JP2015226973A - 穴あけ工具 - Google Patents

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JP2015226973A
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ゴッティ アルベルト
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シュナイダー マルクス
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    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

【課題】破損の危険性がより少ない穴あけ工具を提供する。【解決手段】穴あけ工具1は、工作機械に穴あけ工具1を装着するための締結シャフト2と、この締結シャフト2につながる、公称直径DNを有するドリルシャフト3を有し、締結シャフト2とドリルシャフト3は共通の中心軸Mにそって延び、ドリルシャフト3は、切り刃端5が半径方向の境界となる少なくとも1つの主切れ刃4と、面取り部7を備える少なくとも1つの螺旋状の溝6とを有するツイストドリルの形状をもつ。さらに、本ドリルシャフト3は、ドリルシャフト3からの、特に主切れ刃4からの、及び/又は螺旋状の溝6における切りくずの運び去りを支援する少なくとも1つの要素8,9を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、特許請求項1の上位概念に記載の穴あけ工具に関する。
金属材料を加工するための穴あけ工具は、従来技術から公知である。この種の穴あけ工具は、ツイストドリルとも呼ばれ、その側面に主切れ刃を有する。主切れ刃は、実質的に、穴を穿つべき材料の加工を行い、主切れ刃によって切削加工される。主切れ刃には、螺旋状の溝がつながっており、この溝を通って主切れ刃から切りくずが運び去られる。
耐酸及び耐錆鋼の場合のように切りくずの長い材料の場合にはまさに、従来技術から公知の穴あけ工具では、主切れ刃の領域から切りくずを運び出す際、穴あけ工具と穿孔の間で切りくず詰まりが何度も起こり、最終的に穴あけ工具の破損に至る。
このような従来技術から出発して、本発明の目的は、より頑強な穴あけ工具を提供することである。特に、本発明は、破損の危険性がより少ない穴あけ工具を提供することを目的とする。
この目的は、請求項1の主題により解決される。それによると、穴あけ工具は、工作機械内に穴あけ工具を装着するための締結シャフトと、公称直径を有する、前記締結シャフトに接続されるドリルシャフトと、を有する。ここで、前記公称直径は、実質的に、製造される穿孔の直径に対応する。公称直径は、好ましくは、0.05から6mmの範囲である。締結シャフトとドリルシャフトは、共通の中心軸に沿って延びる。両シャフトはまた、互いに同一直線上に延びる。ドリルシャフトは、切り刃端が半径方向の境界となる少なくとも一つの主切れ刃と、面取り部のある螺旋状の溝とを備えるツイストドリルの形状を有する。典型的には、ちょうど2つの主切れ刃とちょうど2つの螺旋状の溝が配置される。ドリルシャフトは、少なくとも1つの、ドリルシャフトから切りくずを運び去ることを支援する要素を有する。特に好ましくは、前記要素は、前記主切れ刃からの切りくずの運び出し、及び/又は、螺旋状の溝での切りくずの運び出しを支援する。
ドリルシャフトの前記少なくとも1つの要素は、切りくずの運び出しを支援し、これにより、中ぐり穴とドリルシャフトの間に切りくずが挟まって動かなくなることがめったにないようにする。これによって、ドリルの破損のリスクが最小となる。
好ましくは、主切れ刃からの及び/又は螺旋状の溝での切りくずの運び出しを支援する前記要素は、ドリルシャフトの一体化された構成要素である。
第1の実施形態では、前記要素は、ドリルシャフトの公称直径の領域的な狭窄部である。
第2の実施形態では、前記要素は、ドリルシャフトの螺旋状の溝のねじれ角の部分的な傾斜変化である。
