JP2015222198A - 分析装置、分析方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】分析の条件に制約がある場合にも、より容易に分析を行うことが可能なディスクリート式の分析装置を実現すること。【解決手段】ディスクリート式の分析装置であって、試薬キットSに含まれる試薬容器47aに付された1次元バーコードが示す情報のうち、少なくとも当該試薬キットSのパックIDを取得するバーコード情報取得部812と、バーコード情報取得部812によって取得された試薬キットSのパックIDと対応して提供され、試薬キットSを用いた分析を補助するための分析補助情報を取得する分析補助情報取得部813と、分析補助情報取得部813によって取得された分析補助情報を用いて、試薬キットSを用いた分析における測定条件の設定を行う測定条件設定部814と、測定条件設定部814によって設定された測定条件に基づいて、試薬キットSを用いた測定を実行する測定実行部817と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、生体試料等を分析する分析装置、分析方法及びプログラムに関する。
従来、検体中の成分を分析するために、ディスクリート式の分析装置が用いられている。
ディスクリート式の分析装置は、分析目的に応じた試薬の使用及び測定条件の設定等を行うことで、種々の分析を汎用的に行うことができる分析装置である。
なお、特許文献1には、散乱光度計と吸光光度計のうち濃度範囲に応じた光度計を決定することが可能なディスクリート式の自動分析装置について記載されている。
特開2014-006160号公報
しかしながら、ディスクリート式の分析装置は、種々の分析を汎用的に行うことが可能な構成とされていることから、使用される試薬や測定条件に特定の制約がある分析を行うことが困難である。
例えば、化学発光の測定を行う専用機(ケミルミ式の分析装置等)では、専用の試薬が用いられ、測定に先立って行われるキャリブレーションや、測定条件の設定あるいは測定中における試薬の管理等がディスクリート式の分析装置の場合と異なっている。そのため、このような専用機で行われる分析を直ちにディスクリート式の分析装置で行うことは容易ではない。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、分析の条件に制約がある場合にも、より容易に分析を行うことが可能なディスクリート式の分析装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の分析装置は、
ディスクリート式の分析装置であって、
試薬キットに含まれる試薬容器に付された識別手段が示す情報のうち、少なくとも当該試薬キットの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記識別情報取得手段によって取得された前記試薬キットの識別情報と対応して提供され、前記試薬キットを用いた分析を補助するための分析補助情報を取得する分析補助情報取得手段と、
前記分析補助情報取得手段によって取得された分析補助情報を用いて、前記試薬キットを用いた分析における測定条件の設定を行う測定条件設定手段と、
前記測定条件設定手段によって設定された測定条件に基づいて、前記試薬キットを用いた測定を実行する測定実行手段と、
を備える。
また、本発明の他の態様の分析装置では、
前記分析補助情報には、前記試薬キットに含まれる試薬容器に収容された試薬をキャリブレーションして得られたマスタカーブが含まれ、
前記分析補助情報取得手段によって取得された前記マスタカーブを用いて、キャリブレーションを実行するキャリブレーション実行手段を更に備える。
また、本発明の他の態様の分析装置では、
前記分析補助情報には、前記キャリブレーションに用いられるキャリブレータ及び前記試薬に対応する、マスタカーブを補正するための補正ルールに関する情報が含まれ、
前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレータを測定して得られた値に基づいて、前記補正ルールに従って前記マスタカーブを補正する。
また、本発明の他の態様の分析装置では、
前記測定実行手段は、前記試薬容器の試薬が使用された回数を管理する。
また、本発明の他の態様の分析装置では、
前記試薬容器内の液量を検出する液量検出手段を更に備え、
前記測定実行手段は、前記液量検出手段によって検出された液量の変動が許容量以下であるか否かを判定し、許容量を超えている場合に、エラーを出力する。
また、本発明の一態様の分析方法は、
ディスクリート式の分析装置における分析方法であって、
試薬キットに含まれる試薬容器に付された識別手段が示す情報のうち、少なくとも当該試薬キットの識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
前記識別情報取得ステップにおいて取得された前記試薬キットの識別情報と対応して提供され、前記試薬キットを用いた分析を補助するための分析補助情報を取得する分析補助情報取得ステップと、
前記分析補助情報取得ステップにおいて取得された分析補助情報を用いて、前記試薬キットを用いた分析における測定条件の設定を行う測定条件設定ステップと、
前記測定条件設定ステップにおいて設定された測定条件に基づいて、前記試薬キットを用いた測定を実行する測定実行ステップと、
を含む。
また、本発明の一態様のプログラムは、
ディスクリート式の分析装置を制御するコンピュータに、
試薬キットに含まれる試薬容器に付された識別手段が示す情報のうち、少なくとも当該試薬キットの識別情報を取得する識別情報取得機能と、
前記識別情報取得機能によって取得された前記試薬キットの識別情報と対応して提供され、前記試薬キットを用いた分析を補助するための分析補助情報を取得する分析補助情報取得機能と、
前記分析補助情報取得機能によって取得された分析補助情報を用いて、前記試薬キットを用いた分析における測定条件の設定を行う測定条件設定機能と、
前記測定条件設定機能によって設定された測定条件に基づいて、前記試薬キットを用いた測定を実行する測定実行機能と、
を実現させる。
本発明によれば、分析の条件に制約がある場合にも、より容易に分析を行うことが可能なディスクリート式の分析装置を実現することができる。
本発明の実施形態に係る自動分析装置の全体構成を示す概略図である。 測定ユニットの概略構成図である。 反応器具の全体斜視図である。 試薬容器を含む試薬キットの構成を示す模式図である。 制御ユニットのハードウェア構成を示すブロック図である。 制御ユニットの機能的構成を示すブロック図である。 分析補助情報の一例を示す模式図である。 自動分析装置において実行される分析管理処理を示すフローチャートである。 分析管理処理のサブフローとして実行されるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。 分析管理処理のサブフローとして実行されるコントロール処理を示すフローチャートである。 分析管理処理のサブフローとして実行される分析処理を示すフローチャートである。 3つの試薬容器を含む試薬キットの構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動分析装置1の全体構成を示す概略図である。
