JP2015229094A - 液体塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞼にムラなく肌用接着剤を塗布することができる液体塗布具を提供する。【解決手段】液体塗布具である液体塗布具20は、塗布液が貯留されるタンク部41を有する塗布液容器40と、塗布液容器40の先端部に設けられるスパチュラ1を有する。スパチュラ1は、筒状の本体部4と、本体部4の前端部から前方へ偏平状に延設された延設部7と、本体部4の後端から延設部7にかけて貫通し、塗布液が流通される貫通孔3を有する。延設部7には、その前端から貫通孔へ向けて切り欠いた切欠き凹状部10が形成されて、貫通孔3の前端開口31が画成される。そして、切欠き凹状部10を挟んだ左右両側に先端片70が形成される。切欠き凹状部10は、下縁11の後端部11aが上縁12の後端部12aよりも前方に位置している。【選択図】 図2

Description

本発明は、スパチュラを備えた液体塗布具に関する。
従来、瞼に水溶性の接着剤を塗布して二重瞼を形成する塗布具として、刷毛と二股状の先端部を有する押し棒とを利用するものが普及している。従来の塗布具で二重瞼を形成する場合には、先ず上瞼に肌用接着剤を刷毛で塗布し、その後上瞼を押し棒で押し込んで二重を形成する。すると、上瞼の二重の肌が肌用接着剤により接着され、二重瞼が形成されることとなる。
しかし、上述した従来の塗布具では、上瞼に肌用接着剤を塗布するための刷毛に加え、上瞼を押し込む押し棒が別途必要となり、煩雑である。さらに、押し棒で上瞼に二重を形成する際、必要以上に上瞼を押し込んでしまい、不自然な二重瞼となることがあった。
一方、内部に塗布液を貯留する本体と、本体の先端部に設けられた塗布体と、本体内部の塗布液を加圧して塗布体へ供給する液体加圧機構とを具備した液体塗布具が知られている。この液体塗布具の塗布体は、先端部が偏平な先細り状に形成されており、この先端部の上面テーパー部に開口した吐出口から塗布液が吐出される(特許文献1参照)。この液体塗布具に肌用接着剤を貯留して二重瞼の形成に使用する場合には、先ず塗布体の吐出口から肌用接着剤を吐出させて上面テーパー部に肌用接着剤の液滴を形成する。そして、上瞼の目頭付近に塗布体の先端部を差し入れ、目尻へ向けて上瞼に沿って塗布体を横移動させることにより、上瞼に二重を形成しながら肌用接着剤を塗布することができ、二重瞼が形成されることとなる。
特開2007−236529号公報
特許文献1の塗布具では、上述の従来の塗布具よりも自然な二重瞼を形成することができる。しかしながら、特許文献1の塗布具では、塗布体の先端部を目頭付近の上瞼に差し入れる場合に、塗布体の上面テーパー部に保持された肌用接着剤の液滴が上瞼に必要以上に付着することとなり、また、塗布体を上瞼に沿って目尻付近へ移動させるときには、十分な肌用接着剤が上瞼に塗布されないことがあり、塗布ムラが発生していた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、上瞼にムラなく肌用接着剤を塗布して自然な二重瞼を形成することができる液体塗布具を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明のうち第1の発明によれば、
塗布液が貯留されるタンク部を有する塗布液容器と、
前記塗布液容器の先端部に設けられるスパチュラと、を有し、
前記スパチュラは、
筒状の本体部と、
前記本体部の前端部から前方へ偏平状に延設された延設部と、
前記本体部の後端から前記延設部にかけて貫通し、前記塗布液が流通される貫通孔と、を有し、
前記延設部には、その前端から前記貫通孔へ向けて切り欠いた切欠き凹状部が形成されて、前記貫通孔の前端開口が画成されると共に、前記切欠き凹状部を挟んだ左右両側の位置に先端片が形成され、
前記切欠き凹状部は、下縁の後端部が上縁の後端部よりも前方に位置することを特徴とする液体塗布具が得られる。
本発明のうち第2の発明によれば、上記第1の発明の特徴に加え、
前記先端片の前端部の内縁が湾曲状に形成されたことを特徴とする液体塗布具が得られる。
本発明のうち第3の発明によれば、上記第1又は第2の発明の特徴に加え、
前記先端片における少なくとも前記切欠き凹状部の下縁の後端よりも前方に位置する部位は、前端にいくにつれて漸次狭幅に形成されると共に、外縁を湾曲状に形成されたことを特徴とする液体塗布具が得られる。
