JP2015227205A - 定量塗布具 - Google Patents

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聡 住吉
精一 丸山
Seiichi Maruyama
精一 丸山
壽美 玉野
Sumi Tamano
壽美 玉野
小林 武
Takeshi Kobayashi
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Abstract

【課題】取り扱いが容易であり、使用状態の如何にかかわらず、薬剤等の液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体の導出にも適した定量塗布具を提供する。【解決手段】対象物に押当てた状態で、スプリング11の反発力に抗して軸部10の端部を押圧することによって、軸部10に対して相対的にキャップ16及び回止部材13が上方へ移動する。この回止部材13の上方への移動に伴い、前記回止部材13のガイドピン13aがガイドスリット10a、10bによって案内され、前記回止部材13を回動させる。前記回止部材13の回動は前記ねじ棒12を回動し、回動するねじ棒12は前記ねじ体14によって下方に進行し、前記キャップ16の開口部16bから充填された液体を導出する。【選択図】図14

Description

本発明は定量塗布具に関し、例えば、頭髪に塗布する薬剤等の液体を一定量塗布する定量塗布具に関するものである。
本出願人は、先に、容器内に収容された内容物を定量吐出するノック式繰出容器を提案している(特許文献1)。また同様に、高粘度の内容物を繰出す際に、ノック力の損失を防ぎつつ操作感を更に軽くしたノック式塗布具を提案している(特許文献2)。
これら特許文献1,2に示されたノック式繰出容器、ノック式塗布具にあっては、本体の後端部に設けられた天冠あるいは繰出体を押圧することにより、本体内部の塗布液収容部を押圧し、本体の先端部に穂首、塗布体に塗布液を供給するものである。
これら塗布具に合っては、前記したように、本体の後端部に設けられた天冠あるいは繰出体をノックすることにより、内容物を一定量繰出すことができる。
しかしながら、本体の先端部の穂首、塗布体を、塗布する対象物に押し当てることによって、内容物を一定量導出するものでない。そのため、頭髪に塗布する育毛剤のような薬液等を塗布する塗布具のように、対象物に押当てた状態で、内容物を一定量導出するものには適さないという問題があった。
かかる問題を解決するものとして、特許文献3,4に示される定量塗布容器が提案されている。
これら定量塗布容は、容器そのものを反転あるいは傾倒させることにより、薬液などの液体を液体収容部から計量室内に供給口を介して導入する。そして、本体先端の塗布部を塗布すべき対象物に押し当てることにより、前記供給口を閉じ、前記計量室と容器本体側とを遮断する。
一方、前記塗布部が塗布すべき対象物に押し当てられることにより、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されている。
特開2009−254419公報 特開2011−194820公報 特許第4842069公報 特許第4753233公報
ところで、前記した特許文献3,4に示された定量塗布容器にあっては、前記計量室内に貯留される液体量で塗布すべき対象物の複数個所に塗布でき、しかも前記複数個所の塗布で使い切る1回分の量が貯留されている。
しかしながら、前記した特許文献3,4に示された定量塗布容器にあっては、塗布部が塗布すべき対象物に押し当てられることにより、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されているため、本体先端の塗布部を対象物に押し当てた状態が続くと、計量室内に貯留される液体が導出され続けるという技術的課題があった。
即ち、塗布部を対象物に押し当て続けると、前記計量室内に貯留された液体が対象物の一箇所に吐出され、特に液体が薬液の場合等においては、好ましくないという技術的課題があった。
