JP2015230866A - 照明光学系及び投写型表示装置 - Google Patents

照明光学系及び投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より均一な輝度分布の光を出射することができる照明光学系を提供する。
【解決手段】照明光学系は、第1の方向に並んだ複数の固体光源12と、第1の光線重合手段21と、第2の光線重合手段23と、を有する。第1の光線重合手段21は、複数の固体光源12から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、複数の固体光源のうちの1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、複数の固体光源のうちの別の1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて出射する。第2の光線重合手段23は、第1の光線重合手段21から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、第1の光線重合手段21から出射した複数の光線のうちの1つから生成された複数の分割光線と、第1の光線重合手段21から出射した複数の光線のうちの別の1つから生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて出射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の固体光源を含む照明光学系及び投写型表示装置に関する。
プロジェクタのような投写型表示装置は、一般に、照明光学系として白熱ランプを有する。近年、白熱ランプの代わりに、発光ダイオード(LED)やレーザ光源などの固体光源を用いた投写型表示装置が開発されている。1つの固体光源から出射される光は、一般に、白熱ランプから出射される光よりも暗い。そのため、複数の固体光源を同一平面上に配列することにより、照明光学系から出射した光線全体から成る光束の光量を増大させている。
複数の固体光源は離散的に配置されているため、複数の光線から成る光束全体の輝度分布は不均一になる。そのため、通常、インテグレータを用いて複数の固体光源から出射された光の輝度分布を均一化する。しかしながら、固体光源の配置間隔が大きいと、インテグレータを用いても十分に輝度分布を均一化することができないことがある。
そこで、特許文献1に記載の照明光学系では、複数の固体光源を含む光源部から出射した複数の光線のそれぞれを2つの分割光線に分割するとともに、2つの分割光線の光軸が互いに重ならないように出射するビームスプリッタアレイが用いられる。このビームスプリッタアレイは、各々が1つの固体光源に対応して設けられた複数のビームスプリッタを備えている。各ビームスプリッタはハーフミラー及び反射ミラーを備える。ハーフミラーは、対応する1つの固体光源から出射した光線の半分を透過させ、残りの半分を反射ミラーに向けて反射する。反射ミラーは、ハーフミラーによって反射された光を、ハーフミラーを透過した光の透過方向と同じ方向に反射させる。
特許文献2に記載の照明光学系では、離散的に配置された複数の固体光源に伴う輝度分布の不均一性を改善するため、複数の固体光源を含む光源部から出射した複数の光線のそれぞれを2つの分割光線に分割するとともに、2つの分割光線の光軸が互いに重ならないように出射する光分布調整手段が用いられている。この光分布調整手段は、複数の偏光ビームスプリッタを備えている。固体光源から出射した光のうちS偏光成分は、偏光ビームスプリッタを透過する。一方、固体光源から出射した光のうちP偏光成分は、偏光ビームスプリッタで反射し、隣接する偏光ビームスプリッタに入射し、当該隣接する偏光ビームスプリッタで反射して、偏光ビームスプリッタを透過したS偏光成分と平行な方向に進む。なお、特許文献2は、偏光ビームスプリッタの分離面の代わりにハーフミラーを用いてもよいことを開示している。
特許文献3に記載の照明光学系では、ロッドインテグレータの入射側に、光源からの光を複数の光束に分割する光束分割手段が設けられている。この光束分割手段は、複数のハーフミラーと、複数のハーフミラーを挟んで両側に配置された全反射ミラーと、を有する。
特開2012−123948号公報 特開2005−208387号公報 特開2007−316295号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の照明光学系は、個々の固体光源から出射した光線を分割し、個々の分割光線の光軸が重ならないように光線の本数を増やすことによって、光線全体から成る光束の輝度分布を均一化させている。
しかしながら、固体光源どうし間で光線の明るさにバラつきがある場合、光線の本数を増やすだけでは、光線どうしの間の明るさのバラつきを解消することはできない。また、いずれかの固体光源が故障等により点灯しない場合には、複数の光線の中に局所的に光線が配置されないところが生じ、光束全体において局所的な輝度の低下が生じる。したがって、輝度分布の均一化には改善の余地が残されている。
なお、特許文献3に記載の照明光学系は、ロッドインテグレータの長さが比較的短くとも十分な照明光の均一性が得られる小型で高効率な照明装置を提供することを目的としており、特許文献3はロッドインテグレータの入射側で光束を分割することを開示するだけである。特許文献3も、上述した課題について教示していない。
