JP2015224009A - 車両構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない設置スペースで容量の大きい車載部材を設置することができる車両構造を提供すること。
【解決手段】凹部4を有するフロアパネル2と、フロアパネル2に形成された凹部4に設置され、少なくとも上部が凹部4の開口端よりも上方に突出するインバータ6を有するバッテリ5と、インバータ6の側面8aを覆うように設けられ、凹部4よりも上方に設けられた車輪9とを有する。また、インバータ6が、インバータ6の基端部8bから上端部8cに向かうに従って先細り形状に形成され、バッテリケース7Aの下面7aを凹部4の底面4bから離間させる。
【選択図】図6
【解決手段】凹部4を有するフロアパネル2と、フロアパネル2に形成された凹部4に設置され、少なくとも上部が凹部4の開口端よりも上方に突出するインバータ6を有するバッテリ5と、インバータ6の側面8aを覆うように設けられ、凹部4よりも上方に設けられた車輪9とを有する。また、インバータ6が、インバータ6の基端部8bから上端部8cに向かうに従って先細り形状に形成され、バッテリケース7Aの下面7aを凹部4の底面4bから離間させる。
【選択図】図6
Description
本発明は、車両構造に関し、特に、車載部材を車両に取付けるための車両構造に関する。
従来、荷室のフロアパネルに形成された凹部に、車輪としてのスペアタイヤを収容する車両が知られており、この車両において、スペアタイヤのホイールの内周面の空間に車載部材を載置したものがある。
例えば、特許文献1に記載された車両構造においては、スペアタイヤのホイールの内周面が余剰空間となっているため、この余剰空間にバッテリパックを収容することにより、バッテリバックの設置スペースを確保している。
また、特許文献2に記載された車両構造においては、スペアタイヤのホイールの内周面が余剰空間となっているため、この余剰空間にキャニスタを収容することにより、キャニスタの設置スペースを確保している。
しかしながら、このような従来の車両構造にあっては、スペアタイヤのホイールの内周面に車載部材であるバッテリやキャニスタを収容しているため、車載部材の設置スペースがホイールの内周面の限られた空間だけとなる。
このため、容量が大きい車載部材をホイールの内周面の空間に設置することができないという問題がある。
このため、容量が大きい車載部材をホイールの内周面の空間に設置することができないという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、少ない設置スペースで容量の大きい車載部材を設置することができる車両構造を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、凹部を有し、車両の車体パネルを構成する板状部材と、凹部に設置され、少なくとも上部が凹部の開口端よりも上方に突出する突出部を有する車載部材と、突出部の側面を覆うように設けられた環状部材とを備えたものから構成されている。
本発明の第2の態様としては、環状部材が、凹部よりも上方に設けられてもよい。
本発明の第3の態様としては、突出部は、突出部の基端部から上端部に向かうに従って先細り形状に形成されてもよい。
本発明の第4の態様としては、車載部材は、凹部と離間してもよい。
本発明の第3の態様としては、突出部は、突出部の基端部から上端部に向かうに従って先細り形状に形成されてもよい。
本発明の第4の態様としては、車載部材は、凹部と離間してもよい。
本発明の第5の態様としては、車載部材と板状部材とを接続するとともに、環状部材と板状部材とを接続する継手部材を備え、車載部材と環状部材とが継手部材を介して板状部材に接続されてもよい。
本発明の第6の態様としては、板状部材が搭載されるとともに、環状部材を板状部材に接続する搭載部材を備え、環状部材が、搭載部材に接続されて搭載板状部材に固定される固定部と、搭載部材に接触する接触部とを有してもよい。
本発明の第7の態様としては、車載部材が、バッテリとインバータとを含んで構成されてもよい。
本発明の第7の態様としては、車載部材が、バッテリとインバータとを含んで構成されてもよい。
本発明の第8の態様としては、インバータが突出部から構成され、バッテリが突出部よりも下方の車載部材の部位から構成されてもよい。
本発明の第9の態様としては、環状部材が、ホイールとゴムタイヤとを含んで構成される車輪であってもよい。
このように上記の第1の態様によれば、車両構造が、板状部材に形成された凹部に設置され、少なくとも上部が凹部の開口端よりも上方に突出する突出部を有する車載部材と、突出部の側面を覆うように設けられた環状部材とを備える。
これにより、凹部および環状部材との間に車載部材を設置することができ、車載部材の容量を大きくできる。
