JP2015227539A - 階段及び階段の組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工性を向上させることができる階段及び階段の組立方法を提供する。
【解決手段】作業者は、先に第1の受け材311を躯体A1に取り付け、後から第2の受け材312を、第1の受け材311に係合させつつ躯体A1に取り付ける。従って、第2の受け材312の取り付け時に、例えば高さ方向の位置決め作業が簡略化される。また、作業者は、第1の固定具61の受材取付部612を、第1の受け材311の嵌込凹部411に嵌め込み、第1の受け材311に取り付ける。第1の固定具61の第1の受け材311に対する位置決めは、受材取付部612を嵌込凹部411に嵌め込めば、自然に行なわれる。つまり、第1の固定具61の第1の受け材311に対する位置決め作業が簡略化される。従って、第1の固定具61の躯体A1に対する位置決め作業を簡略化することができる。この結果、階段11の施工性を向上させることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、夫々の段鼻の向きが異なる複数枚の踏板が配された階段及び階段の組立方法に関する。
廻り階段、かね折れ階段、折り返し階段、又は、下廻り部分若しくは上廻り部分を含む直階段等の階段には、夫々の段鼻の向きが異なる複数枚の踏板が配されている。
仮に、各踏板を、壁体又は柱体等の躯体に直接的に取り付ける場合、躯体そのものを加工しなければならないので、施工性が悪い。
故に、従来、踏板を支持する中間支持部材と、中間支持部材に踏板を取り付ける受け金具とが用いられる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の階段(文中「廻り階段」)の場合、中間支持部材は、上部が階段状に形成された縦姿勢の平板である。中間支持部材は壁体に釘づけされる。各踏板は、中間支持部材の階段状部分の上面(即ち、中間支持部材の上端面)に載置される。受け金具は、L字状に屈曲した第1の金属帯板材と、第1の金属帯板材のL字の一側と他側とを斜交いに連結し、第1の金属帯板材を補強する第2の金属帯板材とを溶接してなる。受け金具は、L字の一側が中間支持部材の一面(表側の面)に釘づけされ、L字の他側が踏板の下面に釘づけされる。以上の結果、踏板は、中間支持部材及び受け金具に支持される。
しかしながら、特許文献1に記載の階段においては、中間支持部材の高さ方向の位置決め作業が煩雑である。何故ならば、最下位置の中間支持部材は、下端部を床面に載置すれば高さ方向に容易に位置決めされるが、これ以外の複数個の中間支持部材は、個別に高さ方向の位置決めを行なわなければならないからである。
従って、階段の施工性を向上させるべく、中間支持部材同士を係合させることが為される(特許文献2参照)。
特許文献2に記載の階段(文中「廻り階段」)の場合、作業者は、下階側の中間支持部材(文中「支持台」)に、上階側の中間支持部材を載置する。故に、最下位置の中間支持部材を除く中間支持部材の高さ方向の位置決め作業を簡略化することができる。
特許第3348161号公報 特開2004−116088号公報
特許文献1に記載の階段においては、受け金具の位置決め作業が煩雑である。何故ならば、複数個の受け金具夫々について、中間支持部材の表側の面(これは、縦姿勢の平坦面である)における位置決めを、作業者が手作業で行なわなければならないからである。
故に、受け金具の位置決め作業の簡略化が望まれている。何故ならば、受け金具の位置決め作業の簡略化は、階段の施工性の向上につながるからである。
特許文献2には、受け金具の位置決め作業の簡略化については言及されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、施工性を向上させることができる階段及び階段の組立方法を提供することにある。
本発明に係る階段は、夫々の段鼻の向きが異なるよう配された複数枚の踏板と、躯体に取り付けられており、夫々が少なくとも1枚の踏板の下面を受け止めている複数個の受け材とを含む階段において、前記踏板に取り付けられている踏板取付部と、該踏板取付部に連結されており、前記受け材に取り付けられている受材取付部とを有し、前記踏板を前記受け材に固定している固定具を含み、少なくとも1個の前記受け材には、前記受材取付部が嵌め込まれている嵌込凹部が設けられており、下階側の踏板を受け止めている前記受け材と上階側の踏板を受け止めている受け材とが係合していることを特徴とする。
本発明に係る階段は、前記固定具は、互いに交差する方向に配された何れも平板状の踏板取付部及び受材取付部を有し、前記踏板取付部は、該踏板取付部の上面に前記踏板の下面が載置された状態で、前記踏板に取り付けられており、前記受け材は、前記踏板の下面を受け止める受止面を上端側に有し、前記嵌込凹部は、前記受止面に交差する方向の一面に開口しており、前記受止面と、該受止面によって下面が受け止められている踏板に取り付けられた踏板取付部の上面とは、面一に配されていることを特徴とする。
本発明に係る階段は、前記嵌込凹部は、前記受止面及び前記一面に開口していることを特徴とする。
本発明に係る階段は、各固定具は、一体に設けられた前記踏板取付部及び受材取付部からなることを特徴とする。
本発明に係る階段は、前記下階側の踏板を受け止めている前記受け材と前記上階側の踏板を受け止めている受け材との係合は、前記下階側の踏板を受け止めている前記受け材が、前記上階側の踏板を受け止めている受け材を受け止めることによることを特徴とする。
本発明に係る階段の組立方法は、本発明に係る階段の組立方法において、下階側の踏板を受け止めるべき前記受け材及び上階側の踏板を受け止めるべき受け材の内、一方を前記躯体に取り付ける工程と、他方を前記一方に係合させつつ前記躯体に取り付ける工程と、前記受け材に設けられている嵌込凹部に前記受材取付部を嵌め込んで、該受材取付部を前記受け材に取り付ける工程と、前記受け材に前記踏板を載置する工程と、前記受け材に載置されている踏板に、前記踏板取付部を取り付ける工程とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、作業者は、先に一の受け材を躯体に取り付け、後から他の受け材を、一の受け材に係合させつつ躯体に取り付ける。従って、他の受け材の取り付け時に、例えば高さ方向の位置決め作業が簡略化される。
また、作業者は、固定具の受材取付部を、受け材の嵌込凹部に嵌め込み、受け材に取り付ける。受材取付部、延いては固定具の受け材に対する位置決めは、固定具の受材取付部を受け材の嵌込凹部に嵌め込めば、自然に行なわれる。つまり、固定具の受け材に対する位置決め作業が簡略化される。
更に、固定具の受材取付部が受け材の嵌込凹部に嵌め込まれていると、固定具を受け材に取り付ける(例えばビス留めする)際の固定具の位置ずれが抑制される。故に、固定具の受け材に対する取り付け作業が簡略化される。
本発明にあっては、踏板の下面は、受け材の受止面と、受け材に取り付けられている固定具の踏板取付部の上面とで受け止めることができる。故に、受け材の受止面と踏板の下面との接触面積を、受け材のみで踏板を受け止める場合ほど広くする必要はない。この結果、階段の設計上の制約を緩和することができる。つまり、階段の設計が容易である。
また、固定具は、各平板状の踏板取付部と受材取付部とが、互いに交差する方向に配された簡単な構成である。故に、固定具の製造が容易であり、固定具の取り扱いが簡便である。
本発明にあっては、受け材の嵌込凹部が、受け材の一面における開口と、受け材の受止面における開口とを有する。
作業者は、受け材の一面における開口、及び、受け材の受止面における開口の内、少なくとも何れか一方の開口を通して、固定具の受材取付部を受け材の嵌込凹部に嵌め込む。故に、固定具の受材取付部を受け材の嵌込凹部に嵌め込む際の作業性を向上させることができる。
本発明にあっては、各固定具は、踏板取付部と受材取付部とが一体に設けられている。しかも、踏板取付部と受材取付部とを斜交いに連結して踏板取付部と受材取付部と補強する補強部を有していない。即ち、固定具の構成が簡単である。故に、固定具の製造が容易であり、固定具の取り扱いが簡便である。
