JP2015221762A - 毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物 - Google Patents

毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】泡立ちが優れ、濃密な泡質にも拘らず、ツッパリ感や刺激を抑え、ザラの発生や保存安定性の悪化を抑えた全身用固形洗浄剤組成物の提供。【解決手段】(A)1種以上のN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤65〜95重量%と、(B)一般式(1)で示されるポリオキシアルキレンアルキルアミン2〜20重量%と、(C)カチオン性高分子1〜5重量%と、を含有し、成分(C)を成分(B)に分散させてから成分(A)と混練して得られる毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物。[R1は直鎖又は分枝鎖を含んでもよいC8〜20のアルキル基又はアルキル基混合;A1O、A2Oはオキシアルキレン基であり同時にオキシエチレン基、オキシプロピレン基の混合でも良く;m,nは互いに独立に0以上の実数、1≦m+n≦2]【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪に使用してもきしまず滑らかなで、泡立ちに優れ、全身洗浄に使用できるザラの発生や保存安定性が改善された全身用固形洗浄剤組成物に関し、特に機械練り全身用固形洗浄剤製品に関する。
固形洗浄剤として脂肪酸塩固形物からなる石鹸が古くから使用されているが、毛髪を洗浄すると脂肪酸のスカムが残留し、きしみが強く満足した洗い上りにならない。また、昨今の洗浄剤配合物には、低刺激性が強く求められているが、このような石鹸が界面活性を有する理由として、そのpHが、その構造に基づき、pH9以上のアルカリ領域内にあることが重要である。しかし皮膚の弱い石鹸使用者は、そのアルカリ性により皮膚に刺激を発生するという問題を生じている。このためより低刺激の固形洗浄剤が望まれている。
例えば、N−アシル酸性アミノ酸塩を主成分とする固形洗浄剤が開示されている(特許文献1)。しかしながら、N−アシル酸性アミノ酸塩を主成分とする固形洗浄剤は、水を吸収してふやけ、溶崩しやすいという欠点を(以後溶崩性と記す)を有する。固形洗浄剤の溶崩性の改善に関しては、N−アシル酸性アミノ酸塩に対し、それよりも水に対する溶解度が低い洗浄剤成分を改質剤として混合することが種々検討されてきた。例えば、N−長鎖アシルイミノ二塩基酸類の添加効果について記載されており(特許文献2)、また、ベヘニルアルコールの添加効果について開示されている(特許文献3)。
このような改善効果により、弱酸性で低刺激、かつ溶崩性に優れた身体用固形洗浄剤は得られている。
しかしながら、これらの弱酸性で低刺激、かつ溶崩性に優れた身体用固形洗浄剤は毛髪に使用するときしみが発生し、髪が絡まり満足する性能には至らない。また、泡質が細かく髪の指通りが悪いものでありその改善が望まれている。また、近年、乳幼児や介護が必要なお年寄りが低刺激性を求めるニーズとして多くなっており、さらに毛髪も含めた全身を一度に洗える製品のニーズが高まっている。
特公昭48−11805号 特開昭54−39408号公報 特開昭57−167398号公報
本発明の目的は、毛髪に使用してもきしまず滑らかで、泡立ちが優れ、ザラの発生や保存安定性の悪化を抑えた毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物を提供することである。
本発明者らはかかる課題を解決するために鋭意検討の結果、完全に水に溶解した状態のカチオン性高分子を1%以上N−アシル酸性アミノ酸塩を主成分とする固形洗浄剤に配合することにより、泡立ちが良く、軽い泡で毛髪を含む全身洗浄に使用できる全身用固形洗浄剤が得られることを見出した。しかしながら、カチオン性高分子の高配合は完全溶解に多量の水が必要となり、所定量のカチオン性高分子を固形洗浄剤に配合しようとすると固形洗浄剤が柔らかくなり、溶崩性の発生など商品として不利益な現象が発生することが判明した。
本発明者らは、これらの欠点を克服するため、カチオン性高分子の分散/溶解に常温液体で石鹸に配合可能な成分にカチオン性高分子を分散させて混練し、固形洗浄剤の評価を実施した結果、特定の構造を持つ3級アミンにカチオン性高分子を分散させて混練するとカチオン性高分子が均一に溶解され、固形洗浄剤のざらつきも生じず、実用強度を有する毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物を得ることに成功し本発明を完成させた。また驚くべきことに特定構造の3級アミンの併用により泡立ち良く軽くて指通りの良い泡質に改善することができた。
即ち、本発明は下記の発明を提供する。
(A)1種以上のN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤 65〜95重量%と、
(B)一般式(1)で示されるポリオキシアルキレンアルキルアミン 2〜20重量%と
Figure 2015221762
{但し式中Rは直鎖、分枝鎖を含んでもよい炭素数8〜20のアルキル基、又はアルキル基混合
O、AOはオキシアルキレン基であり同時にオキシエチレン基、オキシプロピレン基の混合でも良い。
m,nは互いに独立に0以上の実数であり、 1≦m+n≦2の関係がある。]
(C)カチオン性高分子 1〜5重量%を含有し
(D)前記成分(C)を前記成分(B)に分散させ、前記成分(A)と混練して得られることを特徴とする毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物に関する。
成分(A)のN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤が、下記一般式(2)
Figure 2015221762
〔但し、式2 において、R2 −CO−は8〜20個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和脂肪酸の残基を表し、X及びY は、それぞれ互いに独立に、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、2〜6個の炭素原子を含むアルカノールアミン残基、及び、塩基性アミノ酸残基から選ばれた1員を表す〕
により示されるN−アシルグルタミン酸及びその塩から選ばれることが好ましく
成分(B)が式(1)において、R1が平均炭素数8〜12のアルキル基又はアルキル基混合で構成されるポリオキシアルキレンアルキルアミンであることが好ましい。
成分(C)が水に分散させて酸で中和する事で溶解する処理を施したカチオン性高分子であることが好ましく、カチオン化グァーガムであることがより好ましい。
成分(C)と成分(B)の混合物を成分(A)に混練する際、成分(A)の一部と炭素数14〜22の高級アルコール、精製水を加熱乳化させた乳化液をさらに添加して混練することにより得られる毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物に関する。
泡立ちが優れ、濃密な泡質にも拘らず、ツッパリ感や刺激を抑え、ザラの発生や保存安定性の悪化を抑えた全身用固形洗浄剤組成物を提供する。