また、前記したように、塗布部の弁体が開き、塗布すべき対象物に対して、薬液などの液体が導出されるように構成されているため、粘性の高い液体の塗布には適さないという技術的課題があった。
更に、前記した特許文献3,4に示された定量塗布容器にあっては、液体が収容された容器自体を反転あるいは傾倒状態になして、本体先端の塗布部を対象物に押し当てなければならず、その取り扱いが容易ではないという技術的課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、取り扱いが容易であり、使用状態の如何にかかわらず、薬剤等の液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体の導出にも適した定量塗布具を提供することを目的とするものである。
本発明にかかる定量塗布具は、薬剤等の液体を収容するボトル部と、ボトル部に対して着脱自在に装着される定量塗布体とを備え、前記定量塗布体を塗布する対象物に押当て、前記押当てた状態で液体を一定量導出する定量塗布具であって、前記定量塗布体は、上端部に設けられたスプリングが係止される係止部と、周面に設けられた螺旋状のガイドスリットと、内周面に形成された突起とを有する円筒状の軸部と、下部に形成されたねじ部と、上部に形成された軸線方向に直線状に延設され、前記軸部の突起と係合する複数の突起とを有し、前記軸部内に収容されるねじ棒と、前記ねじ棒の先端部に取り付けられるピストンと、前記ピストンを内部に収容すると共に、底面に液体を導入、導出する開口部が形成され、前記軸部の下部に、前記軸部に対して上下動かつ回動可能に設けられたキャップと、前記キャップ内に設けられ、前記ねじ棒に螺合することにより、前記ねじ棒を進退させるねじ体と、円筒状の本体部と、前記本体部の外周面に形成された前記ガイドスリット内に移動可能に収容されたガイドピンと、前記本体部の内周部に形成された前記ねじ棒の突起と噛合する歯状突起と、前記本体部の上面に形成された前記スプリングの下端部を係止する係止部と、前記前記本体部の下面から下方向に延設され、前記キャップの上端部と接する脚部とを有し、前記ねじ棒と一体として回動すると共に、前記軸部に対して前記キャップが上下動することにより上下動し、前記上下動に伴い、前記ガイドピンが前記ガイドスリットに案内されることにより、回動する回止部材とを備えたことを特徴としている。
このように構成された本発明にかかる定量塗布具の定量塗布体は、前記軸部を回動させることにより軸部の突起がねじ棒を回動させる共に、前記ねじ体によって前記ねじ棒及びピストンを後退させ、キャップ内に前記開口部から液体を導入し、キャップ内に液体を充填する。
そして、薬剤等の液体を収容するボトル部から定量塗布体を外し、定量塗布体を塗布する対象物に押当てる。
この対象物に押当てた状態で、前記スプリングの反発力に抗して前記軸部の端部を押圧することによって、前記軸部に対して相対的にキャップ及び回止部材が上方へ移動する。この回止部材の上方への移動に伴い、前記回止部材のガイドピンがガイドスリットによって案内され、前記回止部材を回動させる。前記回止部材の回動は前記ねじ棒を回動し、回動するねじ棒は前記ねじ体によって下方に進行し、前記キャップの開口部から充填された液体を導出する。
このように、本発明にかかる定量塗布具の定量塗布体は、薬剤等の液体を収容するボトル部と、ボトル部に対して着脱自在に装着される定量塗布体とを備える定量塗布具であるため、ボトル部から取り出した定量塗布体を塗布対象物に押し当て、軸部を押圧するという簡単な動作で、一定量の液体を導出することができ、取り扱いが容易である。
また、ピストンによりキャップ内部に収容された液体を導出するため、また粘性の高い液体を導出させることができる。
更に、本発明にかかる定量塗布具の定量塗布体は、回止部材のガイドピンがガイドスリットによって案内されて回動し、この回止部材によってピストンを下方に移動させるものであり、しかも前記回止部材の回動量はガイドスリットによって規制されるため、常に一定量の液体を導出することができる。