これにより、凹部および環状部材との間に車載部材を設置することができ、車載部材の容量を大きくできる。
また、車載部材を凹部および環状部材によって覆うことができるので、車両の内部で動作する物体が車載部材に衝突することを防止でき、車載部材を保護することができる。
さらに、凹部に車載部材を設置することができるため、車両に対する車載部材と環状部材との設置スペースを少なくでき、車両の内部のスペースを広くできる。
さらに、凹部に車載部材を設置することができるため、車両に対する車載部材と環状部材との設置スペースを少なくでき、車両の内部のスペースを広くできる。
上記の第2の態様によれば、環状部材が、凹部よりも上方に設けられるので、例えば、環状部材が下方に動かされる程の衝撃や荷重を受けた場合に、環状部材を板状部材に接触させることができる。このため、環状部材が車載部材に接触することを防止でき、車載部材を保護することができる。
上記の第3の態様によれば、突出部は、突出部の基端部から上端部に向かうに従って先細り形状に形成される。これにより、突出部と環状部材との間の隙間を大きくして、例えば、環状部材が横方向に動かされる程の衝撃や荷重を受けた場合に、環状部材を車載部材に接触させ難くして、車載部材を保護することができる。
また、例えば、環状部材が横方向により大きく動かされる程の衝撃や荷重を受けて環状部材が突出部に接触した場合に、突出部のテーパ面に沿って環状部材を移動させることができる。このため、環状部材から車載部材に加わる衝撃や荷重を軽減でき、車載部材を保護することができる。
上記の第4の態様によれば、車載部材が凹部と離間しているので、環状部材が衝撃や荷重を受けて環状部材が車載部材に接触した場合に、車載部材を、車載部材と凹部との間の隙間の分だけ移動させることができる。このため、環状部材の接触によって車載部材が変形することを防止でき、車載部材をより効果的に保護できる。
上記の第5の態様によれば、車載部材と環状部材とが継手部材を介して板状部材に接続されるので、車載部材と環状部材との振動周期を略同一にできる。これにより、車載部材と環状部材とが近接して配置された場合であっても、車載部材と環状部材とを接触し難くして、車載部材と環状部材との接触音が発生することを抑制できる。
このため、車載部材と環状部材とを近接して配置することができ、車両に対する車載部材と環状部材との設置スペースをより効果的に少なくできる。この結果、車両の内部のスペースをより効果的に広くできる。
上記の第6の態様によれば、板状部材が搭載されるとともに、環状部材を板状部材に接続する搭載部材を備え、環状部材が、搭載部材に接続されて搭載部材に固定される固定部と、搭載部材に接触する接触部とを有する。
これにより、環状部材の位置を一定にして、環状部材を搭載部材に搭載できる。このため、車両の内部で動作する物体が環状部材に衝突した場合に、環状部材の移動量を少なくでき、環状部材が車載部材に接触することを防止できる。したがって、車載部材をより効果的に保護することができる。
上記の第7の態様によれば、車載部材が、バッテリとインバータとから構成されるので、凹部および環状部材との間にバッテリおよびインバータを設置することができ、バッテリおよびインバータの容量を大きくできる。
また、バッテリおよびインバータを凹部および環状部材によって覆うことができるので、車両の内部で動作する物体がバッテリおよびインバータに衝突することを防止でき、バッテリおよびインバータを保護することができる。
上記の第8の態様によれば、インバータが突出部から構成され、バッテリが突出部よりも下方の車載部材の部位から構成されるので、環状部材が移動する程の衝撃や荷重が環状部材に加わった場合に、環状部材がインバータに接触するだけでバッテリに接触することを防止できる。このため、バッテリを確実に保護できる。
また、何らかの理由でバッテリに衝撃や荷重が加わってバッテリの液漏れが発生した場合に、バッテリの上方に設置されるインバータがバッテリの液漏れの影響を受けることがない。このため、インバータが故障することを防止できる。
上記の第9の態様によれば、環状部材が、ホイールとゴムタイヤとを含んだ車輪から構成される。これにより、ホイールによって剛性が与えられるゴムタイヤで突出部の周囲を覆うことで、車両の内部で動作する物体をゴムタイヤに衝突させて車載部材に衝突させることを防止でき、車載部材をより効果的に保護できる。
以下、本発明に係る車両構造の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図7は、本発明に係る一実施形態の車両構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、自動車等の車両1は、フロアパネル2を有する車体3を備えている。車体3の後部のフロアパネル2には凹部4が形成されており、この凹部4は、タイヤハウスを構成する。ここで、フロアパネル2は、本発明の車体パネルを構成する板状部材である。