自動分析装置1は、ディスクリート式の自動分析装置として構成される。
図1において、自動分析装置1は、測定ユニット10Aと、制御ユニット10Bとを備える。
図2は、測定ユニット10Aの概略構成図である。測定ユニット10Aは、反応装置20、検体導入系30、第1試薬導入系40、洗浄機構50、透過光測定系60、及び反応器具70を備える。なお、測定ユニット10Aには、第1試薬導入系40と同様の複数の試薬導入系が備えられ、測定に用いられる試薬が複数種類である場合、その種類に応じて、複数の試薬導入系が適宜使用される。以下の説明においては、複数の試薬導入系を代表して、第1試薬導入系40を例に挙げて説明する。
反応装置20は回転可能な円板状の回転テーブル25を備え、この回転テーブル25を囲むように保温槽21が設けられている。この保温槽21は円環状の移動路23を有し、この移動路23は流体供給部213に連通されている。これにより、流体供給部213から所定温度の流体が移動路23内に供給され、移動路23内が流体で満たされる。この流体中に後述の反応容器71が浸され、保温された状態で反応容器71は移動することになる。
図3は、図2における反応器具70の全体斜視図である。反応器具70は複数の反応容器71を備える。これら反応容器71は、保持具74の円弧状に配置された挿通孔73の各々に挿通され、保持具74に保持されており、この保持具74には延在部75が延設されている。延在部75にはピン76が設けられており、これらピン76は回転テーブル25の外縁に形成された嵌合穴253に嵌合される。これにより、反応容器71は、回転テーブル25の回転に連動して移動路23内を移動する。
再び図2に戻って、検体導入系30は回転可能な円板状の検体テーブル31を備え、この検体テーブル31上には検体を収容する検体チューブ35が載置されている。また、検体導入系30は、検体チューブ35内の検体を反応容器71内に供給する検体導入部33を更に備える。検体導入部33は、回転可能な検体ピペット機構331を有し、この検体ピペット機構331には検体ノズル333が設けられている。
検体テーブル31の回転により検体チューブ35が検体ピペット機構331の下方に移動すると、この検体チューブ35内に検体ノズル333が挿入され、検体ピペット機構331の吸引圧により検体が検体ノズル333へと吸引される。その後、検体ピペット機構331が反応装置20側へと回転すると、下方に位置する反応容器71内へと検体ピペット機構331の排出圧により検体が供給される。なお、検体ピペット機構331及び検体ノズル333は、図示しない自浄機構を有しており、この自浄機構は検体の吸引及び供給の後の検体ピペット機構331及び検体ノズル333を洗浄する。
検体テーブル31の周囲には、後述するキャリブレータの容器に付された1次元バーコードを読み取るバーコード読み取り装置31aが備えられている。
バーコード読み取り装置31aは、検体テーブル31に設置されたキャリブレータに付された1次元バーコードを読み取り、読み取った1次元バーコードが表す情報(パックID、対応する試薬のロット番号及びキャリブレータID)を制御ユニット10Bに出力する。
検体テーブル31の回転位置は制御ユニット10Bによって制御されているため、制御ユニット10Bにおいては、検体テーブル31のいずれの位置にキャリブレータが設置されているかを管理することができる。そのため、ユーザは検体テーブル31における位置を気にすることなく、キャリブレータを設置することができる。
検体テーブル31に設置されたキャリブレータは、検体と同様に測定され、測定結果のデータがキャリブレーションに用いられる。
なお、本実施形態において、コントロールのサンプルにも、キャリブレータ等と同様に1次元バーコードを付すことができる。
この場合、コントロールのサンプルに付された1次元バーコードは、対応する試薬のロット番号及びサンプルを識別するサンプルIDを表している。そして、バーコード読み取り装置31aは、キャリブレータの場合と同様に、検体テーブル31に設置されたコントロールのサンプルに付された1次元バーコードを読み取り、読み取った1次元バーコードが表す情報を制御ユニット10Bに出力する。
さらに、測定の対象となる検体にも、キャリブレータ等と同様に1次元バーコードを付すことができる。
この場合、検体に付された1次元バーコードは、検体を識別する検体IDを表している。そして、バーコード読み取り装置31aは、キャリブレータ等の場合と同様に、検体テーブル31に設置された検体に付された1次元バーコードを読み取り、読み取った1次元バーコードが表す情報(検体ID)を制御ユニット10Bに出力する。なお、制御ユニット10Bは、この検体IDに基づいて、外部のデータマネジメントシステム(LIS:Laboratory Information System、HIS:Hospital Information System、電子カルテシステム等)に、この検体についての検査オーダーを適宜問い合わせる。
第1試薬導入系40は、回転可能な円板状の第1試薬テーブル41を備え、この第1試薬テーブル41上には第1試薬チューブ47及び第1洗浄液チューブ48が載置されている。第1試薬テーブル41は、図示しない温度調節機構を有しており、第1試薬チューブ47の温度を調節する。
第1試薬導入系40は、後述する試薬容器47aに連通する第1試薬チューブ47内の第1の試薬を反応容器71内に供給する第1試薬導入部43、及び反応容器71内の物体を撹拌する第1撹拌機構45、試薬容器47a内の試薬の液面位置を検出する液量検出手段としての液量センサ46を更に備える。この第1試薬導入部43は回転可能な第1試薬ピペット機構431を有し、この第1試薬ピペット機構431には第1試薬ノズル433が設けられている。また、第1撹拌機構45は第1伸縮軸451を有し、この第1伸縮軸451には第1撹拌棒453が設けられている。
第1試薬テーブル41の回転により第1試薬チューブ47が第1試薬ピペット機構431の下方に移動すると、この第1試薬チューブ47内に第1試薬ノズル433が挿入され、第1試薬ピペット機構431の吸引圧により第1の試薬が第1試薬ノズル433へと吸引される。続いて、第1試薬ピペット機構431が反応装置20側へと回転すると、下方に位置する反応容器71内へと第1試薬ピペット機構431の排出圧により第1の試薬が供給される。その後、回転テーブル25が回転して反応容器71を第1撹拌棒453の下方に位置する。ここで、第1撹拌棒453が反応容器71内を撹拌することで、検体及び第1の試薬が混合される。
第1試薬テーブル41の周囲には、試薬容器47aに付された識別手段としての1次元バーコードを読み取るバーコード読み取り装置41aが備えられている。
バーコード読み取り装置41aは、第1試薬テーブル41に設置された試薬容器47aに付された1次元バーコードを読み取り、読み取った1次元バーコードが表す情報(パックID、ロット番号、測定項目名)を制御ユニット10Bに出力する。
