JP2015227688A - 車両用動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記伝達ユニット(20)は、
前記出力軸(3)に対して揺動可能に支持された揺動リンク(18)と、
前記出力軸(3)および前記揺動リンク(18)の間に配置され、前記揺動リンク(18)が一方向側に揺動したときに、前記出力軸(3)に対して前記揺動リンク(18)を固定し、前記揺動リンク(18)が他方向側に揺動したときに前記出力軸(3)に対して前記揺動リンク(18)を空転させるワンウェイクラッチ(17)と、
前記入力軸(2)と一体に偏心回転する偏心ディスク(6)と、
前記偏心ディスク(6)と前記揺動リンク(18)とを接続し、前記偏心回転により前記揺動リンク(18)を揺動するコネクティングロッド(15)と、を備え、
前記コネクティングロッド(15)は、
前記偏心ディスク(6)の外周面に設けられた軸受(16)に圧入される大径環状部(15a)と、
前記揺動リンク(18)の揺動端部(18a)に対して所定のクリアランスを有する状態でピン(19)を介して接続される小径環状部(15b)と、
前記大径環状部(15a)および前記小径環状部(15b)を連結する連結部と、を備え、
前記揺動リンク(18)の揺動端部(18a)は、
前記小径環状部(15b)を軸方向で挟むように所定の間隔を有して突出した一対の突辺(18b)が設けられ、
前記一対の突辺(18b)は、向かい合う側面の一部が周方向内周側になるにつれて前記間隔を狭めるように形成された傾斜面(51)を備え、
前記傾斜面(51)は前記小径環状部(15b)の一部と接触可能な位置に形成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
前記入力軸(2)および前記出力軸(3)はそれぞれ軸方向に複数の軸受で支持され(40A、40B、50A、50B、)、
前記複数設けられた伝達ユニット(20)のそれぞれにおいて、前記傾斜面(51)は、前記一対の突辺(18b)の向かい合う側面のうち、いずれか一方の側面にのみ設けられ、
前記一方の側面は、前記傾斜面(51)が設けられる伝達ユニット(20)から最も近い位置に配置されている前記出力軸(3)の軸受に対して向かい合う突辺(18b)に対し、軸方向において前記所定の間隔を有する位置に配置されている突辺(18b)の側面であることを特徴とする車両用動力伝達装置が提案される。
まず、図1および図2を参照して、本実施形態の車両用動力伝達装置の構造について説明する。本実施形態の車両用動力伝達装置1は、変速比i(i=入力軸の回転速度/出力軸の回転速度)を無限大(∞)にして出力軸の回転速度を「0」にできる変速機、いわゆるIVT(Infinity Variable Transmission)の一種である。
次に、図2〜図4を参照して、本実施形態の車両用動力伝達装置のてこクランク機構20(伝達ユニット)について説明する。図2に示すように、本実施形態の車両用動力伝達装置1において、偏心量調節機構4を含む回転半径調節機構(4〜7)と、コネクティングロッド15と、ワンウェイクラッチ17(一方向回転阻止機構)と、揺動リンク18とが、てこクランク機構20(四節リンク機構による伝達ユニット)を構成している。てこクランク機構20(伝達ユニット)は、駆動源(エンジン)に接続された入力軸2の回転を出力軸3に伝達する。
次に、コネクティングロッド15の倒れを矯正するための構成について説明する。入力軸2側でコネクティングロッド15の大径環状部15aに倒れ(傾き角Θ)が生じた場合、コネクティングロッド15の長さ(Lc)により倒れの傾き角が拡大され(Lc×Θ)、小径環状部15b側で倒れが大きくなって現れる。小径環状部15bは大径環状部15aに比べて形状が小さく、小径環状部15bに倒れを矯正するための構成を設けたとしても、重量増加分は小さい。また、てこクランク機構20(伝達ユニット)の動作により揺動リンク18とコネクティングロッド15との幾何学的な位置関係は変化し、トルク伝達の際にコネクティングロッド15の倒れが生じ得る。
図6は、図1に示した6個のてこクランク機構20(伝達ユニット)が、入力軸2および出力軸3の軸方向に並置するように複数設けられた状態を概略的に示す図である。図1のエンジン側を動力が入る上流側(TOP)として示し、偏心量調節用駆動源14側をエンジンに対する下流側(BTM)として示す。図6において、6個のてこクランク機構20(伝達ユニット)を、それぞれ、No.1〜No.6として示している。
次に、てこクランク機構がプッシュ方式またはプル方式でトルク伝達を行う場合の揺動端部18aの構造について説明する。図9は、プッシュ方式でトルク伝達を行う場合の小径環状部15bと揺動リンク18aとの接続部の構成例を示す図である。プッシュ方式では、コネクティングロッド15が矢印90の方向に揺動リンク18aを押すときに、ワンウェイクラッチ17(一方向回転阻止機構)は出力軸3にトルクを伝達する。矢印90の方向とは逆方向にコネクティングロッド15が揺動リンク18aを引くときに、ワンウェイクラッチ17は出力軸3に対して揺動リンク18を空転させる。
