JP2015224355A - 表面処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状又は筒状のワークの表面を均一に処理することができる表面処理装置を提供する。【解決手段】「表面処理装置」としてのめっき装置901は、処理容器301内に設置した棒状又は筒状のワーク4の表面にめっき液1を流してめっき処理を施す。処理容器301は、ワーク4の軸方向を鉛直方向としてワーク4を軸方向が一致するように内側に収容しワーク4の外面との間に環状流路Rを形成する外筒部12,22と、上底部11と、下底部21と、を備える。外筒部12の上底部11寄りには、めっき液1が環状流路Rに流入する流入口16が形成され、外筒部22の下底部21寄りには、めっき液1が環状流路Rから流出する流出口25,26が形成されている。流入口16は、環状流路R内でめっき液1がワーク4の軸に対して螺旋状に周回して流れるように、ワーク4の軸と直交する仮想平面においてワーク4より外側にずれた位置に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、棒状又は筒状のワークに対して表面処理を施す表面処理装置に関する。
従来、自動車部品や電気電子部品として使用される金属製のワークの表面に、耐食性向上および外観品質向上を目的としてめっき処理を施す表面処理装置が知られている。
例えば特許文献1に記載のめっき装置では、めっき液が貯留されたタンクの上方に、ワークの被めっき面と陽極とを対向配置し、ワークを陰極に接続する。そして、ワークの被めっき面に対して、タンクに収容しためっき液をポンプで加圧し複数のノズルから噴射させ、被めっき面に噴流として当てる。このとき複数のノズルから噴射されるめっき液によって、陽極とワーク間が電気的に接続され、ワークの被めっき面にめっき液中の金属イオンが析出し、被めっき面をめっきするようにしている。
また、上記噴流式のめっき装置の他に、めっき液が貯留されるタンクの中に電極板を浸漬させ、電極板と一定の距離を設けてワークを浸漬して行う浸漬方式によるめっき装置等も知られている。
特開2010−216006号公報
ところで、ワークが棒状又は筒状である場合、ワークの外面が曲面であり、また360度の周囲全体にめっき液を噴射する必要があるため、めっき膜厚を均一にすることが難しいという問題が生じていた。また、めっき以外に、洗浄等の表面処理装置においても同様の問題が生じていた。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、棒状又は筒状のワークの表面を均一に処理することができる表面処理装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明の表面処理装置は、処理容器内に設置した棒状又は筒状のワークの表面に処理流体を流して表面処理を施すものであって、処理容器は、外筒部と、下底部と、上底部とを備える。
外筒部は、ワークの軸方向を鉛直方向としてワークを軸方向が一致するように内側に収容し、ワークの外面との間に環状流路を形成する。上底部は外筒部の上底をなし、下底部は外筒部の下底をなす。
外筒部、上底部又は下底部のいずれかに、処理流体が環状流路に流入する流入口、及び、処理流体が環状流路から流出する流出口が形成される。流入口は、環状流路内で処理流体がワークの軸に対して螺旋状に周回して流れるように、ワークの軸と直交する仮想平面においてワークより外側にずれた位置に形成されている。
本構成によれば、流入口をワークの軸と直交する仮想平面においてワークより外側にずれた位置に形成することで、環状流路内で処理流体がワークの外面に対して螺旋状に周回して流れる。これにより、ワークの外面に対して、均一な表面処理を施すことができる。
さらに、環状流路を例えば数mm程度の狭小な幅で形成することで、処理容器を小型化することができ、ひいては装置全体の小型化を図ることができる。
本発明の第1実施形態によるめっき装置の全体を示す模式図。 図1のII−II線断面図。 図1のめっき装置においてめっき液が流れる状態を示す模式図。 流入口位置と螺旋流速さとの関係を示す模式図。 流入口と環状流路との比率、と螺旋流速さとの関係を示す図 流入口圧と螺旋流速さとの関係を示す模式図。 流入口角度と螺旋流周期との関係を示す模式図。 本発明の第2実施形態によるめっき装置の全体を示す模式図。 図8のIX−IX線断面図。 図8のめっき装置においてめっき液が流れる状態を示す模式図。 本発明の他の実施形態によるめっき装置を示す模式図。 本発明の他の実施形態によるめっき装置を示す模式図。 本発明の他の実施形態によるめっき装置を示す模式図。
〈第1実施形態〉
[構成]
