JP2015222090A - 制振機構及び研削装置 - Google Patents

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【課題】砥石の振動の振動周波数や振動の振幅量に応じて砥石の振動を制振する。【解決手段】振動体の振動を制振する制振機構30に、錘32と、錘32を挟む2枚の側板310,311と、錘32と2枚の側板310,311との間にそれぞれ配設される振動吸収性のある緩衝材33と、2枚の側板310,311の間隔を調整する間隔調整部36a,36bとを備え、振動体の振動周波数に応じて間隔調整部36a,36bによって2枚の側板310,311の間隔を調整して緩衝材35のつぶれの度合いを調整することにより、錘32の振動で振動体の振動が打ち消されるように調整することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、被加工物の加工時に発生する振動の制振を行う制振機構と、その制振機構を備え被加工物を研削する研削装置とに関する。
被加工物である板状ワークを研削する研削装置は、板状ワークを保持するチャックテーブルと、砥石を備える研削手段とを少なくとも備えており、板状ワークの上面に回転する砥石を当接させて押圧することにより、板状ワークが所定の厚みに至るまで研削している。
砥石で研削しようとする板状ワークが硬い場合には、単位時間当たりに板状ワークを削り取る量が少なくなるため、板状ワークの被研削面(砥石が接触して研削される面)に対して砥石が滑走しているような状態となり、研削できていない状態となることがある。このような状態が続くと、板状ワークの厚みは減少しない。研削手段は所定の研削送り速度で研削送りされ板状ワークに砥石を押し当てているが、板状ワークの厚みが減少しない症状が発生すると、研削手段が振動してしまい、その振動を砥石が受けて急激に砥粒が脱落を起こしたりして砥石の異常磨耗が発生する場合が有る。また、砥石が振動すると、振動の影響によって板状ワークの被研削面に砥石が一定圧力で当たらなくなるため、板状ワークの被研削面に縞模様を形成してしまい、板状ワークの厚み精度の均一性に悪影響を及ぼすという問題も生じる。
振動による弊害が生じるのを回避するために、例えば下記の特許文献1及び2には、砥石の振動が板状ワークに伝達されないようにするために、砥石とホイールマウントとの間に緩衝剤を介在させて板状ワークを研削する方法が提案されている。また、下記の特許文献3には、ゴム製の制振パッドを砥石頭の上に置き、その上に砥石頭の振動を受けて自発的に振動を減衰できる小型の制振装置を載せた構成を有する研削装置が提案されている。
特開2005−335014号公報 特開2009−095947号公報 特開2007−152460号公報
しかし、上記したような研削方法や研削装置では、板状ワークの研削中に発生する砥石の振動の振動周波数や振幅量に応じた調整を行うことができず、また、適切なタイミングで砥石の振動を減衰させることができないという問題がある。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされたものであり、砥石の振動の振動周波数や振動の振幅量に応じて、砥石の振動の制振を可能とすることを目的としている。
第一の発明は、振動体の振動を制振する制振機構であって、錘と、該錘を挟む2枚の側板と、該錘と該2枚の側板との間にそれぞれ配設される振動吸収性のある緩衝材と、該2枚の側板の間隔を調整する間隔調整部と、を備え、該間隔調整部によって該2枚の側板の間隔を調整し、振動を減衰させることを特徴とする。
この制振機構は、前記錘が、該錘の重さを増減可能とする重量増減部を備え、該重量増減部で該錘の重さを増減させ、振動を減衰させることが望ましい。
第二の発明は、板状ワークを保持する保持手段と、該保持手段が保持した板状ワークに砥石を当接させて加工する加工手段と、該加工手段の振動を制振する上記の制振機構と、を備えた研削装置であって、板状ワークに該砥石を当接させ加工時に該加工手段に発生する振動の振動周波数および振幅量を計測する振動測定手段と、該振動測定手段が計測した計測値に応じて前記間隔調整部を作動させて前記2枚の側板の間隔を調整する制御部と、を備える。