本発明のうち第4の発明によれば、上記第1乃至第3の発明のいずれか一の特徴に加え、
前記切欠き凹状部における対向する上縁の間隙が、前端にいくにつれて漸次幅広に形成されたことを特徴とする液体塗布具が得られる。
本発明のうち第5の発明によれば、上記第1乃至第4の発明のいずれか一の特徴に加え、
前記切欠き凹状部における対向する下縁の間隙が、前端にいくにつれて漸次幅広に形成されたことを特徴とする液体塗布具が得られる。
本発明のうち第6の発明によれば、上記第1乃至第5の発明のいずれか一の特徴に加え、
前記貫通孔は、前方にいくにつれて上下方向の間隔が漸次狭小化される狭小孔部を有することを特徴とする液体塗布具が得られる。
本発明のうち第7の発明によれば、上記第1乃至第6の発明のいずれか一の特徴に加え、
前記塗布液容器に後端開口から外方へ一部突出するように設けられ、前後方向に往復動可能となったノック部材と、
前記塗布液容器の内部に設けられ、前記ノック部材のノック操作により前記タンク部内の塗布液を前記スパチュラへ送り出す送出機構と、を有し、
前記塗布液容器は、後端開口縁において最後方に位置する最後端縁部と、前記ノック部材のストロークよりも前方に位置する前端側縁部とを有し、
前記延設部において前記貫通孔の前端開口から少なくとも前記切欠き凹状部の下縁の後端部にかけて広がる部位を塗布液保持部とし、
前記塗布液保持部が下向きにあるとき、前記最後端縁部が下側に位置し前端側縁部が上側に位置することを特徴とする液体塗布具が得られる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。すなわち、本発明によれば、液体塗布具のスパチュラは、貫通孔の前端開口から吐出された塗布液を2つの先端片の間に保持することができる。そして、この先端片を目頭付近の上瞼に差し入れ、スパチュラを目尻へ向けて上瞼に沿って移動させる際、先端片が上瞼の二重に間隙を形成しつつ、先端片の間に保持する肌用接着剤を上瞼の二重に塗布していく。これにより、上瞼にムラなく塗布液を塗布して自然な二重瞼を形成することができる。また、塗布液を保持した先端片の間に付けまつ毛の根元を通すことにより、付けまつ毛に塗布液を容易に塗布することもできる。
また、本発明のうち第2又は第3の発明によれば、上記の発明の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、第2又は第3の発明によれば、先端片を目頭付近の上瞼に差し入れ、スパチュラを目尻へ向けて上瞼に沿って横移動させる際、先端片の前端部の内縁や外縁が上瞼に引っ掛からずに滑らかに移動させることができる。
また、本発明のうち第4又は第5の発明によれば、上記の発明の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、第4又は第5の発明によれば、2つの先端片の間に形成された間隙が前端にいくにつれて漸次幅広となることから、この間隙に表面張力により保持できる塗布液を増やすことができる。
また、本発明のうち第6の発明によれば、上記発明の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、第6の発明によれば、狭小孔部において塗布液が毛細管現象により前方へ引っ張られる。これにより、狭小孔部内に残留する塗布液を減らすことができる。
また、本発明のうち第7の発明によれば、上記発明の効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、第7の発明によれば、使用者がスパチュラの塗布液保持部を下向きにした状態でノック部材をノック操作した場合に、ノック操作の途中で指の腹が塗布液容器の最後端縁部に当接し、送出機構を作動させることができない。これにより、使用者が誤ってスパチュラの塗布液保持部を下向きにした状態でノック部材をノック操作しても、前端開口から塗布液が吐出されないため、塗布液が塗布液保持部に保持されずに垂れ落ちることを防止できる。
本発明の実施形態に係る液体塗布具の縦断面図である。 本発明の実施形態に係るスパチュラの平面図である。 本発明の実施形態に係るスパチュラの先端から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るスパチュラの後端から見た側面図である。 本発明の実施形態に係るスパチュラの図2のV−V断面図である。 本発明の実施形態に係るスパチュラの図5のVI−VI断面図である。 本発明の他の実施形態に係る液体塗布具の縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係るスパチュラの平面図である。
