JP2015226999A - ファイルフォルダ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】綴じ具10は、断面U字状に折り曲げられた一端側に設けられ、先端に細先部10a1を有すると共に紙束20の一方の細長孔20aに挿入されるオス足部10aと、他端側に設けられ、前記細先部が挿入可能な第1の小孔10b1が形成されると共に前記紙束の他方の細長孔20bに挿入されるメス足部10bと、前記オス足部と前記メス足部との間に設けられ、前記細先部が挿入可能な第2の小孔10c1が形成された肩部10cとを有し、前記紙束の一対の細長孔の間には前記オス足部の細先部が挿入可能な第3の小孔20cが穿孔され、前記紙束上に前記メス足部と前記オス足部とが順に折り重ねられ、前記細先部が前記第1の孔と前記第3の孔と前記第2の孔とに入れ込まれて前記紙束を綴じる。
【選択図】図1
Description
図6に特許文献1に開示されるファイルフォルダ40及び書類ファスナ50の斜視図を示す。また図7に、図6のファイルフォルダ40に紙束60を保持した状態の斜視図を示す。図6に示すように書類ファスナ50は、長手方向に延びる胴部51と、この胴部51の両端から延びる一対の折り返し片52、53とを有する樹脂製の板素材からなり、樹脂シートをプレス工程等により切断して作られる。
そして、図7に示すように書類ファスナ50の折り返し片52、53を先にファイルフォルダ50の綴じ穴50aに裏側から差し込んだ後、さらに紙束60の綴じ穴60aに裏側から差し込み、図7に示すように表側に突出した折り返し片52、53を相寄る方向に折り曲げることによって、綴じ込むようになっている。
尚、前記綴じ具は、前記ファイル本体に切り込みによって形成されていることが望ましい。
即ち、本発明に係るファイルフォルダによれば、従来のような金属製や樹脂製の書類ファスナを用いなくても強固に紙束を綴じることができる。
また、綴じ具がフォルダ本体と同じ材質により一体形成されるため、例えば破棄する際に、分別作業を省くことができる。
また、前記ファイル本体と前記綴じ具とは、紙により形成されていることが望ましく、その場合には、破棄する場合に、綴じ具から紙束を外す必要なく、完全に分別作業を無くすことができる。
このファイルフォルダ1において、表表紙3もしくは裏表紙4の一辺の縁部側には、切り込みによりファスナ部10(綴じ具)が形成されている(本実施の形態では表表紙3の一辺の縁部側)。図3に示すように、このファスナ部10によって、紙束20が綴じられる。
具体的には、ファスナ部10は、一端側に設けられたオス足部10aと、他端側に設けられたメス足部10bと、それらの間に設けられた肩部10cとからなる。前記オス足部10aは、図示するように先端に細先部10a1を有し、メス足部10bと肩部10cには、その略中央の位置に円形の小孔10b1(第1の小孔)と、小孔10c1(第2の小孔)とがそれぞれ設けられている。
より具体的に説明すると、図4(c)に示すように、書類20には、ファスナ部10のオス足部10aが挿入可能な細長孔20aと、メス足部20bが挿入可能な細長孔20bと、それら細長孔20a,20bの間に位置し、ファスナ部10の細先部10a1が挿入可能な小孔20c(第3の小孔)とが形成されている。
尚、これら長孔20a、20b、小孔20cは、予め専用の穿孔具(図示せず)等を用いて書類20に形成しておく必要がある。
さらに、図4(d)に示すように、先にメス足部10bを内側に折り曲げ、小孔10b1と小孔20cとの位置を合わせた状態で、その上からオス足部10aを内側に折り曲げ、細先部10a1を縦に重なる3つの小孔10b1、20c、10c1に入れ込むことにより書類20が綴じられる。
図5(a)に示すように書類20には、予め専用の穿孔具(図示せず)等を用いて長孔20a、20b、小孔20cを形成しておく。
また、ファイルフォルダ1において、切り込みにより形成されたファスナ部10のオス足部10aとメス足部10bとを折り曲げて書類20側に立ち上げる。
また、図5(c)に示すように、書類20の表側において、長孔20bから突出したファスナ部10のメス足部10bを先に折り曲げ、その上からオス足部10aを折り重ねる。このとき、ファスナ部10の小孔10c1と書類20の小孔20cとメス足部10b(ファスナ部10)の小孔10b1とが縦に重なった状態となされる。
これにより図5(e)に示すように、ファスナ部10によって書類20が強固に綴じられた状態となる。
即ち、本発明に係るファイルフォルダによれば、従来のような金属製や樹脂製の書類ファスナを用いなくても強固に紙束を綴じることができる。
また、ファスナ部10が表表紙3及び裏表紙4と同じ材質(本実施の形態では厚紙)により一体形成されるため、例えば破棄する際に、分別作業を省くことができる。
尚、書類枚数が増えても対応できるように、ファスナ部10のメス足部10bに設ける小孔10b1の形状は、ファスナ部10の長手方向に沿って延びる長円形に形成しておくことが望ましく、それにより、ファスナ部10の足部を折り畳んだ際に小孔10b1と小孔20cと小孔10b1とが厚さ方向に連通する状態とすることができる。また、オス足部10aに設ける細先部10a1の長さは、少なくとも書類の厚さ分の長さを有するように予め長めに形成しておけばよい。
また、前記実施の形態においては、ファスナ部10をファイルフォルダ1の折り筋が形成されている表表紙3の一辺側に設けたが、その構成に限定されるものではなく、その他の一辺の縁部側に設けてもよい。或いは複数の辺の縁部側にそれぞれ設けて、使用者が使うファスナ部10を選ぶようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、表表紙3に切り込みによりファスナ部10を設けることとしたが、それに限らず、ファスナ部10をフォルダ本体と同材質により別個に形成しておき、例えば接着剤によりフォルダ本体(表表紙3など)に後付けしてもよい。
2 見出し部
3 表表紙
4 裏表紙
10 ファスナ部
10a オス足部10a
10a1 細先部
10b メス足部10b
10b1 小孔(第1の小孔)
10c 肩部
10c1 小孔(第2の小孔)
20 書類(紙束)
20a 長孔
20b 長孔
20c 小孔
Claims (3)
- 紙束を支持するシート状のフォルダ本体と、前記フォルダ本体に一体形成され、断面U字状に折り曲げられることにより前記紙束を貫通する一対の細長孔に挿入されて用いられる綴じ具とを備え、前記綴じ具により前記紙束を綴じて保持するファイルフォルダであって、
前記綴じ具は、
前記断面U字状に折り曲げられた一端側に設けられ、先端に細先部を有すると共に前記紙束の一方の細長孔に挿入されるオス足部と、
他端側に設けられ、前記細先部が挿入可能な第1の小孔が形成されると共に前記紙束の他方の細長孔に挿入されるメス足部と、
前記オス足部と前記メス足部との間に設けられ、前記細先部が挿入可能な第2の小孔が形成された肩部とを有し、
前記紙束の一対の細長孔の間には前記オス足部の細先部が挿入可能な第3の小孔が穿孔され、前記紙束上に前記メス足部と前記オス足部とが順に折り重ねられ、前記細先部が前記第1の孔と前記第3の孔と前記第2の孔とに入れ込まれて前記紙束を綴じることを特徴とするファイルフォルダ。 - 前記綴じ具は、前記ファイル本体に切り込みによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたファイルフォルダ。
- 前記ファイル本体と前記綴じ具とは、紙により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたファイルフォルダ。
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2014
- 2014-05-30 JP JP2014113053A patent/JP6325903B2/ja active Active
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