JP2015230446A - 表示装置 - Google Patents

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Tsutomu Ishii
努 石井
小林 英夫
Hideo Kobayashi
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
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Abstract

【課題】複数の表示媒体を備えた表示装置において、個々の表示媒体に対応して設けられた電源が、他の表示媒体の電源として活用される表示装置を提供する。【解決手段】複数の画素を備えた表示媒体及び表示媒体に電圧を印加する電源を各々備え、表示媒体への電圧の印加により画像が更新される複数の表示部と、複数の表示部の各々に備えられた電源から複数の表示部の各々に備えられた表示媒体への電圧の印加を切り替える切替部と、画像を更新しない表示部が存在する状態で、画像を更新する表示部に備えられた電源及び画像を更新しない表示部に備えられた電源から、画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に電圧が印加されるように切替部を制御する制御部と、を備えた表示装置とする。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置に関する。
特許文献1には、複数個のスイッチング素子と絵素との組み合わせよりなり、該絵素の一方の電極は、該スイッチング素子の出力電極につながれ、他方の電極は、複数の絵素間の共通のコモン電極に接続された能動マトリクス型表示パネルにおいて、複数のスイッチング素子の入力電極に共通に接続されたデータ電極には、所定の2つの電位の切り換えをする2値切り換え型スイッチを接続し、複数のスイッチング素子の制御電極に接続されたスキャン電極と前記コモン電極には、それぞれ任意の電位を取り得る2値切り替え型スイッチを接続し、複数のスイッチング素子の制御電極に共通に接続されたスキャン電極と前記コモン電極には、それぞれ任意の電位を与えることにより表示を行うことを特徴とする能動マトリクス型表示パネルの駆動装置が記載されている。
特許文献2には、複数の表示手段と、前記複数の表示手段に対して共通に設けられ、且つ前記表示手段に供給される電圧を制御する電源ICとを有し、前記電源ICは、前記電圧を前記複数の表示手段のいずれか一に供給するかを決定する手段を有していることを特徴とする表示装置が記載されている。
特開昭61-128292号公報 特開2006-011387号公報
本発明の目的は、複数の表示部を備えた表示装置において、個々の表示部に備えられた電源が、他の表示部に備えられた表示媒体の電源として活用される表示装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、複数の画素を備えた表示媒体及び前記表示媒体に電圧を印加する電源を各々備え、前記表示媒体への電圧の印加により画像が更新される複数の表示部と、前記複数の表示部の各々に備えられた電源から、前記複数の表示部の各々に備えられた表示媒体への電圧の印加を切り替える切替部と、画像を更新しない表示部が存在する状態で、画像を更新する表示部に備えられた電源及び画像を更新しない表示部に備えられた電源から、前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に電圧が印加されるように前記切替部を制御する制御部と、を備えた表示装置である。
請求項2に記載の発明は、前記制御部が、画像を更新する表示部に備えられた電源及び画像を更新しない表示部に備えられた電源から前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に印加される電圧が、画像を更新する表示部に備えられた電源から前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に印加される電圧よりも増加するように前記切替部を制御する、請求項1に記載の表示装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御部が、画像を更新しない表示部の数が画像を更新する表示部の数以上の場合に、画像を更新しない表示部に備えられた電源から、画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御部が、画像を更新しない複数の表示部に備えられた複数の電源から、画像を更新する表示部に備えられた1つの表示媒体に電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項3に記載の表示装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御部が、画像を更新しない表示部に備えられた電源から、画像を更新する複数の表示部の複数の表示媒体の各々に順次電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の表示装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部が、画像を更新しない表示部に備えられた電源から、画像を更新する複数の表示部の一部の表示媒体の各々に電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置である。