本発明にあっては、作業者は、先に下階側の踏板を受け止めるべき受け材を躯体に取り付け、後から上階側の踏板を受け止めるべき受け材を、下階側の受け材に載置して、躯体に取り付ける。従って、上階側の受け材の取り付け時に、少なくとも高さ方向の位置決め作業が簡略化される。
本発明の階段及び階段の組立方法による場合、固定具の受け材に対する位置決め作業が簡略化され、受け材の躯体に対する位置決め作業が簡略化される。従って、固定具の躯体に対する位置決め作業を簡略化することができる。更に、固定具の受け材に対する取り付け作業が簡略化される。以上の結果、階段の施工時間を短縮することができ、階段の仕上がりの均一化を図ることができる。換言すれば、階段の施工性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る階段の構成を略示する平面図である。 階段の要部構成を略示する斜視図である。 階段の要部構成を略示する分解斜視図である。 階段が備える第1〜第3の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。 階段の組立方法(第1の受け材の取り付け)を説明する斜視図である。 階段の組立方法(第2の受け材の取り付け)を説明する斜視図である。 階段の組立方法(第3の受け材の取り付け)を説明する斜視図である。 階段の組立方法(第1〜第3の受け材に対する固定具の取り付け)を説明する斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る階段の要部構成を略示する平面図である。 階段が備える第1〜第3の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。 本発明の実施の形態3に係る階段の要部構成を略示する平面図である。 階段が備える第1及び第2の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。 本発明の実施の形態4に係る階段の要部構成を略示する平面図である。 階段が備える第1〜第3の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。 本発明の実施の形態5に係る階段の要部構成を略示する平面図である。 階段が備える第1及び第2の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。 本発明の実施の形態6に係る階段の要部構成を略示する平面図である。 階段が備える第1〜第3の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。 本発明の実施の形態7に係る階段の要部構成を略示する平面図である。 階段が備える第1〜第3の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。 本発明の実施の形態8に係る階段の要部構成を略示する平面図である。 階段が備える第1及び第2の受け材の構成を略示する側面図及び正面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。以下の説明では、図において矢符で示す上下、前後、及び左右を使用する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る階段11の構成を略示する平面図である。図中の矢符は、階段11を上がる方向を示している。
図2及び図3は、階段11の要部構成を略示する斜視図及び分解斜視図である。
図4は、階段11が備える第1〜第3の受け材311〜313(各後述)の構成を略示する側面図及び正面図である。
図1に示すように、階段11は、躯体A1と壁面B1〜B3との間に設けられている。躯体A1は、左右両面及び前端面を有する壁体である。壁面B1は躯体A1の左面(下階側の面)に対面する右向きの平面であり、壁面B2は躯体A1の前端面に対面する後ろ向きの平面であり、壁面B3は躯体A1の右面(上階側の面)に対面する左向きの平面である。
階段11は、下階側の直階段構造と、上階側の直階段構造と、下階側及び上階側の直階段構造同士を連結する廻り階段構造とを備えている。下階側の直階段構造の昇降方向と上階側の直階段構造の昇降方向とは平面視で180 °異なる。本実施の形態の廻り階段構造は、いわゆる変形4段右回りUターン型である。
階段11の下階側の直階段構造は、各矩形状の複数枚(図中5枚)の踏板201,201,…を備えている。踏板201,201,…は、左右方向両端部が壁面B1及び躯体A1の左面に取り付けられている。
階段11の上階側の直階段構造は、各矩形状の複数枚(図中5枚)の踏板202,202,…を備えている。踏板202,202,…は、左右方向両端部が躯体A1の右面及び壁面B2に取り付けられている。踏板202の段鼻の向きは、踏板201の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約180 °上階側へ回転した向きである。
各踏板201,202夫々の下面における段鼻近傍には、矩形状の蹴込板701,702が取り付けられている。
以下では、階段11の直階段構造の構成及び組み立て手順に関する説明を省略する。
階段11の廻り階段構造は、各1枚の踏板211〜214と、各1個の第1〜第3の受け材311〜313と、3個の第1の固定具61,61,…及び1個の第2の固定具62とを備えている。図2及び図3には、階段11の廻り階段構造が示されている。
ここで、図1〜図4を参照しつつ、階段11の廻り階段構造の構成について説明する。
まず、踏板211〜214について説明する(図1〜図3参照)。
踏板211は、下底部分が段鼻に相当する直角台形状をなし、段鼻の向きが踏板201の段鼻の向きと同じである。踏板211は、上底部分が壁面B2に取り付けられており、上底及び下底夫々に対して直角状の脚部分が壁面B1に取り付けられており、斜辺と下底とからなる角部分が、第1の受け材311及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板212は、斜辺部分が段鼻に相当する直角三角形状をなし、段鼻の向きが踏板211(又は踏板201)の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約60°上階側へ回転した向きである。踏板212は、短い方の隣辺部分が壁面B2に取り付けられており、斜辺と長い方の隣辺とからなる角部分が、第2の受け材312及び第2の固定具62を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板213は、長い方の隣辺部分が段鼻に相当する直角三角形状をなし、段鼻の向きが踏板211の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約90°上階側へ回転した向きである。踏板213は、短い方の隣辺部分が壁面B2に取り付けられており、斜辺と長い方の隣辺とからなる角部分が、第2の受け材312及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板214は、斜辺部分が段鼻に相当する直角台形状をなし、踏板211の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約120 °上階側へ回転した向き(即ち、踏板202の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約60°下階側へ回転した向き)である。踏板214は、上底部分が壁面B2に取り付けられており、上底及び下底夫々に対して直角状の脚部分が壁面B3に取り付けられており、斜辺と下底とからなる角部分が、第3の受け材313及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板211〜214夫々の下面における段鼻近傍には、矩形状の蹴込板711〜714が取り付けられている。このために、踏板211〜214夫々の下面には、段鼻に平行な図示しない嵌合溝が形成されている。この嵌合溝に、各蹴込板711〜714の上辺部が嵌め込まれる。
