JP2015231720A - プリンタ、および、カッタユニット - Google Patents
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用紙を繰り出して枚葉状に切断して媒体を発行するプリンタであって、
前記用紙を所定の長さに断裁するカッタユニットと、
プリンタの本体側に設けられ、前記カッタユニットを着脱自在に保持するカッタユニット保持部と、を有し、
前記カッタユニットは、前記本体側のカッタユニット保持部と係合する係合部を有し、
前記カッタユニット保持部は、前記係合部と係脱自在に係合される被係合部を有し、
前記係合部と前記被係合部とが係合されると、前記被係合部は、付勢手段により前記係合されたカッタユニットを着脱自在に保持することを特徴とする。
また、本発明によれば、上記プリンタで用いられるカッタユニットを提供することができる。
プリンタ1は、ロール状に巻回された用紙を繰り出して枚葉状に切断して媒体(ラベル)を発行する。詳細には、プリンタ1は、本体部1aに印字機構部3やカッタユニット4などを有する。
印字機構部3はラベルを発行する。本体部1aの上部に表示入力部5が設けられている。表示入力部5は、液晶表示器などの表示部9bと、タッチパネル9aと、キーボードなどの操作部7(キー操作部)とを有する。
プラテンローラ3cおよび印字ヘッド3dは、ローラ3a,3bの下流側に配置されている。
本実施形態では、図2に示したように、本体部1aのケース1bから可動部1cを引き出した状態で、ローラ3b、印字ヘッド3dが本体部1a側に位置するように構成されている。
図5はカッタユニット4のカッタユニット保持部に対向する面側から視認した図(背面図)である。
カッタユニット4は、略直方体形状に形成されており、内部に可動刃41を収容している。カッタユニット4の直方体部内には、可動刃41、可動刃41を駆動するためのモータなどの駆動機構(不図示)、可動刃41の位置を検出する検出部(不図示)などが設けられている。
本実施形態では、可動刃41の下端の刃先には、斜め刃が形成されている。尚、可動刃41の刃先の形状は、この形態に限られるものではなく、V字形状、逆V字形状であってもよい。
カッタユニット4の直方体部と固定刃42との間には、用紙を排出する排出口4hが設けられている。
通電部材45c,45d(第2の通電部材)は、例えば、カッタユニット4内の可動刃41の位置を検出するセンサなどに電気的に接続されている。
通電部材45a(第3の通電部材)は、カッタユニット保持部にカッタユニット4を取り付けているか否かを検出するための通電部材である。
この取付け溝部46(46a,46b)は、カッタユニット保持部8に設けられた凸部86(86a,86b)に嵌合するように構成されている。
図6はカッタユニット保持部8の一例を示す斜視図である。図7はカッタユニット4の通電部材45とカッタユニット保持部8の電気接触部材85の接触状態の一例を示す図である。図8はカッタユニット4の着脱動作の一例を説明するための図である。図9はカッタユニット4をカッタユニット保持部8に装着する動作の一例を説明するための図である。
カッタユニット保持部8は、カッタユニット4の第1の係合部(凸部4a)と係脱自在に係合する第1の被係合部を有する。第1の被係合部は、詳細には、カッタユニット保持部8のカッタユニット4に対向する面8kの上部中央付近から、カッタユニット側に突出した断面L字形状の被係合部材81を有する。
被係合部材81は、上下方向に移動自在に構成されており、且つ、図8に示すように、バネ部材などの付勢部材88(付勢手段)により下方へ付勢されている。
本実施形態では、第2の被係合部としての凹部8c,8d(本実施形態では孔部)は、カッタユニット保持部8のカッタユニット4に対向する面8kの下部の左右両端付近に形成されている。
カッタユニット4とカッタユニット保持部8が充分に離間状態から、カッタユニット4をカッタユニット保持部8に近づけた場合、カッタユニット保持部8の端子851の屈曲部851bが、カッタユニット4の通電部材45の当接部45pで当接する(図7(a)参照)。
図8(a)はカッタユニット4とカッタユニット保持部8の係合状態の一例を示す図である。図8(b)はカッタユニット保持部8に対してカッタユニット4を上方に移動した状態の一例を示す図である。図8(c)はカッタユニット保持部8に対してカッタユニット4を離間する動作の一例を示す図である。
また、カッタユニット4の凸部4c,4d(第2の係合部)とカッタユニット保持部8の第2の被係合部である凹部8c,8dが係合している。
また、カッタユニット保持部8の凸部8m,8nが、カッタユニット4の下端部4nに当接して、カッタユニット4を所定位置で保持している。
カッタユニット4の下端部4nは、カッタユニット保持部8の凸部8m,8nから離間した状態となる。
L字形状の被係合部材81は、付勢部材88の下方への付勢力により、初期状態の位置に移動して停止する。初期状態の位置とは、被係合部材81の上面と、カッタユニット保持部8の上面とが略同一平面内となる位置である。
次に、カッタユニットの装着動作の一例を説明する。
操作者(ユーザ)などは、上述したステップを逆に行うことで、カッタユニット4をカッタユニット保持部8に装着させることができる。
詳細には、図8(c)に示したように、操作者(ユーザ)などは、カッタユニット4を傾斜させた状態で、カッタユニット4の上部をL字形状の被係合部材81に当接させ、被係合部材81を上方へ移動させる。
そして、ユーザは、カッタユニット4の凸部4aとカッタユニット保持部8の被係合部材81の凹部81a(本実施形態では孔部)を係合状態とする。
この場合、カッタユニット保持部8のガイド部材8eなどにより、カッタユニット4の左右へのずれが規制される。
この場合、カッタユニット4の凸部4a(第1の係合部)とL字形状の被係合部材81の凹部81a(第1の被係合部)とが係合している。
カッタユニット4の凸部4c,4d(第2の係合部)とカッタユニット保持部8の第2の被係合部である凹部8c,8dが係合している。
