JP2015226586A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技の趣興性を高めること。【解決手段】ランク役物演出はレベルI回転板39〜確定回転板42を示唆パターン0〜3のいずれとするかに応じて遊技モードが低電サポモードに設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に報知するものであり、遊技者にとってはレベルI回転板39〜確定回転板42が高い期待感の示唆パターン3となることを期待する楽しみができる。【選択図】図9
Description
本発明は遊技球が入球困難な閉鎖状態および入球容易な開放状態間で制御される始動口を備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には第1のモードと第2のモードと第3のモードを備えたものがある。第1のモードは第2のモードおよび第3のモードに比べて始動口への遊技球の入球個数が多いモードであり、第2のモードは第3のモードに比べて始動口への遊技球の入球個数が多いモードである。
第2のモードは第1のモードに比べて遊技者有利な度合いが低いものの第3のモードに比べて遊技者有利な遊技モードであり、遊技者は第1のモード程でないものの現在の遊技モードが第2のモードであることを期待する。
本発明のパチンコ遊技機は次の[1]始動口〜[4]示唆演出手段を備えたところに特徴を有する。
[1]始動口は遊技球が入球困難な閉鎖状態および入球容易な開放状態間で制御されるものであり、遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される。図2の特図始動口21は始動口に相当する。
[2]遊技モード設定手段は遊技モードを第1のモードと第2のモードと第3のモードを含む3以上のいずれかに設定するものである。図25のS118と図26のS124とS125とS129とS130は遊技モード設定手段に相当し、高電サポモードは第1のモードに相当し、低電サポモードは第2のモードに相当し、通常モードは第3のモードに相当する。
[3]制御手段は第1のモードの設定状態では第2のモードの設定状態および第3のモードの設定状態のそれぞれに比べて始動口に多数個の遊技球が入球可能となるように始動口を閉鎖状態および開放状態間で制御し、第2のモードの設定状態では第3のモードの設定状態に比べて始動口に多数個の遊技球が入球可能となるように始動口を閉鎖状態および開放状態間で制御するものである。図11のS12は制御手段に相当する。
[4]示唆演出手段は第2のモードの設定状態でこれが遊技者に明示されていない場合に遊技モードが第2のモードに設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に示唆する示唆演出を行うものである。図34のステップS283は示唆演出手段に相当し、図9のレベルI回転板39とレベルII回転板40とレベルIII回転板41と確定回転板42が示唆パターン0〜3のいずれかで回転停止するランク役物演出は示唆演出に相当する。図3の表示制御回路80は示唆演出手段に相当し、図39の予告映像1〜3は示唆演出に相当する。
[1]始動口は遊技球が入球困難な閉鎖状態および入球容易な開放状態間で制御されるものであり、遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される。図2の特図始動口21は始動口に相当する。
[2]遊技モード設定手段は遊技モードを第1のモードと第2のモードと第3のモードを含む3以上のいずれかに設定するものである。図25のS118と図26のS124とS125とS129とS130は遊技モード設定手段に相当し、高電サポモードは第1のモードに相当し、低電サポモードは第2のモードに相当し、通常モードは第3のモードに相当する。
[3]制御手段は第1のモードの設定状態では第2のモードの設定状態および第3のモードの設定状態のそれぞれに比べて始動口に多数個の遊技球が入球可能となるように始動口を閉鎖状態および開放状態間で制御し、第2のモードの設定状態では第3のモードの設定状態に比べて始動口に多数個の遊技球が入球可能となるように始動口を閉鎖状態および開放状態間で制御するものである。図11のS12は制御手段に相当する。
[4]示唆演出手段は第2のモードの設定状態でこれが遊技者に明示されていない場合に遊技モードが第2のモードに設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に示唆する示唆演出を行うものである。図34のステップS283は示唆演出手段に相当し、図9のレベルI回転板39とレベルII回転板40とレベルIII回転板41と確定回転板42が示唆パターン0〜3のいずれかで回転停止するランク役物演出は示唆演出に相当する。図3の表示制御回路80は示唆演出手段に相当し、図39の予告映像1〜3は示唆演出に相当する。
遊技モードが第2のモードに設定されていることに対する期待感の高さが示唆演出で遊技者に報知されるので、遊技者にとって高い期待感の示唆演出が行われることを期待する楽しみができる。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠2には上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板5が装着されており、下皿板5には下皿6が固定されている。この下皿6は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板5の右端部には、図1に示すように、ハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が装着されている。この発射ハンドル8は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回転可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌9が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌9の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が予め決められた発射停止位置から時計回り方向へ回転操作された状態では発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌9が駆動することで上皿4内の遊技球を上皿4内から弾き出す。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠10が装着されている。この前枠10は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠10には透明な円形状のガラス窓11が固定されている。この前枠10の後方には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤12が配置されている。この遊技盤12は内枠2に固定されたものであり、前枠10のガラス窓11は遊技盤12を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤12には外レール13と内レール14と球止めゴム15が固定されている。これら外レール13〜球止めゴム15のそれぞれは遊技盤12の前方に配置されたものであり、外レール13および内レール14間の隙間は球止めゴム15で塞がれている。
遊技盤12には、図2に示すように、発射通路16および遊技領域17が形成されている。発射通路16は外レール13および内レール14間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域17は外レール13と内レール14と球止めゴム15で囲まれた領域のうち発射通路16を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌9が弾いた遊技球は発射通路16を通して遊技領域17内に放出される。この遊技領域17内には複数の障害釘18が固定されており、発射通路16から遊技領域17内に放出された遊技球は障害釘18に当りながら遊技領域17内を落下する。
遊技盤12には、図2に示すように、遊技領域17内に位置して普図始動口19が固定されている。この普図始動口19は上面および下面が開口するものであり、遊技領域17内の左端部に配置されている。この普図始動口19は遊技盤12の前面から前へ突出するものであり、遊技球が上面から下面を通して通過可能にされている。この普図始動口19内には近接スイッチからなる普図始動口センサ20(図3参照)が固定されており、遊技球が普図始動口19内を通過した場合には普図始動口センサ20が当該遊技球を検出することで普図始動信号を出力する。
遊技盤12には、図2に示すように、遊技領域17内に位置して特図始動口21が固定されている。この特図始動口21は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技盤12の前面から前へ突出している。この特図始動口21には2枚の羽根板22が前後方向へ延びる軸23を介して装着されており、2枚の羽根板22は始動口ソレノイド24(図3参照)の出力軸に連結されている。これら2枚の羽根板22は始動口ソレノイド24の電気的なオン状態で水平な開放状態(二点鎖線参照)となるものであり、2枚の羽根板22の開放状態では遊技球が羽根板22に乗ることで特図始動口21内に容易に入賞可能となる。
2枚の羽根板22は始動口ソレノイド24の電気的なオフ状態で垂直な閉鎖状態となるものであり(実線参照)、2枚の羽根板22の閉鎖状態では2枚の羽根板22間に1個の遊技球が通過可能な隙間が形成される。即ち、特図始動口21は遊技球が入賞困難な閉鎖状態および閉鎖状態に比べて入賞容易な開放状態間で切換えられるものである。この特図始動口21内には近接スイッチからなる特図始動口センサ25(図3参照)が固定されており、遊技球が特図始動口21内に入賞した場合には特図始動口センサ25が当該遊技球を検出することで特図始動信号を出力する。
遊技盤12には、図2に示すように、普図表示器26が固定されている。この普図表示器26は1つのLEDからなるものであり、遊技球が普図始動口19内を通過した場合には当りおよび外れのいずれであるかが判定され、当りおよび外れのいずれであるかが判定された場合には普図表示器26が点滅開始する。この普図表示器26は当りと判定された場合に点灯状態で点滅停止し、外れと判定された場合に消灯状態で点滅停止するものであり、普図表示器26が点滅開始してから点灯状態または消灯状態で点滅停止するまでの映像を普通図柄遊技の映像と称する。この普図表示器26が点灯状態で点滅停止した場合には当り遊技が開始される。この当り遊技は特図始動口21を開放状態とするものであり、特図始動口21は当り遊技を除いて閉鎖状態とされる。
遊技盤12には、図2に示すように、遊技領域17内に位置して特別入賞口27が固定されている。この特別入賞口27は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口27には扉28が左右方向へ指向する軸29を中心に回転可能に装着されている。この扉28は特別入賞口ソレノイド30(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド30の電気的なオフ状態では扉28が垂直な閉鎖状態となることで特別入賞口27の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。
特別入賞口27の扉28は特別入賞口ソレノイド30の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉28の開放状態では遊技球が扉28に乗ることで特別入賞口27内に入賞可能となる。この特別入賞口27内には近接スイッチからなる特別入賞口センサ31(図3参照)が固定されており、遊技球が特別入賞口27内に入賞した場合には特別入賞口センサ31が当該遊技球を検出することで特別入賞信号を出力する。
遊技盤12の後方には、図2に示すように、賞球払出し装置32が固定されている。この賞球払出し装置32はパルスモータからなる払出モータ33(図3参照)を有するものであり、遊技球が特図始動口21および特別入賞口27のそれぞれに入賞した場合には払出モータ33の回転軸が回転操作されることに応じて上皿4内に単位個数の遊技球が賞品として払出される。
遊技盤12には、図2に示すように、遊技領域17内に位置して表示台板34が固定されている。この表示台板34は遊技盤12の前面から前へ突出するものであり、表示台板34には特図表示器35が固定されている。この特図表示器35はLED表示器からなるものであり、遊技球が特図始動口21内に入賞した場合には外れおよび大当りのいずれであるかが判定され、外れおよび大当りのいずれであるかが判定された場合には特図表示器35に特別図柄遊技の映像が表示開始される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものである。この変動状態は特別図柄の種類が(0)→(1)→(2)→(3)→(0)・・の循環的な一定順序で変化している状態であり、変動停止状態は特別図柄の種類の変化が(0)〜(3)のいずれかで停止した状態である。
図4は遊技球が特図始動口21内に入賞した場合に特図表示器35に停止表示される特別図柄の一覧であり、特別図柄遊技の映像は外れと判定された場合に特別図柄(0)で変動停止状態となり、大当りと判定された場合に特別図柄(1)(2)(3)のいずれかで変動停止状態となる。この特別図柄(0)を外れ図柄と称し、特別図柄(1)を通常大当り図柄と称し、特別図柄(2)を低電サポ大当り図柄と称し、特別図柄(3)を高電サポ大当り図柄と称する。
