またはVD2軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)前記VD1およびVD2重鎖可変ドメインがそれぞれ独立して、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、前記VD1およびVD2軽鎖可変ドメインがそれぞれ独立して、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)前記VD1重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD2重鎖可変ドメインが、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811からの3つのCDRを含み;前記VD1軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD2軽鎖可変ドメインが、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、または812からの3つのCDRを含み;あるいは
    (d)前記VD2重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD1重鎖可変ドメインが、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811からの3つのCDRを含み;前記VD2軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD1軽鎖可変ドメインが、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812からの3つのCDRを含む、結合タンパク質。
  7. 請求項6に記載の結合タンパク質であって、
    (a)前記VD1またはVD2重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、前記VD1またはVD2軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)前記VD1およびVD2重鎖可変ドメインがそれぞれ独立して、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、前記VD1およびVD2軽鎖可変ドメインがそれぞれ独立して配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)前記VD1重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、および前記VD2重鎖可変ドメインが、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含み;前記VD1軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、および前記VD2軽鎖可変ドメインが、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、または812を含み;あるいは
    (d)前記VD2重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、および前記VD1重鎖可変ドメインが、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含み;前記VD2軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、および前記VD1軽鎖可変ドメインが、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、または812を含む、結合タンパク質。
  8. X1および/またはX2が配列番号1−29のうちのいずれか1種であり;かつ/あるいは
    前記Fc領域が変異体配列Fc領域であり;かつ/あるいは
    前記Fc領域が、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA、IgM、IgE、またはIgD由来のFc領域である、請求項1、3、または6に記載の結合タンパク質。
  9. 前記結合タンパク質が、2つの第一のポリペプチド鎖および2つの第二のポリペプチド鎖を含んでいる、請求項6に記載の結合タンパク質。
  10. 前記第一のポリペプチド鎖の前記VD1および前記第二のポリペプチド鎖の前記VD1がそれぞれ、同じ第一のおよび第二の親抗体またはその抗原結合部分から得られ;かつ/あるいは
    前記第一のポリペプチド鎖の前記VD1および前記第二のポリペプチド鎖の前記VD1がそれぞれ、異なる第一のおよび第二の親抗体、またはその抗原結合部分に由来し;かつ/あるいは
    前記第一のポリペプチド鎖の前記VD2および前記第二のポリペプチド鎖の前記VD2がそれぞれ、同じ第一のおよび第二の親抗体、またはその抗原結合部分に由来し;かつ/あるいは
    前記第一のポリペプチド鎖の前記VD2および前記第二のポリペプチド鎖の前記VD2がそれぞれ、異なる第一のおよび第二の親抗体、またはその抗原結合部分に由来し;かつ/あるいは
    前記第一のおよび前記第二の親抗体が、前記抗原の異なるエピトープに結合し;かつ/あるいは
    前記第一の親抗体またはその抗原結合部分が、前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が前記第二の抗原と結合する強度とは異なる強度で、前記第一の抗原に結合し;かつ/あるいは
    前記第一の親抗体またはその抗原結合部分が、前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が前記第二の抗原に結合する親和性とは異なる親和性でもって、前記第一の抗原に結合する、請求項6に記載の結合タンパク質。
  11. 2つの抗原に結合できる結合タンパク質であって、前記結合タンパク質は4つのポリペプチド鎖を含み、ここで2つのポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の重鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の重鎖可変ドメインであり;
    Cは重鎖定常ドメインであり;
    X1は第一のリンカーであり;
    X2はFc領域であり;および
    2つのポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の軽鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の軽鎖可変ドメインであり;