本発明の実施の形態について、図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る液体塗布具20の縦断面図である。この液体塗布具20は、塗布液が貯留されるタンク部41を有する塗布液容器40と、塗布液容器40の先端部に設けられるスパチュラ1とを備えている。本実施の形態では、塗布液として二重瞼を形成するための水溶性の肌用接着剤がタンク部41に貯留されている。なお、液体塗布具20において、スパチュラ1の位置する側を前側とし、その反対側を後側として説明する。
塗布液容器40は、前側に首部43を有する筒状の軸筒42と、軸筒42の後端部に固着された筒状の尾冠44とを備えている。塗布液容器40の後端、つまり尾冠44の後端には、軸方向に垂直な後端開口縁45が形成されている。塗布液容器40の内部には、その後端側に位置する尾冠44内を前後方向に往復動可能となったノック部材58と、このノック部材58のノック操作によりタンク部41内の肌用接着剤をスパチュラ1へ送り出す送出機構51とが設けられている。ノック部材58は、その一部は尾冠44の後端開口縁45から外方へ突出している。
本実施の形態に係る送出機構51は、回り止め部材52、ピストンロッド53、ピストン54、ピストンロッドガイド55、回転カム56及びばね57を備えている。ノック部材58は、ばね57により後方に付勢される回転カム56とカム係合している。回転カム56はピストンロッドガイド55に対して軸方向に移動可能で、回転方向が規制されている。ピストンロッドガイド55はピストンロッド53と螺合接続し、ピストンロッド53は回り止め部材52に対して軸方向に移動可能で回転方向が規制されている。そして、ピストンロッド53の前端には、ピストン54が固定されている。使用者によりノック部材58がノック操作されると、これに伴い送出機構51が作動し、ピストン54がタンク部41内を所定距離前進してタンク部41内の肌用接着剤をスパチュラ1へ送り出す。
一方、軸筒42の前端部には、スパチュラ1が取り付けられている。本実施の形態では、スパチュラ1の後端部を載置されたホルダ60を軸筒42の首部43内に嵌合させると共に、先口61をスパチュラ1に挿通させて首部43の外周に嵌合させることにより、軸筒42の首部43にスパチュラ1が取り付けられる。スパチュラ1の貫通孔3には、チューブ部材62が挿入され、スパチュラ1とホルダ60の接続部分における液漏れが防止されている。そして、先口61には、スパチュラ1を保護するキャップ63が着脱自在に設けられている。
次に、図2乃至図6に基づいて、スパチュラ1の構造について説明する。図2はスパチュラ1の平面図である。図3はスパチュラ1を先端側から見た側面図であり、図4はスパチュラ1を後端側から見た側面図である。図5は図2のV−V断面図である。図6は図5のVI−VI断面図である。
図2に示すように、スパチュラ1は、筒状の本体部4と、本体部4の前端部から前方へ偏平状に延設された延設部7とを備えている。本実施の形態に係る本体部4は、その後端に形成されたフランジ部2と、フランジ部2から前方へ向けて連続形成された基部5と、基部5から前方へ向けて連続形成された中間部6と、中間部6の前端から延設部7の後端にかけて連続形成された接続部8とから成っている。基部5は外形を断面略円形に形成されている。中間部6の外形は、図6に示すように、左右方向を長軸とした断面略楕円形に形成されている。接続部8の外形は、図5に示すように、上面及び下面が凹湾曲状に形成されている。なお、本実施の形態に係るスパチュラ1は、熱可塑性エラストマーの射出成形により一体的に形成されている。
図5に示すように、本体部4の内部には、肌用接着剤の流通する貫通孔3が本体部4の後端から延設部7にかけて形成されている。図2に示すように、延設部7には、その先端から貫通孔3へ向けて切り欠いた切欠き凹状部10が形成されると共に、貫通孔3の前端開口31(図3参照)が画成されている。また、延設部7における切欠き凹状部10を挟んだ左右両側の位置には、それぞれ先端片70が形成されている。