ここで、前記ねじ体の外周面に形成された係止突起と、前記キャップの内周面の周方向に形成された複数の突起とを備え、前記ねじ体の係止突起と前記キャップの突起とが係止されることによって、前記ねじ体が前記キャップ内に固定され、前記ねじ体に所定力以上の回動力が作用すると、前記前記ねじ体の係止突起と前記キャップの突起との係止が解除され、前記ねじ棒と共に前記ねじ体が回動することが望ましい。
このように、前記ねじ体に所定力以上の回動力が作用すると、前記前記ねじ体の係止突起と前記キャップの突起との係止が解除され、前記ねじ棒と共に前記ねじ体が回動する。
即ち、前記ねじ体の係止突起と前記キャップの突起によって、いわゆるラチェット機構が形成されるため、所定力以上の回動力が作用した場合にも各部材の破損を防止することができる。
本発明によれば、取り扱いが容易であり、使用状態の如何にかかわらず、薬剤等の液体を一定量塗布することができ、また粘性の高い液体の導出にも適した定量塗布具を得ることができる。
図1は、本発明にかかる定量塗布具の第1の実施形態にかかる全体図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図2は図1の縦断面図であって、(a)は、図1(a)の縦断面図、(b)は図1(b)の縦断面図である。 図3はボトルを示す図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は縦断面図である。 図4は保持部材を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は縦断面図である。 図5は軸部を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図、(e)は底面側から見た斜視図である。 図6はねじ棒を示す図であって、(a)は正面図、(b)は斜視図、(c)は(b)の逆方向からの見た斜視図、(d)は縦断面図である。 図7は回止部材を示す図であって、(a)は平面図、(b)は斜視図、(c)は(b)の逆方向からの見た斜視図である、 図8はねじ体を示す図であって、(a)は正面図、(b)は縦断面図、(c)は斜視図である。 図9はキャップを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)の逆方向からの見た斜視図,(c)は縦断面図、(d)は底面図である。 図10はピストンを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。 図11はネジ棒周りの回転動作状態を示した横断面図である。 図12はキャップへの液充填時の状態を示す図であって、(a)は、図2(a)に対応する縦断面図、(b)は図2(b)に対応する縦断面図である。 図13はキャップへの液充填時の状態(非押圧状態)を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は一部断面図である。 図14はキャップへの液充填時の状態(非押圧状態)を示す縦断面図である。 図15は液充填されたキャップの押圧状態を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は一部断面図である。 図16は液充填されたキャップの押圧状態を示す縦断面図である。
以下、本発明にかかる定量塗布具の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1,2示すように、この定量塗布具1は、定量塗布体Aと、薬剤等の液体を収容するボトル部Bから構成され、前記定量塗布体Aはボトル部Bに対して、着脱自在に構成されている。
前記ボトル部Bは、薬剤等の液体を貯留するボトル2と、定量塗布体Aを保持する保持体3を備えている。
前記ボトル2は、図3に示すように、上面部2aに開口部2bが形成され、内部に薬剤等の液体を貯留する貯留部2cが形成されている。また、前記ボトル2の開口部2aには、上方に延びる側壁2dが設けられている。
また、図4に示すように、定量塗布体Aを保持する保持体3は、全体として略円筒状の本体部3aと、前記本体部3aの下端部に形成された円弧状の切込み部3bとを備えている。
