JP2014124690A - 研削方法および研削装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】研削加工中の被加工物に供給する研削水の流量を制御することにより、研削砥石の自生発刃を正常に作用させるとともに、研削砥石の目詰まりを防止して、難研削材の良好な研削加工を行うことができる研削方法および研削装置を提供すること。
【解決手段】研削送り手段によって研削手段をチャックテーブルに接近させる方向に動作させ研削砥石を板状ワークに接触させ板状ワークを研削する研削加工中に研削水供給部で研削水量を可変させる研削方法であって、板状ワークに研削砥石が接触し始める研削開始から所定量研削するまで第1の研削水量で研削する第1の研削工程と、第1の研削工程の後に第1の研削工程より多い水量の第2の研削水量で研削する第2の研削工程と、を含み、研削加工中に研削水量を可変とする。
【選択図】図3
【解決手段】研削送り手段によって研削手段をチャックテーブルに接近させる方向に動作させ研削砥石を板状ワークに接触させ板状ワークを研削する研削加工中に研削水供給部で研削水量を可変させる研削方法であって、板状ワークに研削砥石が接触し始める研削開始から所定量研削するまで第1の研削水量で研削する第1の研削工程と、第1の研削工程の後に第1の研削工程より多い水量の第2の研削水量で研削する第2の研削工程と、を含み、研削加工中に研削水量を可変とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、硬質な難研削材で構成される板状ワークの研削方法およびこれに用いる研削装置に関する。
板状ワークなどの被加工物を研削する装置においては、被加工物の上面に研削水を供給しながら研削砥石を備えた研削手段によって被加工物の上面を研削している(たとえば、特許文献1参照)。研削加工中の被加工物に研削水を供給することにより、研削屑が除去されて、研削屑による研削砥石の目詰まりを防ぐことができる。また、研削加工中の被加工物に研削水を供給することにより、研削によって生じる摩擦熱による温度上昇が抑えられて、加工温度上昇に伴う研削砥石の目つぶれや、砥粒の異常脱落を防ぐことができる。
上記研削装置においては、研削加工中の被加工物に供給する研削水の水量が多いほど、研削屑による研削砥石の目詰まり防止に効果的である。また、研削加工中の被加工物に供給する研削水の水量が多いほど、摩擦による温度上昇の抑制に効果的であり、砥粒の異常脱落の防止にも効果的である。
しかしながら、硬質な難研削材で構成される被加工物の研削加工においては、研削加工中の被加工物に供給する研削水の水量が多くなると、被加工物の上面で研削砥石が滑り、本来脱落すべき砥粒が脱落せずに研削砥石の目つぶれを起こすおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、研削加工中の被加工物に供給する研削水の流量を制御することにより、研削砥石の自生発刃を正常に作用させるとともに、研削砥石の目詰まりを防止して、難研削材の良好な研削加工を行うことができる研削方法および研削装置を提供することを目的とする。
本発明の研削方法は、板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する研削手段と、該研削手段を該チャックテーブルに接近および離間させる研削送り手段と、該研削手段に装着する研削砥石を配置している研削ホイールと、該チャックテーブルに保持された板状ワーク上面に研削水を流量調整可能で供給する研削水供給部と、を備えた研削装置を用いて、該研削送り手段によって該研削手段を該チャックテーブルに接近させる方向に動作させ研削砥石を板状ワークに接触させ板状ワークを研削する研削加工中に該研削水供給部で研削水量を可変させる研削方法であって、板状ワークに該研削砥石が接触し始める研削開始から所定量研削するまで第1の研削水量で研削する第1の研削工程と、該第1の研削工程の後に該第1の研削工程より多い水量の第2の研削水量で研削する第2の研削工程と、を含み、研削加工中に研削水量を可変とすることを特徴とする。