第1試薬テーブル41の回転位置は制御ユニット10Bによって制御されているため、制御ユニット10Bにおいては、第1試薬テーブル41のいずれの位置に試薬容器47aが設置されているか、その試薬容器47aからの試薬の吸引回数(即ち、試薬の使用回数)、その試薬容器47aの液面位置(即ち、試薬の残量)等を管理することができる。また、バーコード読み取り装置41aがバーコードを読み取ることによって、第1試薬テーブル41のいずれの位置に試薬容器47aが設置されているかを管理できるため、ユーザは第1試薬テーブル41における位置を気にすることなく、試薬容器47aを設置することができる。
図4は、本実施形態で用いられる試薬容器47aを含む試薬キットSの構成を示す模式図である。
図4に示すように、本実施形態においては、測定項目に対応する専用の試薬キットSが用いられる。
試薬キットSには、1つの分析において、併せて用いることが条件とされた試薬(例えば、第1試薬及び第2試薬)を収容する試薬容器47aが複数含まれ、これら試薬容器47aは、紙製の外装箱あるいはビニール製の外装袋等からなる外装材Bに封入されて試薬メーカから提供される。同一の試薬キットSを構成する外装材B及び試薬容器47aには、試薬キットSを識別するパックIDを含む1次元バーコードがそれぞれ付されている。具体的には、外装材Bには、パックIDを表す1次元バーコード、試薬容器47aには、パックID、ロット番号及び測定項目名を表す1次元バーコードが付されている。そして、後述するように、この1次元バーコードが示すパックIDによって試薬キットSと対応付けられた情報であって、分析を補助するための情報(以下、「分析補助情報」と呼ぶ)が、試薬メーカによって提供される。試薬キットSと対応する分析補助情報を取得することにより、制御ユニット10Bは、分析における各種設定や試薬の管理を行うことができる。
ここで、本実施形態における試薬キットSには、試薬キットSを用いた分析のためのキャリブレータが用意されている。即ち、試薬キットSを用いた分析のためのキャリブレータが、試薬キットSの同梱品あるいは別売品等として、試薬メーカから提供される。
試薬キットSに含まれるキャリブレータには、試薬キットSのパックID、対応する試薬のロット番号及びキャリブレータを識別するキャリブレータIDを表す1次元バーコードが付されている。なお、キャリブレータのロットによって属性が異なる場合等には、1次元バーコードにおいて、キャリブレータのロット番号も表すこととしてもよい。
キャリブレータに付された1次元バーコードは、キャリブレータが検体テーブル31上の検体チューブ35の位置に設置された際(即ち、キャリブレーションの実行時)に、バーコード読み取り装置31aによって読み取られ、キャリブレーションに使用される分析補助情報が取得される。
このとき取得される分析補助情報には、キャリブレータの属性として、キャリブレータの表示値(対応する試薬で分析を行った場合のキャリブレータの測定結果の値)が含まれている。
キャリブレータは、試薬メーカがマスタキャリブレーションを行った際のキャリブレータの一部であり、理想的には、自動分析装置1においてキャリブレーションを行った場合、マスタキャリブレーションカーブ(マスタカーブ)上に測定結果が重なるものである。ただし、自動分析装置1の個体差等の要因により、キャリブレータの測定結果が必ずしもマスタカーブと一致しないことがある。そのため、キャリブレーションを行うことにより、マスタカーブを自動分析装置1に合わせて補正し、キャリブレーションカーブを生成する。
このとき、キャリブレーションの結果に応じてマスタカーブを補正するためのルール(以下、「補正ルール」と呼ぶ。)は、試薬のロットに対応して予め定められている。これは、試薬の属性(濃度等)がロット毎に異なることがあるためである。
この補正ルールは、試薬のロット番号及びキャリブレータIDに対応する情報として、分析補助情報の一部に含めて、試薬メーカから提供される。具体的には、補正ルールとして、キャリブレータを測定した結果、マスタカーブと誤差が生じた場合に、キャリブレーションカーブを設定するために用いる手法(回帰分析の方法等)が提供される。
なお、キャリブレーションによって得られたキャリブレータの測定結果が、マスタカーブから大きく外れている場合(即ち、予め設定された閾値以上、乖離している場合)、自動分析装置1によって、キャリブレーションが不適切なものであったと判定され、キャリブレーションのやり直しとなる。また、適切なキャリブレーションの結果についても、自動分析装置1によって有効期限が設定され、有効期限を経過したキャリブレーションカーブは使用が禁止される。
再び図2に戻って、洗浄機構50は、下方に位置する反応容器71内の物体を吸引して除去する。また、洗浄機構50は、吸引後の反応容器71内に洗浄液を供給し、反応容器71内から洗浄液を吸引することで、反応容器71を洗浄する。
透過光測定系60は測光部61及び光源63を備え、これら測光部61及び光源63は移動路23を挟んで対向配置される。測光部61及び光源63の間に反応容器71が位置すると、光源63から発射された光は、反応容器71の側面711に照射される。照射光は反応容器71内の物体を通過した後に測光部61に到達し、到達した光の量は測光部61により測定される。
次に、制御ユニット10Bの構成について説明する。
図5は、制御ユニット10Bのハードウェア構成を示すブロック図である。
制御ユニット10Bは、PC(Personal Computer)等の情報処理装置によって構成される。
図5において、制御ユニット10Bは、制御部810と、RAM(Random Access Memory)820と、ROM(Read Only Memory)830と、入力部840と、出力部850と、通信部860と、ドライブ870と、記憶部880と、を備えている。なお、制御ユニット10Bには、試薬キットS等に付された1次元バーコードを読み取るための図示しないバーコード読み取り装置(ハンディバーコードスキャナ等)が適宜備えられる。
制御部810は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置によって構成され、自動分析装置1全体の動作を制御する。例えば、制御部810は、分析管理処理(後述)のためのプログラム等、ROM830に記憶されている各種プログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM820は、制御部810が各種処理を実行するためのワークエリアを形成する。
ROM830は、制御部810が実行するプログラムや自動分析装置1の各種設定に関するデータ等の情報を記憶する。
入力部840は、キーボードやマウス、あるいはタッチパネル等、自動分析装置1に対して各種情報の入力を行う装置によって構成される。
出力部850は、ディスプレイやスピーカー等、画像や音声の出力を行う装置によって構成される。
通信部860は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークや赤外線通信等のリンクを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。例えば、自動分析装置1は、通信部860を介して、測定オーダー、測定結果あるいはフラッグを外部のデータマネジメントシステムと通信する。
