JP2015500336A - オーラルケア組成物 - Google Patents

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Abstract

ここに、バイオフィルムを破壊するのに有効な量の、(i)経口的に許容されるガリウム塩、および(ii)塩基性アミノ酸ポリマーを含むオーラルケア組成物;およびその製法およびその使用方法が開示される。

Description

多くの抗菌剤は、細菌が自由に浮遊する浮遊培養についてテストされているが、これらの生物は天然では稀にしか存在しない。より一般的には、細菌はバイオフィルムと呼ばれる複雑な群生において見出される。これは、700までの種の細菌が、歯垢と通常は言われる複雑な混合種バイオフィルムを形成する場合に、口腔で特に当て嵌まる。歯垢は、エナメル質の腐食、歯の過敏、口臭、歯の崩壊、カリエスおよび歯肉炎を含めた種々の望ましくない状態に至り得る。遊離した生存細菌に対して、バイオフィルムで見出される細菌はそれらの代謝速度、栄養物への接近および要件、および抗微生物剤に対する感受性において異なる。培養中の細菌に対して活性な剤は、バイオフィルムを破壊するメカニズムが存在しないと、歯垢中の細菌に対して比較的有効でないであろう。
ガリウムは、一般に、ガリウム(III)塩の形態で見出される遷移金属である。鉄に対するサイズおよび電荷におけるその同様性のため、身体はGa3+をそれがあたかも鉄であるように様々扱い、従って、それは、感染のような炎症領域や、迅速な細胞分裂の領域で見出され(および濃縮される)。従って、ガリウム塩は、例えば、核医学のための放射線のキャリヤとして鉄ベースのメカニズムを標的とし、関節炎に関連する疼痛を治療し、および時々は癌治療に関連する高カルシウム血症を治療するために、多数の生物医薬適用で用いられてきた。ガリウムは抗菌剤としても知られている。というのは、それは細菌細胞の鉄除去メカニズムによって容易に取り込まれるからである。ほとんどの細菌は生存に鉄を必要とするが、それらはしばしば鉄が不足する環境で生存するので、それらは鉄除去についての種々のメカニズムを発達させた。ガリウムが鉄の代わりに取り込まれると、それは同様に用いることができず、それは細菌細胞を効果的に毒する。
ε−ポリリシンは、ε−アミノおよびα−カルボキシル基の間にアミド結合を持つ1−リシン分子から構成されたポリマーである。この化合物は、微生物発酵の天然に生じる産物であって、食品の保存剤として用いられてきた。
浮遊培養中の細菌に対しては有効でないが、歯垢を形成するバイオフィルムを破壊し、かつ細菌を除去および破壊に対して感受性とすることができる安全かつ有効なオーラルケア製品に対する要望が存在する。
我々は、ガリウムおよびε−ポリリシンを、オーラルケア製品で用いられる潜在的な抗菌性抗バイオフィルム剤として調べた。これらの剤の各々は、個々には、口腔で見出されるような多数種バイオフィルムに対して比較的貧弱な活性を有するが、我々は、驚くべきことに、組み合わせると、それらは多数種バイオフィルム形成を大いに阻害することを見出した。
従って、本発明は、有効量の(i)経口的に許容されるガリウム塩および(ii)塩基性アミノ酸ポリマー、例えば、ε−ポリリシンを含むオーラルケア組成物を、そのような組成物を製造し、およびそのような組成物を抗菌剤および抗歯垢剤として用いて、口腔中の細菌バイオフィルムを低下させ、および排除する方法と共に提供する。
本発明の適用のさらなる領域は、以下に提供される詳細な記載から明らかとなるであろう。詳細な記載および具体的な実施例は、本発明の好ましい実施形態を示しつつ、単に説明目的を意図し、本発明の範囲を限定する意図ではないことが理解されるべきである。
好ましい実施形態の以下の記載は、性質上単に例示的なものであって、断じて、本発明、その適用、または使用を限定するものではない。
本発明は、かくして、第一の実施形態において、有効量の、例えば、バイオフィルム−破壊濃度の(i)経口的に許容されるガリウム塩、および(ii)塩基性アミノ酸ポリマーを含むオーラルケア組成物(組成物1)、例えば、
1.1 該経口的に許容されるガリウム塩がガリウム(III)塩である組成物1;
1.2 該経口的に許容されるガリウム塩が硝酸ガリウム、クエン酸ガリウム、マルトール酸ガリウム、またはそれらの混合物を含む組成物1.1;
1.3 該経口的に許容されるガリウム塩が硝酸ガリウムを含む組成物1.2;
1.4 該塩基性アミノ酸ポリマーがε−ポリリシン、ポリアルギニン、ポリヒスチジン、ポリシトルレン、およびそれらの混合物から選択される前記組成物のいずれか;
1.5 該塩基性アミノ酸ポリマーがε−ポリリシンを含む前記組成物のいずれか;
1.6 該経口的に許容されるガリウム塩の量が0.001〜5%、例えば、0.01%〜0.5%である前記組成物のいずれか;
1.7 該経口的に許容されるガリウム塩の量が約0.01〜0.05%である前記組成物のいずれか;
1.8 該経口的に許容されるガリウム塩の量が約0.1〜0.5%である前記組成物のいずれか;
1.9 該塩基性アミノ酸ポリマーの量が0.001〜5%、例えば、0.01%〜0.5%である前記組成物のいずれか;
1.10 該塩基性アミノ酸ポリマーの量が約0.01〜0.05%である前記組成物のいずれか;
1.11 該塩基性アミノ酸ポリマーの量が約0.1〜0.5%である前記組成物のいずれか;
1.12 さらに、有効量のフッ化物を含み、例えば、該フッ化物がフッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン(例えば、N’−オクタデシルトリメチレンジアミン−N,N,N’−トリス(2−エタノール)−ジヒドロフルオライド)、フッ化アンモニウム、フッ化チタン、ヘキサフルオロ硫酸塩、およびそれらの組合せから選択される塩である前記組成物のいずれか;
1.13 遊離または経口的に許容される塩形態の1−アルギニンを含む前記組成物のいずれか;
1.14 緩衝剤、例えば、リン酸ナトリウム緩衝液(例えば、一塩基リン酸ナトリウムおよびリン酸二ナトリウム)を含む前記組成物のいずれか;
1.15 例えば、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリトール、およびそれらの混合物から選択される保湿剤を含む前記組成物のいずれか;