前記本体部3aの下面は、図2に示すように、前記ボトル2に装着された際、ボトル2の底面に接するように形成され、前記円弧状の切込み部3bを介して、前記保持体3の本体部3a内にボトル2内に貯留された液体が流入、流出するように形成されている。
また、前記本体部3aの上端部側には周壁3cから突出した鍔部3dが形成されている。この鍔部3dの下面は、図2に示すように、ボトル2の側壁2dの上面と当接し、前記鍔部3dはボトル2に係止される。また、前記保持体3の略中間部には、爪部3eが形成されている。
このように、前記本体部3aに鍔部3dと爪部3eが形成されているため、前記保持体3の本体部3aをボトル2の開口部2b内に差し込むと、前記本体部3aは爪部3eを内側に撓ませながら移動する。そして、前記爪部3eはボトル2の内部で元の状態に戻る。
一方、前記鍔部3dはボトル2の側壁2dの上面と当接し、係止される。その結果、前記保持体3が前記ボトル2に差し込まれ装着されると、前記ボトル2と保持体3は一体化する。
また、前記本体部3aの上端部側の内周面には、図4(c)に示すように、内方に突出し、かつ周方向に延設された突起部3fが形成されている。この突起部3fが、定量塗布体Aを構成する後に述べる軸部10と嵌合することによって、定量塗布体Aがボトル部Bから容易に脱落しないようになすためのものである。
また、前記本体部3aの下端部側の内周面には、平面部3g1を有する突起部3gが形成されている。
この平面部3g1を有する突起部3gは、定量塗布体Aを構成する後に述べるキャップ16のボトル2への挿入方向を規制すると共に、前記保持体3に対して、前記キャップ16が回動することがないように規制するためのものである。
次に、定量塗布体Aの構成について、図2及び図5乃至図10に基づいて説明する。
定量塗布体Aは、図2、図5に示すように、上端部に設けられたスプリング11が係止される係止部10fと、周面に設けられた螺旋状のガイドスリット10a,10bと、内周面に形成された突起10gとを有する円筒状の軸部10を備えている。
また、定量塗布体Aは、図2、図6に示すように、下部に形成されたねじ部12aと、上部に軸線方向に直線状に延設され、前記軸部10の突起10gと係合する複数の突起12c(突起部12b)とを有するねじ棒12を備えている。このねじ棒12は軸部10内に収容される。
更に、定量塗布体Aは、図2、図7に示すように、回止部材13が備えられている。この回止部材13は、円筒状の本体部13dと、前記本体部13dの外周面に形成された前記ガイドスリット10a,10b内に移動可能に収容されたガイドピン13aと、前記本体部13dの内周部に形成された前記ねじ棒12の突起と噛合する歯状突起13bと、前記本体部13d上面に形成された前記スプリング11の下端部を係止する係止部13cと、前記前記本体部13dの下面から下方向に延設され、前記キャップ16の上端部と接する脚部13fとを有している。
この回止部材13は、前記ねじ棒12と一体として回動すると共に前記ねじ棒12の軸線方向に移動可能に形成されている。
更に、定量塗布体Aは、図2、図10に示すように、前記ねじ棒12の先端部に取り付けられるピストン15を備え、また図2、図9に示すように、前記ピストン15を内部に収容すると共に、底面16aに液体を導入、導出する開口部16bが形成され、前記軸部10の下端部に、前記軸部10に対して、上下動、回動可能に係止されるキャップ16を備えている。
また、定量塗布体Aは、図2、図8に示すように、前記キャップ16内に固定して設けられ、前記ねじ棒12に螺合することにより、前記ねじ棒12を進退させるねじ体14を備えている。
更に、各構成部材について詳述する。
図5に基づいて、まず軸部10について説明する。
前記軸部10は、円筒状に形成され、その周面には下端側から上端側に向かって、螺旋状に所定長さに形成されたガイドスリット10a,10bが設けられている。
このガイドスリット10a,10bは、いわゆる左ねじ方向に螺旋状に形成され、前記ガイドスリット10a,10b内に、前記回止部材13のガイドピン13aが移動可能に収容される。