本発明の(A)成分は全身用固形洗浄剤組成物の主界面活性剤でありN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤を必須成分とするものである。
N−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤としては、N−アシルアスパラギン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルイミノジ酢酸塩、N−アシル−N−カルボキシエチルアラニン塩等が挙げられる。
好適例は起泡性、流通性より式(2)で示されるN−アシルグルタミン酸塩である。
Figure 2015221762
〔但し、式2 において、R2 −CO−は8〜20個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和脂肪酸の残基を表し、X及びY は、それぞれ互いに独立に、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、2〜6個の炭素原子を含むアルカノールアミン残基、及び、塩基性アミノ酸残基から選ばれた1員を表す〕
N−アシルグルタミン酸塩としては、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、パーム脂肪酸グルタミン酸ナトリウム、ヤシ脂肪酸グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸カリウム、パーム脂肪酸グルタミン酸カリウム、ヤシ脂肪酸グルタミン酸カリウム、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、パーム脂肪酸グルタミン酸トリエタノールアミン、ヤシ脂肪酸グルタミン酸トリエタノールアミン等を使用することが好ましい。
全身用固形洗浄剤組成物中にN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤は65〜95重量%の割合で配合される
本発明組成物において65重量%未満の配合量では泡立ちが悪くなり、95%を超えると全身用固形洗浄剤組成物の保存安定性が悪化する等の問題が発生するため好ましくない。
本発明の(B)成分は式(1)で示されるポリオキシアルキレンアルキルアミンである。
Figure 2015221762
{但し式中Rは直鎖、分枝鎖を含んでもよい炭素数8〜20のアルキル基、又はアルキル基混合物
O、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基であり同時にオキシエチレン基、オキシプロピレン基の混合でも良い。
m,nは互いに独立に0以上の実数であり、 1≦m+n≦2の関係がある。]
式(1)で示されるポリオキシアルキレンアルキルアミンは
(イ)RNHで示される脂肪族第1級アミンに1モルに
(ロ)エチレンオキサイド 及び/又は
(ハ)プロピレンオキサイドを
(ニ)ロ及びハを合計で1モル以上、2モル以下で付加反応させる
事により容易に得ることができる。
ポリオキシアルキレンアルキルアミンのアルキレンオキサイドの付加モル数は1≦m+n≦2の関係であることが重要である。
m+nが1未満である場合、原料であるアルキルアミン由来の経時着色が生じ、激しいアミン臭も発生する。m+nが2より大きい場合、アルキレンオキサイド付加物自身に着色が見られ、配合組成物の色相悪化にも繋がる。
式(1)で示されるポリオキシアルキレンアルキルアミンの好適要素例としては、PEG−2オクチルアミン、PEG−1/PPG−1オクチルアミン、PPG−2オクチルアミン、PEG−2ココナッツアミン、PEG−1/PPG−1ココナッツアミン、PPG−2ココナッツアミン、PEG−2デシルアミン、PEG−1/PPG−1デシルアミン、PPG−2デシルアミン、PEG−2ドデシルアミン、PEG−1/PPG−1ドデシルアミン、PPG−2ドデシルアミンが挙げられる。
これらの好適要素例が脂肪族第1級アミンのアルキレンオキサイド付加物混合物全体の平均として、一般式(1)に示されるnとmが1≦m+n≦2となるように混合されている。
これらのポリオキシアルキレンアルキルアミンは、凝固点が室温近傍乃至は室温以下なので後述する(C)成分であるカチオン性高分子を(B)成分中に容易に分散/溶解できる。
特に好ましくは、R1が平均炭素数8〜12のアルキル基又はアルキル基混合で構成されるPEG−2オクチルアミンやPEG−2ココナッツアミン、PEG−2デシルアミンである。
本発明において、(B)成分は後述する(C)成分の2倍量以上配合する事が望ましい。
本発明の(B)成分は純分で全身用固形洗浄剤組成物に対して2〜20重量%の配合が望ましい。2重量%未満だと(C)成分を所定量分散させる事が不十分となりザラが発生し、20%を超えると全身用固形洗浄剤組成物の軟化が起こり、保存安定性が悪化するため好ましくない。
本発明の(C)成分はカチオン性高分子である。
カチオン性高分子としては、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド・アクリル酸3元共重合体、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム、カチオン化加水分解ケラチン、カチオン化加水分解シルクが好適である。
特に、酸で中和する事で溶解する処理を施したカチオン性高分子が好ましい。
酸で中和する事で溶解する処理を施したカチオン性高分子は短い時間で均一に溶解し、製造時間を大幅に短縮できるのでより好ましい。
また、本発明の(C)成分がカチオン化グァーガムであることがより好ましい。
カチオン化グァーガムは毛髪のコンディショニング効果が高く毛髪の滑らかさを付与するだけでなく、身体洗浄時の肌のツッパリ感を抑えてくれる。
本発明の(C)成分であるカチオン性高分子は、本発明全身用固形洗浄剤組成物に対して純分で1.0〜5.0重量%配合されることが好ましい。
カチオン性高分子の配合量が1.0重量%未満だと毛髪の滑らかさが不足し、きしみ感が生じる。また5.0重量%を超えると均一に溶解せずザラが発生する等の問題が発生し好ましくない。
本発明にかかる全身用固形洗浄剤組成物は、以下のようにして製造される。
(A)成分に保湿剤、香料、色素、その他の添加物、薬剤等を加えて混和機に移し、よく攪拌混和し、
さらに(B)成分に(C)成分を分散させた液を加えてよく攪拌混和し均一にすることにより製造できる。
溶崩性をさらに向上するため、高級アルコールを添加する場合、(A)成分であるN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤の一部と高級アルコールと精製水で乳化させた乳化物の形で添加することが好ましい。
高級アルコールを乳化物として添加する事で固形物の固さが向上し、溶崩性を改善する事が出来る。
添加する高級アルコールの配合量は本発明全身用固形洗浄剤組成物に対して10%以下が好ましく、10%を超えると泡立ちが悪くなる等の問題が発生する。
本発明の洗浄剤組成物は、必要に応じて上記成分に加えて保湿剤として、ショ糖、ソルビトール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールなどのサッカロイド類又はポリオール類を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
さらに、界面活性剤、油剤、植物抽出成分、薬剤、香料、防腐剤などの成分も適宜配合することができる。

