JP2015221472A - ラベル切断機構及びラベル供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定位置に位置決めされたラベル連続体LAの切断位置が多少ずれた場合でも、可動板32の前端縁33がミシン目Mの近傍を押圧することから、その力は脆弱なミシン目Mに加わりミシン目Mが破断されるため、従来の可動刃によりミシン目M以外のラベル表面に可動刃が刺さり、ラベルLの切断面が破断されることが防止される。
【解決手段】 ミシン目Mを境にして複数列設されラベルLの列設方向に沿って移送されるラベル連続体LAの最前位のラベルLをこれより1つ後位のラベルLから切断するラベル切断機構30において、移送されるラベル連続体LAの一方面側に設けられる固定部31と、移送されるラベル連続体LAの他方面側に設けられるとともに固定部31に対して進退動可能に設けられ進出時に前端縁33でラベルを切断する可動板32とを備え、可動板の厚さtを、0.2mm≦t≦0.5mmに設定した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ラベルが複数列設されラベルの列設方向に沿って移送されるラベル連続体の最前位のラベルをこれより1つ後位のラベルから切断するラベル切断機構を用いたラベル供給装置に関する。
従来、この種のラベル供給装置としては、例えば、特許文献1(特開2004−351558号公報)に掲載されたものが知られている。図5に示すように、このラベル供給装置Kaは、ラベルLが複数列設された帯状のラベル連続体LAを巻回したロール100をリール101に取付け、このリール101からラベル連続体LAを引き出してラベルLの列設方向に沿って移送し、センサ105によりラベル連続体LAの所定箇所を検知して、この移送過程で各ラベルLにサーマルヘッド102及びプラテンローラ103からなる印字機構104により印字を行うとともに、その後、ラベル連続体LAの最前位のラベルLを所定位置で位置決めし、ラベル切断機構110により、所定位置に位置決めされた最前位のラベルLをこれより1つ後位のラベルLから切断し、この切断されたラベルLを供給するようにしている。
ラベル切断機構110は、図5及び図6に示すように、移送されるラベル連続体LAの一方面側に設けられる固定刃111と、移送されるラベル連続体LAの他方面側に設けられるとともに固定刃111に対して進退動可能に設けられ進出時に前端縁で構成される刃112によってラベルLを切断する板状の可動刃113とが備えられている。図6に示すように、ラベル切断機構110において、固定刃111の刃114は直線状に形成され、可動刃113の進退動方向Rの前端縁で形成される刃112は、傾斜方向を異にするエッジ112a,112aを連続させたV字状に形成されている。この場合、可動刃113の刃112が幅方向に沿って直線状に形成されている場合には、切断時に刃の全部がラベル連続体LAに当接するので、それだけ抵抗による負荷が大きくなるが、可動刃113の刃112はV字状に形成されて傾斜しているので、刃112が幅方向に沿って直線状の場合に比較して負荷が軽減される。
特開2004−351558号公報
ところで、上記従来のラベル切断機構Kaおいては、ラベル連続体LAの切断部分にミシン目があり、可動刃113の刃112が該ミシン目を切断する際、ラベル連続体LAの切断位置がずれ、ミシン目以外の部分に刃112が刺さった場合、ラベルLとラベルLの切れ目とミシン目とにより破断する問題があった。
