JP2015220690A - カメラモジュール及びイメージセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子式手振れ補正を行うときの画像合成回路の処理負荷を低減することができるカメラモジュールを提供する。
【解決手段】カメラモジュール3は、レンズユニット13と、レンズユニット13を介して入射した光を光電変換して画像データを出力するイメージセンサ16と、ジャイロセンサ17と、イメージセンサ16から出力される画像データに、ジャイロセンサ17が検出した角速度信号から算出したベクトルデータを付加したフレームデータを出力するフレームコンポーザと、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、カメラモジュール及びイメージセンサに関する。
従来より、イメージセンサによる静止画撮影時の画質を良くするための技術の一つとして、手振れ補正技術がある。
手振れ補正の方式には、一般に、光学式(OIS:Optical Image Stabilization)と電子式(EIS:Electrical Image Stabilization)の2つの方式がある。光学式手振れ補正方式は、光学系を動かすための駆動機構が必要となり、カメラモジュールが大きくだけでなく高価になるという問題がある。
一方、従来の電子式手振れ補正方式は、手振れによる画像のずれ量を2枚の画像データから算出してから、そのずれ量に応じて複数のフレーム画像を合成して1つの静止画を生成する画像合成処理を行わなければならないため、中央処理装置(CPU)などの画像合成回路の処理負荷が大きいという問題がある。
特開2007−235247号公報 特開2009−164857号公報
そこで、実施形態は、電子式手振れ補正を行うときの画像合成回路の処理負荷を低減することができるカメラモジュール及びイメージセンサを提供することを目的とする。
実施形態のカメラモジュールは、光学系と、前記光学系を介して入射した光を光電変換して画像データを出力する光電変換部と、ジャイロセンサと、前記光電変換部から出力される前記画像データに、前記ジャイロセンサが検出した角速度信号から算出した動き情報を付加したフレームデータを出力するフレームデータ出力回路と、を有する。
実施形態のイメージセンサは、光学系を介して入射した光を光電変換して画像データを出力する光電変換部と、ジャイロセンサの角速度信号から算出された動き情報が所定の値を超えると、設定された第1露光時間を経過する前に前記光電変換部の露光を中断して前記第1露光時間よりも短い露光時間の前記画像データを生成し、前記動き情報が前記所定の値を超えなければ前記第1露光時間の前記画像データを生成する画像データ生成処理を実行するように、前記光電変換部を制御する露光コントローラと、を有する。
実施形態イメージセンサは、光学系を介して入射した光を光電変換して画像データを出力する光電変換部と、前記光学系のレンズ位置についての情報に応じた補正情報を記憶したメモリと、ジャイロセンサが検出した前記角速度信号をベクトル情報に変換する角速度/ベクトルコンバータと、前記メモリに記憶された前記補正情報に基づいて、前記ベクトル情報を補正するベクトル情報補正回路と、を有する。
第1の実施形態に関わる撮影装置のブロック図である。 第1の実施形態に関わるカメラモジュール3の構成を示す模式的構成図である。 第1の実施形態に関わるイメージセンサ16の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に関わるフレームデータのデータ構造を示す図である。 第1の実施形態に関わる、ビューファインダーモードVFMから電子的手振れ補正モードEISMへ変化する露光タイミングの状態を説明するための図である。 第2の実施形態に関わる、分割フレームの生成の様子を説明するための図である。 第3の実施形態に関わる、不揮発性メモリ18に記憶されるテーブルデータTBLの例を示す図である。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本実施形態に係わる撮影装置のブロック図である。図1は、撮影装置の一例としてのスマートフォン1の構成を示す。スマートフォン1は、プロセッサ2と、カメラモジュール3と、メモリ4と、通信ユニット5と、液晶表示装置(以下、LCDという)6とを有している。
プロセッサ2は、スマートフォン1全体の制御及び各種アプリケーションソフトウエアの実行を行う制御部であり、中央処理装置(CPU)と、ROM、RAMを含む。中央処理装置(CPU)がROM及びメモリ4に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、スマートフォン1のユーザにより指定された機能を実現する。プロセッサ2は、さらに、カメラモジュール3からのフレームデータを処理するISP(Image Signal Processor)等の画像処理機能も有している。
カメラモジュール3は、後述するようにレンズ系、撮像素子であるイメージセンサ、ジャイロセンサなどを含む。カメラモジュール3は、フレキシブル基板3aを介してプロセッサ2の基板と接続される。
