JP2015231311A - マルチフェイズ型dc/dcコンバータ - Google Patents

マルチフェイズ型dc/dcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP2015231311A
JP2015231311A JP2014117904A JP2014117904A JP2015231311A JP 2015231311 A JP2015231311 A JP 2015231311A JP 2014117904 A JP2014117904 A JP 2014117904A JP 2014117904 A JP2014117904 A JP 2014117904A JP 2015231311 A JP2015231311 A JP 2015231311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inductor
duty ratio
ripple current
coupling coefficient
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014117904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6152828B2 (ja
Inventor
敦夫 比留川
Atsuo Hirukawa
敦夫 比留川
功 山長
Isao Yamanaga
功 山長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2014117904A priority Critical patent/JP6152828B2/ja
Priority to US14/724,194 priority patent/US9871449B2/en
Priority to CN201910388286.8A priority patent/CN110098741A/zh
Priority to CN201510303135.XA priority patent/CN105186857A/zh
Publication of JP2015231311A publication Critical patent/JP2015231311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6152828B2 publication Critical patent/JP6152828B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators
    • H02M3/158Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators including plural semiconductor devices as final control devices for a single load
    • H02M3/1584Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators including plural semiconductor devices as final control devices for a single load with a plurality of power processing stages connected in parallel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】 デューティ比が大きく変動しても、インダクタ内のリップル電流をインダクタ間に結合が無い場合に比べて小さく抑えることができるマルチフェイズ型DC/DCコンバータを提供する。
【解決手段】 2フェイズ型DC/DCコンバータ21は、スイッチング素子SW1,SW2のスイッチングが切り替え制御されて180度の位相差で直流入力電圧Vin が印加されるインダクタ対L1,L2をインダクタアレイとして備え、デューティ比が5%乃至40%の範囲にあり、結合係数kが−0.4を超え−0.1以下の範囲にある。本構成によれば、デューティ比が大きく変動しても、インダクタL1,L2内のリップル電流をインダクタL1,L2間に結合が無い場合に比べて小さく抑えることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インダクタアレイを備えて構成されるマルチフェイズ型DC/DCコンバータに関するものである。
従来、この種のマルチフェイズ型DC/DCコンバータとしては、例えば、特許文献1に開示された図1に示される2フェイズ型DC/DCコンバータ10がある。
この2フェイズ型DC/DCコンバータ10は入力電圧Va,Vbを2つのスイッチングデバイス12で切り替えて出力電圧Vcに変換する。出力電圧Vcの入力電圧Va,Vbに対する比であるデューティ比は50%、または5%〜90%に設定される。出力電圧Vcは、巻線14A,14Bによってインダクタアレイとして形成される2個のインダクタと、コンデンサ17とによって平滑化される。巻線14A,14Bはコア16の横さん16A,16Bに巻き付けられ、横さん16A,16Bはライザー16C,16Dと共に四角形のコア16を形成する。スイッチングデバイス12の180度位相差をもったスイッチングの切り替えにより、巻線14A,14Bに入力電圧Vaがかかると、磁束18Aは磁束18Cと衝突する。また、巻線14A,14Bに入力電圧Vbがかかると、磁束18Bは磁束18Dと衝突する。したがって、入力電圧Va,Vbがかかるとコア16における磁束流れが少なくなり、巻線14A,14Bによって形成されるインダクタ間には負の結合が生じる。
コア16に磁束が鎖交して形成される磁気インダクタンスはコア16から磁束が漏れて形成される漏れインダクタンスの3倍以上に設定される。つまり、巻線14A,14Bによって形成されるインダクタ間の結合係数kは−0.75以下(k≦−0.75)に設定される。デューティ比が50%である場合、図2のグラフにおける実線の特性線19に示されるように、結合係数kがこの負値よりも小さく(k≦−0.75)、負の結合が強いほど、インダクタ内のリップル電流は小さくなり、2フェイズ型DC/DCコンバータ10の直流電圧変換効率は向上する。なお、同グラフの横軸は結合係数k(Coupling factor)、縦軸はインダクタ内のリップル電流(Ripple Current)[A]を示す。
