JP2015228881A - 引掛け壁面体、引掛け壁面体から成る小物入れおよび棚箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】日用品などを被保持物として保持部に引っ掛けておく便宜が得られ、簡便で使い易い引掛け壁面体、小物入れおよび棚箱を提供する。
【解決手段】引掛手段12の刺込み部(金属線部)を差込み孔部10に挿入することで、被保持物としてのカレンダー15を引掛け保持するフック部が構成される。このため、壁面額部2を所定箇所に設置することで、日用品などを被保持物として保持部に引っ掛けておく便宜が得られる。カレンダー15を日用品として適用した場合、引掛手段12により自前のカレンダー15を身近な壁面額部2に取付け保持し、該当する曜日に必要事項を記入して個人的に使用することができて便利である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックダンボールから成る壁面額部に係り、壁面額部に引掛手段を取付け保持し、保持部に被保持物を引掛けるように改良した引掛け壁面体、ならびに引掛け壁面体により作製した小物入れおよび棚箱に関する。
プラスチックダンボール(通常、プラダンと略称される)は、防水性で軽量でありながらも堅牢で取り扱い易いことから、様々な用途に利用されている。プラスチックダンボールに関する創作物としては、様々な手法を用いて工夫した各種の改良品が特許文献1〜4に開示されている。
特許文献1に記載されたプラスチックダンボール容器では、プラスチック容器のフレーム部材凹所に裁断部を嵌合した上で、リベット融着により強固に接合している。これにより、ダンボールシートの裁断面からの水分や異物などの侵入を防止し、プラスチック容器の洗浄により繰り返し使用を可能としている。
特許文献2は、紙やプラスチック製の段ボール又は板材で什器を形成する方法であって、支持板、骨枠、周壁材、側壁、天板およびフラップなどから構成されている。これにより、軽量で移動や運搬がし易く、ダイレクト印刷が可能で、イベントや店舗用の什器として最適な構成を記載している。
特許文献3は、ガロンボトルの収納用コンテナを開示し、両方の面壁段ボールと底壁とに有するダブル折れ線で二つ折りする折畳み構造を有する。これにより、コンテナ本体を通箱として使用するために折畳み可能とし、底部が底抜けしないように構成している。
特許文献4は、建築物に使用する板状の断熱材に係る発明を開示している。二枚のプラスチックシート間にリブを挟むことで、中空構造のプラスチック段ボールを構成している。プラスチック段ボールの表面や裏面は、輻射熱に対して高反射率を有する金属材料層を塗布した複合断熱材を構築している。
特開2013−014378号公報 特開2012−245068号公報 特開2012−121580号公報 特開2012−067575号公報
特許文献1〜4では、いずれも、プラスチック段ボール材料を用いて容器、什器あるいはコンテナや建築用の断熱材を形成するものである。
近年では、プラスチック段ボールを用いた新たな創作物を工夫する機運が醸成されており、従来とは異なる観点からプラスチック段ボールの利用方法を再考し、発想の転換を図ってプラスチック段ボールにおける用途の拡大・多様化が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は従来とは異なった観点からプラスチック段ボールの利用を図り、プラスチックダンボールから成る壁面額部と、壁面額部に取り付けられる刺込み部および保持部を一体に有し、保持部に被保持物を引掛け保持する引掛手段とを備える簡便で使い易い引掛け壁面体、小物入れおよび棚箱を提供することにある。
(請求項1について)
引掛け壁面体において、壁面額部は、互いに対向する表層シートと裏層シートとの間に、両者の間隔保持部材としての中芯材を挟持したプラスチックダンボールから成る。引掛手段は、壁面額部に取り付けられる刺込み部および保持部を一体に有し、保持部に被保持物を引掛け保持する。