メモリ4は、撮影した画像データ等の各種データ、各種アプリケーションソフトウエア等を記憶する記憶装置である。ここでは、メモリ4は、書き換え可能な不揮発性のメモリである。
通信ユニット5は、スマートフォン1の基本機能である、通話、データの送受信のための無線通信処理を行う回路である。
LCD6は、図示しないタッチパネルが搭載された表示装置であり、ユーザは、LCD6の画面上をタッチして、各種機能あるいは各種コマンドを選択することにより、所望の機能を選択することができる。
スマートフォン1は、各種機能の一つとしてカメラ機能を有している。ユーザがカメラ機能を選択すると、LCD6にビューファインダー機能によるライブ画像が表示される。ユーザは、そのライブ画像を見ながら、シャッターボタンを押すと、例えば、LCD6上に表示されたシャッターボタンをタッチすると、撮影が行われる。
図2は、カメラモジュール3の構成を示す模式的構成図である。カメラモジュール3は、基板11と、その基板11上に搭載された各種部品を覆うカバー12とからなり、スマートフォン1内に配設されている。
基板11上には、レンズユニット13と、アクチュエータ14と、自動焦点ドライバ(以下、AFドライバという)15と、イメージセンサ16と、ジャイロセンサ17と、不揮発性メモリ18とが搭載されている。
レンズユニット13は、対物レンズとしての複数のレンズを含み、焦点調節が可能な光学系である。レンズユニット13は、カバー12に設けられた開口部(図示せず)から入射した光をイメージセンサ16の撮像面に結像する。
アクチュエータ14は、レンズユニット13内の焦点調整用のレンズを光軸O方向に沿って駆動するレンズ駆動機構である。アクチュエータ14は、例えば電磁石を利用したアクチュエータである。
AFドライバ15は、プロセッサ2とアクチュエータ14と不揮発性メモリ18に接続され、プロセッサ2からのAFドライバ制御信号AFに基づいて、アクチュエータ14を駆動するための駆動信号DSを出力する回路である。AFドライバ15は、AFドライバ制御信号AFに含まれるAFドライバ制御値AFDに応じた駆動信号DSをアクチュエータ14に出力する。
イメージセンサ16は、ここではCMOSイメージセンサである。イメージセンサ16の構成については後述する。
ジャイロセンサ17は、ここでは、互いに直交するX軸とY軸の2軸、あるいはX軸,Y軸,Z軸の3軸のセンサであり、イメージセンサ16と接続されている。ジャイロセンサ17は、各軸の軸回りの角速度信号をイメージセンサ16へ出力する。ジャイロセンサ17は、後述するようにクロック信号SSと制御信号CSを受信して、角速度信号DDをイメージセンサ16へ出力する(図3参照)。
不揮発性メモリ18は、各種データを記憶する記憶装置である。不揮発性メモリ18には、プロセッサ2からのAFドライバ制御信号AFに含まれるAFドライバ制御値AFDに対応する駆動信号DSの出力値が記憶されている。
AFドライバ15は、プロセッサ2から受信した焦点調節信号であるAFドライバ制御信号AFに含まれるAFドライバ制御値AFDに応じた駆動信号DSの出力値を不揮発性メモリ18から読み出し、その読み出した出力値を有する駆動信号DSをアクチュエータ14に出力する。
複数のAFドライバ制御値AFDと各AFドライバ制御値AFDに対応する駆動信号DSの出力値は、カメラモジュール3の製造時に不揮発性メモリ18に書き込まれるカメラモジュール毎の固有の値である。
図3は、イメージセンサ16の構成を示すブロック図である。イメージセンサ16は、ジャイロセンサ17用のインターフェース21、角速度/ベクトルコンバータ22、露出コントローラ23、光電変換部24、イメージノーマライザ25、フレームコンポーザ26及び画像データ用のインターフェース27を含む。
インターフェース21は、ジャイロセンサ17に対して同期用のクロック信号SSと制御信号CSを出力し、ジャイロセンサ17からの角速度信号DDを入力するためのインターフェースである。
また、ジャイロセンサ17からのインターラプト信号ISがインターフェース21を介さずに角速度/ベクトルコンバータ22と露出コントローラ23へ供給されるように、ジャイロセンサ17はイメージセンサ16と接続されている。
イメージセンサ16は、カメラモードになると、クロック信号SSと制御信号CSが露出コントローラ23の制御の下、ジャイロセンサ17に供給する。クロック信号SSと制御信号CSは、図示しない回路において生成される。ジャイロセンサ17は、クロック信号SSと制御信号CSに応じて、角速度信号DDを出力する。インターラプト信号ISは、角速度信号DDが所定の大きさ以上の異常な値になると出力される。インターラプト信号ISを受信すると、露出コントローラ23と角速度/ベクトルコンバータ22は、入力された角速度信号DDが異常な値の信号であるとして、入力された角速度信号DDを利用しない。
角速度/ベクトルコンバータ22は、所定のサンプリングレートで角速度信号DDをサンプリングし、角速度信号DDを、手振れによる動きを示す軌跡データであるベクトルデータVDに変換する回路である。角速度/ベクトルコンバータ22は、2軸のジャイロセンサ17の角速度信号DDに基づいて、XY空間における動きの方向と量を示すベクトルデータVDを生成し、フレームコンポーザ26へ出力する。すなわち、角速度/ベクトルコンバータ22は、ジャイロセンサ17が検出した角速度信号DDをベクトル情報であるベクトルデータVDに変換する。