1.16 さらに、研磨剤または粒状物を含む前記組成物のいずれか;
1.17 該接着剤または粒状物が炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム(例えば、リン酸二カルシウム二水和物)、硫酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、シリカ(例えば、水和シリカ)、酸化鉄、酸化アルミニウム、パーライト、プラスチック粒子、例えば、ポリエチレン、およびそれらの組合せから選択される直前の組成物;
1.18 全組成物重量の約15重量%から約70重量%の量の研磨剤を含む前記組成物のいずれか;
1.19 例えば、アニオン界面活性剤、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、エーテルラウリル硫酸ナトリウム、およびそれらの混合物を含む、例えば、アニオン性、カチオン性、双性イオン性、およびノニオン性界面活性剤、およびそれらの混合物から選択される1以上の界面活性剤を、例えば、約0.3重量%から約4.5重量%の量で含む前記組成物のいずれか;
1.20 さらに、該塩基性アミノ酸ポリマー以外に、例えば、ポリエチレングリコール、ポリビニルメチルエーテル・マレイン酸コポリマー、多糖(例えば、セルロース誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロース、または多糖ガム、例えば、キサンタンガムまたはカラギーナンガム)、およびそれらの組合せから選択される少なくとも1つのポリマーを含む前記組成物のいずれか;
1.21 ガムのストリップまたは断片を含む前記組成物のいずれか;
1.22 さらに、着香剤、芳香剤および/または着色剤を含む前記組成物のいずれか;
1.23 さらに、水を含む前記組成物のいずれか;
1.24 該ガリウム塩および該塩基性アミノ酸ポリマー以外に、例えば、ハロゲン化ジフェニルエーテル(例えば、トリクロサン)、薬草抽出物および精油(例えば、ローズマリー抽出物、茶抽出物、モクレン抽出物、チモール、メントール、ユ−カリプトール、ゲラニオール、カルバクロール、シトラール、ヒノキトール、カテコール、サリチル酸メチル、没食子酸エピガロカテキン、エピガロカテキン、没食子酸、ミソワク木抽出物、サジー抽出物)、ビスグアニド防腐剤(例えば、クロルヘキシジン、アレキシジンまたはオクテニジン)、第四級アンモニウム化合物(例えば、塩化セチルピリジニウム(CPC)、塩化ベンザルコニウム、塩化テトラデシルピリジニウム(TPC)、塩化N−テトラデシル−4−エチルピリジニウム(TDEPC))、フェノール防腐剤、ヘキセチジン、オクテニジン、サンギナリン、ポビドンヨウ素、デルモピノール、サリフルオル、金属イオン(例えば、亜鉛塩、例えば、クエン酸亜鉛、第一スズ塩、銅塩、鉄塩)、サンギナリン、プロポリスおよび酸素化剤(例えば、過酸化水素、緩衝化ペルオキシホウ酸ナトリウムまたはペルオキシ炭酸塩)、フタル酸およびその塩、モノペルフタル酸およびその塩およびエステル、ステアリン酸アスコルビル、オレオイルサルコシン、硫酸アルキル、スルホコハク酸ジオクチル、サリシルアニリド、臭化ドミフェン、デルモピノール、オクタピノールおよび他のピペジリノ誘導体、ニシン(nicin)調製物、亜塩素酸塩;および例えば、トリクロサンまたは塩化セチルピリジニウムを含む前記のいずれかの混合物から選択される抗菌剤を含む1以上の抗菌剤を含む前記組成物のいずれか;
1.25 さらに、例えば、過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸塩、過炭酸塩、ペルオキシ酸、次亜塩素酸塩、およびそれらの組合せから選択されるホワイトニング剤を含む前記組成物のいずれか;
1.26 さらに、過酸化水素または過酸化水素供給源、例えば、尿素過酸化物または過酸化物塩または複合体(例えば、ペルオキシリン酸塩、ペルオキシ炭酸塩、過ホウ酸塩、ペルオキシケイ酸塩、または過硫酸塩;例えば、ペルオキシリン酸カルシウム、過ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム過酸化物、ペルオキシリン酸ナトリウム、および過硫酸カリウム)を含む前記組成物のいずれか;
1.27 さらに、細菌の付着に干渉し、またはそれを妨げる剤、例えば、ソルブロールまたはキトサンを含む前記組成物のいずれか;
1.28 さらに、(i)カルシウム−ガラス複合体、例えば、ホスホケイ酸カルシウムナトリウムおよび(ii)カルシウム−蛋白質複合体、例えば、カゼインホスホペプチド−アモルファスリン酸カルシウムから選択されるカルシウムおよびリン酸塩の入手源を含む前記組成物のいずれか;
1.29 さらに、例えば、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、およびそれらの組合せから選択される可溶性カルシウム塩を含む前記組成物のいずれか;
1.30 さらに、象牙質感度を低下させるのに有効な量の、生理学的に許容されるカリウム塩、例えば、硝酸カリウムまたは塩化カリウムを含む前記組成物のいずれか;
1.31 さらに、口臭消臭剤、芳香剤または着香剤を含む前記組成物のいずれか;
1.32 (i)口腔での微生物バイオフィルム形成を阻害し、(ii)歯垢蓄積を低下させ、(iii)歯の脱灰を低下させ、または阻害し、および歯の再石灰化を促進し、(iv)歯の過敏を低下させ、(v)歯肉炎を低下させ、または阻害し、(vi)口の中の糜爛または切傷の治癒を促進し、(vii)酸生産細菌のレベルを低下させ、(viii)非齲蝕性および/または非歯垢形成細菌の相対レベルを増加させ、(ix)歯齲蝕の形成を低下させ、または阻害し、(x)例えば、定量的光誘導蛍光(QLF)または電気的齲蝕測定(ECM)によって検出された、エナメル質の前齲蝕損傷を低下させ、修復し、または阻害し、(xi)乾燥した口を治療し、軽減し、または低下させ、(xii)歯および口腔を洗浄し、(xiii)腐食を低下させ、(xiv)歯を白くし;および/または(xv)例えば、口腔組織を介する全身感染の可能性を低下させることによる、心血管健康を含めた全身健康を促進するための、例えば、磨きつつ、口腔への適用に際して有効な前記組成物のいずれか;
1.33 前記組成物のいずれか一つに記載された成分を組み合わせることによって得られた、または得ることができる組成物;
