JP2015231394A - 食用油脂用洗浄濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】食用油脂に含まれる残り滓や熱重合体の除去とともに、食用油脂に含まれるエマルション化した水分を完全に除去することが可能な食用油脂用洗浄濾過装置を提供する。【解決手段】蓋部2、食用油脂を貯留するための貯留部3、前記食用油脂に含まれる残り滓のうち、天かすなどの浮上残り滓を分離するための分離板、前記食用油脂をパージするための油脂ドレン5、前記食用油脂に含まれる水分及びパン粉などの沈降する残り滓をパージするための水ドレン7、前記浮上残り滓を濾過するための浮上残り滓濾過フィルタ11、オーバーフロー返却部12、覗き窓9、複数の冷却通気管13、並びに高周波素子部14及び高周波コントローラを具備する。【選択図】図1
Description
本発明は、フライヤ等で使用された食用油脂に含まれる揚げ滓などの不純物を濾別及び分解し、並びに前記食用油脂に含まれるエマルション若しくは水分を分解、分離及び濾別する食用油脂用洗浄濾過装置に関する。
一般に、レストラン、惣菜店、ファーストフード店の厨房や、スーパーマーケット、コンビニエンスストアで販売されている揚げ物を調理する工場等では、調理器具としてフライヤが使用されている。フライヤで使用される食用油脂は、徐々に揚げ滓(例えば天かす、パン粉等)がたまったり、該油脂の酸化により劣化して変色したりするゆえ、そのままでは使用できなくなる。そこで、フライヤに付設する形で、食用油脂の濾過装置を設置し、フライヤで使用された食用油脂を濾過装置に入れて濾過し、濾過されて清浄になった食物油をフライヤに戻して再利用する食用油脂の循環式濾過装置が、例えば特許第3493556号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1に記載の装置は、濾過装置をフライヤに付設することにより、濾過した食用油脂を循環して再利用できるようになったという利点がある。しかしながら、濾過手段として網篭を使用しているため、網篭の目を通り抜けるような揚げ滓の除去が十分ではなく、また循環しているうちに食用油脂が酸化し、揚げ温度と相俟って、熱重合体が生成してしまうといった問題があった。
また、揚げ物調理の際、空気中の水分を抱き込むことで食用油脂(揚げ油)の中に水分を抱き込むことがある。更に、例えばフライドチキンやフライドポテトなどを調理する際、冷凍加工された原料を使用することがあるが、150〜260℃という高温で挙げた場合、原料に付着している氷が、急激に温められて、油層と水層に分離する前に、油中水滴型(W/O型)のエマルションが生成してしまい、水分を抱き込むといったことが問題となっている。
フライヤに付設されている食用油脂の循環式濾過装置の利点を踏襲しつつ、熱重合体などといった不純物の除去、変化した油の色の脱色、臭気除去などを目的とした、食用油脂濾過装置が、例えば特開2006−20835号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献2に記載の装置は、活性炭及び活性白土が混合した粉末層と、パルプ層を積層した2層構造のシート状のフィルタを採用することにより、不純物除去、変化した油の色の脱色、臭気除去などの問題の解消を図ったものである。しかしながら、特許文献2に係る装置は、揚げ油中の水分について、空気中の水分を抱き込んでなるような場合は、水分の除去が、該粉末層などにより、いくらか可能であると思われるが、エマルション化した水の除去は非常に困難である。
ところで、特許第4044111号公報(特許文献3)には、高周波及び低電圧印加を利用した油脂酸化抑制装置が開示されている。特許文献3の装置は、適度に高周波帯を調節することにより、食用油脂の酸化や酸化に伴う臭いや着色を抑制することができ、調理対象物(揚げ物)の風味や香りを引き出すことが可能になったものである。その一方で、高周波照射によりエマルションを除去するエマルションブレーカが近年周知技術として知られている。このことを踏まえれば、特許文献1及び2で懸案となっている、不純物除去且つエマルション化した水の除去の双方を解決する手段として、特許文献3に記載の技術を応用することが考えられる。
しかしながら、特許文献3に記載の技術を彩った場合、エマルションを分解することは可能であるが、分解の際、エマルション内に包摂されていた水が高温の油の中に含まれることになり、それによって、含まれていた水分が一気に水蒸気化し、食用油脂がはねたり、水分の量によっては、水蒸気爆発を引き起こす懸念があった。