踏板211〜214夫々の上面における段鼻近傍には、滑り止め(例えば段鼻に平行な溝)が形成されている。
次に、第1及び第2の固定具61,62について説明する(図2及び図3参照)。
各第1の固定具61は、互いに90°に交差する方向に配された各矩形平板状の踏板取付部611及び受材取付部612からなる。踏板取付部611及び受材取付部612は、金属製の帯状平板部材を直角に折り曲げることによって、一体に設けられている。換言すれば、第1の固定具61は、L字状に屈曲した帯状をなしている。踏板取付部611及び受材取付部612は、踏板取付部611及び受材取付部612夫々の一方の短辺部分が連結されている。踏板取付部611及び受材取付部612夫々には、ビスを挿通すべき貫通孔が複数個ずつ形成されている。
第2の固定具62は第1の固定具61と略同様の構成であり、踏板取付部611に対応する直角台形状の踏板取付部621と、受材取付部612に相当する矩形状の受材取付部622からなる。踏板取付部621及び受材取付部622は、踏板取付部621の斜辺部分と受材取付部622の一方の短辺部分とが連結されている。
第1及び第2の固定具61,62の受材取付部612,622の内面を前側に向けると、第1の固定具61の踏板取付部611は受材取付部612から見て前方へ突出するが、第2の固定具62の踏板取付部621は受材取付部622から見て左斜め前方へ突出する。
第1及び第2の固定具61,62は、何れも、特許文献1に記載の受け金具が備えている第2の金属帯板材に相当するもの(例えば踏板取付部611,621と受材取付部612,622とを斜交いに連結することによって、これらを補強するもの)を備えていない。
次に、第1〜第3の受け材311〜313について説明する(図2〜図4参照)。
第1の受け材311は、前上隅を切り欠いたような平板状部材である。第1の受け材311は、図示しない矩形平板状部材の前上隅を矩形状に切削してなる。
前述した矩形平板状部材の前上隅の切削により、第1の受け材311の前端部には、係合凹部811及び係合凸部812が設けられている。係合凸部812の上端面は、係合凹部811の内面の一部である。係合凹部811の内部における第1の受け材311の前端面を基準とする係合凸部812の突出長さは、第2の受け材312の厚さと同程度である。
第1の受け材311の最上端面は、受止面511である。
第1の受け材311には、矩形状の嵌込凹部411が設けてある。
嵌込凹部411は、第1の受け材311の左面(図4に向かって正面)と受止面511とに開口している。第1の受け材311の左面における嵌込凹部411の周縁形状は、第1の固定具61の受材取付部612の形状に対応する矩形状である。以下では、嵌込凹部411の受材取付部612の形状に対応する内面を、嵌込凹部411の内底面という。嵌込凹部411の左右方向の長さ(嵌込凹部411の深さ)は、受材取付部612の厚さに対応する。
第1の固定具61の踏板取付部611の外面を上向きにし、受材取付部612の外面を嵌込凹部411の内底面に対面させて、受材取付部612を嵌込凹部411に嵌め込むと、第1の固定具61の踏板取付部611の外面(上面)は、受止面511に面一になる。
第2の受け材312は、左上隅及び右下隅夫々を切り欠いたような、上部が直階段状の平板状部材である。第2の受け材312は、矩形平板状部材の左上隅及び右下隅夫々を矩形状に切削し、右上隅側を4段の直階段状に切削してなる。
前述した矩形平板状部材の右下隅の切削により、第2の受け材312の右端部には、係合凸部813及び係合凹部814が設けられている。係合凸部813の下端面は、係合凹部814の内面の一部である。係合凹部814の内部における第2の受け材312の左端面を基準とする係合凸部813の突出長さは、第1の受け材311の厚さと同程度である。
前述した矩形平板状部材の左上隅の切削により、第2の受け材312の左端部には、係合凹部815及び係合凸部816が設けられている。係合凸部816の上端面は、係合凹部815の内面の一部である。係合凹部815の内部における第2の受け材312の右端面を基準とする係合凸部816の突出長さは、第3の受け材313の厚さと同程度である。
第2の受け材312の直階段状の部分の4個の踏み面は、受止面512〜515である。
第2の受け材312の下端面と受止面512〜515との離隔距離は、受止面512〜515の順に長くなる。つまり、受止面512は最下段であり、受止面515は最上段である。
第2の受け材312の係合凸部813の下端面が、第1の受け材311の係合凸部812の上端面に載置されると、第2の受け材312の受止面512は、第1の受け材311の受止面511と面一になる。
第2の受け材312には、矩形状の嵌込凹部412,413が設けてある。
嵌込凹部412は、第2の受け材312の前面(図4に向かって正面)、受止面513、及び受止面513から垂下する右端面夫々に開口している。第2の受け材312の前面における嵌込凹部412の周縁形状は、第2の固定具62の受材取付部622の形状に対応する矩形状である。以下では、嵌込凹部412の受材取付部622の形状に対応する内面を、嵌込凹部412の内底面という。嵌込凹部412の左右方向の長さ(嵌込凹部412の深さ)は、受材取付部622の厚さに対応する。
第2の固定具62の踏板取付部621の外面を上向きにし、受材取付部622の外面を嵌込凹部412の内底面に対面させて、受材取付部622を嵌込凹部412に嵌め込むと、第2の固定具62の踏板取付部621の外面(上面)は、受止面513に面一になる。
嵌込凹部413は、第2の受け材312の前面と受止面514とに開口している。嵌込凹部413の形状及び寸法は、第1の受け材311の嵌込凹部411の形状及び寸法と同じである。故に、第1の固定具61の踏板取付部611の外面を上向きにし、受材取付部612の外面を嵌込凹部413の内底面に対面させて、受材取付部612を嵌込凹部413に嵌め込むと、第1の固定具61の踏板取付部611の外面(上面)は、受止面514に面一になる。
第3の受け材313は、前下隅及び後上隅夫々を切り欠いたような板状部材である。第3の受け材313は、矩形板状部材の前下隅及び後上隅を矩形状に切削してなる。
前述した矩形板状部材の前下隅の切削により、第3の受け材313の前端部には、係合凸部817及び係合凹部818が設けられている。係合凸部817の下端面は、係合凹部818の内面の一部である。係合凹部818の内部における第3の受け材313の前端面を基準とする係合凸部817の突出長さは、第2の受け材312の厚さと同程度である。
前述した矩形板状部材の前下隅の切削により、第3の受け材313の後上端部には、切り欠き状の連結凹部が設けられている。この連結凹部には、上階側の図示しないササラ桁が連結される。
第3の受け材313の最上端面は、受止面516である。
第3の受け材313の係合凸部817の下端面が、第2の受け材312の係合凸部816の上端面に載置されると、第3の受け材313の受止面516は、第2の受け材312の受止面515と面一になる。
第3の受け材313には、矩形状の嵌込凹部414が設けてある。
嵌込凹部414は、第3の受け材313の右面(図4に向かって正面)と受止面516とに開口している。嵌込凹部414の形状及び寸法は、第1の受け材311の嵌込凹部411の形状及び寸法と同じである。故に、第1の固定具61の踏板取付部611の外面を上向きにし、受材取付部612の外面を嵌込凹部414の内底面に対面させて、受材取付部612を嵌込凹部414に嵌め込むと、第1の固定具61の踏板取付部611の外面(上面)は、受止面516に面一になる。
第1〜第3の受け材311〜313夫々の向きは、嵌込凹部411〜414が設けられていない面が躯体A1に接し、第1〜第3の受け材311〜313の端面における嵌込凹部411〜414の開口が上向きになるような向きである。従って、作業者が第1〜第3の受け材311〜313夫々の天地及び裏表を判別することが容易である。
図5〜図8は、階段11の組立方法を説明する斜視図である。図5は第1の受け材311の取り付けを示し、図6は第2の受け材312の取り付けを示し、図7は第3の受け材313の取り付けを示し、図8は第1〜第3の受け材311〜313に対する第1及び第2の固定具61,62の取り付けの取り付けを示している。