カッタユニット保持部8の凸部8m,8nが、カッタユニット4の下端部4nに当接して、カッタユニット4を所定位置で保持している。
上述したステップにより、カッタユニット4がカッタユニット保持部8に装着される。
図9(a)はカッタユニットによりカッタユニット保持部のL字形状の被係合部材を上方に押し上げた状態の一例を示す図である。図9(b)はカッタユニット保持部にカッタユニットの一部分を係合させた状態の一例を示す図である。図9(c)はカッタユニット保持部とカッタユニットの係合状態の一例を示す図である。
この場合、カッタユニット4の凸部4a(第1の係合部)とL字形状の被係合部材81の凹部81a(第1の被係合部)とが非係合状態となっている。
カッタユニット保持部8のガイド部材8eなどにより、カッタユニット4の左右へのずれが規制される。
上述したステップにより、カッタユニット4がカッタユニット保持部8に装着される。
プリンタ1は、可動刃41および固定刃42により用紙を所定の長さに断裁するカッタユニット4と、カッタユニット4を着脱自在に保持する、プリンタの本体部側に設けられたカッタユニット保持部8と、を有する。
カッタユニット4とカッタユニット保持部8のそれぞれには、一つまたは複数の係合部が設けられている。カッタユニット4の係合部とカッタユニット保持部8の係合部は、容易に係脱自在な構造となっている。
本実施形態では、カッタユニット4は、そのカッタユニット4の周縁部、詳細には、カッタユニット4の上部に形成された凸部4a(第1の係合部)、および、カッタユニット4の略中央部の左右両端付近に形成された凸部4c,4d(第2の係合部)を有する。
カッタユニット保持部8は、カッタユニット4の凸部4aと係脱自在に係合され、且つ、該カッタユニット保持部8において用紙を排出する排出口8hの周縁部(周辺部)などの近傍、詳細にはカッタユニット保持部8の上部に設けられた凹部81a(第1の被係合部)と、カッタユニット4の凸部4c,4d(第2の係合部)と係合しカッタユニット4を支持するとともに排出口8hの周辺部に形成した凹部8c,8d(第2の被係合部)を有する。
このように、カッタユニット4の凸部4a(第1の係合部)、凸部4c,4d(第2の係合部)がそれぞれカッタユニット保持部8の凹部81a(第1の被係合部)、凹部8c,8d(第2の被係合部)に係脱自在に構成されているので、カッタユニット4をプリンタの本体部に設けられたカッタユニット保持部8に対して容易に着脱することができるプリンタを提供することができる。
例えば、カッタユニット交換時に、カッタユニットとプリンタの本体部との間を電気的に繋ぐケーブルを着脱することを要する比較例のプリンタと比べて、本発明に係るカッタユニットを備えるプリンタでは、ケーブルを着脱するという煩雑な作業を行う必要がない。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
例えば、カッタユニットの第1の係合部、第2の係合部が凹部や孔部であり、カッタユニット保持部の第1の被係合部、第2の被係合部が凸部などであってもよい。
1a 本体部
3 印字機構部
4 カッタユニット
4a 凸部(第1の係合部(係合部))
4c,4d 凸部(第2の係合部(係合部))
4h 排出口
5 表示入力部
6 用紙
8 カッタユニット保持部
8c,8d 凹部(第2の被係合部(被係合部))
8e,8f ガイド部材
8h 排出口
41 可動刃
42 固定刃
45 通電部材
45a 通電部材(第3の通電部材)
45c,45d 通電部材(第2の通電部材)
45e,45f 通電部材(第1の通電部材)
81a 凹部(第1の被係合部(被係合部))
88 付勢部材(付勢手段)
Claims (6)
- 用紙を繰り出して枚葉状に切断して媒体を発行するプリンタであって、
前記用紙を所定の長さに断裁するカッタユニットと、
プリンタの本体側に設けられ、前記カッタユニットを着脱自在に保持するカッタユニット保持部と、を有し、
前記カッタユニットは、前記本体側のカッタユニット保持部と係合する係合部を有し、
前記カッタユニット保持部は、前記係合部と係脱自在に係合される被係合部を有し、
前記係合部と前記被係合部とが係合されると、前記被係合部は、付勢手段により前記係合されたカッタユニットを着脱自在に保持することを特徴とするプリンタ。 - 前記カッタユニット保持部は、前記カッタユニットと対向する面に電気接触部材を有し、
前記カッタユニットは、前記電気接触部材と対応する位置に、該電気接触部材と電気的に接続される通電部材を有することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。 - 前記カッタユニットの係合部は、少なくとも第1の係合部と第2の係合部とを有し、
前記カッタユニット保持部の被係合部は、前記カッタユニットの前記第1の係合部と係脱自在に係合され、且つ、該カッタユニット保持部において用紙を排出する排出口の近傍に設けられた第1の被係合部と、
前記カッタユニットの前記第2の係合部と係合し前記カッタユニットを支持し、且つ、前記排出口の周辺部に形成した第2の被係合部とを有することを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。 - 前記カッタユニット保持部は、前記カッタユニットの両側面の位置を規制するガイド部材を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のプリンタ。
- 前記カッタユニットは、可動刃と、該可動刃を駆動するモータと、を有し、
前記通電部材は、前記カッタユニットの前記モータに電気的に接続された第1の通電部材、
前記カッタユニット内の可動刃の位置を検出するセンサに電気的に接続された第2の通電部材、
および、カッタユニット保持部に前記カッタユニットを取り付けているか否かを検出するための第3の通電部材のうち、少なくとも一つを有することを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリンタで用いられるカッタユニット。
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