また、図6に示すように、可動刃113の刃112はV字状に形成され傾斜しているので、刃が幅方向に沿って直線状に形成されている場合に比較して負荷が軽減される反面、傾斜しているので刃112がラベル連続体LAに当接すると、多少なりとも横方向の分圧が生じ、そのため、ラベル連続体LAが横ずれし易く、また、谷の深さが比較的大きくなることから、図7に示すように、刃112の谷の部分によって最後に切断されるラベルLの中央部分Lcがちぎれる傾向にあるという問題があった。また、このラベル切断機構110においては、幅の広いラベル連続体LAのみならず、図8に示すように、幅の狭いラベル連続体LAの切断も行うが、幅の狭いラベル連続体LAの場合、刃112の一端側を基準にして移送すると、ラベル連続体LAが横ずれし易いことから片寄せさせられ、切断が斜めになる等して切断が不十分になることがあるという問題もある。例えば、ラベル連続体LAの幅が最大100mmのものに対応できる可動刃113の場合、これより幅の小さい例えば50mm、あるいは、30mmのものに対応する場合、刃112の一端側を基準にして移送すると、横ずれが生じやすくなる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、ラベル連続体の切断位置がずれても、確実にミシン目から切断するラベル切断機構及びこれを用いたラベル供給装置を提供することを目的とする。
また、切断時にできるだけ負荷が生じないようにしつつラベル連続体が横ずれしにくくなるようにし、切断精度の向上を図ったラベル切断機構及びこれを用いたラベル供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のラベル切断機構は、ミシン目を境にして複数列設されラベルの列設方向に沿って移送されるラベル連続体の最前位のラベルをこれより1つ後位のラベルから切断するラベル切断機構において、
上記移送されるラベル連続体の一方面側に設けられる固定部と、上記移送されるラベル連続体の他方面側に設けられるとともに上記固定部に対して進退動可能に設けられ進出時に前端縁でラベルを切断する可動板とを備え、
上記可動板の厚さtを、0.2mm≦t≦0.5mmに設定したことを構成としている。
可動板を刃物としていないので、所定位置に位置決めされたラベル連続体の切断位置が多少ずれた場合でも、可動板の前端縁がミシン目の近傍を押圧することから、その力は脆弱なミシン目に加わりミシン目から切断されるため、従来の可動刃によりミシン目以外のラベル表面に可動刃が刺さり、ラベルとラベルの切れ目とミシン目とにより破断することが防止される。
そして、必要に応じ、上記可動板を、正面から見て頂点と底点を有し傾斜方向を異にするエッジを交互に複数連続させて形成し、エッジの数nを、8≦nにし、両端を除く各エッジの頂点と底点との幅方向の間隔Pを、4mm≦P≦16mmに設定し、上記頂点を通り進退動方向に直交する幅方向線に対する各エッジの外側の角度θを、3°≦θ≦15°に設定した構成としている。エッジの数nは、切断に係るラベル連続体の幅が最大のものを基準にして定める。
これにより、ラベル連続体を切断する際、例えば、切断するラベル連続体の幅が最大のものなど比較的幅の広いラベル連続体を切断する際には、所定位置に位置決めされたラベル連続体に対して、可動板が進出し、最前位のラベルを切断する。この場合、可動板のエッジは傾斜しているので、前端縁が幅方向に沿って直線状に形成されている場合に比較して負荷が軽減される。一方、可動板のエッジが傾斜しているので、前端縁がラベル連続体に当接すると、多少なりとも横方向の分圧が生じるが、各エッジの頂点と底点との幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジの数も比較的多いことから、隣接するエッジ同士による横方向の分圧が互いに打ち消しあい、そのため、ラベル連続体が横ずれする事態を防止することができる。また、各エッジの頂点と底点との幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジの角度θも比較的浅いので、谷の深さが比較的小さくなることから、前端縁の谷の部分によって最後に切断される部分がちぎれる事態も防止することができる。更に、谷の深さが比較的小さくなるので、それだけ、可動板の進退動のストロークも小さくすることができる。
また、幅の狭いラベル連続体、例えば、切断するラベル連続体の最大の幅の半分あるいは3分の1程度の幅のラベル連続体を切断することも行うが、この幅の狭いラベル連続体の場合、前端縁の一端側を基準にして移送しても、上記と同様に、各エッジの頂点と底点との幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジの数も比較的多いことから、隣接するエッジ同士による横方向の分圧が互いに打ち消しあい、そのため、ラベル連続体が横ずれして片寄せさせられる事態を防止することができ、そのため、切断が斜めになる等して切断が不十分になる事態を防止することができる。