ここで、階段11の廻り階段構造の組み立て手順について説明する。
階段11を組み立てる作業者は、まず、階段11を構成する各部(踏板211〜214、第1〜第3の受け材311〜313、及び第1及び第2の固定具61,62等)を準備する。これらは、工場にて量産されたものである。
なお、踏板211〜214、蹴込板711〜714、及び第1〜第3の受け材311〜313等は、階段11を設置すべき現場にて作業者が形成したものであってもよい。
次に、作業者は、第1の受け材311を、躯体A1の前端部左面に取り付ける(図5参照)。
このとき、作業者は、第1の受け材311の下端面と床面との離隔距離を所定距離にすべく第1の受け材311の躯体A1に対する上下方向の位置決めを行なう。
また、作業者は、第1の受け材311の右面を躯体A1の前端部左面に接触させることによって、第1の受け材311の躯体A1に対する左右方向の位置決めを行なう。
更に、作業者は、係合凹部811の内部における第1の受け材311の前端面が、躯体A1の前端面に面一になるように第1の受け材311を配置することによって、第1の受け材311の躯体A1に対する前後方向の位置決めを行なう。
つまり、第1の受け材311の上下方向の位置決めは比較的煩雑であるが、第1の受け材311の前後左右方向の位置決めは容易である。
位置決め終了後、作業者は、第1の受け材311を躯体A1にビス留めする。
次に、作業者は、第2の受け材312を、躯体A1の前端面に取り付ける(図6参照)。
このとき、作業者は、第2の受け材312の係合凸部813の下端面を第1の受け材311の係合凸部812の上端面に載置し、第2の受け材312の後面を、第1の受け材311の係合凹部811における前端面及び躯体A1の前端面に接触させ、第2の受け材312の係合凹部814における左端面を第1の受け材311の係合凸部812における右面に接触させることによって、第2の受け材312の係合凸部813及び係合凹部814を、第1の受け材311の係合凹部811及び係合凸部812に係合する。換言すれば、作業者は、第1の受け材311が第2の受け材312を受け止めるようにして、第1及び第2の受け材311,312を係合させる。この結果、第2の受け材312の躯体A1に対する上下左右前後方向の位置決めが自然に行なわれる。
つまり、第2の受け材312の位置決めは容易である。
位置決め終了後、作業者は、第2の受け材312を躯体A1にビス留めする。
次いで、作業者は、第3の受け材313を、躯体A1の右面に取り付ける(図7参照)。
このとき、作業者は、第3の受け材313の係合凸部817の下端面を第2の受け材312の係合凸部816の上端面に載置し、第3の受け材313の左面を第2の受け材312の係合凹部815における右端面及び躯体A1の右面に接触させ、第3の受け材313の係合凹部818における前端面を第2の受け材312の係合凸部816における後面に接触させることによって、第3の受け材313の係合凸部817及び係合凹部818を、第2の受け材312の係合凹部815及び係合凸部816に係合する。換言すれば、作業者は、第2の受け材312が第3の受け材313を受け止めるようにして、第2及び第3の受け材312,313を係合させる。この結果、第3の受け材313の躯体A1に対する上下左右前後方向の位置決めが自然に行なわれる。
つまり、第3の受け材313の位置決めは容易である。
位置決め終了後、作業者は、第3の受け材313を躯体A1にビス留めする。
次に、作業者は、3個の第1の固定具61,61,…及び第2の固定具62を、第1〜第3の受け材311〜313に取り付ける(図8参照)。
このために、作業者は、一の第1の固定具61の受材取付部612を、第1の受け材311に設けられている嵌込凹部411に嵌め込むことによって一の第1の固定具61を第1の受け材311に対して位置決めし、受材取付部612を第1の受け材311にビス留めする。このとき、作業者は、受材取付部612を、嵌込凹部411における第1の受け材311の左面側の開口を通して嵌込凹部411に嵌め込んでもよく、嵌込凹部411における第1の受け材311の受止面511側の開口を通して嵌込凹部411に嵌め込んでもよい。つまり、受材取付部612の嵌込凹部411に対する嵌め込みは作業性が高い。
同様に、作業者は、他の第1の固定具61の受材取付部612を、第2の受け材312に設けられている嵌込凹部413に嵌め込むことによって他の第1の固定具61を第2の受け材312に対して位置決めし、受材取付部612を第2の受け材312にビス留めする。
また、作業者は、更に他の第1の固定具61の受材取付部612を、第3の受け材313に設けられている嵌込凹部414に嵌め込むことによって更に他の第1の固定具61を第3の受け材313に対して位置決めし、受材取付部612を第3の受け材313にビス留めする。
そして、作業者は、第2の固定具62の受材取付部622を、第2の受け材312に設けられている嵌込凹部412に嵌め込むことによって第2の固定具62を第2の受け材312に対して位置決めし、受材取付部622を第2の受け材312にビス留めする。
以上の結果、一の第1の固定具61における踏板取付部611の上面と第1の受け材311の受止面511と第2の受け材312の受止面512とが面一になり、第2の固定具62における踏板取付部621の上面と第2の受け材312の受止面513とが面一になり、他の第1の固定具61における踏板取付部611の上面と第2の受け材312の受止面514とが面一になり、更に他の第1の固定具61における踏板取付部611の上面と第2の受け材312の受止面515と第3の受け材313の受止面516とが面一になる(図3参照)。
第1〜第3の受け材311〜313に取り付けられることによって、第1の固定具61,61,…及び第2の固定具62の踏板取付部611,621,611,611は、躯体A1の前端部を中心とする平面視放射状に配される。
各第1の固定具61の躯体A1に対する位置決めは容易である。何故ならば、第1〜第3の受け材311〜313が躯体A1に対して位置決めされているので、受材取付部612を嵌込凹部411,413,414の何れかに嵌め込めば、自動的に第1の固定具61が躯体A1に対して位置決めされるからである。
同様に、第2の固定具62の躯体A1に対する位置決めは容易である。何故ならば、第2の受け材312が躯体A1に対して位置決めされているので、受材取付部622を嵌込凹部412に嵌め込めば自動的に第2の固定具62が躯体A1に対して位置決めされるからである。
また、第1の固定具61,61,…及び第2の固定具62の第1〜第3の受け材311〜313に対するビス留めは容易である。何故ならば、第1の固定具61,61,…のビス留めの際、受材取付部612,612,…が嵌込凹部411,412,414に嵌め込まれているので、第1の固定具61,61,…の位置ずれが抑制されるからである。また、第2の固定具62のビス留めの際、第2の固定具62の受材取付部622が嵌込凹部413に嵌め込まれているので、第2の固定具62の位置ずれが抑制されるからである。
作業者は、踏板211〜214を躯体A1に取り付ける前に、踏板211〜214に対する蹴込板711〜714の取り付けを行なう。このために、作業者は、踏板211の下面の嵌合溝に、蹴込板711を嵌め合わせる。同様に、作業者は、踏板212(踏板213又は踏板214)の下面の嵌合溝に、蹴込板712(蹴込板713又は蹴込板714)を嵌め合わせる。
なお、蹴込板711〜714は、例えば工場にて予め踏板211〜214に取り付けてあってもよい。或いは、作業者は、踏板211〜214を躯体A1に取り付けてから、踏板211〜214に対する蹴込板711〜714の取り付けを行なってもよい。
次いで、作業者は、踏板211〜214を躯体A1に取り付ける(図2参照)。
このとき、作業者は、踏板211における斜辺と下底とからなる角部分の下面を第1の固定具61の踏板取付部611の上面と第1の受け材311の受止面511と第2の受け材312の受止面512とに載置し、踏板取付部611を踏板211にビス留めする。この結果、第1及び第2の受け材311,312は踏板211の下面を受け止め、第1の固定具61は踏板211を第1の受け材311に固定する。