以下、具体的に実施例を挙げて、本発明についてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、実施例においては、評価は以下のように行った。
成分(B)、(C)を除くすべての成分を均一に混合したところに、成分(C)を成分(B)に均一分散させた液を投入し、均一に混合する。さらに、必要に応じて乳化物を投入し、均一に混合する。これを3本ロールでさらに均一混合し、練り出し機で棒状にした後、型打ちして固形洗浄剤を得た。この方法で表1に示す固形洗浄剤組成物を調製し、洗髪時のからまりのなさ、すすぎ時の滑らかさと乾燥後のなめらかさを評価した。
(評価方法)
あらかじめブリーチ処理を2回行ったダメージ毛を用いて作製した、長さ25cm、幅5.0cm、重さ10.0gの毛束を40℃の温水で軽く濯いだ後、余分な水分を取り去り、実施例1〜7および比較例1〜4の各試料1gを20gの精製水に溶解させた液1.0gを用いて約30秒間十分に泡立てた。泡の付いた毛束のからまりのなさを、下記基準に基づいて官能評価した。続いて毛束を40℃のお湯ですすぎ流し、すすぎ時の滑らかさと、ドライヤーで5分間乾かした時のなめらかさを、下記基準に基づいて官能評価した。
・評価基準
(洗髪時のからまりのなさ)
◎:からまらない
○:あまりからまらない
△:ややからまる
×:からまる