特別図柄遊技の映像が通常大当り図柄と低電サポ大当り図柄と高電サポ大当り図柄のいずれかで変動停止状態となった場合には大当り遊技が開始される。この大当り遊技は特別入賞口27を開放状態とする複数回の大当りラウンドからなるものであり、複数回の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口27内に限度個数(10個)の遊技球が入賞した場合または特別入賞口27の開放時間が限度時間(30.0×1000msec)に到達した場合に終了する。
遊技モードには電チューサポートモード(電サポモードと称する)が設定されている。この電サポモードはオフ状態およびオン状態間で切換えられるものであり、電サポモードのオフ状態では普通図柄遊技の映像の所要時間である普図変動時間が長値(60.0sec)に設定され、遊技球が普図始動口19内を通過した場合に当りと判定する当り確率が低値(5/33)に設定され、当り遊技での特図始動口21の開放時間が短値(0.1sec)に設定される。この電サポモードのオフ状態は遊技球の特図始動口21に対する単位時間当りの入賞個数がN0個に設定されたものであり、電サポモードのオフ状態を通常モードと称する。
図5は電サポモードのオン状態での種類であり、電サポモードのオン状態での種類には低電サポモードおよび高電サポモードが設定されている。低電サポモードは当り確率を高値(33/33)に設定し、普図変動時間を通常モードと同一の長値(60.0sec)に設定し、当り遊技での特図始動口21の開放時間を通常モードと同一の短値(0.1sec)に設定する遊技モードである。この低電サポモードは遊技球の特図始動口21に対する単位時間当りの入賞個数が通常モードに比べて多いN1個に設定されたものであり、低電サポモードは通常モードに比べて遊技者有利なモードである。この通常モードは当り確率と普図変動時間と開放時間のうち当り確率のみが低電サポモードに対して相違し、当り確率が(0%超)に設定されている。従って、遊技者が特図始動口21の挙動から通常モードおよび低電サポモードを見分けることは困難にされている。
高電サポモードは当り確率を高値(100%)に設定し、普図変動時間を短値(2.0sec)に設定し、当り遊技での特図始動口21の開放時間を長値(1.0sec)に設定する遊技モードである。この高電サポモードは遊技球の特図始動口21に対する単位時間当りの入賞個数が低電サポモードに比べて多いN2個に設定されたものであり、高電サポモードは低電サポモードに比べて遊技者有利なモードである。
表示台板34には、図2に示すように、装飾図柄表示器36が固定されている。この装飾図柄表示器36はカラー液晶表示器からなるものであり、遊技球が特図始動口21内に入賞した場合には装飾図柄表示器36の表示領域内に装飾図柄遊技の映像が表示される。この装飾図柄遊技の映像は図柄要素を横3列に変動状態および変動停止状態で順に表示するものである。この図柄要素の変動状態は図柄要素が上から下に向けて移動しながらその種類が変化する状態であり、図柄要素の種類の変化は(1)→(2)→(3)→(4)→(1)・・・の循環的な一定順序で行われる。この図柄要素の変動停止状態は図柄要素の移動表示が目標位置で停止し且つ図柄要素の種類の変化が(1)(2)(3)(4)のいずれかで停止した状態である。
図6は装飾図柄表示器36の表示領域内に表示される装飾図柄遊技の映像であり、左列と中列と右列の図柄要素は同時に変動状態となり(a参照)、1番目が左列(b参照)で2番目が右列(c参照)で3番目が中列(d参照)の順に変動停止状態となる。これら3列の図柄要素の変動停止状態での組合せには大当りの組合せと外れリーチの組合せと外れの組合せが設定されている。大当りの組合せは3列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、外れリーチの組合せは左列および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が相違する組合せであり、外れの組合せは大当りの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれとも異なる組合せである。
装飾図柄表示器36の表示領域内には演出映像が表示される。この演出映像は装飾図柄遊技の映像を視覚的に演出するものであり、装飾図柄遊技の背景映像として表示される。この演出映像は通常映像で始まるものであり、図7の(a)は通常映像である。図7の(b)はリーチ映像1であり、図7の(c)はリーチ映像2であり、図7の(d)はリーチ映像3である。これらリーチ映像1〜3のそれぞれは通常映像から移行するものであり、キャラクタCの挙動が時間の経過に応じて変化する物語調の内容に設定されている。これらリーチ映像1〜3のそれぞれには外れの結末および大当りの結末が設定されており、リーチ映像1〜3のそれぞれは装飾図柄遊技の映像で3列の図柄要素が大当りの組合せとなる場合に大当りの結末で終了し、3列の図柄要素が外れリーチの組合せとなる場合に外れの結末で終了する。
装飾図柄表示器36の表示領域内には、図8に示すように、メッセージ絵柄Mが表示される。このメッセージ絵柄Mは遊技モードが高電サポモードに設定されていると遊技者に明示するものであり、高電サポモードが設定されてから解除されるまで継続的に表示され、通常モードおよび低電サポモードで表示されない。これら通常モードおよび低電サポモードでは装飾図柄表示器36に装飾図柄遊技の映像および演出映像が同一態様で表示され、遊技者が通常モードおよび低電サポモードのいずれであるかを装飾図柄表示器36の表示内容から識別することが不能になる。
上皿4には、図1に示すように、操作スイッチ37が装着されている。この操作スイッチ37は自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、遊技者が手指で押込み操作可能にされている。この操作スイッチ37は操作力が作用することに応じて電気的なオフ状態からオン状態となるものであり、操作力が消滅することに応じてオン状態からオフ状態に自己復帰する。
表示台板34には、図2に示すように、ランク役物38が装着されている。このランク役物38は現在の遊技モードが低電サポモードであることに対する期待感の高さを遊技者に示唆するものであり、前枠10のガラス窓11を通して視認可能にされている。以下、ランク役物38について説明する。
表示台板34には、図9に示すように、レベルI回転板39とレベルII回転板40とレベルIII回転板41と確定回転板42が軸43(図2参照)を中心に回転可能に装着されている。これらレベルI回転板39〜確定回転板42のそれぞれは表面および裏面を有する円板からなるものであり、レベルI回転板39の表面には(I)の文字が記され、レベルI回転板39の裏面は無地にされている。このレベルI回転板39の軸43はレベルIモータ44(図3参照)の回転軸に連結されている。このレベルIモータ44はパルスモータからなるものであり、レベルI回転板39を表面が前を向く表向きの位置および裏面が前を向く裏向きの位置間で回転操作する。
レベルII回転板40は、図9に示すように、レベルI回転板39に比べて高所に配置されたものであり、レベルII回転板40の表面には(II)の文字が記され、レベルII回転板40の裏面は無地にされている。このレベルII回転板40の軸43はレベルIIモータ45(図3参照)の回転軸に連結されている。このレベルIIモータ45はパルスモータからなるものであり、レベルII回転板40を表面が前を向く表向きの位置および裏面が前を向く裏向きの位置間で回転操作する。
レベルIII回転板41は、図9に示すように、レベルII回転板40に比べて高所に配置されたものであり、レベルIII回転板41の表面には(III)の文字が記され、レベルIII回転板41の裏面は無地にされている。このレベルIII回転板41の軸43はレベルIIIモータ46(図3参照)の回転軸に連結されている。このレベルIIIモータ46はパルスモータからなるものであり、レベルIII回転板41を表面が前を向く表向きの位置および裏面が前を向く裏向きの位置間で回転操作する。
確定回転板42は、図9に示すように、レベルIII回転板41に比べて高所に配置されたものであり、確定回転板42の表面には(電サポ確定)の文字が記され、確定回転板42の裏面は無地にされている。この確定回転板42の軸43は確定モータ47(図3参照)の回転軸に連結されている。この確定モータ47はパルスモータからなるものであり、確定回転板42を表面が前を向く表向きの位置および裏面が前を向く裏向きの位置間で回転操作する。
図9の(a)はレベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターン4である。この示唆パターン4はレベルI回転板39〜確定回転板42の全てが表向きのパターンであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン4となった場合には低電サポモードが設定されていると遊技者に確定的に報知される。
図9の(b)はレベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターン3である。この示唆パターン3は確定回転板42が裏向きでレベルI回転板39〜レベルIII回転板41が表向きのパターンであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン3となった場合には低電サポモードが設定されていることに対する期待度が高値であると遊技者に報知される。
図9の(c)はレベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターン2である。この示唆パターン2は確定回転板42およびレベルIII回転板41が裏向きでレベルI回転板39およびレベルII回転板40が表向きのパターンであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン2となった場合には低電サポモードが設定されていることに対する期待度が高値に比べて低い中値であると遊技者に報知される。
図9の(d)はレベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターン1である。この示唆パターン1は確定回転板42とレベルIII回転板41とレベルII回転板40が裏向きでレベルI回転板39が表向きのパターンであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン1となった場合には低電サポモードが設定されていることに対する期待度が中値に比べて低いやや低値であると遊技者に報知される。
図9の(e)はレベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターン0である。この示唆パターン0はレベルI回転板39〜確定回転板42の全てが裏向きのパターンであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン0となった場合には低電サポモードが設定されていることに対する期待度がやや低値に比べて低い低値であると遊技者に報知される。
図3のメイン制御回路50は普通図柄遊技と当り遊技と特別図柄遊技と大当り遊技の遊技内容を制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに応じて普通図柄遊技〜大当り遊技の遊技内容を制御する。
図3の入力回路54は普図始動口センサ20からの普図始動信号と特図始動口センサ22からの特図始動信号と特別入賞口センサ31からの特別入賞信号のそれぞれをメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は入力回路54を通して特図始動信号および特別入賞信号のそれぞれを検出した場合に賞球コマンドを設定する。
図3のソレノイド回路55は始動口ソレノイド24を通断電することに応じて特図始動口21を開放状態および閉鎖状態間で操作するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路55を電気的に制御することで当り遊技の遊技内容を制御する。LED回路56は普図表示器26を通断電することに応じて点灯状態および消灯状態間で操作するものであり、メイン制御回路50はLED回路56を電気的に制御することで普通図柄遊技の遊技内容を制御する。
図3のソレノイド回路57は特別入賞口ソレノイド30を通断電することに応じて特別入賞口27を開放状態および閉鎖状態間で操作するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路57を電気的に制御することで大当り遊技の遊技内容を制御する。LED回路58は特図表示器35の複数のLEDを通断電することに応じて点灯状態および消灯状態間で切換えるものであり、メイン制御回路50はLED回路58を電気的に制御することで特別図柄遊技の遊技内容を制御する。
図3の払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよび制御データに応じて遊技球の払出動作を制御する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを受信した場合に駆動信号を出力する。モータ回路61は駆動信号が入力されるものであり、駆動信号が入力された場合に払出しモータ33を運転状態とすることで上皿4内に単位個数の賞品球を払出す。