ドライブ870には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等のリムーバブルメディア871が適宜装着される。そして、ドライブ870は、装着されたリムーバブルメディア871におけるデータの読み出し及びデータの書き込みを行う。ドライブ870によってリムーバブルメディア871から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部880にインストールされる。また、リムーバブルメディア871は、記憶部880に記憶されている設定値等の各種データも、記憶部880と同様に記憶することができる。
記憶部880は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のストレージデバイスによって構成され、各種プログラムやデータを記憶する。本実施形態において、分析管理処理の対象となる各種データは、通信部860あるいはドライブ870を介して取得され、記憶部880に記憶されている。
図6は、制御ユニット10Bの機能的構成を示すブロック図である。
図6に示す機能的構成は、制御部810が分析管理処理のためのプログラムを実行することによって実現される。
図6において、制御ユニット10Bは、機能的構成として、メニュー管理部811と、識別情報取得手段としてのバーコード情報取得部812と、分析補助情報取得手段としての分析補助情報取得部813と、測定条件設定部としての測定条件設定部814と、キャリブレーション実行手段としてのキャリブレーション実行部815と、コントロール実行部816と、測定実行手段としての測定実行部817とを備えている。
また、分析管理処理が実行される場合、記憶部880において、分析補助情報記憶部881と、測定条件記憶部882と、キャリブレーション結果記憶部883と、コントロール結果記憶部884と、測定結果記憶部885とが形成される。
分析補助情報記憶部881には、試薬キットSと対応付けて試薬メーカから提供される分析補助情報が記憶される。具体的には、分析補助情報記憶部881には、分析補助情報取得部813によって、ドライブ870を介してリムーバブルメディア871から、あるいは通信部860を介して試薬キットSを提供する試薬メーカのサーバから取得された分析補助情報が記憶される。なお、分析補助情報記憶部881に複数の試薬キットSの分析補助情報を記憶することにより、自動分析装置1において、異なる試薬キットSを用いた分析を同時に行うことが可能である。
図7は、分析補助情報の一例を示す模式図である。
図7に示すように、分析補助情報には、試薬キットSのパックIDと、試薬キットSに含まれる試薬のマスタキャリブレーションに関する情報(マスタカーブ等)と、試薬キットSを用いた分析における測定パラメータ(測定項目で使用される試薬、使用量等)とが含まれている。なお、その他にも、分析補助情報として、試薬キットSを用いた分析のために試薬メーカが提供可能な各種補助情報(キャリブレータの属性に関する情報、マスタカーブの補正ルール、コントロールのサンプルの属性に関する情報あるいは試薬キットSに含まれる試薬容器47aのロット番号及び検査項目名、試薬(未開封)の有効期限、測定レンジ、再検条件、試薬開封後の有効期限等)を含めることができる。本実施形態においては、これらの各種補助情報が分析補助情報に含まれるものとする。
再び図6に戻り、測定条件記憶部882には、試薬キットSを用いて行われる分析の測定条件に関する情報(以下、「測定条件情報」と呼ぶ)が記憶される。測定条件情報として、例えば、測定項目において用いる試薬及び使用量、キャリブレーションカーブ、検体種別、測定方法等が記憶される。
キャリブレーション結果記憶部883には、キャリブレータを用いて実行された自動分析装置1におけるキャリブレーションの結果(マスタカーブの補正量等)が記憶される。また、キャリブレーション結果記憶部883には、キャリブレーション結果について、試薬キットSの使用が開始されてからの有効期限が併せて記憶されている。
コントロール結果記憶部884には、キャリブレーションによって設定されたキャリブレーションカーブを用いて、属性が既知のサンプルを用いて確認を行った結果(使用されたサンプルの属性、キャリブレーションカーブを用いた際の測定結果の誤差及び誤差の判定結果等)が記憶される。
測定結果記憶部885には、試薬キットSを用いて自動分析装置1によって各種測定を行った結果(測定結果)のデータが記憶される。
メニュー管理部811は、自動分析装置1における各種機能を選択するためのメニュー画面を表示し、ユーザによるメニューの選択を受け付ける。
バーコード情報取得部812は、第1試薬テーブル41に設置された試薬容器47aに付されている1次元バーコードをバーコード読み取り装置41aによって読み取り、1次元バーコードが示す情報を取得する。また、バーコード情報取得部812は、検体テーブル31に設置されたキャリブレータの容器あるいはコントロールのサンプルに付されている1次元バーコードをバーコード読み取り装置31aによって読み取り、1次元バーコードが示す情報を取得する。バーコード読み取り装置31aによってキャリブレータの容器に付された1次元バーコードが読み取られた場合、キャリブレーション実行部815によって、キャリブレーションが自動的に開始されることとしてもよい。同様に、バーコード読み取り装置31aによってコントロールのサンプルに付された1次元バーコードが読み取られた場合、キャリブレーション実行部815によって、コントロールが自動的に開始されることとしてもよい。
分析補助情報取得部813は、バーコード情報取得部812によって取得された1次元バーコードが示す情報におけるパックIDに基づいて、そのパックIDによって対応付けられている試薬キットSの分析補助情報を通信部860あるいはドライブ870を介して取得する。そして、分析補助情報取得部813は、取得した分析補助情報を分析補助情報記憶部881に記憶する。なお、分析補助情報取得部813が、分析補助情報として、コントロールのサンプルに付された1次元バーコードに対応する情報(例えば、試薬のロット毎に設定された(またはロットに依存しない)サンプルの参考測定値や参考測定範囲等)を併せて取得し、分析補助情報記憶部881に記憶しておくこととしてもよい。
測定条件設定部814は、分析補助情報記憶部881に記憶された分析補助情報を参照し、試薬キットSに対応する分析補助情報の測定パラメータを読み込んで測定条件を設定する。また、測定条件設定部814は、ユーザが入力部840を介して入力した情報によって測定条件を設定する。測定条件設定部814は、このように設定された測定条件を測定条件情報として、測定条件記憶部882に記憶する。
測定条件情報を分析補助情報の一部として試薬メーカが提供し、測定条件設定部814によって自動的に測定パラメータが測定条件として設定されることにより、自動分析装置1においてユーザが全ての測定条件を設定する必要がなくなるため、分析の条件に特別な制約がある場合等にも、より容易に自動分析を行うことが可能となる。