露出コントローラ23は、プロセッサ2からの露出制御信号ESに基づき、露光時間及びゲインを含む自動露出制御情報AE(以下、AE情報という)を生成して、光電変換部24に出力する。露出制御信号ESは、プロセッサ2における自動露出制御により決定された目標露光時間を示す信号である。
露出コントローラ23は、プロセッサ2からの露出制御信号ESに基づいて、ローリングシャッタ方式による画像信号の読み出しを行うためのAE情報を生成して光電変換部24へ出力する。
光電変換部24は、画素アレイ31と、画素アレイ31を駆動する行ドライバ32と、列アナログデジタルコンバータ(以下、列ADCという)33とを含むCMOSイメージセンサ領域である。すなわち、光電変換部24は、光学系であるレンズユニット13を介して入射した光を光電変換して画像データを出力する。
画素アレイ31は、複数の画素がマトリクス状に設けられた受光領域である。行ドライバ32は、行毎に、リセットし、リセットされた後に露光されて蓄積された電荷を読み出す。すなわち、行ドライバ32により、リセットされた後に露光されて蓄積された電荷が、行毎に読み出される。読みだされた各行の各列の電荷は、列ADC33によりデジタル信号に変換されて、イメージノーマライザ25に出力される。各行の露光時間は、露出コントローラ23からのAE情報により規定される。
イメージノーマライザ25は、AE情報に基づいて、光電変換部24からの各画像データの輝度を正規化して出力する回路である。
フレームコンポーザ26は、イメージノーマライザ25からの各画像データにベクトルデータVD、AE情報、フレームカウント、等の情報を付加してフレームデータを出力するベクトルデータ付加回路である。
すなわち、フレームコンポーザ26は、光電変換部24から出力される画像データに、ジャイロセンサ17が検出した角速度信号DDから算出した動き情報であるベクトルデータVDを付加したフレームデータを出力するフレームデータ出力回路である。その動き情報は、ジャイロセンサ17が検出した角速度信号DDから算出された動きの量と方向を示すベクトル情報である。
角速度/ベクトルコンバータ22からのベクトルデータVDが、数百〜数十キロHzの高速なサンプリングレートでサンプリングされたジャイロセンサ17の角速度信号DDから生成されたデータであるのに対して、フレームデータは、それに比べて低い出力レートのデータである。
よって、例えばフレームデータに含めるベクトルデータは、画像データの1行目の露光開始からその1行目の画像データを読み出すまでの間における動きを示すベクトル情報であるベクトルデータV1と、最終行の露光開始からその最終行の画像データを読み出すまでの間における動きを示すベクトル情報であるベクトルデータV2である。これらのベクトルデータV1,V2をAE(自動露出)情報、フレームカウント、等の情報と共に、各フレームデータに含めることができる。
インターフェース27は、フレームコンポーザ26において生成されたフレームデータを、プロセッサ2へ出力する。
すなわち、イメージセンサ16から出力されるフレームデータには、露光制御のイメージセンサ16の動作に同期した、任意の期間のベクトル情報であるベクトルデータVDを付加する。例えばベクトル情報であるベクトルデータVDとして、前のフレームの1行目の画像データの読み出し終了から現フレームの1行目の画像データの読み出しまで、あるいは現フレームの画像データの第1行の行データの露光開始から読み出しまでの間の動きを示す情報V1と、画像データの最終行の行データの前フレームから現フレームの読み出しまでの間の動きを示す情報V2が含まれる。
図4は、フレームデータのデータ構造を示す図である。フレームデータ41は、画像データ42と、画像データ42の前に付加された付加情報43と、画像データ42の後に付加された付加情報44と、を含む。さらに、フレームデータ41の最初と最後には、それぞれ、スタートビット列45とエンドビット列46が付加されている。
まず、フレームコンポーザ26は、スタートビット列45の後に、ベクトル情報を含む付加情報43を付加する。
具体的には、イメージノーマライザ25から1行目の画像データの受信が開始されると、フレームコンポーザ26は、露出コントローラ23からのAE情報と、角速度/ベクトルコンバータ22からのベクトルデータVDとに基づいて、たとえば、前のフレームの1行目の画像データの読み出しから現フレームの1行目の画像データの読み出し、あるいは1行目の画像データの露出開始から1行目の画像データの読み出し終了までの間における動きについてのベクトルデータV1を算出する。
フレームコンポーザ26は、算出されたベクトルデータV1と、AE(自動露出)情報と、フレームカウント、等の情報を、付加情報43として生成して、1行目の画像データの前に付加する。
なお、AE情報は、露出コントローラ23が露出制御信号ESに基づいて決定した露光時間及びゲインの情報であり、フレームカウントは、フレームカウンタ(図示せず)から得られる。