前記ガイドスリット10a,10bには、互いに対象に配置され、また夫々のガイドスリット10a,10bの周囲にはコ字状の溝10c、10dが設けられている。
前記コ字状の溝10c、10dは、夫々のガイドスリット10a,10bにガイドピン13aを装着する際、周壁10eを変形させ、ガイドスリット10a,10b内には前記ガイドピン13aを収容するために形成されている。
また、前記軸部10の内部には突起10gが形成され、前記ねじ棒の突起部12b(突起12c)と係合するように構成されている。また、前記軸部10の上端部には、前記スプリング11の上端部が係止される係止部10fが設けられている。
また、軸部10の下端部内周面には、軸部10の軸線方向に所定の長さ寸法を有する凹部10hが形成され、この凹部10hと嵌合することにより軸部10と前記キャップ16が分離することなく、前記軸部10に対して、前記キャップ16が上下動、回動可能に取り付けられる。
次に、図6に基づいて、前記ねじ棒12について説明する。
前記ねじ棒12は、軸線方向に延びる突起12cが周方向に複数設けられている突起部12bと、前記突起部12bの下側にねじ12dが形成されたねじ部12aを備えている。前記ねじ12dは、いわゆる右ねじに形成されている。また、前記突起部12bの径は、前記ねじ部12aの径よりも大径に形成されている。
また、前記ねじ部12aの下端部には、前記ピストン15を係止する係止部12eが設けられている。この係止部12eは、ねじ部12aの下端面から延設された軸部12e1と、前記軸部12e1から突出した爪部12e2とを有している。
また、前記突起部12bの上端部には、前記突起12cと同じ高さ(突起12cの頂部と同径)に形成されたリング部12fが形成されている。このリング部12fは、前記回止部材13の歯状突起13bが当接することにより、ねじ棒12から前記回止部材13が脱落するのを防止している。
次に、図7に基づいて、前記回止部材13について説明する。
前記回止部材13は、リング状の本体部13dと、前記本体部13dの外周面に180度の間隔をもって形成された、2つのガイドピン13aとを備えている。
また、前記ガイドピン13aと90度の間隔をもって、下方に延びる板状の脚部13fが設けられている。また前記リング状の本体部13dの内周面には、歯状突起13bが形成され、前記歯状突起13bの間には、凹部13eが形成されている。
前記リング状の本体部13dの内周面の凹部13e内に、前記ねじ棒12の突起12cが収容され、前記歯状突起13eと前記ねじ棒12の突起12cが噛み合うようになされている。
したがって、前記回止部材13とねじ棒12は一体となって回動するように、回動方向において一体化している。一方、前記回止部材13とねじ棒12は、軸線方向において相対的に移動可能になされている。
尚、前記リング状の本体部13dの径は、ねじ棒12のリング部12fの径よりも大きく形成され、前記リング状の本体部13aの上端面には、前記スプリング11の下端部が係止される係止部13cが形成されている。
次に、図8に基づいて、前記ねじ体14について説明する。
前記ねじ体14は、円筒状の本体部14aと、前記本体部14aの上部14a1の内周面に形成された、前記ねじ棒12のねじ12dと螺合するねじ14bとを備えている。
また、前記本体部14aの下部14a2には、舌状片14cが設けられ、前記舌状片14cの外側面には係止突起14dが形成されている。この舌状片14cの周囲には、コ状の溝14eが形成され、前記舌状片14cは、本体部14aの径方向に変形可能に構成されている。
この舌状片14cの係止突起14dは、図9に示す前記キャップ16の内周面の突起部16cに係止され、一定力以上の回動力が作用すると係止が解除されるように構成されている。
即ち、キャップ16に対して、ねじ体14が回動する、いわゆるラチェット機構として機能するように構成されている。
次に、図9に基づいて、前記キャップ16について説明する。
前記キャップ16は、有底円筒状の本体部16dと、前記本体部16dの内周面に一定の間隔をもって複数形成された突起部16cとを備えている。この突起部16cは、前記したように、前記舌状片14cの係止突起14dを係止するためのものである。
