JP2015227181A - 定量塗布具 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り扱いが容易であり、使用状態の如何にかかわらず、薬剤等の液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体の導出にも適した定量塗布具を提供する。【解決手段】塗布部10を塗布する対象物に当てた状態で、操作部(外筒2、ノック棒3)をノックすることにより、液体を一定量導出する定量塗布具1であって、操作部あるいは操作部の一部を構成するノック棒3が下方向に移動することにより、前記回転子4のピン4bが螺旋状のガイド溝6e、6dの上位置から下位置に移動することによって、前記ノック棒3が回動し、更に、前記ノック棒3の回動により前記ねじ棒5が回動すると共に、前記ねじ体7によってねじ棒5及びピストン12が下方向へ移動し、塗布部10から所定量の液体が導出される【選択図】図21
Description
本発明は定量塗布具に関し、例えば、頭髪に塗布する薬剤等の液体を一定量塗布する定量塗布具に関するものである。
本出願人は、先に、容器内に収容された内容物を定量吐出するノック式繰出容器を提案している(特許文献1)。また同様に、高粘度の内容物を繰出す際に、ノック力の損失を防ぎつつ操作感を更に軽くしたノック式塗布具を提案している(特許文献2)。
これら特許文献1,2に示されたノック式繰出容器、ノック式塗布具にあっては、本体の後端部に設けられた天冠あるいは繰出体を押圧することにより、本体内部の塗布液収容部を押圧し、本体の先端部に穂首、塗布体に塗布液を供給するものである。
これら特許文献1,2に示されたノック式繰出容器、ノック式塗布具にあっては、本体の後端部に設けられた天冠あるいは繰出体を押圧することにより、本体内部の塗布液収容部を押圧し、本体の先端部に穂首、塗布体に塗布液を供給するものである。
これら塗布具に合っては、前記したように、本体の後端部に設けられた天冠あるいは繰出体をノックすることにより、内容物を一定量繰出すことができる。
しかしながら、本体の先端部の穂首、塗布体を、塗布する対象物に押し当てることによって、内容物を一定量導出するものでない。そのため、頭髪に塗布する育毛剤のような薬液等を塗布する塗布具のように、対象物に押当てた状態で、内容物を一定量導出するものには適さないという問題があった。
しかしながら、本体の先端部の穂首、塗布体を、塗布する対象物に押し当てることによって、内容物を一定量導出するものでない。そのため、頭髪に塗布する育毛剤のような薬液等を塗布する塗布具のように、対象物に押当てた状態で、内容物を一定量導出するものには適さないという問題があった。
かかる問題を解決するものとして、特許文献3,4に示される定量塗布容器が提案されている。
これら定量塗布容は、容器そのものを反転あるいは傾倒させることにより、薬液などの液体を液体収容部から計量室内に供給口を介して導入する。そして、本体先端の塗布部を塗布すべき対象物に押し当てることにより、前記供給口を閉じ、前記計量室と容器本体側とを遮断する。
一方、前記塗布部が塗布すべき対象物に押し当てられることにより、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されている。
これら定量塗布容は、容器そのものを反転あるいは傾倒させることにより、薬液などの液体を液体収容部から計量室内に供給口を介して導入する。そして、本体先端の塗布部を塗布すべき対象物に押し当てることにより、前記供給口を閉じ、前記計量室と容器本体側とを遮断する。
一方、前記塗布部が塗布すべき対象物に押し当てられることにより、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されている。
ところで、前記した特許文献3,4に示された定量塗布容器にあっては、前記計量室内に貯留される液体量で塗布すべき対象物の複数個所に塗布でき、しかも前記複数個所の塗布で使い切る1回分の量が貯留されている。
しかしながら、前記した特許文献3,4に示された定量塗布容器にあっては、塗布部が塗布すべき対象物に押し当てられることにより、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されているため、本体先端の塗布部を対象物に押し当てた状態が続くと、計量室内に貯留される液体が導出され続けるという技術的課題があった。
即ち、塗布部を対象物に押し当て続けると、前記計量室内に貯留された液体が対象物の一箇所に吐出され、特に液体が薬液の場合等においては、好ましくないという技術的課題があった。
しかしながら、前記した特許文献3,4に示された定量塗布容器にあっては、塗布部が塗布すべき対象物に押し当てられることにより、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されているため、本体先端の塗布部を対象物に押し当てた状態が続くと、計量室内に貯留される液体が導出され続けるという技術的課題があった。
即ち、塗布部を対象物に押し当て続けると、前記計量室内に貯留された液体が対象物の一箇所に吐出され、特に液体が薬液の場合等においては、好ましくないという技術的課題があった。
また、前記したように、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されているため、粘性の高い液体の塗布には適さないという技術的課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、使用状態の如何にかかわらず、薬剤等の液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体の導出にも適した定量塗布具を提供することを目的とするものである。
本発明にかかる定量塗布具は、液体を収容する液体タンクと、前記液体タンクから液体の供給を受けて一定量の液体が収容され、導出口から液体を導出する塗布部とを有し、前記塗布部を塗布する対象物に当てた状態で、操作部をノックすることにより、液体を一定量導出する定量塗布体と、前記定量塗布体の塗布部を覆うキャップ体とを備えた定量塗布具において、前記定量塗布体は、使用者のノックによって下方向に移動する、操作部あるいは操作部の一部を構成するノック棒と、前記ノック棒が下方向へ移動することによって前記ノック棒を回動させる、外周面にピンを有する回転子と、前記回転子の下面に一端が当接するスプリングと、前記スプリングの他端が当接し、内周面にねじ部が形成されたねじ体と、前記回転子の前記ピンが摺動可能に収容され、前記回転子を回動させる螺旋状のガイド溝を有し、かつ前記ねじ体、前記スプリング、前記回転子を収容する円筒状のカラー部材と、前記ねじ体のねじ部と螺合するねじ部を有し、前記ノック棒の回動により回動し、前記ねじ体によって下方向へ移動するねじ棒と、前記ねじ棒の先端部に取り付けられるピストンと、を備え、前記ノック棒がノックにより下方向に移動することにより、前記回転子のピンが螺旋状のガイド溝の上位置から下位置に移動し、前記回転子及び前記ノック棒が回動し、更に、前記ノック棒の回動により前記ねじ棒が回動すると共に、前記ねじ体によってねじ棒及びピストンが下方向へ移動し、前記塗布部から所定量の液体が導出されることを特徴としている。
このように、操作部(ノック棒)をノックすることにより、前記ねじ体によってねじ棒及びピストンを下方向へ移動し、塗布部から所定量の液体を導出する。このピストンの下方向へ移動量は、ねじ棒の回動量(回転角)によって決定される。即ち、前記螺旋状のガイド溝によって、回転子(ねじ棒)の回動量(回転角)が規定されるため、一定量の液体を塗布部から導出することができる。