第3の実施形態では、前記要素は、ドリルシャフトの直径の領域的な狭窄部、及び、ドリルシャフトの螺旋状の溝のねじれ角の部分的な傾斜変化である。
領域的な狭窄部の直径は、ドリルシャフトの公称直径より小さい。従って、ドリルシャフトは、実質的に2つの領域を有し、つまり、公称直径を有する狭窄していない領域と、直径が小さくなった狭窄した領域である。
特に好ましくは、この狭窄部は、面取り部の変化、特に除去(Entfernung)又は研削(Zurueckshleifen)によって得られる。
特に好ましくは、この狭窄部は、中心軸にそって見て、ドリルシャフトの切り刃端に対し間隔をあけて存在する。前記間隔の領域のドリルシャフトは、様々であってよい。第一の変形によると、ドリルシャフトは、狭窄部と切り刃端との間の前記間隔の領域で円柱状に形成される。第2の変形によると、ドリルシャフトは狭窄部と切り刃端との間の前記間隔の領域で円錐状に形成される。
前記第1又は第3の実施形態の第1の変形によると、ドリルシャフトは、ドリルシャフトの切り刃端と狭窄部の間に公称直径を有する。
前記第1又は第3の実施形態の第2の変形によると、ドリルシャフトは、切り刃端と狭窄部の間に、円錐状に延びる部分を備える。特に好ましくは、前記円錐は、1:200の円錐度(Konizitaet)を有し、これは0.286°のテーパ角度(Konuswinkel)に相当する。この円錐部分は、切り刃端の領域の公称直径から、狭窄部へと移行する。
特に好ましくは、円錐状に延びる部分は、切り刃端に直接及び直ちにつながり、ドリルシャフトが切り刃端のところでのみ公称直径を有する。ドリルシャフトの公称直径は、また、中心軸に対して横向きに見ると、ほぼ直線状である。
円錐状部分は、好ましくは、その全長にわたって、一定の円錐度を有する。あるいは、円錐状部分は、第1の領域と第2の領域を有し、第1の領域が切り刃端につながり、第2の領域は第1の領域と狭窄部の間にある。
好ましくは、第1の領域のテーパ角度は、第2の領域のテーパ角度より小さい。特に好ましくは、円錐は、第1の領域で、1:200の円錐度を有し、これは0.286°のテーパ角度に相当する。円錐状部分は、切り刃端の領域の公称直径から狭窄部へと移行する。
狭窄部の前記間隔、つまり、第1又は第3の実施形態の前記第1の変形による円柱状領域と第1又は第3の実施形態の前記第2の変形による円錐状領域の長さは、好ましくは、ドリルシャフトの公称直径の30%から70%の範囲、特には、40%から60%の範囲にあり、特に好ましくは、50%である。前記間隔は、このとき、好ましくは、中心軸に沿って見て、切り刃端から狭窄の始まりまでの間隔として定義される。
好ましくは、狭窄した直径は、ドリルシャフトの公称直径の90%から99%の範囲、特に92%から97%の範囲にあり、特に好ましくは95%である。切り刃端と狭窄部との間にあるドリルシャフトの領域は、好ましくは、公称直径に相当する直径を有する。
好ましくは、ねじれ角又は面取り部の傾斜は、少なくとも変化部分にわたって、変化する。螺旋状の溝の傾斜又は面取り部の傾斜は、同様に、前記変化部分で変化する。特に好ましくは、ねじれ角又は螺旋状の溝の傾斜又は面取り部の傾斜は、中心軸に沿って見ると、切り刃端からの距離が増えるとともに、小さくなる。面取り部は螺旋状の溝の側方の境界をなすため、螺旋状の溝の傾斜は面取り部の傾斜に一致する。ねじれ角は、その際、面取り部の角度に一致する。
ねじれ角の変化又は面取り部の傾斜は、前記変化部分の長さにわたって、連続的又は不連続的である。つまり、ねじれ角又は面取り部は、面取り部の長さにわたって、長さの増分ごとに、一定又は不定に変化できる。
変化部分に対して、ねじれ角及び面取り部の平面上への展開は、好ましくは直線又は曲線である。
主切れ刃からみると、ねじれ角は好ましくは第1の部分で一定の角度をもって延び、この第1の部分に、変化した又は変化するねじれ角をもつ変化部分がつながり、この変化部分に、好ましくは、またもや一定の角度をもつさらなる部分がつながる。
好ましくは、第1の部分のねじれ角は、30°から35°の範囲、特に32°である。変化部分では、ねじれ角は30°から35°、特に32°から、8°から15°の範囲にある角度、特に12°へと変化する。
