JP2015220009A - プラグコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 適切な方向か否かの確認が不要で、しかも挿入時にコネクタとの接続が開放されにくいプラグコネクタを提供すること。
【解決手段】 付勢手段を備えた基板軸が装着された一対のプラグ基板を備え、レセプタクルコネクタへの挿入時に誤挿入側のプラグ基板は前記レセプタクルコネクタの誤挿入阻止部に挿入を阻止され、正常挿入側のプラグ基板は前記レセプタクルコネクタに挿入されることにより前記レセプタクルコネクタと接続するプラグコネクタであって、前記プラグ基板の前記レセプタクルコネクタ側と反対側にトリガーストッパーを配置し、前記トリガーストッパーには互いに角度を持ってストッパー部とトリガー部を配置し、前記レセプタクルコネクタへの挿入時に、前記誤挿入側のプラグ基板に押されることで、前記トリガー部が前記誤挿入側のプラグ基板に係合し、前記ストッパー部が前記正常挿入側のプラグ基板に係合する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プラグコネクタに関し、特にプラグコネクタを受け側のレセプタクルコネクタに挿入する際の誤挿入を防止するプラグコネクタに関する。
コンピュータなどにおける電気接続用のコネクタは、多量の情報伝送の目的、高画質、高精細な情報伝達の目的など、種々の目的に応じて規格化されている。コンピュータ用として、最も普及しているコネクタの一つとして、例えば、ユニバーサル・シリアル・バス(USB ;Universal Serial Bus)規格に基づくUSBコネクタなどが挙げられる。
USBコネクタは、種々のソフトウェアに応用しうる利便性のほか、プラグアンドプレイに対応している。そのためハードウェアなど現在の市場のニーズにマッチし、ハードディスク間のデータ伝送、多くのコンピュータ関連機器との情報伝送などに対応したさまざまな態様の設計がなされている。
例えば、外付けタイプや内蔵タイプの記憶装置や再生装置に組み込まれた態様、コンピュータ本体に組み込まれた態様、接続ボードに組み込まれたUSBインタフェースとしての態様などが挙げられる。
しかしUSBコネクタは使用者が接続面が上又は下を向いているかなどの正逆の方向を確認してから挿入する必要があり、不便である。
特に、一般的なデスクトップ型コンピュータの場合、その受け側USBレセプタクルコネクタはコンピュータ本体の背面に位置しているため、正面から挿抜の操作ができず、多数のケーブルなどが交叉している背面からの操作が必要となる。このような状況で、前記USBプラグコネクタの正逆を間違えずに、受け側のコネクタに正しく接続するには手間がかかる。
また、前記USBコネクタのような、小型のコネクタの場合、挿入する方向は確認しにくく、やり直す必要も生ずることがあり、操作性に欠けるという問題がある。また、ノートブック型コンピュータの場合でも、USBプラグコネクタを挿入する方向を目視により確認してから、挿入しなければならず、同様に、操作性に欠けるという問題がある。
上述の状況はコンピュータ製品のみに留まらず、コンピュータが家電製品に多く組み込まれており、各種の異なる規格のコネクタがコンピュータ制御の家電製品に用いられている。このような状況は更に加速し、種々のコネクタ類が一般の家庭で多く用いられると予測される。
以上説明したような場合、USBコネクタのコネクタ類において、挿入方向をいちいち確認する必要がなければ、正逆方向の確認という操作性の問題や破損の問題を解決できる。このような、コネクタ類の操作性が改善され、使い勝手が優れ、損傷などが起きない前記プラグコネクタ装置の開発が望まれている。
特許文献1には、挿入方向を確認しなくてもUSBプラグを挿入可能なUSBソケットが記載されている。これはUSBプラグ300をUSBソケット100に挿入するものである。同文献の図3(a)、(b)(本願図6(a)、(b))を見ると、ケーシング101内の底部には台部111が設けられ、第1メス舌片102及び第2メス舌片104を支持している。また、第1メス舌片102及び第2メス舌片104をそれぞれUSBプラグ300の抜脱方向に付勢する第2の付勢手段としてのバネ106,107が設けられている。
USBソケットプラグ300を挿入する場合、同文献の図6(本願図7)に示すように、まず、USBプラグ300のケーシング301がUSBソケット100のケーシング101の内部に挿入される。するとUSBプラグ300のオス舌片302とUSBソケット100の第2メス舌片104とが接触し、第2メス舌片104はオス舌片302により挿入方向に向かって押し込まれる。第1メス舌片102が正常挿入側、第2メス舌片104が誤挿入側である。これと同時にUSBソケット100の第1メス舌片102は、ケーシング301の内部に挿入される。バネ107は第2メス舌片104をUSBプラグ300の抜脱方向に付勢しながらも、第2メス舌片104によってUSBプラグ300の挿入方向に向かって押され縮められる。