米国特許第6362986号明細書
しかしながら、上記従来の特許文献1に開示されたマルチフェイズ型DC/DCコンバータにおいて、デューティ比が50%である場合は、上記のように各インダクタ間の結合係数kが負方向に小さいほどリップル電流は小さくなるが、デューティ比が25%である場合は、同グラフの点線の特性線20に示されるように、結合係数kが負方向に小さくなりすぎると、リップル電流は大きくなる。つまり、上記従来のマルチフェイズ型DC/DCコンバータにおいては、デューティ比が50%から大きくはずれると、−0.75以下の結合係数kではリップル電流が大きくなるという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
インダクタアレイを備えて構成されるマルチフェイズ型DC/DCコンバータにおいて、
インダクタアレイが、スイッチング素子のスイッチングが切り替え制御されて180度の位相差で直流入力電圧が印加されるインダクタ対を有し、
直流出力電圧の直流入力電圧に対するデューティ比が5%乃至40%の範囲にあり、インダクタ間の結合係数が−0.4を超え−0.1以下の範囲にあることを特徴とする。
本構成によれば、デューティ比が5%乃至40%、結合係数が−0.4を超え−0.1以下の範囲にあれば、デューティ比が大きく変動しても、インダクタ内のリップル電流をインダクタ間に結合が無い場合に比べて小さく抑えることができる。
また、本発明は、インダクタアレイが、2の整数倍の個数の前記インダクタから構成されることを特徴とする。
本構成によれば、インダクタアレイが、2の整数倍の個数のインダクタから構成される場合においても、180度の位相差で直流入力電圧が印加されるインダクタ対の間で、デューティ比が5%乃至40%、結合係数が−0.4を超え−0.1以下の範囲にあれば、デューティ比が大きく変動しても、各インダクタ内のリップル電流をインダクタ間に結合が無い場合に比べて小さく抑えることができる。
本発明によれば、デューティ比が大きく変動しても、インダクタ内のリップル電流をインダクタ間に結合が無い場合に比べて小さく抑えることができるマルチフェイズ型DC/DCコンバータを提供することができる。
従来の2フェイズ型DC/DCコンバータの構成を示す回路図である。 従来の2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 本発明の一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータの構成を示す回路図である。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータの回路各部の波形を示すタイミングチャート図である。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比5%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比10%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比15%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比20%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比25%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比30%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比35%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比40%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比45%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を示すグラフである。 一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータを構成するインダクタアレイにおけるデューティ比25%のときのインダクタ間の結合係数とインダクタ内リップル電流との関係を回路各素子の影響を考慮して示すグラフである。
次に、本発明のマルチフェイズ型DC/DCコンバータを実施するための形態について、説明する。
図3は、本発明の一実施の形態による2フェイズ型DC/DCコンバータ21の構成を示す回路図である。
2フェイズ型DC/DCコンバータ21は、直流電圧源22から入力される直流入力電圧Vinを定電圧化する定電圧用コンデンサCinを入力部に備え、この定電圧用コンデンサCinの後段に第1のDC/DCコンバータ部およびこれに並列接続された第2のDC/DCコンバータ部を備える。第1のDC/DCコンバータ部はトランジスタからなるスイッチング素子SW1、還流ダイオードD1、インダクタL1、および平滑用コンデンサCoutから構成され、第2のDC/DCコンバータ部はトランジスタからなるスイッチング素子SW2、還流ダイオードD2、インダクタL2、および平滑用コンデンサCoutから構成される。インダクタL1および平滑用コンデンサCout、並びにインダクタL2および平滑用コンデンサCoutは、直流出力電圧Voutを平滑化する。また、インダクタL1およびインダクタL2は結合係数kのインダクタアレイとして形成され、ICとして構成される他の回路素子に接続されている。
各スイッチング素子SW1,SW2は、図示しないPWM制御器により、図4(a),(c)のタイミングチャートに示すように180度の位相差をもってスイッチング制御され、各インダクタL1,L2には180度の位相差をもった矩形波状の直流入力電圧Vinが印加される。同図(b)に示すように、スイッチング素子SW1がオンのときにはインダクタL1に漸増する電流iL1が流れ、スイッチング素子SW1がオフのときには還流ダイオードD1によってインダクタL1に漸減する電流iL1が流れる。同様に、同図(d)に示すように、スイッチング素子SW2がオンのときにはインダクタL2に漸増する電流iL2が流れ、スイッチング素子SW2がオフのときには還流ダイオードD2によってインダクタL2に漸減する電流iL2が流れる。したがって、電流iL1と電流iL2を足した同図(e)に示す電流i0が出力電流として流れ、負荷IC23には平滑化された同図(f)に示す直流電圧Voutが印加される。ここで、デューティ比をαとすると、Vout=α×Vinとなる。