この本発明の構成において、n<8であると、標準的な幅のラベル連続体に適用しにくくなる。また、間隔Pが、P<4mmであると、ラベル連続体への当接箇所が多くなってそれだけ負荷が増して好ましくない、16mm<Pになると、ラベル連続体の幅の比較的狭いものの切断を行う場合に横ずれが生じやすくなる。また、角度θが、θ<3°であると、角度が浅すぎてそれだけ負荷が増し好ましくない。15°<θであると、角度が大きくなり、それだけ、横方向の分圧が大きくなるとともに、可動板の進退動のストロークも大きくなり好ましくない。より望ましくは、上記間隔Pを、8mm≦P≦12mmに設定し、上記角度θを、5°≦θ≦10°に設定した構成である。
そして、必要に応じ、上記両端を除く各エッジの間隔Pを同じに設定し、上記全エッジの角度θを同じに設定した構成としている。各エッジが均等に形成されるので、切断を均一に行うことができる。
また、必要に応じ、上記エッジの頂点から底点までの進退動方向の深さHを、H≦2mmにした構成としている。谷の深さが確実に小さくなるので、前端縁の谷の部分によって最後に切断される部分がちぎれる事態を確実に防止することができるとともに、可動板の進退動のストロークも小さくすることができ、結果、切断処理の時間が短縮され、ラベル発行のトータルスループットが向上される。
そしてまた、本発明のラベル供給装置は、ミシン目を境にして複数列設されラベルの列設方向に沿って移送されるラベル連続体の最前位のラベルを所定位置で位置決めする移送位置決め機構と、該移送位置決め機構によって所定位置に位置決めされた最前位のラベルをこれより1つ後位のラベルから切断するラベル切断機構とを備え、該ラベル切断機構で切断されたラベルを供給するラベル供給装置において、上記ラベル切断機構を上記の構成にした。上記と同様の作用,効果を奏する。
本発明によれば、可動板を刃物としていないので、高価な部材を必要とすることなく安価な部材を加工するだけで実施できる他、所定位置に位置決めされたラベル連続体の切断位置が多少ずれた場合でも、可動板の前端縁がミシン目の近傍を押圧することから、その力は脆弱なミシン目に加わりミシン目から切断されるため、従来の可動刃によりミシン目以外のラベル表面に可動刃が刺さり、ラベルとラベルの切れ目とミシン目とにより破断することが防止される。
また、切断する最大の幅のラベル連続体を切断する際、あるいは、切断する最大の幅のラベル連続体よりも幅の狭いラベル連続体を切断する際にも、可動板エッジは傾斜しているので、前端縁が幅方向に沿って直線状に形成されている場合に比較して負荷を軽減することができる。一方、可動板エッジが傾斜しているので、前端縁がラベル連続体に当接すると、多少なりとも横方向の分圧が生じるが、各エッジの頂点と底点との幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジの数nも比較的多いことから、隣接するエッジ同士による横方向の分圧が互いに打ち消しあい、そのため、ラベル連続体が横ずれする事態を防止することができる。また、各エッジの頂点と底点との幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジの角度θも比較的浅いので、谷の深さが比較的小さくなることから、前端縁の谷の部分によって最後に切断される部分がちぎれる事態も防止することができ、切断精度の向上を図ることができる。更に、可動板の進退動のストロークも小さくすることができる。