1.34 マウスリンス、練り歯磨き、歯ゲル、歯磨き粉、非研磨性ゲル、ムース、フォーム、マウススプレイ、ロゼンジ、経口錠剤、歯科用用具およびペットケア製品から選択される形態の前記組成物のいずれか;
1.35 さらに、フッ化物、遊離または経口的に許容される塩形態の1−アルギニン、ガリウム塩および塩基性アミノ酸ポリマーに加えての抗菌剤、抗炎症化合物、およびホワイトニング剤から選択されるさらなる剤の有効量を含む前記組成物のいずれか;
1.36 該組成物が、所望により、さらに、水、研磨剤、界面活性剤、発泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、保湿剤、増粘剤、抗微生物剤、保存剤、着香剤、着色剤、および/またはそれらの組合せの1以上を含んでよい練り歯磨きまたはマウスウォッシュである前記組成物のいずれか;
1.37 該組成物が練り歯磨きである前記組成物のいずれか;
1.38 該組成物がマウスウォッシュである前記組成物1〜1.37記載のいずれかを提供する。
本発明は、さらに、(i)経口的に許容されるガリウム塩および(ii)塩基性アミノ酸ポリマーを含む組成物、例えば、組成物1等のいずれかの有効量を口腔に適用することを含む、(i)口腔において微生物バイオフィルムの形成を阻害し、(ii)歯垢蓄積を低下させ、(iii)歯の脱灰を低下させ、または阻害し、および歯の再石灰化を促進し、(iv)歯の過敏を低下させ、(v)歯肉炎を低下させ、または阻害し、(vi)口中の糜爛または切傷の治癒を促進し、(vii)酸生産細菌のレベルを低下させ、(viii)非齲蝕性および/または非歯石形成細菌の相対的レベルを増加させ、(ix)歯齲蝕の形成を低下させ、または阻害し、(x)定量的光誘導蛍光(QLF)または電気的齲蝕測定(ECM)によって検出して、エナメル質の前齲蝕損傷を低下させ、修復し、または阻害し、(xi)乾燥した口を治療し、軽減し、または低下させ、(xii)歯および口腔を洗浄し、(xiii)腐食を低下させ、(xiv)歯を白くし;および/または(xv)例えば、経口組織を介する全身感染の可能性を低下させることによって、心血管健康を含めた全身健康を促進するための方法を提供する。
本発明は、さらに、例えば、前記パラグラフに記載された方法、ならびに経口的に許容される担体と一緒に(i)経口的に許容されるガリウム塩および(ii)塩基性アミノ酸ポリマーを組み合わせることを含む、オーラルケア組成物、例えば、組成物1等を製造する方法のいずれかで用いられる、オーラルケア組成物、例えば、組成物1等のいずれかの製造における、(i)経口的に許容されるガリウム塩および(ii)塩基性アミノ酸ポリマーの使用を提供する。
塩の形態:
本発明の組成物は口中での局所的な使用が意図され、従って、本発明で用いられる塩は経口的に許容されるべきであり、すなわち、提供される量および濃度にて、口中での局所的使用に対して安全であるべきである。適切な塩としては、一般には、提供される量および濃度にてこの目的に経口的に許容できると考えられる、医薬上許容される塩であることが当該分野で知られた塩が挙げられる。ガリウムは、一般に、ガリウム(III)酸化状態で見出され、従って、医薬上許容される無機または有機酸とで塩を形成することができる。好ましくは、ガリウム(III)塩は、使用に際して、有効なレベルのGa3+イオンを提供するのに十分に可溶性である。好ましいガリウム塩はガリウム(III)の経口的に許容できる塩、例えば、硝酸ガリウム、クエン酸ガリウム、およびマルトール酸ガリウムを含む。
活性な剤:
本明細書中で用いられる有効成分の有効濃度は、用いられる特定の剤および供給システムに依存するであろう。練り歯磨きは、例えば、典型的には、使用に際して水で希釈され、他方、マウスリンスは、典型的には、希釈されないと理解される。従って、練り歯磨きにおける活性剤の有効濃度は、通常、マウスリンスで必要とされるよりも5から15倍高いであろう。該濃度は、選択された正確な塩またはポリマーにも依存するであろう。例えば、活性な剤が塩の形態で提供される場合、対イオンが塩の重量に影響し、その結果、もし対イオンがより重いならば、重量でより多い塩が、最終製品中の活性なイオンの同一濃度を提供するのに必要とされるであろう。本発明で用いるガリウム塩の有効濃度は、従って、例えば、マウスリンスでは0.001〜5%、例えば、約0.01〜0.05%、練り歯磨きでは約0.1〜0.5%である。本発明で用いられる塩基性アミノ酸ポリマーの有効濃度は同様であり、例えば、マウスリンスでは0.001〜5%、例えば、約0.01〜0.05%、練り歯磨きでは約0.1〜0.5%である。他の活性剤は有効量で提供される。アルギニンは、存在する場合、マウスリンスでは、例えば、(遊離塩基の重量として表して)約0.1〜約20重量%、例えば、約0.1〜約3重量%、消費者の練り歯磨きでは約1〜約10重量%、または専門家または処方箋治療製品では約7〜約20重量%のレベルで存在させることができる。フッ化物は、存在させる場合、マウスリンスでは、例えば、約25〜約25,000ppm、例えば、約25〜約250ppm、消費者の練り歯磨きでは約750〜約2,000ppm、または専門家または処方箋治療製品では約2,000〜約25,000ppmのレベルで存在させることができる。ガリウム塩および塩基性アミノ酸ポリマーに加えて抗菌剤のレベルは同様に変化し、練り歯磨きにおけるレベルは、例えば、マウスリンスで用いられるよりも約5〜約15倍より大きい。例えば、トリクロサンマウスリンスは、例えば、約0.03重量%のトリクロサンを含有することができ、他方、トリクロサン練り歯磨きは約0.3重量%のトリクロサンを含有することができる。
塩基性アミノ酸:
塩基性アミノ酸は、好ましくは、荷電ポリマーを形成することができる塩基性アミノ酸である。例えば、ε−ポリリシンはα−ポリリシンよりも好ましい。なぜならば、ε−ポリリシン中の遊離アミノ基は正の電荷を有するからである。ポリアルギニン、ポリヒスチジンおよびポリシトルレンもまた適切である。というのは、それらの含窒素側の鎖は正に荷電しているからである。
フッ化物イオン供給源:
オーラルケア組成物は、さらに、1以上のフッ化物イオン供給源、例えば、可溶性フッ化物塩を含むことができる。広く種々のフッ化物イオンを生じる物質を、本組成物において可溶性フッ化物の供給源として使用することができる。適当なフッ化物イオンを生じる物質の例は、ここに引用して援用する、Briner et al.に対する米国特許第3,535,421号;Parran,Jr.et al.に対する米国特許第4,885,155号およびWidder et al.に対する米国特許第3,678,154号に見出される。代表的なフッ化物イオン供給源としては、限定されるものではないが、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン、フッ化アンモニウム、およびそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態では、フッ化物イオン供給源はフッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムならびにそれらの混合物を含む。ある実施形態では、本発明のオーラルケア組成物は、約25ppm〜約25,000ppmのフッ化物イオン、一般には、少なくとも約500ppm、例えば、約500〜約2000ppm、例えば、約1000〜約1600ppm、例えば、約1450ppmのフッ化物イオンを供給するのに十分な量のフッ化物イオンの供給源またはフッ素−提供成分を含有することもできる。フッ化物の適切なレベルは、特定の適用に依存するであろう。マウスウォッシュは、例えば、典型的には、約100〜約250ppmのフッ化物を有するであろう。一般的な消費者の使用のための練り歯磨きは、典型的には、約1000〜約1500ppmを有し、小児用の練り歯磨きは幾分少ない量を有する。専門家適用のための歯磨きまたはコーティングは、約5,000、または約25,000ppmさえもフッ化物と多くを有するであろう。フッ化物イオン供給源は、1つの実施形態では、組成物の約0.01重量%〜約10重量%、もう1つの実施形態では、約0.03重量%〜約5重量%、もう1つの実施形態では、約0.1重量%〜約1重量%のレベルで、本発明の組成物に加えることができる。適切なレベルのフッ化物イオンを提供するためのフッ化物塩の重量は、明らかに、塩中の対イオンの重量に基づいて変化するであろう。
研磨剤:
本発明の組成物、例えば、組成物1等は、リン酸カルシウム研磨剤、例えば、リン酸三カルシウム(Ca(PO)、ヒドロキシアパタイト(Ca10(PO(OH))、またはリン酸二カルシウム二水和物(時々は、本明細書中においてはDiCalとも称されるCaHPO2HO)またはピロリン酸カルシウムを含むことができる。組成物は、1以上のさらなる研磨剤、例えば、G.M.Huberによって市販されるZeodent 115(登録商標)のような、約20ミクロンまでの平均粒子サイズを有する沈降シリカのようなシリカ研磨剤を含んでよい。他の有用な研磨剤としては、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、ケイ酸アルミニウム、焼成アルミナ、ベントナイトまたは他の珪質物質、またはその組合せも挙げられる。本明細書中において有用なシリカ研磨剤の研磨性物質、ならびに他の研磨剤は、一般に、約0.1および約30ミクロンの間、約5および約15ミクロンの間の範囲の平均粒子サイズを有する。シリカ研磨剤は、共にここに引用して援用する、Pader et al.に対する米国特許第3,538,230号およびDigiulioに対する米国特許第3,862,307号に記載されたシリカキセロゲルのような沈降シリカまたはシリカゲルからのものとすることができる。特別なシリカキセロゲルは、W.R.Grace & Co.,Davison化学部門によって商品名Syloid(登録商標)下で市販されている。沈降シリカ物質としては、表示Zeodent115および119を担うシリカを含めた、商品名Zeodent(登録商標)下でJ.M.Huber Corp.によって市販されるものが挙げられる。これらのシリカ研磨剤は、ここに引用して援用する、Wasonに対する米国特許第4,340,583号に記載されている。ある実施形態では、本発明によるオーラルケア組成物の実施で有用な研磨剤物質としては、約100cc/100gシリカ未満の、かつ約45cc/100g〜約70cc/100gシリカの範囲の油吸収値を有するシリカゲルおよび沈降アモルファスシリカが挙げられる。油吸収値は、ASTA Rub−Out方法D281を用いて測定される。ある実施形態では、シリカは、約3ミクロン〜約12ミクロン、および約5〜約10ミクロンの平均粒子サイズを有するコロイド粒子である。本発明の実施で特に有用な低油吸収シリカ研磨剤は、W.R.Grace & Co.のDavison化学部門、Baltimore、Md.21203によって商品表示Sylodent XWA(登録商標)下で市販されている。直径が平均約7〜約10ミクロンである、29重量%の水含有量、および約70cc/100gシリカ未満の油吸収を有する、コロイドシリカの粒子で構成されたシリカヒドロゲルであるSylodent650 XWA(登録商標)は、本発明の実施で有用な低油吸収シリカ研磨剤の例である。研磨剤は、約10〜約60重量%、他の実施形態では、約20〜約45重量%、もう1つの実施形態では、約30〜約50重量%の濃度で本発明のオーラルケア組成物に存在させる。
発泡の量を増加させるための剤:
本発明のオーラルケア組成物は、口腔を磨いた時に生じる泡の量を増加させるための剤を含んでもよい。泡の量を増加させる剤の実例としては、限定されるものではないが、ポリオキシエチレン、および限定されるものではないが、アルギン酸塩ポリマーを含めたある種のポリマーが挙げられる。ポリオキシエチレンは、本発明のオーラルケア担体成分によって生じた泡の量、および泡の厚みを増加させることができる。ポリオキシエチレンは、通常、ポリエチレングリコール(「PEG」)またはポリエチレンオキサイドとしても知られている。本発明に適したポリオキシエチレンは、約200,000〜約7,000,000の分子量を有するであろう。1つの実施形態では、分子量は約600,000〜約2,000,000、もう1つの実施形態では、約800,000〜約1,000,000であろう。Polyox(登録商標)は、Union Carbideによって製造された高分子量ポリオキシエチレンに対する商標名である。ポリオキシエチレンは、本発明のオーラルケア組成物のオーラルケア担体成分の、重量で表して、約1%〜約90%、1つの実施形態では、約5%〜約50%、もう1つの実施形態では、約10%〜約20%の量で存在させてよい。オーラルケア組成物における発泡剤の量(すなわち、単回量)は、約0.01重量%〜約0.9重量%、約0.05重量%〜約0.5重量%、もう1つの実施形態では、約0.1重量%〜約0.2重量%である。