同様に、作業者は、踏板212における斜辺と長い方の隣辺とからなる角部分の下面を第2の固定具62の踏板取付部621の上面と第2の受け材312の受止面513とに載置し、踏板取付部621を踏板212にビス留めする。この結果、第2の受け材312は踏板212の下面を受け止め、第2の固定具62は踏板212を第2の受け材312に固定する。
同様に、作業者は、踏板213における斜辺と長い方の隣辺とからなる角部分の下面を第1の固定具61の踏板取付部611の上面と第2の受け材312の受止面514とに載置し、踏板取付部611を踏板213にビス留めする。この結果、第2の受け材312は踏板213の下面を受け止め、第1の固定具61は踏板213を第2の受け材312に固定する。
同様に、作業者は、踏板214における斜辺と下底とからなる角部分の下面を第1の固定具61の踏板取付部611の上面と第2の受け材312の受止面515と第3の受け材313の受止面516とに載置し、踏板取付部611を踏板214にビス留めする。この結果、第2及び第3の受け材312,313は踏板214の下面を受け止め、第1の固定具61は踏板214を第3の受け材313に固定する。
以上のような階段11は、第1〜第3の受け材311〜313に対する第1及び第2の固定具61,62の位置決め作業が簡略化され、第1〜第3の受け材311〜313の躯体A1に対する位置決め作業が簡略化されている。従って、第1及び第2の固定具61,62の躯体A1に対する位置決め作業を簡略化することができる。更に、第1の固定具61,61,…及び第2の固定具62の第1〜第3の受け材311〜313に対する取り付け作業が簡略化されている。以上の結果、階段11の施工時間を短縮することができ、階段11の仕上がりの均一化を図ることができる。換言すれば、階段11の施工性を向上させることができる。
ここで、第1及び第2の固定具61,62夫々が特許文献1に記載の第2の金属帯板材のような補強部を備えていない理由を、踏板211及び第1の固定具61を例示して説明する。
踏板211は、第1及び第2の受け材311,312の受止面511,512との載置されることによって、上下方向に位置決めされ、また、第1及び第2の受け材311,312に支持される。第1の固定具61は、踏板211と第1及び第2の受け材311,312とを固定することによって、踏板211の振動、位置ずれ、及び脱落等を抑制する。即ち、第1の固定具61による踏板211の支持は、第1及び第2の受け材311,312による踏板211の支持の補助的なものである。故に、第1の固定具61は、特許文献1に記載の第2の金属帯板材のような補強部を必要としない。
以上のような第1及び第2の固定具61,62は、構成が簡単である。故に、第1及び第2の固定具61,62は、製造が容易であり、取り扱いが簡便である。
仮に、第1及び第2の固定具61,62を用いない場合、踏板211〜214は、受止面511〜516にビス留めする必要がある。このとき、踏板211〜214夫々の表面にビスが露出するので、これらを被覆する被覆部材が別途必要になる。また、第1〜第3の受け材311〜313は、受止面511〜516に対するビス留めに耐え得る強度を必要とする。更に、踏板211〜214を安定的に載置するために、受止面511〜516の面積を広くする必要があるかもしれない。換言すれば、階段11の設計上の制約は厳しい。
つまり、第1及び第2の固定具61,62を用いることによって、階段11の設計上の制約を緩和することができる。
実施の形態 2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る階段11の要部構成を略示する平面図である。
図10は、階段11が備える第1〜第3の受け材321〜323の構成を略示する側面図及び正面図である。
本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の階段11の廻り階段構造は、均等4段右回りUターン型である。階段11の廻り階段構造は、各1枚の踏板221〜224と、各1個の第1〜第3の受け材321〜323と、3個の第1の固定具61,61,…及び1個の第2の固定具62とを備えている。
第1〜第3の受け材321〜323は、実施の形態1の第1〜第3の受け材311〜313に対応する。第1の受け材321には、実施の形態1の嵌込凹部411に対応する嵌込凹部421が設けられている。第2の受け材322には、実施の形態1の嵌込凹部412,413に対応する嵌込凹部422,423が設けられている。第3の受け材323には、実施の形態1の嵌込凹部414に対応する嵌込凹部424が設けられている。
第1〜第3の受け材321〜323の形状は実施の形態1の第1〜第3の受け材311〜313とは異なる。しかしながら、第1の受け材321が第2の受け材322を受け止め、第2の受け材322が第3の受け材323を受け止めることによって、第2及び第3の受け材322,323が躯体A1に対して位置決めされる点は同じである。また、第1及び第2の固定具61,62の受材取付部612,622が、嵌込凹部421〜424の何れかに嵌め込まれることによって、第1及び第2の固定具61,62が躯体A1に対して位置決めされる点は同じである。
踏板221は、実施の形態1の踏板211に対応する。踏板221は、第1の受け材321及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板222は、実施の形態1の踏板212に対応する。ただし、踏板222の段鼻の向きは、踏板221の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約45°上階側へ回転した向きである。踏板222は、第2の受け材322及び第2の固定具62を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板223は、実施の形態1の踏板213に対応する。踏板223は、第2の受け材322及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板224は、実施の形態1の踏板214に対応する。ただし、踏板224の段鼻の向きは、踏板221の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約135 °上階側へ回転した向き(即ち、踏板202の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約45°下階側へ回転した向き)である。踏板224は、第3の受け材323及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。
踏板221〜224夫々の下面における段鼻近傍には、矩形状の蹴込板721〜724が取り付けられている。
以上のような階段11は、実施の形態1の階段11と同様の手順で組み立てることができる。つまり、本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11と同様の作用効果を奏する。
実施の形態 3.
図11は、本発明の実施の形態3に係る階段12の要部構成を略示する平面図である。
図12は、階段12が備える第1及び第2の受け材331,332の構成を略示する側面図及び正面図である。
本実施の形態の階段12は、実施の形態1,2の階段11と略同様の構成である。以下では、実施の形態1,2との差異について説明し、その他、実施の形態1,2に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
階段12は、躯体A2と壁面B1,B4との間に設けられている。躯体A2は、左面及び前面を有する壁体である。壁面B1は躯体A2の左面(下階側の面)に対面する右向きの平面であり、壁面B4は躯体A2の前面(上階側の面)に対面する後ろ向きの平面である。
階段12は、下階側の直階段構造と、上階側の直階段構造と、下階側及び上階側の直階段構造同士を連結する廻り階段構造とを備えている。下階側の直階段構造の昇降方向と上階側の直階段構造の昇降方向とは平面視で90°異なる。本実施の形態の廻り階段構造は、均等2段右回りLターン型である。