また、ピストンによって塗布部から導出するように構成されているため、使用状態の如何にかかわらず、液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体も導出することができる。しかも、操作部(ノック棒)をノックすることにより、一定量の液体を塗布部から導出することができるため、取り扱いが便利である。
また、ピストンによって塗布部から導出するように構成されているため、使用状態の如何にかかわらず、液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体も導出することができる。しかも、操作部(ノック棒)をノックすることにより、一定量の液体を塗布部から導出することができるため、取り扱いが便利である。
ここで、前記ねじ体の外周面には、舌状片が形成されると共に、前記カラー部材の内周面には、前記ねじ体の舌状片が係合する複数の突起が形成され、前記ねじ体の舌状片が前記カラー部材の前記突起に係止されることによって、前記ねじ体が前記カラー部材に固定され、前記固定されたねじ体によって、回動するねじ棒を下方向へ移動させ、更に、前記ねじ棒からねじ体に所定力以上の回動力が作用すると、前記ねじ体の舌状片と前記カラー部材の前記突起との係止が解除され、前記ねじ棒と共に前記ねじ体が回動することが望ましい。
このように構成されているため、前記ねじ棒からねじ体に所定力以上の回動力が作用した場合に、前記ねじ体の舌状片と前記カラー部材の前記突起との係止が解除され、前記ねじ棒と共に前記ねじ体が回動するため、ねじ棒のねじ部と、ねじ体のねじ部の破損を抑制することができる。
例えば、ピストンが塗布部の底面に当接し、ねじ棒の下方向への移動が規制された状態において、更にねじ棒が回動した場合にも、ねじ棒のねじ部と、ねじ体のねじ部の破損を抑制することができる。
例えば、ピストンが塗布部の底面に当接し、ねじ棒の下方向への移動が規制された状態において、更にねじ棒が回動した場合にも、ねじ棒のねじ部と、ねじ体のねじ部の破損を抑制することができる。
また、2重円筒状に形成された液体タンクと、前記液体タンクの中央部に形成された貫通孔と、前記貫通孔の内壁に形成された複数の突起と、前記ねじ棒に形成された弾性片と、を備え、前記回転子のピンが螺旋状のガイド溝の上位置から下位置に移動する間に、前記弾性片が前記貫通孔の内壁に形成された複数の突起に対して係止及び係止解除がなされることが望ましい。
このように構成されているため、前記回転子(ねじ棒)が所定角度回動するごとに、前記クリック感が得られ、少量でかつ定量の液体を塗布部から導出することができる。
このように構成されているため、前記回転子(ねじ棒)が所定角度回動するごとに、前記クリック感が得られ、少量でかつ定量の液体を塗布部から導出することができる。
また、前記ねじ棒に設けられた、前記キャップ体の先端部が当接する突っ張り棒を備え、前記塗布部にキャップ体を装着することにより、キャップ体の先端部が突っ張り棒に当接し、前記突っ張り棒を上方に移動させると共に前記ねじ棒を上方に移動させ、前記ねじ棒を初期の状態に復帰させることが望ましい。
このように構成されているため、定量塗布体にキャップ体を装着することによって、定量塗布体を初期状態に復帰させることができ、取り扱いが便利である。
このように構成されているため、定量塗布体にキャップ体を装着することによって、定量塗布体を初期状態に復帰させることができ、取り扱いが便利である。
また、前記ノック棒の上端部が係止される、操作部あるいは操作部の一部を構成する外筒と、前記外筒の内周面に形成された前記突っ張り棒が摺動する溝部と、を備え、前記外筒にキャップ体が進入し、前記突っ張り棒が上方に移動する際、前記突っ張り棒の先端部が前記溝部を摺動することが望ましい。
このように、突っ張り棒が上方に移動する際、前記突っ張り棒の先端部が前記外筒の溝部を摺動するため、突っ張り棒は前記溝に案内され、安定した移動をなすことができる。
このように、突っ張り棒が上方に移動する際、前記突っ張り棒の先端部が前記外筒の溝部を摺動するため、突っ張り棒は前記溝に案内され、安定した移動をなすことができる。
また、前記ピストンの中央部に形成された、塗布部に液体を供給する開口孔部と、前記ねじ棒の下端部に取り付けられた、弁部を有するピストン弁と、前記ピストン弁とピストンの間に設けられたスプリングとを備え、前記外筒にキャップ体が進入することにより、キャップ体は塗布部に形成された導出口を閉塞する共に、前記ピストン弁が上方に移動することにより前記スプリングが圧縮され、前記弁部が開口部から離れ、前記塗布部の内部に前記開口部を介して前記液体タンクから液体が供給され、前記外筒からキャップ体が取り外されることにより、前記スプリングの反発力によってピストン弁が下方向に移動し、前記弁部によって開口部を閉塞することが望ましい。
即ち、キャップ体を装着することにより、ピストン弁(ねじ棒)が上方に移動し、塗布部内部に前記液体タンクから液体が供給される。一方、キャップ体を取り外すことにより、塗布部と液体タンクは遮断される。このようにキャップ体の着脱という容易な操作により、塗布部内に液体を充填することができる。
尚、前記した弁部を有するピストン弁は、ねじ棒と一体に形成したものであっても良い。
尚、前記した弁部を有するピストン弁は、ねじ棒と一体に形成したものであっても良い。
また、前記キャップ体は、先端部が突っ張りに当接すると共に、前記塗布部を収容するキャップ本体と、前記キャップ本体に対して上下動可能に形成され、前記塗布部の導出口に圧接し、前記塗布部の導出口を閉塞するキャップ弁と、前記キャップ本体とキャップ弁との間に設けられたスプリングと、を備えていることが望ましい。
このように、キャップ弁が設けられ、塗布部の導出口を閉塞するため、塗布部内の液体の外部への漏れを抑制することができる。
このように、キャップ弁が設けられ、塗布部の導出口を閉塞するため、塗布部内の液体の外部への漏れを抑制することができる。
本発明によれば、使用状態の如何にかかわらず、薬剤等の液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体の導出にも適した定量塗布具を得ることができる。
以下、本発明にかかる定量塗布具の一実施形態を図面に基づき説明する。
(定量塗布具の概略構成)
図1示すように、この定量塗布具1は、所定量の液体を吐出する定量塗布体Aと、前記定量塗布体Aに対して、着脱自在に構成されたキャップ体Bを備えている。
前記キャップ体Bは、塗布する際には定量塗布体Aから取り外され、塗布が終了した際には定量塗布体Aに装着される。
この前記キャップ体Bが、塗布終了後、定量塗布体Aに装着されることによって、前記定量塗布体Aを初期状態(塗布可能状態)に復帰させると共に、前記定量塗布体Aの先端部に形成された塗布部を密閉するように構成されている。
(定量塗布具の概略構成)
図1示すように、この定量塗布具1は、所定量の液体を吐出する定量塗布体Aと、前記定量塗布体Aに対して、着脱自在に構成されたキャップ体Bを備えている。
前記キャップ体Bは、塗布する際には定量塗布体Aから取り外され、塗布が終了した際には定量塗布体Aに装着される。
この前記キャップ体Bが、塗布終了後、定量塗布体Aに装着されることによって、前記定量塗布体Aを初期状態(塗布可能状態)に復帰させると共に、前記定量塗布体Aの先端部に形成された塗布部を密閉するように構成されている。
(定量塗布体の概略構成)
この定量塗布体Aの概略構成について、図2に基づいて説明する。
図2に示しように、定量塗布体Aは、定量塗布体Aの外形を構成する円筒状の外筒2と、前記外筒2の鍔部2aに係止される爪部3bを有し、前記外筒2と一体的に上下動するノック棒3とを備えている。