界面活性剤:
本発明で有用な組成物はアニオン性界面活性剤、例えば、
i.N−メチルN−ココイルタウリン酸ナトリウム、ココモノグリセリド硫酸ナトリウムのような水素化ヤシ油脂肪酸のモノ硫酸化モノグリセリドのナトリウム塩のような高級脂肪酸モノグリセリドモノスルフェートの水溶性塩、
ii.ラウリル硫酸ナトリウムのような高級アルキル硫酸、
iii.例えば、mが6から16、例えば、10であり、nが1から6、例えば、2、3または4であって、XがNaまたはKである式CH(CHCH(OCHCHOSOXの高級アルキル−エーテル硫酸、例えば、ラウレス−2硫酸ナトリウム(CH(CH10CH(OCHCHOSONa)、
iv.ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム)のような高級アルキルアリールスルホン酸塩、
v.ラウリルスルホ酢酸ナトリウム(スルホ酢酸ドデシルナトリウム)のような高級アルキルスルホン酸塩、1,2−ジヒドロプロパンスルホン酸の高級脂肪酸エステル、スルホコラウレート(N−2−エチルラウレートカリウムスルホアセトアミド)およびラウリルサルコシン酸ナトリウム
を含有してよい。
「高級アルキル」とは、例えば、C6〜30アルキルを意味する。特別な実施形態においては、アニオン性界面活性剤はラウリル硫酸ナトリウムおよびエーテルラウリル硫酸ナトリウムから選択される。アニオン性界面活性剤は、有効である、例えば、調合物の>0.01重量%の量で存在させてよいが、口腔組織を刺激するであろう、例えば、<10%の濃度では存在させず、最適な濃度は特定の調合物および特定の界面活性剤に依存する。例えば、用いられる濃度またはマウスウォッシュは、典型的には、練り歯磨きで用いられるものの1/10の大きさの程度である。1つの実施形態において、アニオン性界面活性剤は、約0.3重量%〜約4.5重量%、例えば、約1.5重量%で練り歯磨きに存在させる。本発明の組成物は、所望により、例えば、アニオン性界面活性剤、およびアニオン性、カチオン性、双性イオン性またはノニオン性であってよい他の界面活性剤を含む界面活性剤の混合物を含有してよい。一般に、界面活性剤は、広いpHの範囲にわたって合理的に安定であるものである。界面活性剤は、例えば、ここに引用して援用する、Agricola at al.に対する米国特許第3,959,458号;Haefeleに対する米国特許第3,937,807号;およびGieske et al.に対する米国特許第4,051,234号により十分に記載されている。ある実施形態においては、本明細書において有用なアニオン性界面活性剤としては、アルキル基中に約10〜約18の炭素原子を有する硫酸アルキルの水溶性塩、および約10〜約18の炭素原子を有する脂肪酸のスルホン化モノグリセリドの水溶性塩が挙げられる。ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウムおよびヤシモノグリセリドスルホン酸ナトリウムは、このタイプのアニオン性界面活性剤の例である。特別な実施形態においては、本発明の組成物、例えば、組成物1等はラウリル硫酸ナトリウムを含む。
もう1つの実施形態において、本発明で有用なカチオン性界面活性剤は、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジイソブチルフェノキシエチルジメチルベンジルアンモニウム、亜硝酸ヤシアルキルトリメチルアンモニウム、フッ化セチルピリジニウム、およびそれらの混合物のような、約8〜約18の炭素原子を含有する1つの長いアルキル基を有する脂肪族第四級アンモニウム化合物の誘導体として広く定義することができる。実例となるカチオン性界面活性剤は、ここに引用して援用する、Briner et al.に対する米国特許第3,535,421号に記載されたフッ化第四級アンモニウムである。ある種のカチオン性界面活性剤は、組成物中で殺菌剤として作用することもできる。
本発明の組成物で用いることができる実例となるノニオン性界面活性剤は、(性質が親水性である)アルキレンオキサイド基と、性質が脂肪族またはアルキル芳香族であってよい有機疎水性化合物との縮合によって生じた化合物として広く定義することができる。適当なノニオン性界面活性剤の例としては、限定されるものではないが、プルロニック、アルキルフェノールのポリエチレンオキサイド縮合物、エチレンオキサイドと、プロピレンオキサイドおよびエチレンジアミンの反応生成物との縮合に由来する生成物、脂肪族アルコールのエチレンオキサイド縮合物、長鎖第三級アミンオキサイド、長鎖第三級ホスフィンオキサイド、長鎖ジアルキルスルホキシドおよびそのような物質の混合物が挙げられる。
ある実施形態では、本発明で有用な双性イオン性合成界面活性剤は、脂肪族基が直鎖または分岐鎖とすることができ、脂肪族置換基の1つが約8〜約18の炭素原子を含有し、1つがアニオン性水可溶性基、例えば、カルボキシ、スルホン酸塩、硫酸塩、リン酸塩またはホスホン酸塩を含有する、脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム、およびスルホニウム化合物の誘導体として広く記載することができる。組成物に含めるのに適した界面活性剤の実例となる例としては、限定されるものではないが、アルキル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ココアミドプロピルベタインおよびポリソルベート20、およびそれらの組合せが挙げられる。
界面活性剤、または適合する界面活性剤の混合物は、全組成物の、重量で表して、約0.1%〜約5.0%、もう1つの実施形態では、約0.3%〜約3.0%、もう1つの実施形態では、約0.5%〜約2.0%で本発明の組成物に存在させることができる。
着香剤:
本発明のオーラルケア組成物は、着香剤を含んでもよい。本発明の実施で用いられる着香剤としては、限定されるものではないが、精油ならびに種々の着香性アルデヒド、エステル、アルコール、および同様な物質が挙げられる。精油の例としては、スペアミント、ペパーミント、イチャクソウ、サッサフラス、チョウジノキ、セージ、ユーカリ、マジョラム、シンナモン、レモン、ライム、グレープフルーツ、およびオレンジの油が挙げられる。やはり有用なのは、メントール、カルボン、およびアネトールのような化学物質である。ある実施形態は、ペパーミントおよびスペアミントの油を使用する。着香剤は、約0.1重量%〜約5重量%、および約0.5重量%〜約1.5重量%の濃度でオーラルケア組成物に配合することができる。個々のオーラルケア組成物量(すなわち、単回量)中の着香剤の量は、約0.001重量%〜0.05重量%、もう1つの実施形態では、約0.005重量%〜約0.015重量%である。
ポリマー:
本発明のオーラルケア組成物は、所望により、ポリエチレングリコール、ポリビニルメチルエーテル・マレイン酸コポリマー、多糖(例えば、セルロース誘導体、例えば、カルボキシルメチルセルロース、または多糖ガム、例えば、キサンタンガムまたはカラギーナンガム)のような1以上のポリマーを含んでもよい。酸性ポリマー、例えば、ポリアクリレートゲルは、それらの遊離酸、または部分的にまたは十分に中和された水溶性アルカリ金属(例えば、カリウムおよびナトリウム)またはアンモニウムの塩の形態で供することができる。
特に、非カチオン性抗菌剤または複数の抗菌剤、例えば、トリクロサンが、歯磨成分のいずれかに含まれている場合、好ましくは、約0.05〜約5%の、口腔表面への該剤の供給および滞留、および口腔表面でのその滞留を高める剤も含まれる。本発明で有用なそのような剤は、米国特許第5,188,821号および第5,192,531号に開示されており、約30,000〜約1,000,000、最も好ましくは約300,000〜約800,000の分子量(M.W.)を有する、無水マレイン酸またはマレイン酸ともう1つの重合性エチレン性不飽和モノマーとの、好ましくは、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸の1:4〜4:1コポリマーのような、合成アニオン性ポリマーポリカルポキシレートが挙げられる。これらのコポリマーは、例えば、ISP Technologies,Inc.,Bound Brook,N.J.08805から入手可能な、ガントレツ(Gantrez.)、例えば、AN 139(M.W.500,000)、AN 119(M.W.250,000)および、好ましくは、S−97医薬グレード(M.W.700,000)として入手可能である。増強剤は、存在させる場合には、約0.05重量%〜約3重量%の範囲の量で存在させる。他の有効なポリマーとしては、無水マレイン酸と、アクリル酸エチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、N−ビニル−2−ピロリドン、またはエチレンとの1:1コポリマー(後者は、例えば、Monsanto EMA No.1103、M.W.10,000およびEMAグレード61として入手可能であり)、およびアクリル酸と、メタクリル酸メチルもしくはヒドロキシエチル、アクリル酸メチルもしくはエチル、イソブチルビニルエーテル、またはN−ビニル−2−ピロリドンとの1:1コポリマーのようなものが挙げられる。適切なものは、一般に、活性化された炭素−炭素間オレフィン性二重結合および少なくとも1つのカルボキシル基を含有する重合されたオレフィン性またはエチレン性不飽和カルボン酸、すなわち、カルボキシル基に対してアルファ−ベータ位置にある、または末端メチレン基の一部としての、モノマー分子中のその存在のため重合で容易に機能するオレフィン性二重結合を含有する酸である。そのような酸の実例はアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、アルファ−クロロアクリル酸、クロトン酸、ベータ−アクリロキシプロピオン酸、ソルビン酸、アルファ−クロロソルビン酸、桂皮酸、ベータ−スチリルアクリル酸、ムコン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、アコニット酸、アルファ−フェニルアクリル酸、2−ベンジルアクリル酸、2−シクロヘキシルアクリル酸、アンゲリカ酸、ウンベル酸、フマル酸、マレイン酸および無水物である。そのようなカルボン酸モノマーと共重合可能な他の異なるオレフィン性モノマーとしては、酢酸ビニル、塩化ビニル、マレイン酸ジメチル等が挙げられる。コポリマーは、水溶性のための十分なカルボン酸塩基を含有する。ポリマー剤のさらなるクラスとしては、置換されたアクリルアミドのホモポリマーおよび/または不飽和スルホン酸およびその塩のホモポリマーを含有する組成物が挙げられ、特に、ここに、ポリマーは、ここに引用して援用する、1989年6月27日付のZahidに対する米国特許第4,842,847号に記載された、約1,000〜約2,000,000の分子量を有する2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸のようなアクリルアミドアルカンスルホン酸から選択される不飽和スルホン酸をベースとするものである。ポリマー剤のもう1つの有用なクラスとしては、例えば、ここに引用して援用する、Sikes et al.に対する米国特許第4,866,161号に開示された、(塩基性アミノ酸ポリマーに加えて)、アスパラギン酸、グルタミン酸およびホスホセリンのようなアニオン性界面活性アミノ酸を種々の割合で含有するポリアミノ酸が挙げられる。オーラルケア組成物を調製するにおいて、時々、なんらかの増粘物質を加えて、望ましいコンシステンシーを供し、または調合物の性能を安定化させ、または高める必要がある。ある実施形態において、増粘剤はカルボキシビニルポリマー、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロース、ならびにナトリウムカルボキシメチルセルロースおよびナトリウムカルボキシメチルヒドロキシエチルセルロースのようなセルロースエーテルの水溶性塩である。カラヤ、アラビアガム、およびトラガントガムのような天然ガムを配合することもできる。コロイド状ケイ酸アルミニウムマグネシウムまたは微粉砕シリカを増粘性組成物の成分として用いて、組成物のテキスチャーをさらに改良することができる。いくつかの実施形態において、増粘剤は全組成物の約0.5重量%〜約5.0重量%の量で用いる。