図3の演出制御回路70は装飾図柄遊技の映像の演出内容を設定するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよびROM72の制御データに基づいて装飾図柄遊技の映像の演出内容を設定する。この演出制御回路70は操作スイッチ37がオフ状態およびオン状態のいずれにあるかを検出するものであり、操作スイッチ37の電気的な状態の検出結果に応じて操作スイッチ37が操作されているか否かを判断する。
図3のモータ回路74はレベルIモータ44に駆動パルスを与えることに応じてレベルI回転板39を回転操作するものであり、演出制御回路70はモータ回路74を電気的に制御することでレベルI回転板39を表向きの位置および裏向きの位置間で操作する。モータ回路75はレベルIIモータ45に駆動パルスを与えることに応じてレベルII回転板40を回転操作するものであり、演出制御回路70はモータ回路75を電気的に制御することでレベルII回転板40を表向きの位置および裏向きの位置間で操作する。
図3のモータ回路76はレベルIIIモータ46に駆動パルスを与えることに応じてレベルIII回転板41を回転操作するものであり、演出制御回路70はモータ回路76を電気的に制御することでレベルIII回転板41を表向きの位置および裏向きの位置間で操作する。モータ回路77は確定モータ47に駆動パルスを与えることに応じて確定回転板42を回転操作するものであり、演出制御回路70はモータ回路77を電気的に制御することで確定回転板42を表向きの位置および裏向きの位置間で操作する。
図3の表示制御回路80は装飾図柄表示器36を電気的に制御するものであり、表示制御回路80には演出制御回路70から演出内容の設定結果が送信される。この表示制御回路80はVDPとVROMとVRAMを有するものであり、VROMには画像データおよびビデオデータが記録されている。画像データは図柄要素を表示するためのものであり、ビデオデータは演出映像を表示するためのものであり、表示制御回路80は演出内容の設定結果を受信した場合に画像データおよびビデオデータを再生することで演出内容の受信結果に応じた装飾図柄遊技の映像および演出映像を装飾図柄表示器36に表示する。
[1]メイン制御回路50の処理内容
[1−1]メイン処理
図10のメイン処理はメイン制御回路50のCPU51が実行するものであり、CPU51は電源が投入された場合にステップS1の初期設定処理でRAM53を初期設定し、ステップS2のカウンタ更新処理1でRAM53のカウンタC1の値を一定値(1)だけ更新する。このカウンタC1の値はステップS1で下限値(0)に初期設定されるものである。このカウンタC1の値は装飾図柄遊技の演出映像を選択するためのものであり、上限値(99)に加算された場合に下限値に戻して循環的に加算される。
[1−2]タイマ割込み処理
図11のタイマ割込み処理はCPU51が実行するものであり、CPU51はタイマ割込み処理が起動する毎にステップS11のカウンタ更新処理2とステップS12の普図プロセス処理とステップS13の特図プロセス処理へ順に移行する。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する4msec毎に起動するものであり、図10のステップS2のカウンタ更新処理1は今回のタイマ割込み処理が終了してから次回のタイマ割込み処理が起動するまでの待機時間内に繰返される。
[1−3]カウンタ更新処理2
図11のステップS11のカウンタ更新処理2はRAM53のカウンタC2の値とカウンタC3の値とカウンタC4の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新するものである。これらカウンタC2〜C4のそれぞれの値はステップS1で下限値(0)に初期設定されるものであり、上限値に加算された場合に下限値に戻して循環的に加算される。
[1]メイン制御回路50の処理内容
[1−1]メイン処理
図10のメイン処理はメイン制御回路50のCPU51が実行するものであり、CPU51は電源が投入された場合にステップS1の初期設定処理でRAM53を初期設定し、ステップS2のカウンタ更新処理1でRAM53のカウンタC1の値を一定値(1)だけ更新する。このカウンタC1の値はステップS1で下限値(0)に初期設定されるものである。このカウンタC1の値は装飾図柄遊技の演出映像を選択するためのものであり、上限値(99)に加算された場合に下限値に戻して循環的に加算される。
[1−2]タイマ割込み処理
図11のタイマ割込み処理はCPU51が実行するものであり、CPU51はタイマ割込み処理が起動する毎にステップS11のカウンタ更新処理2とステップS12の普図プロセス処理とステップS13の特図プロセス処理へ順に移行する。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する4msec毎に起動するものであり、図10のステップS2のカウンタ更新処理1は今回のタイマ割込み処理が終了してから次回のタイマ割込み処理が起動するまでの待機時間内に繰返される。
[1−3]カウンタ更新処理2
図11のステップS11のカウンタ更新処理2はRAM53のカウンタC2の値とカウンタC3の値とカウンタC4の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新するものである。これらカウンタC2〜C4のそれぞれの値はステップS1で下限値(0)に初期設定されるものであり、上限値に加算された場合に下限値に戻して循環的に加算される。
図12はカウンタC2〜C4を説明するものである。カウンタC2の値は遊技球が普図始動口19を通過した場合に当りおよび外れのいずれであるかを判定するためのものであり、カウンタC2の値の上限値は(32)に設定されている。カウンタC3の値は遊技球が特図始動口21に入賞した場合に大当りおよび外れのいずれであるかを判定するためのものであり、カウンタC3の値の上限値は(199)に設定されている。カウンタC4の値は大当りと判定された場合に特別図柄を選択(大当りの種類を選択)するためのものであり、カウンタC4の値の上限値は(999)に設定されている。
[1−4]普図プロセス処理
図13はステップS12の普図プロセス処理であり、CPU51はRAM53の普図プロセスフラグの値の設定結果に応じてステップS21の当り判定処理とステップS22の普通図柄遊技処理とステップS23の当り遊技処理のいずれか1つへ移行する。この普図プロセスフラグの値はステップS1で(0)に初期設定されるものであり、CPU51はステップS21の当り判定処理〜ステップS23の当り遊技処理のいずれか1つを終えた場合には普図プロセス処理を終える。
[1−5]当り判定処理
図14はステップS21の当り判定処理である。この当り判定処理は普図プロセスフラグの値の設定結果が(0)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS31で普図始動口センサ20からの普図始動信号が有るか否かを判断する。ここで普図始動信号がないと判断した場合には当り判定処理を終え、普図始動信号が有ると判断した場合にはステップS32でRAM53からカウンタC2の値の更新結果を検出する。
[1−4]普図プロセス処理
図13はステップS12の普図プロセス処理であり、CPU51はRAM53の普図プロセスフラグの値の設定結果に応じてステップS21の当り判定処理とステップS22の普通図柄遊技処理とステップS23の当り遊技処理のいずれか1つへ移行する。この普図プロセスフラグの値はステップS1で(0)に初期設定されるものであり、CPU51はステップS21の当り判定処理〜ステップS23の当り遊技処理のいずれか1つを終えた場合には普図プロセス処理を終える。
[1−5]当り判定処理
図14はステップS21の当り判定処理である。この当り判定処理は普図プロセスフラグの値の設定結果が(0)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS31で普図始動口センサ20からの普図始動信号が有るか否かを判断する。ここで普図始動信号がないと判断した場合には当り判定処理を終え、普図始動信号が有ると判断した場合にはステップS32でRAM53からカウンタC2の値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS32でカウンタC2の値の更新結果を検出すると、ステップS33でRAM53からカウンタC0の値の設定結果を検出する。このカウンタC0の値は電サポモードのオン状態での種類を示すものであり、図15に示すように、低電サポモードの設定状態で(1)に設定され、高電サポモードの設定状態で(2)に設定される。
CPU51はステップS33でカウンタC0の値の設定結果を検出すると、ステップS34でRAM53の電サポフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この電サポフラグは電サポモードの設定状態を示すものであり、CPU51は電サポフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS35でROM52から当り判定テーブル1を検出し、電サポフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS36でROM52から当り判定テーブル2を検出する。この電サポフラグはステップS1でオフ状態に初期設定されるものであり、電源が投入された場合には通常モードが設定される。
図16の(a)は当り判定テーブル1である。この当り判定テーブル1はカウンタC2の更新範囲内の5つの値に当りの判定結果を割付け、カウンタC2の更新範囲内の28の値に外れの判定結果を割付けたものであり、当り確率が(5/33)に設定されている。図16の(b)は当り判定テーブル2である。この当り判定テーブル2はカウンタC2の更新範囲内の全ての値に当りの判定結果を割付けたものであり、当り確率が(33/33)に設定されている。
CPU51は当り判定テーブル1または2を検出すると、ステップS37で当り判定テーブルの検出結果からカウンタC2の値の検出結果に応じた判定結果を選択し、ステップS38で判定結果の選択結果が当りであるか否かを判断する。ここで選択結果が当りであると判断した場合にはステップS39でRAM53の当りフラグをオン状態に設定し、選択結果が外れであると判断した場合にはステップS40で当りフラグをオフ状態に設定する。この当りフラグはステップS1でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51は当りフラグを設定した場合にはステップS41へ移行する。
CPU51はステップS41へ移行すると、ROM52から普図変動時間テーブルを検出する。図17は普図変動時間テーブルである。この普図変動時間テーブルはカウンタC0の値(1)に普図変動時間として長値(60.0×1000msec)を割付け、カウンタC0の値(2)に普図変動時間として短値(2.0×1000msec)を割付け、電サポフラグのオフ(通常モード)に普図変動時間として長値(60.0×1000msec)を割付けたものであり、CPU51はステップS41で普図変動時間テーブルを検出した場合にはステップS42で普図変動時間テーブルからカウンタC0の値の検出結果または電サポフラグの設定結果に応じた普図変動時間を選択する。即ち、低電サポモードでは通常モードと同一の普図変動時間(60.0×1000msec)が選択され、高電サポモードでは普図変動時間(2.0×1000msec)が選択される。
CPU51はステップS42で普図変動時間を選択すると、ステップS43でRAM53のタイマT0の値に普図変動時間の選択結果を設定し、ステップS44で普図表示器26を点滅開始することで普通図柄遊技を開始する。そして、ステップS45で普図プロセスフラグの値に(1)を設定し、当り判定処理を終える。
[1−6]普通図柄遊技処理
図18はステップS22の普通図柄遊技処理である。この普通図柄遊技処理は普図プロセスフラグの値の設定結果が(1)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS51でタイマT0の値から一定値(4)を減算することで普通図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS52でタイマT0の値の減算結果が限度値(0)であるか否かを判断する。ここでタイマT0の値の減算結果が限度値でないと判断した場合には普通図柄遊技処理を終え、タイマT0の値の減算結果が限度値であると判断した場合にはステップS53へ移行する。
[1−6]普通図柄遊技処理
図18はステップS22の普通図柄遊技処理である。この普通図柄遊技処理は普図プロセスフラグの値の設定結果が(1)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS51でタイマT0の値から一定値(4)を減算することで普通図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS52でタイマT0の値の減算結果が限度値(0)であるか否かを判断する。ここでタイマT0の値の減算結果が限度値でないと判断した場合には普通図柄遊技処理を終え、タイマT0の値の減算結果が限度値であると判断した場合にはステップS53へ移行する。
CPU51はステップS53へ移行すると、当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS54で普図表示器26の点滅を消灯状態で停止し、ステップS55で普図プロセスフラグの値に(0)を設定し、普通図柄遊技処理を終える。