    Cは軽鎖定常ドメインであり;
    X1は第二のリンカーであり;
    X2はFc領域を含まず;
    (X1)nのnは0または1であり;および
    (X2)nのnは0または1であり;
    前記第一のおよび第二のX1リンカーは同じかまたは異なり;
    前記第一のX1リンカーはCH1ではなく、および/または前記第二のX1リンカーはCLではなく;
    (a)前記VD1またはVD2重鎖可変ドメインは、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、前記VD1またはVD2軽鎖可変ドメインは、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)前記VD1およびVD2重鎖可変ドメインはそれぞれ独立して、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、前記VD1およびVD2軽鎖可変ドメインはそれぞれ独立して、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)前記VD1重鎖可変ドメインは、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD2重鎖可変ドメインは、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811からの3つのCDRを含み;前記VD1軽鎖可変ドメインは、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD2軽鎖可変ドメインは、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、または812からの3つのCDRを含み;あるいは
    (d)前記VD2重鎖可変ドメインは、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD1重鎖可変ドメインは、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811からの3つのCDRを含み;前記VD2軽鎖可変ドメインは、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つに由来する3つのCDRを含み、および前記VD1軽鎖可変ドメインは、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812からの3つのCDRを含む、結合タンパク質。
  12. 2つの抗原に結合できる結合タンパク質であって、前記結合タンパク質は4つのポリペプチド鎖を含み、ここで2つのポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の重鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の重鎖可変ドメインであり;
    Cは重鎖定常ドメインであり;
    X1は第一のリンカーであり;
    X2はFc領域であり;
    (X1)nのnは0または1であり;
    (X2)nのnは0または1であり;および
    2つのポリペプチド鎖はVD1−(X1)n−VD2−C−(X2)nを含み、式中、
    VD1は第一の軽鎖可変ドメインであり;
    VD2は第二の軽鎖可変ドメインであり;
    Cは軽鎖定常ドメインであり;
    X1は第二のリンカーであり;
    X2はFc領域を含まず;
    (X1)nのnは0または1であり;
    (X2)nのnは0または1であり;ならびに
    前記第一のおよび第二のX1リンカーは同じかまたは異なり;
    前記第一のX1リンカーはCH1ではなく、および/または前記第二のX1リンカーはCLではなく
    (a)前記VD1またはVD2重鎖可変ドメインは、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、前記VD1またはVD2軽鎖可変ドメインは、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)前記VD1およびVD2重鎖可変ドメインはそれぞれ独立して、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、前記VD1およびVD2軽鎖可変ドメインはそれぞれ独立して、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)前記VD1重鎖可変ドメインは、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、および前記VD2重鎖可変ドメインは、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含み;前記VD1軽鎖可変ドメインは、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、および前記VD2軽鎖可変ドメインは、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812を含み;あるいは
    (d)前記VD2重鎖可変ドメインは、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、および前記VD1重鎖可変ドメインは、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含み;前記VD2軽鎖可変ドメインは、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、および前記VD1軽鎖可変ドメインは、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、または812を含む、結合タンパク質。
  13. 前記結合タンパク質の前記1つ以上の標的に対する結合速度定数(Kon)が、表面プラズモン共鳴で測定すると、少なくとも−1−1;少なくとも−1−1;少なくとも−1−1;少なくとも−1−1;または少なくとも−1−1 であり;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質の前記1つ以上の標的に対する解離速度定数(K off )が、表面プラズモン共鳴で測定すると、最大10 −3 −1 ;最大10 −4 −1 ;最大10 −5 −1 ;または最大10 −6 −1 であり;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質の前記1つ以上の標的に対する平衡解離定数(K )が、最大10 −7 M;最大10 −8 M;最大10 −9 M;最大10 −10 M;最大10 −11 M;最大10 −12 M;または最大10 −13 Mであり;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質が結晶化した結合タンパク質である、