酵素:
本発明のオーラルケア組成物は、所望により、1以上の酵素を含んでよい。有用な酵素としては、入手可能なプロテアーゼ、グルカノヒドロラーゼ、エンドグルコシダーゼ、アミラーゼ、ムタナーゼ、リパーゼおよびムチナーゼまたはそれらの適合する混合物のいずれも挙げられる。ある実施形態において、酵素はプロテアーゼ、デキストラナーゼ、エンドグルコシダーゼおよびムタナーゼである。もう1つの実施形態では、酵素はパパイン、エンドグリコシダーゼ、またはデキストラナーゼおよびムタナーゼの混合物である。本発明で用いるのに適したさらなる酵素は、その全てをここに引用して援用する、Dring et al.に対する米国特許第5,000,939号、米国特許第4,992,420号;米国特許第4,355,022号;米国特許第4,154,815号;米国特許第4,058,595号;米国特許第3,991,177号;および米国特許第3,696,191号に開示されている。本発明におけるいくつかの適合する酵素の混合物の酵素は、1つの実施形態では、約0.002%〜約2.0%、もう1つの実施形態では、約0.05%〜約1.5%、またはなおもう1つの実施形態では、約0.1%〜約0.5%を構成する。
水:
水を本発明のオーラルケア組成物に存在させてもよい。市販のオーラルケア組成物の調製物で使用される水は脱イオン化されているべきであり、かつ有機不純物を含まないべきである。水は、通常、組成物の残りをなし、オーラル組成物の、重量で表して、約10%〜約90%、約20%〜約60%、または約10%〜約30%を含む。水のこの量は、ソルビトール、または本発明のいずれかの成分のような他の物質と共に導入される量とは別に、加えられる遊離水を含む。
保湿剤:
オーラル組成物のある実施形態内では、保湿剤を配合して、組成物が空気への暴露に際して硬化するのを妨げるのも望ましい。ある種の保湿剤は、望ましい甘味または風味を歯磨組成物に付与することもできる。保湿剤は、純粋な保湿剤に基づいて、一般に、歯磨組成物の、重量で表して、1つの実施形態では、約15%〜約70%、もう1つの実施形態では、約30%〜約65%を含む。適切な保湿剤としては、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、プロピレングリコール、ならびに他のポリオールのような食用多価アルコール、およびこれらの保湿剤の混合物が挙げられる。グリセリンおよびソルビトールの混合物を、ある実施形態においては、本明細書中における練り歯磨き組成物の保湿剤成分として用いてよい。
他の任意の成分:
前記した成分に加えて、本発明の実施形態は、そのいくつかが以下に記載される、種々の任意の歯磨成分を含有することができる。任意の成分としては、例えば、限定されるものではないが、接着剤、泡立て剤、着香剤、甘味剤、さらなる抗歯石剤、研磨剤、および着色剤が挙げられる。これらおよび他の任意の成分は、全てここに引用して援用する、Majetiに対する米国特許第5,004,597号;Agricola et al.に対する米国特許第3,959,458号、およびHaefeleに対する米国特許第3,937,807号にさらに記載されている。
本明細書全体を通じて用いられているように、範囲は、当該範囲内にある各々の、およびあらゆる値を記載するための、簡易表記法として用いられる。該範囲内のいずれの値も範囲の目標として選択することができる。加えて、本明細書中で引用された全ての文献は、ここに引用してその全体が援用される。特許開示における定義および引用された文献の定義においてコンフリクトする場合、本開示が優先する。
特記されていない限り、ここに、および明細書中の他の箇所で表された全てのパーセンテージおよび量は重量によるパーセンテージを指すと理解されるべきである。与えられた量は、物質の有効重量に基づく。
実施例1
a.混合種バイオフィルム試験:
混合種細菌は以下のように増殖させる:Actinomyces viscosus(ATCC#31346は、37℃の0.6%酵母エキス(TSB−YE)を補足したトリプティカーゼ・ソイ・ブロス中で増殖させる。静置培養。混合種アッセイでは、細菌の供給源はA.viscosus、Lactobacillus casei(ATCC#334)、Streptococcus oralis(ATCC#35037)、Fusobacterium nucleatum(ATCC#10953)、およびVeilonella parvula(ATCC#17745)を接種した連続培養恒成分培養槽である。この混合培養物を、37℃の連続培養恒成分培養槽中の特殊化された複合培地中に維持する。
混合種バイオフィルムは、唾液を被覆したHAPディスク(scHAP)上で予め形成する。唾液被覆に続いて、0.5×TSB中で〜0.2のOD610まで希釈された、連続培養恒成分培養槽からの1mlの混合種培養をディスクに接種する。プレートを37℃にて48時間インキュベートして、バイオフィルムを形成させる。
予め形成されたバイオフィルムを含有するディスクを新鮮な24−ウェル培養プレートに移し、示された濃度の試験化合物を含有する1mlの無菌0.5×TSB培地を各ディスクに加える。揺り動かしつつ、プレートを37℃にて1時間インキュベートする。処理に続いて、ディスクを新鮮な0.5×TSBを含有するプレートまで移動させて、処理溶液およびいずれの緩められたバイオフィルムも濯ぎ去る。次いで、新鮮な無菌0.5×TSBを含有するプレートにディスクを移動し、24時間インキュベートして、残りのバイオフィルムを再増殖させて、バイオフィルム除去の効果を増幅させる。この再増殖期間の後、次いで、ディスクを1mlの0.25%トリプシン溶液を含有する15mlのポリスチレンチューブに移す。ディスクを、振盪しつつ、37℃で45分間インキュベートする。チューブを軽く渦巻かせて、細菌を再懸濁させ、上清を新鮮な24−ウェルプレートに移す。プレートを2分間音波処理して、いずれの残存HAPもペレット化し、上清を新鮮なプレートまで移動させ、その結果、610nmにおいて吸光度を読み取ることができた。
全ての試料は三連で試験し、3つのウェルの平均を決定した。結果は、培地単独で処理されたディスクに対するバイオフィルム形成のパーセント低下として報告する。
b.バイオフィルムに対するガリウムの効果:
硝酸ガリウムを口腔バイオフィルムモデルで評価する。硝酸ガリウム単独は、Actinomyces viscosusに対してほぼ60ppmの最小阻止濃度(MIC)を有し、これは抗菌性と考えられるレベルであるが、それは特に強力な抗菌剤ではない。トリクロサンのような経口調合物で現在用いられている抗微生物剤は、10ppm未満のMIC値を有する。他の剤よりも優れたガリウムの利点は、それが、通常は、伝統的な抗微生物剤にとっては余り接近できない、バイオフィルムにおいてより深いところで見出される比較的飢餓状態細菌を標的とするように見えることである。
30ppmのように低い濃度においては、硝酸ガリウムは、単一種Actinomyces viscosusバイオフィルムの形成を阻害することができる。5種バイオフィルムモデルにおいては、細菌接種物と共にインキュベートされた0.05硝酸ガリウムは、ヒドロキシアパタイト(HAP)ディスク上でのバイオフィルム形成のほぼ20%低下に導く。同様な結果が、0.05%ガリウムマルトエート(maltoate)でのインキュベーションで見られる。この特別なモデルにおいては、トリクロサンは、バイオフィルム形成のほぼ55%を阻害する。
かくして、硝酸ガリウムは単一種Actinomyces viscosusバイオフィルムに対して効果的であるが、口腔で見出されるような多数種バイオフィルムに対するその活性は、オーラルケア用途に対する現存の市販の抗菌剤の活性よりもかなり低い。
c.バイオフィルムに対するε−ポリリシンの効果:
ε−ポリリシンは、A.viscosusに対して<1ppmのMICを有することが判明するが、試験したいずれの他の口腔細菌種に対しても抗微生物活性を有しない。ε−ポリリシンは、濃度<1ppmにおいて単一種A.viscosusバイオフィルムを阻害できるが、250ppmのε−ポリリシンは、多数種バイオフィルム形成の20%未満の阻害を提供する。
d.ガリウムおよびε−ポリリシンの組合せの効果:
250ppmのε−ポリリシンおよび250ppmの硝酸ガリウムを、細菌の5種ミックスと共にインキュベートし、バイオフィルムをscHAPディスク上で48時間形成させると、培地単独に対するバイオフィルム形成の46%低下が観察される。加えて、500ppmのマルトール酸ガリウムを125〜250ppmのε−ポリリシンと組み合わせると、バイオフィルム形成の同様な阻害が観察される。
これらのデータは、ガリウム化合物単独は多数種口腔バイオフィルムに対して最小の効果を有するに過ぎないが、ε−ポリリシンと組み合わせて用いる場合に、それらはイン・ビトロにて口腔バイオフィルムの形成をかなり阻害できることを証明する。
これらの実験で観察されたバイオフィルム阻害は、2つの個々の化合物の効果の単純な相加的効果を超えて示すように見える。事実、当該化合物を一緒に用いる阻害の程度は、いずれかの化合物単独の最大阻害よりもはるかに大きい。理論に拘束されるものではないが、我々は、それ自身に対する多数種バイオフィルムを妨げ、または破壊することができないが、正に荷電されたε−ポリリシンは、それにも拘わらず、バイオフィルム構造を損傷させ、バイオフィルム全体の多孔性を増大させ、それにより、それらが最も効果的であるバイオフィルムの部分にGa3+イオンに対するより大きな接近を提供すると信じる。従って、ポリアルギニンのような塩基性アミノ酸の他のポリマーもまた、ガリウム塩の効果を高めるのに効果的であろうと考えられる。

Claims (11)

  1. (i)経口的に許容されるガリウム塩および(ii)塩基性アミノ酸ポリマーを含み、ここで、該ガリウム塩および該塩基性アミノ酸ポリマーの組合せは、バイオフィルムを破壊するのに効果的な濃度で存在する、オーラルケア組成物。
  2. 該経口的に許容されるガリウム塩が、硝酸ガリウム、クエン酸ガリウム、マルトール酸ガリウム、およびそれらの混合物から選択される請求項1に記載の組成物。
  3. 該塩基性アミノ酸ポリマーがε−ポリリシンである請求項1または2に記載の組成物。
  4. 該経口的に許容されるガリウム塩の量が0.001〜5%である前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  5. 該塩基性アミノ酸ポリマーの量が0.001〜5%である前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  6. さらに、フッ化物、遊離または経口的に許容される塩形態の1−アルギニン、該ガリウム塩および該塩基性アミノ酸ポリマーに追加する抗菌剤、抗炎症性化合物、およびホワイトニング剤から選択されるさらなる剤の有効量を含む前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  7. マウスリンス、練り歯磨き、歯ゲル、歯磨き粉、非研磨性ゲル、ムース、フォーム、マウススプレイ、ロゼンジ、経口錠剤、歯科用用具およびペットケア製品から選択される形態である前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  8. 該組成物が、所望により、さらに、水、研磨剤、界面活性剤、発泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、保湿剤、増粘剤、抗微生物剤、保存剤、着香剤、着色剤および/またはそれらの組合せの1以上を含む練り歯磨きまたはマウスウォッシュである前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  9. 該バイオフィルムが多数種バイオフィルムである前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  10. 有効量の前記請求項いずれか一項に記載の組成物を口腔に適用することを含む、(i)口腔における微生物バイオフィルム形成を阻害し、(ii)歯垢蓄積を低下させ、(iii)歯肉炎を低下させ、または阻害し、(iv)酸生産細菌のレベルを低下させ、および/または(v)全身の健康を増進しまたは維持する方法。
  11. オーラルケア組成物の製造における、(i)バイオフィルム−破壊濃度の経口的に許容されるガリウム塩、および(ii)塩基性アミノ酸ポリマーの併せての使用。
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