表層シートの所定箇所から中芯材にかけて形成した差込み孔部を設け、差込み孔部に刺込み部を挿入することにより、引掛手段を壁面額部に取付け保持している。
請求項1では、引掛手段の刺込み部を差込み孔部に挿入することで、被保持物を引掛け保持するフック部が構成される。このため、壁面額部を所定箇所に設置することで、日用品などを被保持物として保持部に引っ掛けておく便宜が得られ、簡便で使い易い引掛け壁面体が得られる。
(請求項2について)
引掛け壁面体において、壁面額部は、互いに対向する表層シートと裏層シートとの間に、両者の間隔保持部材としての中芯材を挟持したプラスチックダンボールから成る。引掛手段は、壁面額部に取り付けられる刺込み部および保持部を一体に有し、保持部に被保持物を引掛け保持する。
刺込み部を表層シートの所定箇所から刺し込むことにより、刺込み部を中芯材に貫通させて、引掛手段を壁面額部に取付け保持している。
請求項2では、引掛手段の刺込み部を表層シートから中芯材にかけて刺し込むことで、被保持物を引掛け保持するフック部が構成される。このため、壁面額部を所定箇所に設置することで、日用品などを被保持物として保持部に引っ掛けておく便宜が得られ、簡便で使い易い引掛け壁面体が得られる。
(請求項3について)
被保持物を引掛け保持する保持部は、上端に止め玉部を有する縦線部と横線部とからL字状を成す。刺込み部は、上下の径方向および左右の径方向がそれぞれ横線部と直交するように曲成されたリング状の金属線部を構成する。
請求項3では、保持部は、上端に止め玉部を有する縦線部、この縦線部に連続する横線部およびリング状の金属線部から成る。
この場合、保持部は金属線でよいので、保持部の構成が簡素でコスト的に有利となる。また、縦線部の上端には、止め玉部を形成しているので、保持部に被保持物を引掛け保持した際、被保持物が保持部から不用意に抜け出さない。
(請求項4について)
引掛手段は長手方向に沿ってくの字状あるいはL字状に曲成された細辺部から成る。細辺部の上半部を保持部とし、細辺部の下半部を刺込み部とし、刺込み部の下端に刃状部を形成している。
請求項4では、細辺部の下半部を刺込み部とし、刺込み部の下端に刃状部を形成しているので、表層シートの所定箇所から中芯材にかけて容易に刺し込みことができて、引掛手段を壁面額部に取付け保持し易くしている。
(請求項5について)
刺込み部と保持部とには、保護用の管状カバーが相互に交換可能に挿入装着されるようになっている。管状カバーを刺込み部に挿入装着した際には、管状カバーにより刃状部が覆われるようにしている。
請求項5では、管状カバーを刺込み部に挿入装着した際、管状カバーが刃状部を覆うので、刃状部が露出せず使用者の手指に触れることを防いで使用者を怪我から護る利点がある。
(請求項6について)
被保持物は、複数枚のカレンダーシートを揃えて成るカレンダーである。複数枚のカレンダーシートに穿孔して形成した貫通孔を縦線部から横線部に挿入してカレンダーを保持部に引掛け保持する。
請求項6では、引掛手段により自前のカレンダーを身近な壁面額部に取付け保持し、該当する曜日に必要事項を記入して個人的に使用できる便宜が得られる。
(請求項7について)
被保持物を保持部に取付け保持する壁面額部は、上下に複数枚連結されて吊下げ状態に配置される。
請求項7では、壁面額部を複数枚連結しているので、壁面額部の使用面積が広くなり、被保持物が大きなものであっても支障なく、引掛手段に引掛け保持することができる。
(請求項8について)
被保持物は日常使用する日用品としての装身具である。
請求項8では、帽子の使用後に、帽子やネクタイなどの装身具を引掛手段により壁面額部に保持させ、必要に応じて帽子やネクタイを引掛手段から取り出して使用できる便宜がある。
(請求項9について)