本発明の実施の形態に係るラベル切断機構を搭載したラベル供給装置を示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係るラベル切断機構を搭載したラベル供給装置を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態に係るラベル切断機構を示す要部正面図である。 本発明の実施の形態に係るラベル切断機構を示す要部側面図である。 従来のラベル切断機構の一例及びこれを搭載したラベル供給装置の一例を示す図である。 従来のラベル切断機構の要部を示す図である。 従来のラベル切断機構によって切断されたラベルの状態例を示す図である。 従来のラベル切断機構によって比較的幅の狭いラベル連続体を切断する状態を示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るラベル切断機構及びラベル供給装置について説明する。実施の形態に係るラベル切断機構は、実施の形態に係るラベル供給装置に用いられるので、本ラベル供給装置の説明において詳述する。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係るラベル供給装置Kは、台紙なしラベル連続体LAのラベルLを切断して供給するものである。この台紙なしラベル連続体LAは、図1に示すように、ライナレスラベル,ノンセパ(登録商標)等と言われ、裏面に粘着剤層を有したラベルLが境界としてのミシン目Mを境にして複数列設されものである。帯状のラベル連続体LAは、一般に、ロール状に巻回された図示外のラベルロールの形態で流通する。実施の形態においては、各ラベルにはあらかじめ必要な印刷がなされている。
ラベル供給装置Kは、機台1を備えている。機台1には、ラベル連続体LAのラベルロールが装着されラベル連続体LAを繰り出す図示外のリールが設けられている。ラベル供給装置Kの機台1には、ラベル連続体LAをラベルの列設方向に沿って移送するとともにラベル連続体LAの最前位のラベルを所定位置で位置決めする移送位置決め機構10と、移送位置決め機構10によって所定位置に位置決めされた最前位のラベルをこれより1つ後位のラベルからミシン目Mにおいて切断するラベル切断機構30と、ラベル切断機構30で切断されたラベルを排出する排出機構60とが備えられている。
移送位置決め機構10は、ラベル連続体LAの最前位のラベルLを所定位置に位置決めする。詳しくは、移送位置決め機構10は、図示外のモータによって回転駆動されラベル連続体LAを搬送する主搬送ローラ11と、主搬送ローラ11に押圧される従搬送ローラ12とを備えている。従搬送ローラ12は回動軸13を中心に回動可能な支持部材14に支持されており、支持部材14の回動により主搬送ローラ11に押圧される押圧位置X(図2)と、主搬送ローラ11から離間する離間位置Y(図1)の2位置に位置させられる。回動軸13は機台1と機台1に固定部材15によって固定された固定板16との間に架設されている。また、支持部材14は、コイルスプリング17で離間位置Y方向に常時付勢されている。コイルスプリング17は、一端が支持部材14に係止され、他端が機台1と固定板16との間に架設された架設軸18に係止されている。固定板16には回動により支持部材14をコイルスプリング17の付勢力に抗して移動させ主搬送ローラ11を押圧位置Xに位置させるレバー20が設けられており、レバー20の先端の係止凹部21を機台1の係止ピン22に係止させることにより、主搬送ローラ11の押圧位置Xで支持部材14をロックする。
また、主搬送ローラ11の上流側には、ラベル連続体LAを支持する一対の支持ローラ23,24がラベル連続体LAの搬送方向に列設されている。この一対の支持ローラ23,24の間には、ラベル連続体LAのミシン目Mを検知するセンサ25が設けられている。このセンサ25の検知に基づいて、主搬送ローラ11のモータを回転制御し、ラベル連続体LAの最前位のラベルLとこれより1つ後位のラベルLとの間にあるミシン目Mを後述のラベル切断機構30の可動板32に対峙する所定位置に位置決めする。
実施の形態に係るラベル切断機構30は、図1乃至図4に示すように、移送されるラベル連続体LAの一方面側に設けられる固定部31と、移送されるラベル連続体LAの他方面側に設けられるとともに固定部31に対して進退動可能に設けられ進出時に前端縁で構成される前端縁33によってラベルLを切断する板状の可動板32と、可動板32を駆動する駆動機構40とを備えて構成されている。