その後、2行目から最終行までの行の画像データがフレームデータ41に追加される。
フレームコンポーザ26は、イメージノーマライザ25から最終行の画像データの受信が開始されると、角速度/ベクトルコンバータ22からのベクトルデータVDを、露出コントローラ23のAE情報に基づいて得られる任意の行における時間差、読み出しから読み出しあるいは露光開始から読み出し、を手振れによる撮像画面移動量のフレーム間差分となるベクトルデータV2として算出する。
フレームコンポーザ26は、算出されたベクトルデータV2の情報を、付加情報44として、最終行の画像データの後に付加する。そして、フレームコンポーザ26は、最後に、エンドビット列46を付加して、フレームデータ41を生成する。
以上のように生成されたフレームデータ41は、フレームコンポーザ26からプロセッサ2へ出力される。
スマートフォン1がカメラモードになると、スマートフォン1はビューファインダーモードになり、LCD6にライブビュー画像が表示される。プロセッサ2は、得られた画像データに含まれる画素の輝度値から露出制御信号ESを生成する。そして、露出制御信号ESは、カメラモジュール3の露出コントローラ23に供給される。
図5は、ビューファインダーモードVFMから電子的手振れ補正モードEISMへ変化する露光タイミングの状態を説明するための図である。横軸は時間、縦軸は光電変換部24の読み出しタイミングを示している。スマートフォン1は、カメラモードに設定されると、ビューファインダーモードVFMになる。ユーザがシャッターボタンを押して静止画撮影の指示がされると、EIS動作がオンになっているとき、スマートフォン1は、電子的手振れ補正モードEISM になり、手振れ補正による静止画撮影が実行される。図5では、時刻T1でシャッターボタンが操作され、スマートフォン1の動作モードは、ビューファインダーモードVFMから電子的手振れ補正モードEISMに移行している。
電子的手振れ補正モードEISMになると、上述したように、カメラモジュール3は、ベクトルデータV1,V2を含む分割フレームのフレームデータを出力する。
(効果)
本実施の形態によれば、手振れの方向と量を示す情報であるベクトルデータV1とV2が、カメラモジュール3から出力されるフレームデータ41中に含まれているので、プロセッサ2は、フレームデータ41中に含まれるベクトルデータV1,V2に基づいて画像合成処理を行うことができるので、プロセッサ2の画像合成処理の負荷が軽減する。
特に、1行目の画像データのベクトル情報と、最終行の画像データのベクトル情報が、フレームデータ41に含まれているので、プロセッサ2は、2つのベクトル情報から、1行目から最終行までの途中の動きの推定も行うことができる。
従来であれば、画像合成回路であるプロセッサは、ジャイロセンサ17の角速度信号に基づいて手振れの方向と量を算出してから、画像合成を行わなければならないので、画像合成処理の負荷が高かった。すなわち、角速度信号と画像データの情報は別々にプロセッサに入力されていた。しかし本実施形態によれば、プロセッサ2は、手振れの方向及び量とリンクした画像データをフレームデータから取得することができる。したがって、プロセッサ2は画像データから手振れの方向及び量を算出する必要がないので、画像合成のための処理負荷は軽減される。
なお、上述した例では、画像データの第1行と最終行の2つのベクトルデータV1,V2が、フレームデータ41に含まれているが、2つのベクトルデータV1,V2のうちいずれか一方だけをフレームデータ41に含むようにしてもよい。
さらに、フレームデータ41に含めるベクトルデータは、第1行と最終行に限られず、第1行と最終行の間の1又は2以上の行のベクトルデータでもよい。加えて、行内の任意の画素範囲のベクトルデータでもよい。
また、そのフレームデータ41に含めるベクトルデータの行を、設定変更可能にしてもよい。さらにまた、そのフレームデータ41に含めるベクトルデータの行及び行内の画素範囲を、設定変更可能にしてもよい。
さらに、ベクトル情報は、連続するフレーム間または同一フレーム内の任意の動作点を示す情報でもよい。例えば、ベクトル情報は、前フレームの1行目の行データの読み出しから現フレームの同じく1行目の行データの読み出しまでの間の動きを示す情報でもよい。また、ベクトル情報は、前フレームの最終行の行データの読み出しから現フレームの同じく最終行の行データの読み出しまでの間の動きを示す情報でもよい。
従って、本実施形態によれば、電子式手振れ補正を行うときの画像合成回路の処理負荷を低減することができるカメラモジュール及び撮影装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、フレームデータにベクトル情報を含ませることにより、プロセッサ2がフレームデータから手振れの方向と量を算出しないで済むようにすることで、プロセッサ2の画像合成処理の負荷を軽減するものであるが、第2の実施形態は、合成する分割フレーム数を極力少なくするようにして、プロセッサにおける画像合成処理の負荷を軽減する。
本実施形態のスマートフォン及びカメラモジュールの構成は、第1の実施形態と同じであるので、同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明は省略し、異なる構成についてのみ説明する。