二枚の壁面額部を重ね合せて構成し、一方の壁面額部に対して他方の壁面額部を90°だけ左右のいずれかに回転させた重合位置で、透光性を有する二枚の壁面額部の間には、装飾用の挿入紙を挟入している。
請求項9では、90°の回転角度の違いをもって二枚の壁面額部を重ね合せて構成しているので、二枚の壁面額部が複合材として曲げ強度を増加させている。また、装飾用の挿入紙を写真や絵画として挟入することで親近性を高めることができる。
(請求項10について)
引掛け壁面体の壁面額部を四方に組み付けて構成した縦形筒体を卓上用の小物入れとして設けている。
請求項10では、卓上用の小物入れが軽量かつ簡素な構造となり、廉価で便利なものになる。
(請求項11について)
引掛け壁面体の壁面額部を箱体の左右内壁に対向状態に配置し、左右に配置した壁面額部の保持部に載置して掛け渡した棚板を有して成る棚箱を設けている。
請求項11では、棚箱を簡易に組み付けることができ、安価で使い易い便利なものとして提供することができる。
保持部にカレンダーを引掛け保持する引掛け壁面体を示す斜視図である(実施例1)。 (a)はカレンダーと一緒に示す引掛け壁面体の斜視図、(b)は専用工具により壁面額部に差込み孔部を形成する態様を示す斜視図である(実施例1)。 (a)、(b)は引掛手段を示す斜視図、(c)は引掛手段により壁面額部に差込み孔部を形成する態様を示す斜視図である(実施例2)。 上下に連結した引掛け壁面体を示す斜視図である(実施例3)。 挿入紙を挟入して重ね合せた二枚の引掛け壁面体を示す斜視図である(実施例4)。 壁面額部に保持する各種の被保持物を例示する斜視図である(実施例5)。 (a)〜(i)は引掛手段の類型を例示する斜視図である(実施例6)。 引掛け壁面体から構成した小物入れを示す斜視図である(実施例7)。 引掛け壁面体から構成した棚箱示す斜視図である(実施例8)。 引掛け壁面体の壁面額部を取付部に掲示板として取付けた態様を示す斜視図である(実施例9)。 (a)〜(c)は専用工具の類型を示す斜視図である(実施例10)。 立て板部の表面で、壁面額部、縦型トレーおよび被保持物を示す分解斜視図である(実施例11)。 立て板部の裏面で、壁面額部、縦型トレーおよび被保持物を示す分解斜視図である(実施例11)。
本発明に係る引掛け壁面体、小物入れおよび棚箱では、引掛手段の刺込み部を差込み孔部に挿入することで、被保持物を引掛け保持するフック部が構成される。このため、壁面額部を所定箇所に設置することで、被保持物として日用品などを保持部に引っ掛けておく便宜が得られ、簡便で使い易い引掛け壁面体となる。
〔実施例1の構成〕
図1および図2は本発明の実施例1を示す。図1に示す引掛け壁面体1において、壁面額部2はプラスチックダンボールから成り、互いに対向する表層シート3と裏層シート4との間に、両者の間隔保持部材としての中芯材5を挟持している。
この中芯材5の代わりに、例えば波状板あるいは凹凸状に起伏するコルゲート板を設けてもよい。プラスチックダンボールの材料としては、軟材としてポリプロピレン(PP)が代表例に挙げられ、硬材としてポリカーボネイト(PC)が代表例に挙げられる。実施例1では、壁面額部2の表裏を表層シート3と裏層シート4と命名したが、両者は実質的に区別がつかないので、後述する引掛手段12は両者のいずれにも取付け可能で保持することができる。
壁面額部2の図示左右端には、断面コ字状の結束板6、7が嵌合され、壁面額部2の図示上下端には、断面コ字状の結束板8、9が嵌合されている。壁面額部2の上段左右および下段左右には、表層シート3の所定箇所に複数個にわたって形成した差込み孔部10を設けている。差込み孔部10の形成にあたっては、図2(b)に示す専用工具11を用いる。この専用工具11は、先端部が延出長さN(1cm〜5cm)にわたって緩やかに上方湾曲する延出部11aを有する。