以上の事情に鑑み、本発明の目的は、食用油脂に含まれる残り滓や熱重合体の除去とともに、食用油脂に含まれるエマルション化した水分を完全に除去することが可能な食用油脂用洗浄濾過装置を提供することにある。
本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置の上記目的は、蓋部、食用油脂を貯留するための貯留部、前記食用油脂に含まれる残り滓のうち、天かすなどの浮上残り滓を分離するための分離板、前記食用油脂をパージするための油脂ドレン、前記食用油脂に含まれる水分及びパン粉などの沈降する残り滓をパージするための水ドレン、前記浮上残り滓を濾過するための浮上残り滓濾過フィルタ、オーバーフロー返却部、のぞき窓、複数の冷却通気管、並びに高周波素子部及び高周波コントローラを具備する食用油脂用洗浄濾過装置であって、前記貯留部には、脚部が設けられ、前記貯留部の底部が、前記底部の外方に鋭角を示す三角柱形状をしており、前記覗き窓が、前記貯留部の正面部の中央部に設けられ、前記油脂ドレンが、前記貯留部の右側面部の上方若しくは中央部に設けられ、前記水ドレンが、前記底部の右側面部に設けられ、前記貯留部の内部には、棚などを介して前記高周波素子部が設けられ、前記貯留部の内部には、前記複数本の冷却通気管が、前記貯留部の右側面部及び左側面部に対して平行且つ前記貯留部の正面部と背面部との間を繋げるように、離間部を設けて、前記正面部及び前記背面部の中央部に設けられ、並びに前記正面部及び前記背面部の中央部は、穴が設けられたような構造であることにより効果的に達成される。
更に、本発明は、前記貯留部の左側面部或いは前記右側面部の外部には、前記食用油脂を導入するための油圧ポンプ部が更に設けられ、且つ前記左側面部或いは前記右側面部の内部には、フロートセンサが更に設けられることにより、より効果的に達成される。
更に、本発明は、前記分離板が、前記高周波素子部と、前記冷却通気管との間に設けられることにより、或いは前記冷却通気管が円筒型であることにより、或いは前記高周波素子部は、前記高周波コントローラの電圧制御により高周波交流電圧が印加される一対の印加電極と、該一対の印加電極間に配された接地電極と、前記印加電極及び前記接地電極を被覆するためのカバー部材とを備えていることにより、或いは前記印加電極及び前記接地電極がチタン製であることにより、より効果的に達成される。
本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置により、食用油脂などに含まれる残り滓(熱重合体等)を完全に除去・分離するとともに、食用油脂に含まれるエマルション化した水分を分解、分離、濾別することが可能になった。
本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置の構成を示す概略図である。食用油脂用洗浄濾過装置1は、蓋部2と、揚げ油として使用された食用油脂を貯留するための貯留部3と、貯留部3の右側面部4aの中央部若しくは上方に配置される油脂ドレン5と、貯留部3の底部6の右側面部4bに設置される水ドレン7と、貯留部3の正面部8に設置される覗き窓9と、背面部10の上部に配置される浮上残り滓濾過フィルタ11及びオーバーフロー返却部12と、前記右側面部4及び左側面部4cに平行且つ前記正面部8及び前記背面部10間を繋げる(貫く)ように設けられた複数本の冷却通気管13と、貯留部3内部に設置されて成る高周波素子部(高周波アンテナユニット)14とを具備して成る。ここで、貯留部3の「正面部8」とは、図1にて覗き窓9が設置されている面を指し、それに従い、油脂若しくは水ドレンが設置されている面を「右側面部4」とし、前記正面部と平行な面を「背面部10」として説明する。また、「中央部」とは、図1に示している破線Aで示す辺りを指す。なお、覗き窓9の配置、ドレン5及び7の配置などは、適宜位置を変えても良い。
なお、前記冷却通気管13と、高周波素子部14との間に、食用油脂に浮上する残り滓(例えば天かす等)を分離するための分離板(図示せず)が設置される。前記分離板の材質は、特に限定はなく、貯留部3の材質に合わせれば良いが、該分離板の表面に孔やメッシュを施したステンレス板が望ましい。分離板の表面に孔などを施す理由は、例えばエマルションが分解した際に生成した水を底部に落とし込むためである。