請求項7に記載の発明は、前記表示媒体が、前記複数の画素に応じて設けられた複数の画素電極及び前記複数の画素に共通の共通電極を備え、前記制御部は、画像を更新する表示部に備えられた電源が前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体の複数の画素電極の各々に接続されると共に、画像を更新しない表示部に備えられた電源が前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体の共通電極に接続されるように前記切替部を制御する、請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の表示装置である。
請求項1に記載の発明によれば、複数の表示部を備えた表示装置において、個々の表示部に備えられた電源が、他の表示部に備えられた表示媒体の電源として活用される。
請求項2に記載の発明によれば、画像を更新しない表示部に備えられた電源から表示媒体に電圧を印加しない場合に比べて、画像が高速に更新される。
請求項3に記載の発明によれば、画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に、画像を更新しない表示部に備えられた余剰の電源から電圧が印加される。
請求項4に記載の発明によれば、画像を更新しない表示部に備えられた1つの電源から表示媒体に電圧を印加する場合に比べ、電源の個数倍の電圧が表示媒体に印加される。
請求項5に記載の発明によれば、画像を更新する複数の表示部の複数の表示媒体の各々に、画像を更新しない表示部に備えられた1つの電源から順次電圧が印加される。
請求項6に記載の発明によれば、画像を更新する複数の表示部の一部の表示媒体の各々に、画像を更新しない表示部に備えられた電源から電圧が印加される。
請求項7に記載の発明によれば、画像を更新する表示部に備えられた表示媒体の共通電極の電位が変化する。
(A)及び(B)は本発明の実施の形態に係る表示装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 (A)は表示媒体の構成の一例を示す模式図である。(B)は表示媒体の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 切替部の構成の一例を示す回路図である。 図5に示す切替部の動作の一例を説明する説明図である。 図5に示す切替部の動作の他の一例を説明する説明図である。 図5に示す切替部の動作の更に他の一例を説明する説明図である。 表示シーケンステーブルの一例を示す図である。 画像情報の一例を示す図である。 表示装置の駆動方法の一例(例1)を示す模式図である。 表示装置の駆動方法の一例(例2)を示す模式図である。 表示装置の駆動方法の一例(例3)を示す模式図である。 表示装置の駆動方法の一例(例4)を示す模式図である。 (A)及び(B)は表示装置の駆動方法の一例(例5)を示す模式図である。 表示装置の駆動方法の一例(例6)を示す模式図である。 表示装置の駆動処理の手順の一例を示すフローチャートである。 駆動方法判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<表示装置の構成>
(複数の表示媒体のタイリング)
まず、複数の表示媒体を備えた表示装置について説明する。
図1(A)及び図1(B)は本発明の実施の形態に係る表示装置の構成の一例を示す概略図である。図1(A)に示すように、表示装置100は、各々が独立に駆動される複数の表示媒体10Aから10Iを備えている。複数の表示媒体10Aから10Iは、互いに隣接するように配置されて大画面ディスプレイを構成する。このように複数の表示媒体を互いに隣接するように配置することをタイリングという。
大画面ディスプレイは、屋内外を問わずに設置され、画像を表示することで広告や宣伝を実施するデジタル・サイネージ等に利用される。図示した例では、9個の表示媒体10Aから10Iは、3×3の格子状に配置されている。以下、表示媒体10Aから10Iの各々を区別する必要が無い場合は、表示媒体10と総称する。
表示媒体10としては、画像更新の際には電力を必要とするが、更新後の画像表示には電力を必要としない機能(即ち、画像を保持する機能)を有する表示媒体が用いられる。画像を保持する機能を有する表示媒体は、透過型の液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)等、画像を保持する機能を有しない表示媒体と比較して消費する電力量が少ないという利点を有する。
本実施の形態では、画像を保持する機能を有する表示媒体10として、電気泳動方式を用いた電子ペーパを例示して説明する。しかしながら、画像を保持する機能を有する表示媒体であれば特に制限はなく、コレステリック液晶を用いた表示媒体等、他の表示媒体を用いてもよい。電子ペーパの構成については後述する。
複数の表示媒体10Aから10Iの各々は、画像情報に基づいて独立に駆動される。表示媒体10Aから10Iの全部又は一部に1つの画像を分割した画像を表示してもよい。また、表示媒体10Aから10Iの全部又は一部に、他の表示媒体10に表示される画像とは関連性のない個別の画像を表示してもよい。例えば、図1(B)に示す表示装置100では、2行目の3つの表示媒体10D、10E及び10Fを用いて、所望の画像(ここでは「渋滞中」の文字列)を表示する。なお、ここで画像情報とは、表示媒体10に表示する画像の画素毎の色情報を含んだ情報のことである。
なお、複数の表示媒体10の個数や配列は、図1(A)及び図1(B)に図示したものには限定されない。例えばn×mの格子状に配置してもよい。ここで「n」及び「m」の各々は1以上の整数を表す。
(表示装置の概略構成)