延出部11aの先端は、幅広になって刃端部11bとして機能する。表層シート3の所定箇所から中芯材5にかけて刃端部11bを一時的に刺し込むことにより、差込み孔部10を形成している。この時、刃端部11bは、中芯材5に進行するものの、表層シート3に刺さることがなく、ましてや表層シート3を突き抜けて貫通することはない。
差込み孔部10の一例としては、中芯材5の横筋5aに沿って2mm〜5mmの長さを有するスリット状に形成されている。
引掛手段12は、壁面額部2に取り付けられる刺込み部13および保持部14を一体に有し、後述するように保持部14に被保持物を引掛け保持する。保持部14は、図2(b)に示すように、例えばステンレス鋼製の縦線部14aと、この縦線部14aに連続する横線部14bとからL字状の構造体を成している。
刺込み部13は上下の径方向Sおよび左右の径方向Tがそれぞれ横線部14bと直交するように曲成されたリング状の金属線部13aを構成する。縦線部14aの先端(上端)には、プラスチック製の止め玉部14cを径小に形成し、後述するように、保持部14に被保持物を引掛け保持した際、被保持物が保持部14から不用意に抜け出さないようにしている。
引掛手段12の刺込み部13(金属線部13a)を差込み孔部10に挿入することにより、引掛手段12を壁面額部2に取付け保持している。被保持物として、複数枚のカレンダーシート15aを揃えたカレンダー15を設けている。
複数枚のカレンダーシート15aには、図1に示すように、穿孔により形成した貫通孔15bを設けている。カレンダーシート15aの貫通孔15bを上段および下段における保持部14の縦線部14aから横線部14bにそれぞれ挿入してカレンダー15を保持部14に引掛け保持する。
カレンダー15の上縁部には、断面L字状の細辺状に形成された抑え板15cが添えられ、カレンダーシート15aを反らせることなく平坦状に揃えている。
壁面額部2の表層シート3には、カレンダー15の裏面に位置する磁性板16、17が上下に貼着されている。表層シート3の下端部に貼着された磁性シート18には、消しゴム19、鉛筆19aおよびポインター19bが磁石体(図示せず)の磁気力により吸着されている。磁石製のポンター21は、図2(a)に示すように、カレンダー15の該当日に吸着させることができる。
〔実施例1の効果〕
実施例1では、引掛手段12の刺込み部13(金属線部13a)を差込み孔部10に挿入することで、被保持物としてのカレンダー15を引掛け保持するフック部が構成される。このため、壁面額部2を所定箇所に設置することで、日用品などを被保持物として保持部14に引っ掛けておく便宜が得られ、簡便で使い易い引掛け壁面体1が得られる。
保持部14は、縦線部14a、横線部14bおよびリング状の金属線部13aから成る金属線でよいので、保持部14の構成が簡素でコスト的に有利となる。
被保持物として、複数枚のカレンダーシート15aを揃えて成るカレンダー15を例示した。これにより、引掛手段12により自前のカレンダー15を身近な壁面額部2に取付け保持し、該当する曜日に必要事項を記入して個人的に使用できる便宜が得られる。
〔実施例2の構成〕
図3は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、専用工具11に代わって、引掛手段12の刺込み部13自体を表層シート3に直接刺し込むようにしたことである。
実施例2における引掛手段12は、図3(a)に示すように、長手方向に沿ってくの字状あるいはL字状に曲成された金属製の細辺部20から成る。細辺部20の上半部を保持部14とし、細辺部20の下半部を刺込み部13とし、刺込み部の下端に刃状部13cを形成している。
刺込み部13と保持部14とには、保護用の管状カバー21が相互に交換可能に挿入装着されるようになっている。図3(b)に示すように、管状カバー21を刺込み部13に挿入装着した際には、管状カバー21により刃状部13cが覆われるようにしている。
〔実施例2の効果〕