また本体部16dの底面16aには、液体が導入あるいは液体を導出するための開口部(吐出口)16bが設けられている。
また、前記本体部16aの上部外周面には周方向に、係止突起16eが設けられている。この係止突起16eは、軸部10の下端部内周面に形成された凹部10g内に収容され、凹部10gの端面において係止されるように構成されている。
そのため、係止突起16eを有する前記キャップ16は、前記軸部10に対して、上下動、回動可能になされ、前記係止突起16eが凹部10gの端面において係止されることにより、軸部10とキャップ16が分離しないようになされている。
また、本体部16aの中間部から下方向にかけて、平面部16fが形成され、異形断面形状になされている。
前記キャップ16を保持体3に装着する際、前記平面部16fと突起部3gの平面部3g1が一致する場合には、前記キャップ16(定量塗布体A)を保持体3内に進入させることができるが、一致しない場合には、前記キャップ16が保持体3内に進入できないようになされている。
また前記キャップ16(定量塗布体A)を保持体3に装着した後にあっては、前記軸部10を回動させても、キャップ16(定量塗布体A)は、保持体3の突起部3gと前記平面部16fとによって回動が規制され、回動することはないようになされている。
次に、図10に基づいて、前記ピストン15について説明する。
また、前記ピストン15はゴム等の材質で本体部15a形成され、本体部15aの上部にはねじ棒12の係止部12eが係止される凹部15bが形成されている。
前記凹部15bの内周面には、ねじ棒12の爪部12e2を係止する係止突部15b1が設けられている。また、本体部15aの下面には、液押面15cが形成されている。
このように構成された各部材を組み立て、定量塗布体Aを得るには、まず、ねじ棒12の下向から回止部材13を挿入し、ねじ棒12の突起12cと回止部材13の歯状突起(凹部)13bを噛み合わせる。一方、ねじ棒12のねじ12dにねじ体14を螺合させ、更にねじ棒12の下端にピストン15を取り付ける。
そして、前記軸部10内にスプリング11を収容し、前記回止部材13を軸部10内に挿入し、ガイドピン13aを軸部13のガイドスリット10a,10b内に収容する。
このとき、軸部10の突起10gがねじ棒12の突起12cの間の位置するように配置される。この状態を図11に示す。尚、この図11は、軸部10の先端側から後端側をみた断面図である。
更に、前記ねじ棒12の下部及びピストン15をキャップ16内に収容する。このとき、ねじ体14の係止突起14dがキャップ16内の突起部16cに係止されるようにする。そして、前記キャップ16の上端部の係止突起16eを軸部12の下端部の凹部10hに収容することにより、定量塗布体Aが完成する。
このようにして完成した定量塗布体Aでは、前記回止部材13の脚部13fの下端面は、キャップ16の上端部と接し、また前記回止部材13は、スプリング11によってキャップ16側に付勢されている。その結果、キャップ16の上端部の係止突起16eは、軸部12の下端部の凹部10hの下側の端面で係止されている。
また、前記回止部材13のガイドピン13aは、前記したように回止部材13がスプリング11によって付勢されているために、軸部10のガイドスリット10a,10bの下側端部に位置している。
次に、図2、図11、図12に基づいて、前記定量塗布体Aに液体を充填する動作について説明する。
図2に示すように、ボトル部Bに定量塗布体Aが装着された状態にあっては、ピストン15は、キャップ16の底面に位置し、キャップ16内には液体は収容されていない。
この状態で軸部10を、図2、図11に示す矢印X方向(反時計回り)に回動させると、軸部10の突起10gがねじ棒12の突起12cに当たり、前記ねじ棒12を回動させる。
前記ねじ棒12は、キャップ16に係止されたねじ体14と螺合し、しかもねじ棒12のねじ12dは右ねじに形成されているため、相対的にねじ棒12は上方向に後退(移動)する。
即ち、前記キャップ16は保持体3に装着されているため、前記キャップ16は保持体3の突起部3gと前記平面部16fとによって回動が規制され、回動することはない。また、前記保持体3はボトル2の開口部2bに嵌合しているため、保持体3が回動することはない。