    請求項1、3、6、19、または20に記載の結合タンパク質。
  14. 請求項1、3、6、11または12に記載の結合タンパク質を含む結合タンパク質複合体であって、前記結合タンパク質複合体がさらに薬剤を含み、前記薬剤が、免疫接着分子、造影剤、治療薬、または細胞障害性薬物である、結合タンパク質複合体。
  15. 前記造影剤が、放射性標識、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁気標識、またはビオチンである、請求項14に記載の結合タンパク質複合体。
  16. 2つの抗原に結合できる結合タンパク質の生成方法であって、
    第一の抗原および第二の抗原に結合できる結合タンパク質が生成されるように、
    a)前記第一の抗原に結合できる第一の親抗体またはその抗原結合部分を得るステップ;
    b)前記第二の抗原に結合できる第二の親抗体またはその抗原結合部分を得るステップ;
    c)請求項1、3、6、11または12のいずれか1項に記載のポリペプチドを構築するステップ:
    d)前記ポリペプチド鎖を発現させるステップ;
    を含む、結合タンパク質の生成方法。
  17. (a)前記VD1またはVD2重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、前記VD1またはVD2軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (b)前記VD1およびVD2重鎖可変ドメインがそれぞれ独立して、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、前記VD1およびVD2軽鎖可変ドメインがそれぞれ独立して配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、かつ、前記結合タンパク質はTNFに結合でき;
    (c)前記VD1重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、および前記VD2重鎖可変ドメインが、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含み;前記VD1軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、および前記VD2軽鎖可変ドメインが、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、または812を含み;
    (d)前記VD2重鎖可変ドメインが、配列番号661、541、551、561、571、581、591、601、606、611、616、621、626、631、636、643、653、71、681、691、701、711、721、731、741、753、763、771、776、781、786、791、796、801、805、807、809、または36〜41、48〜72、もしくは88〜97のいずれか1つを含み、および前記VD1重鎖可変ドメインが、配列番号663、30、32、34、108、109、110、111、112、113、114、115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803または811を含み;前記VD2軽鎖可変ドメインが、配列番号666、546、556、566、576、586、596、648、658、76、686、696、706、716、726、736、746、758、768または42〜47、73〜87、もしくは98〜107のいずれか1つを含み、および前記VD1軽鎖可変ドメインが、配列番号668、31、33、35、116、117、118、119、120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766または812を含み;かつ/あるいは
    前記Fc領域が変異体配列Fc領域であり;かつ/あるいは
    前記Fc領域がIgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA、IgM、IgE、またはIgD由来のFc領域であり;かつ/あるいは
    前記第一の親抗体またはその抗原結合部分が、存在する場合に、前記第二の親抗体またはその抗原結合部分が、存在する場合に、前記第二の抗原に結合する親和性および/または強度とは異なる親和性および/または強度でもって、前記第一の抗原に結合する、
    請求項16に記載の方法。
  18. 抗原またはその断片の有無、量、または濃度に関して被検試料をアッセイするためのキットであって、
    (a)前記被検試料を前記抗原またはその断片に関してアッセイするための説明書、および
    (b)請求項1、3、9、11または12に記載の結合タンパク質を含む少なくとも1つの結合タンパク質、
    を含むキット。
  19. (a)配列番号663、30、32、34、108〜115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803、および811のいずれか1種に由来する3つの相補性決定領域(CDR);または
    (b)配列番号663、30、32、34、108〜115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803、および811のうちのいずれか1種
    を含む少なくとも1つの 重鎖 可変領域 (VH 領域)を含む、IL−17結合タンパク質。
  20. (a)配列番号668、31、33、35、116〜120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、および812のいずれか1種に由来する3つの相補性決定領域(CDR);または
    (b)配列番号668、31、33、35、116〜120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、および812のうちのいずれか1種
    を含む少なくとも1つの軽鎖可変領域(VL領域)を含む、IL−17結合タンパク質。
  21. 少なくとも1つの重鎖可変領域(VH領域)および少なくとも1つの軽鎖可変領域(VL領域)を含むIL−17結合タンパク質であって、前記VH領域が、