次に、てこクランク機構20がプル方式でトルク伝達を行う場合の揺動端部18aの構造について説明する。図10は、プル方式でトルク伝達を行う場合の小径環状部15bと揺動リンク18aとの接続部の構成例を示す図である。プル方式では、コネクティングロッド15が矢印95の方向に揺動リンク18aを引くときに、ワンウェイクラッチ17(一方向回転阻止機構)は出力軸3にトルクを伝達する。矢印95の方向とは逆方向にコネクティングロッド15が揺動リンク18aを押すときに、ワンウェイクラッチ17は出力軸3に対して揺動リンク18を空転させる。
Claims (5)
- 駆動源に接続された入力軸(2)の回転を出力軸(3)に伝達する伝達ユニット(20)を備えた車両用動力伝達装置であって、
前記伝達ユニット(20)は、
前記出力軸(3)に対して揺動可能に支持された揺動リンク(18)と、
前記出力軸(3)および前記揺動リンク(18)の間に配置され、前記揺動リンク(18)が一方向側に揺動したときに、前記出力軸(3)に対して前記揺動リンク(18)を固定し、前記揺動リンク(18)が他方向側に揺動したときに前記出力軸(3)に対して前記揺動リンク(18)を空転させるワンウェイクラッチ(17)と、
前記入力軸(2)と一体に偏心回転する偏心ディスク(6)と、
前記偏心ディスク(6)と前記揺動リンク(18)とを接続し、前記偏心回転により前記揺動リンク(18)を揺動するコネクティングロッド(15)と、を備え、
前記コネクティングロッド(15)は、
前記偏心ディスク(6)の外周面に設けられた軸受(16)に圧入される大径環状部(15a)と、
前記揺動リンク(18)の揺動端部(18a)に対して所定のクリアランスを有する状態でピン(19)を介して接続される小径環状部(15b)と、
前記大径環状部(15a)および前記小径環状部(15b)を連結する連結部と、を備え、
前記揺動リンク(18)の揺動端部(18a)は、
前記小径環状部(15b)を軸方向で挟むように所定の間隔を有して突出した一対の突辺(18b)が設けられ、
前記一対の突辺(18b)は、向かい合う側面の一部が周方向内周側になるにつれて前記間隔を狭めるように形成された傾斜面(51)を備え、
前記傾斜面(51)は前記小径環状部(15b)の一部と接触可能な位置に形成されていることを特徴とする車両用動力伝達装置。 - 前記小径環状部(15b)の一部は前記傾斜面(51)と接触可能な位置に前記傾斜面(51)と同様の傾斜角を備えた傾斜部(52)を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用動力伝達装置。
- 前記傾斜面(51)は前記揺動リンク(18)の中心と前記小径環状部(15b)の中心とを結ぶ直線に対して、前記揺動リンク(18)が揺動する方向のうち前記一方向側の領域に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用動力伝達装置。
- 前記傾斜面(51)は、前記一対の突辺(18b)の向かい合う側面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用動力伝達装置。
- 前記伝達ユニット(20)は、前記入力軸(2)および前記出力軸(3)の軸方向に並置するように複数設けられ、
前記入力軸(2)および前記出力軸(3)はそれぞれ軸方向に複数の軸受で支持され(40A、40B、50A、50B、)、
前記複数設けられた伝達ユニット(20)のそれぞれにおいて、前記傾斜面(51)は、前記一対の突辺(18b)の向かい合う側面のうち、いずれか一方の側面にのみ設けられ、
前記一方の側面は、前記傾斜面(51)が設けられる伝達ユニット(20)から最も近い位置に配置されている前記出力軸(3)の軸受に対して向かい合う突辺(18b)に対し、軸方向において前記所定の間隔を有する位置に配置されている突辺(18b)の側面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用動力伝達装置。
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JP2012001048A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Honda Motor Co Ltd | 車両のエンジン始動装置 |
JP2012201339A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 変速比制御装置及び変速比制御方法 |
JP2014114906A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Honda Motor Co Ltd | 車両用動力伝達装置 |
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