次に、表示装置100の概略構成について説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、表示装置100は、複数の表示部20、制御部30及び切替部40を備えている。表示部20の個数に特に制限は無いが、本実施の形態では、複数の表示部20として、表示媒体10を含む第1表示部20、表示媒体10を含む第2表示部20及び表示媒体10を含む第3表示部20の3つの表示部を備える例について説明する。表示媒体10、表示媒体10及び表示媒体10は、互いに隣接するように配置されて大画面ディスプレイを構成する。
第1表示部20は、表示媒体10に加えて、表示媒体10を駆動する駆動部50、駆動部50又は第1表示部20の外部に電圧を供給する電源60、及び共通電極70を備えている。第1表示部20と同様に、第2表示部20は、表示媒体10を駆動する駆動部50、駆動部50又は第2表示部20の外部に電圧を供給する電源60、及び共通電極70を備えている。また、第3表示部20は、表示媒体10を駆動する駆動部50、駆動部50又は第3表示部20の外部に電圧を供給する電源60、及び共通電極70を備えている。
なお、表示媒体10、表示媒体10及び表示媒体10を区別する必要が無い場合は、これらを表示媒体10と総称する。同様に、第1表示部20、第2表示部20及び第3表示部20を区別する必要が無い場合は、これらを表示部20と総称する。また、駆動部50、駆動部50及び駆動部50を区別する必要が無い場合は、これらを駆動部50と総称する。また、電源60、電源60、電源60を区別する必要が無い場合は、これらを電源60と総称する。共通電極70、共通電極70及び共通電極70を区別する必要が無い場合は、これらを共通電極70と総称する。
制御部30は、駆動部50、駆動部50、駆動部50及び切替部40の各々に接続されている。制御部30は、表示情報に基づいて切替部40を制御する。また、制御部30は、表示情報で指定された画像情報に基づいて駆動部50、駆動部50及び駆動部50の各々を制御して、対応する表示媒体10に表示された画像を更新する。なお、画像の更新には、表示媒体10の初期化(リセット表示)、初期化後の画像の表示が含まれる。なお、表示情報については後述する。
切替部40には、電源60、共通電極70、電源60、共通電極70、電源60及び共通電極70の各々が接続されている。切替部40は、制御部30の制御に応じて、電源60、電源60及び電源60の各々を、当該電源60を備える表示部20の内部に在る駆動部50に接続するか、当該電源60を備える表示部20の外部に在る共通電極70に接続するかを切り替える。これにより、切替部40は、電源60、電源60及び電源60から、表示媒体10、表示媒体10及び表示媒体10への電圧の印加を切り替える。
例えば、第1表示部20の電源60が第2表示部20の共通電極70に接続されると、第2表示部20の表示媒体10には、第2表示部20の電源60及び第1表示部20の電源60から電圧が印加されるようになる。即ち、個々の表示媒体10に対応して設けられた電源60が、他の表示媒体10の電源として活用される。
また、共通電極70に外部の電源60が接続されることで、共通電極70の電位が変化する。後述する通り、表示媒体10は、複数の画素電極14と共通電極70とを備えており、複数の画素電極14と共通電極70との間に電圧が印加されることにより画像が更新される(図3参照)。印加される電圧が大きくなるように共通電極70の電位を変化させることで、表示媒体10の駆動速度も速くなる。ここで表示媒体10の「駆動速度」とは、表示媒体10の画像の表示切替の速度を意味する。
共通電極70に外部の電源60が接続されない場合は、表示媒体10は予め定めた駆動速度で駆動される。これを「通常駆動」という。一方、共通電極70に外部の電源60が接続されることにより、共通電極70に外部の電源60が接続されない場合に比べて、表示媒体10の駆動速度が速くなることを「高速駆動」という。
また、共通電極70に外部の複数の電源60を直列に接続してもよい。複数の電源60が接続された場合には、表示媒体10に印加される電圧の上限は、電源60の個数に応じて大きくなる。電源60の個数に応じて表示媒体10の駆動速度が速くなることを「倍高速駆動」という。
また、上記の表示装置の構成は一例である。表示部20内の電源60以外の他の外部電源を備えていてもよく、他の外部電源から電圧を印加してもよい。
(表示媒体の構成)
次に、表示媒体10の構成について説明する。
図3(A)は表示媒体10の構成の一例を示す模式図である。図3(A)に示すように、表示媒体10は、画像表示面とされる透光性の表示基板11と、非表示面とされる背面基板12とを備えている。表示基板11と背面基板12とは、互いに対向するように配置されている。表示基板11の背面基板12側には、全セルに共通の共通電極70が設けられている。背面基板12の表示基板11側には、セル毎に画素電極14が設けられている。表示媒体10には、表示基板11と背面基板12との間隙を予め定めた距離に保持すると共に、表示媒体10を複数のセルに区画する間隙部材15が設けられている。
上記セルとは、画素電極14が設けられた背面基板12、共通電極70が設けられた表示基板11及び間隙部材15によって囲まれた領域を示しており、表示媒体10に画像を表示する際の単位である画素10αを構成する。ここでは1つの画素10αを図示するが、実際には表示媒体10は複数の画素10αを含んで構成されている。画素10α中には、例えば絶縁性液体で構成された透明の分散媒16と、分散媒16中に分散されたシアン色粒子群17C、赤色粒子群17R及び白色粒子群19Wが封入されている。共通電極70と画素電極14との間に画像情報に応じた電圧を印加することにより、分散媒16中の粒子17を泳動させて、画像情報に応じた画像を表示させる。
また、表示媒体10は、アクティブマトリクス駆動方式を採用しており、背面基板12内に、各画素10αに対応する複数の薄膜トランジスタ(TFT)18を備えている。アクティブマトリクス駆動方式では、スイッチ素子であるTFT18を制御することにより、画素10αへの印加電圧を切り替える。なお、本実施の形態では、背面基板12にTFT18を形成する構成とするが、表示基板11にTFT18を形成し、背面基板12に共通電極70を形成する構成としてもよい。