本発明の制振機構は、錘と、錘を挟む2枚の側板と、錘と2枚の側板との間に配設する振動吸収性のある緩衝材と、2枚の側板の間隔を調整する間隔調整部とを備えているため、2枚の側板の間隔を調整することにより、緩衝材のつぶれの度合いを調整して振動体の振動周波数を変化させることができる。したがって、振動体の振動周波数と錘側の振動周波数とを同じにすることができ、振動の振幅を減衰させることができる。
制振機構を構成する錘に、錘の重さを増減可能とする重量増減部を備えれば、錘の重さを調整することにより振幅量を調整することができる。
本発明の加工装置は、板状ワークに砥石を当接させ加工時に加工手段に発生する振動の振動周波数および振幅量を計測し、その計測値に応じて制御部が2枚の側板の間隔を調整するため、適切なタイミングで砥石の振動を減衰させることができる。したがって、砥石に異常磨耗が発生するのを防止し、板状ワークの厚み精度を良好にして均一な状態で仕上げることが可能となる。
研削装置の構成を示す斜視図である。 制振機構の第1例を示す断面図である。 錘の構成を示す斜視図である。 制振機構において緩衝材がつぶれた状態を示す断面図である。 制振機構の第2例を示す断面図である。 制振機構の第2例において緩衝材がつぶれた状態を示す断面図である。 制振機構の第3例を示す断面図である。 制振機構の第3例において緩衝材がつぶれた状態を示す断面図である。
図1に示す研削装置1は、Y軸方向にのびる装置ベース2を有している。装置ベース2の上面2aには、Y軸方向に移動可能でかつ回転可能な保持テーブル4が配設されている。保持テーブル4の周囲は、カバー3によって覆われている。保持テーブル4は、板状ワークを下方から吸引保持する保持面4aを有している。保持テーブル4は、蛇腹5の伸縮をともなってY軸方向に移動することができる。
装置ベース2のY軸方向後部(+Y方向側)には、Z軸方向にのびるコラム6が立設されている。コラム6の側方側においては、板状ワークに研削加工を施す加工手段である研削手段10と、保持テーブル4に保持される板状ワークに対して接近及び離反する方向(Z軸方向)に研削手段10を昇降させる昇降手段20とが配設されている。
研削手段10は、Z軸方向の軸心を有するスピンドルユニット11と、スピンドルユニット11を支持するホルダ12と、スピンドルユニット11の一端に接続されたモータ13と、スピンドルユニット11の下端にマウント14を介して装着された研削ホイール15とを少なくとも備えている。研削ホイール15の下部には、砥石16が円環状に固着されている。研削手段10では、モータ13による駆動により研削ホイール15を所定の回転速度で回転させることができる。
昇降手段20は、Z軸方向にのびるボールネジ21と、ボールネジ21の一端に接続されたモータ22と、ボールネジ21と平行にのびる一対のガイドレール23と、内部に備えたナットがボールネジ21に螺合するとともに側部がガイドレール23に摺接する昇降板24とを備えている。昇降手段20では、モータ22によって駆動されてボールネジ21が回動することにより、一対のガイドレール23に沿って昇降板24がZ軸方向に移動するとともに、昇降板24に連結された研削手段10をZ軸方向に昇降させることができる。
研削装置1には、研削手段10によって板状ワークを研削する際に研削手段10に発生する振動を制振する制振機構30を備えている。図示の例では2つの制振機構30を備えている。制振機構30は、ケーシング31を有しており、スピンドルユニット11の上面11a上に配設されている。図2に示すように、制振機構30は、ケーシング31の内部に配設された錘32と、2枚の側板310,311と、錘32と側板310,311との間にそれぞれ配設された振動吸収性のある緩衝材33と、側板310と側板311との間隔を調整する間隔調整部36a,36bとを備えている。なお、図2においては図1に示したケーシング31の図示を省略している。
緩衝材33は、変形可能な材料によって形成され、錘32と側板310との間及び錘32と側板311との間に2つずつ配設されている。緩衝材33の材料は、例えばウレタンやソルボセインである。