また、前記ノック棒3の鍔部3dの下面に形成されカム3eと係合するカム4aを備え、一方向の回動を前記ノック棒3に伝達し、他方向の回動を前記ノック棒3に伝達しない、リング状の回転子4とを備えている。
この定量塗布体Aの概略構成について、図2に基づいて説明する。
図2に示しように、定量塗布体Aは、定量塗布体Aの外形を構成する円筒状の外筒2と、前記外筒2の鍔部2aに係止される爪部3bを有し、前記外筒2と一体的に上下動するノック棒3とを備えている。
また、前記ノック棒3の鍔部3dの下面に形成されカム3eと係合するカム4aを備え、一方向の回動を前記ノック棒3に伝達し、他方向の回動を前記ノック棒3に伝達しない、リング状の回転子4とを備えている。
また、定量塗布体Aは、前記回転子4を収容し、前記ノック棒3の下方向の移動によって、前記回転子4を回動させる螺旋状のガイド溝6d,6eを有するカラー部材6と、前記ノック棒3と共に回動可能に、かつ前記ノック棒3に対して上下方向に摺動可能に取り付けられたねじ棒5と、前記カラー部材6内に収容され、前記ねじ棒5と螺合するねじ体7とを備えている。
また、前記カラー部材6の上端部に設けられた爪部6gは、前記鍔部3dの上面に係合している。また前記ねじ体7は、カラー部材6の底面6aの上に載置されている。
また、前記カラー部材6の上端部に設けられた爪部6gは、前記鍔部3dの上面に係合している。また前記ねじ体7は、カラー部材6の底面6aの上に載置されている。
また、前記回転子4と前記ねじ体7の間には、スプリング13が設けられ、前記回転子4と前記ねじ体7には前記スプリング13の反発力が作用し、回転子4(ノック棒3)を常時上方に押し上げる方向に付勢している。しかも、前記カラー部材6の爪部6gが、前記鍔部3dの上面に係合しているため、前記カム3eとカム4aが噛み合っている。
また、前記ねじ体7は、ねじ棒5の回動によって前記ねじ棒5を下方向移動させるが、所定力以上の回転力がねじ棒5から受けると、前記カラー部材6に対して、空回りし、ねじ棒5が下方向に移動しないように構成されている。
また、前記ねじ体7は、ねじ棒5の回動によって前記ねじ棒5を下方向移動させるが、所定力以上の回転力がねじ棒5から受けると、前記カラー部材6に対して、空回りし、ねじ棒5が下方向に移動しないように構成されている。
また、前記ねじ棒5の下端部には、突っ張り棒8が取り付けられ、前記ねじ棒5と共に、下方向に移動するように構成されている。この突っ張り棒8は、定量塗布具AにキャップBを装着した際、キャップBによって上方に移動し、定量塗布具Aを初期状態に復帰させるものである。
前記ねじ棒5の下端部には、ピストン弁11が設けられ、このピストン弁11の先端部に、スプリング14を介してピストン12が設けられている。
前記スプリング14は、ピストン弁11がピストン12との間に介装され、キャップBが装着されている間、ピストン弁11の弁部11dがピストン12の開口部12cを閉じ、キャップBが取り外されている間、ピストン弁11の弁部11dがピストン12の開口部12bを開放するように構成されている。
前記スプリング14は、ピストン弁11がピストン12との間に介装され、キャップBが装着されている間、ピストン弁11の弁部11dがピストン12の開口部12cを閉じ、キャップBが取り外されている間、ピストン弁11の弁部11dがピストン12の開口部12bを開放するように構成されている。
また、塗布する液体が収容されている液体タンク9は、2重の円筒形状に形成され、前記ピストン弁11がその中央部分を挿通している。また、前記液体タンクは9の先端部分には、塗布対象物と当接する塗布部10が取り付けられている。
(キャップ体の概略構成)
キャップ体Bは、図2に示すように、前記塗布部10を収容するキャップ本体20と、前記キャップ本体20に対して、上下動可能に形成され、前記塗布部10の液体を導出する導出口10a圧接し、前記導出口10aを閉塞するキャップ弁21と、前記キャップ本体20とキャップ弁21との間に設けられたスプリング22とを備えている。
このキャップ本体20の先端部20aが前記外筒2内に進入することにより、前記キャップ本体20の上端部が前記突っ張り棒8に当接し、更にキャップ本体20の先端部20aが外筒内に進入することによって、前記突っ張り棒8を上方に移動させ、定量塗布具Aが初期状態に復帰するように構成されている。
キャップ体Bは、図2に示すように、前記塗布部10を収容するキャップ本体20と、前記キャップ本体20に対して、上下動可能に形成され、前記塗布部10の液体を導出する導出口10a圧接し、前記導出口10aを閉塞するキャップ弁21と、前記キャップ本体20とキャップ弁21との間に設けられたスプリング22とを備えている。
このキャップ本体20の先端部20aが前記外筒2内に進入することにより、前記キャップ本体20の上端部が前記突っ張り棒8に当接し、更にキャップ本体20の先端部20aが外筒内に進入することによって、前記突っ張り棒8を上方に移動させ、定量塗布具Aが初期状態に復帰するように構成されている。
次に、この定量塗布体Aの構成する各部材について、更に図2乃至図20に基づいて説明する。
(外筒の構成)
まず、外筒2について図2及び図3に基づいて説明する。
この外筒2は円筒状に形成され、上部には径方向に突出した鍔部2aが形成されている。この鍔部2aには、ノック棒3の爪部3b(図3参照)が係止される。また、前記外筒2の内壁には、前記突っ張り棒8の上下動を案内する溝2bと、液体タンク9の上下動を案内する溝2cが形成されている。
このように外筒2が形成されているため、外筒2とノック棒3は一体的に上下動可能に構成され、前記突っ張り棒8と液体タンク9は、外筒2に対して回動することなく、溝2b,2cに案内されながら、相対的に、かつ安定した上下動を行うことができるように構成されている。
(外筒の構成)
まず、外筒2について図2及び図3に基づいて説明する。
この外筒2は円筒状に形成され、上部には径方向に突出した鍔部2aが形成されている。この鍔部2aには、ノック棒3の爪部3b(図3参照)が係止される。また、前記外筒2の内壁には、前記突っ張り棒8の上下動を案内する溝2bと、液体タンク9の上下動を案内する溝2cが形成されている。
このように外筒2が形成されているため、外筒2とノック棒3は一体的に上下動可能に構成され、前記突っ張り棒8と液体タンク9は、外筒2に対して回動することなく、溝2b,2cに案内されながら、相対的に、かつ安定した上下動を行うことができるように構成されている。
(ノック棒の構成)
次に、ノック棒3について図2及び図4に基づいて説明する。
前記ノック棒3は円柱状に形成され、その中心部に貫通孔3aが形成されている。この貫通孔3aは、上部に形成された断面円形の第1の貫通孔3a1と、前記第1の貫通孔3a1と連通した、断面楕円状(長軸方向が直線で形成された楕円形状)に形成された第2の貫通孔3a2とを有している。
このように、第2の貫通孔3a2が、断面楕円状(長軸方向が直線で形成された楕円形状)に形成されているため、断面楕円状(長軸方向が直線で形成された楕円形状)のねじ棒5が第2の貫通孔3a2に挿入された状態において、ねじ棒5に対して、前記ノック棒3の回動を伝達することができ、また、ねじ棒5をノック棒3に対して上下動させることができる。
次に、ノック棒3について図2及び図4に基づいて説明する。
前記ノック棒3は円柱状に形成され、その中心部に貫通孔3aが形成されている。この貫通孔3aは、上部に形成された断面円形の第1の貫通孔3a1と、前記第1の貫通孔3a1と連通した、断面楕円状(長軸方向が直線で形成された楕円形状)に形成された第2の貫通孔3a2とを有している。
このように、第2の貫通孔3a2が、断面楕円状(長軸方向が直線で形成された楕円形状)に形成されているため、断面楕円状(長軸方向が直線で形成された楕円形状)のねじ棒5が第2の貫通孔3a2に挿入された状態において、ねじ棒5に対して、前記ノック棒3の回動を伝達することができ、また、ねじ棒5をノック棒3に対して上下動させることができる。