この構成によれば、研削加工中に研削水量を可変とすることから、研削水の流量が少ない第1の研削工程においては、研削砥石が滑ることなく、砥粒が適切に脱落して自生発刃が適切に行われるため、研削砥石による所定時間あたりの研削量を大きくすることができるとともに、研削水の流量が多い第2の研削工程においては、研削屑が効果的に除去されて、研削砥石の目詰まりを防ぎつつ、研削面の面状態をきれいに保った状態で研削加工が行われるため、加工仕上がり状態が良好となる。したがって、研削加工中の被加工物に供給する研削水の流量を制御することにより、研削砥石の自生発刃を正常に作用させるとともに、研削砥石の目詰まりを防止して、難研削材の良好な研削加工を行うことが可能となる。
上記研削方法において、該研削砥石は、ビトリファイドボンド砥石であってもよい。
また、上記研削方法において、該板状ワークは、硬質な難研削材で構成されていてもよい。
本発明の研削装置は、板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する研削手段と、該研削手段を該チャックテーブルに接近および離間させる研削送り手段と、該研削手段に装着する研削砥石を配置している研削ホイールと、板状ワークに該研削砥石が接触し始める研削開始から所定量研削するまでの厚みを認識する認識部と、該板状ワークの上面に研削水を流量調整可能に供給する流量調整バルブを有する研削水供給部と、該認識部が認識した板状ワーク厚みによって該流量調整バルブを作動させ研削水の流量を可変させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、研削加工中の被加工物に供給する研削水の流量を制御することにより、研削砥石の自生発刃を正常に作用させるとともに、研削砥石の目詰まりを防止して、難研削材の良好な研削加工を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る研削装置の一例を示す斜視図である。図2は、研削装置が有する研削手段の断面模式図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る研削装置の一例を示す斜視図である。図2は、研削装置が有する研削手段の断面模式図である。
図1および図2に示すように、研削装置1は、チャックテーブル3と研削手段4とを相対回転させることにより、チャックテーブル3が保持する板状ワークWを研削するように構成されている。また、研削装置1においては、研削加工の進行度合いに応じて、研削領域に供給される研削水の流量が可変となるように構成されている。
研削装置1における被加工物である板状ワークWとしては、硬質な難研削材で構成される基板を採用することができる。このような板状ワークWは、たとえば、ビッカーズ硬度2000以上の硬質を有する、サファイア、炭化ケイ素(SiC)、アルチック(AlTiC)またはアルミナセラミック(Al2O3)などの材料により構成される。
研削装置1は、略直方体形状の基台2を有している。基台2の上面には、X軸方向に延在する矩形状の開口部21と、開口部21の後方に垂直に設けられたコラム22と、開口部21の側方に設けられた測定手段23と、が配置されている。開口部21は、チャックテーブル3を支持するテーブル支持台24および蛇腹状の防塵カバー25で覆われている。コラム22は、直方体形状を有し、その前面に研削手段4が設けられている。
測定手段23は、チャックテーブル3に保持された板状ワークWの厚みを測定する。測定手段23は、たとえば、板状ワークWに接触して厚みを検出する接触式検出部によって構成される。接触式検出部としての測定手段23は、基台2上に垂直に設けられた支持部23aと、支持部23aの上部に設けられた2つの測定用のプローブ23b,23cと、を含んで構成される。
測定手段23は、一方のプローブ23bをチャックテーブル3に保持された板状ワークWの上面に接触させるとともに、他方のプローブ23cをチャックテーブル3の上面に接触させて、それぞれのプローブ23b,23cの高さ位置を測定する。そして、測定手段23に接続された認識部5において、プローブ23b,23cの高さ位置の差分を取ることにより、板状ワークWの厚みが認識される。
テーブル支持台24は、略正方形状を有し、チャックテーブル3を回転可能に支持する。また、テーブル支持台24は、図示しない駆動機構に接続されており、この駆動機構から供給される駆動力によって、開口部21内をスライド移動する。これにより、チャックテーブル3は、加工前の板状ワークWを供給し、また、加工後の板状ワークWを回収する載せ替え位置と、研削手段4と板状ワークWとが対向する研削位置との間をスライド移動する。