図5に示すように、貫通孔3は、フランジ部2の後端から軸方向における接続部8よりも後方の位置にかけて断面略円形状の円形孔部34が形成されている。そして、円形孔部34の前端から前端開口31に渡って、円形孔部34よりも狭小な狭小孔部35が形成されている。本実施の形態では、図4及び図5に示すように、円形孔部34における軸方向途中から後端にかけて段状に拡径された拡径部32が形成されており、この拡径部32には、前後方向を長手とされた四本のリブ33が周方向に形成されている。
狭小孔部35は、先端にいくにつれて上下方向の間隔が漸次狭小となるように形成されている。本実施の形態に係る狭小孔部35は、図6に示すように、切欠き凹状部10の上縁12から連続する平坦な上側内周面36が形成されると共に、切欠き凹状部10の下縁11から連続する平坦な下側内周面37が形成されている。そして、図5に示すように、上側内周面36と下側内周面37との間隔が、狭小孔部35の後端から前端開口31に向かって漸次狭小となるように形成されている。これにより、円形孔部34から狭小孔部35内へ到達した肌用接着剤は、毛細管現象により狭小孔部35内を前端開口31へ向けて引っ張られる。したがって、狭小孔部35内に残留する肌用接着剤を減らすことができる。
図2及び図3に示すように、延設部7の前端部は、平面視において全体として略円弧状に形成されており、図5に示すように、延設部7の前端縁は、丸みを持った凸湾曲状に形成されている。また、延設部7は、図5に示すように、上下方向の厚みが後端から前端にかけて漸次肉薄に形成されており、しなやかに可撓することができる。このように延設部7を形成することにより、肌に延設部7を当接させた際、肌に優しい感触を与えることができる。
図2に示すように、切欠き凹状部10は、下縁11の後端部11aが上縁12の後端部12aよりも前方に位置している。本実施の形態では、延設部7には、上述の狭小孔部35の下側内周面37から連続して前方へ延長され、軸方向における上縁12の後端部12aと先端片70の前端との略中間位置まで広がった塗布液保持部74が形成されている。この塗布液保持部74には、前端開口31から吐出された肌用接着剤が保持される。また、塗布液保持部74の前方において一対の先端片70の間に形成された前端間隙73にも、肌用接着剤が表面張力により保持される。
図2に示すように、切欠き凹状部10における対向する上縁12の間隙は、前端にいくにつれて漸次幅広に形成されている。本実施の形態では、切欠き凹状部10の上縁12は、平面視で略V字状に形成されている。また、切欠き凹状部10における対向する下縁11の間隙も、前端にいくにつれて漸次幅広に形成されている。本実施の形態では、切欠き凹状部10の下縁11は、平面視で略U字状に形成されている。そして、先端片70の間に形成された前端間隙73が前端にいくにつれて漸次幅広となることから、前端間隙73に表面張力により保持できる肌用接着剤を増やすことができる。
図2に示すように、各先端片70は、切欠き凹状部10の下縁11の後端部11aよりも前方に位置する部位は、平面視において先端にいくにつれて漸次狭幅に形成されている。各先端片70の前端部の内縁は、凸湾曲状に形成された内縁湾曲部71となっている。また、各先端片70の前端部の外縁は、凸湾曲状に形成された外縁湾曲部72となっている。外縁湾曲部72の曲率半径は、内縁湾曲部71の曲率半径よりも大きく設定されている。したがって、先端片70を目頭付近の上瞼に差し入れ、スパチュラ1を目尻へ向けて上瞼に沿って横移動させる際、先端片70の内縁湾曲部71や外縁湾曲部72が上瞼に引っ掛からずに滑らかに横移動させることができる。
次に、本実施形態の液体塗布具20を用いて二重瞼を形成する場合について説明する。使用者は、先ずスパチュラ1の塗布液保持部74を上向きにして、ノック部材58をノック操作する。このノック部材58のノック操作により、送出機構51がタンク部41内の肌用接着剤をスパチュラ1の貫通孔3内へ送り出して前端開口31から外方へ吐出させ、一対の先端片70の間に形成された塗布液保持部74及び前端間隙73に肌用接着剤が保持される。次に、この先端片70を含む延設部7の前端部を目頭付近の上瞼に差し入れ、延設部7を目尻へ向けて上瞼に沿って横移動させることにより、上瞼に二重を形成しながら肌用接着剤を塗布することができ、これにより二重瞼が形成されることとなる。ここで、先端片70が上瞼の二重に間隙を形成しつつ、この先端片70の間に形成された塗布液保持部74及び前端間隙73に保持された肌用接着剤を上瞼の二重に塗布することから、ムラなく塗布することができる。