本発明の第1実施形態の構成について、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の表面処理装置としてのめっき装置901は、めっき液1が貯留されるタンク2と、処理容器301とを備えている。処理容器301は、タンク2の上方に位置し、めっき対象物としてのワーク4を内部に収容可能に上下有底の円筒形状に形成されている。ワーク4は円筒状の金属基材であり、ワーク4の軸方向を鉛直方向として、その軸方向が一致するように処理容器301内に収容される。鉛直方向およびワーク4の軸方向が処理容器301の中心軸線aと一致する。
タンク2と処理容器301とは給液路5によって接続されている。給液路5の途中にはポンプ6が設けられ、ポンプ6の下流における給液路5の途中にはバルブ7が設けられている。そして、矢印Lで示すように、ポンプ6を駆動することにより、タンク2内のめっき液1が給液路5を通って処理容器301内へ圧送されるようになっている。また、バルブ7の開度を調整することにより、めっき液1の処理容器301への流入量を調整することができるようになっている。
処理容器301は、鉛直方向の中間部で分割された上側容器101と下側容器20とで構成されている。上側容器101は、処理容器301の蓋としての上底部11と、上側外筒部12とを有している。さらに、上底部11の中央には、円錐台形状をなす整流部13が下方に突出するように形成されている。整流部13の下端面中央には、棒状の内側電極14が、ワーク4の軸方向(中心軸線a)と一致する方向に延びるように鉛直方向に取り付けられている。
上側外筒部12の内面には、上外側電極15が上側外筒部12の内面に沿って環状に設けられている。さらに、上側外筒部12において上底部11寄りの部分には、流入口16が水平方向に貫通形成されている。流入口16は給液路5と連通しており、タンク2内のめっき液1が流入口16を通って矢印Fin(図2、図3参照)のように処理容器301内に流入するようになっている。また、流入口16は、図2に示すようにワーク4の軸と直交する仮想平面においてワーク4より外側にずれた偏心した位置であって、ワーク4の上端面より上方となる位置に形成されている。
下側容器20は、処理容器301の下底としての下底部21と、下側外筒部22とを有している。下底部21の中央には、円錐台形状をなす整流部23が上方に突出するように形成されている。下側外筒部22の内面には、下外側電極24が下側外筒部22の内面に沿って環状に設けられている。さらに、下側外筒部22において下底部21寄りの部分には、2つの流出口25,26が水平方向に貫通形成されている。なお、流出口25,26は、ワーク4の下端面より下方となる位置に形成されている。
そして、上側容器101と下側容器20とが嵌め合わされたときには、上側外筒部12と下側外筒部22、及び上外側電極15と下外側電極24とが上下方向になめらかに連続する。そして、内側電極14と各外側電極15,24とがワーク4を挟んで対向する。さらに、各外筒部12,22とワーク4の外面との間には、例えば数mm程度の狭小な環状流路Rが形成され、ワーク4の内部には中央流路Cが形成される。
[作用]
次に、本実施形態におけるめっき装置901を用いためっき方法について説明する。
まず、ワーク4を下側容器20内の整流部23付近に鉛直方向に設置する。このとき、ワーク4は図示しない固定治具によって安定して直立に固定される。そして、上方から上側容器101を下側容器20に嵌め合わせる。次に、ポンプ6を作動するとともにバルブ7を開き、流入口16からめっき液1を圧送する。圧送されためっき液1は、図3に示すように、環状流路R内をワーク4の軸(中心軸線a)に対して螺旋状に周回して上から下へと流れる。図3では、便宜上、ワーク4の手前及びワーク4の向こう側の螺旋流を合わせて実線矢印Frで表示する、下底部21まで流れためっき液1は、矢印Foutのように流出口25,26から流出し、再びタンク2内に貯留する。
この状態で、ポンプ6を作動させながら内側電極14および各外側電極15,24を陽極(図示略)に接続し、ワーク4を陰極(図示略)に接続すると、ワーク4と各電極14,15,24間に電位差が生じ、ワーク4の主に外面にめっき液中の金属イオンが析出してワーク4がめっきされる。
次に、本実施形態のめっき装置901において、流入口16の位置や形状、めっき液1の圧送圧力によって螺旋流がどのように生じるかについて、図4〜図7を参照して説明する。
図4(a)に示すように、ワーク4の軸と直交する仮想平面においてワーク4の中心から流入口16までの距離を距離xとしたとき、環状流路R内の任意のポイントD1における螺旋流速さv1は、図4(b)に示すグラフで与えられる。高速な螺旋流を得るには、ワーク4の外径φDwよりも径方向外側となる位置に流入口16を設けるのが望ましい。
図5(a)に示すように、流入口16の直径bと環状流路Rの幅cとの比率を比率r(r=b/c)としたとき、環状流路R内の任意のポイントD2における螺旋流速さv2は、図5(b)に示すグラフで与えられる。より高速な螺旋流を形成するには、流入口16の直径bを環状流路Rの幅cと同程度に設定するのが望ましい。
図6(a)に示すように、流入口16から圧送するめっき液1の圧力を圧力pとしたとき、環状流路R内の任意のポイントD3における螺旋流速さv3は、図6(b)に示すグラフで与えられる。ポンプ6の圧力を上昇させることでより高速な螺旋流を得ることができる。