前記ノック棒3の上面には、上方に延設された爪部3bが設けられている。また前記ノック棒3の上面外周部には、第1の鍔部3cが形成されている。前記爪部3bが、前記外筒2の鍔部2aの上面に係止されることにより、この第1の鍔部3cと爪部3bとの間に、前記鍔部2aが固定される。即ち、前記外筒2の内部に前記ノック棒3が一体的に取り付けられる。
また、前記ノック棒3の下方には、第2の鍔部3dが形成されている。この第2の鍔部3dの下面には断面三角形状のカム3eが形成されている。このカム3eは、周方向に180度の間隔を持って2個形成されている。このカム3eは、斜面部3e1と略垂直な係止面3e2を有している。
このカム3eは、回転子4に形成されたカム4aと係合し、回転子4からの一方向の回動を前記ノック棒3に伝達し、他方向の回動を前記ノック棒3に伝達しないように構成されている。
このカム3eは、回転子4に形成されたカム4aと係合し、回転子4からの一方向の回動を前記ノック棒3に伝達し、他方向の回動を前記ノック棒3に伝達しないように構成されている。
(回転子の構成)
回転子4について図2、図6、図7に基づいて説明する。
この回転子4は円筒状に形成され、その上面には周方向に、連続して断面三角形状のカム4aが複数形成されている。このカム4aは、斜面部4a1と略垂直な係止面4a2を有している。
したがって、回転子4が一方向に回転した際、前記カム4aの斜面部4a1と前記カム3eの斜面部3e1とが当接し、他の方向に回転した際、前記カム4aの係止面4a2と前記カム3eの係止面3e2とが当接するように構成されている。
即ち、前記回転子4が一方向に回転した際に、カム4aの斜面部4a1と前記カム3eの斜面部3e1とが当接し、前記回転子4の回転はノック棒3に伝達されない。
一方、回転子4が他の方向に回転した際には、カム4aの係止面4a2と前記カム3eの係止面3e2とが当接し、回転子4の回転がノック棒3に伝達されるように構成されている。
回転子4について図2、図6、図7に基づいて説明する。
この回転子4は円筒状に形成され、その上面には周方向に、連続して断面三角形状のカム4aが複数形成されている。このカム4aは、斜面部4a1と略垂直な係止面4a2を有している。
したがって、回転子4が一方向に回転した際、前記カム4aの斜面部4a1と前記カム3eの斜面部3e1とが当接し、他の方向に回転した際、前記カム4aの係止面4a2と前記カム3eの係止面3e2とが当接するように構成されている。
即ち、前記回転子4が一方向に回転した際に、カム4aの斜面部4a1と前記カム3eの斜面部3e1とが当接し、前記回転子4の回転はノック棒3に伝達されない。
一方、回転子4が他の方向に回転した際には、カム4aの係止面4a2と前記カム3eの係止面3e2とが当接し、回転子4の回転がノック棒3に伝達されるように構成されている。
また、前記回転子4の外周面には、180度の間隔をもって2個のピン4bが突出して形成されている。
このピン4bは、カラー部材6に形成された螺旋状のガイド溝6d、6e内に収容され、前記ピン4bが螺旋状のガイド溝6d,6e内を移動することにより、前記回転子4を回動させるものである。
このピン4bは、カラー部材6に形成された螺旋状のガイド溝6d、6e内に収容され、前記ピン4bが螺旋状のガイド溝6d,6e内を移動することにより、前記回転子4を回動させるものである。
このように回転子4が形成されているため、ノック棒3(外筒2)が押圧(ノック)されることにより、回転子4はスプリング14に抗しながら、前記螺旋状のガイド溝6d、6eの上方位置から下方位置に回転しながら移動する。この際、前記カム4aの係止面4a2と前記カム3eの係止面3e2とが当接し、前記回転子4の回転はノック棒3に伝達される。
一方、回転子4が、前記螺旋状のガイド溝6d、6eの下方位置から上方位置に回転しながら移動する際には、前記カム4aの斜面部4a1と前記カム3eの斜面部3e1とが当接し、前記回転子4の回転はノック棒3に伝達されない。
一方、回転子4が、前記螺旋状のガイド溝6d、6eの下方位置から上方位置に回転しながら移動する際には、前記カム4aの斜面部4a1と前記カム3eの斜面部3e1とが当接し、前記回転子4の回転はノック棒3に伝達されない。
(ねじ棒の構成)
ねじ棒5について図2、図8、図9に基づいて説明する。
このねじ棒5は円筒状に形成され、その外周面にねじ5a1が形成されたねじ部5aと、下端部に形成された、ピストン弁11が取り付けられる取付け部5bと、前記ねじ棒5が所定角度回転するごとに、液体タンク9の突起9f1に係止される弾性片5cを備えている。
前記ねじ部5aは、前記ノック棒3の第2の貫通孔3a2に挿通可能に、断面楕円状(短軸方向が円弧状の円弧状部と、長軸方向が直線状の直線状部を有する楕円形状)に形成され、円弧状部にねじ5a1が形成され、直線状部は平面5a2が形成されている。
したがって、前記ねじ子棒5がノック棒3の第2の貫通孔3a2に挿通した状態において、前記ノック棒3が回動すると、ねじ子棒5は一体となって回動するが、一方、ねじ子棒5はノック棒3の第2の貫通孔3a2内部を上下に移動することができる。
ねじ棒5について図2、図8、図9に基づいて説明する。
このねじ棒5は円筒状に形成され、その外周面にねじ5a1が形成されたねじ部5aと、下端部に形成された、ピストン弁11が取り付けられる取付け部5bと、前記ねじ棒5が所定角度回転するごとに、液体タンク9の突起9f1に係止される弾性片5cを備えている。
前記ねじ部5aは、前記ノック棒3の第2の貫通孔3a2に挿通可能に、断面楕円状(短軸方向が円弧状の円弧状部と、長軸方向が直線状の直線状部を有する楕円形状)に形成され、円弧状部にねじ5a1が形成され、直線状部は平面5a2が形成されている。
したがって、前記ねじ子棒5がノック棒3の第2の貫通孔3a2に挿通した状態において、前記ノック棒3が回動すると、ねじ子棒5は一体となって回動するが、一方、ねじ子棒5はノック棒3の第2の貫通孔3a2内部を上下に移動することができる。
また、前記取付け部5bは、前記ピストン弁11が挿入、係止される挿入孔5b1と、前記挿入孔5b1の内部に突出した係止突起5b2が設けられている。
この挿入孔5b1にピストン弁11の先端部分が挿入され、前記ピストン弁11の先端部分に形成された係止部11bが前記係止突起5b2に係止される。
また、この前記取付け部5bの外周面に、前記突っ張り棒8の筒部8aが嵌合するように構成されている。
この挿入孔5b1にピストン弁11の先端部分が挿入され、前記ピストン弁11の先端部分に形成された係止部11bが前記係止突起5b2に係止される。
また、この前記取付け部5bの外周面に、前記突っ張り棒8の筒部8aが嵌合するように構成されている。
このようにねじ棒5が形成されているため、ノック棒3が回動すると、ねじ子棒5は一体となって回動し、前記ねじ棒5が所定角度回転すると、前記弾性片5cが、液体タンク9の一つの突起9f1を乗り越え、次の突起9f1に係止される。尚、前記突っ張り棒8は、左右先端部が外筒2の溝部2bに案内されるため、ねじ棒5が回動しても、回動することはない。
また上記したように、ねじ子棒5はノック棒3の第2の貫通孔3a2内部を上下に移動する。
また上記したように、ねじ子棒5はノック棒3の第2の貫通孔3a2内部を上下に移動する。
(カラー部材の構成)
カラー部材6について図2、図10、図11に基づいて説明する。
このカラー部材6は有底円筒状に形成され、底面6aには、前記ねじ棒5が挿通する開孔6bが形成されている。また、前記底面6aに近接した内周面には、前記ねじ体7の周面に形成された舌状片7gと係合する、所定の間隔をもって形成された複数の係合突起6cが形成されている。