本発明の目的は、より均一な輝度分布の光を出射することができる照明光学系を提供することにある。また、本発明の他の目的は、当該照明光学系を含む投写型表示装置を提供することにある。
一態様に係る照明光学系は、照明光学系は、少なくとも第1の方向に並んだ複数の固体光源と、第1の光線重合手段と、第2の光線重合手段と、を有する。第1の光線重合手段は、上記第1の方向に並んだ複数の固体光源から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、上記第1の方向に並んだ複数の固体光源のうちの1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、上記第1の方向に並んだ複数の固体光源のうちの別の1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて固体光源の光軸に沿った方向に出射する。第2の光線重合手段は、第1の光線重合手段から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、第1の光線重合手段から出射した複数の光線のうちの1つから生成された複数の分割光線と、第1の光線重合手段から出射した複数の光線のうちの別の1つから生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて固体光源の光軸に沿った方向に出射する。
一態様に係る投写型表示装置は、上記の照明光学系と、照明光学系から出射した光から画像光を形成する画像形成素子と、画像形成素子で形成された画像光を投写する投写レンズと、を有する。
本発明に係る照明光学系は、より均一な輝度分布の光を出射することができる。
第1の実施形態に係る照明光学系の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る照明光学系に備えられた第1及び第2の光線重合手段の構成の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る照明光学系に備えられた第1及び第2の光線重合手段の構成の別の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る照明光学系において、複数の固体光源のうちの第1の固体光源から出射した光線の光路を示している。 第1の実施形態に係る照明光学系において、複数の固体光源のうちの第2の固体光源から出射した光線の光路を示している。 第2の実施形態に係る照明光学系の構成を示す概略図である。 第2の実施形態に係る照明光学系において、複数の固体光源のうちの第1の固体光源から出射した光線の光路を示している。 第2の実施形態に係る照明光学系において、複数の固体光源のうちの第2の固体光源から出射した光線の光路を示している。 第3の実施形態に係る照明光学系の構成を示す概略図である。 図9と同じ方向から見たときの光線の光路を示す模式図である。 図9の矢印11Aの方向から見たときの光線の光路を示す模式図である。 各ポジションにおける光線の位置を示す模式図である。 一実施形態に係る投写型表示装置の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る照明光学系の構成を示す概略図である。第1の実施形態に係る照明光学系は、複数の固体光源12と、第1の光線重合手段21と、第2の光線重合手段23と、を有する。
固体光源12は、例えば発光ダイオード又はレーザ光源などであってよい。複数の固体光源12は、互いに平行な方向に光線を出射するように配置されている。複数の固体光源12は、少なくとも第1の方向に沿って配列されていてよい。また、複数の固体光源12は、第1の方向と、第1の方向と交差する第2の方向と、に沿って2次元的に配列されていてもよい。
照明光学系は、各固体光源12から出射した光線を平行光にするコリメートレンズ14を有していてもよい。コリメートレンズ14は、固体光源12と第1の光線重合手段21との間に設けられる。コリメートレンズ14は、固体光源12の各々に対応して複数設けられていることが好ましい。
図2は、第1及び第2の光線重合手段21,23の構成の一例を示す概略図である。第1及び第2の光線重合手段21,23は、それぞれ複数の第1及び第2の光線分離面22,24を備えたプリズムから構成されていてよい。光線分離面22,24は、入射光を透過光と反射光に分離する。第1の光線重合手段21は、一例として、大きい立方体形状の複数のプリズム素子から形成されたプリズム群から形成されていてよい。第2の光線重合手段23は、小さい立方体形状の複数のプリズム素子から形成されたプリズム群から形成されていてよい。これらのプリズム素子の各々には、当該プリズム素子を対角線状に半分に分離するように光線分離面22,24が形成されている。第1の光線重合手段21を構成する複数のプリズム素子は互いに貼り合わされて一体化されていてよい。第2の光線重合手段23を構成する複数のプリズム素子は互いに貼り合わされて一体化されていてよい。
第1の光線重合手段21を構成する正四角柱形状のプリズム素子は、第2の光線重合手段23を構成する正四角柱形状のプリズム素子の2倍の大きさを有することが好ましい。第2の光線重合手段23を構成するプリズム素子のうちの一部は、第1の光線重合手段21を構成するプリズム素子と中心を一致して配置されていてよい。第2の光線重合手段23を構成するプリズム素子と中心を一致して配置された小さいプリズム素子どうしの間に、第2の光線重合手段23を構成するプリズム素子のうちの残りの一部が配置されている。なお、本実施形態では、第1の光線重合手段21と第2の光線重合手段23とは、互いに貼り合わされて一体的に接合されている。