さらなる部分では、ねじれ角は、好ましくは、8°から15°の範囲、特に12°である。つまり、変化部分にわたって、ねじれ角又は面取り部の角度は、第1の部分の角度からさらなる部分の角度へと変わる。
好ましくは、第1の部分は、中心軸に沿って見て、公称直径の60%から100%の範囲、特に70%から90%の範囲、特に好ましくは80%の長さを有する。好ましくは、第2の部分は、公称直径の100%から500%の範囲、特に350%から500%の範囲、特に好ましくは450%の長さを有する。第1の部分は、中心軸の方向において、切り刃端から中心軸に沿って延びる。
一定のねじれ角をもつ第1の部分の長さは、切り刃端から見た前記狭窄部分の距離と、同じでも、小さくても、大きくてもよい。従って、狭窄部分の始まりは、ねじれ角が変化する変化部分の始まりと、中心軸の方向でみて、同じ場所でも、互いにずれていてもよい。
好ましくは、ドリルシャフトの螺旋状の溝の横断面積の大きさは、ドリルシャフトの実質的な長さにわたって一定である。このとき、実質的な長さとは、切り刃端から、螺旋状の溝が締結シャフトへ出る領域へと移行する位置までの長さと定義される。
好ましくは、横断面積が一定の大きさであることとは別に、又は横断面積が一定の大きさであることに加えて、ドリルシャフト中の螺旋状の溝の横断面形状は、ドリルシャフトの実質的な長さにわたって一定である。一定な横断面形状に関する実質的な長さは、狭窄断面を有する実施形態の場合、一定の直径を有する狭窄部の始まりから、螺旋状の溝が締結シャフトへ出る領域へと移行する位置まで延びる。
一定の横断面積及び/又は一定の横断面形状は、螺旋状の溝がドリルシャフトの長さにわたって狭くなる部分がなく、それによって運び去ろうとする切りくずのせき止めを十分に阻止できるという利点がある。
好ましくは、穴あけ工具は冷却路を有し、これは、締結シャフト及び/又はドリルシャフト内に配置される。
好ましくは、穴あけ工具は、硬質合金から製造される。
さらなる実施形態は、従属請求項に記載される。
図1は、1つの実施形態による穴あけ工具の側面図である。 図2は、図1の穴あけ工具のフロント部分の詳細図である。 図3は、図1の穴あけ工具のフロント部分のさらなる詳細図である。 図4は、別の実施形態による穴あけ工具の側面図である。 図5は、図3の穴あけ工具のフロント部分の詳細図である。 図6は、図4の穴あけ工具のフロント部分の概略図である。 図7aは、上述の図の穴あけ工具の断面形状である。 図7bは、上述の図の穴あけ工具の断面形状である。
本発明の好ましい実施形態を、図をもとに以下に説明するが、これらは、説明のためだけのものであって、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
図1には、第1の実施形態による穴あけ工具1の側面図を示す。穴あけ工具1は、工作機械に穴あけ工具1を装着するための締結シャフト2と、公称直径DNを有する、締結シャフト2につながるドリルシャフト3を有する。ドリルシャフト3を用いて、工作物内に穴を作ることができる。この場合、穴の直径は、公称直径DNに相当する。
公称直径DNは、好ましい実施形態では、0.05mmから6mmの範囲であるのが好ましい。他の寸法も可能である。
締結シャフト2とドリルシャフト3は、共通の中心軸Mにそって延びる。図示した実施形態では、締結シャフト2とドリルシャフト3の間に、移行部シャフト15が配置される。移行部シャフト15をこえて、締結シャフト2の直径はドリルシャフト3の公称直径DNへと変化し、この場合小さくなる。締結シャフト2の直径は、図ではD2で示され、この場合、公称直径DNより大きい。直径D2がドリルシャフト3の直径へと変化することは、公称直径DNへの変化、又は、以下でさらに詳細に説明する、狭まった直径D8への変化を意味する。
ドリルシャフト3は、切り刃端5が半径方向の境界となる、少なくとも1つの主切れ刃4と、面取り部7を備える少なくとも1つの螺旋状の溝6とを有するツイストドリルの形を有する。典型的には、2つの主切れ刃4と2つの螺旋状の溝6とが備わり、主切れ刃4の1つが螺旋状の溝6の1つにそれぞれ割り当てられる。この場合、螺旋状の溝6は、中心軸Mの周りにらせん状に延在し、中心軸に対しねじれ角をもって延びる。図2及び3において、前記ねじれ角は関連符号α1、α2又はα3で示される。ねじれ角は傾斜角(Steigungwinkel)と呼ぶこともできる。