また、カラー部材6の周面には、180度の間隔をもって2個の螺旋状のガイド溝6d、6eが形成されている。この螺旋状のガイド溝6d、6eは上方位置と下方位置とが、例えば、45度の回転角度を持って形成されている。
このガイド溝6d、6e内には、前記回転子4のピン4bが摺動可能に収容される。前記ガイド溝6d、6e内をピン4bが摺動することにより、前記回転子4は所定の方向に回動する。
カラー部材6について図2、図10、図11に基づいて説明する。
このカラー部材6は有底円筒状に形成され、底面6aには、前記ねじ棒5が挿通する開孔6bが形成されている。また、前記底面6aに近接した内周面には、前記ねじ体7の周面に形成された舌状片7gと係合する、所定の間隔をもって形成された複数の係合突起6cが形成されている。
また、カラー部材6の周面には、180度の間隔をもって2個の螺旋状のガイド溝6d、6eが形成されている。この螺旋状のガイド溝6d、6eは上方位置と下方位置とが、例えば、45度の回転角度を持って形成されている。
このガイド溝6d、6e内には、前記回転子4のピン4bが摺動可能に収容される。前記ガイド溝6d、6e内をピン4bが摺動することにより、前記回転子4は所定の方向に回動する。
また、このカラー部材6の上端部から立上がり部6fが延設され、前記立上がり部6fの上端部には爪部6gが形成されている。この爪部6gは、前記ノック棒3の第2の鍔部3dに係止される。
(ねじ体の構成)
ねじ体7について図2、図12に基づいて説明する。
このねじ体7は有底の2重円筒状に形成され、底面7aには前記ねじ棒5が挿通する開孔7bが形成されている。
また、前記底面7aから上方に延設された内周側円筒7cの内周面には、ねじ部7dが形成されている。このねじ部7dはねじ棒5のねじ部5aと螺合する。
前記ねじ棒5のねじ部5aが、ねじ体7のねじ部7dに螺合し、前記ねじ棒5が回動することにより、ねじ棒5は下方向に移動する。即ち、ねじ棒5は下方向に移動することによって、ピストン弁11(ピストン11)を前進させることができる。
ねじ体7について図2、図12に基づいて説明する。
このねじ体7は有底の2重円筒状に形成され、底面7aには前記ねじ棒5が挿通する開孔7bが形成されている。
また、前記底面7aから上方に延設された内周側円筒7cの内周面には、ねじ部7dが形成されている。このねじ部7dはねじ棒5のねじ部5aと螺合する。
前記ねじ棒5のねじ部5aが、ねじ体7のねじ部7dに螺合し、前記ねじ棒5が回動することにより、ねじ棒5は下方向に移動する。即ち、ねじ棒5は下方向に移動することによって、ピストン弁11(ピストン11)を前進させることができる。
また、底面7aから上方に延設された外周側円筒7eの外周面には、開口部7fが設けられ、前記開口部7f内には、前記カラー部材6の係合突起6cと係合する舌状片7fが形成されている。
前記ねじ体7に、ねじ棒5から一定力以上の回転力が作用すると、係合突起6cと舌状片7fの係合が解かれ、ねじ体7が回転(空転)するように構成されている。
前記ねじ体7に、ねじ棒5から一定力以上の回転力が作用すると、係合突起6cと舌状片7fの係合が解かれ、ねじ体7が回転(空転)するように構成されている。
また、図2に示すように、ねじ体7の上面と回転子4の下面との間には、スプリング13が配置されている。このスプリング13によって、回転子4のカム4aはノック棒3のカム3eに圧接するように構成されている。
(突っ張り棒の構成)
突っ張り棒8について図2、図13、図14に基づいて説明する。
突っ張り棒8は、前記ねじ棒5の下端部の取付け部5bが挿入される円筒状の筒部8aと、前記筒部8aの左右両側に突出したキャップ当接部8bとを備えている。このキャップ当接部8bは、キャップ体Bが外筒2に装着されることにより、キャップ本体20の先端部がキャップ当接部8bに当接し、キャップ当接部は押し上げられ、初期状態に戻される。
尚、キャップ当接部8bは、外筒2の溝部2b内を案内されながら摺動するように構成されている。
突っ張り棒8について図2、図13、図14に基づいて説明する。
突っ張り棒8は、前記ねじ棒5の下端部の取付け部5bが挿入される円筒状の筒部8aと、前記筒部8aの左右両側に突出したキャップ当接部8bとを備えている。このキャップ当接部8bは、キャップ体Bが外筒2に装着されることにより、キャップ本体20の先端部がキャップ当接部8bに当接し、キャップ当接部は押し上げられ、初期状態に戻される。
尚、キャップ当接部8bは、外筒2の溝部2b内を案内されながら摺動するように構成されている。
(液体タンクの構成)
液体タンク9について図2、図16、図17に基づいて説明する。
液体タンク9は、2重の有底円筒状からなり、外周側円筒9aと内周側円筒9bとの間に液体を貯留する液体タンク9cが形成される。尚、図に示すように液体タンク9の下端部は、開放されており、前記下端部に塗布部10が取り付けられることにより、液体タンクとして機能する。
前記液体タンク9の上部には、前記カラー部材6が収容される第1の凹部9dが形成されている。また液体タンク9の下部には、前記ピストン12の上部及びスプリング14が収容される第2の凹部9eが形成されている。
液体タンク9について図2、図16、図17に基づいて説明する。
液体タンク9は、2重の有底円筒状からなり、外周側円筒9aと内周側円筒9bとの間に液体を貯留する液体タンク9cが形成される。尚、図に示すように液体タンク9の下端部は、開放されており、前記下端部に塗布部10が取り付けられることにより、液体タンクとして機能する。
前記液体タンク9の上部には、前記カラー部材6が収容される第1の凹部9dが形成されている。また液体タンク9の下部には、前記ピストン12の上部及びスプリング14が収容される第2の凹部9eが形成されている。
更に、前記第1の凹部9dと第2の凹部9eとを連通する貫通孔9fが形成されている。前記貫通孔9fの内周壁の周面には、ねじ棒5の弾性片5cが係合する突起9f1が所定の間隔をもって複数設けられている。この突起9f1は貫通孔9fの軸線方向に延設されている。
また、液体タンク9の上端部から下方向に延設された、前記突っ張り棒8が移動するためのスリット9gが180度の間隔をもって(左右両側に)形成されている。また、液体タンク9の上端部には、外筒2の溝部2cに移動可能に収容される突起9hが設けられている。
また、前記液体タンク9の外周側円筒9aの下端部側には、キャップ本体20が係止する係止突起9iが設けられている。キャップ本体20が装着された際、キャップ本体20は係止突起9iに係止され、塗布部10を密閉する。
また、液体タンク9の上端部から下方向に延設された、前記突っ張り棒8が移動するためのスリット9gが180度の間隔をもって(左右両側に)形成されている。また、液体タンク9の上端部には、外筒2の溝部2cに移動可能に収容される突起9hが設けられている。
また、前記液体タンク9の外周側円筒9aの下端部側には、キャップ本体20が係止する係止突起9iが設けられている。キャップ本体20が装着された際、キャップ本体20は係止突起9iに係止され、塗布部10を密閉する。
(塗布部の構成)
塗布部10について図2、図17に基づいて説明する。
塗布部10は底有円筒状に形成され、底面10aには液体を導出する複数の導出口10bが形成されている。また、塗布部10の上端部10cは、鍔部10dの上面が、液体タンク9の外周側円筒9aの下端面に当接するまで、外周側円筒9aの内部に進入、嵌合させる。
これにより、前記液体タンク9の下端面を閉塞し、液体タンク9として形成すると共に、塗布部10が液体タンクの下端部に設けられる。
塗布部10について図2、図17に基づいて説明する。