    (a)配列番号663、30、32、34、108〜115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803、および811のからいずれか1種に由来する3つの相補性決定領域(CDR);または
    (b)配列番号663、30、32、34、108〜115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803、および811のうちのいずれか1種を含み;および
    前記VL領域が、
    (c)配列番号668、31、33、35、116〜120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、および812のいずれか1つに由来する3つのCDR;または
    (d)配列番号668、31、33、35、116〜120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、および812のうちのいずれか1種を含む、IL−17結合タンパク質。
  22. 前記結合タンパク質が、2つのVH領域および2つのVL領域を含み;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質が、配列番号30および31;32および33;34および35;108および118;108および119;109および116;110および117;111および120;112および117;113および120;114および117;115および117;527および537;527および538;528および535;529および536;530および539;531および536;532および539;533および536;および534および536からなる群より選択される、少なくとも1つのVH領域と少なくとも1つのVL領域のアミノ酸配列の組を含み;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質が、
    (a)IL−17の生物学的機能を調節し;
    (b)IL−17を中和し;
    (c)IL−17がその受容体に結合する能力を弱め;
    (d)前駆ヒトIL−17、成熟ヒトIL−17、または切断型ヒトIL−17がその受容体に結合する能力を弱め;および/または
    (e)IL−17依存性サイトカインの生産、IL−17依存性細胞死、IL−17依存性炎症、IL−17依存性骨侵食、およびIL−17依存性軟骨損傷のうちの1つ以上を低減し;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質の結合速度定数(Kon)が、表面プラズモン共鳴で測定すると、少なくとも10 −1 −1 ;少なくとも10 −1 −1 ;少なくとも10 −1 −1 ;少なくとも10 −1 −1 ;または少なくとも10 −1 −1 であり;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質の解離速度定数(Koff)が、表面プラズモン共鳴で測定すると、最大10 −3 −1 ;最大10 −4 −1 ;最大10 −5 s−1;または最大10 −6 −1 であり;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質の解離定数(KD)が最大10 −7 M;最大10 −8 M;最大10 −9 M;最大10 −10 M;最大10 −11 M;最大10 −12 M;または最大10 −13 Mである
    請求項21に記載の結合タンパク質。
  23. ヒトIL−17に結合できる結合タンパク質であって、前記結合タンパク質が、
    (a)重鎖定常領域;
    (b)軽鎖定常領域;
    (c)配列番号663、30、32、34、108〜115、121〜317、527〜534、543、553、563、573、583、593、603、608、613、618、623、628、633、638、641、651、73、683、693、703、713、723、733、743、751、761、773、778、783、788、793、798、803、および811からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH領域);および
    (d)配列番号668、31、33、35、116〜120、318〜526、535〜539、548、558、568、578、588、598、646、656、78、688、698、708、718、728、738、748、756、766、および812からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域(VL領域)を含む、結合タンパク質。
  24. 前記結合タンパク質が、免疫グロブリン分子、Fv、ジスルフィド結合Fv、モノクローナル抗体、scFv、キメラ結合タンパク質、単一ドメイン結合タンパク質、CDR移植結合タンパク質、ディアボディ、ヒト化結合タンパク質、多重特異性結合タンパク質、Fab、双特異的結合タンパク質、Fab’断片、双特異性結合タンパク質、F(ab’)2断片、DVD−Ig(商標)、ヒンジ領域でジスルフィド架橋によって結合している2つのFab断片を含む二価の断片、前記VHおよびCH1ドメインからなるFd断片、抗体の単一のアームの前記VLおよびVHドメインからなるFv断片、dAb断片、単離された相補性決定領域(CDR)、または一本鎖結合タンパク質を含み;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質が、放射性標識、酵素、蛍光標識、発光標識、生物発光標識、磁気標識、およびビオチンからなる群より選択される造影剤に抱合されており;かつ/あるいは
    前記結合タンパク質が、代謝拮抗薬、アルキル化剤、抗生物質、成長因子、サイトカイン、抗血管新生薬、有糸分裂阻害剤、アントラサイクリン、毒素、またはアポトーシス薬からなる群より選択される治療薬または細胞障害性薬物をさらに含む、
    請求項62に記載の結合タンパク質。
  25. 請求項1、3、6、11、12または21に記載のアミノ酸配列を含む結合タンパク質をコードしている単離した核酸。
  26. 請求項25に記載の単離した核酸を含むベクター。
  27. 請求項26に記載のベクターを含む宿主細胞。
  28. IL−17に結合するタンパク質の産生方法であって、請求項27に記載の宿主細胞を培地中で、IL−17に結合する結合タンパク質を産生するのに十分な条件で培養するステップを含む、タンパク質の産生方法。
  29. 請求項21に記載の結合タンパク質および医薬として許容可能な担体を含む医薬組成物。