階段12の下階側の直階段構造は、階段12の下階側の直階段構造と同様の構成である。
階段12の上階側の直階段構造は、各矩形状の複数枚の踏板203,203,…を備えている。踏板203,203,…は、前後方向両端部が躯体A2の前面及び壁面B4に取り付けられている。踏板203夫々の下面における段鼻近傍には、矩形状の蹴込板703が取り付けられている。
階段12の廻り階段構造は、各1枚の踏板221,222と、各1個の第1及び第2の受け材331,332と、各1個の第1及び第2の固定具61,62とを備えている。
第1及び第2の受け材331,332は、実施の形態2の第1及び第2の受け材321,322に対応する。第1の受け材331には、実施の形態2の嵌込凹部421に対応する嵌込凹部431が設けられている。第2の受け材332には、実施の形態2の嵌込凹部422に対応する嵌込凹部432が設けられている。
第1及び第2の受け材331,332の形状は実施の形態2の第1及び第2の受け材321,322とは異なる。しかしながら、第1の受け材331が第2の受け材332を受け止めることによって、第2の受け材332が躯体A2に対して位置決めされる点は同じである。また、第1及び第2の固定具61,62の受材取付部612,622が、嵌込凹部431,432に嵌め込まれることによって、第1及び第2の固定具61,62が躯体A2に対して位置決めされる点は同じである。
階段12は、第3の受け材を備えていない。故に、実施の形態1において第3の受け材313に設けられている連結凹部と同様のものが、第2の受け材332に設けられている。
踏板221は、第1の受け材331及び第1の固定具61を介して、躯体A2の前端角部に取り付けられている。
踏板222は、第2の受け材332及び第2の固定具62を介して、躯体A2の前端角部に取り付けられている。
以上のような階段12は、階段11と略同様の手順で組み立てることができる。つまり、階段12は、階段11と同様の作用効果を奏する。
実施の形態 4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る階段11の要部構成を略示する平面図である。
図14は、階段11が備える第1〜第3の受け材341〜343の構成を略示する側面図及び正面図である。
本実施の形態の階段11は、実施の形態1〜3の階段11,12と略同様の構成である。以下では、実施の形態1〜3との差異について説明し、その他、実施の形態1〜3に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の階段11の廻り階段構造は、均等6段右回りUターン型である。階段11の廻り階段構造は、各1枚の踏板241〜246と、各1個の第1〜第3の受け材341〜343と、3個の第1の固定具61,61,…、第2の固定具62、及び図示しない2個の第3の固定具とを備えている。
第3の固定具に関し、踏板取付部は、受材取付部から見て右斜め前方へ突出する。即ち、第3の固定具の形状は、第2の固定具62の形状の鏡像である。
第1〜第3の受け材341〜343は、実施の形態1の第1〜第3の受け材311〜313に対応する。ただし、本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11よりも踏板の枚数が2枚多いので、第1〜第3の受け材341〜343には、6個の嵌込凹部441〜446が設けられている。
第1の受け材341の上部には、2個の受止面が設けられており、これらの受止面に対応して嵌込凹部441,442が設けられている。2個の受止面は、嵌込凹部441に対応するものを下階側とする直階段状に配されている。
第2の受け材342の上部には、3個の受止面が設けられており、これらの受止面に対応して嵌込凹部443〜445が設けられている。3個の受止面は、嵌込凹部443に対応するもの、嵌込凹部444に対応するもの、及び嵌込凹部445に対応するものの順に下階側から上階側へ向かう直階段状に配されている。
第3の受け材343には1個の受止面が設けられており、この受止面に対応して嵌込凹部446が設けられている。
第2及び第3の受け材342,343は、第1の受け材341が第2の受け材342を受け止め、第2の受け材342が第3の受け材343を受け止めることによって、躯体A1に対して位置決めされる。また、第1及び第2の固定具61,62並びに第3の固定具は、第1及び第2の固定具61,62の受材取付部612,622並びに第3の固定具の受材取付部夫々が、嵌込凹部441〜446の何れかに嵌め込まれることによって、躯体A1に対して位置決めされる。
踏板241の段鼻の向きは、踏板201の段鼻の向きと同じである。踏板241は、第1の受け材341及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板241に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部441に嵌め込まれている。
踏板242の段鼻の向きは、踏板241の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約30°上階側へ回転した向きである。踏板242は、第1の受け材341及び第3の固定具を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板242に対応する第3の固定具は、嵌込凹部442に嵌め込まれている。
踏板243の段鼻の向きは、踏板241の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約60°上階側へ回転した向きである。踏板243は、第2の受け材342及び第2の固定具62を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板243に対応する第2の固定具62は、嵌込凹部443に嵌め込まれている。
踏板244の段鼻の向きは、踏板241の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約90°上階側へ回転した向きである。踏板244は、第2の受け材342及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板244に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部444に嵌め込まれている。
踏板245の段鼻の向きは、踏板241の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約120 °上階側へ回転した向きである。踏板245は、第2の受け材342及び第3の固定具を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板245に対応する第3の固定具は、嵌込凹部445に嵌め込まれている。
踏板246の段鼻の向きは、踏板241の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約150 °上階側へ回転した向き(即ち、踏板202の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約30°下階側へ回転した向き)である。踏板246は、第3の受け材343及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板246に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部446に嵌め込まれている。
踏板241〜246夫々の下面における段鼻近傍には、矩形状の蹴込板741〜746が取り付けられている。
以上のような階段11は、実施の形態1の階段11と同様の手順で組み立てることができる。つまり、本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11と同様の作用効果を奏する。
実施の形態 5.