図1〜図7は、本発明に係る一実施形態の車両構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、自動車等の車両1は、フロアパネル2を有する車体3を備えている。車体3の後部のフロアパネル2には凹部4が形成されており、この凹部4は、タイヤハウスを構成する。ここで、フロアパネル2は、本発明の車体パネルを構成する板状部材である。
図6において、凹部4にはバッテリ5およびインバータ6が設置されており、バッテリ5は、バッテリケース7Aおよびバッテリケース7Aの内部に収容される複数の単電池からなる複数の組電池7Bを備えている。
ここで、単電池は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの二次電池、あるいはキャパシタであってもよい。
インバータ6は、インバータケース8Aおよびインバータケース8Aに収容されたインバータ本体8Bから構成されており、インバータ6は、バッテリ5から与えられる直流電圧を三相交流電圧に変換して図示しないモータに出力する。
図6において、凹部4にはバッテリ5が収容されており、インバータ6は、凹部4の開口端4aよりも上方に突出してバッテリ5の上部に設けられている。ここで、インバータ6は、本発明の突出部を構成しており、バッテリ5およびインバータ6は、本発明の車載部材を構成する。
インバータ6の上部には車輪9が設けられており、車輪9は、ホイール10とゴムタイヤ11とを含んで構成される。車輪9は、ホイール10がインバータケース8Aの側面8aを覆うように凹部4の上方に設置されており、インバータケース8Aとホイール10との間には隙間が形成される。ここで、車輪9は、本発明の環状部材を構成する。
また、インバータケース8Aは、インバータケース8Aの基端部8bから上端部8cに向かうに従って先細り形状に形成されており、ホイール10とインバータケース8Aとの隙間は、基端部8b側よりも上端部8c側の方が小さい。
図2〜図6において、バッテリケース7Aとフロアパネル2との間にはブラケット12A〜12Dが設けられている。ブラケット12A、12Bは、車両1の前方に設けられており、ブラケット12A、12Bは、バッテリケース7Aの前方とフロアパネル2とを接続している。
また、ブラケット12C、12Dは、車幅方向に離隔して設けられており、ブラケット12C、12Dは、バッテリケース7Aの車幅方向両端部とフロアパネル2とを接続している。
図6において、バッテリ5がブラケット12A〜12Dによってフロアパネル2に接続された状態において、バッテリケース7Aの下面7aと凹部4の底面4bとが離間している。
ブラケット12A、12C、12Dには帯状の搭載ガイド13、14が設けられる。搭載ガイド13は、一端部および他端部がブラケット12C、12Dに取付けられており、インバータ6を車幅方向に跨ぐように設けられる。
ブラケット12A、12C、12Dには帯状の搭載ガイド13、14が設けられる。搭載ガイド13は、一端部および他端部がブラケット12C、12Dに取付けられており、インバータ6を車幅方向に跨ぐように設けられる。
また、搭載ガイド14は、一端部ブラケット12Aに取付けられるとともに、他端部が搭載ガイド13に取付けられており、搭載ガイド14は、車両1の前後方向に延びてインバータ6を跨ぐように設けられる。
車輪9は、接触面9a、9bを備えており、接触面9a、9bは、搭載ガイド13の延びる方向の一端と他端との間の中央部に形成された接触面13aと、接触面13aから車両1の前後方向前方における搭載ガイド14の一端部に形成された接触面14aとに接触している。
搭載ガイド14の延びる方向の一端と他端との間の中央部には、複数のボルト15が差し込まれて固定されるネジ穴14bが形成されている。本実施形態の車輪9は、ホイール10の中央部に固定部10Aが形成されており、固定部10Aにはボルト挿通孔10aが形成されている。
本実施形態の車輪9は、ボルト挿通孔10aにボルト15を挿通し、ボルト15をネジ穴14bに差し込んで固定することにより、車輪9が搭載ガイド14に搭載されて凹部4よりも上方に設置される。すなわち、車輪9は、搭載ガイド14に接続されて搭載ガイド14に固定される固定部10Aを有する。
これに加えて、車輪9の接触面9a、9bおよび固定部10Aが、搭載ガイド13の接触面13a、搭載ガイド14の接触面14aおよびネジ穴14bの3箇所に接続されることにより、車輪9は、搭載ガイド13、14を介してフロアパネル2に安定して取付けられる。