図5〜図13は、このデューティ比を5%乃至45%の範囲で5%ずつ変化させた各場合における、上記のインダクタアレイにおけるインダクタL1およびインダクタL2間の結合係数kとインダクタ内リップル電流との関係をシミュレーションした結果を示すグラフである。なお、このシミュレーションはインダクタアレイを上記の回路から単独に取り出した状態で行い、他の回路素子の影響は考慮していない。また、各グラフの横軸は結合係数k、縦軸はインダクタL1,L2内のリップル電流[A]を示す。また、実線の特性線31,32,33,34,35,36,37,38,39は、デューティ比が5%,10%,15%,20%,25%,30%,35%,40%,45%のときにおける、インダクタL1およびインダクタL2間の結合係数kとインダクタ内リップル電流との各関係を表す。また、点線の特性線41〜49はこれら各デューティ比で結合係数k=0のときのインダクタ内リップル電流を表している。
図5に示すデューティ比が5%のグラフでは、特性線41より下方に位置する特性線31の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線31で示すリップル電流は、特性線41で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲は−0.4<k<0.0になっている。図6に示すデューティ比が10%のグラフでは、特性線42より下方に位置する特性線32の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線32で示すリップル電流は、特性線42で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲も−0.4<k<0.0になっている。図7に示すデューティ比が15%のグラフでは、特性線43より下方に位置する特性線33の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線33で示すリップル電流は、特性線43で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲は−0.5<k<0.0になっている。図8に示すデューティ比が20%のグラフでは、特性線44より下方に位置する特性線34の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線34で示すリップル電流は、特性線44で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲は−0.55<k<0.0になっている。
図9に示すデューティ比が25%のグラフでは、特性線45より下方に位置する特性線35の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線35で示すリップル電流は、特性線45で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲は−0.6<k<0.0になっている。図10に示すデューティ比が30%のグラフでは、特性線46より下方に位置する特性線36の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線36で示すリップル電流は、特性線46で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲は−0.65<k<0.0になっている。図11に示すデューティ比が35%のグラフでは、特性線47より下方に位置する特性線37の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線37で示すリップル電流は、特性線47で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲は−0.7<k<0.0になっている。図12に示すデューティ比が40%のグラフでは、特性線48より下方に位置する特性線38の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線38で示すリップル電流は、特性線48で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。この結合係数kの範囲は−0.75<k<0.0になっている。
図13に示すデューティ比が45%のグラフでは、特性線49より下方に位置する特性線39の矢印で示す結合係数kの範囲において、特性線39で示すリップル電流は、特性線49で示す結合係数k=0のときのリップル電流より小さい。しかし、図12に示すデューティ比が40%のグラフでは、結合係数k=−0.75で特性線48と特性線38とが交わっていたが、図13に示すデューティ比が45%のこのグラフでは、結合係数k=−0.75で結合係数k=0のときのリップル電流より小さい状態になっており、結合係数k=0のときのリップル電流より小さくなる結合係数kの範囲は確定されない
このため、図13に示すデューティ比が45%の場合は除外し、図5乃至図12に示すデューティ比が5%乃至40%の範囲で、かつ、結合係数kの範囲の一番狭い図5および図6に示す範囲−0.4<k<0.0の下限である−0.4を超え、0.0よりも僅かに低い−0.1以下の範囲に結合係数kがあれば、インダクタ内リップル電流は結合係数k=0のときのリップル電流よりも小さく抑えられる。
図14は、上記のシミュレーションとは異なり、インダクタアレイ単独でなく、図3の回路に示す各回路素子の全体を考慮して、インダクタL1,L2間の結合係数kとインダクタ内リップル電流との関係をシミュレーションした結果を示すグラフである。このシミュレーションでは、直流入力電圧Vin=4[V]、直流出力電圧Vout=1[V]でデューティ比を25{=(1/4)×100}%とし、結合係数kを−0.5〜0.5まで0.1刻みに変化させた。図14に示すグラフでも、横軸は結合係数k、縦軸はインダクタ内のリップル電流[A]を示す。また、実線の特性線51は、デューティ比が25%のときにおける、インダクタL1,L2間の結合係数kとインダクタ内リップル電流との関係を表す。また、点線の特性線61はこのデューティ比25%で結合係数k=0のときのリップル電流を表している。