さらに、ドリルシャフト3は、少なくとも1つの要素8又は9を有し、これはドリルシャフト3、特に主切れ刃4から及び/又は螺旋状の溝6内で切りくずを運び出すのを支援する。また、前記少なくとも1つの要素8又は9を用いて、工作物の切削加工の際の切りくずを、より簡単に、主切れ刃4及び螺旋状の溝6から運び去ることができる。
切りくずの運び出しを支援する前記要素は、さまざまな形状であってよい。第1の好ましい実施形態では、前記要素は、ドリルシャフト3の公称直径DNの直径D8への領域的な狭窄部8である。第2の好ましい実施形態では、主切れ刃4から及び/又は螺旋状の溝6での切りくずの運び出しを支援する前記要素は、ドリルシャフト3の螺旋状の溝6のねじれ角α2の部分的な傾斜変化9である。傾斜変化9により、同様に、切りくずの運び出しを支援することができる。第3の実施形態では、前記要素は、公称直径DNの領域的狭窄と、ドリルシャフト3の螺旋状の溝6のねじれ角の部分的な傾斜変化9との組み合わせである。第3の実施形態の場合、第1及び第2の実施形態の組み合わせである。
各実施形態から独立に、図2及び3に関して、前記要素の個々の特徴をより詳しく説明する。
第1及び第3の実施形態による領域的狭窄部8は、図2及び3を見るとよく分かる。領域的狭窄部8は、直径に対し関連番号D8が付けられている。この場合、狭窄した直径D8は、ドリルシャフト3の公称直径DNより小さい。切り刃端5と狭窄領域8との間の領域では、ドリルシャフト3は様々な形状であってよい。図1から3に示す第1の変形では、ドリルシャフト3が、切り刃端5と狭窄領域8の間で、公称直径DNに相当する一定の直径でほぼ円筒状に延びる。図3から6に示す第2の変形では、ドリルシャフト3は、切り刃端5と狭窄領域8の間で、ほぼ円錐状に延び、この領域のドリルシャフト3の直径は、公称直径DNから狭窄領域8の直径D8へと減少する。
狭窄横断面を有する第1の実施形態と、狭窄横断面と変化させたねじれ角とを有する第3の実施形態は、切り刃端5と狭窄領域8の間の領域で、第1の変形により円柱状に、又は第2の変形により円錐状に形成することができる。
第1の変形の場合、切り刃端5から見ると、ドリルシャフト3は、最初公称直径DNで延びる。この領域は、狭窄しない領域10と呼ぶことができる。この狭窄しない領域10に隣接して、直径D8の狭窄部8がつながる。また、狭窄部8は、中心軸Mに沿ってみて、ドリルシャフト3の切り刃端5から間隔Aだけ離して存在する。間隔Aは、図3に対応して示される。間隔Aは、ドリルシャフト3の公称直径DNの好ましくは30%から70%、特に40%から60%、特に好ましくは50%に相当する。つまり、間隔Aは、ドリルシャフト3の公称直径DNより小さいことが好ましい。
第2の変形では、ドリルシャフト3は、切り刃端5と狭窄部の間に円錐状に延びる部分16を備える。ドリルシャフト3は、この円錐状部分16を経て公称直径DNから狭窄部8へと移行する。
第2の変形の特に好ましい実施例では、円錐状に延びる部分が切り刃端5に直接及び直ちにつながる。この場合、ドリルシャフト3は、切り刃端5のところでのみ公称直径DNを有する。ドリル部分の直径は、切り刃端5からすぐ円錐状に延びる部分16を経て直径D8へと小さくなる。
円錐状部分16は、その全長にわたって一定の円錐度を有する。
あるいは、この円錐状部分は、図に示されるように、第1の領域17と第2の領域18とを有し、第1の領域17は切り刃端5につながり、第2の領域18が第1の領域17と狭窄部8との間にある。第1の領域17のテーパ角度β1は、好ましくは、第2の領域18のテーパ角度β2より小さい。
狭窄部8は、好ましくは、面取り部7の変化によって、特に、除去又は研削によって得られる。従って、面取り部7の変化により、狭窄部8が作り出されるべき部分の直径が、公称直径DNから狭窄した直径D8へと小さくなる。
狭窄した直径D8は、ドリルシャフト3の公称直径DNの好ましくは90%から99%までの範囲、特に92%から97%までの範囲にあり、特に好ましくは95%である。