キャリブレーション実行部815は、分析補助情報記憶部881に記憶された分析補助情報を参照し、マスタカーブを用いてキャリブレーションを実行する。本実施形態においては、マスタカーブが試薬メーカから提供されているため、キャリブレーション実行部815は、キャリブレータを用いた2点〜3点の補正を行うことによりマスタカーブを補正し、分析に用いるキャリブレーションカーブ(検量線)を生成する。そして、キャリブレーション実行部815は、キャリブレーションの結果をキャリブレーション結果記憶部883に記憶する。
ここで、本実施形態における自動分析装置1は、同一ロットの試薬について複数のキャリブレーションカーブを管理することが可能であり、これにより、測定結果の再計算を行うことを可能としている。
即ち、自動分析装置1では、キャリブレーションの開始後、キャリブレーションの実行と並行して、検体の測定を行い、キャリブレーションの結果(キャリブレーションカーブ)が得られた時点で、そのキャリブレーションカーブを用いて、検体の最終的な測定結果を計算する。このとき、自動分析装置1は、キャリブレーションの結果(即ち、キャリブレーションカーブ)が不適切なものであると判定した場合、それまでに得た検体の測定結果を記憶部880に保持しておき、再度、キャリブレーションを実行して適切なキャリブレーション結果(キャリブレーションカーブ)を得ることにより、このキャリブレーションカーブを用いて、検体の最終的な測定結果を再計算する。
コントロール実行部816は、分析に用いるキャリブレーションカーブによって、属性が既知のサンプル(標準試料)を分析することにより、そのキャリブレーションカーブが適正であるか否かを確認するためのコントロールを実行する。そして、コントロール実行部816は、コントロールの結果(サンプルの属性、キャリブレーションカーブを用いた際の測定結果の誤差及び誤差が許容範囲内であるか否かの判定結果等)をコントロール結果記憶部884に記憶する。なお、コントロールのサンプルに付された1次元バーコードに対応する情報(サンプルの参考測定値や参考測定範囲等)が取得されている場合、コントロールの結果として、参考測定値に対する時系列のコントロールの結果や、参考測定範囲を外れたことをコントロール結果記憶部884に記憶しておくこととしてもよい。また、コントロール結果が参考測定範囲から外れた場合、コントロール実行部816が、コントロール結果が不適切である旨のエラー報知を行うこととしてもよい。
測定実行部817は、測定条件記憶部882に記憶された測定条件情報が示す測定条件によって、試薬キットSを用いた分析を実行する。具体的には、測定実行部817は、測定条件記憶部882に記憶された測定条件情報が示す測定条件の下で、検体に対して試薬を反応させ、測定対象物質の吸光度をキャリブレーションカーブによって換算することで、測定対象物質の濃度を測定する。このとき、測定実行部817は、試薬容器47a毎の使用回数を管理し、試薬メーカが規定する使用限度回数を超えないように管理(即ち、残りの使用回数を管理)したり、液量センサ46が検出した試薬容器47aの液面位置を参照して液量が急激に変化していないかを管理したりする。そして、測定条件記憶部882は、試薬の使用回数等の測定に関連する情報及び測定結果を測定結果記憶部885に記憶する。
なお、これらの機能によって記憶部880に記憶された各データ(例えば、試薬キットS毎の測定回数、キャリブレーションの回数、コントロールの回数等)は、通信部860、ドライブ870あるいは紙媒体等を介して試薬メーカに提供される。また、患者への検査結果の報告回数を自動分析装置1において管理し、その報告回数を試薬メーカに提供することとしてもよい。
[動作]
次に、動作を説明する。
図8は、自動分析装置1において実行される分析管理処理を示すフローチャートである。
分析管理処理は、入力部840を介して分析管理処理の実行が指示入力されることにより開始される。
分析管理処理が開始されると、ステップS1において、メニュー管理部811は、キャリブレーション、コントロール及び分析を含むメニュー画面を表示する。
ステップS2において、メニュー管理部811は、メニュー画面において、いずれのメニューが選択されたかを判定する。
ステップS2において、キャリブレーションが選択されたと判定された場合、処理はステップS3に移行する。
また、ステップS2において、コントロールが選択されたと判定された場合、処理はステップS4に移行する。
さらに、ステップS2において、分析が選択されたと判定された場合、処理はステップS5に移行する。
ステップS3において、キャリブレーション実行部815は、バックグラウンド処理として、キャリブレーション処理(図9参照)を実行する。なお、ユーザの操作によってキャリブレーション処理を実行する場合の他、キャリブレータの容器が検体テーブル31に設置され、1次元バーコードが読み取られることに対応して、自動的にキャリブレーション処理を実行することも可能である。
ステップS3の後、処理はステップS1に移行する。
ステップS4において、コントロール実行部816は、コントロール処理(図10参照)を実行する。なお、キャリブレーションと同様に、ユーザの操作によってコントロールを実行する場合の他、コントロールのサンプルが検体テーブル31に設置され、1次元バーコードが読み取られることに対応して、自動的にコントロール処理を実行することも可能である。
ステップS4の後、処理はステップS1に移行する。
ステップS5において、測定実行部817は、分析処理(図11参照)を実行する。
ステップS5の後、処理はステップS1に移行する。
次に、分析管理処理のステップS3においてバックグラウンド処理として起動されるキャリブレーション処理について説明する。
図9は、分析管理処理のサブフローとして実行されるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。
キャリブレーション処理が開始されると、ステップS301において、キャリブレーション実行部815は、キャリブレーションを実行していることを表すキャリブレーションフラグをオンに設定する。
ステップS302において、バーコード情報取得部812は、バーコード読み取り装置41aによって試薬容器47aに付された1次元バーコードを読み取り、1次元バーコードが示す情報を取得する。
ステップS303において、分析補助情報取得部813は、バーコード情報取得部812によって取得された1次元バーコードが示す情報におけるパックIDに基づいて、そのパックIDによって対応付けられている試薬キットSの分析補助情報を通信部860あるいはドライブ870を介して取得する。
ステップS304において、キャリブレーション実行部815は、取得された分析補助情報を参照し、試薬キットSに対応するマスタカーブを取得する。
ステップS305において、キャリブレーション実行部815は、取得したマスタカーブを用いてキャリブレータを測定する。
ステップS306において、キャリブレーション実行部815は、キャリブレータの測定結果とマスタカーブとのずれが、予め設定された閾値以上である(マスタカーブとのずれが大きい)か否かの判定を行う。