なお、本実施形態では、露出コントローラ23は、プロセッサ2からの露出制御信号ESに加えて、角速度/ベクトルコンバータ22からのベクトルデータVDに基づき、AE情報を生成して、光電変換部24を制御する。そのため、図3において、点線で示すように、露出コントローラ23は、角速度/ベクトルコンバータ22からのベクトルデータVDが入力されるように、角速度/ベクトルコンバータ22と接続されている。
EIS動作時、複数の分割フレームが生成され合成されるが、生成される分割フレームの枚数を少なくしたい。例えば、一般に、EIS動作時、8以上の分割フレームの合成が望ましいと言われているので、プロセッサの処理負担を軽減させるため分割フレームの数を最低限の8に設定したい。しかし、分割フレーム数が少なくなると、各分割フレーム当たりの露光時間が長くなり、画像にブレが生じる虞がある。すなわち、合成前の複数の分割フレーム中の1つ又は2つ以上の画像にブレがあると、EIS動作時の画像品質が低下する。
そのため、各分割フレーム中の画像のブレを極力抑える必要がある。
そこで、本実施形態では、ジャイロセンサ17の出力信号に基づくベクトルデータを監視し、既定の露光期間内に、所定の値以上の動きすなわち所定の大きさ以上のベクトルデータが検出された場合、露出コントローラ23は、その分割フレームの露光を中断し、ベクトルデータが所定の値未満になってから、新たな分割フレームの露光を開始するように、光電変換部24を制御する。
図6は、分割フレームの生成の様子を説明するための図である。図6の横軸は時間を示す。出力波形JOは、ジャイロセンサ17のX軸とY軸の角速度の出力を示す。点線は、角速度の所定値THを示している。また、円形VOは、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの向きと大きさを示す図である。円形VOの半径が所定の値VTHを示している。VFは、ビューファインダーモードVFM時のフレーム出力を示し、DF1〜DF5は、EIS動作により分割されたフレーム出力を示す。時刻T1でシャッターボタンが押されて、静止画撮影のためのEIS動作が開始される。ここでも、露出コントローラ23は、プロセッサ2からの露出制御信号ESに基づいて、ローリングシャッタ方式による画像信号の読み出しを行う。
例えば、分割数が8として設定されているとき、露出コントローラ23は、プロセッサ2から供給されるビューファインダーモードVFM時の露光時間を目標露光時間として、目標露光時間を8(分割数)で除算した既定の露光時間DETの分割フレームDF1を生成して出力するように、光電変換部24を制御する。目標露光時間は、露出制御信号ESに含まれる。
露出コントローラ23は、分割フレームDF1の1行目の画像データの露光開始から読み出しまでの間、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDを監視する。すなわち、露出コントローラ23は、1行目の画像データを出力中に、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超える否かを監視する。
図6では、第1の分割フレームDF1の場合、1行目の画像データを出力中には、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えていないため、既定の露光時間DETの分割フレームDF1が出力されている。
分割フレームDF1の出力が終了すると、次の分割フレームDF2を生成して出力するように、露出コントローラ23は、光電変換部24を制御する。
第2の分割フレームDF2の生成が開始されると、露出コントローラ23は、第1の分割フレームDF1の1行目の画像データを出力中と同様に、第2の分割フレームDF2の1行目の画像データを出力中に、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えるか否かを監視する。
図6の場合、第2の分割フレームDF2の1行目の画像データを出力中に、ベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えたため、露光は中断されている。そのため、分割フレームDF2の露光時間DET2は、既定の露光時間DETよりも短い。分割フレームDF2の2行目以降の行の露光時間もDET2となっている。
露光時間DET2の分割フレームDF2の出力が終了すると、次の分割フレームDF3を生成して出力するように、露出コントローラ23は、光電変換部24を制御する。
しかし、図6の場合、ベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えているため、分割フレームDF2の出力後、直ぐに、分割フレームDF3の生成は行われない。角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの大きさが所定の値VTH以下になってから、分割フレームDF3の生成が行われている。