狭窄部8は、もつれた切りくずが穴あけ工具1により穿孔に対しひっかかって動かなくなることはないという利点を持つ。これにより、もつれた切りくずは良好に運び出され、工具の破損のリスクをしっかりと減少させ得る。
第2及び第3の実施形態によると、切りくずの運び出しを支援する要素は、上述のように、ねじれ角αの領域的変化を有する。
ねじれ角は、図ではα1、α2及びα3で示され、少なくとも変化部分11にわたって変化する。この場合、変化部分11は、中心軸Mに沿って長さL11を有する。ねじれ角の変化にともない、上述の変化部分11の螺旋状の溝6又は面取り部7の傾斜は、同様に変化する。螺旋状の溝6の傾斜と面取り部7の角度は、面取り部7が螺旋状の溝6と対応して境界を接するため、互いに一致する。
変化部分11は、図2からよく分かる。変化部分11は、切り刃端5から距離をおいて存在する。さらに、変化部分11は中心軸Mに沿って、上述の長さL11にわたって延びる。ねじれ角α2の変化は、前記変化部分11の長さにわたって、好ましくは連続的又は一定である。別の実施形態では、ねじれ角α2の変化は、上述の変化部分11の長さにわたって、一定でなくてもよく、又は不連続であってもよい。
ねじれ角又は面取り部7の平面上への展開に関し、これらは、変化部分11に対して、直線又は曲線の形であってよいことを意味する。
主切れ刃4からみて、又は切り刃端5からみて、第1の部分12のねじれ角α1は一定の角度α1で延びる。第1の部分12は、長さL12を有する。第1の部分12に、変化させた又は変化するねじれ角α2を有する前述の変化部分11がつながる。さらに、特に好ましい実施形態では、変化部分11に、第1の部分12と反対側に、さらなる部分13がつながる。さらなる部分13は、同様に、一定のねじれ角α3を有する。
変化部分11におけるねじれ角α2の変化と、それに伴う螺旋状の溝6の傾斜変化は、有利には、螺旋状の溝6の切りくずを運び出すのに効果を現す。切りくずは、理想的に、主切れ刃4から離れ、変化部分11のねじれ角α2の変化により、螺旋状の溝6を経てうまく運び出すことができる。それによって、引きとどめられた切りくずによって穿孔がふさがれることを阻止できる。また、これにより、穴あけ工具の破損のおそれがさらに低減される。変化部分11のねじれ角α2を変化させることによって、切りくずの運び出しが容易となる。
ねじれ角又は面取り部角α1は、第1の部分12において、好ましくは30°から35°の範囲、特に32°である。ねじれ角又は面取り部角α2は、さらなる部分11において、好ましくは、8°から15°の範囲、特に12°である。言い換えれば、ねじれ角又は面取り部角α2は、第1の部分12のねじれ角α1からさらなる部分13のねじれ角α3へと変化する。
第1の部分12は、中心軸Mに沿ってみて、長さL12を有し、この長さは、公称直径DNの60%から100%の範囲、特に70%から90%の範囲、特に好ましくは80%である。ねじれ角α2が連続に又は不連続に変化する変化部分11は、好ましくは、公称直径DNの100%から500%の範囲、特に350%から500%の範囲、特に好ましくは450%である長さL11を有する。
ドリルシャフト3が公称直径DNから狭窄直径D8への直径の変化と、変化部分11のねじれ角α2の変化を有する第3の実施形態では、ねじれ角α2の変化が中心軸Mの方向にみて狭窄しない領域10からはなれて始まる場合、特に有利であることを明らかにする。言い換えれば、図に関連符号14で示した変化部分11の始まりが、狭窄領域9の領域にある。つまり、長さL12は、間隔Aより大きい。別の構造も可能である。
狭窄部分8は、好ましくは、変化部分11の長さL11より大きい長さを有する。
螺旋状の溝6の製作のための研磨工具の位置を、変化部分11とさらなる部分13の溝傾斜の連続する変化に連続的に合わせることによって、ドリルシャフトの螺旋状の溝の形状と横断面積の大きさが一定に保たれる。
図7a及び7bは、中心軸Mに対し直角な2つの横断面を示す。図7aは、切り刃端5の領域における断面を示し、図7bは、狭窄領域16における断面を示す。これらの位置での横断面は、狭窄横断面を有するすべての実施形態に対して、ほぼ同一又は非常に似ている。