このシミュレーションの結果、同グラフに示されるように、上述した結合係数kが−0.4を超え−0.1以下の範囲において、インダクタ内リップル電流は結合係数k=0のときのリップル電流よりも小さく抑えられることが確認された。
すなわち、スイッチング素子SW1,SW2のスイッチングが切り替え制御されて180度の位相差で直流入力電圧Vin が印加されるインダクタ対L1,L2をインダクタアレイとして備え、デューティ比が5%乃至40%の範囲にあり、結合係数kが−0.4を超え−0.1以下の範囲にある本実施形態の2フェイズ型DC/DCコンバータ21によれば、デューティ比が大きく変動しても、インダクタL1,L2内のリップル電流をインダクタL1,L2間に結合が無い場合に比べて小さく抑えることができる。
上記実施形態では、本発明のマルチフェイズ型DC/DCコンバータを2フェイズ型DC/DCコンバータとし、2個のインダクタL1,L2から構成されるインダクタアレイを備える場合について、説明した。しかし、インダクタアレイは、180度の位相差で直流入力電圧Vinが印加されるインダクタを2の整数倍の個数備えて構成されるようにしてもよい。
このようにインダクタアレイが2の整数倍の個数のインダクタを備えて構成される場合においても、180度の位相差で直流入力電圧Vinが印加されるインダクタ対の間で、デューティ比が5%乃至40%、結合係数が−0.4を超え−0.1以下の範囲にあれば、デューティ比が大きく変動しても、各インダクタ内のリップル電流をインダクタ間に結合が無い場合に比べて小さく抑えることができる。
21…2フェイズ型DC/DCコンバータ
22…直流電圧源
23…負荷IC
k…結合係数
Vin…直流入力電圧
Cin…定電圧用コンデンサ
SW1,SW2…スイッチング素子
D1,D2…還流ダイオード
L1,L2…インダクタ
Cout…平滑用コンデンサ
Vout…直流出力電圧

Claims (2)

  1. インダクタアレイを備えて構成されるマルチフェイズ型DC/DCコンバータにおいて、
    前記インダクタアレイは、スイッチング素子のスイッチングが切り替え制御されて180度の位相差で直流入力電圧が印加されるインダクタ対を有し、
    直流出力電圧の直流入力電圧に対するデューティ比が5%乃至40%の範囲にあり、前記インダクタ間の結合係数が−0.4を超え−0.1以下の範囲にあることを特徴とするマルチフェイズ型DC/DCコンバータ。
  2. 前記インダクタアレイは、2の整数倍の個数の前記インダクタから構成されることを特徴とする請求項1に記載のマルチフェイズ型DC/DCコンバータ。
JP2014117904A 2014-06-06 2014-06-06 マルチフェイズ型dc/dcコンバータ Active JP6152828B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014117904A JP6152828B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 マルチフェイズ型dc/dcコンバータ
US14/724,194 US9871449B2 (en) 2014-06-06 2015-05-28 Multiphase DC/DC converter with coupling inductors
CN201910388286.8A CN110098741A (zh) 2014-06-06 2015-06-05 多相dc/dc转换器
CN201510303135.XA CN105186857A (zh) 2014-06-06 2015-06-05 多相dc/dc转换器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014117904A JP6152828B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 マルチフェイズ型dc/dcコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015231311A true JP2015231311A (ja) 2015-12-21
JP6152828B2 JP6152828B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=54887851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014117904A Active JP6152828B2 (ja) 2014-06-06 2014-06-06 マルチフェイズ型dc/dcコンバータ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9871449B2 (ja)
JP (1) JP6152828B2 (ja)
CN (2) CN105186857A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6149977B1 (ja) * 2016-06-10 2017-06-21 住友電気工業株式会社 電圧変換装置及び漏れインダクタンス決定方法
WO2017149776A1 (ja) * 2016-03-04 2017-09-08 三菱電機株式会社 電力変換装置
WO2020035968A1 (ja) * 2018-08-17 2020-02-20 株式会社村田製作所 平面アレイコイル及びスイッチング電源装置
WO2024084966A1 (ja) * 2022-10-21 2024-04-25 株式会社村田製作所 複合パワーインダクタを備えたスイッチング電源装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017139934A1 (zh) * 2016-02-17 2017-08-24 华为技术有限公司 开关电源及其控制方法