固定部31は、主搬送ローラ11の下流側近傍に設けられており、図4に示すように、断面矩形状の板部材であり、下流側の上端縁が、主搬送ローラ11の軸方向に沿い、即ち、ラベル連続体LAの幅方向に沿う前端縁34を構成している。
可動板32の前端縁33は、図3及び図4に示すように、正面から見て頂点aと底点bを有し傾斜方向を異にするエッジEを交互に複数連続させて形成されている。即ち、前端縁33を山形が連続するギザギザ形状にしている。エッジEの数nは、8≦nに設定され、両端を除く各エッジEの頂点aと底点bとの幅方向の間隔Pは、4mm≦P≦16mmに設定され、頂点aを通り進退動方向Rに直交する幅方向線Qに対する各エッジEの外側の角度θは、3°≦θ≦15°に設定されている。望ましくは、間隔Pは、8mm≦P≦12mmに設定され、角度θは、5°≦θ≦10°に設定される。
また、両端を除く各エッジEの間隔Pは、同じに設定され、全エッジEの角度θも同じに設定されている。そして、エッジEの頂点aから底点bまでの進退動方向Rの深さDが、D≦2mmに設定されている。実施の形態では、D=1mmになるように、上記の間隔P及び角度θが定められている。また、実施の形態においては、ラベル連続体LAの幅が最大100mmのものに対応できるように、前端縁33の全幅Aが、A=106mmに設定され、両端を除く各エッジEの間隔Pが、P=10mmに設定されている。両端のエッジEの間隔Paは、Pa=13mmである。従って、前端縁33の全幅A中にあるエッジEの数nは、n=10になる。また、可動板32の厚さtは、0.2mm≦t≦0.5mmに設定されている。実施の形態では、t=0.3mmである。
可動板32を、高価な部材を必要とすることなく、安価な部材を加工するだけで実施できる。この場合、可動板32の厚さtをt<0.2mmであると刃物に近くなるので、切断抵抗は低くなるが耐久性も弱くなり、切断位置が多少ずれた場合、ミシン目以外のラベル表面に可動板32が刺さり、ラベルLとラベルLの切れ目とミシン目Mとにより破断してしまう。また、t>0.5mmであると耐久性は向上するが、切断抵抗が高くなるので、可動板32の前端縁33でミシン目Mが切れない、またはラベルLが破れることになるが、可動板32の厚さtを、0.2mm≦t≦0.5mmに設定したことで、切断抵抗をできるだけ低減し切断精度と耐久性が確保される。
さらに、図4に示すように、可動板32の先端は前端縁33を有するため、V字状ではなくコの字状とすることが望ましい。
駆動機構40は、図2及び図3に示すように、可動板32を進退可能に収納し可動板32の一方面が摺接してガイドされる前面板41a及び前面板41aに対向する後面板41bを有したケース41と、ケース41内にであって上端がケース41に固定され可動板32の他方面が摺接してガイドされるガイド板42とを備えている。可動板32の他方面にはガイドピン43が突設されている一方、ガイド板42の中央には可動板32の進退動方向Rに沿いガイドピン43が挿通されてガイドされるガイド溝44が形成されている。また、駆動機構40においては、ケース41の後面板41bの外側にケース41内のガイド板42側に突出した回転軸45aを有した電動モータ45が設けられている。電動モータ45の回転軸45aにはケース41内において回転させられる円盤46が設けられており、この円盤46には回転軸45aと偏心した位置に回転軸45aと平行な軸線を有した駆動ピン47が突設されている。
そして、駆動機構40において、ガイド板42の外側には一端51がケース41の前面板41aに軸支されガイド板42に沿って揺動する揺動アーム50が設けられている。揺動アーム50の中間にはガイドピン43が挿通される長孔状のガイドピン挿通孔52が形成されている。また、揺動アーム50の他端側には、駆動ピン47が挿通される長孔状の駆動ピン挿通孔53が形成されている。これにより、電動モータ45が1回転させられると円盤46,駆動ピン47及び駆動ピン挿通孔53を介して揺動アーム50が所定角度範囲揺動するとともに。この揺動アーム50の揺動によりガイドピン挿通孔52及びガイドピン43を介して可動板32が所定ストローク進退動させられる。