防塵カバー25は、板状ワークWの研削加工時に発生する研削屑などが基台2内へ侵入することを防止する。防塵カバー25は、テーブル支持台24の前面および後面に取り付けられるとともに、その移動位置に応じて伸縮可能に設けられている。
チャックテーブル3は、円盤形状を有し、図示しないチャック回転手段によって円盤中心を軸に回転可能に設けられている。チャックテーブル3の上面には、板状ワークWを吸着保持する吸着面3aが設けられている。吸着面3aは、たとえば、ポーラスセラミック材により構成されており、基台2内に配置された吸引源3b(図1において不図示、図2参照)に接続されている。
研削手段4は、円筒状のスピンドル4aと、スピンドル4aの下端に設けられたホイールマウント4bと、ホイールマウント4bの下面に取り付けられた研削ホイール4cと、研削ホイール4cの下面に配列された複数の研削砥石4dと、を含んで構成される。研削砥石4dは、たとえば、ビトリファイドボンド砥石で構成される。研削砥石4dは、スピンドル4aの駆動に伴ってZ軸まわりに高速回転する。
研削手段4には、研削水供給源7から流量調整バルブ8を介して研削水が供給される。研削水としては、たとえば、純水が使用される。図2に示すように、研削水供給源7から流量調整バルブ8を介して供給された研削水は、スピンドル4aに設けられた研削水供給路41、ホイールマウント4bに設けられた研削水供給路42、研削ホイール4cに設けられた複数の研削水供給ノズル43を介して、研削砥石4dおよびチャックテーブル3に保持された板状ワークWに供給される。
研削手段4は、コラム22に設けられた研削送り手段44によって駆動されて上下方向(Z軸方向)に移動可能に構成され、研削手段4とチャックテーブル3とを相対的に接近および離間させることが可能である。研削送り手段44は、ボールねじ式の移動機構によりコラム22に対して上下方向(Z軸方向)に移動するZ軸テーブル44aを有している。Z軸テーブル44aには、その前面側に取り付けられた支持部44bを介して研削手段4が支持されている。
基台2内には、研削装置1の各部を統括制御する制御部6が設けられている。制御部6は、各種処理を実行するプロセッサや、ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)などの記憶媒体を含んで構成される。制御部6は、たとえば、認識部5が認識した板状ワークWの厚みに応じて流量調整バルブ8を作動させ、研削水供給源7から研削手段4に供給される研削水の流量を可変とする処理を制御する。
続いて、このような研削装置1を用いた研削方法について説明する。
図3は、研削装置1を用いた研削方法における、板状ワークWの厚みと、研削水の流量と、研削手段の高さ位置との関係を示す説明図である。図3において、第1縦軸は研削水の水量(F)を示し、第2縦軸は板状ワークWの厚み(d)を示し、横軸は時間(t)を示している。また、グラフ101は板状ワークWの厚みの変化を示すグラフであり、グラフ102は研削水の流量の変化を示すグラフであり、グラフ103は研削手段4の高さ位置の変化を示すグラフである。
図3は、研削装置1を用いた研削方法における、板状ワークWの厚みと、研削水の流量と、研削手段の高さ位置との関係を示す説明図である。図3において、第1縦軸は研削水の水量(F)を示し、第2縦軸は板状ワークWの厚み(d)を示し、横軸は時間(t)を示している。また、グラフ101は板状ワークWの厚みの変化を示すグラフであり、グラフ102は研削水の流量の変化を示すグラフであり、グラフ103は研削手段4の高さ位置の変化を示すグラフである。
まず、チャックテーブル3を載せ替え位置に位置づけ、板状ワークWをチャックテーブル3の吸着面3aで吸引保持する。そして、テーブル支持台24を駆動して、チャックテーブル3をX軸方向に移動して、板状ワークWが研削砥石4dと対向する研削位置にチャックテーブル3が位置づけられる。
続いて、測定手段23のプローブ23b,23cを検出位置に回転移動して、プローブ23bを板状ワークWの上面に接触させるとともに、プローブ23cをチャックテーブル3の上面に接触させる。そして、図3中の(t0)に示すように、測定手段23に接続された認識部5において、板状ワークWの厚み(d1)が認識される。認識部5が認識した板状ワークWの厚み(d1)に基づいて、制御部6は流量調整バルブ8を作動させ、研削手段4に対して流量(F1)の研削水が供給される。