図3(B)は表示媒体10の回路構成の一例を示す回路図である。図3(B)に示すように、背面基板12には、ゲート線Xとソース線Yとが設けられている。ゲート線Xとソース線Yとの交差部には、交差部に対応して画素電極14が設けられている。また、各画素電極14に対応してTFT18が設けられている。TFT18のドレインDは、画素電極14に接続されている。TFT18のゲートGは、ゲート線Xを介して駆動部50と接続されている。TFT18のソースSは、ソース線Yを介して駆動部50と接続されている。
この構造により、画像情報に基づいて駆動部50により表示媒体10が駆動されて、画素電極14と共通電極70とに挟まれた画素10α毎に電圧が印加される。TFT18は、ソースSとゲートGとの両方に有効な入力があるときにオン状態となる。また、画素電極14は、TFT18がオン状態のときにソースSの電位になり、TFT18がオフ状態のときはオフ状態前のオン状態の電位を維持する。
次に、上記表示媒体10での画像の表示動作について説明する。ここではTFT18のスイッチ動作についての説明は省略する。粒子群17C及び粒子群17Rは、例えば共に同極に帯電し、画素電極14と共通電極70との間に予め定めた閾値を越える電圧が印加されることにより、粒子群17がこれら電極間を泳動する特性を有している。なお、本実施形態に係る粒子群17C及び粒子群17Rは共に正極に帯電しているものとして説明するが、共に負極に帯電していてもよく、又は互いに異極に帯電していてもよい。
また、本実施の形態に係る粒子17Cの粒径は粒子17Rの粒径よりも小さく、画素電極14及び共通電極70間に予め定めた閾値を越える電圧を印加して粒子17Rが何れかの基板に付着し凝集した状態であっても、凝集した粒子17Rの間隙をすり抜けられる程度の粒径とされる。なお、粒子17C及び粒子17Rの粒径に関する制限はなく、粒子17の帯電極性、応答性、電極間の距離等に応じて適宜設定すればよい。また、粒子17Cは透光性を有しているものとするが、これに限定されることなく、各粒子の透光性は適宜設定すればよく、粒子17の色もシアン色及び赤色に限定されない。
一方、粒子群19Wは、粒子群17C及び粒子群17Rに比べて帯電量が少ない粒子群である。そのため、粒子群17が一対の表示基板11及び背面基板12のうち何れか一方の基板まで泳動する電圧が一対の画素電極14及び共通電極70間に印加されても、粒子群17の泳動速度に比べて粒子群19Wの泳動速度は遅く、粒子群19Wは表示基板11及び背面基板12の何れの基板にも付着することなく分散媒16中を浮遊する。
なお、本実施の形態の画素10αには、シアン色粒子群17C、赤色粒子群17R及び白色粒子群19Wの3粒子群が封入されるものとしたが、画素に封入される粒子群数がこれに限定されないことは言うまでもない。
駆動部50は、電源60から電力の供給を受け、制御部30による制御に応じて、表示媒体10の複数の画素電極14と共通電極70との間に、表示させる画像の画像情報に応じた電圧を印加する。これにより、分散媒16中の粒子17を泳動させ、帯電極性に応じて表示基板11及び背面基板12のうち何れか一方の基板に粒子17を引き付けることで、画像情報に応じた濃度の画像を表示させる。
なお、本実施の形態では、1つのセルを1つの画素に対応付けて説明するが、例えば、横方向に2個、縦方向に2個の隣接する複数のセルを1つの連結されたセルとみなして、この連結されたセルを1つの画素として扱うようにしてもよい。
(表示装置の電気的構成)
次に、表示装置100の電気的構成について説明する。
図4は本発明の実施の形態に係る表示装置の電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、表示装置100は、制御部30、複数の駆動部50(駆動部50、駆動部50及び駆動部50)、切替部40及び通信部80を備えている。
制御部30は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。具体的には、制御部30は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)30A、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)30B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)30C、各種情報を記憶する不揮発性メモリ30D、及び入出力インターフェース(I/O)30Eを備えている。CPU30A、ROM30B、RAM30C、不揮発性メモリ30D、及びI/O30Eの各々は、バス30Fを介して接続されている。
複数の駆動部50、切替部40及び通信部80の各部は、制御部30のI/O30Eに接続されている。制御部30は、複数の駆動部50、切替部40及び通信部80の各部との間で情報の授受を行い、各部を制御する。通信部80は、有線又は無線の通信回線を介して図示しない外部装置と通信を行うためのインターフェースである。例えば、通信部80は、外部の端末装置から画像情報を含む表示情報を取得する。
本実施の形態では、ROM30Bに、後述する「駆動処理」や「駆動方法判定処理」の制御プログラムが予め記憶されている。また、不揮発性メモリ30Dに、表示情報としての「表示シーケンステーブル」や「画像情報」等の各種データが予め記憶されている。なお、制御プログラムや各種データは、他の記憶装置に記憶されていてもよいし、上記の通り通信部80を介して外部から取得されてもよい。