排出機構60は、図1及び図2に示すように、ラベル切断機構30の固定部31及び可動板32の下流側に設けられており、ラベル連続体LAの最前位のラベルLを支持しラベル連続体LAの幅方向に沿って複数設けられたエンドレスの輪状のベルト61と、ベルト61が掛渡される駆動プーリ62及び従動プーリ63と、駆動プーリ62を回転させてベルト61を移動させる図示外の駆動モータと、駆動プーリ62側のベルト61に押圧されベルト61の移動とともに回転させられてラベルLを搬送する押えローラ64と、ベルト61に対峙し搬送されるラベルLをガイドする押えプレート65とを備えて構成されている。また、排出機構60は、移送位置決め機構10によるラベル連続体LAの移送位置決め時には、移送位置決め機構10と同期して駆動され、ラベル切断機構30による最前位のラベルLの切断後は、単独で駆動され、ベルト61及び押えローラ64により切断された最前位のラベルLを排出する。
従って、実施の形態に係るラベル供給装置Kにより、ラベルLを供給するときは、以下のようになる。先ず、例えば、ラベル連続体LAとしてその幅が対応できる最大もの(実施の形態では幅が100mmのラベル連続体LA)のラベルLを供給する場合で説明すると、移送位置決め機構10及び排出機構60が駆動され、ラベル連続体LAはラベルLの列設方向に沿って移送されるとともにセンサ25のミシン目Mの検知に基づいてラベル連続体LAの最前位のラベルLが所定位置で位置決めされる。即ち、ラベル連続体LAの最前位のラベルLとこれより1つ後位のラベルLとの間にあるミシン目Mがラベル切断機構30の可動板32に対峙する所定位置に位置決めされる。
この状態で、ラベル切断機構30が駆動される。これにより、所定位置に位置決めされたラベル連続体LAに対して、可動板32が進出し、ミシン目Mを切断して最前位のラベルLを切り離す。この場合、可動板32の前端縁33のエッジEは傾斜しているので、前端縁33が幅方向に沿って直線状に形成されている場合に比較して負荷が軽減される。一方、可動板32の前端縁33のエッジEが傾斜しているので、前端縁33がラベル連続体LAに当接すると、多少なりとも横方向の分圧が生じるが、各エッジEの頂点aと底点bとの幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジEの数も比較的多いことから、隣接するエッジE同士による横方向の分圧が互いに打ち消しあい、そのため、ラベル連続体LAが横ずれする事態を防止することができる。また、各エッジEの頂点aと底点bとの幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジEの角度θも比較的浅いので、谷の深さが比較的小さくなることから、前端縁33の谷の部分によって最後に切断される部分がちぎれる事態も防止することができる。更に、谷の深さが比較的小さくなるので、それだけ、可動板32の進退動のストロークも小さくすることができ、結果、切断処理の時間が短縮され、ラベル発行のトータルスループットが向上される。
特に、両端を除く各エッジEの間隔Pが同じに設定され、全エッジEの角度θも同じに設定されているので、各エッジEが均等に形成されることから、切断を均一に行うことができる。また、エッジEの頂点aから底点bまでの進退動方向Rの深さHが、H≦2mmに設定され、実施の形態では、H=1mmに設定されているので、谷の深さが確実に小さくなることから、前端縁33の谷の部分によって最後に切断される部分がちぎれる事態を確実に防止することができるとともに、可動板32の進退動のストロークも小さくすることができる。更に、可動板32の厚さtが、0.2mm≦t≦0.5mmに設定され、実施の形態では、t=0.3mmになっているので、切断抵抗をできるだけ低減し切断精度と耐久性が確保される。