したがって、前記軸部10を回動させると、ねじ棒14(ピストン15)は上方向に移動し、キャップ16内に開口部(吐出口)16を介して、液体が導入される。
尚、回止部材13は、前記ねじ棒12と共に回動するが、スプリング11により下方向に付勢されているため、軸線方向に(上方に)移動することなく、その位置が維持される(ガイドピン13aはガイドスリット10a,10bの下端側に位置している)。
このようにして、前記軸部10を回動させることにより、軸部10の突起10gがねじ棒12を回動させ、前記ねじ棒12及びピストン15を後退させ、キャップ16内に前記開口部16bから液体を導入し、液体を充填する。この充填された状態を図12に示す。
尚、ねじ棒12が上方向に移動(後退)し、ピストン15がねじ体14の下面に当接し、ねじ棒12の上方向の移動が規制されると、ねじ棒12の回動力がねじ体14に伝達され、ねじ体14の係止突起14dとキャップ16の突起部16cの係止が解除される。
これにより、ねじ体14がねじ棒12と共に回動し、キャップ16内で空転し、ねじ棒12の上方向の移動が停止する。
次に、この定量塗布体Aの塗布の動作、作用について、図11、図13乃至図16に基づいて説明する。
まず、ボトル部Bから定量塗布体Aを取り出す。取り出した状態の定量塗布体Aを図13及び図14に示す。そして、図13及び図14に示す状態において、液体を塗布する対象物(図示せず)に、前記キャップ16の底面16aを押し当てる。
このキャップ16の底面16aを押し当てると、軸部10に対してキャップ16がY方向(軸部内方)へ移動する。このとき回止部材13の脚部13fがキャップ部16の上端面に接しているため、前記キャップ16のY方向の移動で、回止部材13もY方向に、スプリング11を圧縮しながら、移動する。
このとき、前記回止部材13のガイドピン13aは、軸部10のガイドスリット10a,10bの下端部から上端部へ案内されながら移動し、前記回止部材13を回動させる。
図11に示すように、この回止部材13のZ方向(時計方向)回動によって、ねじ棒12も回動し、ピストン15を下方向に移動(前進)させ、キャップ16内の液体を開口部(吐出口)16bから外部に導出する。
このとき、軸部10の突起10gはねじ棒12の突起12cを乗り越え、次の突起12cと係止される。即ち、定量の塗布がなされる。
そして、液体を塗布する対象物(図示せず)に、前記キャップ16の底面16aへの押し当てを解除する(押圧を解除する)と、前記スプリング11の反発力により、ガイドピン13aがガイドスリット10a、10bの上端部から下端部へ移動するが、ねじ棒12の突起12cと軸部10の突起10gが係合しているため、ねじ棒12及び回止部材13は回転しない。
即ち、ピストンは前記移動(前進)位置に留まることになる。
そして、前記押圧及び押圧の解除を繰り返し、ピストン15を下方向に移動(前進)させ、キャップ16内の液体を開口部16b(吐出口)から所定量吐出する。
尚、前記軸部10の突起10gは、ねじ棒12の突起12cを乗り越え、次の突起12cと係止されるため、いわゆるクリック感を使用者に与えることができる。
この1回のクリック感によって塗布する液体量をあらかじめ規定し、使用者が1回のクリック感を得た後、対象物の他の部位への塗布するようにすれば、対象物の塗布すべき部位に対して、常に所定量の液体を塗布することができる。
また、前記押圧及び押圧の解除を繰り返し、軸部10の突起10gがねじ棒12の複数の突起12cを順次乗り越え、最終的に回止部材13の脚部13fの側部に当接すると、前記押圧することができなくなり(図11参照)、塗布が終了する。
このように、キャップ16の底面16aを押し当てること(一度の押圧)によって、前記回止部材13の回動量が規制されているために、前記ピストン15の移動量も規制され、キャップ16内の液体を一定量開口部16b(吐出口)から導出することができる。