分割フレームDF3についても、露出コントローラ23は、1行目の画像データを出力中に、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えるか否かを監視する。
第3の分割フレームDF3の場合、途中で、ベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えることがなかったため、露光は中断されず、分割フレームDF3の露光時間は、既定の露光時間DETと同じである。分割フレームDF3の出力が終了すると、次の分割フレームDF4を生成して出力するように、露出コントローラ23は、光電変換部24を制御するが、ベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えているため、分割フレームDF3の出力後、直ぐに、分割フレームDF4の生成は行われていない。
その後、ベクトルデータVDの大きさが所定の値VTH以下になって、分割フレームDF4の生成が行われている。第4の分割フレームDF4の場合、途中で、ベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えたため、露光は中断されている。そのため、分割フレームDF4の露光時間DET4は、既定の露光時間DETよりも短い。
以上のようにして、分割フレームが順次生成されて出力されていく。
露光時間DET2、DET4のように、各々の露光時間が露光時間DETよりも短い分割フレームがあると、目標露光時間に達せず、プロセッサ2において合成した画像が適切な露出の画像とならない。よって、露出コントローラ23は、目標露光時間になるように、総露光時間を監視して、合成画像が適切な露出となるように、光電変換部24を制御する。
すなわち、出力した分割フレームの総露出時間が、合成画像が適正露出となる目標露光時間になるまで、分割フレームの生成を行うように、光電変換部24を制御する。
例えば、分割数が8で、設定された露光時間が500msec(ミリ秒)の画像を生成する場合、露光時間が62.5msecの分割フレームを8枚生成するように、露出コントローラ23は、光電変換部24を制御する。
しかし、上述したように、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの大きさが所定の値VTH以下になって、露光時間が62.5msecに満たない分割フレームが発生する場合がある。
露出コントローラ23は、生成して出力した分割フレームの総露出時間、すなわち露出時間の和、を算出するようにして、総露出時間が500msecになるまで、露光時間が62.5msecの分割フレームの生成を繰り返すように、光電変換部24を制御する。
8枚の分割フレームを出力した時点で、総露光時間が400msecであったとすると、露出コントローラ23は、露光時間が62.5msecの分割フレームを生成するように、光電変換部24の制御を継続する。第9の分割フレームが62.5msecで生成して出力された場合は、第10の分割フレームは、露光時間が37.5msecの分割フレームを生成して出力するように、光電変換部24を制御する。
第9及び第10の分割フレームを生成するときも、露出コントローラ23は、1行目の画像データを出力中に、ベクトルデータVDの大きさが所定の値VTHを超えるか否かを監視し、ベクトルデータVDの大きさが所定の値を超えると露光を中断して、中断したときの露光時間の分割フレームを生成して出力するように光電変換部24を制御する。
従って、8枚の分割フレームを出力した時点で、総露光時間が400msecであったとすると、その後に生成される分割フレーム数は、角速度/ベクトルコンバータ22の出力であるベクトルデータVDの大きさに応じて、変化する。
以上のように、露光コントローラ23は、EIS動作時に、ジャイロセンサ17の角速度信号DDから算出された動き情報であるベクトルデータVDが所定の値VTHを超えると、設定された露光時間を経過する前に光電変換部24の露光を中断して、自動露出制御により決定された露光時間よりも短い露光時間の画像データの分割フレームを生成する。ベクトルデータVDが所定の値VTHを超えなければ自動露出制御により決定された露光時間の画像データの分割フレームを生成する画像データ生成処理を実行するように、光電変換部24を制御する。
そして、露光コントローラ23は、生成された複数の画像データの分割フレームの露光時間の合計が目標露光時間となるまで、画像データ生成処理の実行を繰り返すように、光電変換部24を制御する。
なお、短時間露光の撮影時は、十分な分割数が得られない場合がある。そのような場合は、短時間露光の撮影時はもともと手振れが発生しにくい状況であるので、分割数を少なくするようにしてもよい。
また、長時間露光でも短時間露光でもない通常露光時間の撮影時は、光電変換部24の最速フレームレート分の1から、撮影時の35mm判換算の焦点距離分の1の間のときに、EIS動作が実行される。
以上のように、本実施形態によれば、EIS動作時に、ジャイロセンサ17の出力から得られたベクトル情報に応じて分割フレーム当たりの露光時間を調整する。すなわち、手振れが大きい場合、短い露光時間の分割フレームを生成し、かつ出力した分割フレームの総露光時間が必要な露光時間になるように、露出コントローラ23が光電変換部24を制御する。すなわち、画像合成を行うプロセッサ2は、可能な限り少ない枚数の分割フレームから最適な露出の合成画像を生成することができるので、プロセッサ2における画像合成処理の負荷が低減される。