ステップS306において、キャリブレータの測定結果とマスタカーブとのずれが、予め設定された閾値以上である(YES)と判定された場合、処理はステップS307に移行する。
一方、キャリブレータの測定結果とマスタカーブとのずれが、予め設定された閾値未満である(NO)と判定された場合、処理はステップS308に移行する。
ステップS307において、キャリブレーション実行部815は、キャリブレーションの結果が不適切であることを表す不適切フラグをオンに設定する。
ステップS307の後、処理はステップS305に移行する。
ステップS308において、キャリブレーション実行部815は、キャリブレーションフラグをオフに設定する。
ステップS309において、キャリブレーション実行部815は、キャリブレータの測定結果に基づいて、マスタカーブを補正し、分析に用いるキャリブレーションカーブを生成する。このとき、キャリブレーション実行部815は、ステップS303において取得した分析補助情報に含まれる補正ルールに従って、マスタカーブを補正する。
ステップS310において、キャリブレーション実行部815は、キャリブレーションの結果をキャリブレーション結果記憶部883に記憶する。このとき、キャリブレーション実行部815は、キャリブレーションの結果であるキャリブレーションカーブに有効期限を設定して、設定した有効期限と共に、キャリブレーションカーブを記憶する。
ステップS311において、キャリブレーション実行部815は、キャリブレーションフラグをオフに設定する。
ステップS311の後、処理は分析管理処理に戻る。
次に、分析管理処理のステップS4において実行されるコントロール処理について説明する。
図10は、分析管理処理のサブフローとして実行されるコントロール処理を示すフローチャートである。
コントロール処理が開始されると、ステップS401において、バーコード情報取得部812は、バーコード読み取り装置41aによって試薬容器47aに付された1次元バーコードを読み取り、1次元バーコードが示す情報を取得する。
ステップS402において、分析補助情報取得部813は、バーコード情報取得部812によって取得された1次元バーコードが示す情報におけるパックIDに基づいて、そのパックIDによって対応付けられている試薬キットSの分析補助情報を通信部860あるいはドライブ870を介して取得する。
ステップS403において、コントロール実行部816は、キャリブレーション結果記憶部883に記憶されたキャリブレーションカーブ及び分析補助情報に含まれるコントロールのサンプルの属性に関する情報を取得する。
ステップS404において、コントロール実行部816は、キャリブレーションカーブを用いてサンプルを測定する。
ステップS405において、コントロール実行部816は、キャリブレーションカーブを用いたサンプルの測定結果と、そのサンプルの既知の属性との誤差が許容範囲内であるか否かの判定を行う。
ステップS406において、コントロール実行部816は、サンプルの属性、キャリブレーションカーブを用いた際の測定結果の誤差及び誤差が許容範囲内であるか否かの判定結果等のコントロール結果をコントロール結果記憶部884に記憶する。
ステップS407の後、処理は分析管理処理に戻る。
次に、分析管理処理のステップS5において実行される分析処理について説明する。
図11は、分析管理処理のサブフローとして実行される分析処理を示すフローチャートである。
分析処理が開始されると、ステップS501において、バーコード情報取得部812は、バーコード読み取り装置41aによって試薬容器47aに付された1次元バーコードを読み取り、1次元バーコードが示す情報を取得する。
ステップS502において、分析補助情報取得部813は、バーコード情報取得部812によって取得された1次元バーコードが示す情報におけるパックIDに基づいて、そのパックIDによって対応付けられている試薬キットSの分析補助情報を通信部860あるいはドライブ870を介して取得する。
ステップS503において、測定条件設定部814は、取得された分析補助情報を参照し、試薬キットSを用いた測定のための測定パラメータを取得する。
ステップS504において、測定条件設定部814は、取得した測定パラメータを用いて、分析における測定条件を設定する。このとき、ユーザによる入力が行われた場合には、測定条件設定部814は、入力された内容を含めて測定条件を設定する。この測定条件は、測定条件設定部814によって測定条件記憶部882に記憶される。
ステップS505において、測定実行部817は、液量センサ46によって検出される試薬容器47aの液面位置が適正であるか否かの判定を行う。具体的には、測定実行部817が、試薬容器47aの前回からの変動が許容量を超えていないか否かの判定を行う。
ステップS505において、試薬容器47aの液面位置が適正である(YES)と判定された場合、処理はステップS506に移行する。
一方、ステップS505において、試薬容器47aの液面位置が適正でない(NO)と判定された場合、処理はステップS507に移行する。
ステップS506において、測定実行部817は、試薬容器47aの使用回数が使用限度を超えていないか否かの判定を行う。
ステップS506において、試薬容器47aの使用回数が使用限度を超えていない(YES)と判定された場合、処理はステップS508に移行する。
一方、ステップS506において、試薬容器47aの使用回数が使用限度を超えている(NO)と判定された場合、処理はステップS507に移行する。
ステップS507において、測定実行部817は、エラーを示すメッセージをその理由と共に表示する。
ステップS507の後、処理は分析管理処理に戻る。
ステップS508において、測定実行部817は、キャリブレーションフラグがオンである、または、有効期限内のキャリブレーションカーブがあるか否かの判定を行う。
ステップS508において、キャリブレーションフラグがオンである、または、有効期限内のキャリブレーションカーブがある(YES)と判定された場合、処理はステップS509に移行する。
一方、ステップS508において、キャリブレーションフラグがオンでない、かつ、有効期限内のキャリブレーションカーブがない(NO)と判定された場合、処理はステップS507に移行する。
ステップS509において、測定実行部817は、測定条件に従って、検体の測定を実行する。
ステップS510において、測定実行部817は、NGフラグがオンに設定されているか否かの判定を行う。
ステップS510において、NGフラグがオンに設定されている(YES)と判定された場合、処理はステップS511に移行する。
一方、ステップS510において、NGフラグがオフに設定されている(NO)と判定された場合、処理はステップS512に移行する。
ステップS511において、測定実行部817は、検体の測定値を記憶部880に記憶する。これにより、検体の測定値が一時的に保持される。
ステップS511の後、処理はステップS509に移行する。
ステップS512において、測定実行部817は、キャリブレーションカーブを用いて測定結果を計算する。
ステップS513において、測定実行部817は、試薬の使用回数等の測定に関連する情報と共に、測定結果を表示する。