この結果、本実施形態のバッテリ5、インバータ6および車輪9は、ブラケット12A〜12Dおよび搭載ガイド13、14を介してフロアパネル2に接続される。ここで、車輪9の接触面9a、9bは、本発明の接触部を構成する。
図4、図5において、インバータケース8Aの上部には吸気管16が設けられており、吸気管16は、外気をインバータケース8A内に導入する。インバータケース8Aの上部には排気管17が設けられており、排気管17の内部の排気通路はインバータケース8Aの内部に連通している。
排気管17の下流端は排気管18に接続されており、排気管18の上流端には排気ファン19が設けられている。これにより、排気ファン19が駆動されると、インバータケース8Aの内部の空気を、排気管17から排気管18を通して外部に排気することができ、インバータ本体8Bを冷却できる。
ここで、本実施形態において、凹部4を有するフロアパネル2、バッテリ5、インバータ6、車輪9、ブラケット12A〜12Dおよび搭載ガイド13、14が本発明の車両構造を構成する。
以上の構成を有する本実施形態の車両構造によれば、凹部4を有するフロアパネル2と、凹部4に設置され、少なくとも上部が凹部4の開口端よりも上方に突出するインバータ6を有するバッテリ5と、インバータ6の側面8aを覆うように設けられた車輪9とを備える。
これにより、凹部4および車輪9との間にバッテリ5およびインバータ6を設置することができ、バッテリ5およびインバータ6の容量を大きくできる。
これにより、凹部4および車輪9との間にバッテリ5およびインバータ6を設置することができ、バッテリ5およびインバータ6の容量を大きくできる。
また、モータ5およびインバータ6を凹部4および車輪9によって覆うことができるので、車両1の内部で動作する物体がバッテリ5およびインバータ6に衝突することを防止でき、バッテリ5およびインバータ6を保護することができる。
さらに、凹部4にバッテリ5を設置することができるため、車両1に対するバッテリ5およびインバータ6と車輪9との設置スペースを少なくでき、車両1の内部のスペースを広くできる。
また、本実施形態の車両構造よれば、車輪9が、凹部4よりも上方に設けられるので、例えば、車輪9が下方に動かされる程の衝撃や荷重を受けた場合に、車輪9をフロアパネル2に接触させることができる。このため、車輪9がバッテリ5およびインバータ6に接触することを防止でき、バッテリ5およびインバータ6を保護することができる。
また、本実施形態の車両構造よれば、インバータ6がインバータ6の基端部8bから上端部8cに向かうに従って先細り形状に形成されるので、インバータ6と車輪9との間の隙間を大きくして、例えば、車輪9が横方向に動かされる程の衝撃や荷重を受けた場合に、車輪9をインバータ6に接触させ難くして、バッテリ5およびインバータ6を保護することができる。
また、例えば、車輪9が横方向により大きく動かされる程の衝撃や荷重を受けて車輪9がインバータ6に接触した場合に、インバータ6のテーパ面に沿って車輪9を移動させることができる。このため、車輪9からバッテリ5およびインバータ6に加わる衝撃や荷重を軽減でき、バッテリ5およびインバータ6を保護することができる。
また、本実施形態の車両構造よれば、バッテリケース7Aの下面7aを凹部4の底面4bと離間させている。これにより、車輪9が衝撃や荷重を受けて車輪9がインバータ6に接触した場合に、バッテリ5およびインバータ6を、バッテリケース7Aの下面7aと凹部4の底面との間の隙間の分だけ移動させることができる。このため、車輪9の接触によってバッテリ5およびインバータ6が変形することを防止でき、バッテリ5およびインバータ6をより効果的に保護できる。
また、本実施形態の車両構造よれば、バッテリケース7Aとフロアパネル2とを接続するブラケット12A〜12Dと、インバータケース8Aとフロアパネル2とを接続する搭載ガイド13、14とを備え、バッテリ5およびインバータ6と車輪9とをブラケット12A〜12Dおよび搭載ガイド13、14を介してフロアパネル2に接続している。
これにより、バッテリ5およびインバータ6と車輪9との振動周期を略同一にできる。このため、バッテリ5およびインバータ6と車輪9とが近接して配置された場合であっても、バッテリ5と車輪9とを接触し難くして、インバータ6と車輪9との接触音が発生することを抑制できる。
したがって、バッテリ5およびインバータ6と車輪9とを近接して配置することができ、車両1に対するバッテリ5およびインバータ6と車輪9との設置スペースをより効果的に少なくできる。この結果、車両1の内部のスペースをより効果的に広くできる。
また、本実施形態の車両構造によれば、フロアパネル2が搭載されるとともに、車輪9をフロアパネル2に接続する搭載ガイド13、14を備え、車輪9が、搭載ガイド14に接続されて搭載ガイド14に固定される固定部10Aと、搭載ガイド13、14の接触面13a、14aに接触する接触面9a、9bとを有する。