また、本発明に係る液体塗布具20は、肌用接着剤の付けまつ毛への塗布にも用いることができる。付けまつ毛に肌用接着剤を塗布する場合には、二重瞼を形成する場合と同様、先端片70の前端間隙73に肌用接着剤を保持しておき、この前端間隙73に付けまつ毛の根元を通すことにより、付けまつ毛に肌用接着剤を容易に塗布することができる。
なお、上述した実施形態における液体塗布具20は、塗布液容器40の後端部に設けられたノック部材58をノック操作することにより、送出機構51がタンク部41内の塗布液をスパチュラ1へ送り出すように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、塗布液容器の後端部に回転部材を相対回転可能に設け、この回転部材を回転させることにより送出機構がタンク部41内の塗布液をスパチュラ1へ送り出すように構成してもよい。また、例えば、塗布液容器の側壁に形成された開口部にサイドノック部材を出没可能に設け、このサイドノック部材を操作することにより送出機構がタンク部41内の塗布液をスパチュラ1へ送り出すように構成してもよい。また、例えば、塗布液容器の内部に送出機構を設けずに塗布液容器を熱可塑性樹脂等の可撓性のある材料で形成し、この塗布液容器を押圧することによりタンク部41内の塗布液をスパチュラ1へ送り出すように構成してもよい。
次に、本発明の他の実施形態について、図7に基づいて説明する。他の実施形態に係る液体塗布具20αは、上述の実施形態における塗布液容器40の後端開口縁の形状、つまり尾冠44の後端開口縁45の形状を変更した以外、上述の実施形態に係る液体塗布具20と同様の構成となっている。以下、上述の実施形態と異なる構成を中心に説明し、上述の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図7に示すように、尾冠84の後端は、側面視凸湾曲状の後端開口縁85が形成されている。後端開口縁85には、後端開口縁85において最後方に位置する最後端縁部86と、ノック部材58のストロークである作動位置Nよりも前方に位置する前端側縁部87が形成されている。ここで、図7において実線で表した58は、常態位置のノック部材58を示し、二点鎖線で表したNは、送出機構51を作動させるノック部材58のストローク範囲で押し込み操作された位置である作動位置Nを示している。
そして、使用者が液体塗布具20αを用いて二重瞼を形成する場合、スパチュラ1の塗布液保持部74を上向きにして塗布液容器80を把持する。このとき、尾冠84の後端開口縁85は、前端側縁部87が下方に位置して最後端縁部86よりも前方に位置している。使用者は、スパチュラ1の塗布液保持部74が上向きの状態、つまり後端開口縁85の前端側縁部87が下側で最後端縁部86が上側の状態で塗布液容器80を把持し、常態位置のノック部材58を親指や人差し指で作動位置Nへ押し込むと、送出機構51が作動してピストン54がタンク部41内を前方へ所定距離移動して、ピストン54がタンク部41内の肌用接着剤をスパチュラ1の貫通孔3内へ送り出す。ノック部材58が作動位置Nに移動した場合に、ノック部材58の後端が尾冠84の最後端縁部86よりも前方で尾冠84の前端側縁部87よりも後方に位置している。
これに対し、使用者がスパチュラ1の塗布液保持部74を下向きにして塗布液容器80を把持した場合、後端開口縁85の最後端縁部86が下側に、前端側縁部87が上側に位置している。そして、使用者は、塗布液保持部74が下向きの状態で塗布液容器80を把持し、常態位置のノック部材58を親指や人差し指で作動位置Nに向けて押し込んでいくと、指の腹が最後端縁部86に当接してノック部材58を作動位置Nまで押し込むことができず、送出機構51を作動させることができない。これにより、使用者が誤ってスパチュラ1の塗布液保持部74を下向きにした状態でノック部材58をノック操作しても、前端開口31から塗布液が吐出されないため、塗布液が塗布液保持部74に保持されずに垂れ落ちることを防止できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限られず、適宜変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態では、図2に示すように、切欠き凹状部10の上縁12を平面視で略V字状に形成したが、図8に示すスパチュラ1'のように、切欠き凹状部90の上縁92を平面視で略U字状に形成し、切欠き凹状部90の上縁92の後端部92aに所定の幅を持たせてもよい。