ステップS514において、測定実行部817は、試薬の使用回数等の測定に関連する情報及び測定結果を測定結果記憶部885に記憶する。
ステップS514の後、処理は分析管理処理に戻る。
[作用効果]
本発明の実施形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
試薬キットSに含まれる試薬容器47aにパックID、ロット番号及び測定項目名を表す1次元バーコードが付され、試薬メーカから、パックIDによって対応付けられた分析補助情報が提供される。
ユーザは、試薬容器47aを自動分析装置1にセットし、自動分析装置1において、分析管理処理を実行させることで、パックIDによって対応付けられた分析補助情報を取得し、自動的に測定条件を設定することができる。
したがって、自動分析装置1においてユーザが全ての測定条件を設定する必要がなくなるため、分析の条件に制約がある場合にも、より容易に自動分析を行うことが可能となる。
また、分析補助情報には、試薬容器47aに収容された試薬を試薬メーカにおいてキャリブレーションした結果であるマスタカーブが含まれている。
そのため、ユーザが自動分析装置1によって分析を行う際に、キャリブレーションカーブを全てマニュアルで生成する必要がなくなる。また、試薬容器47aに収容された試薬(即ち、同一の測定項目及び同一のロットの試薬)について行われたキャリブレーションに基づくマスタカーブが提供されるため、ユーザが行うキャリブレーションにおいては、2点〜3点の補正を行えばよく、従来のように、7点あるいは8点といった多点の補正を行う必要がなくなる。
また、分析補助情報には、キャリブレーションに用いられるキャリブレータ及び試薬に対応する補正ルールに関する情報が含まれている。
そのため、キャリブレーションによって得られたキャリブレータの測定値に応じてマスタカーブを補正する際に、そのロットの試薬及びそのキャリブレータに適する補正の方法でマスタカーブの補正が行われるため、より適切なキャリブレーションカーブを生成することが可能となる。
また、自動分析装置1は、試薬容器47aにおける試薬の使用を使用回数によって管理するため、ユーザにおける試薬の使用を試薬メーカが規定した試薬の使用限度回数の範囲内に管理できる。
したがって、ユーザが試薬容器47aに試薬を注ぎ足したり、試薬容器47aを交換したりすることにより、分析の精度が低下する事態を防ぐことが可能となる。また、試薬キットSは、自動分析装置1によって使用が管理されることから、未使用時の試薬の有効期限に加え、試薬容器47aにおける試薬の使用開始からの有効期限を管理することが可能となる。
また、試薬容器47aに収容された試薬は注ぎ足して使用しないことを使用条件とされ、注ぎ足しが行われた場合には、自動分析装置1における液量センサ46が液面位置の変化を検出し、エラーが報知される。
したがって、試薬容器47aの使用状況を適切に管理することが可能となる。
<変形例>
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、試薬キットSに含まれる外装材B及び試薬容器47aには、その識別手段として、1次元バーコードが付されるものとして説明したが、これに限られるものではない。即ち、試薬キットSに含まれる外装材B及び試薬容器47aに付された識別手段と、それに対応して提供される分析補助情報とによって、自動分析装置1における測定条件の少なくとも一部を自動的に設定することができればよい。例えば、試薬キットSに含まれる外装材B及び試薬容器47aに2次元バーコードあるいはICチップ等の識別手段を付すこととしてもよい。この場合、1次元バーコードよりも多くの情報を識別手段に保持させることが可能であるため、分析補助情報の一部を識別手段に保持させ、分析補助情報取得部813が取得する分析補助情報のデータ量を軽減することができる。また、測定条件情報の一部を識別手段に保持させ、ネットワーク等を介して取得される測定条件情報のデータ量を軽減することも可能となる。
また、前記実施形態では、液量センサ46によって検出された液面位置が適正でないと判定された場合、エラーを示すメッセージを表示するものとして説明したが、これに限られない。即ち、液面位置が適正でないと判定された場合に、キャリブレーションを促すメッセージを表示することとしてもよい。
また、前記実施形態では、試薬キットSに試薬容器47aが2つ含まれる場合を例に挙げて説明したが(図4参照)、試薬キットSに含まれる試薬容器47aの構成は、分析に用いられる試薬の使用量の比あるいは使用開始後の有効期限の比に対応させたものとしてもよい。
即ち、分析において、第1試薬及び第2試薬が用いられる場合に、第1試薬の使用量と第2試薬の使用量との比が2:1であるものとすると、第1試薬を封入した試薬容器47aを2つ、第2試薬を封入した試薬容器47aを1つ試薬キットSに含めることができる。
図12は、3つの試薬容器47aを含む試薬キットSの構成を示す模式図である。
図12において、試薬キットSには、第1試薬を封入した試薬容器47aが2つ、第2試薬を封入した試薬容器47aが1つ含まれている。
なお、試薬容器47aは、第1試薬テーブル41の試薬庫(試薬容器47aを収容するスペース)の容量を活用するために、試薬庫と適合したサイズとされる。
そして、第1試薬の2つの試薬容器47a及び第2試薬の1つの試薬容器47aを第1試薬テーブル41の任意の試薬庫に設置すると、バーコード読み取り装置41aがこれらに付された1次元バーコードを読み取る。
すると、パックIDによって、同一の試薬キットSに対応する試薬容器47aであることが検出され、ロット番号によって、封入された試薬の種類が検出される。
そして、分析が開始されると、第1試薬と第2試薬とが2:1の比で使用されていき、試薬キットSに含まれる試薬が同一のタイミングで使い切られる。
なお、この場合、第1試薬の2つの試薬容器47aのうち、一方を使い切った後に他方の使用を開始することや、2つの試薬容器47aを交互に使用していくこと等が可能である。
このように、分析において用いられる試薬のうち、最も使用量の比が小さいものを試薬容器47aの1つ分とし、他の試薬を使用量の比に対応する試薬容器47aの数として試薬キットSを構成することで、試薬庫の容量を有効活用し、試薬容器47aの交換による初期設定やキャリブレーション等に要する手間及び時間を削減して、効率的に分析を行うことが可能となる。
同様に、分析において、第1試薬及び第2試薬が用いられる場合に、第1試薬の使用開始後の有効期限と第2試薬の使用開始後の有効期限の比が1:2であるものとすると、第1試薬を封入した試薬容器47aを2つ、第2試薬を封入した試薬容器47aを1つ試薬キットSに含めることができる。なお、第1試薬と第2試薬との使用量の比は1:1であるものとする。
この場合にも、試薬容器47aは、第1試薬テーブル41の試薬庫の容量を活用するために、試薬庫と適合したサイズとされる。
そして、第1試薬の2つの試薬容器47a及び第2試薬の1つの試薬容器47aを第1試薬テーブル41の任意の試薬庫に設置すると、バーコード読み取り装置41aがこれらに付された1次元バーコードを読み取る。