複数の第1の光線分離面22は、固体光源12が並んでいる第1の方向に沿った第1の配列方向に並んでいる。複数の第1の光線分離面22は、固体光源12の光軸に沿って入射する光線の一部を上記第1の配列方向へ反射するように互いに同じ角度で配置されている。第1の光線分離面22は、固体光源12の光軸に対して45°傾いていることが好ましい。また、各々の第1の光線分離面22は、複数の固体光源12の各々の光軸上に設けられていることが好ましい。この場合、第1の配列方向に沿って並んだ第1の光線分離面22の数は、第1の方向に沿って並んだ固体光源の数と同じであることが好ましい。
複数の第2の光線分離面24は、複数の第1の光線分離面22を挟んで複数の固体光源12の反対側に配置されている。複数の第2の光線分離面24は、複数の固体光源12が並んでいる第1の方向に沿った第2の配列方向に並んでいる。第2の光線分離面24の数は、第1の光線分離面22よりも多い。複数の第2の光線分離面24のうちの一部の第2の光線分離面は、第1の光線分離面22の光軸上に配置されており、複数の第2の光線分離面24のうちの他の一部の第2の光線分離面は、複数の第1の光線分離面22の光軸上に配置された上記一部の第2の光線分離面どうしの間に配置されている。
複数の第2の光線分離面24は、固体光源12の光軸に沿って入射する光線の一部を上記第2の配列方向へ反射するように互いに同じ角度で配置されている。第2の光線分離面24は、固体光源12の光軸に対して45°傾いていることが好ましい。第1の実施形態では、第2の光線分離面24は、固体光源12の光軸に関して第1の光線分離面22と軸対称な角度で配置されている。
図3は、第1及び第2光線重合手段の構成の別の一例を示す概略図である。図3において、図2と同様の構成については、同一の符号を付している。図3に示すように、本例では、第1の光線重合手段21は、第2の光線重合手段23と離間して設けられている。この場合であっても、複数の固体光源12から出射した光の光路は、第1の実施形態と同様になる。
次に、複数の固体光源12から出射された光線の光路について説明する。まず、図4及び図5を参照し、複数の固体光源12のうちの任意の1つの固体光源から出射した光線の光路について説明する。図4は、複数の固体光源12のうちの第1の固体光源から出射した光線の光路を示しており、図5は、複数の固体光源12のうちの第2の固体光源から出射した光線の光路を示している。
図4及び図5に示すように、1つの固体光源12から出射した光線は、固体光源12の光軸に沿って進み、第1の光線分離面22に入射する。第1の光線分離面22に入射した光線の一部は、第1の光線分離面22を透過し、固体光源12の光軸に沿って進み、第2の光線分離面24に入射する。固体光源12の光軸に沿って第1の光線分離面22に入射した光線の残りの一部は、第1の光線分離面22で反射し、第1の光線分離面22の配列方向(第1の配列方向)に沿って進む。第1の配列方向に沿って進む光線は、隣接する第1の光線分離面22に入射する。
上記第1の配列方向に沿って進む光線の一部は、第1の光線分離面22で反射し、固体光源12の光軸に沿った方向に進む。上記第1の配列方向に沿って進む光線の残りの一部は、第1の光線分離面22を透過し、当該第1の配列方向に沿ってさらに隣接する第1の光線分離面22へ入射する。
このように、複数の第1の光線分離面22によって反射光線と透過光線の分割を繰り返すことで、1つの固体光源12から出射した光線は、最初に入射した第1の光線分離面22よりも下流側(図4,5では下側)に配置された第1の光線分離面22の数に応じて分割される。ここで、「下流」とは、最初に入射した第1の光線分離面22で反射した光線の進行方向における下流を意味する。
上記第1の配列方向における最下流側の第1の光線分離面22に隣接して、反射ミラー27が設けられていることが好ましい。反射ミラー27は、入射光を全反射させる全反射ミラーであってよい。反射ミラー27は、第1の光線分離面22を構成するプリズムと一体的に形成されたプリズムで構成されていてよい。反射ミラー27は、最下流側の第1の光線分離面22を経て第1の配列方向(図4,5では下方向)へ進む光線を、固体光源12の光軸に沿った方向に反射させることができる。
上記のように、第1の光線重合手段21は、第1の方向に並んだ複数の固体光源12から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割して固体光源12の光軸に沿った方向に出射する。これとともに、第1の光線重合手段21は、第1の方向に並んだ複数の固体光源12のうちの1つ(第1の固体光源)から出射した光線から生成された複数の分割光線のうちの一部と、第1の方向に並んだ複数の固体光源12のうちの別の1つ(第2の固体光源)から出射した光線から生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて固体光源12の光軸に沿った方向に出射する。