なお、本実施形態の動作は、第1の実施形態の動作と組み合わせてもよい。すなわち、イメージセンサ16が、ベクトルデータVDを含むフレームデータをプロセッサ2に出力すると共に、露出コントローラ23が、ベクトルデータVDに応じて、分割フレームの生成を中断しながら、最適な露出の合成画像が得られるまで、分割フレームを生成して出力するように、光電変換部24を制御するようにしてもよい。本実施形態と第1の実施形態とを組み合わせれば、プロセッサ2では、フレームデータからベクトルデータVDを算出する必要もなく、かつ焦点距離に応じて可能な限り少ない枚数の分割フレームの合成を行うので、画像合成処理の負荷は軽減する。
従って、本実施形態によれば、電子式手振れ補正を行うときの画像合成回路の処理負荷を低減することができるカメラモジュール、イメージセンサ及び撮影装置を実現することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、フレームデータにベクトル情報を含ませることにより、プロセッサ2がフレームデータから手振れの方向と量を算出しないで済むようにすることで、プロセッサ2の画像合成処理の負荷を軽減するものであるが、第3の実施形態は、画像上の動きベクトルを、特にレンズ位置に応じて校正する。
本実施形態では、個別製品ごとに、およびAF状態の違いに応じて、角速度/ベクトルコンバータ23における角速度/ベクトル変換の際のずれを校正用データにより校正し、後段信号処理を実行するプロセッサ2に対して、より正確な動きベクトルデータVDを出力するようにした。
本実施形態のスマートフォン及びカメラモジュールの構成は、第1の実施形態と同じであるので、同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明は省略し、異なる構成についてのみ説明する。本実施形態では、不揮発性メモリ18に、所定のテーブルデータTBLが予め記憶される。
図7は、不揮発性メモリ18に記憶されるテーブルデータTBLの例を示す図である。テーブルデータTBLは、AFドライバ制御値AFDに対応した、角速度信号を動きベクトルへ変換する際の校正データSSを記憶している。
AFドライバ制御値AFDは、焦点距離に応じてアクチュエータ14を駆動するためにAFドライバ15に入力されるAFドライバ制御信号AFに含まれる値であり、マクロ撮影時のAFドライバ制御値AFD1から、無限遠撮影時のAFドライバ制御値AFDnまでの複数の値をとり得る。
図7に示すように、テーブルデータTBLには、AFドライバ制御値AFD1に対応する校正用データSS1が設定され、AFドライバ制御値AFD2に対応する校正用データSS2が設定され、というように、AFドライバ制御値AFDに対応した校正用データSSが予め設定されている。すなわち、テーブルデータTBLは、光学系であるレンズユニット13の位置についての情報に応じた、画像上の動きベクトルの校正用データの情報を記憶している。
AFドライバ制御値AFDは、図3において点線で示すように、AFドライバ15からあるいはAFドライバ15への入力信号線から角速度/ベクトルコンバータ22へ入力されている。
よって、EIS動作時、角速度/ベクトルコンバータ22は、AFドライバ制御値AFDに基づいて不揮発性メモリ18中のテーブルデータTBLを参照して、レンズユニット13のレンズ位置の違いによる、角速度/動きベクトル変換の校正用データを取得する。図3において、点線で示すように、角速度/ベクトルコンバータ22は、不揮発性メモリ18と接続されており、テーブルデータTBLを参照して、角移動量と画像の動きベクトル変換の補正情報としての校正用データを取得することが出来る。角速度/ベクトルコンバータ22は、取得した校正用データを利用して、得られた角移動量が何ピクセル相当の移動距離に相当するかを校正して出力する。
すなわち、角速度/ベクトルコンバータ22は、不揮発性メモリ18に記憶された補正情報に基づいて、ベクトル情報を補正するベクトル情報補正回路を構成する。なお、ベクトル情報補正回路は、露出コントローラ23に含まれていてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、EIS動作時に、画像合成を行うプロセッサ2は、カメラモジュールごとのバラツキに対して正確な動きベクトル情報を基に画像を重ね合わせることが出来るので、プロセッサ2における画像合成処理の負荷が低減され、かつ正確な画像の重ねあわせが可能になる。
本実施形態の動作は、第1の実施形態の動作と組み合わせることができる。プロセッサ2には、カメラモジュール3から出力されるフレームデータにベクトル情報を含ませて出力すると共に、そのデータは製品ばらつきやAF状態に対して校正されたものである。本実施形態と第1の実施形態とを組み合わせれば、プロセッサ2では、画像データからベクトルデータVDを算出する必要もなく、正確な動きベクトルデータが得られるので、画像合成処理の負荷は軽減する。