塗布部10は底有円筒状に形成され、底面10aには液体を導出する複数の導出口10bが形成されている。また、塗布部10の上端部10cは、鍔部10dの上面が、液体タンク9の外周側円筒9aの下端面に当接するまで、外周側円筒9aの内部に進入、嵌合させる。
これにより、前記液体タンク9の下端面を閉塞し、液体タンク9として形成すると共に、塗布部10が液体タンクの下端部に設けられる。
(ピストン弁の構成)
ピストン弁11について図2、図18に基づいて説明する。
ピストン弁11は円柱状からなる本体部11aと、本体部11aの上面から上方に延設された、前記ねじ棒5の係止突起5b1に係止される係止部11bを備えている。
また、前記本体部11の下方には外周面から突出したスプリング受け部11cが形成されている。このスプリング受け部11cは、図2に示すように、ピストン12との間に介装されるスプリング14の端部を受けるものである。
また、ピストン弁11の下端面には、ピストン14に形成された開口の開閉を行う弁部11dが形成されている。
ピストン弁11について図2、図18に基づいて説明する。
ピストン弁11は円柱状からなる本体部11aと、本体部11aの上面から上方に延設された、前記ねじ棒5の係止突起5b1に係止される係止部11bを備えている。
また、前記本体部11の下方には外周面から突出したスプリング受け部11cが形成されている。このスプリング受け部11cは、図2に示すように、ピストン12との間に介装されるスプリング14の端部を受けるものである。
また、ピストン弁11の下端面には、ピストン14に形成された開口の開閉を行う弁部11dが形成されている。
(ピストンの構成)
ピストン12について図2、図19、図20に基づいて説明する。
ピストン12は、円筒状の本体部12aに形成され、その先端部には、開口部12cが形成されたピストン部12bが形成されている。また、前記本体部12aの周面には液体が流入する2つの供給口12dが形成されている。
また、ピストン12の本体部12aの上部には、上方に延設された立上がり部12eが形成され、この立上がり部12の上端部には、前記スプリング14の一端部を係止する2つの係止部12fが形成されている。また、図2に示すように、2つの係止部12fの間の空間12g内に、前記ピストン弁11が挿通するように構成されている。
ピストン12について図2、図19、図20に基づいて説明する。
ピストン12は、円筒状の本体部12aに形成され、その先端部には、開口部12cが形成されたピストン部12bが形成されている。また、前記本体部12aの周面には液体が流入する2つの供給口12dが形成されている。
また、ピストン12の本体部12aの上部には、上方に延設された立上がり部12eが形成され、この立上がり部12の上端部には、前記スプリング14の一端部を係止する2つの係止部12fが形成されている。また、図2に示すように、2つの係止部12fの間の空間12g内に、前記ピストン弁11が挿通するように構成されている。
前記したように、スプリング14の一端部はピストン12と当接し、他端部はスプリング受け部11cと当接している。
そのため、外筒2(定量塗布体A)にキャップ本体20が装着された状態では、キャップ本体20が、ねじ棒5に取り付けられた突っ張り棒8を押し上げる。そのため、ピストン弁12は、突っ張り棒8によってスプリング14の反発力に抗して、開口部12cを開放する。即ち、液体タンクから塗布部10内に液体が供給され、塗布部10内に液体が充填される。
そのため、外筒2(定量塗布体A)にキャップ本体20が装着された状態では、キャップ本体20が、ねじ棒5に取り付けられた突っ張り棒8を押し上げる。そのため、ピストン弁12は、突っ張り棒8によってスプリング14の反発力に抗して、開口部12cを開放する。即ち、液体タンクから塗布部10内に液体が供給され、塗布部10内に液体が充填される。
一方、外筒2(定量塗布体A)にキャップ本体20が外された状態では、ピストン弁12は、スプリング14の反発力によって、開口部12cを閉塞する。即ち、塗布部10と液体タンク9とを遮断するように構成されている。
(定量塗布具の動作、作用)
次に、図2、図21、図22、図23、図24に基づいて、定量塗布具の動作、作用について説明する。
図2に示す、外筒2(定量塗布体A)にキャップ本体20が装着された状態では、キャップ本体20の先端部20aが突っ張り棒8に当接し、前記突っ張り棒8によって、ピストン弁11はスプリング14を圧縮して押し上げられている。また、ピストン弁11の弁部11dは開口部12cを開放している。尚、ピストン12の係止部12fは液体タンクの第2の凹部9eの底面(上面)に当接している。
このように、前記開口部12cが開放しているため、液体タンク9と塗布部10は連通し、液体タンク内の液体が供給口12dを介して、塗布部10に液体が供給されている(充填されている)。
次に、図2、図21、図22、図23、図24に基づいて、定量塗布具の動作、作用について説明する。
図2に示す、外筒2(定量塗布体A)にキャップ本体20が装着された状態では、キャップ本体20の先端部20aが突っ張り棒8に当接し、前記突っ張り棒8によって、ピストン弁11はスプリング14を圧縮して押し上げられている。また、ピストン弁11の弁部11dは開口部12cを開放している。尚、ピストン12の係止部12fは液体タンクの第2の凹部9eの底面(上面)に当接している。
このように、前記開口部12cが開放しているため、液体タンク9と塗布部10は連通し、液体タンク内の液体が供給口12dを介して、塗布部10に液体が供給されている(充填されている)。
一方、キャップ体Bは、図2に示すように、キャップ弁21は、スプリング22によって前記塗布部10に圧接し、前記塗布部10の導出口10bを閉塞し、液体の外部への漏れを防止している。
そして、外筒2(定量塗布体A)からキャップ本体20を取り外すと、図21に示すように、スプリング14の反発力により、ピストン弁11を下方に移動させ、前記開口部12cを弁部11dにより閉塞する。このとき、前記塗布部10内には、液体が充填された状態になされている。
この図21に示す状態において、前記塗布部10を頭皮等の塗布対象物に当て、外筒2(ノック棒3)を押すと、前記外筒2、ノック棒3、回転子4は下方に移動する。しかも、前記回転子4のピン4bがカラー部材6の螺旋状ガイド溝6d、6e内を摺動するため、回転子4は回動しながら、下方に移動する。尚、前記回転子4とノック棒3は、カム4aの係止面4a2と、カム3eの係止面カム3e2が係合しているため、一体となって回動する。
この回転子4(ノック棒3)の回動によって、ねじ棒5に回動し、しかもねじ棒5はねじ体7に螺合しているために、下方向に移動する。尚、前記突っ張り棒8もねじ棒5の下方向の移動に伴い、下方向に移動する。
このねじ棒5の下方向への移動によって、図22に示すように、ピストン弁11は下方向に移動し、ピストン12は前記ピストン弁11に押されて、塗布部10内部を下方向に移動する。
即ち、このピストン12の塗布部10内部の下方向への移動によって、液体の導出口10bから液体が導出される。
このねじ棒5の下方向への移動によって、図22に示すように、ピストン弁11は下方向に移動し、ピストン12は前記ピストン弁11に押されて、塗布部10内部を下方向に移動する。
即ち、このピストン12の塗布部10内部の下方向への移動によって、液体の導出口10bから液体が導出される。
このとき、ねじ棒5が所定角度回動すると、前記ねじ棒5に形成された弾性片5cと液体タンク9の突起9f1との係合が解かれ、隣接する突起9f1と係合する。
即ち、この突起9f1と弾性片5cとの係合、解除によって、使用者はクリック感を得ることができ、このクリック感によって液体が所定量塗布されたことを知ることができる。