(すすぎ時の滑らかさ)
◎:滑らか
○:やや滑らか
△:あまり滑らかでない
×:滑らかではない

(乾燥後の滑らかさ)
◎:滑らか
○:やや滑らか
△:あまり滑らかではない
×:滑らかではない
さらに、実施例1〜7および比較例1〜4の各試料の固体表面のざらつき、泡立ちについて以下の方法により評価した。固体表面のざらつきについてはまず、水道水を20℃に調整し、固体を半使用状態とし、次に、同じく20℃の水道水にて固体表面のざらつきを確認し評価した。なお、泡立ちについては、成分(B)、(C)無配合と比較評価にて判定した。
判定は以下の判定基準に従い各項目について評価し、評定平均値を示した。
・評価基準
(ざらつきの評価)
◎:ざらつきが全く感じられない
○:極僅かにざらつきが感じられる
△:少しざらつきが感じられる
×:明らかにざらつきが感じられる

(泡立ちの評価)
0:差がない
±1:同時に使用して分かる程度の差(やや差がある)
±2:単品ずつで使用してわかる差(差がある)
±3:単品で使用して明らかにわかる差(かなり差がある)
さらに、以下の方法により溶崩性試験を実施した。
(溶崩性試験)
水きり穴のついていないプラスチック製石鹸箱(60mm×45mm×20mm)に水5mLを入れ、その中に50mm×35mm×10mm、重量約20gに成型した固形洗浄剤組成物を浸し、25℃で24時間放置した後、崩壊性を確認した。