従って、本実施形態によれば、電子式手振れ補正を行うときの画像合成回路の処理負荷を低減することができるカメラモジュール、イメージセンサ及び撮影装置を実現することができる。
以上のように、上述した3つの実施形態によれば、電子手振れ補正を行うときの画像合成回路の処理負荷を低減させることができるカメラモジュール及びイメージセンサを実現することができる。
なお、上述した3つの実施形態は、撮像装置としてスマートフォンを例として説明したが、各実施形態のカメラモジュールあるいはイメージセンサは、デジタルカメラなどの他の撮影装置にも適用可能である。
さらに、撮影装置であるスマートフォン1が、第2の実施形態の露光時間最適化動作モードと、第3の実施形態のフレーム数加算動作モードのEISの2つの動作モードを有するようにして、ユーザが2つの動作モードのいずれか一方を選択して、動作モードの切り替えができるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 スマートフォン、2 プロセッサ、3 カメラモジュール、3a フレキシブル基板、4 メモリ、5 通信ユニット、11 基板、12 カバー、13 レンズユニット、14 アクチュエータ、15 AFドライバ、16 イメージセンサ、17 ジャイロセンサ、18 不揮発性メモリ、21 インターフェース、22 角速度/ベクトルコンバータ、23 露出コントローラ、24 光電変換部、25 イメージノーマライザ、26 フレームコンポーザ、27 インターフェース、31 画素アレイ、32 行ドライバ、41 フレームデータ、42 画像データ、43、44 付加情報、45 スタートビット列、46 エンドビット列。

Claims (13)

  1. 光学系と、
    前記光学系を介して入射した光を光電変換して画像データを出力する光電変換部と、
    ジャイロセンサと、
    前記光電変換部から出力される前記画像データに、前記ジャイロセンサが検出した角速度信号から算出した動き情報を付加したフレームデータを出力するフレームデータ出力回路と、
    を有するカメラモジュール。
  2. 前記動き情報は、前記ジャイロセンサが検出した前記角速度信号から算出された動きの量と方向を示すベクトル情報である請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記ジャイロセンサが検出した前記角速度信号を前記ベクトル情報に変換する角速度/ベクトルコンバータを更に有する請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記ベクトル情報は、連続するフレーム間または同一フレーム内の任意の動作点を示す情報である請求項2に記載のカメラモジュール。
  5. 前記ベクトル情報は、前フレームの1行目の行データの読み出しから現フレームの同じく1行目の行データの読み出しまでの間の動きを示す第1の情報である請求項3に記載のカメラモジュール。
  6. 前記ベクトル情報は、前フレームの最終行の行データの読み出しから現フレームの同じく最終行の行データの読み出しまでの間の動きを示す第2の情報も含む請求項5に記載のカメラモジュール。
  7. 前記第1の情報は、前記フレームデータのスタートビット列の直後に付加し、
    前記第2の情報は、前記フレームデータのエンドビット列の直前に付加することを特徴とする請求項6に記載のカメラモジュール。
  8. 前記光電変換部は、CMOSイメージセンサ領域である請求項1から7のいずれか1つに記載のカメラモジュール。
  9. 光学系を介して入射した光を光電変換して画像データを出力する光電変換部と、
    ジャイロセンサの角速度信号から算出された動き情報が所定の値を超えると、設定された第1露光時間を経過する前に前記光電変換部の露光を中断して前記第1露光時間よりも短い露光時間の前記画像データを生成し、前記動き情報が前記所定の値を超えなければ前記第1露光時間の前記画像データを生成する画像データ生成処理を実行するように、前記光電変換部を制御する露光コントローラと、
    を有するイメージセンサ。
  10. 前記露光コントローラは、生成された複数の画像データの露光時間の合計が第2露光時間となるまで、前記画像データ生成処理の実行を繰り返すように、前記光電変換部を制御する請求項9に記載のイメージセンサ。
  11. 前記動き情報は、前記角速度信号から算出された動きの量と方向を示すベクトル情報である請求項9に記載のイメージセンサ。
  12. 前記角速度信号を前記ベクトル情報に変換する角速度/ベクトルコンバータを更に有する請求項11に記載のイメージセンサ。
  13. 光学系を介して入射した光を光電変換して画像データを出力する光電変換部と、
    前記光学系のレンズ位置についての情報に応じた補正情報を記憶したメモリと、
    ジャイロセンサが検出した前記角速度信号をベクトル情報に変換する角速度/ベクトルコンバータと、
    前記メモリに記憶された前記補正情報に基づいて、前記ベクトル情報を補正するベクトル情報補正回路と、
    を有するイメージセンサ。
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