間隔調整部36aは、錘32の上方側に配設されている。間隔調整部36aは、X軸方向にのびる一対の対向する調整ネジ360と、それぞれの調整ネジ360の先端の雄ねじに螺合する雌ねじを有する上板361とを少なくとも備えている。間隔調整部36bは、錘32の下方側に配設されている。間隔調整部36bについても間隔調整部36aと同様の構成となっており、X軸方向にのびる一対の対向する調整ネジ360と、それぞれの調整ネジ360の先端の雄ねじに螺合する雌ねじを有する底板362とを少なくとも備えている。このように構成される間隔調整部36a,36bでは、例えば作業者が各調整ネジ360を回すことにより、各調整ネジ360が上板361及び底板362に対して前進又は後退し、これにより側板310と側板311とをX軸方向に移動させて互いに接近又は離反させ、側板310と側板311との間隔を調整することができる。
図3に示すように、錘32には、複数の収容穴320が形成されている。この収容穴320には、その形状に対応する錘部材39を収容可能である。図1に示した研削手段10の振動の振幅量に応じて、複数の収容穴320に対して錘部材39を収容したり収容穴320から錘部材39を抜き取ったりすることにより、錘32の重さを調整することができる。すなわち、錘部材39は、錘32の重量を増減させる重量増減部として機能する。なお、図3の例における錘部材39はバー状に形成されているが、この形状には限定されない。
図1に示す研削装置1は、板状ワークに砥石16を当接させて研削する時に発生する研削手段10の振動の振動周波数および振幅量を計測する振動測定手段40と、振動測定手段40が計測した計測値に応じて図2に示した制振機構30の間隔調整部36a,36bを作動させ2枚の側板310,311の間隔を調整する制御部50とを備えている。
振動測定手段40は、スピンドルユニット11の上面11aに配設されている。この振動測定手段40は、制御部50に接続されており、砥石16が板状ワークを研削する際に生じる研削手段10の振動の振動周波数および振幅量を計測してそのデータを制御部50に送ることができる。制御部50は、CPU及びメモリを少なくとも備えており、各制振機構30に接続されている。制御部50は、振動測定手段40から送られてきた振動周波数に応じて図2に示した間隔調整部36a,36bを作動させ、側板310と側板311との間隔を調整することができる。
次に、研削装置1において板状ワークWを研削する際の研削装置1の動作及び制振機構30を用いて研削手段10の振動を制振する動作について説明する。板状ワークWは、被加工物の一例であって、その表面Waには、格子状の分割予定ラインSによってそれぞれ区画された各領域にデバイスDがそれぞれ形成されている。板状ワークWの表面Waと反対側の面である裏面Wbは、砥石16によって研削される被研削面となっている。
板状ワークWの表面Waに保護テープを貼着し、保持テーブル4は、吸引源の作動により板状ワークWの表面Wa側を保持面4aで吸引保持した後、+Y方向に移動し、保持テーブル4を研削手段10の下方に移動させる。
次いで、モータ13が砥石16を回転させるとともに、モータ22がボールネジ21を駆動して研削手段10を−Z方向に下降させ、回転する砥石16を板状ワークWの裏面Wbに押圧して所望の厚みに達するまで研削する。
砥石16を板状ワークWの裏面Wbに当接させて研削する際には、研削抵抗に起因して研削手段10に例えばX軸方向やZ軸方向の振動が発生する。研削手段10の振動の振幅が大きいと、砥石16を構成する砥粒が脱落を起こしたりして砥石16に異常磨耗が発生する。また、振動の影響によって板状ワークWの裏面Wbに砥石16が一定圧力で当たらなくなり板状ワークWの厚み精度の均一性に悪影響を及ぼすという問題も生じる。そこで、制振機構30が研削手段10の振動を制振する。
振動測定手段40は、研削手段10に発生している振動の振動周波数および振幅量を計測し、その値を制御部50に送る。制御部50は、研削手段10に発生している振動周波数に応じて、間隔調整部36a,36bを作動させ、2枚の側板310,311の間隔を調整する。
図4に示すように、間隔調整部36a,36bによって、側板310,311を例えば両者が近づく方向に移動させ、側板310,311で緩衝材33を錘32に向けて押しつぶして側板310と側板311との間隔を狭くする。緩衝材33を押しつぶす度合いを調整することで、錘32の振動周波数を調整することができる。このようにして錘32の振動周波数を調整し、振動測定手段40が計測した研削手段10の振動周波数と錘32の振動周波数とが概ね一致し、研削手段10の振動を打ち消すように錘32を振動させると、研削手段10の振動の振幅を減衰させることができる。