即ち、この突起9f1と弾性片5cとの係合、解除によって、使用者はクリック感を得ることができ、このクリック感によって液体が所定量塗布されたことを知ることができる。
ここで、外筒2の押圧を解除すると、前記スプリング13の反発力によって、ノック棒3、回転子4が上方に移動する。そしてノック棒3の鍔部3dがカラー部材6の爪部6gに係止されることにより、移動が停止する。
この回転子4の上方への移動によって、前記回転子4は、螺旋状のガイド溝6d、6eによって下方向への移動時とは反対方向に回動する。
尚、前記回転子4が反対方向に回動するため、前記回転子4のカム4aの斜面部4a1と、ノック棒3はのカム3eの斜面部3e1とが係合し、前記回転子4の回動する力はノック棒3に伝達されず、ノック棒3は回動しない。
この回転子4の上方への移動によって、前記回転子4は、螺旋状のガイド溝6d、6eによって下方向への移動時とは反対方向に回動する。
尚、前記回転子4が反対方向に回動するため、前記回転子4のカム4aの斜面部4a1と、ノック棒3はのカム3eの斜面部3e1とが係合し、前記回転子4の回動する力はノック棒3に伝達されず、ノック棒3は回動しない。
また、ねじ棒5はねじ体7と螺合しているため、外筒2の押圧を解除しても、解除前の状態に置かれる。即ち、ねじ棒5の状態が解除前の状態に置かれるため、ピストン弁11及びピストン12も、解除前の状態に置かれる。
したがって、外筒2の押圧、押圧解除を繰り返すと、ねじ棒5は徐々に下方向に移動し、それに伴いピストン弁11及びピストン12も徐々に下方向に移動し、塗布部10内部の全ての液体を導出口10bから導出する。
このように、塗布部10内の液体が導出した塗布終了状態にあっては、図23に示すように、ピストン12は塗布部10の底面10aに接している。また、前記突っ張り棒8は最下端位置に位置している。
したがって、外筒2の押圧、押圧解除を繰り返すと、ねじ棒5は徐々に下方向に移動し、それに伴いピストン弁11及びピストン12も徐々に下方向に移動し、塗布部10内部の全ての液体を導出口10bから導出する。
このように、塗布部10内の液体が導出した塗布終了状態にあっては、図23に示すように、ピストン12は塗布部10の底面10aに接している。また、前記突っ張り棒8は最下端位置に位置している。
このような塗布終了状態において、外筒2(ノック棒3)を押圧すると、ねじ棒5からねじ体7に所定力以上の回動力が作用するが、前記ねじ体7の舌状片7gと前記カラー部材6の前記突起6cとの係止が解除され、前記ねじ棒5と共に前記ねじ体7が回動するため、ねじ棒5のねじ部5aと、ねじ体7のねじ部7dの破損を抑制することができる。
また、このように構成された定量塗布具1にあっては、上記したように、前記ねじ棒5に形成された弾性片5cと、前記貫通孔9fの内壁に形成された複数の突起9f1とを備えているために、クリック感を得ることができる。
一例を挙げれば、1回の外筒2の押圧によって回転子4(ねじ棒5)が45度回転し、また外筒2の押圧を6回行うことによって、塗布部10内に充填されている液体が全て導出するようになした場合において、前記回転子4(ねじ棒5)が5度回転するごとに、前記クリック感を得るように構成することによって、外筒2の1回の押圧によって塗布される塗布量の1/9の塗布量の液体を塗布対象物に塗布することができる。
一例を挙げれば、1回の外筒2の押圧によって回転子4(ねじ棒5)が45度回転し、また外筒2の押圧を6回行うことによって、塗布部10内に充填されている液体が全て導出するようになした場合において、前記回転子4(ねじ棒5)が5度回転するごとに、前記クリック感を得るように構成することによって、外筒2の1回の押圧によって塗布される塗布量の1/9の塗布量の液体を塗布対象物に塗布することができる。
(定量塗布具の復帰動作、作用)
次に、塗布終了後、前記定量塗布体Aを初期状態(塗布可能状態)に復帰させる動作について説明する。
図24に示すように、前記キャップ本体20を外筒2の内部に挿入し、前記キャップ本体20の先端部20aを突っ張り棒8に当接させ、前記キャップ本体20で突っ張り棒8を上方に移動させる(押し上げる)。
次に、塗布終了後、前記定量塗布体Aを初期状態(塗布可能状態)に復帰させる動作について説明する。
図24に示すように、前記キャップ本体20を外筒2の内部に挿入し、前記キャップ本体20の先端部20aを突っ張り棒8に当接させ、前記キャップ本体20で突っ張り棒8を上方に移動させる(押し上げる)。
この突っ張り棒8の上方に伴い、ねじ棒5も上方に移動するが、ねじ棒5がねじ体7に螺合しているため、ねじ体7もスプリング13の反発力に抗して、上方に移動する。このねじ体7の上昇により、ねじ体7の舌状片7gとカラー部材の係合突起6cの係合が解かれ、ねじ棒5は上方に移動する。
そして、突っ張り棒8を所定位置まで上方に移動させると、前記ねじ体7はスプリング14の反発力によって下方に移動し、ねじ体7の舌状片7gとカラー部材の係合突起6cは係合する。
尚、ねじ棒5が上方に移動する際、ノック棒3、回転子4、カラー部材6の状態の変化はない。
そして、突っ張り棒8を所定位置まで上方に移動させると、前記ねじ体7はスプリング14の反発力によって下方に移動し、ねじ体7の舌状片7gとカラー部材の係合突起6cは係合する。
尚、ねじ棒5が上方に移動する際、ノック棒3、回転子4、カラー部材6の状態の変化はない。
一方、ねじ棒5の上方への移動に伴い、ピストン弁11が上方に移動する。また、ピストン弁11は、ピストン弁11とピストン12の間のスプリング14を介して、ピストン12を上方に移動させる。
そして、図2に示すように、ピストン12の係止部12fが液体タンク9の第2の凹部9eの底面に接すると、ピストン弁11は、前記スプリング14を圧縮し、弁部11dは開口部12cを開放する。
また、前記開口部12bが開放しているため、液体タンク9と塗布部10は連通し、液体タンク内の液体が供給口12dを介して、塗布部10に液体が供給され、充填される。
一方、キャップ体Bのキャップ弁21は、スプリング22によって前記塗布部10に圧接し、前記塗布部10の導出口10bを閉塞し、液体の外部への漏れを防止している。
また、前記開口部12bが開放しているため、液体タンク9と塗布部10は連通し、液体タンク内の液体が供給口12dを介して、塗布部10に液体が供給され、充填される。
一方、キャップ体Bのキャップ弁21は、スプリング22によって前記塗布部10に圧接し、前記塗布部10の導出口10bを閉塞し、液体の外部への漏れを防止している。
尚、上記実施形態では、外筒とノック棒とを別体で形成したものを示したが、特にこれに限定されるものではなく、外筒とノック棒とを一体に形成したものであっても良い。
また、ねじ棒とピストン弁とを別体で形成したものを示したが、特にこれに限定されるものではなく、ねじ棒とピストン弁とを一体に形成したものであっても良い。
また、ねじ棒とピストン弁とを別体で形成したものを示したが、特にこれに限定されるものではなく、ねじ棒とピストン弁とを一体に形成したものであっても良い。
1 定量塗布具
2 外筒
3 ノック棒
3a 第1の貫通孔
3b 第2の貫通孔
3e カム
4 回転子
4a カム
4b ピン
5 ねじ棒
5a ねじ部
5b 取り付け部
5c 弾性片
6 カラー部材
6c 係合突起
6d ガイド溝
6e ガイド溝
7 ねじ体
7d ねじ部
7g 舌状片
8 突っ張り棒
9 液体タンク
9f1 突起
10 塗布部
11 ピストン弁
11d 弁部
12 ピストン
12c 開口部
13 スプリング
14 スプリング
20 キャップ本体
21 キャップ弁
22 スプリング
A 定量塗布体
B キャップ体
2 外筒
3 ノック棒
3a 第1の貫通孔
3b 第2の貫通孔
3e カム
4 回転子
4a カム
4b ピン
5 ねじ棒
5a ねじ部
5b 取り付け部
5c 弾性片
6 カラー部材