図15は、本発明の実施の形態5に係る階段12の要部構成を略示する平面図である。
図16は、階段12が備える第1及び第2の受け材351,352の構成を略示する側面図及び正面図である。
本実施の形態の階段12は、実施の形態1〜4の階段11,12と略同様の構成である。以下では、実施の形態1〜4との差異について説明し、その他、実施の形態1〜4に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態の階段12の廻り階段構造は、均等3段右回りLターン型である。階段12の廻り階段構造は、各1枚の踏板241〜243と、各1個の第1及び第2の受け材351,352と、各1個の第1の固定具61〜第3の固定具とを備えている。
第1及び第2の受け材351,352は、実施の形態4の第1及び第2の受け材341,342に対応する。第1の受け材351には、実施の形態4の嵌込凹部441,442に対応する嵌込凹部451,452が設けられている。第2の受け材352には、実施の形態4の嵌込凹部443に対応する嵌込凹部453がと、連結凹部とが設けられている。
第2の受け材352は、第1の受け材351が第2の受け材352を受け止めることによって、躯体A2に対して位置決めされる。また、第1の固定具61〜第3の固定具は、第1及び第2の固定具61,62の受材取付部612,622並びに第3の固定具の受材取付部夫々が、嵌込凹部451〜453の何れかに嵌め込まれることによって、躯体A2に対して位置決めされる。
踏板241は、第1の受け材351及び第1の固定具61を介して、躯体A2の前端角部に取り付けられている。
踏板242は、第1の受け材351及び第3の固定具を介して、躯体A2の前端角部に取り付けられている。
踏板243は、第2の受け材352及び第2の固定具62を介して、躯体A2の前端角部に取り付けられている。
以上のような階段12は、階段11と略同様の手順で組み立てることができる。つまり、階段12は、階段11と同様の作用効果を奏する。
実施の形態 6.
図17は、本発明の実施の形態6に係る階段11の要部構成を略示する平面図である。
図18は、階段11が備える第1〜第3の受け材361〜363の構成を略示する側面図及び正面図である。
本実施の形態の階段11は、実施の形態1〜5の階段11,12と略同様の構成である。以下では、実施の形態1〜5との差異について説明し、その他、実施の形態1〜5に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の階段11の廻り階段構造は、均等5段右回りUターン型である。階段11の廻り階段構造は、各1枚の踏板261〜265と、各1個の第1〜第3の受け材361〜363と、3個の第1の固定具61,61,…、並びに各1個の第2の固定具62及び第3の固定具とを備えている。
第1〜第3の受け材361〜363は、実施の形態1の第1〜第3の受け材311〜313に対応する。ただし、本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11よりも踏板の枚数が1枚多いので、第1〜第3の受け材361〜363には、5個の嵌込凹部461〜465が設けられている。
第1の受け材361には、嵌込凹部461が設けられている。
第2の受け材362には、嵌込凹部462〜464が設けられている。
第3の受け材363には、嵌込凹部465が設けられている。
第2及び第3の受け材362,363は、第1の受け材361が第2の受け材362を受け止め、第2の受け材362が第3の受け材363を受け止めることによって、躯体A1に対して位置決めされる。また、第1の固定具61〜第3の固定具は、第1及び第2の固定具61,62の受材取付部612,622及び第3の固定具の受材取付部が、嵌込凹部461〜465の何れかに嵌め込まれることによって、躯体A1に対して位置決めされる。
踏板261の段鼻の向きは、踏板201の段鼻の向きと同じである。踏板261は、第1の受け材361及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板261に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部461に嵌め込まれている。
踏板262の段鼻の向きは、踏板261の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約36°上階側へ回転した向きである。踏板262は、第2の受け材362及び第2の固定具62を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板262に対応する第2の固定具62は、嵌込凹部462に嵌め込まれている。
踏板263の段鼻の向きは、踏板261の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約72°上階側へ回転した向きである。踏板263は、第2の受け材362及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板263に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部463に嵌め込まれている。
踏板264の段鼻の向きは、踏板261の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約108 °上階側へ回転した向きである。踏板264は、第2の受け材362及び第3の固定具を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板264に対応する第3の固定具は、嵌込凹部464に嵌め込まれている。
踏板265の段鼻の向きは、踏板261の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約144 °上階側へ回転した向き(即ち、踏板202の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約36°下階側へ回転した向き)である。踏板265は、第3の受け材363及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板265に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部465に嵌め込まれている。
踏板261〜265夫々の下面における段鼻近傍には、矩形状の蹴込板761〜765が取り付けられている。
以上のような階段11は、実施の形態1の階段11と同様の手順で組み立てることができる。つまり、本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11と同様の作用効果を奏する。
実施の形態 7.