また、食用油脂用洗浄濾過装置1の組み立てであるが、貯留部3については該正面部や側面部などを、種々の接合(溶接等)を使用したり、組み立て用枠部材を使用したりするなど、大きさや形状に合わせて適宜選択すれば良い。
また、ここでは図示しないが、本願の特許請求の範囲の請求項2に記載されているように、貯留部3の左側面部4cには、前記左側面部4cの外部に油圧ポンプ部(流量4〜5L/分)を、該左側面部4cの内部の上方に、オーバーフローや、浮上残り滓濾過フィルタ11の根詰まり等を検知するためのフロートセンサを設けても良い。前記油圧ポンプ部については、耐熱性(<300℃)で、流量4〜5L/分となるようなものであれば、材質や形状などは特に限定はされないが、真空油圧式且つシリンダを具備したものが望ましい。また、フロートセンサについては、市販品で構わない。なお、前記油圧ポンプ部や前記フロートセンサの位置は、ドレンや覗き窓の配置により適宜変更可能、例えば前記右側面部4a側に設置しても可能である。また、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置をフライヤやオートフライヤなどに接続する場合は、油圧ポンプ部にフライヤを接続して、食用油脂を導入し、オーバーフロー返却部12を介して洗浄した食用油脂を戻す態様を採ることも可能である。
次に、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置の各構成要素について説明する。
蓋部2及び貯留部3については、一般的な揚げ物を製造する際に使用する食用油脂(サラダ油、ごま油、落花生油、ラード等)の加熱(揚げ)温度、即ち150〜260℃位の温度に耐え得る材質のものであれば特に制限はないが、ステンレス製が好ましい。なお、蓋部2については、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置を使用する際、該装置を密閉系にすると加熱により内圧がかかるため、隙間を開けて使用するか、蓋部2自体に穴を施すなどして使用すれば良い。また、貯留部3については矩形のものが好ましい。
図2は、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置の右側面部4を示す概略図である。図2に示すように、油脂ドレン5は、前記右側面部4aの破線A(図1及び図2における破線Aは同一のものである)あたりに設置することが好ましい。また、図1及び図2に示すように底部6は、底面が三角形状(三角柱状)に加工されていることが望ましい。理由としては、エマルションが分解してできた水分が溜まり易いこと、沈降した細かい揚げ滓(特にパン粉等)が溜まり易いからである。そして、水ドレン7は、底部6の右側面部4bに設置されていることが好ましい。ドレン5及び7の形状は特に限定はない。
底部6には脚部6’が設けられているが、脚部6’については、前記底部6の底面と設置面との間に空間ができるほどの高さを確保できれば良く、例えば使用する際は、基本的に設置面に固定して使用するが、アジャスタ等(図示せず)を用いて移動を可能にしても良い。脚部6’の形状については、図1及び図2に示された形状に限られたものではない。例えば、貯留部3を組立てる際に組み立て用枠部材を使用した場合、該枠部材を加工して脚部を作製すれば良い。
次に、図1に記載の覗き窓9については、水と油の分離の様子や油の汚れ具合を観察するために設置されているものであり、図1に示されているものは、正面部8に設置されているが、背面部に設置されていても構わない。設置場所としては、図1に示されている破線A(中央部)を軸に正面部8若しくは背面部の右端若しくは左端に設置されているのが望ましいが、破線Aを軸にしていれば中央に設置されていても構わない。なお、該覗き窓の材質については、透明且つ、上述した揚げ温度(<260℃)に耐え得るものであれば、例えばガラスや強化プラスチックなど限定はない。更に、水と油の分離の様子や油の汚れ具合の観察を精密にしたい場合は、適宜照明などを配すれば良い。
次に、図1に記載の浮上残り滓濾過フィルタ11及びオーバーフロー返却部12については、貯留部3の上方に設置されているのが望ましい。浮上残り滓濾過フィルタ11の役割については、例えば天かすのような浮上した残り滓をブロックする役割を果たす。該フィルタ11は、揚げ温度に耐えうるものであれば、材質は限定されないが、カーボンフィルタが望ましい。また、該フィルタの孔の形状については種々の態様を採ることが可能である。また、該フィルタの接合は、接合部材が揚げ温度に耐えることができれば、ビス止め、はんだ付けなど特に限定はない。また、オーバーフロー返却部12の役割は、余剰の油脂をフローさせる役割や、洗浄濾過した食用油脂をフライヤに戻す際の輸送口としての役割を果たす。形状等は適宜変形が可能である。