図7(a)に示すように、流入口16の水平面に対する角度を角度θで形成したときに生じる螺旋流の周期fは、図7(b)に示すグラフで与えられる。角度θが大きいほど螺旋流の周期fが長くなる。例えばワークのねじの山谷のような部分に沿うように螺旋流を形成させるには角度θを0度付近に設定することが好ましい。なお、本実施形態における流入口16の角度θは0度に設定されている。
[効果]
本実施形態では、めっき液1が環状流路R内を螺旋状に流れることで、めっき膜厚を均一にすることができる。また、適度な螺旋流速が得られることで、高速かつ効率的にめっきすることができる。例えば、従来行っていたようにめっき膜厚の均一化を図るため、電極とワーク4を投入した揺動装置をめっき液中に浸漬させる必要もなく、装置の簡易化やめっき時間の短縮を図ることができ、さらに好適にめっき液1の使用量を低減することができる。
また、本実施形態では、流入口16を上側外筒部12において上底部11寄りに形成し、かつ、流出口25,26を下側外筒部22において下底部21寄りに形成しているため、めっき液1を重力に沿って好適に流通させることができる。
さらに、本実施形態では、狭小な環状流路Rでめっきすることにより、処理容器301を小型化することができ、ひいては装置全体の小型化を図ることができる。また、一度に使用されるめっき液1も少量で済むため、めっき液1の使用量を削減することができる。
〈第2実施形態〉
次に、本発明の第2実施形態に係るめっき装置902について、図8〜図10を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。第2実施形態は、処理容器302の上底部11に、ワーク4の内面のめっき用にめっき液1を導入する内面用流入口17が形成されている点が第1実施形態とは異なる。以下、第1実施形態と相違する部位について説明する。
本実施形態の上側容器102に形成される内面用流入口17は、上底部11を貫通して整流部13まで連続する縦孔部18と、縦孔部18から連続して整流部13を径方向外側へ貫通する横孔部19とを有する。この内面用流入口17は、図9に示すように、ワーク4の中心(中心軸線a)から偏心した位置に形成されており、横孔部19の下流側端部はワーク4に対して狭小に形成されている。
また、バルブ7の下流の給液路は2つに分岐しており、分岐した給液路8と縦孔部18の上流側端部とが連通している。そして、タンク2内のめっき液1がポンプ6の作動により、矢印Lのように2経路に分かれて圧送され、その一方が処理容器302の上方から内面用流入口17を通って中央流路C内に流入するようになっている。
図10は、めっき液1が流れる状態を示す模式図であって、上側外筒部12に形成された流入口16から流入するめっき液1の流れを実線矢印Frで示し、内面用流入口17から流入しためっき液1の流れを二点鎖線矢印Fcで示している。図10に示すように、中央流路C内に圧送されためっき液1は、環状流路R内を流れるのと同様に、中央流路C内をワーク4の軸に対して螺旋状に周回して上から下へと流れる。下整流部23とワーク4との隙間から下底部21まで流れためっき液1は、矢印Foutのように流出口25,26から流出し、再びタンク2内に貯留する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらに、ワーク4の内面に対しても均一にめっき処理を施すことができる。特に、筒状のワーク4の内面にめっき処理する場合、従来の処理装置では十分にめっきすることが難しく、外面にめっき処理した後、別工程で内面に対して防錆剤を付着させる処理が必要であった。しかし、本実施形態によれば外面と同時に内面もめっきするため、内面への後処理を省略することができ効率的にワーク4の内外面をめっきすることができる。
〈他の実施形態〉
上記各実施形態の処理容器301,302では、上側容器101,102に流入口16を設ける構成としたが、これに代えて、図11に示す処理容器303のように、下側容器201の外筒部223に流入口163を設けても良い。この場合、流入口163のみを設けて、ワーク4の外面をめっきした後、めっき液1が整流部133で折り返して、整流部133とワーク4との隙間から中央流路Cに流入することでワーク4の内面を連続してめっきするように構成しても良い。または、外面めっき用流入口と内面めっき用流入口をそれぞれ別に設けても良い。めっき液1は下底部213の略中央に形成された流出口253から排出される。
さらに、めっき液1の処理容器への流入および流出の形態は種々の形態を採用することができる。例えば、図12(a)に示す処理容器304のように、めっき液1を上部から圧送して、まずワーク4の外面にめっきした後、下部の整流部234で折り返してワーク4の内面を下から上へめっきするようにしても良い。