図19は、本発明の実施の形態7に係る階段11の要部構成を略示する平面図である。
図20は、階段11が備える第1〜第3の受け材371〜373の構成を略示する側面図及び正面図である。
本実施の形態の階段11は、実施の形態1〜6の階段11,12と略同様の構成である。以下では、実施の形態1〜6との差異について説明し、その他、実施の形態1〜6に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の階段11の廻り階段構造は、2個の踊り場を有する右回りUターン型である。
階段11の廻り階段構造は、各1枚の踏板271,272と、各1個の第1〜第3の受け材371〜373と、2個の第1の固定具61,61とを備えている。
第1〜第3の受け材371〜373は、実施の形態1の第1〜第3の受け材311〜313に対応する。ただし、本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11よりも踏板の枚数が2枚少ないので、第3の受け材373には、嵌込凹部は設けられていない。
第1の受け材371には、嵌込凹部471が設けられている。
第2の受け材372には、嵌込凹部472が設けられている。
第3の受け材373には、連結凹部が設けられている。
第2及び第3の受け材372,373は、第1の受け材371が第2の受け材372を受け止め、第2の受け材372が第3の受け材373を受け止めることによって、躯体A1に対して位置決めされる。また、第1の固定具61は、第1の固定具61の受材取付部612が、嵌込凹部471,472の何れかに嵌め込まれることによって、躯体A1に対して位置決めされる。
踏板271の段鼻の向きは、踏板201の段鼻の向きと同じである。踏板271は、第1の受け材371及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板271に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部471に嵌め込まれている。
踏板272の段鼻の向きは、踏板271の段鼻に対して躯体A1の前端部を中心に約90°上階側へ回転した向きである。踏板272は、第2の受け材372及び第1の固定具61を介して、躯体A1の前端部に取り付けられている。踏板272に対応する第1の固定具61は、嵌込凹部472に嵌め込まれている。
踏板271,272夫々の下面における段鼻近傍には、矩形状の蹴込板771,772が取り付けられている。
以上のような階段11は、実施の形態1の階段11と同様の手順で組み立てることができる。つまり、本実施の形態の階段11は、実施の形態1の階段11と同様の作用効果を奏する。
実施の形態 8.
図21は、本発明の実施の形態8に係る階段12の要部構成を略示する平面図である。
図22は、階段12が備える第1及び第2の受け材381,382の構成を略示する側面図及び正面図である。
本実施の形態の階段12は、実施の形態1〜7の階段11,12と略同様の構成である。以下では、実施の形態1〜7との差異について説明し、その他、実施の形態1〜7に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の階段12の廻り階段構造は、1個の踊り場を有する右回りLターン型である。階段12の廻り階段構造は、踏板271と、各1個の第1及び第2の受け材381,382と、第1の固定具61とを備えている。
第1の受け材381は、実施の形態7の第1の受け材371に対応する。第1の受け材381には、実施の形態7の嵌込凹部471に対応する嵌込凹部481が設けられている。
第2の受け材382は、実施の形態7の第2の受け材372に対応する。ただし、第2の受け材382には、嵌込凹部は設けられておらず、連結凹部が設けられている。
第2の受け材382は、第1の受け材381が第2の受け材382を受け止めることによって、躯体A2に対して位置決めされる。また、第1の固定具61は、第1の固定具61の受材取付部612が、嵌込凹部481に嵌め込まれることによって、躯体A2に対して位置決めされる。
踏板271は、第1の受け材381及び第1の固定具61を介して、躯体A2の前端角部に取り付けられている。
以上のような階段12は、階段11と略同様の手順で組み立てることができる。つまり、階段12は、階段11と同様の作用効果を奏する。
実施の形態1〜8では、右回りUターン型の階段11と、右回りLターン型の階段12とを例示したが、本発明の実施の形態の階段は、これらに限定されるものではない。
躯体A1は壁体に限定されず、柱体でもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、階段11,12に、実施の形態1〜8に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
11,12 階段
211〜214,221〜224,241〜246,261〜265,271,272 踏板
311,321,331,341,351,361,371,381 第1の受け材(受け材)
312,322,332,342,352,362,372,382 第2の受け材(受け材)
313,323,343,363,373 第3の受け材(受け材)
411〜414,421〜424,431,432,441〜446,451〜453,461〜465,471,472,481 嵌込凹部
511〜516 受止面
61,62 第1及び第2の固定具(固定具)
611,621 踏板取付部
612,622 受材取付部
A1,A2 躯体

Claims (6)

  1. 夫々の段鼻の向きが異なるよう配された複数枚の踏板と、
    躯体に取り付けられており、夫々が少なくとも1枚の踏板の下面を受け止めている複数個の受け材と
    を含む階段において、
    前記踏板に取り付けられている踏板取付部と、該踏板取付部に連結されており、前記受け材に取り付けられている受材取付部とを有し、前記踏板を前記受け材に固定している固定具
    を含み、
    少なくとも1個の前記受け材には、前記受材取付部が嵌め込まれている嵌込凹部が設けられており、
    下階側の踏板を受け止めている前記受け材と上階側の踏板を受け止めている受け材とが係合していることを特徴とする階段。
  2. 前記固定具は、互いに交差する方向に配された何れも平板状の踏板取付部及び受材取付部を有し、
    前記踏板取付部は、該踏板取付部の上面に前記踏板の下面が載置された状態で、前記踏板に取り付けられており、
    前記受け材は、前記踏板の下面を受け止める受止面を上端側に有し、
    前記嵌込凹部は、前記受止面に交差する方向の一面に開口しており、
    前記受止面と、該受止面によって下面が受け止められている踏板に取り付けられた踏板取付部の上面とは、面一に配されていることを特徴とする請求項1に記載の階段。
  3. 前記嵌込凹部は、前記受止面及び前記一面に開口していることを特徴とする請求項2に記載の階段。
  4. 各固定具は、一体に設けられた前記踏板取付部及び受材取付部からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の階段。
  5. 前記下階側の踏板を受け止めている前記受け材と前記上階側の踏板を受け止めている受け材との係合は、
    前記下階側の踏板を受け止めている前記受け材が、前記上階側の踏板を受け止めている受け材を受け止めることによることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の階段。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の階段の組立方法において、
    下階側の踏板を受け止めるべき前記受け材及び上階側の踏板を受け止めるべき受け材の内、一方を前記躯体に取り付ける工程と、
    他方を前記一方に係合させつつ前記躯体に取り付ける工程と、
    前記受け材に設けられている嵌込凹部に前記受材取付部を嵌め込んで、該受材取付部を前記受け材に取り付ける工程と、
    前記受け材に前記踏板を載置する工程と、
    前記受け材に載置されている踏板に、前記踏板取付部を取り付ける工程と
    を備えることを特徴とする階段の組立方法。
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