次に、冷却通気管13の設置について説明する。図3は、貯留部3の内部を上から見た断面図(ただし、上述した分離板(図示せず)や高周波素子部14の設置については考慮しない。)である。図3に示すように、右側面部4a及び左側面部4cに平行、且つ正面部8及び背面部10をつなげる(貫く)ように配置される。そして、このように配置された場合、正面部8及び背面部10は、中央部に孔を配された格好となる(図1及び図3参照のこと)。この構造により、該冷却通気管13の中を空気が通り抜け、油脂が冷却されて、分解したエマルション内部の水が蒸発することなく、その水が下層に沈降する仕組みになっている。
なお、冷却通気管13については、離間部dを設けて設置することが好ましい。離間部dは凡そ3cm以上あれば良い。冷却通気管13の材質については、上述したような揚げ温度150〜260℃位の温度に耐え、且つ空気伝導性に優れた材質であることが好ましいが、特に制限は無く、貯留部3と同じ材質でも構わない。また、冷却通気管13の形状についても特に制限はないが、食用油脂と該通気管との接触表面積などを考慮した場合、円筒型のものが望ましい。
次に、本発明の食用油脂用洗浄濾過装置に係る高周波素子部14について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4に示すように、高周波素子部14は、導線21及びコネクタ22を介して高周波コントローラ15に接続されている。該高周波素子部14は、図5に示すように、高周波コントローラ15の電圧制御により高周波交流電圧が印加される一対の印加電極16a,16bと、該一対の印加電極16a,16b間に配された接地電極16cと、これらの電極16a,16b,16cを被覆するためのカバー部材17とを備えている。ちなみに、各電極16a,16b,16cについては、材質及び形状は特に問わないが、チタン(Ti)製のものが好ましい。カバー部材17は、印加電極16a,16bに印加された電圧が油脂に十分に付加されるように、表面に複数のパンチング穴18が形成された上カバー部材17Aと下カバー部材17Bとからなる。この上カバー部材17Aと下カバー部材17Bとは、両端部に配された係合部材19(19A,19B)によって一体に結合される。
結合部材19は、上カバー部材17Aにリベットなどによりハトメ固定された係合凹部材19Aと、下カバー部材17Bに同様に固定された係合凸部材19Bとからなり、係合凹部材19Aの中央に形成された凹部に、係合凸部材19Bの中央に設けられた凸部を嵌合することによって結合される。
また、各電極16a,16b,16cは、絶縁性と耐熱性を有する合成樹脂などの素材からなるセパレートブロック20,20によって、その両端部を保持されている。このセパレートブロック20,20は、上述した係合凹部材19Aと同様、上カバー部材17Aにリベットなどによりハトメ固定されている。
なお、各電極16a,16b,16cの一端に接続された3本の導線21a,21b,21cは、フレキシブルワイヤで成り、且つ絶縁性や耐熱性を有する例えばテフロン(登録商標)のような素材で被覆されており、途中で1本の導線21に集束され、該導線21の先端に設けられたコネクタ22を介して高周波コントローラ15に接続される(図4参照)。なお、高周波コントローラ15は、上述した油圧ポンプ部を設置する場合、筐体などを介して該油圧ポンプ部のコントローラと一体化して使用することができる。
また、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置を使用する場合、発振周波数は30〜150kHz、好ましくは70〜150kHz、より好ましくは75〜85kHzで使用することが好ましい。30kHz以下であると、エマルションの分解や、熱重合体の分解が十分ではなく、150kHz以上であると、放電が起こってしまう可能性がある。
また、高周波素子部14は、貯留部3内部に1つ若しくは複数台設置可能であり、その都度、高周波コントローラ15にコネクタ部分を複数個設けたり、導線21の配線を変形したりすれば良い。そして、高周波素子部14の設置方法であるが、貯留部3内部にステンレス製の棚(図示せず)などを設置すれば良い。
なお、以上に述べた高周波素子部14の態様は、この限りではなく、調理者が感電する危険を防止するなどの工夫を施せば様々な態様が可能である。