複数の第1の光線分離面22を経由して複数に分割された分割光線は、固体光源12の光軸に沿って進み、複数の第2の光線分離面24に入射する。固体光源12の光軸に沿って第2の光線分離面24に入射した光線の一部は、第2の光線分離面24を透過し、固体光源12の光軸に沿って直進する。固体光源12の光軸に沿って第2の光線分離面24に入射した光線の残りの一部は、第2の光線分離面24で反射し、第2の光線分離面24の配列方向(第2の配列方向)に沿って進む。第2の配列方向に沿って進む光線は、隣接する第2の光線分離面24に入射する。ここで、第1の実施形態では、第2の光線分離面24は、固体光源12の光軸に関して第1の光線分離面22と軸対称な角度で配置されている。したがって、上記第2の配列方向に沿って進む光線は、第1の光線分離面22を経由して第1の配列方向に沿って進む光線とは逆方向(図4,5では上方向)に進む。
上記第2の配列方向に沿って進む光線の一部は、第2の光線分離面24で反射し、固体光源12の光軸に沿った方向に進む。上記第2の配列方向に沿って進む光線の残りの一部は、第2の光線分離面24を透過し、上記第2の配列方向に沿ってさらに隣接する第2の光線分離面24へ入射する。
第2の配列方向における最下流側の第2の光線分離面24に隣接して、反射ミラー28が設けられていることが好ましい。ここで、「下流」とは、第2の光線分離面を経て第2の配列方向へ進む光線の進行方向における下流を意味する。反射ミラー28は、入射光を全反射させる全反射ミラーであってもよい。反射ミラー28は、第2の光線分離面24を構成するプリズムと一体的に形成されたプリズムで構成されていてよい。反射ミラー28は、最下流側の第2の光線分離面24を経て第2の配列方向へ進む光線を、固体光源12の光軸に沿った方向に反射させることができる。
また、複数の第2の光線分離面24の最上流側の第2の光線分離面24は、反射ミラー29に置き換えられてもよい。この反射ミラー29は、第2の光線分離面24を構成するプリズムと一体的に形成されたプリズムで構成されていてよい。
上記のように、複数の第2の光線分離面24によって反射光線と透過光線との分割を繰り返すことで、第1の光線重合手段21から第2の光線重合手段23に入射する光線の各々は、第2の光線分離面24の数に応じた光線に分割される。これとともに、第2の光線重合手段23は、第1の光線重合手段21から出射した複数の光線のうちの1つから生成された複数の分割光線と、第1の光線重合手段21から出射した複数の光線のうちの別の1つから生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて出射する。
第2の光線分離面24は、第1の光線分離面22よりも密に配置されているので、より多くの分割光線を生成することができ、固体光源12の光軸どうしの間にも分割光線を配置することができる。このように、固体光源の光軸どうしの間に分割光線を配置することで、固体光源12どうしの間の距離が離れていたとしても、複数の固体光源12から出射した光線全体から成る光速の輝度分布を均一化することができる。
図4と図5を見比べると解るように、複数の固体光源12のうちの第1の固体光源から出射して第1及び第2の光線重合手段21,23を通過した光線は、複数の固体光源12のうちの第2の固体光源から出射して第1及び第2の光線重合手段21,23を通過した光線と同じ光路となり、互いに重ね合わされる。このように、第1の方向に沿って配列した複数の第1の固体光源の各々から出射した光線は、互いに重ね合わせられて出射される。
これにより、第1及び第2の光線重合手段21,23により形成された複数の光線の各々の明るさは、第1の方向に沿って並んだ複数の固体光源12のすべてからの寄与を受け、平均化されたものとなる。したがって、固体光源12どうし間で光線の明るさにバラつきがあったり、いずれかの固体光源12が点灯しなかったりした場合であっても、第1及び第2の光線重合手段21,23を通過した光線間の輝度のばらつきは抑制される。その結果、これらの光線の集合から成る光束全体における局所的な輝度の低下を抑制することができ、より均一な輝度分布の光を出射することができる。
光線分離面22,24を透過する光の光量と光線分離面22,24で反射する光の光量との比は、必要に応じて適宜設計すればよい。光線分離面22,24ごとに透過光と反射光の光量の比を変えてもよい。例えば、各光線分離面22,24での透過光と反射光との比は、第1及び第2の光線重合手段21,23を通過した光線から成る光束全体の輝度分布ができるだけ均一になるように設定されることが好ましい。この代わりに、すべての光線分離面22,24において透過光と反射光の光量の比を同一にしてもよい。例えば、各光線分離面22,24での透過光と反射光との比を1対1に設定してもよい。この場合、光線分離面22,24は、ハーフミラーを構成する。
照明光学系は、第1及び第2の光線重合手段21,23により重ね合わせられた光線全体から成る光束の輝度分布を均一化させるインテグレータをさらに有していてもよい。インテグレータは、一対のフライアイレンズから構成されていることが好ましい。
照明光学系は、第1及び第2の光線重合手段21,23により重ね合わせられた光線全体から成る光束を、より小さい光束径を有する光束にするレンズ系を有していてもよい。このレンズ系は、光線全体から成る光束を集光する集光レンズ16と、集光レンズ16で集光された光束を平行光にするレンズ18と、を含んでいてよい。複数の固体光源12から出射した光線全体から成る光束の径は、複数の固体光源12の設置領域の広さに応じて大きくなる。このレンズ系16,18は、当該光束が通過すべき以降の光学系又は後述する投写型表示装置の有効径に合わせて、光束径を小さくすることができる。