また、図12(b)に示す処理容器305のように、めっき液1を上部から圧送してワーク4の内面にめっきした後、下部の整流部235で折り返してワーク4の外面を下から上へめっきするようにしても良い。
さらに、図12(c)に示す処理容器306のように、めっき液1を下部から圧送してワーク4の内面にめっきした後、上部の整流部136で折り返してワーク4の外面を上から下にめっきするようにしても良い。
上記各実施形態では、処理容器301,302を上側容器101,102と下側容器20との2つの容器状部材で構成した。このような構成に限らず、処理容器は全体として上下有底の円筒形状であって、外筒部と下底部及び上底部として機能する部位を有していれば良く、種々の形態を採用することができる。
例えば、図11に示すように上蓋103と、外筒部223および下底部213を有する下側容器201とで構成しても良い。このとき、上蓋103は特許請求の範囲に記載の「上底部」に相当する。その他、図12(a)〜図12(c)に模式的に示すように処理容器の構成は種々の形態に変更することができる。なお、図12では、内側電極および外側電極は省略してある。
上記各実施形態では、ワーク4は単純な円筒状としたが、その他、ワークの形状は、棒状や有底円筒形状、外面に溝やねじが形成されているもの、六角形等の多角形状を含む回転体等であっても良い。
例えば図13に示すワーク41は、スパークプラグを模式的に表したものであり、下部の外径が上部に対して膨らんでいる。このような形状のワークに対しては、図13に示すように、処理容器307の外筒部227の内壁形状をワーク41の外径に沿うように段付きに形成することで、ワーク41の外面と外筒部227の内面との距離(環状流路Rの幅)を略一定とするように形成しても良い。なお、図13では、内側電極および外側電極は省略してある。
本発明の表面処理装置は、上記各実施形態に示しためっき装置901,902に限らず、その他の表面処理装置に適用することができる。例えば、乾燥装置や、洗浄液または水等による洗浄装置、電極を必要としない電界装置等に適用することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
11 ・・・上底部
12 ・・・上側外筒部(外筒部)
14 ・・・内側電極
15 ・・・上外側電極(外側電極)
16 ・・・流入口
17 ・・・内面用流入口
21 ・・・下底部
22 ・・・下側外筒部(外筒部)
24 ・・・下外側電極(外側電極)
25,26 ・・・流出口
301,302 ・・・処理容器
4 ・・・ワーク
901,902 ・・・めっき装置(表面処理装置)
R ・・・環状流路
C ・・・中央流路

Claims (4)

  1. 処理容器(301,302)内に設置した棒状又は筒状のワーク(4)の表面に処理流体(1)を流して表面処理を施す表面処理装置(901,902)であって、
    前記処理容器は、
    前記ワークの軸方向を鉛直方向として前記ワークを軸方向が一致するように内側に収容し、前記ワークの外面との間に環状流路(R)を形成する外筒部(12,22)と、
    前記外筒部の上底をなす上底部(11)と、
    前記外筒部の下底をなす下底部(21)と、
    を備え、
    前記外筒部、前記上底部又は前記下底部のいずれかに、前記処理流体が前記環状流路に流入する流入口(16)、及び、前記処理流体が前記環状流路から流出する流出口(25,26)が形成され、
    前記流入口は、前記環状流路内で前記処理流体が前記ワークの軸に対して螺旋状に周回して流れるように、前記ワークの軸と直交する仮想平面において前記ワークより外側にずれた位置に形成されていることを特徴とする表面処理装置。
  2. 前記流入口は、前記上底部又は前記外筒部の前記上底部寄りに形成され、かつ、前記流出口は、前記下底部又は前記外筒部の前記下底部寄りに形成され、
    前記処理流体は前記環状流路を上から下に流れることを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
  3. 前記ワークは筒状であって陰極に接続され、
    前記ワークの中心軸に沿って設けられ、陽極に接続される内側電極(14)と、
    前記外筒部の内面に沿って環状に設けられ、前記ワークを挟んで前記内側電極と対向すし、陽極に接続される外側電極(15,24)と、をさらに備え、
    前記処理流体としてめっき液を前記環状流路および前記ワークの内部の中央流路(C)に流し、前記ワークの表面にめっき処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面処理装置。
  4. 前記処理容器(302)は、
    前記上底部に、前記処理流体が前記中央流路に流入し前記ワークの内面を処理する内面用流入口(17)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の表面処理装置(902)。
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