更に言えば、液体を塗布する対象物(図示せず)に、前記キャップ16の底面16aを押し当て続けても、開口部16b(吐出口)から導出される液体量は一定であり、従来のように液体が導出され続けることがなく、キャップ16内に貯留された液体が対象物の一箇所に吐出されることはない。
また、前記したように、ピストン15によりキャップ16内の液体を導出するように構成しているため、粘性の高い液体の塗布にも使用することができる。また、ボトル部Bと定量塗布体Aが分離することができるため、その取り扱いが容易である。
また、キャップ16内に液体の残量がある場合には、ボトル2に装着後、軸部10を反時計方向に回すことにより、ねじ棒12を回転させ、前記ピストン15を前進させることにより、液体をボトル3内に戻すことができる。
この際、前記ピストン15がキャップ16の底面16aの接し、前進することができない場合においても、ねじ体14の係止突起14dとキャップ16の突起部16cの係止が解除され、ねじ棒12とねじ体14とが一体に回転することにより、キャップ16、ピス トン15、ねじ棒12、ねじ体14の破損を防止することができる。
尚、上記実施形態は、一例を示したものであり、例えば、スリットガイドをいわゆる右ねじ方向に螺旋状に形成し、ねじ棒に形成されるねじを左ねじに形成しても良い。
A 定量塗布具
B ボトル部
1 定量塗布体
2 ボトル
3 保持体
10 軸部
10a,10b ガイドスリット
10c 突起
10f 係止部
10g 突起
10h 凹部
11 スプリング
12 ねじ棒
12a ねじ部
12b 突起部
12c 突起
13 回止部材
13a ガイドピン
13b 歯状突起
13c 係止部
13d 本体部
13e 凹部
13f 脚部
14 ねじ体
14a 本体部
14b ねじ
14c 舌状変
14d 係止突起
15 ピストン
16 キャップ
16a 底面
16b 開口部(吐出口)
16c 突起部
16d 本体部
16e 係止突起
16f 平面部

Claims (2)

  1. 薬剤等の液体を収容するボトル部と、ボトル部に対して着脱自在に装着される定量塗布体とを備え、前記定量塗布体を塗布する対象物に押当て、前記押当てた状態で液体を一定量導出する定量塗布具であって、
    前記定量塗布体は、
    上端部に設けられたスプリングが係止される係止部と、周面に設けられた螺旋状のガイドスリットと、内周面に形成された突起とを有する円筒状の軸部と、
    下部に形成されたねじ部と、上部に形成された軸線方向に直線状に延設され、前記軸部の突起と係合する複数の突起とを有し、前記軸部内に収容されるねじ棒と、
    前記ねじ棒の先端部に取り付けられるピストンと、
    前記ピストンを内部に収容すると共に、底面に液体を導入、導出する開口部が形成され、前記軸部の下部に、前記軸部に対して上下動かつ回動可能に設けられたキャップと、
    前記キャップ内に固定して設けられ、前記ねじ棒に螺合することにより、前記ねじ棒を進退させるねじ体と、
    円筒状の本体部と、前記本体部の外周面に形成された前記ガイドスリット内に移動可能に収容されたガイドピンと、前記本体部の内周部に形成された前記ねじ棒の突起と噛合する歯状突起と、前記本体部の上面に形成された前記スプリングの下端部を係止する係止部と、前記前記本体部の下面から下方向に延設され、前記キャップの上端部と接する脚部とを有し、前記ねじ棒と一体として回動すると共に、前記軸部に対して前記キャップが上下動することにより上下動し、前記上下動に伴い、前記ガイドピンが前記ガイドスリットに案内されることにより、回動する回止部材と、
    を備えたことを特徴とする定量塗布具。
  2. 前記ねじ体の外周面に形成された係止突起と、前記キャップの内周面の周方向に形成された複数の突起とを備え、
    前記ねじ体の係止突起と前記キャップの突起とが係止されることによって、前記ねじ体が前記キャップ内に固定され、前記ねじ体に所定力以上の回動力が作用すると、前記前記ねじ体の係止突起と前記キャップの突起との係止が解除され、前記ねじ棒と共に前記ねじ体が回動することを特徴とする請求項1記載の定量塗布具。
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