図1には、1列に並んだ複数の固体光源12と、1列に並んだ複数の第1及び第2の光線分離面22,24とが示されている。実際には、固体光源12は、複数列に並んでいてよい。この場合、第1及び第2の光線重合手段21,23も、固体光源12の列に合わせて複数列に並んでいることが好ましい。
図6は、第2の実施形態に係る照明光学系の構成を示す概略図である。図6において、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付している。また、第1の実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
第1の実施形態では、第2の光線重合手段23の第2の光線分離面24は、固体光源12の光軸に関して第1の光線分離面22と軸対称な角度で配置されている。これに代えて、第2の実施形態では、第2の光線重合手段23の第2の光線分離面24は、第1の光線重合手段21の第1の光線分離面22と同じ角度で配置されている。また、図6において、第2の光線分離面24の列の最も下側の光線分離面の下に反射ミラー28が配置されている。反射ミラー28は、第2の光線分離面24と同じ角度で配置されている。
次に、第2の実施形態において、固体光源12から出射された光線の光路について説明する。まず、図7及び図8を参照し、複数の固体光源12のうちの任意の1つの固体光源から出射した光線の光路について説明する。図7は、複数の固体光源12のうちの第1の固体光源から出射した光線の光路を示している。図8は、複数の固体光源12のうちの第2の固体光源から出射した光線の光路を示している。
第1及び第2の固体光源から出射した光線は、第1の実施形態とほぼ同様に、第1の光線分離面22及び第2の光線分離面24で分割される。しかしながら、第2の実施形態では、第2の光線分離面24は、第1の光線分離面22と同じ角度で配置されている。そのため、第2の光線分離面24を経て第2の光線分離面24の配列方向(第2の配列方向)に沿って進む光線は、第1の光線分離面22を経て第1の光線分離面22の配列方向(第1の配列方向)に沿って進む光線と同じ方向(図7及び図8では下方)に進む。
図7及び図8から解るように、ある固体光源から出射された光線は、最初に入射した第1の光線分離面22よりも下方に配置された第2の光線分離面24の数に応じて分割される。これは、ある固体光源から出射された光線は、最初に入射した第1の光線分離面22よりも上方に配置された第2の光線分離面24を通らないからである。
この場合であっても、図6〜図8で下側に配置された第2の固体光源から出射された光線から得られた複数の分割光線の全ては、それよりも上側に配置された第1の固体光源から出射された光線から得られた複数の分割光線のうちの一部と同一の光路を通り、重ね合わせられる。したがって、固体光源12どうし間で光線の明るさにバラつきがあったり、いずれかの固体光源12が点灯しなかったりした場合に、第1及び第2の光線重合手段21,23を通過した光線どうしの間での輝度のばらつきを抑制する効果がある程度認められる。ただし、複数の固体光源12から出射された光線全体から成る光束の輝度分布の均一性を向上させるという観点では、第1の実施形態で示す第1及び第2の光線重合手段21,23の組み合わせの方がより効果が高い。
第2の実施形態に係る第1の光線重合手段21は、第2の光線重合手段23と接合されて一体化されている。これに代えて、第1の光線重合手段21は、第2の光線重合手段23と離間して設けられていてもよい。
図9は、第3の実施形態に係る照明光学系の構成を示す概略図である。図9において、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付している。また、第1の実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
第3の実施形態に係る照明光学系では、複数の固体光源12は、第1の方向(X方向)と、第1の方向に交差する第2の方向(Y方向)と、に沿って2次元的に配列されている。例えば、複数の固体光源12は、正方格子状に配置されていてよい。この場合、複数の固体光源12は、第1の方向に沿って複数列に配列されており、第1の方向に直交する第2の方向に沿って複数列に配列されている。
第3の実施形態に係る照明光学系は、第1〜第4の光線重合手段21,23,91,93を有する。第1〜第4の光線重合手段21,23,91,93の構成は、上述したいずれかの光線重合手段と同じであってよい。また、第3の光線重合手段91は、第1の光線重合手段21と同一のものであってもよい。この場合、第3の光線重合手段91は、第1の光線重合手段21を、その光軸まわりに、第1の方向と第2の方向が成す角度だけ回転させて配置したものであってよい。さらに、第4の光線重合手段93は、第2の光線重合手段23と同一のものであってもよい。この場合、第4の光線重合手段93は、第2の光線重合手段23を、その光軸まわりに、第1の方向と第2の方向が成す角度だけ回転させて配置したものであってよい。