また、砥石16に発生する振動の振動測定手段40が計測した振幅量に応じて、図3に示した重量増減部39を用いて錘32の重さを調整する。例えば、硬質の板状ワークを研削することにより振幅が大きくなると、複数の収容穴320に収容する重量増減部39の個数を増やして錘32の重量を大きくする。一方、振幅が小さければ、収容穴320に収容されている重量増減部39を収容穴320から抜き出して錘32の重量を小さくする。このように、研削する板状ワークWの種類や、研削している板状ワークWの状態によって研削手段10の振動の振幅が異なったとしても、錘32は、その重さによって研削手段10の振動の振幅を調整することができる。
また、研削手段10の固有振動数は、錘32の重量によって調整することができる。したがって、収容穴320に収容する重量増減部39の個数を調整して研削手段10の固有振動数を調整することにより、研削手段10の振動を打ち消して研削手段10の振動の振幅を減衰させることができる。
以上のように、研削装置1では、錘32の重さを変化させることにより、研削手段10の振動の振幅を調整することができるとともに、固有振動数を調整することができる。また、緩衝材33がつぶれる度合いを調整し振動の周波数を調整して研削手段10の振動を打ち消すように錘32を振動させることにより、研削手段10の振動の振幅を減衰させることができる。したがって、研削手段10の振動の振動周波数や振幅に応じて、研削手段10の振動の制振が可能となる。なお、緩衝材33の個数や材質は、特に限定されるものではないが、緩衝材33としてソルボセインを使用すると、研削手段10の振動をより効果的に抑制することが可能となる。
図5に示す制振機構30aは、制振機構の第2例である。制振機構30aは、側板310と側板311との間隔を調整する間隔調整部36a,36bと、錘32と間隔調整部36bの底板363との間に配設された振動吸収性のある緩衝材35とを備え、底板363は上面11aに載置された構成となっており、それ以外の構成は、制振機構30と同様となっている。緩衝材35は、錘32と底板363との間に少なくとも1つ配設されている。なお、緩衝材35の個数や材質は、特に限定されるものではない。
制振機構30aを用いて図1に示した研削手段10の振動の制振を行う場合は、板状ワークWの研削時において、図1に示した制御部50が間隔調整部36a,36bを作動させ、図6に示すように、側板310,311をX軸方向に互いが近づく方向に移動させ、側板310及び側板311で緩衝材33を錘32に向けて押しつぶしていく。また、緩衝材35がZ軸方向の振動を吸収し、Z軸方向の振動の振幅量を小さくする。このように、制振機構30aでは、錘32と底板363との間に緩衝材35を介在させた構成としたため、Z軸方向の振動も減衰させることができる。
図7に示す制振機構30bは、制振機構の第3例である。制振機構30bは、ケーシング37を有しており、ケーシング37の内部に配設された錘32と、ケーシング37を構成する側板370,側板371と、錘32と側板370,371との間に配設された振動吸収性のある緩衝材33と、側板370と側板371との間隔を調整する一対の間隔調整部38とを備えている。側板370,側板371は、断面L字形に形成されており、それぞれの間隔調整部38によって下方から支持されている。
間隔調整部38は、X軸方向にのびる調整ネジ380と、調整ネジ380の一端に接続されたモータ381と、側板370,側板371をそれぞれ下方から支持する支持台382と、調整ネジ380と平行に配設されたガイドレール383とを少なくとも備えている。側板370,側板371の下部には、脚部372と2つの脚部373とがそれぞれ連結されており、脚部372の中央に形成されたナットが調整ネジ380に螺合している。そして、モータ381が駆動されて調整ネジ380が回動することにより、図8に示すように、側板370,371をガイドレール383に沿ってX軸方向に移動させて両者の間隔を狭め、緩衝材33を押しつぶすことができる。