実施例2では、図3(c)に示すように、引掛手段12の刺込み部13を表層シート3から中芯材5にかけて刺し込むことで、被保持物を引掛け保持するフック部が構成される。このため、壁面額部2を所定箇所に設置することで、日用品などを被保持物として保持部14に引っ掛けておく便宜が得られ、簡便で使い易い引掛け壁面体1が得られる。なお、実施例2では、刃状部13aを表層シート3に刺し込むことで生じたスリットを差込み孔部10としている。
とりわけ、実施例2では、細辺部20の下半部を刺込み部13とし、刺込み部13の下端に刃状部13aを形成している。このため、表層シート3の所定箇所から中芯材5にかけて容易に刺し込みことができて、引掛手段12を壁面額部2に取付け保持し易い利点が有る。
また、管状カバー21を刺込み部13に挿入装着した際、管状カバー21が刃状部13aを覆うので、刃状部13aが露出せず使用者の手指に触れることを防いで使用者を怪我から護ることができる。
〔実施例3の構成〕
図4は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1と異なるところは、保持用壁面装置1Aを二枚の壁面額部2(引掛け壁面体1)から構成したことである。
二枚の壁面額部2は、例えば接続リング30により上下に連結されている。引掛手段12には、日用品として帽子31a、31bやネクタイ32などの装身具を被保持物として引掛け保持している。この場合、上段の壁面額部2は、天井や腕部を有する支持部材32aから垂下する吊下げ状態に設置される。
実施例3では、壁面額部2を二枚連結しているので、壁面額部2の使用面積が広くなり、被保持物が帽子31a、31bやネクタイ32のように大きなものであっても支障なく、引掛手段12に引掛け保持することができる。
また、被保持物は日常的に使用する帽子31a、31bやネクタイ32などの装身具であるため、その使用後には引掛手段12により帽子31a、31bやネクタイ32を壁面額部2に保持させ、必要に応じて帽子31a、31bやネクタイ32を引掛手段12から取り出して使用できる便宜がある。
〔実施例4の構成〕
図5は本発明の実施例4を示す。実施例4が実施例1と異なるところは、引掛け壁面体1を二枚の壁面額部2を重ね合せて構成したことである。
一方の壁面額部2に対して他方の壁面額部2を90°だけ左右のいずれかに回転させた重合位置に配置している。透光性を有する二枚の壁面額部2の間には、装飾用の挿入紙33a、33b、33cを挟入している。
実施例4では、90°の回転角度の違いをもって二枚の壁面額部2を重ね合せて構成しているので、二枚の壁面額部2が複合材として曲げ強度を増加させている。また、装飾用の挿入紙33a、33b、33cを写真や絵画として挟入することで使用者の親近性を高めることができる。なお、実施例4の構成は実施例2に適用してもよい。
〔実施例5の構成〕
図6は本発明の実施例5を示す。実施例5が実施例1と異なるところは、被保持物としてのカレンダー15に代わって、引掛手段12に各種の日用品を引掛け保持したことである。日用品としては、携帯電話34、眼鏡35、各種のキー36、腕時計37、ネックレス38、数珠39、置き時計39aおよび温湿度計39bを例示している。
〔実施例6の構成〕
図7は本発明の実施例6を示す。実施例6が実施例1と異なるところは、引掛手段12の形状をバリエーションとして追加したことである。
図7(a)に示す引掛手段12では、引掛手段12を硬質の合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト)により椅子形に形成し、保持部14と刺込み部13と間を座部14eとし、最下端に刃状部13cを設けている。
図7(b)に示す引掛手段12では、金属線をループ状に曲成して、保持部14、刺込み部13および座部14eから成る椅子形に形成している。
図7(c)に示す引掛手段12では、金属棒をコ字状に湾曲形成し、保持部14および刺込み部13を設け、先端部を刃先部13fとしている。