第1及び第2の光線重合手段21,23を構成する複数の第1及び第2の光線分離面22,24は、それぞれ第1の固体光源12が並んだ第1の方向に沿った第1の配列方向に並べられている。第1の固体光源12が第1の方向に沿って複数列配列されている場合、第1及び第2の光線重合手段21,23の第1及び第2の光線分離面22,24も、第1の配列方向に沿って複数列配列されていることが好ましい。一方、第3及び第4の光線重合手段91,93を構成する複数の第1及び第2の光線分離面22,24は、それぞれ第1の固体光源12が並んだ第2の方向に沿った第2の配列方向に並べられている。第1の固体光源12が第2の方向に沿って複数列配列されている場合、第3及び第4の光線重合手段91,93の第1及び第2の光線分離面22,24も、第2の配列方向に沿って複数列配列されていることが好ましい。
第1及び第2の光線重合手段21,23は、第1の実施形態と同様に、第1の方向に並んだ複数の固体光源12から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割する。それとともに、第1及び第2の光線重合手段21,23は、第1の方向に並んだ複数の固体光源のうちの1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、第1の方向に並んだ複数の固体光源のうちの別の1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて固体光源の光軸に沿った方向に出射する。
第3の光線重合手段91は、第2の方向に並んだ複数の固体光源12から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割する。それとともに、第3の光線重合手段91は、第2の方向に並んだ複数の固体光源のうちの1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、第2の方向に並んだ複数の固体光源のうちの別の1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて固体光源12の光軸に沿った方向に出射する。
第4の光線重合手段93は、第3の光線重合手段91から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割する。それとともに、第4の光線重合手段93は、第3の光線重合手段91から出射した複数の光線のうちの1つから生成された複数の分割光線と、第3の光線重合手段91から出射した複数の光線のうちの別の1つから生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて固体光源12の光軸に沿った方向に出射する。
図10は、図9と同じ方向から見たときの光線の光路を示す模式図である。図11は、図9の矢印11Aの方向から見たときの光線の光路を示す模式図である。図12(A)は、図10及び図11における矢印12Aの位置における複数の光線の位置を示す模式図であり、第1の光線重合手段21を通過する前の光線の位置を示している。図12(B)は、図10及び図11における矢印12Bの位置における複数の光線の位置を示す模式図であり、第2の光線重合手段23と第3の光線重合手段91との間での光線の位置を示している。図12(C)は、図10及び図11における矢印12Cの位置における複数の光線の位置を示す模式図であり、第4の光線重合手段93を通過した後の光線の位置を示している。
本例では、第1の光線重合手段21に入射する前に、2行2列に配列した固体光源12に合わせて、第1の方向(X方向)に2つ、かつ第2の方向(Y方向)に2つの光線30がある(図12(A)参照)。これらの光線は、第1及び第2の光線重合手段21,23で第1の方向(X方向)に分割される。そのため、第2の光線重合手段23と第3の光線重合手段91との間では、第1の方向(X方向)に6つ、かつ第2の方向(Y方向)に2つの光線30がある(図12(B)参照)。このとき、第1の方向に並んだ光線は、互いに重ね合わせられて平均化されている。これらの光線は、第3及び第4の光線重合手段91,93で第2の方向(Y方向)に分割される。そのため、第4の光線重合手段93を通過した後では、第1の方向(X方向)に6つ、かつ第2の方向(Y方向)に6つの光線30がある(図12(C)参照)。このとき、第2の方向に並んだ光線は、互いに重ね合わせられて平均化されている。
このように、第1〜第4の光線重合手段21,23,91,93を用いることで、複数の固体光源12から出射した光線を、第1の方向と第2の方向とに2次元的に分割することができる。さらに、第1〜第4の光線重合手段21,23,91,93を経た光線は、第1の方向に沿った固体光源12からの寄与を平均化しただけでなく、第2の方向に沿った固体光源12からの寄与をも平均化したものになる。したがって、これらの光線の集合から成る光束全体における局所的な輝度の低下をさらに抑制することができ、より均一な輝度分布の光を得ることができる。
図13は、一実施形態に係る投写型表示装置の概略構成を示している。投写型表示装置は、照明光学系10a,10b,10cと、照明光学系から出射した光から画像光を形成する画像形成素子44a,44b,44cと、画像形成素子44a,44b,44cで形成された画像光を投写する投写レンズ31と、を有する。本実施形態では、投写型表示装置は、3つの照明光学系10a,10b,10cを有する。これらの照明光学系10a,10b,10cは、上述したいずれかの実施形態に係る照明光学系と同様の構成を有する。これに代えて、照明光学系10a,10b,10cの少なくとも1つが、上述したいずれかの実施形態に係る照明光学系と同様の構成を有していればよい。