好ましくは、ドリルシャフト3の螺旋状の溝6の横断面積の大きさは、ドリルシャフト3の実質的な長さにわたって一定である。この場合、実質的な長さは、切り刃端5から、螺旋状の溝が締結シャフト2へと出る領域に移る位置までの長さと定義される。
好ましくは、横断面積の大きさが一定であることとは別に、又は横断面積の大きさが一定であることに加えて、ドリルシャフトの螺旋状の溝の横断面形状は、ドリルシャフトの実質的な長さにわたって一定である。一定の横断面形状に関する実質的な長さは、狭窄横断面を備える実施形態の場合、一定の直径を備える狭窄部の始まりから、螺旋状の溝が締結シャフトへと出る領域に移行する位置まで延びる。
穴あけ工具は好ましくは硬質合金から製造される。
穴あけ工具は、耐酸及び耐錆鋼のような粘性の強い又は弾力性のある又は切りくずの長い加工用材料の加工に特に有利である。このような鋼は、医学技術又は時計技術でしばしば用いられる。
1 穴あけ工具
2 締結シャフト
3 ドリルシャフト
4 主切れ刃
5 切り刃端
6 螺旋状の溝
7 面取り部
8 要素、狭窄領域
9 要素、傾斜変化
10 非狭窄領域
11 変化部分
12 第1の部分
13 さらなる部分
14 変化部分の始まり
15 移行シャフト
16 円錐状部分
17 第1の領域
18 第2の領域

D2 直径 締結部分
D8 狭窄直径
DN 公称直径

L11 長さ 変化部分
L12 第1の部分の長さ

α1 ねじれ角
α2 ねじれ角
α3 ねじれ角

β1 角度
β2 角度

M 中心軸



Claims (20)

  1. 穴あけ工具(1)であって、工作機械に前記穴あけ工具(1)を装着するための締結シャフト(2)と、前記締結シャフト(2)につながる、少なくとも領域的に公称直径(DN)を有するドリルシャフト(3)を有し、
    締結シャフト(2)とドリルシャフト(3)は共通の中心軸(M)にそって延び、
    前記ドリルシャフト(3)は、切り刃端(5)が半径方向の境界となる、少なくとも1つの主切れ刃(4)と、面取り部(7)を備える少なくとも1つの螺旋状の溝(6)とを有するツイストドリルの形状をもつ穴あけ工具(1)において、
    前記ドリルシャフト(3)が、該ドリルシャフト(3)から、特に前記主切れ刃(4)から、及び/又は、前記螺旋状の溝(6)において切りくずを運び去ることを支援する少なくとも1つの要素(8,9)を有することを特徴とする穴あけ工具。
  2. 前記要素(8,9)が、前記ドリルシャフト(3)の一体化した構成要素であることを特徴とする、請求項1に記載の穴あけ工具。
  3. 前記要素が、前記ドリルシャフト(3)の前記公称直径(DN)の領域的狭窄部(8)であり、及び/又は、前記要素が、前記ドリルシャフト(3)の前記螺旋状の溝(6)の部分的な傾斜変化(9)であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の穴あけ工具。
  4. 前記領域的狭窄部(8)の直径(D8)が、前記ドリルシャフト(3)の前記公称直径(DN)より小さいことを特徴とする、請求項3に記載の穴あけ工具。
  5. 前記狭窄部(8)が、前記面取り部(7)の変形、特に除去又は研削により得られることを特徴とする、請求項3又は4に記載の穴あけ工具。
  6. 前記狭窄部(8)が、前記中心軸(M)に沿って見て、前記ドリルシャフト(3)の前記切り刃端(5)から間隔(A)をあけて位置することを特徴とする、請求項3から5のいずれか一項に記載の穴あけ工具。
  7. 前記ドリルシャフト(3)が、前記切り刃端(5)と前記狭窄部(8)の間に、円錐状に延びる部分(16)を有し、この円錐状部分(16)は前記公称直径(DN)から前記狭窄部(8)へと移行することを特徴とする、請求項3から6のいずれかに記載の穴あけ工具。
  8. 前記円錐状に延びる部分(16)が、前記切り刃端(5)に直接及び直ちにつながり、前記ドリルシャフト(3)が前記切り刃端(5)のところでのみ前記公称直径(DN)を有することを特徴とする、請求項7に記載の穴あけ工具。