なお、制御部30には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD-ROM、USBメモリなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体に制御プログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
<切替部の構成・動作>
次に、切替部40の構成及び動作について説明する。
図5は切替部の構成の一例を示す回路図である。図6から図8は図5に示す切替部の動作の一例を説明する説明図である。切替部40は、SW1、SW2及びSW3を含む第1のスイッチ群42、SW4、SW5及びSW6を含む第2のスイッチ群44、SW7、SW8及びSW9を含む第3のスイッチ群46、及びSW10、SW11及びSW12を含む第4のスイッチ群48を備えている。以下、スイッチを「SW」と略称する。
詳細な接続関係の説明は省略するが、切替部40は、上記SW1からSW12までを用いて、電源60、共通電極70、電源60、共通電極70、電源60及び共通電極70の間の接続を切り替える。例えば、画像を更新しない表示部20に備えられた電源60が、画像を更新する表示部20の共通電極70に接続されるように、SW1からSW12までの各々を切り替える。本実施の形態では、共通電極70に電源60が接続されることにより、画像を更新する表示部20が高速駆動される。なお、駆動対象は「表示媒体10」であるが、図5から図8では、表示媒体10が図示されていないため、表示部20を高速駆動するという。
第1のスイッチ群42は、何れかの共通電極70に外部の電源60から電圧を印加して、表示部20を「高速駆動」するか否かを選択するスイッチ群である。共通電極70に外部から電圧を印加しない場合は、共通電極70が表示部20内の電源60の負極に接続されるようにSWを切り替える。この場合、電源60の負極が接地されていてもよい。一方、共通電極70に外部から電圧を印加する場合は、共通電極70が外部の電源60の負極に接続されるようにSWを切り替える。
第2のスイッチ群44は、SWに対応する共通電極70に外部の電源60から電圧を印加して、SWに対応する表示部20を「高速駆動」するか否かを選択するスイッチ群である。SWに対応する共通電極70に外部から電圧を印加しない場合は、SWをオフ(開)にする。一方、SWに対応する共通電極70に外部から電圧を印加する場合は、SWをオン(閉)にして、SWに対応する電源60の負極が外部の電源60の正極に接続されるようにSWを切り替える。
第3のスイッチ群46、第4のスイッチ群48は、SWに対応する共通電極70に電圧を印加する電源60を選択するスイッチ群である。第3のスイッチ群46は、SWに対応する電源60の負極が外部の電源60の正極に接続されるようにSWを切り替える。第4のスイッチ群48は、SWに対応する共通電極70が外部の電源60の負極に接続されるようにSWを切り替える。
なお、対応する表示部20を「高速駆動」しない場合は、第2のスイッチ群44でSWがオフ(開)になっているので、第3のスイッチ群46、第4のスイッチ群48に含まれるSWの状態は無関係であるが、SWをオフ(開)にしておいてもよい。
(通常駆動)
ここで「通常駆動」の動作について説明する。
図6に示すように、何れの表示部20についても高速駆動を行わない(「通常駆動」を行う)場合は、何れの共通電極70にも外部から電圧を印加しない。従って、第1のスイッチ群42に含まれるSW1、SW2及びSW3の各々を、SWに対応する共通電極70が表示部20内の電源60の負極に接続されるように切り替える。また、第2のスイッチ群44に含まれるSW4、SW5及びSW6の各々を、オフ(開)にする。その結果、電源60、共通電極70、電源60、共通電極70、電源60及び共通電極70は、太線で図示したように接続される。
(高速駆動)
ここで「高速駆動」の動作について説明する。
図7に示すように、第2表示部20の電源60を利用して、第1表示部20を「高速駆動」する場合には、第1のスイッチ群42に含まれるSW1、SW2及びSW3の各々を、SWに対応する共通電極70が外部の電源60の負極に接続するように切り替える。また、第2のスイッチ群42に含まれるSW4、SW5及びSW6の内、第1表示部20に対応するSW4をオン(閉)にして、他のSW5及びSW6をオフ(開)にする。SW4をオン(閉)にすることで、第1表示部20の電源60の負極が外部の電源60の正極に接続されるようになる。
また、第3のスイッチ群46に含まれるSW7、SW8及びSW9の内、第1表示部20に対応するSW7を、第1表示部20の電源60の負極が、第2表示部20の電源60の正極に接続されるように切り替える。また、第4のスイッチ群48に含まれるSW10、SW11及びSW12の内、第1表示部20に対応するSW10を、第1表示部20の共通電極70が第2表示部20の電源60の負極に接続されるように切り替える。その結果、電源60、共通電極70、電源60、共通電極70、電源60及び共通電極70は、太線で図示したように接続される。
(倍高速駆動)
ここで「倍高速駆動」の動作について説明する。
図8に示すように、第2表示部20の電源60及び第3表示部20の電源60を利用して、第1表示部20を「倍高速駆動」してもよい。電源60と電源60とは直列に接続される。第1のスイッチ群42に含まれるSW1、SW2及びSW3の各々を、SWに対応する共通電極70が外部の電源60の負極に接続するように切り替える。また、第2のスイッチ群42に含まれるSW4、SW5及びSW6の内、第1表示部20に対応するSW4及びSW5をオン(閉)にして、他のSW6をオフ(開)にする。SW4をオン(閉)にすることで、第1表示部20の電源60の負極が外部の電源60の正極に接続されるようになる。SW5をオン(閉)にすることで、第2表示部20の電源60の負極が外部の電源60の正極に接続されるようになる。