6c 係合突起
6d ガイド溝
6e ガイド溝
7 ねじ体
7d ねじ部
7g 舌状片
8 突っ張り棒
9 液体タンク
9f1 突起
10 塗布部
11 ピストン弁
11d 弁部
12 ピストン
12c 開口部
13 スプリング
14 スプリング
20 キャップ本体
21 キャップ弁
22 スプリング
A 定量塗布体
B キャップ体
Claims (7)
- 液体を収容する液体タンクと、前記液体タンクから液体の供給を受けて一定量の液体が収容され、導出口から液体を導出する塗布部とを有し、前記塗布部を塗布する対象物に当てた状態で、操作部をノックすることにより、液体を一定量導出する定量塗布体と、前記定量塗布体の塗布部を覆うキャップ体とを備えた定量塗布具において、
前記定量塗布体は、
使用者のノックによって下方向に移動する、操作部あるいは操作部の一部を構成するノック棒と、
前記ノック棒が下方向へ移動することによって前記ノック棒を回動させる、外周面にピンを有する回転子と、
前記回転子の下面に一端が当接するスプリングと、
前記スプリングの他端が当接し、内周面にねじ部が形成されたねじ体と、
前記回転子の前記ピンが摺動可能に収容され、前記回転子を回動させる螺旋状のガイド溝を有し、かつ前記ねじ体、前記スプリング、前記回転子を収容する円筒状のカラー部材と、
前記ねじ体のねじ部と螺合するねじ部を有し、前記ノック棒の回動により回動し、前記ねじ体によって下方向へ移動するねじ棒と、
前記ねじ棒の先端部に取り付けられるピストンと、を備え、
前記ノック棒がノックにより下方向に移動することにより、前記回転子のピンが螺旋状のガイド溝の上位置から下位置に移動し、前記回転子及び前記ノック棒が回動し、
更に、前記ノック棒の回動により前記ねじ棒が回動すると共に、前記ねじ体によってねじ棒及びピストンが下方向へ移動し、前記塗布部から所定量の液体が導出されることを特徴とする定量塗布具。 - 前記ねじ体の外周面には、舌状片が形成されると共に、前記カラー部材の内周面には、前記ねじ体の舌状片が係合する複数の突起が形成され、
前記ねじ体の舌状片が前記カラー部材の前記突起に係止されることによって、前記ねじ体が前記カラー部材に固定され、固定されたねじ体によって、回動するねじ棒を下方向へ移動させ、
更に、前記ねじ棒からねじ体に所定力以上の回動力が作用すると、前記ねじ体の舌状片と前記カラー部材の前記突起との係止が解除され、前記ねじ棒と共に前記ねじ体が回動することを特徴とする請求項1記載の定量塗布具。 - 2重円筒状に形成された液体タンクと、前記液体タンクの中央部に形成された貫通孔と、前記貫通孔の内壁に形成された複数の突起と、前記ねじ棒に形成された弾性片と、を備え、
前記回転子のピンが螺旋状のガイド溝の上位置から下位置に移動する間に、前記弾性片が前記貫通孔の内壁に形成された複数の突起に対して係止及び係止解除がなされることを特徴と請求項1または請求項2記載の定量塗布具。 - 前記ねじ棒に設けられた、前記キャップ体の先端部が当接する突っ張り棒を備え、
前記塗布部にキャップ体を装着することにより、キャップ体の先端部が突っ張り棒に当接し、前記突っ張り棒を上方に移動させると共に前記ねじ棒を上方に移動させ、前記ねじ棒を初期の状態に復帰させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の定量塗布具。 - 前記ノック棒の上端部が係止される、操作部あるいは操作部の一部を構成する外筒と、前記外筒の内周面に形成された前記突っ張り棒が摺動する溝部と、を備え、
前記外筒にキャップ体が進入し、前記突っ張り棒が上方に移動する際、前記突っ張り棒の先端部が前記溝部を摺動することを特徴とする請求項4記載の定量塗布具。 - 前記ピストンの中央部に形成された、塗布部に液体を供給する開口孔部と、
前記ねじ棒の下端部に取り付けられた、弁部を有するピストン弁と、
前記ピストン弁とピストンの間に設けられたスプリングとを備え、
前記外筒にキャップ体が進入することにより、
キャップ体は塗布部に形成された導出口を閉塞する共に、前記ピストン弁が上方に移動することにより前記スプリングが圧縮され、前記弁部が開口部から離れ、前記塗布部の内部に前記開口部を介して前記液体タンクから液体が供給され、
前記外筒からキャップ体が取り外されることにより、
前記スプリングの反発力によってピストン弁が下方向に移動し、前記弁部によって開口部を閉塞することを特徴とする請求項4または請求項5記載の定量塗布具。 - 前記キャップ体は、
先端部が突っ張りに当接すると共に、前記塗布部を収容するキャップ本体と、
前記キャップ本体に対して上下動可能に形成され、前記塗布部の導出口に圧接し、前記塗布部の導出口を閉塞するキャップ弁と、
前記キャップ本体とキャップ弁との間に設けられたスプリングと、
を備えていることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の定量塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014113116A JP2015227181A (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 定量塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014113116A JP2015227181A (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 定量塗布具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015227181A true JP2015227181A (ja) | 2015-12-17 |
Family
ID=54884931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014113116A Pending JP2015227181A (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | 定量塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015227181A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110116863A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-08-13 | 南京工程学院 | 一种可补充按压式牙膏 |
JP2020179874A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 藤森工業株式会社 | 注出部材挿入構造および包装容器 |
-
2014
- 2014-05-30 JP JP2014113116A patent/JP2015227181A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110116863A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-08-13 | 南京工程学院 | 一种可补充按压式牙膏 |
CN110116863B (zh) * | 2019-03-14 | 2024-04-12 | 南京工程学院 | 一种可补充按压式牙膏 |
JP2020179874A (ja) * | 2019-04-24 | 2020-11-05 | 藤森工業株式会社 | 注出部材挿入構造および包装容器 |
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