評価方法(N=3の平均)
◎ 完全に原形をとどめている
○ ほぼ原形をとどめている
△ 少し崩れている
× 完全に崩れている
Figure 2015221762
表中の注釈
(A);アミソフトCS−11(味の素株式会社製)
(B−1);フォーマイト2E8(川研ファインケミカル株式会社製)
(B−2);アミゾールCDE−G(川研ファインケミカル株式会社製)
(C);JAGUAR C−17(三晶株式会社製)
乳化物 セタノール;カルコール6870(花王株式会社製)
前記表1の結果より、特定の3級アミンEO付加物に特定のカチオン性高分子を分散させ配合する事により、泡立ちが良く、ざらつきの無い固形洗浄剤で、毛髪に使用してもからまらず滑らかな仕上がりになる、本願の効果が得られている事が分かる。
以下、その他の配合例について説明する。いずれの配合例も常法により製造した。なお、いずれも泡立ちが良く、ざらつきの無い固形洗浄剤で、毛髪に使用してもからまらず滑らかな仕上がりになる事を確認した。
実施例8
(A)パーム脂肪酸グルタミン酸Na* 残余
(B)PEG−2オクタミン 5.0
(C)カチオン化グァーガム 2.0
乳化物
セタノール 5.0
パーム脂肪酸グルタミン酸Na 0.5
精製水 5.0
酸化チタン 0.1
エデト酸 0.1
香料 0.1
*アミソフトGS−11(味の素株式会社製)
実施例9
(A)ラウロイルアスパラギン酸Na* 残余
(B)PEG−2オクタミン 5.0
(C)カチオン化グァーガム 2.0
乳化物
セタノール 5.0
パーム脂肪酸グルタミン酸Na 0.5
精製水 5.0
酸化チタン 0.1
エデト酸 0.1
香料 0.1
*アミノフォーマーFLMS−P1(旭化成株式会社製)
実施例10
(A1)パーム脂肪酸グルタミン酸Na 残余
(A2)ココイルグリシンNa* 10.0
(B)PEG−2オクタミン 5.0
(C)カチオン化グァーガム 2.0
ミツロウ 8.0
酸化チタン 0.1
エデト酸 0.1
クエン酸 7.0
香料 0.1
精製水 3.0
*アミライトGCK−11(味の素株式会社製)
実施例11
(A)ヤシ脂肪酸グルタミン酸Na 残余
(B)PEG−2コカミン* 5.0
(C)カチオン化グァーガム 2.0
乳化物
セタノール 5.0
パーム脂肪酸グルタミン酸Na 0.5
精製水 5.0
酸化チタン 0.1
エデト酸 0.1
香料 0.1
*ビスコファインE2C(川研ファインケミカル株式会社製)
実施例12
(A)ヤシ脂肪酸グルタミン酸Na 残余
(B)PEG−2オクタミン 5.0
ポリクオタニウム−10* 2.0
乳化物
セタノール 5.0
パーム脂肪酸グルタミン酸Na 0.5
精製水 5.0
酸化チタン 0.1
エデト酸 0.1
香料 0.1
*カチナールHC−100(東邦化学工業株式会社製)

本発明は、毛髪に使用してもきしまず滑らかなで、泡立ちに優れ、ザラの発生や保存安定性の悪化を抑えた表面状態が改善された全身用固形洗浄剤組成物に関し、特に機械練り全身用固形洗浄剤製品に関する。

Claims (6)

  1. (A)1種以上のN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤 65〜95重量%と、
    (B)一般式(1)で示されるポリオキシアルキレンアルキルアミン 2〜20重量%と
    Figure 2015221762
    {但し式中Rは直鎖、分枝鎖を含んでもよい炭素数8〜20のアルキル基、又はアルキル基混合
    O、AOはオキシアルキレン基であり同時にオキシエチレン基、オキシプロピレン基の混合でも良い。
    m,nは互いに独立に0以上の実数であり、 1≦m+n≦2の関係がある。]
    (C)カチオン性高分子 1〜5重量%を含有し
    (D)前記成分(C)を前記成分(B)に分散させ、前記成分(A)と混練して得られることを特徴とする毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物。
  2. 成分(A)のN−アシル酸性アミノ酸型界面活性剤が、下記一般式(2)
    Figure 2015221762
    〔但し、式2 において、R2 −CO−は8〜20個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和脂肪酸の残基を表し、X及びY は、それぞれ互いに独立に、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、2〜6個の炭素原子を含むアルカノールアミン残基、及び、塩基性アミノ酸残基から選ばれた1員を表す〕
    により示されるN−アシルグルタミン酸及びその塩から選ばれる、請求項1に記載の、毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物。
  3. 成分(B)が式(1)において、R1が平均炭素数8〜12のアルキル基又はアルキル基混合で構成されるポリオキシアルキレンアルキルアミンである請求項1および2 記載の、毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物。
  4. 成分(C)が水に分散させて酸で中和する事で溶解する処理を施したカチオン性高分子である請求項1〜3記載の全身用固形洗浄剤組成物。
  5. 成分(C)がカチオン化グァーガムである請求項1〜4記載の、毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物。
  6. 成分(C)と成分(B)の混合物を成分(A)に混練する際、成分(A)の一部と炭素数14〜22の高級アルコール、精製水を加熱乳化させた乳化液をさらに添加して混練することにより得られる毛髪も含めた全身用固形洗浄剤組成物。
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