また、第3のスイッチ群46に含まれるSW7、SW8及びSW9の内、第1表示部20に対応するSW7を、第1表示部20の電源60の負極が、第2表示部20の電源60の正極に接続されるように切り替えると共に、第2表示部20に対応するSW8を、第2表示部20の電源60の負極が、第3表示部20の電源60の正極に接続されるように切り替える。また、第4のスイッチ群48に含まれるSW10、SW11及びSW12の内、第1表示部20に対応するSW10を、第1表示部20の共通電極70が第3表示部20の電源60の負極に接続されるように切り替える。その結果、電源60、共通電極70、電源60、共通電極70、電源60及び共通電極70は、太線で図示したように接続される。
上記では「通常駆動」、「高速駆動」、「倍高速駆動」を行う場合の接続例について説明したが、後述する通り、表示装置の駆動方法はこれらに限定される訳ではない。また、切替部40の構成は、3つの表示部20に対応した一例である。SWの個数や配置、各部の接続を含む切替部40の構成は、表示部20の個数や動作に応じて設計される。
<表示装置の駆動制御方法>
次に、表示装置の駆動制御方法について説明する。
制御部30は、表示情報に基づいて切替部40を制御すると共に。表示情報で指定された画像情報に基づいて駆動部50、駆動部50及び駆動部50の各々を制御して、対応する表示媒体10の画像を更新する。本実施の形態では、制御部30の不揮発性メモリ30Dに、「表示シーケンステーブル」が表示情報として予め記憶されている。
(表示シーケンステーブル)
ここで「表示シーケンステーブル」について説明する。
図9は「表示シーケンステーブル」の一例を示す図である。表示シーケンステーブル32は、駆動制御用の条件テーブルである。図9に示すように、本実施の形態の表示シーケンステーブル32は、表示時刻、高速駆動の有無、更新数、更新モード、更新位置、更新情報等の項目を含む。本実施の形態では、表示シーケンステーブル32を参照し、切替部40、駆動部50、駆動部50及び駆動部50の各々を制御して、表示媒体10に画像が表示されるように表示装置100を駆動制御する。
「表示時刻」とは、少なくとも1つの表示媒体10の画像を更新する時刻を示す情報である。「高速駆動の有無」とは、画像を更新する表示媒体10の高速駆動を行うか否かを示す情報である。「更新数」とは、画像を更新する表示媒体10の数を示す情報である。「更新モード」とは、画像の更新を高速駆動で行う場合のモードを示す情報である。「更新位置」とは、画像を更新する表示媒体10を特定する情報である。「更新情報」とは、画像を更新する表示媒体10とその表示媒体10に表示される画像名を表す情報である。
「更新モード」には、高速/非順次、倍高速/非順次、高速/順次、及び一部高速/非順次の4種類がある。各モードでの更新動作については後述する。「更新位置」では、表示媒体10を含む表示部20に付与した番号で、画像を更新する表示媒体10を特定する。本実施の形態では、第1表示部20を「表示部1」、第2表示部20を「表示部2」、第3表示部20を「表示部3」とする。「順次更新」モードの場合は、「表示部2→表示部3」のように更新の順番に表示部20を記載する。「一部高速」モードの場合は、「表示部2:H」のように高速駆動で画像を更新する表示部20を特定する。
「更新情報」では、「表示部3→画像1」のように、更新位置とその更新位置に表示される画像名が記載される。図10は画像情報の一例を示す図である。図10に示すように、制御部30の不揮発性メモリ30Dには、画像情報34が画像名を付与されて、予め記憶されている。画像情報34は、複数の画像の画像情報を含んでいてもよい。例えば、複数の画像情報は、「画像1」、「画像2」等の画像名により識別される。ここでは、1つの画像情報に基づく画像は、1つの表示媒体10に表示されるものとして説明する。
(表示装置の駆動方法)
次に、「表示シーケンステーブル」に図示した例1から例6までの「駆動方法」の各々について説明する。図11は表示装置の駆動方法の一例(例1)を示す模式図である。図12は表示装置の駆動方法の一例(例2)を示す模式図である。図13は表示装置の駆動方法の一例(例3)を示す模式図である。図14は表示装置の駆動方法の一例(例4)を示す模式図である。図15(A)及び図15(B)は表示装置の駆動方法の一例(例5)を示す模式図である。図16は表示装置の駆動方法の一例(例6)を示す模式図である。これらの例では、表示媒体10の総数は「3」である。
<例1><例2>
図11及び図12に示すように、画像を更新する表示媒体10の高速駆動を行わない場合であって、画像を更新しない表示媒体10の数(非更新数)が、画像を更新する表示媒体10の数(更新数)未満の場合には、何れの表示媒体10についても高速駆動は行わず、複数の表示媒体10の各々を「通常駆動」する。即ち、何れの共通電極70にも外部の電源60から電圧を印加しない。図11に示す例1では、画像を更新しない表示媒体10の数は「0」、画像を更新する表示媒体10の数は「3」である。また、図12に示す例2では、画像を更新しない表示媒体10の数は「1」、画像を更新する表示媒体10の数は「2」である。
<例3><図4>
図13及び図14に示すように、画像を更新する表示媒体10の高速駆動を行う場合であって、非更新数が更新数以上である場合には、画像を更新する表示媒体10を高速駆動する。即ち、画像を更新する表示媒体10に対応する共通電極70に外部の電源60を接続して、画像を更新する表示媒体10に内部の電源60と外部の電源60とから電圧を印加する。例3では、第3表示部20の表示媒体10の画像が更新され、第1表示部20の表示媒体10及び第2表示部20の表示媒体10の画像は更新されない。画像を更新しない表示媒体10の数は「2」、画像を更新する表示媒体10の数は「1」である。