図7(d)に示す引掛手段12では、直線状の刺込み部13から上方にループ状に曲成した環状部を保持部14としている。
図7(e)に示す引掛手段12では、直線状の刺込み部13に対して折曲形成された横腕部を保持部14としている。
図7(f)に示す引掛手段12では、リング状の保持部14から下方に延出する脚部を隣接状態に揃えて成る刺込み部13を有する。揃えられた脚部は、圧潰されて肉薄の刺込み部13となっている。
図7(g)に示す引掛手段12では、金属棒で形成された保持部14をL字状に折曲している。
図7(h)に示す引掛手段12では、保持部14はコ字状を成し、保持部14の両端からは、例えば90°の角度で折り曲げられて二本の刺込み部13を直線状に形成している。
図7(i)に示す引掛手段12では、U字状を成す刺込み部13の両端部には、L字状の線状部14e、14fを保持部14として連続形成している。保持部14の線状部14e、14fの上端には、止め玉部14cを取り付けている。引掛手段12を引掛け保持する際、線状部14e、14fを指で摘んで近接させるように一時的に変形することにより、刺込み部13が弾性変形により幅狭になり、差込み孔部10へ差し込み易くなる。
〔実施例7の構成〕
図8は本発明の実施例7を示す。実施例7が実施例1と異なるところは、引掛け壁面体1の壁面額部2を四方に組み付けて構成した縦形筒体40を卓上用の小物入れ41として設けたことである。縦形筒体40は四角筒状の箱体を成し、卓上に設置される基板40a上に立設されている。
縦形筒体40内には、鉛筆42などの筆記用具や眼鏡43などの身近な日用品を収納しておくことができる。縦形筒体40における壁面額部2の保持部14には、メモ帳40bなどの小物を紐体40cを介して引掛け保持しておくことができる。
実施例7では、卓上用の小物入れ41が軽量かつ簡素な構造となり、廉価で便利なものになる。
〔実施例8の構成〕
図9は本発明の実施例8を示す。実施例8が実施例1と異なるところは、引掛け壁面体1の壁面額部2を箱体50の左右内壁に対向状態に配置し、左右に配置した壁面額部2の保持部12に載置して掛け渡した棚板51を有して成る矩形の棚箱52を設けたことである。
この場合の引掛手段12は、図9に拡大して示すように、金属線でループ状に形成した保持部14と、保持部14の両端から下方に延出する金属線を接触状態に揃えた刺込み部13から成る。これにより、棚板51の左右の側端部は、保持部14上に載置される状態で支持される。
実施例8では、棚箱52を簡易に組み付けることができ、安価で使い易い便利なものとして提供することができる。なお、棚板51上には、郵便物や取引書類などを入れる浅底のトレー53を出入れ可能に載置してもよい。
〔実施例9の構成〕
図10は本発明の実施例9を示す。実施例9が実施例1と異なるところは、引掛け壁面体1の壁面額部2を取付部54aに掲示板54として取付けたことである。
この場合、引掛手段12は、磁性体から成る矩形辺状の保持部14と長辺状の刺込み部13を有している。引掛手段12は、刺込み部13を介して差込み孔部10に装着されるものである。この状態で、例えばメモ用紙55を被保持物として磁石辺56と保持部14との間に挟むことにより、メモ用紙55を保持部14に吸着保持することができる。
引掛け壁面体1は家屋や建物内の各部屋で、縦型に設置して用いることができるが、実施例9のように、各種の学校や官公庁で絵画、写真、通知書、伝言書、告知書などの情報手段を保持する掲示板54として用いることができる。
〔実施例10の構成〕
図11は本発明の実施例10を示す。実施例10は、実施例1おける専用工具11の類型を示す。
図11(a)に示す専用工具11は、把持部11cから緩やかに湾曲する肉薄で細辺状の延出部11aを有し、先端部を刃端部11bとしている。この場合、刃端部11bを延出部11aの背面(外側)に形成し、刃端部11bが表層シート3から中芯材5に貫通し易くし、不用意に裏層シート4に届かないようにしている。