上記にて、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置の構成要素について説明したが、その他にも構成要素として、濾過される食用油脂の状態(着色等)を観察するための照明器具を設けても構わない。また、構成要素として、先に述べた冷却通気管13の役割を更に補足するような急速水冷却装置を具備しても構わない。この急速水冷却装置には水温センサを配して冷却水の注入を制御したりする手段を使用しても構わない。また、更に食用油脂の酸化防止、即ち還元のための水素発生装置を、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置の構成要素として導入しても構わない。
また、上述したように、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置は、フライヤ等に接続せず、単体で使用することも可能だが、フライヤやオートフライヤ等に接続して、食用油脂を当該装置で洗浄及び濾過したものを該フライヤ等に戻すといった態様を採ることも可能である。
以上、本発明に係る食用油脂用洗浄濾過装置について説明したが、本発明の実施形態はこの限りではなく、特許請求の範囲及び本明細書に記載の事項を逸脱しない限りは種々の態様が可能である。
1 食用油脂用洗浄濾過装置
2 蓋部
3 貯留部
4a,4b 右側面部
4c 左側面部
5 油脂ドレン
6 底部
7 水ドレン
8 正面部
9 覗き窓
10 背面部
11 浮上残り滓濾過フィルタ
12 オーバーフロー返却部
13 冷却通気管
14 高周波素子部
15 高周波コントローラ
2 蓋部
3 貯留部
4a,4b 右側面部
4c 左側面部
5 油脂ドレン
6 底部
7 水ドレン
8 正面部
9 覗き窓
10 背面部
11 浮上残り滓濾過フィルタ
12 オーバーフロー返却部
13 冷却通気管
14 高周波素子部
15 高周波コントローラ
Claims (6)
- 蓋部、食用油脂を貯留するための貯留部、前記食用油脂に含まれる残り滓のうち、天かすなどの浮上残り滓を分離するための分離板、前記食用油脂をパージするための油脂ドレン、前記食用油脂に含まれる水分及びパン粉などの沈降する残り滓をパージするための水ドレン、前記浮上残り滓を濾過するための浮上残り滓濾過フィルタ、オーバーフロー返却部、覗き窓、複数の冷却通気管、並びに高周波素子部及び高周波コントローラを具備する食用油脂用洗浄濾過装置であって、
前記貯留部には、脚部が設けられ、
前記貯留部の底部が、前記底部の外方に鋭角を示す三角柱形状をしており、
前記覗き窓が、前記貯留部の正面部の中央部に設けられ、
前記油脂ドレンが、前記貯留部の右側面部の上方若しくは中央部に設けられ、
前記水ドレンが、前記底部の右側面部に設けられ、
前記貯留部の内部には、棚などを介して前記高周波素子部が設けられ、前記貯留部の内部には、前記複数本の冷却通気管が、前記貯留部の右側面部及び左側面部に対して平行且つ前記貯留部の正面部と背面部との間を繋げるように、離間部を設けて、前記正面部及び前記背面部の中央部に設けられ、並びに前記正面部及び前記背面部の中央部は、穴が設けられたような構造であることを特徴とする食用油脂用洗浄濾過装置。 - 前記貯留部の左側面部或いは前記右側面部の外部には、前記食用油脂を導入するための油圧ポンプ部が更に設けられ、且つ前記左側面部或いは前記右側面部の内部には、フロートセンサが更に設けられる請求項1に記載の食用油脂用洗浄濾過装置。
- 前記分離板が、前記高周波素子部と、前記冷却通気管との間に設けられる請求項1又は2に記載の食用油脂用洗浄濾過装置。
- 前記冷却通気管が円筒型である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の食用油脂用洗浄濾過装置。
- 前記高周波素子部は、前記高周波コントローラの電圧制御により高周波交流電圧が印加される一対の印加電極と、該一対の印加電極間に配された接地電極と、前記印加電極及び前記接地電極を被覆するためのカバー部材とを備えている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の食用油脂用洗浄濾過装置。
- 前記印加電極及び前記接地電極がチタン製である請求項5に記載の食用油脂用洗浄濾過装置。
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