  30. 哺乳類の治療のための、請求項29に記載の医薬組成物。
  31. トIL−17活性を低下させるための、請求項29に記載の組成物
  32. IL−17活性が有害な障害を患っているヒト対象におけるヒトIL−17の活性を低下させるための、請求項29に記載の組成物
  33. IL−17が有害な障害を患っている患者の治療ための、請求項29に記載の組成物であって、前記組成物が、前記患者への第二の薬剤投与前、投与と同時、投与に使用され、前記第二の薬剤が、ブデノシド、上皮増殖因子、コルチコステロイド、シクロスポリン、スルファサラジン、アミノサリチラート、6−メルカプトプリン、アザチオプリン、メトロニダゾール、リポキシゲナーゼ阻害剤、メサラミン、オルサラジン、バルサラジド、抗酸化剤、トロンボキサン阻害剤、IL−1受容体アンタゴニスト、抗IL−1βモノクローナル抗体、抗IL−6またはIL−6受容体モノクローナル抗体、成長因子、エラスターゼ阻害剤、ピリジニル−イミダゾール化合物、TNF、LT、IL−1、IL−2、IL−6、IL−7、IL−8、IL−12、IL−13、IL−15、IL−16、IL−18、IL−23、EMAP−II、GM−CSF、FGFおよびPDGFの抗体またはアゴニスト、CD2、CD3、CD4、CD8、CD−19、CD25、CD28、CD30、CD40、CD45、CD69、CD90またはこれらのリガンドの抗体、メトトレキサート、シクロスポリン、FK506、ラパマイシン、ミコフェノラート・モフェチル、レフルノミド、NSAID、イブプロフェン、コルチコステロイド、プレドニゾロン、ホスホジエステラーゼ阻害剤、アデノシンアゴニスト、抗血栓剤、補体阻害剤、アドレナリン作動薬、IRAK、NIK、IKK、p38、MAPキナーゼ阻害剤、IL−1β変換酵素阻害剤、TNFα変換酵素阻害剤、T細胞シグナル伝達阻害剤、メタロプロテイナーゼ阻害剤、スルファサラジン、アザチオプリン、6−メルカプトプリン、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、可溶性サイトカイン受容体、可溶性p55TNF受容体、可溶性p75TNF受容体、sIL−1RI、sIL−1RII、sIL−6R、抗炎症性サイトカイン、IL−4、IL−10、IL−11、IL−13およびTGFβからなる群より選択される、組成物
  34. 前記障害が、自己免疫性障害および/または炎症性障害であり;かつ/あるいは
    前記障害が、自己免疫性障害および炎症性障害、喘息、関節リウマチ、硬直性脊椎炎、乾癬性関節炎、脊椎性関節症、乾癬、胃腸障害、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、ブドウ膜炎、および全身性エリテマトーデスからなる群より選択され;かつ/あるいは
    前記障害が、免疫性疾患および炎症性疾患、自己免疫疾患、炎症、クローン病、乾癬(尋常性乾癬を含む)、関節炎(関節リウマチ、乾癬性関節炎、変形性関節症、または若年性特発性関節炎を含む)、多発性硬化症、硬直性脊椎炎、脊椎性関節症、全身性エリテマトーデス、ブドウ膜炎、多発性硬化症、敗血症、神経変性性疾患、ニューロン再生、脊髄損傷、原発性および転移性の癌、呼吸障害;喘息;アレルギー性および非アレルギー性喘息;感染症による喘息;RSウイルス(RSV)感染による喘息;慢性閉塞性肺疾患(COPD);気道の炎症を伴う症状;好酸球増加症;線維症および過剰粘液産生;嚢胞性線維症;肺線維症;アトピー性障害;アトピー性皮膚炎;蕁麻疹;湿疹;アレルギー性鼻炎;アレルギー性胃腸炎;皮膚の炎症性および/または自己免疫性の状態;胃腸器官の炎症性および/または自己免疫性の状態;炎症性腸疾患(IBD);潰瘍性大腸炎;肝臓の炎症性および/または自己免疫性の状態;肝硬変;肝線維症;肝炎Bおよび/またはCウイルスに起因する肝線維症;強皮症;腫瘍または癌;肝細胞の癌腫;膠芽腫;リンパ腫;ホジキンリンパ腫;ウイルス感染;細菌感染;寄生虫感染;HTLV−1感染;保護的なI型免疫応答の発現の抑制および、ワクチンを接種している間の、保護的なI型免疫応答の発現の抑制からなる群より選択される、
    請求項32または33に記載の組成物
  35. 免疫アッセイにより、被検試料中のIL−17またはその断片の有無を決定する方法であって、前記免疫アッセイが、前記被検試料を、少なくとも1つの請求項1、3、9、11、12または21の結合タンパク質またはその断片、および少なくとも1つの検出可能な標識とを接触させることを含む、方法。
  36. (i)前記被検試料を前記少なくとも1つの結合タンパク質またはその断片と接触させることであって、ここで前記結合タンパク質は、第一の複合体を形成するように、前記IL−17またはその断片のエピトープに結合する、接触させることと;
    (ii)前記複合体を前記少なくとも1つの検出可能な標識とを接触させることであって、ここで前記検出可能な標識は、前記第一の複合体または、前記結合タンパク質またはその断片が結合していない前記IL−17またはその断片のエピトープに結合して第二の複合体を形成する、接触させることと;および
    (iii)前記第二の複合体に含まれている前記検出可能な標識によって生成された前記シグナルに基づいて、前記被検試料中の前記IL−17またはその断片の有無を検出することであって、ここで前記IL−17またはその断片の有無は、前記検出可能な標識によって生成される前記シグナルと正相関している、検出することをさらに含み;かつ/あるいは
    (i)前記被検試料を前記少なくとも1つの結合タンパク質またはその断片と接触させることであって、ここで前記結合タンパク質またはその断片は、第一の複合体を形成するように、前記IL−17またはその断片のエピトープに結合する、接触させることと;
    (ii)前記複合体を前記少なくとも1つの検出可能な標識と接触させることであって、ここで前記検出可能な標識は、第二の複合体を形成するように、前記結合タンパク質またはその断片への結合に関して前記IL−17またはその断片と競合する、接触させることと;および(iii)前記第二の複合体に含まれている前記検出可能な標識によって生成された前記シグナルに基づいて、前記被検試料中の前記IL−17またはその断片の有無を検出することであって、ここで前記IL−17またはその断片の存在は、前記検出可能な標識によって生成される前記シグナルと逆相関している、検出することをさらに含み;かつ/あるいは
    前記方法が、前記患者の診断、前記患者の予後診断、または前記患者の治療的/予防的処置の有効性の評価を補助するために前記結合タンパク質を使用することをさらに含む;
    請求項35に記載の方法。
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