図11(b)に示す専用工具11は、把持部11cと、金属から形成された丸棒状の延出部11aを有し、先端部を刃端部11bとしている。
図11(c)に示す専用工具11は、図11(b)の延出部11aを圧潰して薄肉・幅広の細辺状に形成したものである。
実施例10では、壁面額部2に形成する差込み孔部10の形状(スリット状、丸孔状など)に応じ、上記三種類のうち所望の専用工具11を選ぶことができる。
〔実施例11の構成〕
図12および図13は本発明の実施例11を示す。実施例11が実施例1と異なるところは、引掛け壁面体1の壁面額部2をプラスチック段ボールから形成された卓上型の立て板部60に着脱可能に引掛け保持したことである。
立て板部60は断面逆T字状の設置部60Aを有し、その表面60aには、図12に示すように、引掛手段12を保持した壁面額部2が引掛け刺込部61を介して取り付けられるようになっている。この際、引掛け刺込部61の先端部61aを表面60aの先端部に引っ掛けて取り付ける構成である。
引掛手段12には、各種の被保持物63、64が収納された縦型トレー62が孔部65、66を介して引掛手段12に引掛け保持されるようになっている。被保持物63、64としては、ノートや接着剤などの工作用具などを含む。
また、立て板部60の裏面60bには、図13に示すように、引掛手段12を保持した壁面額部2が引掛け刺込部71の先端部71aを介して取り付けられるようになっている。引掛手段12には、各種の被保持物73、74が収納された縦型トレー72が孔部75、76を介して引掛手段12に引掛け保持されるようになっている。被保持物73、74としては、物差し、筆記用具および紙片クリップを含む。
実施例11では、立て板部60の表面60aおよび裏面60bには、被保持物63、64(73、74)が収納された縦型トレー62(72)を引掛手段12に引掛け保持できる。このため、縦型トレー62(72)に対して被保持物63、64(73、74)を簡単に素早く出し入れできる便宜がある。
〔変形例〕
(a)実施例1〜11における壁面額部2は、ポリプロピレン(PP)やポリカーボネイト(PC)に限らず、ポリエチレン(PE)、ポリメタノール(POM)、ポリブチレンテレフタレート(PBTF)あるいはポリプロエチレン(PPE)などのエンジニアリングプラスチックであってもよい。
(b)実施例3における壁面額部2は、二枚に限らず、三枚など複数枚上下に連結してもよい。実施例4における壁面額部2も二枚に限らず、三枚など複数枚重ね合せて構成してもよい。
(c)実施例2における細辺部20は、ニッケル系ステンレス鋼をはじめ、アルミニウム、軟鋼、鉄、銅あるいは真鍮などの金属であってもよい。
(d)ポインター21の磁石体としては、ネオジウム磁石、ネオジウム磁石、KS鋼、MK鋼、アルニコ磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、あるいは磁石と磁性体とを組み合わせた複合磁石を用いてもよい。
本発明では、引掛手段の刺込み部を差込み孔部に挿入することで、被保持物を引掛け保持するフック部が構成される。このため、壁面額部を所定箇所に設置することで、日用品などを被保持物として保持部に引っ掛けておく便宜が得られ、簡便で使い易い引掛け壁面体を提供することができる。この便宜性に着目し、引掛け壁面体に関する製造業界の需要を喚起し、関連部品の流通などを介して化学・機械産業に適用することができる。
1 引掛け壁面体
2 壁面額部
3 表層シート
4 裏層シート
5 中芯材
10 差込み孔部
12 引掛手段
13 刺込み部
13a 金属線部
13c 刃状部
13f 刃先部
14 保持部
14a 縦線部
14b 横線部
14c 止め玉部
15a カレンダーシート
15 カレンダー(被保持物)
20 細辺部
30 接続リング
