JP2015500702A5

JP2015500702A5 -

Info

Publication number: JP2015500702A5
Application number: JP2014546138A
Authority: JP
Filing date: 2012-12-07
Publication date: 2016-02-04
Anticipated expiration: 2032-12-07

Description

本発明は、胃腸管前処理組成物を快い味にするために、例えばミラクリンまたはミラクルベリーを用いる方法を提供する。本発明の効用は、結果として腸製剤全部の摂取及びよりきれいな結腸粘膜を生じる、より良い患者コンプライアンスを有することと予期される。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある（国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む）。
（先行技術文献）
（特許文献）
（特許文献１）米国特許出願公開第２００７／００８２０６１号明細書
（特許文献２）米国特許出願公開第２００９／０２５２７９６号明細書
（特許文献３）米国特許第３，８９８，３２３号明細書
（特許文献４）国際公開第２０１１／００７１５３号

Claims

患者の胃腸管を洗浄する胃腸管前処理組成物の塩味を軽減する味修正物質含有組成物であって、
前記胃腸管前処理組成物のｐＨは約３〜約６．４であり、または約３〜約６．４に調節され、
前記味修正物質含有組成物が前記患者に提供された場合の前記胃腸管前処理組成物の塩味が、前記味修正物質含有組成物が提供されなかった場合の胃腸管前処理組成物の塩味と比較して、少なくとも約２０％軽減される、味修正物質含有組成物。
前記胃腸管が結腸であり、及び前記胃腸管前処理組成物が腸前処理溶液である、請求項１記載の味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記患者に対して診察の、治療の、及び／または外科的な処置を実施する前に、前記胃腸管は洗浄されるものである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管は内視鏡検査の前に洗浄されるものである、味修正物質含有組成物。
請求項４記載の味修正物質含有組成物において、前記内視鏡検査が、大腸内視鏡検査またはＳ状結腸鏡検査である、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、バリウム注腸検査、カプセル内視鏡検査、仮想結腸内視鏡検査、結腸手術、または胃腸管手術の前に、前記胃腸管は洗浄されるものである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記味修正物質が、ミラクルフルーツ、ミラクルフルーツ果肉、ミラクルフルーツ果粒、ミラクルベリー、ミラクルベリー抽出物、ミラクルフルーツ錠剤、ミラクルベリー錠剤、または遺伝子改変生物により産生されたミラクリンを有するミラクリンである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記味修正物質が、ソーマチン、モネリン、マビンリン、ブラゼイン、ペンタジン、クルクリン、ネオクリン、ミラクリン、及びそれらの混合物から成る群から選択されるものである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記味修正物質が、カプセル剤、錠剤、丸薬、粒剤、散剤、小丸剤、固体混合物、溶液、分散体、乳剤、ペースト剤、エキス剤、または天然源からの単離物の形態で提供される、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記味修正物質が、前記胃腸管前処理組成物が投与される約１分〜約１時間前に前記患者に提供される、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物の塩味が、少なくとも３０％軽減される、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物のｐＨが、前記患者に味修正物質含有組成物を提供する前または後に測定される、味修正物質含有組成物。
前記ｐＨが約４〜約６．４である、請求項１記載の味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物のｐＨが、クエン酸、酢酸、アスコルビン酸、リン酸、リンゴ酸、コハク酸、ギ酸、フマル酸、マレイン酸、またはそれらの混合物によって調節される、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物のｐＨが、水酸化アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、二酸化炭素、及びそれらの混合物の群から選択される化合物によって調節される、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物が、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、またはそれらの混合物を有するものである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物が、少なくとも１つのリン酸ナトリウムを有するものである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、及び重炭酸ナトリウム（炭酸水素ナトリウム）、硫酸ナトリウム、またはそれらの混合物を有するものである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物が溶液であり、且つ前記胃腸管前処理組成物の容積が約０．１リットル〜約５リットルの範囲にわたるものである、味修正物質含有組成物。
請求項１記載の味修正物質含有組成物において、前記胃腸管前処理組成物がポリエチレングリコール（ＰＥＧ）を有するものである、味修正物質含有組成物。
患者の胃腸管を洗浄する胃腸管前処理組成物の塩味を軽減する方法であって、
前記胃腸管前処理組成物のｐＨを測定し、且つ必要な場合に前記ｐＨを約３〜約６．４の範囲になるように調節する工程を有し、
味修正物質が前記患者に提供された場合の前記胃腸管前処理組成物の塩味が、前記味修正物質が提供されなかった場合の胃腸管前処理組成物の塩味と比較して、少なくとも約２０％軽減される、方法。