また、幅の狭いラベル連続体LA、例えば、切断するラベル連続体LAの最大の幅の半分(実施の形態では幅が50mmのラベル連続体LA)、あるいは3分の1程度の幅(実施の形態では幅が30mmのラベル連続体LA)のラベル連続体LAを切断することも行うことができる。この幅の狭いラベル連続体LAの場合、前端縁33の一端側を基準にして移送しても、上記と同様に、各エッジEの頂点aと底点bとの幅方向の間隔Pが比較的狭く、エッジEの数も比較的多いことから、隣接するエッジE同士による横方向の分圧が互いに打ち消しあい、そのため、ラベル連続体LAが横ずれして片寄せさせられる事態を防止することができ、そのため、切断が斜めになる等して切断が不十分になる事態を防止することができる。
尚、上記実施の形態では、ラベル連続体LAとして、裏面に粘着剤層を有したラベルLが境界としてのミシン目Mを境にして複数列設され台紙なしのラベル連続体LAの場合で説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、台紙にミシン目Mが設けられた台紙付きのラベル連続体LAであってもよく、適宜変更して差支えない。また、本ラベル切断機構30を用いたラベル供給装置Kとしては、従来のようにプリンタ機能を備えた装置であってもよく、また、ラベルLを物品に貼付するラベル貼付機能を備えたものであってもよく、種々のラベル供給装置Kにであってよいことは勿論である。
K ラベル供給装置
LA ラベル連続体
L ラベル
M ミシン目
1 機台
10 移送位置決め機構
11 主搬送ローラ
12 従搬送ローラ
25 センサ
30 ラベル切断機構
31 固定部
32 可動板
33 前端縁
34 前端縁
a 頂点
b 底点
E エッジ
P エッジEの頂点aと底点bとの幅方向の間隔
R 進退動方向
Q 幅方向線
θ 幅方向線Qに対するエッジEの外側の角度
D エッジEの頂点aから底点bまでの進退動方向Rの深さ
A 前端縁33の全幅
40 駆動機構
41 ケース
42 ガイド板
43 ガイドピン4
44 ガイド溝
45 電動モータ
46 円盤
47 駆動ピン
50 揺動アーム
52 ガイドピン挿通孔
53 駆動ピン挿通孔
60 排出機構

Claims (6)

  1. ミシン目を境にして複数列設されラベルの列設方向に沿って移送されるラベル連続体の最前位のラベルをこれより1つ後位のラベルから切断するラベル切断機構において、
    上記移送されるラベル連続体の一方面側に設けられる固定部と、上記移送されるラベル連続体の他方面側に設けられるとともに上記固定部に対して進退動可能に設けられ進出時に前端縁でラベルを切断する可動板とを備え、
    上記可動板の厚さtを、0.2mm≦t≦0.5mmに設定したことを特徴とするラベル切断機構。
  2. 上記可動板を、正面から見て頂点と底点を有し傾斜方向を異にするエッジを交互に複数連続させて形成し、エッジの数nを、8≦nにし、両端を除く各エッジの頂点と底点との幅方向の間隔Pを、4mm≦P≦16mmに設定し、上記頂点を通り進退動方向に直交する幅方向線に対する各エッジの外側の角度θを、3°≦θ≦15°に設定したことを特徴とする請求項1記載のラベル切断機構。
  3. 上記間隔Pを、8mm≦P≦12mmに設定し、上記角度θを、5°≦θ≦10°に設定したことを特徴とする請求項2記載のラベル切断機構。
  4. 上記両端を除く各エッジの間隔Pを同じに設定し、上記全エッジの角度θを同じに設定したことを特徴とする請求項2または3記載のラベル切断機構。
  5. 上記エッジの頂点から底点までの進退動方向の深さDを、D≦2mmにしたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のラベル切断機構。
  6. ミシン目を境にして複数列設されラベルの列設方向に沿って移送されるラベル連続体の最前位のラベルを所定位置で位置決めする移送位置決め機構と、該移送位置決め機構によって所定位置に位置決めされた最前位のラベルをこれより1つ後位のラベルから切断するラベル切断機構とを備え、該ラベル切断機構で切断されたラベルを供給するラベル供給装置において、
    上記ラベル切断機構を、上記請求項1乃至5何れかに記載の構成にしたことを特徴とするラベル供給装置。
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