また、上述した実施形態では、塗布液として肌用接着剤をタンク部41に貯留したが、例えば、マスカラ、リップグロス等の液体化粧品や、フェイスペインティング・ボディペインティング用の化粧用インク等、他の塗布液をタンク部41に貯留してもよい。
1,1' スパチュラ 2 フランジ部
3 貫通孔 4 本体部
5 基部 6 中間部
7 延設部 8 接続部
10 切欠き凹状部
11 下縁 11a 後端部
12 上縁 12a 後端部
20,20α 液体塗布具
31 前端開口 32 拡径部
33 リブ 34 円形孔部
35 狭小孔部 36 上側内周面
37 下側内周面
40 塗布液容器 41 タンク部
42 軸筒 43 首部
44 尾冠 45 後端開口縁
51 送出機構 52 回り止め部材
53 ピストンロッド 54 ピストン
55 ピストンロッドガイド 56 回転カム
57 ばね 58 ノック部材
60 ホルダ 61 先口
62 チューブ部材 63 キャップ
70 先端片
71 内縁湾曲部 72 外縁湾曲部
73 前端間隙 74 塗布液保持部
80 塗布液容器
84 尾冠 85 後端開口縁
86 最後端縁部 87 前端側縁部
90 切欠き凹状部
92 上縁 92a 後端部

Claims (7)

  1. 塗布液が貯留されるタンク部を有する塗布液容器と、
    前記塗布液容器の先端部に設けられるスパチュラと、を有し、
    前記スパチュラは、
    筒状の本体部と、
    前記本体部の前端部から前方へ偏平状に延設された延設部と、
    前記本体部の後端から前記延設部にかけて貫通し、前記塗布液が流通される貫通孔と、を有し、
    前記延設部には、その前端から前記貫通孔へ向けて切り欠いた切欠き凹状部が形成されて、前記貫通孔の前端開口が画成されると共に、前記切欠き凹状部を挟んだ左右両側の位置に先端片が形成され、
    前記切欠き凹状部は、下縁の後端部が上縁の後端部よりも前方に位置することを特徴とする液体塗布具。
  2. 前記先端片の前端部の内縁が湾曲状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の液体塗布具。
  3. 前記先端片における少なくとも前記切欠き凹状部の下縁の後端よりも前方に位置する部位は、前端にいくにつれて漸次狭幅に形成されると共に、外縁を湾曲状に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体塗布具。
  4. 前記切欠き凹状部における対向する上縁の間隙が、前端にいくにつれて漸次幅広に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の液体塗布具。
  5. 前記切欠き凹状部における対向する下縁の間隙が、前端にいくにつれて漸次幅広に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の液体塗布具。
  6. 前記貫通孔は、前方にいくにつれて上下方向の間隔が漸次狭小化される狭小孔部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の液体塗布具。
  7. 前記塗布液容器に後端開口から外方へ一部突出するように設けられ、前後方向に往復動可能となったノック部材と、
    前記塗布液容器の内部に設けられ、前記ノック部材のノック操作により前記タンク部内の塗布液を前記スパチュラへ送り出す送出機構と、を有し、
    前記塗布液容器は、後端開口縁において最後方に位置する最後端縁部と、前記ノック部材のストロークよりも前方に位置する前端側縁部とを有し、
    前記延設部において前記貫通孔の前端開口から少なくとも前記切欠き凹状部の下縁の後端部にかけて広がる部位を塗布液保持部とし、
    前記塗布液保持部が下向きにあるとき、前記最後端縁部が下側に位置し前端側縁部が上側に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の液体塗布具。
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