CPU51はステップS53で当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS56で普図表示器26の点滅を点灯状態で停止し、ステップS57でROM52から開放時間テーブルを検出する。図19は開放時間テーブルである。この開放時間テーブルはカウンタC0の値(1)に開放時間(0.1×1000msec)を割付け、カウンタC0の値(2)に開放時間(1.0×1000msec)を割付け、電サポフラグのオフ(通常モード)に開放時間として低電サポモードと同一の短値(0.1×1000msec)を割付けたものであり、CPU51はステップS57で開放時間テーブルを検出した場合にはステップS58で開放時間テーブルからカウンタC0の値の検出結果または電サポフラグの設定結果に応じた開放時間を選択する。即ち、低電サポモードでは通常モードと同一の開放時間(0.1×1000msec)が選択され、高電サポモードでは開放時間(1.0×1000msec)が選択される。
CPU51はステップS58で開放時間を選択すると、ステップS59でタイマT0の値に開放時間の選択結果を設定する。そして、ステップS60で特図始動口21を開放状態とすることで当り遊技を開始し、ステップS61で普図プロセスフラグの値に(2)を設定し、普通図柄遊技処理を終える。
[1−7]当り遊技処理
図20はステップS23の当り遊技処理である。この当り遊技処理は普図プロセスフラグの値の設定結果が(2)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS71でタイマT0の値から一定値(4)を減算することで当り遊技の残り時間を更新し、ステップS72でタイマT0の値の減算結果が限度値(0)であるか否かを判断する。ここでタイマT0の値の減算結果が限度値でないと判断した場合には当り遊技処理を終え、タイマT0の値の減算結果が限度値であると判断した場合にはステップS73で特図始動口21を開放状態から閉鎖状態に切換えることで当り遊技を終える。そして、ステップS74で普図プロセスフラグの値に(0)を設定し、当り遊技処理を終える。
[1−8]特図プロセス処理
図21はステップS13の特図プロセス処理であり、CPU51はRAM53の特図プロセスフラグの値の設定結果に応じてステップS81の大当り判定処理とステップS82の特別図柄遊技処理とステップS83の大当り遊技処理のいずれか1つへ移行する。この特図プロセスフラグの値はステップS1で(0)に初期設定されるものであり、CPU51はステップS81の大当り判定処理〜ステップS83の大当り遊技処理のいずれか1つを終えた場合には特図プロセス処理を終了する。
[1−9]大当り判定処理
図22はステップS81の大当り判定処理である。この大当り判定処理は特図プロセスフラグの値の設定結果が(0)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS91で特図始動口センサ25からの特図始動信号が有るか否かを判断する。ここで特図始動信号がないと判断した場合には大当り判定処理を終え、特図始動信号が有ると判断した場合にはステップS92でRAM53からカウンタC1とC3とC4のそれぞれの値の更新結果を検出する。
[1−7]当り遊技処理
図20はステップS23の当り遊技処理である。この当り遊技処理は普図プロセスフラグの値の設定結果が(2)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS71でタイマT0の値から一定値(4)を減算することで当り遊技の残り時間を更新し、ステップS72でタイマT0の値の減算結果が限度値(0)であるか否かを判断する。ここでタイマT0の値の減算結果が限度値でないと判断した場合には当り遊技処理を終え、タイマT0の値の減算結果が限度値であると判断した場合にはステップS73で特図始動口21を開放状態から閉鎖状態に切換えることで当り遊技を終える。そして、ステップS74で普図プロセスフラグの値に(0)を設定し、当り遊技処理を終える。
[1−8]特図プロセス処理
図21はステップS13の特図プロセス処理であり、CPU51はRAM53の特図プロセスフラグの値の設定結果に応じてステップS81の大当り判定処理とステップS82の特別図柄遊技処理とステップS83の大当り遊技処理のいずれか1つへ移行する。この特図プロセスフラグの値はステップS1で(0)に初期設定されるものであり、CPU51はステップS81の大当り判定処理〜ステップS83の大当り遊技処理のいずれか1つを終えた場合には特図プロセス処理を終了する。
[1−9]大当り判定処理
図22はステップS81の大当り判定処理である。この大当り判定処理は特図プロセスフラグの値の設定結果が(0)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS91で特図始動口センサ25からの特図始動信号が有るか否かを判断する。ここで特図始動信号がないと判断した場合には大当り判定処理を終え、特図始動信号が有ると判断した場合にはステップS92でRAM53からカウンタC1とC3とC4のそれぞれの値の更新結果を検出する。
CPU51はステップS92でカウンタC1〜C4の値の更新結果を検出すると、ステップS93でカウンタC3の値の検出結果を大当り値(7)と比較する。ここでカウンタC3の値の検出結果が大当り値でないと判断した場合にはステップS94でRAM53の大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS95で特別図柄を外れ図柄に設定する。この大当りフラグはステップS1でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU51はステップS95で特別図柄を設定した場合にはステップS96でROM52から変動開始コマンドテーブル2を検出する。
図23の(b)は変動開始コマンドテーブル2である。この変動開始コマンドテーブル2は変動開始コマンド11〜15のそれぞれにカウンタC1の更新範囲内の複数の値および変動表示時間を割付けたものであり、CPU51はステップS96で変動開始コマンドテーブル2を検出した場合にはステップS101へ移行する。
CPU51はステップS93でカウンタC3の値の検出結果が大当り値であると判断すると、ステップS97で大当りフラグをオン状態に設定し、ステップS98でROM52から大当り図柄テーブルを検出する。図24は大当り図柄テーブルである。この大当り図柄テーブルは通常大当り図柄と低電サポ大当り図柄と高電サポ大当り図柄のそれぞれにカウンタC4の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、CPU51はステップS98で大当り図柄テーブルを検出した場合にはステップS99へ移行する。
CPU51はステップS99へ移行すると、大当り図柄テーブルからカウンタC4の値の検出結果に応じた大当り図柄を選択する。そして、ステップS100でROM52から変動開始コマンドテーブル1を検出し、ステップS101へ移行する。図23の(a)は変動開始コマンドテーブル1であり、変動開始コマンドテーブル1は変動開始コマンド01〜04のそれぞれにカウンタC1の更新範囲内の複数の値および変動表示時間を割付けることで設定されている。
CPU51はステップS101へ移行すると、変動開始コマンドテーブルの検出結果からカウンタC1の値の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択する。そして、ステップS102で変動開始コマンドの選択結果を演出制御回路70に送信し、ステップS103で変動開始コマンドテーブルの検出結果から変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。
CPU51はステップS103で変動表示時間を選択すると、ステップS104でRAM53のタイマT1の値に変動表示時間の選択結果を設定する。そして、ステップS105で特図表示器35に特別図柄遊技の映像を表示開始し、ステップS106で特図プロセスフラグの値に(1)を設定し、大当り判定処理を終える。
[1−10]特別図柄遊技処理
図25はステップS82の特別図柄遊技処理である。この特別図柄遊技処理は特図プロセスフラグの値の設定結果が(1)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS111でタイマT1の値から一定値(4)を減算し、ステップS112でタイマT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマT1の値の減算結果が限度値でないと判断した場合には特別図柄遊技処理を終え、タイマT1の値の減算結果が限度値であると判断した場合にはステップS113へ移行する。
[1−10]特別図柄遊技処理
図25はステップS82の特別図柄遊技処理である。この特別図柄遊技処理は特図プロセスフラグの値の設定結果が(1)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS111でタイマT1の値から一定値(4)を減算し、ステップS112でタイマT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマT1の値の減算結果が限度値でないと判断した場合には特別図柄遊技処理を終え、タイマT1の値の減算結果が限度値であると判断した場合にはステップS113へ移行する。
CPU51はステップS113へ移行すると、特図表示器35の特別図柄遊技の映像を特別図柄の設定結果で変動停止状態とする。即ち、遊技球が特図始動口21に入賞したことで外れと判定された場合には特別図柄遊技の映像が外れ図柄で停止表示され、大当りと判定された場合には通常大当り図柄または低電サポ大当り図柄または高電サポ大当り図柄で停止表示される。
CPU51はステップS113で特別図柄遊技の映像を停止すると、ステップS114で演出制御回路70に変動停止コマンドを送信し、ステップS115で大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS116で特図プロセスフラグの値に(0)を設定し、特別図柄遊技処理を終える。
CPU51はステップS115で大当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS117で大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS118で電サポフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS119で演出制御回路70に消去コマンドを送信し、ステップS120で特図プロセスフラグの値に(2)を設定し、特別図柄遊技処理を終える。
[1−11]大当り遊技処理
図26はステップS83の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理は特図プロセスフラグの値の設定結果が(2)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS121で大当りラウンド処理を行う。この大当りラウンド処理は特別入賞口27に限度個数(10)の遊技球が入賞または特別入賞口27の開放時間が限度時間(30.0×1000msec)に到達するまで特別入賞口27を開放状態とする大当りラウンドを行うものであり、大当りラウンドの継続回数は10回に設定されている。
[1−11]大当り遊技処理
図26はステップS83の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理は特図プロセスフラグの値の設定結果が(2)である場合に実行されるものであり、CPU51はステップS121で大当りラウンド処理を行う。この大当りラウンド処理は特別入賞口27に限度個数(10)の遊技球が入賞または特別入賞口27の開放時間が限度時間(30.0×1000msec)に到達するまで特別入賞口27を開放状態とする大当りラウンドを行うものであり、大当りラウンドの継続回数は10回に設定されている。
CPU51はステップS121の大当りラウンド処理を終えると、ステップS122で最終回(10回目)の大当りラウンドが終了したか否かを判断する。ここで最終回の大当りラウンドが終了していないと判断した場合には大当り遊技処理を終え、最終回の大当りラウンドが終了したと判断した場合にはステップS123で今回の特別図柄遊技での特別図柄の設定結果が低電サポ大当り図柄であったか否かを判断する。
CPU51はステップS123で特別図柄の設定結果が低電サポ大当り図柄であったと判断すると、ステップS124で電サポフラグをオン状態に設定し、ステップS125でカウンタC0の値に(1)を設定することで電サポモードのオン状態での種類を低電サポモードに設定する。そして、ステップS126で演出制御回路70に低電サポモードコマンドを送信し、ステップS132で特図プロセスフラグの値に(0)を設定し、大当り遊技処理を終える。
CPU51はステップS123で特別図柄の設定結果が低電サポ大当り図柄でなかったと判断すると、ステップS127で今回の特別図柄遊技での特別図柄の設定結果が高電サポ大当り図柄であったか否かを判断する。ここで特別図柄の設定結果が通常大当り図柄であったと判断した場合にはステップS128で演出制御回路70に通常モードコマンドを送信し、ステップS132で特図プロセスフラグの値に(0)を設定し、大当り遊技処理を終える。