US10063145B1 (en) * 2017-02-28 2018-08-28 Apple Inc. On-time modulation for phase locking in a buck converter using coupled inductors
US10574144B1 (en) 2018-09-28 2020-02-25 General Electric Company System and method for a magnetically coupled inductor boost and multiphase buck converter with split duty cycle
CN113315376A (zh) * 2021-06-21 2021-08-27 哈尔滨工业大学 基于电流纹波优化的可变重数dcdc变换器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010104074A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Toyota Central R&D Labs Inc 車両搭載用マルチフェーズコンバータおよびその設計方法
JP2012029549A (ja) * 2010-06-23 2012-02-09 Toyota Central R&D Labs Inc 多相コンバータおよび多相コンバータの設計方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6362986B1 (en) 2001-03-22 2002-03-26 Volterra, Inc. Voltage converter with coupled inductive windings, and associated methods
JP3573137B2 (ja) * 2002-03-26 2004-10-06 セイコーエプソン株式会社 電源回路及びpwm手段
TW538586B (en) * 2002-05-27 2003-06-21 Richtek Technology Corp Two-step ripple-free multi-phase converter and the converting method thereof
US6965219B2 (en) * 2002-06-28 2005-11-15 Microsemi Corporation Method and apparatus for auto-interleaving synchronization in a multiphase switching power converter
JP4378956B2 (ja) 2003-01-17 2009-12-09 パナソニック株式会社 チョークコイルおよびそれを用いた電子機器
US7498782B2 (en) * 2005-06-30 2009-03-03 Intel Corporation Computer systems and voltage regulator circuits with toroidal inductors
US7893669B2 (en) * 2007-09-10 2011-02-22 Analog Devices, Inc. Efficient voltage converter methods and structures
US8237423B2 (en) * 2008-07-18 2012-08-07 Intersil Americas Inc. Active droop current sharing
JP5463580B2 (ja) * 2010-09-17 2014-04-09 日本電信電話株式会社 インダクタ
JP5715408B2 (ja) 2010-12-20 2015-05-07 コーセル株式会社 電源用チョークコイル
US8716991B1 (en) 2011-02-28 2014-05-06 Volterra Semiconductor Corporation Switching power converters including air core coupled inductors
US20130127434A1 (en) * 2011-11-22 2013-05-23 Alexandr Ikriannikov Coupled Inductor Arrays And Associated Methods
US9071142B2 (en) * 2012-06-22 2015-06-30 Monolithic Power Systems, Inc. Multi-phase SMPS with load transient control and associated control method
US8754669B2 (en) * 2012-11-09 2014-06-17 International Business Machines Corporation Dynamic impedance matching for improved transient performance in a direct current-to-direct current (‘DC/DC’) converter for delivering a load to an electrical component
CN104981966B (zh) * 2013-02-19 2018-08-03 松下知识产权经营株式会社 异物检测装置、异物检测方法以及非接触充电系统

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010104074A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Toyota Central R&D Labs Inc 車両搭載用マルチフェーズコンバータおよびその設計方法
JP2012029549A (ja) * 2010-06-23 2012-02-09 Toyota Central R&D Labs Inc 多相コンバータおよび多相コンバータの設計方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017149776A1 (ja) * 2016-03-04 2018-05-17 三菱電機株式会社 電力変換装置