31a、31b 帽子(被保持物、装身具)
32 ネクタイ(被保持物、装身具)
33a、33b、33c 挿入紙
40 縦形筒体
41 小物入れ
50 箱体
51 棚板
52 棚箱
T 左右の径方向
S 上下の径方向

Claims (11)

  1. 互いに対向する表層シートと裏層シートとの間に、間隔保持部材としての中芯材を挟持したプラスチックダンボールから成る壁面額部と、前記壁面額部に取り付けられる刺込み部および保持部を一体に有し、前記保持部に被保持物を引掛け保持する引掛手段とを備える引掛け壁面体において、
    前記表層シートの所定箇所から前記中芯材にかけて形成した差込み孔部を設け、前記差込み孔部に前記刺込み部を挿入することにより、前記引掛手段を前記壁面額部に取付け保持することを特徴とする引掛け壁面体。
  2. 互いに対向する表層シートと裏層シートとの間に、間隔保持部材としての中芯材を挟持したプラスチックダンボールから成る壁面額部と、前記壁面額部に取り付けられる刺込み部および保持部を一体に有し、前記保持部に被保持物を引掛け保持する引掛手段とを備える引掛け壁面体において、
    前記刺込み部を前記表層シートの所定箇所から刺し込むことにより、前記刺込み部を前記中芯材に貫通させて、前記引掛手段を前記壁面額部に取付け保持することを特徴とする引掛け壁面体。
  3. 前記被保持物を引掛け保持する前記保持部は、上端に止め玉部を有する縦線部と前記縦線部に連続する横線部とからL字状を成し、前記刺込み部は、上下の径方向および左右の径方向がそれぞれ前記横線部と直交するように曲成されたリング状の金属線部であることを特徴とする請求項1に記載の引掛け壁面体。
  4. 前記引掛手段は長手方向に沿ってくの字状あるいはL字状に曲成された細辺部から成り、前記細辺部の上半部を前記保持部とし、前記細辺部の下半部を前記刺込み部とし、前記刺込み部の下端に刃状部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の引掛け壁面体。
  5. 前記刺込み部と前記保持部とには、保護用の管状カバーが相互に交換可能に挿入装着されるようになっており、前記管状カバーを前記刺込み部に挿入装着した際には、前記管状カバーにより前記刃状部が覆われるようにしたことを特徴とする請求項4に記載の引掛け壁面体。
  6. 前記被保持物は、複数枚のカレンダーシートを揃えて成るカレンダーであり、前記複数枚のカレンダーシートに一括穿孔して形成した貫通孔を前記縦線部から前記横線部に挿入することにより、前記カレンダーを前記保持部に引掛け保持したことを特徴とする請求項3に記載の引掛け壁面体。
  7. 前記被保持物を前記保持部に取付け保持する前記壁面額部は、上下に複数枚連結されて吊下げ状態に配置されることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の引掛け壁面体。
  8. 前記被保持物は、日常使用する日用品としての装身具であることを特徴とする請求項7に記載の引掛け壁面体。
  9. 請求項1あるいは請求項2に記載の前記引掛け壁面体における前記壁面額部を二枚重ね合せて構成し、一方の前記壁面額部に対して他方の前記壁面額部を90°だけ左右のいずれかに回転させた重合位置で、透光性を有する前記二枚の壁面額部の間には、装飾用の挿入紙を挟入したことを特徴とする引掛け壁面体。
  10. 請求項1あるいは請求項2に記載の前記引掛け壁面体における前記壁面額部を四方に組み付けて構成した縦形筒体から成ることを特徴とする卓上用の小物入れ。
  11. 請求項1あるいは請求項2に記載の前記引掛け壁面体における前記壁面額部を箱体の左右内壁に対向状態に配置し、左右に配置した前記壁面額部の前記保持部に載置して掛け渡した棚板を有して成ることを特徴とする棚箱。
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