例3では、第2表示部20の電源60が第3表示部20の共通電極70に接続されるように接続を切り替える。そして、第3表示部20の表示媒体10に、第3表示部20の電源60及び第2表示部20の電源60から電圧を印加する。これにより、第3表示部20の表示媒体10の画素電極と共通電極との間に印加される電圧が2倍になり、第3表示部20の表示媒体10が「高速駆動」される。更新モードは「高速/非順次」である。
例4では、第1表示部20の電源60と第2表示部20の電源60とが直列に接続されて、第3表示部20の共通電極70に接続されるように接続を切り替える。そして、第3表示部20の表示媒体10に、第3表示部20の電源60、第1表示部20の電源60及び第2表示部20の電源60から電圧を印加する。これにより、第3表示部20の表示媒体10の画素電極と共通電極との間に印加される電圧が3倍になり、第3表示部20の表示媒体10が「倍高速駆動」される。更新モードは「倍高速/非順次」である。
<例5>
図15(A)及び(B)に示すように、画像を更新する表示媒体10の高速駆動を行う場合は、非更新数と更新数との大小関係に拘らず、画像を更新しない表示媒体10がある限り、画像を更新する表示媒体10を順次更新して、画像を更新する表示媒体10を高速駆動する。例5では、第2表示部20の表示媒体10及び第3表示部20の表示媒体10の画像が順次更新され、第1表示部20の表示媒体10の画像は更新されない。画像を更新しない表示媒体10の数は「1」、画像を更新する表示媒体10の数は「2」である。更新順序は、表示シーケンステーブルで「第2表示部→第3表示部」のように設定されている。
例5では、まず、図15(A)に示すように、第1表示部20の電源60が第2表示部20の共通電極70に接続されるように接続を切り替える。そして、第2表示部20の表示媒体10に、第2表示部20の電源60及び第1表示部20の電源60から電圧を印加する。これにより、第2表示部20の表示媒体10の画素電極と共通電極との間に印加される電圧が2倍になり、第2表示部20の表示媒体10が「順次高速駆動」される。
次に、図15(B)に示すように、第1表示部20の電源60が第3表示部20の共通電極70に接続されるように接続を切り替える。そして、第3表示部20の表示媒体10に、第3表示部20の電源60及び第1表示部20の電源60から電圧を印加する。これにより、第3表示部20の表示媒体10の画素電極と共通電極との間に印加される電圧が2倍になり、第3表示部20の表示媒体10が「順次高速駆動」される。以上の通り、表示媒体10、表示媒体10に、外部電源60から順次電圧が印加されるので、更新モードは「高速/順次」である。
<例6>
図16に示すように、画像を更新する表示媒体10の高速駆動を行う場合は、非更新数と更新数との大小関係に拘らず、画像を更新しない表示媒体10がある限り、画像を更新する表示媒体10の一部を選択して、選択された一部の表示媒体10を高速駆動する。例6では、第2表示部20の表示媒体10及び第3表示部20の表示媒体10の画像が更新され、第1表示部20の表示媒体10の画像は更新されない。画像を更新しない表示媒体10の数は「1」、画像を更新する表示媒体10の数は「2」である。
しかしながら、表示シーケンステーブルで「表示部2:H」のように、第2表示部20の表示媒体10が高速駆動で更新を行う対象として選択されており、第2表示部20の表示媒体10が高速駆動され、第3表示部20の表示媒体10は通常駆動される。例6では、第1表示部20の電源60が、第2表示部20の共通電極70に接続されるように接続を切り替える。そして、第2表示部20の表示媒体10に、第2表示部20の電源60及び第1表示部20の電源60から電圧を印加する。これにより、第2表示部20の表示媒体10の画素電極と共通電極との間に印加される電圧が2倍になり、第2表示部20の表示媒体10が「一部高速駆動」される。更新モードは「一部高速/非順次」である。
(表示装置の駆動処理)
次に、表示装置100で実行される「駆動処理」の手順を説明する。
図17は表示装置の「駆動処理」の手順の一例を示すフローチャートである。図18は「駆動方法判定処理」の手順の一例を示すフローチャートである。これら「駆動処理」や「駆動方法判定処理」の制御プログラムは、制御部30のROM30Bから読み出され、CPU30Aにより実行される。「駆動処理」の制御プログラムは、表示シーケンステーブル32で指定された「表示時刻」になると開始される。
図17に示すように、まず、ステップ100で、通常駆動、高速駆動(倍高速駆動)、順次高速駆動、一部高速駆動の何れを実施するかを判定する「駆動方法判定処理」を実行する。ここでは、高速駆動及び倍高速駆動のいずれとするかは、予め設定されているものとする。次に、ステップ102で、判定結果及び「更新位置」に基づいて切替部40に指示して、電源と共通電極との接続の切り替えを行う。最後に、ステップ104で、表示シーケンステーブル32の「更新情報」に基づいて、画像を更新する表示媒体10に、指定された画像名の画像が表示されるように画像を更新する。
ここで「駆動方法判定処理」の手順について説明する。図18に示すように、まず、ステップ200で、表示シーケンステーブル32を参照する。以下、表示シーケンステーブル32に基づいて種々の判定を行う。
次に、ステップ202で、画像を更新する表示媒体10の高速駆動を行うか否かを判定する。表示媒体10の高速駆動を行う場合には、「高速駆動有り」としてステップ204に進む。一方、表示媒体10の高速駆動を行わない場合には、「高速駆動無し」としてステップ210に進む。そして、ステップ210で、例1、例2に示した「通常駆動」と判定されてルーチンを終了する。
次に、ステップ204で、非更新数が更新数以上か否かを判定する。「非更新数が更新数以上」の場合は、ステップ206に進む。一方、「非更新数が更新数未満」の場合は、ステップ208に進み。