WO2017149776A1 (ja) * 2016-03-04 2017-09-08 三菱電機株式会社 電力変換装置
US11245333B2 (en) 2016-03-04 2022-02-08 Mitsubishi Electric Corporation Power conversion device
US10483851B2 (en) 2016-06-10 2019-11-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Voltage conversion device and method of deciding leakage inductance
JP2017221088A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 住友電気工業株式会社 電圧変換装置及び漏れインダクタンス決定方法
US20190149049A1 (en) * 2016-06-10 2019-05-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Voltage conversion device and method of deciding leakage inductance
JP6149977B1 (ja) * 2016-06-10 2017-06-21 住友電気工業株式会社 電圧変換装置及び漏れインダクタンス決定方法
EP3471250A4 (en) * 2016-06-10 2020-01-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. VOLTAGE CONVERSION DEVICE AND LEAKAGE INDUCTANCE DETERMINATION METHOD
WO2017212954A1 (ja) 2016-06-10 2017-12-14 住友電気工業株式会社 電圧変換装置及び漏れインダクタンス決定方法
WO2020035968A1 (ja) * 2018-08-17 2020-02-20 株式会社村田製作所 平面アレイコイル及びスイッチング電源装置
JPWO2020035968A1 (ja) * 2018-08-17 2021-04-08 株式会社村田製作所 平面アレイコイル及びスイッチング電源装置
US12046404B2 (en) 2018-08-17 2024-07-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Planar array coil and switching power supply device
WO2024084966A1 (ja) * 2022-10-21 2024-04-25 株式会社村田製作所 複合パワーインダクタを備えたスイッチング電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN105186857A (zh) 2015-12-23
US9871449B2 (en) 2018-01-16
CN110098741A (zh) 2019-08-06
JP6152828B2 (ja) 2017-06-28
US20160254747A1 (en) 2016-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6152828B2 (ja) マルチフェイズ型dc/dcコンバータ
US7449867B2 (en) Multi-phase buck converter with a plurality of coupled inductors
US10199947B2 (en) Isolated partial power processing power converters
JP6198994B1 (ja) 電力変換装置
US7057905B2 (en) Method and apparatus for power conversion having a four-quadrant output
US9369044B2 (en) Multi-phase power circuit
WO2018025452A1 (ja) 直流電圧変換回路
JP6220980B2 (ja) 力率改善コンバータ、及び、力率改善コンバータを備えた電源装置
KR20150085072A (ko) 모듈형 단계들을 구비한 dc-dc 컨버터
WO2020061905A1 (en) Apparatus for conversion between ac power and dc power
Ikriannikov et al. Magnetically coupled buck converters
JPWO2018116437A1 (ja) 電力変換装置
US20110227546A1 (en) Dc-dc converter
KR20240095317A (ko) 레귤레이팅 회로들 및 스위칭 네트워크들을 구비한 유연한 전력 컨버터 구조
CN109004832B (zh) 五级单相降压型dc/dc转换器及五级两相降压转换器
JPWO2018116438A1 (ja) 電力変換装置
US20180097361A1 (en) Apparatus for generating ac superimposed dc signal
JP2014197945A (ja) 電力変換装置およびそれを備えたモータ駆動装置
WO2015133118A1 (ja) 電力変換装置
JP2008520172A (ja) 低電圧部品を持つプリコンディショナ
US7796409B2 (en) Multilevel push pull power converter
JP6409668B2 (ja) トランス
US8395469B2 (en) Multi-phase transformer
AU2016207875B2 (en) DC-DC converter
JP2011130573A (ja) Dcdcコンバータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6152828

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150