CPU51はステップS127で特別図柄の設定結果が高電サポ大当り図柄であったと判断すると、ステップS129で電サポフラグをオン状態に設定し、ステップS130でカウンタC0の値に(2)を設定することで電サポモードのオン状態での種類を高電サポモードに設定する。そして、ステップS131で演出制御回路70に高電サポモードコマンドを送信し、ステップS132で特図プロセスフラグの値に(0)を設定し、大当り遊技処理を終える。
[2]演出制御回路70の処理内容
[2−1]外部割込み処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50から変動開始コマンドと変動停止コマンドと通常モードコマンドと低電サポモードコマンドと高電サポモードコマンドのそれぞれが送信されることで外部割込み処理を起動する。このCPU71は外部割込み処理を起動した場合には割込み禁止状態となり、変動開始コマンド〜高電サポモードコマンドのそれぞれを外部割込み処理でRAM73に記録した後に割込み禁止状態を解除する。
[2−2]タイマ割込み処理
図27はCPU71が実行するタイマ割込み処理である。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する10msec毎に起動するものであり、CPU71はタイマ割込み処理を起動した場合にはステップS201のカウンタ更新処理とステップS202の遊技モード設定処理とステップS203の装飾図柄遊技処理とステップS204のランク役物演出処理のそれぞれへ順に移行する。
[2−3]カウンタ更新処理
図27のステップS201のカウンタ更新処理はRAM73のカウンタC11の値とC12の値とC13の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新するものである。これらカウンタC11〜C13のそれぞれの値は電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定されるものであり、上限値に加算された場合に下限値に戻して循環的に加算される。
[2]演出制御回路70の処理内容
[2−1]外部割込み処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50から変動開始コマンドと変動停止コマンドと通常モードコマンドと低電サポモードコマンドと高電サポモードコマンドのそれぞれが送信されることで外部割込み処理を起動する。このCPU71は外部割込み処理を起動した場合には割込み禁止状態となり、変動開始コマンド〜高電サポモードコマンドのそれぞれを外部割込み処理でRAM73に記録した後に割込み禁止状態を解除する。
[2−2]タイマ割込み処理
図27はCPU71が実行するタイマ割込み処理である。このタイマ割込み処理はタイマ割込みの発生する10msec毎に起動するものであり、CPU71はタイマ割込み処理を起動した場合にはステップS201のカウンタ更新処理とステップS202の遊技モード設定処理とステップS203の装飾図柄遊技処理とステップS204のランク役物演出処理のそれぞれへ順に移行する。
[2−3]カウンタ更新処理
図27のステップS201のカウンタ更新処理はRAM73のカウンタC11の値とC12の値とC13の値のそれぞれを一定値(1)だけ更新するものである。これらカウンタC11〜C13のそれぞれの値は電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定されるものであり、上限値に加算された場合に下限値に戻して循環的に加算される。
カウンタC11の値はランク役物演出を行うか否かを抽選するためのものである。このランク役物演出はレベルI回転板39〜確定回転板42を示唆パターン0〜4のいずれかとするものであり、カウンタC11の値の上限値は(50)に設定されている。カウンタC12の値はランク役物演出でレベルI回転板39〜レベルIII回転板41を示唆パターン0〜3のいずれとするかを抽選するためのものであり、カウンタC12の値の上限値は(99)に設定されている。カウンタC13の値はランク役物演出でレベルI回転板39〜確定回転板42を示唆パターン4とするか否かを抽選するためのものであり、カウンタC13の値の上限値は(10)に設定されている。
[2−4]遊技モード設定処理
図28はステップS202の遊技モード設定処理であり、CPU71はステップS211でRAM73に高電サポモードコマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に高電サポモードコマンドが記録されていると判断した場合にはステップS212でRAM73から高電サポモードコマンドを消去し、ステップS213でRAM73のカウンタC10の値に(2)を設定する。このカウンタC10の値は現在の遊技モードが通常モード(0)と低電サポモード(1)と高電サポモード(2)のいずれであるかを記録するためのものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
[2−4]遊技モード設定処理
図28はステップS202の遊技モード設定処理であり、CPU71はステップS211でRAM73に高電サポモードコマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に高電サポモードコマンドが記録されていると判断した場合にはステップS212でRAM73から高電サポモードコマンドを消去し、ステップS213でRAM73のカウンタC10の値に(2)を設定する。このカウンタC10の値は現在の遊技モードが通常モード(0)と低電サポモード(1)と高電サポモード(2)のいずれであるかを記録するためのものであり、電源が投入された場合に(0)に初期設定される。
CPU71はステップS213でカウンタC10の値に(2)を設定すると、ステップS214で表示制御回路80にメッセージ表示コマンドを送信してステップS221へ移行する。この表示制御回路80のVDPはメッセージ表示コマンドを受信した場合にVROMの画像データを再生することで装飾図柄表示器36にメッセージ絵柄M(図8参照)を表示開始する。このメッセージ表示コマンドは大当り遊技が終了するときに送信されるものであり、メッセージ絵柄Mは大当り遊技が終了するときに高電サポモードが設定された場合に表示開始される。
CPU71はステップS211でRAM73に高電サポモードコマンドが記録されていないと判断すると、ステップS215でRAM73に低電サポモードコマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に低電サポモードコマンドが記録されていると判断した場合にはステップS216でRAM73から低電サポモードコマンドを消去し、ステップS217でカウンタC10の値に(1)を設定してステップS221へ移行する。
CPU71はステップS215でRAM73に低電サポモードコマンドが記録されていないと判断すると、ステップS218でRAM73に通常モードコマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に通常モードコマンドが記録されていると判断した場合にはステップS219でRAM73から通常モードコマンドを消去し、ステップS220でカウンタC10の値に(0)を設定してステップS221へ移行する。
CPU71はステップS221へ移行すると、レベルI回転板39とレベルII回転板40とレベルIII回転板41と確定回転板42のそれぞれを回転操作することでレベルI回転板39〜確定回転板42を示唆パターン0とする。即ち、レベルI回転板39〜確定回転板42は大当り遊技が終了毎に示唆パターン0に初期設定されるものであり、ランク役物演出は大当り遊技が終了する毎に示唆パターン0を初期パターンとして開始される。
CPU71はステップS218でRAM73に通常モードコマンドが記録されていないと判断すると、ステップS222でRAM73に消去コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に消去コマンドが記録されていないと判断した場合には遊技モード設定処理を終え、RAM73に消去コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS223でRAM73から消去コマンドを消去する。そして、ステップS224で表示制御回路80にメッセージ消去コマンドを送信し、遊技モード設定処理を終える。この表示制御回路80のVDPはメッセージ消去コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器36からメッセージ絵柄Mを消去する。このメッセージ消去コマンドは大当り遊技が開始されるときに送信されるものであり、メッセージ絵柄Mは大当り遊技が始まるときに消去される。即ち、メッセージ絵柄Mは高電サポモードが設定されてから解除されるまで表示されるものであり、通常モードおよび低電サポモードでは表示されない。
[2−5]装飾図柄遊技処理
図29はステップS203の装飾図柄遊技処理であり、CPU71はステップS231でRAM73に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS232でRAM73から変動開始コマンドを検出し、ステップS233へ移行する。
[2−5]装飾図柄遊技処理
図29はステップS203の装飾図柄遊技処理であり、CPU71はステップS231でRAM73に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS232でRAM73から変動開始コマンドを検出し、ステップS233へ移行する。
CPU71はステップS233へ移行すると、カウンタC10の値の設定結果が通常モード(0)および低電サポモード(1)のいずれかであるか否かを判断する。ここでカウンタC10の値の設定結果が通常モードおよび低電サポモードのいずれでもないと判断した場合にはステップS241へ移行し、通常モードまたは低電サポモードであると判断した場合にはステップS234で変動開始コマンドの検出結果を外れリーチ用の変動開始コマンド11と比較する。ここで変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド11でないと判断した場合にはステップS241へ移行し、変動開始コマンド11であると判断した場合にはステップS235でRAM73からカウンタC11の値の更新結果を検出する。
CPU71はステップS235でカウンタC11の値の更新結果を検出すると、ステップS236でカウンタC11の値の検出結果を(0)および(14)と比較する。ここでカウンタC11の値の検出結果が(14)に比べて大きいと判断した場合にはステップS241へ移行し、カウンタC11の値の検出結果が(0)以上で(14)以下であると判断した場合にはステップS237へ移行する。
CPU71はステップS237へ移行すると、RAM73のカウンタC14の値の設定結果を示唆パターン4(4)と比較する。このカウンタC14の値はレベルI回転板39〜確定回転板42の現在の示唆パターンが(0〜4)のいずれであるかを示すものであり、CPU71はステップS237でカウンタC14の値が示唆パターン4(4)であると判断した場合にはステップS241へ移行する。このカウンタC14の値は、図35に示すように、レベルI回転板39〜確定回転板42の現在の示唆パターンが(0)である場合に(0)に設定され、(1)である場合に(1)に設定され、(2)である場合に(2)に設定され、(3)である場合に(3)に設定されるものであり、CPU71はステップS237でカウンタC14の値が(0)〜(3)のいずれかであると判断した場合にはステップS238へ移行する。
CPU71はステップS238へ移行すると、ROM72からビデオコマンドRを選択する。このビデオコマンドRはランク役物演出用の装飾図柄遊技の演出映像を表示することを表示制御回路80に指令するものであり、CPU71はステップS238でビデオコマンドRを選択した場合にはステップS239でRAM73のタイマSTの値を(0)に初期設定し、ステップS240でRAM73のランク役物演出フラグをオン状態に設定し、ステップS243で表示制御回路80にビデオコマンドRを送信する。
CPU71はステップS241へ移行すると、ROM72からビデオコマンドテーブルを検出する。図30はビデオコマンドテーブルである。このビデオコマンドテーブルは変動開始コマンド01〜04および11〜15のそれぞれにビデオコマンドを割付けたものであり、CPU71はステップS241でビデオコマンドテーブルを検出した場合にはステップS242でビデオコマンドテーブルから変動開始コマンドの検出結果に応じたビデオコマンドを選択し、ステップS243でビデオコマンドの選択結果を表示制御回路80に送信する。
CPU71はステップS243でビデオコマンドを送信すると、ステップS244で変動開始コマンドの検出結果を大当り用の変動開始コマンド01〜04の4つのそれぞれと比較する。ここで変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01〜04のいずれでもないと判断した場合にはステップS246へ移行し、変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01〜04のいずれかであると判断した場合にはステップS245の大当り図柄設定処理へ移行する。
CPU71はステップS246へ移行すると、変動開始コマンドの検出結果を外れリーチ用の変動開始コマンド11〜14の4つのそれぞれと比較する。ここで変動開始コマンドの検出結果が外れリーチ用の変動開始コマンド11〜14のいずれかであると判断した場合にはステップS247の外れリーチ図柄設定処理へ移行し、変動開始コマンドの検出結果が完全外れ用の変動開始コマンド15であると判断した場合にはステップS248の完全外れ図柄設定処理へ移行する。