  9. 前記円錐状部分(16)が、その全長にわたって一定の円錐度を有し、又は、前記円錐状部分(16)が第1の領域(17)と第2の領域(18)を有し、前記第1の領域(17)が前記切り刃端(5)につながり、前記第2の領域(18)は前記第1の領域(17)と前記狭窄部(8)の間にあることを特徴とする、請求項7又は8に記載の穴あけ工具。
  10. 前記第1の領域(17)のテーパ角度(β1)が、前記第2の領域(18)のテーパ角度(β2)より小さいことを特徴とする、請求項9に記載の穴あけ工具。
  11. 前記ドリルシャフト(3)が、前記切り刃端(5)と前記狭窄部(8)との間に、前記公称直径、又は、部分的に前記公称直径を有することを特徴とする、請求項6に記載の穴あけ工具。
  12. 前記間隔(A)は、前記ドリルシャフト(3)の前記公称直径(DN)の30%から70%の範囲にあり、特には、40%から60%の範囲にあり、特に好ましくは、50%であり、及び/又は、前記狭窄直径(D8)は、前記ドリルシャフト(3)の前記公称直径(DN)の90%から99%の範囲、特に92%から97%の範囲にあり、特に好ましくは95%であることを特徴とする、請求項7又は11に記載の穴あけ工具。
  13. 前記ねじれ角(α1、α2、α3)は、少なくとも変化部分(11)にわたって変化し、特には小さくなり、前記部分での前記螺旋状の溝(6)又は前記面取り部(7)の傾斜は同様に変化することを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の穴あけ工具。
  14. 前記ねじれ角(α1、α2、α3)の前記変化は、前記変化部分(11)の長さにわたって、連続的又は不連続的であることを特徴とする、請求項13に記載の穴あけ工具。
  15. 前記変化部分(11)に対する、前記ねじれ角(α1、α2、α3)又は前記面取り部(7)の平面上への展開は、直線又は曲線であることを特徴とする、請求項13又は14に記載の穴あけ工具。
  16. 前記主切れ刃(4)からみて、前記ねじれ角(α1、α2、α3)は、第1の部分(12)では一定の角度(α1)で延び、前記第1の部分(12)に、前記変化された又は変化するねじれ角(α2)を有する前記変化部分(11)がつながり、前記変化部分(11)に、好ましくは、一定のねじれ角(α3)を有するさらなる部分(13)がつながることを特徴とする、請求項14から15のいずれか一項に記載の穴あけ工具。
  17. 前記第1の部分(12)のねじれ角(α1)が、30°から35°の範囲、特に32°であり、前記ねじれ角(α2)が、前記変化部分(11)にわたって、前記第1の部分(12)の前記ねじれ角から、8°から15°の範囲にある角度、特に12°へと小さくなり、及び/又は、前記さらなる部分(13)の前記ねじれ角(α3)は、8°から15°の範囲、特に12°であることを特徴とする、請求項14に記載の穴あけ工具。
  18. 前記第1の部分(12)は、前記中心軸(M)に沿ってみて、前記公称直径(DN)の60%から100%の範囲、特に70%から90%の範囲、特に好ましくは80%である長さを有し、及び/又は、前記変化部分(11)は、前記公称直径(DN)の100%から500%の範囲、特に350%から500%の範囲、特に好ましくは450%である長さを有することを特徴とする、請求項13から17のいずれか一項に記載の穴あけ工具。
  19. 前記ドリルシャフトの前記螺旋状の溝の横断面積の大きさ及び/又は横断面形状が、前記ドリルシャフトの実質的な長さにわたって一定であることを特徴とする、請求項1から18のいずれか一項に記載の穴あけ工具。
  20. 前記穴あけ工具は、前記締結シャフト(2)及び/又は前記ドリルシャフト(3)に配置される冷却溝を有し、及び/又は、前記穴あけ工具は硬質合金から製造され、及び/又は、前記狭窄領域(8)は、前記中心軸(M)にそって、前記変化部分(11)の長さ(L11)より大きい長さを有することを特徴とする、請求項1から19のいずれか一項に記載の穴あけ工具。
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