これにより、車輪9の位置を一定にして、車輪9を搭載ガイド13、14に搭載できる。このため、車両1の内部で動作する物体が車輪9に衝突した場合に、車輪9の移動量を少なくでき、車輪9がインバータ6に接触することを防止できる。したがって、バッテリ5およびインバータ6をより効果的に保護することができる。
また、本実施形態の車両構造によれば、バッテリ5の上にインバータ6が設けられるので、車輪9が移動する程の衝撃や荷重が車輪9に加わった場合に、車輪9がインバータ6に接触するだけでバッテリ5に接触することを防止できる。このため、バッテリ5を確実に保護できる。
また、何らかの理由でバッテリ5に衝撃や荷重が加わって組電池7Bの液漏れが発生した場合に、バッテリ5の上方に設置されるインバータ6が組電池7Bの液漏れの影響を受けることがない。このため、インバータ6が故障することを防止できる。
また、本実施形態の車両構造によれば、車輪9が、ホイール10とゴムタイヤ11とを含んで構成される。これにより、ホイール10によって剛性が与えられるゴムタイヤ11でインバータ6の周囲を覆うことで、車両1の内部で動作する物体をゴムタイヤ11に衝突させてインバータ6に衝突させることを防止できる。したがって、バッテリ5およびインバータ6をより効果的に保護できる。
なお、本実施形態の車両構造は、環状部材を車輪9から構成しているが、これに限定されるものではない。また、車載部材をバッテリ5およびインバータ6から構成しているが、これに限定されるものではなく、制御回路やキャニスタ等であってもよい。
なお、本実施形態の車輪9は、固定部10Aが搭載ガイド14から離隔した状態で、固定部10Aと搭載ガイド14とがボルト15によって接続されているが、図7に示すように、ボルト挿通孔10bを有する固定部10Bを搭載ガイド14に接触した状態で固定部10Bをボルト15によって接続してもよい。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1…車両、2…フロアパネル(車体パネル、板状部材)、4…凹部、4a…開口端、5…バッテリ(車載部材)、6…インバータ(車載部材、突出部)、8b…基端部(突出部の基端部)、8a…側面(突出部の側面)、8c…上端部(突出部の上端部)、9…車輪、9a,9b…接触面(接触部)、10…ホイール、10A…固定部、11…ゴムタイヤ、12A〜12D…ブラケット(継手部材)、13,14…搭載ガイド(継手部材、搭載部材)
Claims (9)
- 凹部を有し、車両の車体パネルを構成する板状部材と、前記凹部に設置され、少なくとも上部が前記凹部の開口端よりも上方に突出する突出部を有する車載部材と、前記突出部の側面を覆うように設けられた環状部材とを備えたことを特徴とする車両構造。
- 前記環状部材が、前記凹部よりも上方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
- 前記突出部は、前記突出部の基端部から上端部に向かうに従って先細り形状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両構造。
- 前記車載部材は、前記凹部と離間することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両構造。
- 前記車載部材と前記板状部材とを接続するとともに、前記環状部材と前記板状部材とを接続する継手部材を備え、
前記車載部材と前記環状部材とが前記継手部材を介して前記板状部材に接続されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両構造。 - 前記板状部材が搭載されるとともに、前記環状部材を前記板状部材に接続する搭載部材を備え、
前記環状部材が、前記搭載部材に接続されて前記搭載部材に固定される固定部と、前記搭載部材に接触する接触部とを有することを特徴とする請求項1〜請求項5に記載の車両構造。 - 前記車載部材が、バッテリとインバータとを含んで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車両構造。
- 前記インバータが前記突出部から構成され、前記バッテリが前記突出部よりも下方の前記車載部材の部位から構成されることを特徴とする請求項7に記載の車両構造。
- 前記環状部材が、ホイールとゴムタイヤとを含んで構成される車輪であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の車両構造。
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