すると、パックIDによって、同一の試薬キットSに対応する試薬容器47aであることが検出され、ロット番号によって、封入された試薬の種類が検出される。
そして、分析が開始されると、1つ目の試薬容器の第1試薬と第2試薬とが使用されていき、第2試薬の試薬容器47aにおける半分が使用された段階で、1つ目の試薬容器の第1試薬が使い切られる。
次に、2つ目の試薬容器47aの第1試薬と第2試薬とが使用されていき、第2試薬が使い切られるタイミングで、2つ目の試薬容器47aの第1試薬も使い切られる。
このように、分析において用いられる試薬のうち、使用開始後の有効期限が最も長いものを試薬容器47aの1つ分とし、他の試薬を使用開始後の有効期限の比に対応する試薬容器47aの数に分けて試薬キットSを構成することで、分析に使用される試薬を有効利用し、試薬容器47aの交換による初期設定やキャリブレーション等に要する手間及び時間を削減して、効率的に分析を行うことが可能となる。
上述の実施形態における処理は、ハードウェア及びソフトウェアのいずれにより実行させることも可能である。
即ち、上述の処理を実行できる機能が自動分析装置1に備えられていればよく、この機能を実現するためにどのような機能構成及びハードウェア構成とするかは上述の例に限定されない。
上述の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにネットワークや記憶媒体からインストールされる。
プログラムを記憶する記憶媒体は、装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディア、あるいは、装置本体に予め組み込まれた記憶媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray Disc(ブルーレイディスク)(登録商標)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた記憶媒体は、例えば、プログラムが記憶されているROMやハードディスク等で構成される。
1 自動分析装置、10A 測定ユニット、10B 制御ユニット、20 反応装置、21 保温漕、23 移動路、25 回転テーブル、30 検体導入系、31 検体テーブル、31a,41a バーコード読み取り装置、35 検体チューブ、33 検体導入部、40 第1試薬導入系、41 第1試薬テーブル、43 第1試薬導入部、45 第1撹拌機構、46 液量センサ、47 第1試薬チューブ、47a 試薬容器、48 第1洗浄液チューブ、50 洗浄機構、60 透過光測定系、61 測光部、63 光源、70 反応器具、71 反応容器、74 保持具、75 延在部、76 ピン、810 制御部、811 メニュー管理部、812 バーコード情報取得部、813 分析補助情報取得部、814 測定条件設定部、815 キャリブレーション実行部、816 コントロール実行部、817 測定実行部、820 RAM、830 ROM、840 入力部、850 出力部、860 通信部、870 ドライブ、871 リムーバブルメディア、880 記憶部、881 分析補助情報記憶部、882 測定条件記憶部、883 キャリブレーション結果記憶部、884 コントロール結果記憶部、885 測定結果記憶部、S 試薬キット、B 外装材

Claims (7)

  1. ディスクリート式の分析装置であって、
    試薬キットに含まれる試薬容器に付された識別手段が示す情報のうち、少なくとも当該試薬キットの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段によって取得された前記試薬キットの識別情報と対応して提供され、前記試薬キットを用いた分析を補助するための分析補助情報を取得する分析補助情報取得手段と、
    前記分析補助情報取得手段によって取得された分析補助情報を用いて、前記試薬キットを用いた分析における測定条件の設定を行う測定条件設定手段と、
    前記測定条件設定手段によって設定された測定条件に基づいて、前記試薬キットを用いた測定を実行する測定実行手段と、
    を備える分析装置。
  2. 前記分析補助情報には、前記試薬キットに含まれる試薬容器に収容された試薬をキャリブレーションして得られたマスタカーブが含まれ、
    前記分析補助情報取得手段によって取得された前記マスタカーブを用いて、キャリブレーションを実行するキャリブレーション実行手段を更に備える請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記分析補助情報には、前記キャリブレーションに用いられるキャリブレータ及び前記試薬に対応する、マスタカーブを補正するための補正ルールに関する情報が含まれ、
    前記キャリブレーション実行手段は、前記キャリブレータを測定して得られた値に基づいて、前記補正ルールに従って前記マスタカーブを補正することを特徴とする請求項2に記載の分析装置。
  4. 前記測定実行手段は、前記試薬容器の試薬が使用された回数を管理する請求項1から3のいずれか1項に記載の分析装置。
  5. 前記試薬容器内の液量を検出する液量検出手段を更に備え、
    前記測定実行手段は、前記液量検出手段によって検出された液量の変動が許容量以下であるか否かを判定し、許容量を超えている場合に、エラーを出力する請求項1から4のいずれか1項に記載の分析装置。
  6. ディスクリート式の分析装置における分析方法であって、
    試薬キットに含まれる試薬容器に付された識別手段が示す情報のうち、少なくとも当該試薬キットの識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップにおいて取得された前記試薬キットの識別情報と対応して提供され、前記試薬キットを用いた分析を補助するための分析補助情報を取得する分析補助情報取得ステップと、
    前記分析補助情報取得ステップにおいて取得された分析補助情報を用いて、前記試薬キットを用いた分析における測定条件の設定を行う測定条件設定ステップと、
    前記測定条件設定ステップにおいて設定された測定条件に基づいて、前記試薬キットを用いた測定を実行する測定実行ステップと、
    を含む分析方法。
  7. ディスクリート式の分析装置を制御するコンピュータに、
    試薬キットに含まれる試薬容器に付された識別手段が示す情報のうち、少なくとも当該試薬キットの識別情報を取得する識別情報取得機能と、
    前記識別情報取得機能によって取得された前記試薬キットの識別情報と対応して提供され、前記試薬キットを用いた分析を補助するための分析補助情報を取得する分析補助情報取得機能と、
    前記分析補助情報取得機能によって取得された分析補助情報を用いて、前記試薬キットを用いた分析における測定条件の設定を行う測定条件設定機能と、
    前記測定条件設定機能によって設定された測定条件に基づいて、前記試薬キットを用いた測定を実行する測定実行機能と、
    を実現させるプログラム。
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