第1の照明光学系10aは、赤色光を出射する複数の固体光源を含んでいてよい。第2の照明光学系10bは、緑色光を出射する複数の固体光源を含んでいてよい。第3の照明光学系10cは、青色光を出射する複数の固体光源を含んでいてよい。これにより、第1〜第3の照明光学系10a〜10cは、それぞれ赤色光、緑色光及び青色光を出射することができる。
第1〜第3の照明光学系10a〜10cから出射した赤色光、緑色光及び青色光は、合成光学系により合成される。この合成光学系は、第1のダイクロイックミラー51及び第2のダイクロイックミラー52を含んでいてよい。
第1のダイクロイックミラー51は、赤色光を反射し、緑色光を透過させる。これにより、第1の照明光学系10aから出射した赤色光と第2の照明光学系10bから出射した緑色光は、第1のダイクロイックミラー51を経て、同一の方向へ向かう。これにより、赤色光と緑色光とが合成される。
第2のダイクロイックミラー52は、赤色光及び緑色光の合成光を透過させ、緑色光を反射する。これにより、第3の照明光学系10cから出射した青色光と、赤色光及び緑色光の合成光とは、第2のダイクロイックミラー52を経て、同一の方向へ向かう。これにより、赤色光と緑色光と青色光とが合成され、白色の照明光が形成される。合成光学系を経た照明光の主光線(光軸)は、照明光学系の光軸と平行であることが好ましい。
なお、各照明光学系10a〜10cから出射した光線を拡散する拡散板が、合成光学系よりも前に設けられていてもよい。拡散板は、固体光源からの光線がより均一に分散させることができる。
合成光学系で合成された合成光は、インテグレータとして機能する一対のフライアイレンズ32、フィールドレンズ34,35を通過する。レンズ35を通過した光は、ダイクロイックミラー36,37によって各色の光に分離される。具体的には、ダイクロイックミラー36は、赤色光を反射し、緑色光及び青色光を透過する。ダイクロイックミラー36で反射した赤色光は、反射ミラー40で反射して第1の透過型の画像形成素子(ライトバルブ)44aに入射する。
ダイクロイックミラー36を透過した緑色光と青色光との合成光は、ダイクロイックミラー37に入射する。ダイクロイックミラー37は、緑色光と青色光とを分離する。具体的には、緑色光は、ダイクロイックミラー37で反射し、第2の透過型の画像形成素子44bに入射する。
ダイクロイックミラー37を透過した青色光は、レンズ系38a,38b及び反射ミラー39a,39bを経由して、第3の透過型の画像形成素子44cに入射する。これらの画像形成素子44a,44b,44cは、パーソナルコンピュータやDVDプレーヤ等の電子機器からの画像信号に合わせて入射光を変調する。また、各色の光は、画像形成素子44a〜44cに入射する前に、集光レンズ42a,42b,42cに入射してもよい。
第1〜第3の透過型の画像形成素子44a,44b,44cは、液晶パネルを含むものであってよい。各画像形成素子44a,44b、44cが液晶パネルから構成される場合、液晶パネルの両側には、偏光板43a,43b,43c,45a,45b,45cが設けられていてよい。液晶パネルは、入射光の偏光状態を画素毎に変えることができる。液晶パネルと偏光板43a〜43c,45a〜45cとの作用により、各色の光を画像光として投写することができる。
画像形成素子44a〜44cを通過した各色の光は、クロスダイクロイックプリズム46に入射する。各色の光は、クロスダイクロイックプリズム46によって合成された後、投写レンズ31を通ってスクリーンなどに投影される。このようにして、画像形成素子44a〜44cで形成された画像光がスクリーンなどの被投写体に拡大投写される。
上記実施形態に係る投写型表示装置では、合成光学系51,52により3色の光を合成した後、分離光学系36,37により再び各々の色の光に分離している。このような構成に限らず、各照明光学系10a〜10cから出射した各色の光を合成することなく、それぞれに対応する液晶パネル44a〜44cに入射させても良い。また、上記実施形態に係る投写型表示装置は、透過型の画像形成素子44a,44b,44cを有するものである。これに代えて、投写型表示装置は、デジタルミラーデバイス(DMD)のような反射型の画像形成素子を有するものであってもよい。
以上、本発明の望ましい実施形態について提示し、詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲の趣旨又は範囲から逸脱しない限り、さまざまな変更及び修正が可能であることを理解されたい。
12 固体光源
21 第1の光線重合手段
22 第1の光線分離面
23 第2の光線重合手段
24 第2の光線分離面
91 第3の光線重合手段
93 第4の光線重合手段
27,28,29 反射ミラー
31 投写レンズ
32,34 フライアイレンズ
44a,44b,44c 画像形成素子

Claims (10)

  1. 少なくとも第1の方向に並んだ複数の固体光源と、
    前記第1の方向に並んだ複数の固体光源から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、前記第1の方向に並んだ複数の固体光源のうちの1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、前記第1の方向に並んだ複数の固体光源のうちの別の1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて前記固体光源の光軸に沿った方向に出射する第1の光線重合手段と、