大当り図柄設定処理と外れリーチ図柄設定処理と完全外れ図柄設定処理のそれぞれは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を(1)(2)(3)(4)のうちから選択するものであり、大当り図柄設定処理では大当りの組合せが成立するように各列の図柄要素が選択され、外れリーチ図柄設定処理では外れリーチの組合せが成立するように各列の図柄要素が選択され、完全外れ図柄設定処理では完全外れの組合せが成立するように各列の図柄要素が選択される。
CPU61はステップS245またはS247またはS248で3列の図柄要素の組合せを設定すると、ステップS249で表示制御回路80に左列と中列と右列の図柄要素の選択結果を送信する。そして、ステップS250でRAM73から変動開始コマンドを消去し、ステップS251で表示制御回路70に遊技開始コマンドを送信し、装飾図柄遊技処理を終える。
CPU71はステップS231でRAM73に変動開始コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS252でRAM73に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM73に変動停止コマンドが記録されていないと判断した場合には装飾図柄遊技処理を終え、RAM73に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS253へ移行する。ここでRAM73から変動停止コマンドを消去し、ステップS254で表示制御回路80に遊技停止コマンドを送信し、装飾図柄遊技処理を終える。
表示制御回路80のVDPは演出制御回路70からの遊技開始コマンドを検出した場合に装飾図柄表示器36に3列の図柄要素の変動表示を開始する(図6のa参照)。このVDPは3列の図柄要素の変動表示を開始した場合には1番目に左列の図柄要素の変動表示を演出制御回路70からの左列の図柄要素の選択結果で停止し(図6のb参照)、2番目に右列の図柄要素の変動表示を演出制御回路70からの右列の図柄要素の選択結果で停止し(図6のc参照)、演出制御回路70からの遊技停止コマンドを検出した場合に最終の中列の図柄要素の変動表示を演出制御回路70からの中列の図柄要素の選択結果で停止する(図6のd参照)。
図31は表示制御回路80のVROMに記録された装飾図柄遊技用のビデオデータである。これらビデオデータV01〜V04とVRとV11〜V15のそれぞれにはビデオコマンドが割付けられており、表示制御回路80のVDPは演出制御回路70からのビデオコマンドを検出した場合にVROMからビデオコマンドの検出結果に応じたビデオデータを選択する。このVDPは演出制御回路70からの遊技開始コマンドを検出した場合にビデオデータの検出結果を再生開始するものであり、演出制御回路70からの遊技停止コマンドを検出した場合にビデオデータの検出結果を再生停止する。
図32はビデオデータの演出内容である。ビデオデータV01〜V04およびV11〜V15は装飾図柄遊技の演出映像を表示するためのものであり、3列の図柄要素は装飾図柄遊技の演出映像の前方に重ねて変動状態および変動停止状態で表示される。ビデオデータVRは装飾図柄遊技の演出映像としてランク役物演出映像を表示するためのものであり、3列の図柄要素はランク役物演出映像の前方に重ねて変動状態および変動停止状態で表示される。
ビデオデータV15は装飾図柄遊技の演出映像として通常映像のみを表示するものであり、変動開始コマンド15が選択された場合にビデオコマンド15が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド15が選択された場合には3列の図柄要素が完全外れの組合せに設定されており、3列の図柄要素は通常映像の前方で完全外れの組合せとなる。
ビデオデータV01およびV11は装飾図柄遊技の演出映像として通常映像のみを表示するものであり、ビデオデータV01は変動開始コマンド01が選択された場合にビデオコマンド01が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド01が選択された場合には3列の図柄要素が大当りの組合せに設定されており、3列の図柄要素は通常映像の前方で大当りの組合せとなる。ビデオデータV11は変動開始コマンド11が選択された場合にビデオコマンド11が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド11が選択された場合には3列の図柄要素が外れリーチの組合せに設定されており、3列の図柄要素は通常映像の前方で外れリーチの組合せとなる。
ビデオデータV02およびV12は通常映像およびリーチ映像1を順に表示するものである。ビデオデータV02はリーチ映像1が大当りの結末に設定されたものであり、変動開始コマンド02が選択された場合にビデオコマンド02が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド02が選択された場合には3列の図柄要素が大当りの組合せに設定されており、3列の図柄要素はリーチ映像1で大当りの結末が表示された後にリーチ映像1の前方で大当りの組合せとなる。ビデオデータV12はリーチ映像1が外れの結末に設定されたものであり、変動開始コマンド12が選択された場合にビデオコマンド12が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド12が選択された場合には3列の図柄要素が外れリーチの組合せに設定されており、3列の図柄要素はリーチ映像1で外れの結末が表示された後にリーチ映像1の前方で外れリーチの組合せとなる。
ビデオデータV03およびV13のそれぞれは通常映像およびリーチ映像2を順に表示するものである。ビデオデータV03はリーチ映像2が大当りの結末に設定されたものであり、変動開始コマンド03が選択された場合にビデオコマンド03が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド03が選択された場合には3列の図柄要素が大当りの組合せに設定されており、3列の図柄要素はリーチ映像2で大当りの結末が表示された後にリーチ映像2の前方で大当りの組合せとなる。ビデオデータV13はリーチ映像2が外れの結末に設定されたものであり、変動開始コマンド13が選択された場合にビデオコマンド13が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド13が選択された場合には3列の図柄要素が外れリーチの組合せに設定されており、3列の図柄要素はリーチ映像2で外れの結末が表示された後にリーチ映像2の前方で外れリーチの組合せとなる。
ビデオデータV04およびV14のそれぞれは通常映像およびリーチ映像3を順に表示するものである。ビデオデータV04はリーチ映像3が大当りの結末に設定されたものであり、変動開始コマンド04が選択された場合にビデオコマンド04が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド04が選択された場合には3列の図柄要素が大当りの組合せに設定されており、3列の図柄要素はリーチ映像3で大当りの結末が表示された後にリーチ映像3の前方で大当りの組合せとなる。ビデオデータV14はリーチ映像3が外れの結末に設定されたものであり、変動開始コマンド14が選択された場合にビデオコマンド14が選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド14が選択された場合には3列の図柄要素が外れリーチの組合せに設定されており、3列の図柄要素はリーチ映像3で外れの結末が表示された後にリーチ映像3の前方で外れリーチの組合せとなる。
ビデデータVRはランク役物演出映像を表示するものであり、通常モードおよび低電サポモードのそれぞれで外れリーチ用の変動開始コマンド11が選択された場合に抽選でビデオコマンドRが選択されることに応じて再生される。この変動開始コマンド11が選択された場合には3列の図柄要素が外れリーチの組合せに設定されており、3列の図柄要素はランク役物演出映像の前方で外れリーチの組合せとなる。
図33はランク役物演出映像であり、ランク役物演出映像は(レベルアップチャンス)のスタート映像と(回転板を全て表向きにしてね)のメッセージ映像1と(ボタンを押して)のメッセージ映像2を有している。スタート映像はランク役物演出が始まることを遊技者に報知するものであり、ランク役物演出映像はスタート映像で始まる。メッセージ映像1はランク役物演出の遊技内容を遊技者に報知するものであり、スタート映像の終了後に表示開始される。メッセージ映像2は遊技者に操作スイッチ37の操作を促すものであり、メッセージ映像1の終了後に表示開始される。このメッセージ映像2が表示開始された後に操作スイッチ37が操作された場合にはレベルI回転板39とレベルII回転板40とレベルIII回転板41と確定回転板42が回転開始し、レベルI回転板39〜確定回転板42が回転開始した場合にはメッセージ映像2が消去される。
メッセージ映像2が消去された場合には(失敗)の失敗映像または(成功)の成功映像が表示される。成功映像は低電サポモードが設定されていると遊技者に確定的に報知するものであり、VDPが演出制御回路70からの成功コマンドを検出した場合にVROMの画像データをビデオデータVRの前方に重ねることで表示する。この成功映像はレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン4で回転停止した場合に表示される。
失敗映像は低電サポモードが設定されているか否かを不明とするものであり、VDPが演出制御回路70からの失敗コマンドを検出した場合にVROMの画像データをビデオデータVRの前方に重ねることで表示する。この失敗映像はレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン0〜3のいずれかで回転停止した場合に表示されるものであり、ランクアップ映像(f参照)およびランクダウン映像(g参照)は失敗映像が終了した場合に表示されるものである。
ランクアップ映像はレベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターンが1ランクだけ高くなったと遊技者に報知するものであり、(+1GET)の絵柄を有している。このランクアップ映像はVDPが演出制御回路70からのランクアップコマンドを検出した場合にVROMの画像データをビデオデータVRの前方に重ねることで表示するものであり、示唆パターン0のレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン1で回転停止した場合と示唆パターン1のレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン2で回転停止した場合と示唆パターン2のレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン3で回転停止した場合のそれぞれに表示される。
ランクダウン映像はレベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターンが1ランクだけ低くなったと遊技者に報知するものであり、(−1LOST)の絵柄を有している。このランクダウン映像はVDPが演出制御回路70からのランクダウンコマンドを検出した場合にVROMの画像データをビデオデータVRの前方に重ねることで表示するものであり、示唆パターン3のレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン2で回転停止した場合と示唆パターン2のレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン1で回転停止した場合と示唆パターン1のレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン0で回転停止した場合のそれぞれに表示される。
[2−6]ランク役物演出処理
図34はステップS204のランク役物演出処理であり、CPU71はステップS261でランク役物演出フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでランク役物演出フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはランク役物演出処理を終え、ランク役物演出フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS262でタイマSTの値に一定値(10)を加算する。このタイマSTの値は装飾図柄遊技の時間を計測するものであり、CPU71はステップS262でタイマSTの値を加算した場合にはステップS263へ移行する。
[2−6]ランク役物演出処理
図34はステップS204のランク役物演出処理であり、CPU71はステップS261でランク役物演出フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでランク役物演出フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはランク役物演出処理を終え、ランク役物演出フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS262でタイマSTの値に一定値(10)を加算する。このタイマSTの値は装飾図柄遊技の時間を計測するものであり、CPU71はステップS262でタイマSTの値を加算した場合にはステップS263へ移行する。