次に、ステップ206で、更新モードが「高速/順次」か否かを判定する。更新モードが「高速/順次」である場合は、ステップ216に進む、そして、ステップ216で、例5に示した「順次高速駆動」と判定されてルーチンを終了する。更新モードが「高速/非順次」である場合は、ステップ218に進む、そして、ステップ218で、例3に示した「高速駆動」又は例4に示した「倍高速駆動」と判定されてルーチンを終了する。
次に、ステップ208で、更新モードが「高速/順次」か否かを判定する。更新モードが「高速/順次」である場合は、ステップ212に進む、そして、ステップ212で、例5に示した「順次高速駆動」と判定されてルーチンを終了する。更新モードが「高速/非順次」である場合は、ステップ214に進む、そして、ステップ214で、例6に示した「一部高速駆動」と判定されてルーチンを終了する。
例えば、表示シーケンステーブル32に示したように、15時20分になると図17に示す「駆動処理」の制御プログラムが開始される。「高速駆動有り」、「非更新数が更新数以上」及び「高速/非順次」との条件より、駆動方法は例3に示す「高速駆動」と判定される。そして、この判定結果と「更新位置」とに基づいて、切替部40が、第3表示部20の共通電極70に他の表示部20の電源60が接続されるように接続を切り替える。そして、「更新情報」に基づいて、第3表示部20の表示媒体10に、画像情報34の画像1が表示されるように、第3表示部20の駆動部50が表示媒体10の画像を更新する。
なお、上記実施の形態で説明した表示装置の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。例えば、例示したフローチャートにおいて、一部のステップを省略してもよく、他のステップを追加してもよい。また、必要に応じて各ステップの順序を入れ替えてもよい。
10 表示媒体
10α 画素
11 表示基板
17 粒子
12 背面基板
14 画素電極
15 間隙部材
16 分散媒
17 粒子
17C シアン色粒子群
17R 赤色粒子群
19W 白色粒子群
20 表示部
30 制御部
32 表示シーケンステーブル
34 画像情報
40 切替部
42 スイッチ群
44 スイッチ群
46 スイッチ群
48 スイッチ群
50 駆動部
60 電源
70 共通電極
80 通信部
100 表示装置

Claims (7)

  1. 複数の画素を備えた表示媒体及び前記表示媒体に電圧を印加する電源を各々備え、前記表示媒体への電圧の印加により画像が更新される複数の表示部と、
    前記複数の表示部の各々に備えられた電源から、前記複数の表示部の各々に備えられた表示媒体への電圧の印加を切り替える切替部と、
    画像を更新しない表示部が存在する状態で、画像を更新する表示部に備えられた電源及び画像を更新しない表示部に備えられた電源から、前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に電圧が印加されるように前記切替部を制御する制御部と、
    を備えた表示装置。
  2. 前記制御部が、画像を更新する表示部に備えられた電源及び画像を更新しない表示部に備えられた電源から前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に印加される電圧が、画像を更新する表示部に備えられた電源から前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に印加される電圧よりも増加するように前記切替部を制御する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部が、画像を更新しない表示部の数が画像を更新する表示部の数以上の場合に、画像を更新しない表示部に備えられた電源から、画像を更新する表示部に備えられた表示媒体に電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記制御部が、画像を更新しない複数の表示部に備えられた複数の電源から、画像を更新する表示部に備えられた1つの表示媒体に電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記制御部が、画像を更新しない表示部に備えられた電源から、画像を更新する複数の表示部の複数の表示媒体の各々に順次電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記制御部が、画像を更新しない表示部に備えられた電源から、画像を更新する複数の表示部の一部の表示媒体の各々に電圧が印加されるように前記切替部を制御する、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記表示媒体が、前記複数の画素に応じて設けられた複数の画素電極及び前記複数の画素に共通の共通電極を備え、
    前記制御部は、画像を更新する表示部に備えられた電源が前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体の複数の画素電極の各々に接続されると共に、画像を更新しない表示部に備えられた電源が前記画像を更新する表示部に備えられた表示媒体の共通電極に接続されるように前記切替部を制御する、
    請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022019109A (ja) * 2020-07-17 2022-01-27 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器、及び制御方法

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