また、制振機構30bでは、図7に示すように、錘32の下方に振動測定手段40aが配設されており、振動測定手段40aは制御部50aに接続されている。振動測定手段40aは、スピンドルユニット11側の振動の振動周波数および振幅量を計測して制御部50aに送ることができる。制御部50aは、各制振機構30dに接続されており、振動測定手段40aから送られてきた振動周波数に応じて間隔調整部38が作動し、側板370,371で緩衝材33を押しつぶす。
このように、制振機構30bでは、錘32の重さを変化させることにより研削手段10の振動の振幅及び固有振動数を調整することができ、緩衝材33がつぶれる度合いを調整して研削手段10の振動を打ち消すように錘32を振動させて研削手段10の振動の振幅を減衰させることができることに加えて、研削手段10のZ軸方向の振動を吸収して振幅を減衰させることができる。さらに、制御部50aは、振動測定手段40aによる研削手段10の振動周波数の計測値を読み込み、その値に基づきモータ381を制御して側板370,371を移動させて緩衝材33のつぶれ度合いを変化させることができるため、振動周波数に応じて自動的に加工手段10の振動周波数及び振幅量を調整することができる。
なお、上記第1〜3の例では、2つの側板310,311がX軸方向に移動して緩衝材をX軸方向につぶす構成としたが、2つの側板310,311に代えて、又は2つの側板310,311に加えて、Y軸方向に移動する2つの側板を設け、緩衝材をY軸方向につぶす構成とすることもできる。
また、振動体には、研削装置1の加工手段10に限らず、他の加工装置の加工手段も含まれる。
2つの側板310,311の間隔を調整して緩衝材33のつぶれ度合いを変更したり、錘32の重さを変更したりしても、それだけでは打ち消すことができない振動が発生することもある。その場合には、緩衝材33の錘32に接する部分の面積及び厚みを調整する。振幅量が大きい場合は、錘32を重くするとともに、緩衝材33の厚みを厚くし、さらに緩衝材33の錘32に接触する部分の面積を大きくする。振幅量が小さい場合は、錘32を軽くするとともに、緩衝材33の厚みを薄くし、さらに緩衝材33の錘32に接触する部分の面積を小さくする。
1:研削装置 2:装置ベース 2a:上面 3:移動基台 4:保持テーブル
4a:保持面 5:蛇腹 6:コラム
10:研削手段 11:スピンドルユニット 11a 上面
12:ホルダ 13:モータ 14:マウンタ 15:研削ホイール
16:砥石
20:昇降手段 21:ボールネジ 22:モータ 23:ガイドレール 24:昇降板
30,30a,30b,30c,30d,30e:制振機構
31:ケーシング 310,311:側板
32:錘 320:収容穴 33,35:緩衝材
36a,36a,36c:間隔調整部 360:調整ネジ
361:上板 362:底板 363:底板
37:ケーシング 370,371:側板 372:脚部 373:脚部
38:間隔調整部 380:調整ネジ 381:モータ 382:支持台
39:錘部材(重量増減部)
40,40a:振動測定手段 50,50a:制御部

Claims (3)

  1. 振動体の振動を制振する制振機構であって、
    錘と、該錘を挟む2枚の側板と、該錘と該2枚の側板との間にそれぞれ配設される振動吸収性のある緩衝材と、該2枚の側板の間隔を調整する間隔調整部と、を備え、
    該間隔調整部によって該2枚の側板の間隔を調整し、振動を減衰させることを特徴とする制振機構。
  2. 前記錘は、該錘の重さを増減可能とする重量増減部を備え、
    該重量増減部で該錘の重さを増減させ、振動を減衰させることを特徴とする請求項1記載の制振機構。
  3. 板状ワークを保持する保持手段と、該保持手段が保持した板状ワークに砥石を当接させて加工する加工手段と、該加工手段の振動を制振する請求項1又は2に記載の制振機構と、を備えた研削装置であって、
    板状ワークに該砥石を当接させ加工時に発生する振動の振動周波数および振幅量を計測する振動測定手段と、
    該振動測定手段が計測した計測値に応じて前記間隔調整部を作動させて前記2枚の側板の間隔を調整する制御部と、を備える研削装置。
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