CPU71はステップS263へ移行すると、RAM73の回転中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この回転中フラグはレベルI回転板39〜確定回転板42の回転状態でオン状態に設定され、レベルI回転板39〜確定回転板42の回転停止状態でオフ状態に設定されるものであり、CPU71はレベルI回転板39〜確定回転板42の回転停止状態では回転中フラグがオフ状態に設定されていると判断してステップS263からステップS264へ移行する。
CPU71はステップS264へ移行すると、タイマSTの値の加算結果がROM72の開始時間に比べて大きいか否かを判断する。この開始時間は装飾図柄表示器36にメッセージ映像2(図33のc参照)が表示される時間に設定されたものであり、CPU71はステップS264でタイマSTの値の加算結果が開始時間以下であると判断した場合にはランク役物演出処理を終え、タイマSTの値の加算結果が開始時間に比べて大きいと判断した場合にはステップS265へ移行する。
CPU71はステップS265へ移行すると、タイマSTの値の加算結果がROM72の終了時間に比べて小さいか否かを判断する。この終了時間は遊技者がメッセージ映像2を視認して操作スイッチ37を余裕を持って操作できるように開始時間に比べて大きく設定され、装飾図柄遊技の終了前にランク役物演出が終了するように変動開始コマンド11の変動表示時間(10.0×1000msec)に比べて短く設定されたものであり、CPU71はステップS265でタイマSTの値の加算結果が終了時間に比べて小さいと判断した場合にはステップS266へ移行する。
CPU71はステップS266へ移行すると、操作スイッチ37が操作されたか否かを判断する。例えば遊技者が開始時間から終了時間までの期間内に操作スイッチ37を操作した場合にはCPU71はステップS266で操作スイッチ37が操作されたと判断し、ステップS267へ移行する。ここでRAM73からカウンタC10の値を検出し、カウンタC10の値の検出結果が低電サポモード(1)であるか否かを判断する。ここでカウンタC10の値の検出結果が通常モード(0)であると判断した場合にはステップS271へ移行し、カウンタC10の値の検出結果が低電サポモード(1)であると判断した場合にはステップS268でRAM73からカウンタC13の値の更新結果を検出する。
CPU71はステップS268でカウンタC13の値の更新結果を検出すると、ステップS269でカウンタC13の値の検出結果を(7)と比較する。ここでカウンタC13の値の検出結果が(7)でないと判断した場合にはステップS271へ移行し、カウンタC13の値の検出結果が(7)であると判断した場合にはステップS270へ移行する。ここでカウンタC14の値に示唆パターン4(4)を設定し、ステップS280へ移行する。
CPU71はステップS271へ移行すると、RAM73からカウンタC12の値の更新結果を検出する。そして、ステップS272でRAM73からカウンタC14の値の設定結果を検出し、ステップS273でカウンタC10の値の設定結果が通常モード(0)であるか否かを判断する。ここでカウンタC10の値の設定結果が通常モード(0)であると判断した場合にはステップS274でROM72の示唆パターンテーブル0−0〜0−3のうちからカウンタC14の値の設定結果に応じた1つを選択し、カウンタC10の値の設定結果が低電サポモード(1)であると判断した場合にはステップS275でROM72の示唆パターンテーブル1−0〜1−3のうちからカウンタC14の値の設定結果に応じた1つを選択する。
図36は示唆パターンテーブル0−0〜0−3であり、示唆パターンテーブル0−0〜0−3のそれぞれは複数の示唆パターンのそれぞれにカウンタC12の更新範囲内の複数の値を割付けることで設定されている。示唆パターンテーブル0−0はカウンタC14の値として(0)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン0(C14=0)の場合にステップS274で選択される。この示唆パターンテーブル0−0には示唆パターン0および1が設定され、示唆パターン1に対してランクアップコマンドが割付けられている。
示唆パターンテーブル0−1はカウンタC14の値として(1)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン1(C14=1)の場合にステップS274で選択される。この示唆パターンテーブル0−1には示唆パターン0〜2が設定され、示唆パターン0に対してランクダウンコマンドが割付けられ、示唆パターン2に対してランクアップコマンドが割付けられている。
示唆パターンテーブル0−2はカウンタC14の値として(2)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン2(C14=2)の場合にステップS274で選択される。この示唆パターンテーブル0−2には示唆パターン1〜3が設定され、示唆パターン1に対してランクダウンコマンドが割付けられ、示唆パターン3に対してランクアップコマンドが割付けられている。
示唆パターンテーブル0−3はカウンタC14の値として(3)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン3(C14=3)の場合にステップS274で選択される。この示唆パターンテーブル0−3には示唆パターン2および3が設定され、示唆パターン2に対してランクダウンコマンドが割付けられている。
図37は示唆パターンテーブル1−0〜1−3であり、示唆パターンテーブル1−0〜1−3のそれぞれは複数の示唆パターンのそれぞれにカウンタC12の更新範囲内の複数の値を割付けることで設定されている。示唆パターンテーブル1−0はカウンタC14の値として(0)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン0(C14=0)の場合にステップS275で選択される。この示唆パターンテーブル1−0には示唆パターン0および1が設定され、示唆パターン1に対してランクアップコマンドが割付けられている。
示唆パターンテーブル1−1はカウンタC14の値として(1)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン1(C14=1)の場合にステップS275で選択される。この示唆パターンテーブル1−1には示唆パターン0〜2が設定され、示唆パターン0に対してランクダウンコマンドが割付けられ、示唆パターン2に対してランクアップコマンドが割付けられている。
示唆パターンテーブル1−2はカウンタC14の値として(2)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン2(C14=2)の場合にステップS275で選択される。この示唆パターンテーブル1−2には示唆パターン1〜3が設定され、示唆パターン1に対してランクダウンコマンドが割付けられ、示唆パターン3に対してランクアップコマンドが割付けられている。
示唆パターンテーブル1−3はカウンタC14の値として(3)が割付けられたものであり、レベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン3(C14=3)の場合にステップS275で選択される。この示唆パターンテーブル1−3には示唆パターン2および3が設定され、示唆パターン2に対してランクダウンコマンドが割付けられている。
図38は通常モードでの示唆パターン0〜3の出現率および低電サポモードでの示唆パターン0〜3の出現率である。この図38の出現率は通常モード用の示唆パターンテーブル0−0〜0−3および低電サポモード用の示唆パターンテーブル1−0〜1−3から導き出されるものであり、通常モードでは示唆パターン0〜3のそれぞれの出現率が同一値に設定されている。低電サポモードでは示唆パターン3の出現率が高値に設定され、示唆パターン2の出現率が中値に設定され、示唆パターン1の出現率がやや低値に設定され、示唆パターン0の出現率が低値に設定されており、低電サポモードが設定されていることに対する遊技者の期待感は示唆パターン0〜3のうちで示唆パターン3が最も高く、示唆パターン2が2番目に高く、示唆パターン1が3番目に高く、示唆パターン0が最低となる。
CPU71はステップS274またはステップS275で示唆パターンテーブルを選択すると、ステップS276で示唆パターンテーブルの選択結果からカウンタC12の値の検出結果に応じた示唆パターンを選択する。そして、ステップS277でカウンタC14の値に示唆パターンの選択結果に応じた値(図35参照)を設定し、ステップS278で示唆パターンの選択結果にコマンドが割付けられているか否かを示唆パターンテーブルの選択結果から判断する。ここで示唆パターンの選択結果にコマンドが割付けられていないと判断した場合にはステップS280へ移行し、示唆パターンの選択結果にコマンドが割付けられていると判断した場合にはステップS279へ移行する。ここで示唆パターンテーブルの選択結果から示唆パターンの選択結果に応じたコマンドを選択し、ステップ280へ移行する。
CPU71はステップS280へ移行すると、レベルI回転板39とレベルII回転板40とレベルIII回転板41と確定回転板42のそれぞれを回転停止状態から回転状態とする。この回転状態はレベルI回転板39〜確定回転板42のそれぞれが軸43を中心に一定方向へ表面の文字が視認不能となる一定速度で回転している状態であり、CPU71はステップS280でレベルI回転板39〜確定回転板42を回転状態とした場合にはステップS281で回転中フラグをオン状態に設定し、ランク役物演出処理を終える。
CPU71はレベルI回転板39〜確定回転板42の回転状態ではステップS263で回転中フラグがオン状態に設定されていると判断し、ステップS282でタイマSTの値の加算結果をROM72の回転停止時間と比較する。ここでタイマSTの値の加算結果が回転停止時間に到達していないと判断した場合にはランク役物演出処理を終え、タイマSTの値の加算結果が回転停止時間に到達していると判断した場合にはステップS283でレベルI回転板39〜確定回転板42のそれぞれを回転状態から回転停止状態とする。この回転停止時間はステップS265の終了時間に比べて大きく設定され、変動開始コマンド11の変動表示時間に比べて短く設定されたものであり、タイマSTの値の加算結果が終了時間に到達する直前に操作スイッチ37が操作された場合であっても遊技者がレベルI回転板39〜確定回転板42が回転していると視認可能な時間に設定されている。
CPU71はステップS283でレベルI回転板39〜確定回転板42がステップS270またはS277でのカウンタC14の値の設定結果に応じた示唆パターンとなるようにレベルI回転板39〜確定回転板42のそれぞれを回転停止状態とする。即ち、カウンタC14の値の設定結果が(0)の場合にはレベルI回転板39〜確定回転板42が裏向きに回転停止され(図9のe参照)、カウンタC14の値の設定結果が(1)の場合にはレベルI回転板39が表向きでレベルII回転板40〜確定回転板42が裏向きに回転停止され(図9のd参照)、カウンタC14の値の設定結果が(2)の場合にはレベルI回転板39およびレベルII回転板40が表向きでレベルIII回転板41および確定回転板42が裏向きに回転停止され(図9のc参照)、カウンタC14の値の設定結果が(3)の場合にはレベルI回転板39〜レベルIII回転板41が表向きで確定回転板42が裏向きに回転停止され(図9のb参照)、カウンタC14の値の設定結果が(4)の場合にはレベルI回転板39〜確定回転板42が表向きに回転停止される(図9のa参照)。このカウンタC14の値が(4)に設定された場合には図29のステップS237でレベルI回転板39〜確定回転板42が示唆パターン0〜3でないと判断されるので、ランク役物演出が行われない。
CPU71はステップS283でレベルI回転板39〜確定回転板42を回転停止状態とすると、ステップS284でカウンタC14の値の設定結果が示唆パターン4(4)であるか否かを判断する。ここでカウンタC14の値の設定結果が(4)であると判断した場合にはステップS285で表示制御回路80に成功コマンドを送信し、カウンタC14の値の設定結果が(0)(1)(2)(3)のいずれかであると判断した場合にはステップS286で表示制御回路80に失敗コマンドを送信する。この表示制御回路80のVDPはCPU71からの成功コマンドを検出した場合にはレベルI回転板39〜確定回転板42の回転停止状態で成功映像を表示し(図33のe参照)、失敗コマンドを検出した場合にはレベルI回転板39〜確定回転板42の回転停止状態で失敗映像を表示する(図33のd参照)。
CPU71は成功コマンドまたは失敗コマンドを送信すると、ステップS287で示唆パターンテーブルからのランクアップコマンドの選択結果またはランクダウンコマンドの選択結果が有るか否かを判断する。ここでランクアップコマンドの選択結果およびランクダウンコマンドの選択結果がないと判断した場合にはステップS289へ移行し、ランクアップコマンドの選択結果またはランクダウンコマンドの選択結果が有ると判断した場合にはステップS288へ移行する。ここで表示制御回路80にランクアップコマンドの選択結果またはランクダウンコマンドの選択結果を送信し、ステップS289へ移行する。この表示制御回路80のVDPはCPU71からのランクアップコマンドを検出した場合には失敗映像を消去した後にランクアップ映像を表示し(図33のf参照)、ランクダウンコマンドを検出した場合には失敗映像を消去した後にランクダウン映像を表示する(図33のg参照)。