続いて、図3中の(t0)から(t1)に示すように、研削手段4が研削送り手段44によって早送りで下降し、チャックテーブル3上の板状ワークWに接近する。
研削手段4がチャックテーブル3上の板状ワークWに所定距離だけ接近すると、図3中の(t1)から(t2)に示すように、研削砥石4dが板状ワークWの表面に接触するまで、研削手段4が研削送り手段44によって第1の研削送り速度で下降する。このとき、研削砥石4dは、何も研削せずにエアカット(空削り)を行う。
研削手段4の下降が進み、研削砥石4dが板状ワークWの表面に達すると研削加工が開始され、図3中の(t2)から(t3)に示すように、板状ワークWの粗研削である第1の研削工程が行われる。第1の研削工程における研削加工は、研削砥石4dの研削送り速度が比較的大きく、かつ、研削手段4に対して供給される研削水の流量(F1)が比較的少ない状態で行われる。研削水の流量(F1)が少ないため、研削砥石4dが滑ることなく、砥粒が適切に脱落して自生発刃が適切に行われる。そのため、第1の研削工程においては、研削砥石4dによる所定時間あたりの研削量を大きくすることができる。
なお、研削加工中は、研削装置1における測定手段23によって板状ワークWの厚みがリアルタイムに測定され、認識部5によって測定手段23で測定された板状ワークWの厚みが認識される。
第1の研削工程における研削加工が進行し、板状ワークWの厚みが所望の仕上がり厚み(d3)より所定量手前の厚み(d2)に達すると、図3中の(t3)から(t5)に示すように、研削砥石4dの研削送り速度が第1の研削送り速度より遅い第2の研削送り速度へと調節されて、仕上げ研削である第2の研削工程が行われる。また、第2の研削工程中の(t4)において、研削手段4に対して供給される研削水の流量が、(F1)から(F2)に増量される。
なお、これらの研削送り速度の調節や研削水の流量の調節は、測定手段23が測定し、認識部5が認識した板状ワークWの厚みに応じて、研削装置1における制御部6が制御している。
このように、第2の研削工程における研削加工は、研削砥石4dの研削送り速度が比較的小さく、かつ、研削手段4に対して供給される研削水の流量(F2)が比較的多い状態で行われる。研削水の流量(F2)が多いため、研削屑が効果的に除去されて、研削砥石4dの目詰まりを防ぐとともに、研削面の面状態をきれいに保った状態で研削加工が行われる。そのため、第2の研削工程においては、研削砥石4dによる所定時間あたりの研削量は比較的少ないが、加工仕上がり状態は良好となる。
第2の研削工程における研削加工が進行し、板状ワークWの厚みが所望の仕上がり厚み(d3)に達すると、図3中の(t5)から(t6)に示すように、研削砥石4dは、板状ワークWから離れる方向に退避される。このとき、板状ワークWを破損することのないよう、研削手段の上昇速度は、第2の研削送り速度と略同一に調節される。また、研削手段4には、引き続き流量(F2)の研削水が供給されて、板状ワークW上の研削屑が除去される。
研削手段4がチャックテーブル3上の板状ワークWから所定距離だけ離間すると、図3中の(t6)から(t7)に示すように、研削手段4が研削送り手段44によって早送りで上昇し、上昇退避が完了する。このとき、研削手段4に供給される研削水の流量は(F2)から(F1)に減量される。
以上説明したように、本実施の形態に係る研削装置1によれば、研削加工中に研削水量を可変とすることから、研削水の流量が少ない第1の研削工程においては、研削砥石4dが滑ることなく、砥粒が適切に脱落して自生発刃が適切に行われるため、研削砥石4dによる所定時間あたりの研削量を大きくすることができるとともに、研削水の流量が多い第2の研削工程においては、研削屑が効果的に除去されて、研削砥石4dの目詰まりを防ぎつつ、研削面の面状態をきれいに保った状態で研削加工が行われるため、加工仕上がり状態が良好となる。したがって、研削加工中の被加工物(板状ワークW)に供給する研削水の流量を制御することにより、研削砥石の自生発刃を正常に作用させるとともに、研削砥石の目詰まりを防止して、難研削材で構成される板状ワークWの良好な研削加工を行うことが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