    前記第1の光線重合手段から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、前記第1の光線重合手段から出射した複数の光線のうちの1つから生成された複数の分割光線と、前記第1の光線重合手段から出射した複数の光線のうちの別の1つから生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて前記固体光源の光軸に沿った方向に出射する第2の光線重合手段と、を有する、照明光学系。
  2. 請求項1に記載の照明光学系であって、
    前記第1の光線重合手段は、前記第1の方向に沿った第1の配列方向に沿って並べられ、入射光を透過光及び反射光に分離する複数の第1の光線分離面を有し、
    前記第2の光線重合手段は、前記第1の方向に沿った第2の配列方向に沿って並べられ、入射光を透過光及び反射光に分離する複数の第2の光線分離面を有し、
    前記複数の第1の光線分離面は、前記固体光源の光軸に沿って入射する光線の一部を前記第1の配列方向へ反射するように互いに同じ角度で配置されており、
    前記複数の第2の光線分離面は、前記固体光源の光軸に沿って入射する光線の一部を前記第2の配列方向へ反射するように互いに同じ角度で配置されており、
    前記複数の第2の光線分離面のうちの一部の第2の光線分離面は、前記複数の第1の光線分離面の光軸上に配置されており、前記複数の第2の光線分離面のうちの他の一部の第2の光線分離面は、前記複数の第1の光線分離面の光軸上に配置された前記一部の第2の光線分離面どうしの間に配置されている、照明光学系。
  3. 請求項2に記載の照明光学系であって、
    前記複数の第1の光線分離面は、前記固体光源の光軸に関して前記複数の第2の光線分離面と軸対称な角度で配置されている、照明光学系。
  4. 請求項2に記載の照明光学系であって、
    前記複数の第1の光線分離面は、前記複数の第2の光線分離面と同じ角度で配置されている、照明光学系。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の照明光学系であって、
    前記複数の第1の光線分離面は、それぞれ前記複数の固体光源の各々の光軸上に設けられている、照明光学系。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載の照明光学系であって、
    前記第1の配列方向に並んだ前記複数の第1の光線分離面の最下流側の第1の光線分離面に隣接して設けられ、前記最下流側の第1の光線分離面から前記第1の配列方向に沿って出射した光線を前記固体光源の光軸に沿った方向へ反射する第1の反射ミラーと、前記第2の配列方向に並んだ前記複数の第2の光線分離面の最下流側の第2の光線分離面に隣接して設けられ、前記最下流側の第2の光線分離面から前記第2の配列方向に沿って出射した光線を前記固体光源の光軸に沿った方向へ反射する第2の反射ミラーと、の少なくとも一方を有する、照明光学系。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の照明光学系であって、
    前記第1の光線重合手段及び前記第2の光線重合手段から出射した光線全体から成る光束の照度分布を均一化させるインテグレータを有する、照明光学系。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の照明光学系であって、
    前記第1の光線重合手段及び前記第2の光線重合手段から出射した光線全体から成る光束を、より小さい光束径を有する光束にするレンズ系を有する、照明光学系。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の照明光学系であって、
    前記複数の固体光源は、前記第1の方向と、前記第1の方向に交差する第2の方向と、に沿って2次元的に配列されており、
    前記第2の方向に並んだ複数の固体光源から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、前記第2の方向に並んだ複数の固体光源のうちの1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、前記第2の方向に並んだ複数の固体光源のうちの別の1つから出射した光線から生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて前記固体光源の光軸に沿った方向に出射する第3の光線重合手段と、
    前記第3の光線重合手段から出射した光線の各々を複数の分割光線に分割するとともに、前記第3の光線重合手段から出射した複数の光線のうちの1つから生成された複数の分割光線と、前記第3の光線重合手段から出射した複数の光線のうちの別の1つから生成された複数の分割光線と、を重ね合わせて前記固体光源の光軸に沿った方向に出射する第4の光線重合手段と、を有する、照明光学系。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の照明光学系と、
    前記照明光学系から出射した光から画像光を形成する画像形成素子と、
    前記画像形成素子で形成された画像光を投写する投写レンズと、を有する、投写型表示装置。
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