CPU71はステップS289へ移行すると、回転中フラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS290でランク役物演出フラグをオフ状態に設定し、ランク役物演出処理を終える。尚、タイマSTの値の加算結果が終了時間に到達するまでに操作スイッチ37が操作されなかった場合にはステップS265でタイマSTの値の加算結果が終了時間に到達していると判断される。この場合にはステップS290でランク役物演出フラグがオフ状態に設定される。従って、レベルI回転板39〜確定回転板42が回転状態とされず、レベルI回転板39〜確定回転板42の示唆パターンが変動しない。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
通常モードは装飾図柄表示器36の表示内容および特図始動口21の動作内容の両点で低電サポモードと見分けがつかないようにされたモードである。高電サポモードはメッセージの絵柄Mが表示されるモードであり、遊技者には高電サポモードの設定が明示されるものの通常モードおよび低電サポモードのいずれが設定されているかが明示されない。これら通常モードおよび低電サポモードの設定状態でランク役物演出を行い、ランク役物演出でレベルI回転板39〜確定回転板42を示唆パターン0〜3のいずれとするかに応じて遊技モードが低電サポモードに設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に報知したので、遊技者にとってはレベルI回転板39〜確定回転板42が高い期待感の示唆パターン3となることを期待する楽しみができる。
通常モードは装飾図柄表示器36の表示内容および特図始動口21の動作内容の両点で低電サポモードと見分けがつかないようにされたモードである。高電サポモードはメッセージの絵柄Mが表示されるモードであり、遊技者には高電サポモードの設定が明示されるものの通常モードおよび低電サポモードのいずれが設定されているかが明示されない。これら通常モードおよび低電サポモードの設定状態でランク役物演出を行い、ランク役物演出でレベルI回転板39〜確定回転板42を示唆パターン0〜3のいずれとするかに応じて遊技モードが低電サポモードに設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に報知したので、遊技者にとってはレベルI回転板39〜確定回転板42が高い期待感の示唆パターン3となることを期待する楽しみができる。
装飾図柄表示器36には予告映像1と予告映像2と予告映像3が表示される。これら予告映像1〜3は低電サポモードが設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に報知するものであり、通常モードおよび低電サポモードで表示され、高電サポモードで表示されない。
図39の(a)は予告映像1であり、予告映像1は低電サポモードが設定されていることに対する期待感が低値に設定されている。この予告映像1は通常映像が3列の図柄要素と共に装飾図柄表示器36の表示領域の全体を占める元のサイズから縮小した後に元のサイズに復帰する映像であり、表示制御回路80のVDPがシェィクビジョン機能を利用して通常映像用のビデオデータV11および図画要素用の画像データを加工することで表示する。
図39の(b)は予告映像2であり、予告映像2は低電サポモードが設定されていることに対する期待感が低値に比べて高い中値に設定されている。この予告映像2は通常映像が3列の図柄要素と共に元のサイズから縮小した後に縮小状態のまま長方形から変形し、縮小状態のまま変形した後に元の長方形に復帰し、元の長方形に復帰した後に元のサイズに戻る映像であり、表示制御回路80のVDPがシェィクビジョン機能を利用して通常映像用のビデオデータV11および図画要素用の画像データを加工することで表示する。
図39の(c)は予告映像3であり、予告映像3は低電サポモードが設定されていることに対する期待感が中値に比べて高い高値に設定されている。この予告映像3は通常映像が3列の図柄要素と共に元のサイズから縮小した後に縮小状態のまま斜めに回転し、縮小状態のまま斜めに回転した後に元の姿勢に復帰し、元の姿勢に復帰した後に元のサイズに戻る映像であり、表示制御回路80のVDPがシェィクビジョン機能を利用して通常映像用のビデオデータV11および図画要素用の画像データを加工することで表示する。
図40の装飾図柄遊技処理は演出制御回路70のCPU71が図29の装飾図柄遊技処理に換えて実行するものであり、CPU71はステップS236でカウンタC1の値の検出結果が(14)に比べて大きいと判断した場合にはステップS301の予告設定処理へ移行する。
図41はステップS301の予告設定処理であり、CPU71はステップS311でRAM73からカウンタC15の値の更新結果を検出する。このカウンタC15の値はCPU71が図27のステップS201で一定値(1)だけ更新するものである。このカウンタC15の値は電源が投入された場合に下限値(0)に初期設定されるものであり、上限値(59)に加算された場合に下限値に戻して循環的に加算される。
CPU71はステップS311でカウンタC15の値の更新結果を検出すると、ステップS312でカウンタC10の値の設定結果が通常モード(0)であるか否かを判断する。ここでカウンタC10の値の設定結果が通常モード(0)であると判断した場合にはステップS313でROM72から予告コマンドテーブル1を検出し、カウンタC10の値の設定結果が低電サポモード(1)であると判断した場合にはステップS314でROM72から予告コマンドテーブル2を検出する。
図42の(a)は予告コマンドテーブル1であり、予告コマンドテーブル1は予告コマンド1〜3のそれぞれにカウンタC15の更新範囲内の複数の値を割付けることで設定されている。図42の(b)は予告コマンドテーブル2であり、予告コマンドテーブル2は予告コマンド1〜3のそれぞれにカウンタC15の更新範囲内の複数の値を割付けることで設定されている。
CPU71は予告コマンドテーブル1または予告コマンドテーブル2を検出すると、ステップS315で予告コマンドテーブルの検出結果からカウンタC15の値の検出結果に応じた予告コマンドを選択する。そして、ステップS316で表示制御回路80に予告コマンドの選択結果を送信し、予告設定処理を終える。
予告コマンド1は予告映像1の表示を指令するものであり、表示制御回路80は演出制御回路70からの予告コマンド1を検出した場合には装飾図柄遊技の映像で予告映像1を表示する。予告コマンド2は予告映像2の表示を指令するものであり、表示制御回路80は演出制御回路70からの予告コマンド2を検出した場合には装飾図柄遊技の映像で予告映像2を表示する。予告コマンド3は予告映像3の表示を指令するものであり、表示制御回路80は演出制御回路70からの予告コマンド3を検出した場合には装飾図柄遊技の映像で予告映像3を表示する。
図43は予告映像1〜3の出現率である。この出現率は図42の予告コマンドテーブル1および予告コマンドテーブル2から導き出されるものであり、通常モードでは予告映像1〜3のそれぞれの出現率が同一値に設定されている。低電サポモードでは予告映像3の出現率が高値で予告映像2の出現率が中値で予告映像1の出現率が低値に設定されており、低電サポモードが設定されていることに対する期待感は予告映像3が最も高く、予告映像2が2番目に高く、予告映像1が最も低く設定されている。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
遊技モードが低電サポモードに設定されていることに対する期待感の高さを予告映像1〜3の演出内容の違いで遊技者に報知したので、遊技者にとっては高い期待感の予告映像3が出現することを期待する楽しみができる。
遊技モードが低電サポモードに設定されていることに対する期待感の高さを予告映像1〜3の演出内容の違いで遊技者に報知したので、遊技者にとっては高い期待感の予告映像3が出現することを期待する楽しみができる。
上記実施例1においては、電サポモードのオフ状態で遊技球が特図始動口21に入賞したことに応じて電サポモードをオン状態とする大当りと判定された場合にランク役物演出を装飾図柄遊技中に行っても良い。この場合には操作スイッチ37が操作されることに応じてレベルI回転板39〜確定回転板42を示唆パターン4とし、電サポモードがオン状態となることを遊技者に確定的に報知することが好ましい。
上記実施例1および2においては、特図始動口1および特図始動口2の2種類を設けても良い。特図始動口1は上面が開口するポケットタイプの入賞口であり、特図始動口2は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および入賞可能な開放状態間で切換えられる開閉タイプの入賞口である。
上記実施例1および2においては、低電サポモードでは普図変動時間を高電サポモードと同一の値に設定し、特図始動口21の開放時間を高電サポモードに比べて短い値に設定しても良い。要は低電サポモードでは特図始動口21への遊技球の入賞個数が高電サポモードに比べて少数個となるように普図変動時間および開放時間の少なくとも一方を高電サポモードに対して相違させることが好ましい。
上記実施例1および2においては、通常モードでは特図始動口21への遊技球の入賞個数が低電サポモードに比べて少数個(>0)となるように特図始動口21を開放状態および閉鎖状態間で制御しても良い。
上記実施例1および2においては、遊技モードとして通常モードと低電サポモード1と低電サポモード2と高電サポモードを設定しても良い。低電サポモード1および低電サポモード2は特図始動口21への遊技球の入賞個数を高電サポモード(第1のモード)に比べて少数個とする遊技モードであり、低電サポモード2(第2のモード)は特図始動口21への遊技球の入賞個数が低電サポモード1(第3のモード)に比べて多い遊技モードである。この場合には遊技者が低電サポモード1および低電サポモード2を装飾図柄表示器36の表示内容および特図始動口21の挙動から見分けることを不能とし、低電サポモード1および低電サポモード2で示唆演出を行うことで遊技モードが低電サポモード2に設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に示唆することが好ましい。
上記実施例1および2においては、大当り遊技が終了するときに高電サポモードが設定された場合には確定回転板41を回転状態から表向きに回転停止させることで高電サポモードが設定されたと遊技者に報知しても良い。
21は特図始動口(始動口)、50はメイン制御回路(遊技モード設定手段,制御手段)、70は演出制御回路(示唆演出手段)、80は表示制御回路(報知演出手段,示唆演出手段)である。
Claims (1)
- 遊技球が入球困難な閉鎖状態および入球容易な開放状態間で制御されるものであって、遊技球が入球した場合に大当りであるか否かが判定される始動口と、
遊技モードを第1のモードと第2のモードと第3のモードを含む3以上のいずれかに設定する遊技モード設定手段と、
第1のモードの設定状態では第2のモードの設定状態および第3のモードの設定状態のそれぞれに比べて前記始動口に多数個の遊技球が入球可能となるように前記始動口を閉鎖状態および開放状態間で制御し、第2のモードの設定状態では第3のモードの設定状態に比べて前記始動口に多数個の遊技球が入球可能となるように前記始動口を閉鎖状態および開放状態間で制御する制御手段と、
第2のモードの設定状態でこれが遊技者に明示されていない場合に遊技モードが第2のモードに設定されていることに対する期待感の高さを遊技者に示唆する示唆演出を行う示唆演出手段を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014112699A JP2015226586A (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014112699A JP2015226586A (ja) | 2014-05-30 | 2014-05-30 | パチンコ遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019130106A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2020032282A (ja) * | 2019-12-04 | 2020-03-05 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
-
2014
- 2014-05-30 JP JP2014112699A patent/JP2015226586A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7199796B2 (ja) | 2017-05-23 | 2023-01-06 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
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JP7042788B2 (ja) | 2019-12-04 | 2022-03-28 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
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A711 | Notification of change in applicant |
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