上記実施の形態においては、測定手段23が測定した板状ワークWの厚みに応じて、第1の研削工程および第2の研削工程における研削砥石4dの研削送り速度や研削手段4に供給する研削水の流量を制御する構成について説明しているが、これらを制御するパラメータは、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。たとえば、研削砥石4dの研削送り量や、研削加工時間をパラメータとして、第1の研削工程および第2の研削工程における研削砥石4dの研削送り速度や研削手段4に供給する研削水の流量を制御する構成であってもよい。
本発明は、硬質な難研削材に対して良好な研削加工を施すことができるという効果を奏し、特に、硬質な難研削材を研削する研削装置として有用である。
1 研削装置
2 基台
21 開口部
22 コラム
23 測定手段
23a 支持部
23b,23c プローブ
24 テーブル支持台
25 防塵カバー
3 チャックテーブル
3a 吸着面
3b 吸引源
4 研削手段
4a スピンドル
4b ホイールマウント
4c 研削ホイール
4d 研削砥石
41 研削水供給路
42 研削水供給路
43 研削水供給ノズル
44 研削送り手段
44a Z軸テーブル
44b 支持部
5 認識部
6 制御部
7 研削水供給源
8 流量調整バルブ
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21 開口部
22 コラム
23 測定手段
23a 支持部
23b,23c プローブ
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3 チャックテーブル
3a 吸着面
3b 吸引源
4 研削手段
4a スピンドル
4b ホイールマウント
4c 研削ホイール
4d 研削砥石
41 研削水供給路
42 研削水供給路
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44 研削送り手段
44a Z軸テーブル
44b 支持部
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6 制御部
7 研削水供給源
8 流量調整バルブ
Claims (4)
- 板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する研削手段と、該研削手段を該チャックテーブルに接近および離間させる研削送り手段と、該研削手段に装着する研削砥石を配置している研削ホイールと、該チャックテーブルに保持された板状ワーク上面に研削水を流量調整可能で供給する研削水供給部と、を備えた研削装置を用いて、
該研削送り手段によって該研削手段を該チャックテーブルに接近させる方向に動作させ研削砥石を板状ワークに接触させ板状ワークを研削する研削加工中に該研削水供給部で研削水量を可変させる研削方法であって、
板状ワークに該研削砥石が接触し始める研削開始から所定量研削するまで第1の研削水量で研削する第1の研削工程と、該第1の研削工程の後に該第1の研削工程より多い水量の第2の研削水量で研削する第2の研削工程と、を含み、研削加工中に研削水量を可変とすることを特徴とする研削方法。 - 該研削砥石は、ビトリファイドボンド砥石であることを特徴とする請求項1に記載の研削方法。
- 該板状ワークは、硬質な難研削材で構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の研削方法。
- 板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する研削手段と、該研削手段を該チャックテーブルに接近および離間させる研削送り手段と、該研削手段に装着する研削砥石を配置している研削ホイールと、板状ワークに該研削砥石が接触し始める研削開始から所定量研削するまでの厚みを認識する認識部と、該板状ワークの上面に研削水を流量調整可能に供給する流量調整バルブを有する研削水供給部と、該認識部が認識した板状ワーク厚みによって該流量調整バルブを作動させ研削水の流量を可変させる制御部と、を備えたことを特徴とする研削装置。
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