次に、図6(c)(本願図7(c))に示すようにUSBプラグ300がUSBソケット100に完全に挿入されると、支持アーム110は、ケーシング301の側面に設けられた支持アーム穴310と嵌合し、ケーシング101とケーシング301との接続を支持する。また、第2電極端子103は、第1電極端子303と電気接触される。(第48段落〜第50段落、図3,図6)
特開2008−295634
特許文献1では、誤挿入側のバネ107がオス舌片302によって縮められているため挿入状態の時に元に戻ろうとする力がUSBプラグ300に作用している。そのためUSBプラグの挿入が戻され(抜ける)接続が開放されるという問題が発生する。また、挿抜回数を重ねると支持アーム110と支持アーム穴310による保持力が低下してくる。この場合も上述の伸びたバネが縮められて元に戻る力によって、USBプラグの挿入が戻され(抜ける)接続が開放されるという問題が発生する。
本発明の目的は、適切な方向か否かの確認が不要で、しかも挿入状態でのコネクタとの接続が開放されにくいプラグコネクタを提供することである。
本発明は、付勢手段を備えた基板軸が装着された一対のプラグ基板を備え、レセプタクルコネクタへの挿入時に誤挿入側のプラグ基板は前記レセプタクルコネクタの誤挿入阻止部に挿入を阻止され、正常挿入側のプラグ基板は前記レセプタクルコネクタに挿入されることにより前記レセプタクルコネクタと接続するプラグコネクタであって、前記プラグ基板の前記レセプタクルコネクタ側と反対側にトリガーストッパーを配置し、前記トリガーストッパーには互いに角度を持ってストッパー部とトリガー部を配置し、前記レセプタクルコネクタへの挿入時に、前記誤挿入側のプラグ基板に押されることで、前記トリガー部が前記誤挿入側のプラグ基板に係合し、前記ストッパー部が前記正常挿入側のプラグ基板に係合することを特徴とするプラグコネクタである。
本発明によれば、適切な方向か否かの確認が不要で、しかも挿入状態でのコネクタとの接続が開放されにくいプラグコネクタを提供することができる。
本発明の第1の実施形態のUSBプラグコネクタの外観図である。 本発明の第1の実施形態のUSBプラグコネクタの分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態のUSBプラグコネクタの挿入前の断面図である。 本発明の第1の実施形態のUSBプラグコネクタの挿入開始の断面図である。 本発明の第1の実施形態のUSBプラグコネクタの挿入後の嵌合断面図である。 特許文献1のUSBソケットを示す図であり(a)は正面図、(b)は断面図である。 特許文献1のUSBプラグをUSBソケットに挿入する際の動作を示す説明図であり、(a)、(b)、(c)はいずれも断面図である。
(第1の実施形態)
図1〜図5を用いて本発明の第1の実施形態を説明する。
(構成の説明)
図1は本実施形態のUSBプラグコネクタ1(以下プラグコネクタ1と略称することがある)の外観斜視図、図2はその分解斜視図である。図3、図4、図5はそれぞれ、USBプラグコネクタ1をUSBレセプタクルコネクタ2に挿入する前、挿入開始時、挿入後のそれぞれの場合の断面図である。
USBプラグコネクタ1はプラグカバー10,プラグカバー10’、プラグ金属ガイド3,プラグ基板4、4’、トリガーストッパー5,スプリング止板9,プラグ基板軸7,7’、スプリング8,8’を備えている。上側のプラグ基板4と下側のプラグ基板4’は同じ形状・構造であり、上側のプラグ基板4をひっくり返すと下側のプラグ基板4’になる。同様に上側のプラグカバー10と下側のプラグカバー10’は同じ形状であり、上側のプラグカバー10を上下ひっくり返すと下側のプラグカバー10’になる。
本実施形態では、図2の上下の方向を上下方向とし、図2の右斜め手前から左斜め奥にかけての方向を左右方向とする。またプラグ金属ガイド3,プラグ基板4、4’、トリガーストッパー5が配列した方向がUSBプラグコネクタ1の挿抜方向であり、USBプラグコネクタ1を挿入する方向を挿入方向、抜く方向を抜脱方向とする。
上下のプラグ基板4、4’ではプラグコンタクト41が相対する向きで配置される。またプラグ基板4、4’には結線用コンタクト42,ストッパー逃げ溝43、トリガーストッパー溝46、スプリング戻止め溝45、プラグ基板軸溝44が設けてある。スプリング戻止め溝45はプラグ基板4、4’のスプリング止板9側の先端部までは形成しておらず、途切れた先の先端部にはプラグ基板軸溝44を形成する。実際には下側のプラグ基板4’の先端部にも上側のプラグ基板4と同じようにプラグ基板軸溝44が設けてあるが、図2では省略してある。プラグ基板軸7,7’の先端部分はプラグ基板装着溝44にそれぞれ装着される。プラグ基板軸7、7’にはスプリング8,8’を装着し、スプリング8,8’はスプリング止板9で片方の端が固定されており、それより後ろ方向つまり抜脱方向に移動することはない。スプリング止板9に開けた2つのC字形状の孔でプラグ基板軸7、7’を固定するが、プラグ基板軸7’を固定する孔の方をより低い位置に設ける。スプリング止板9はプラグカバー10,10’に設けたスプリング止板用スリット91に嵌めて固定する。なおプラグ基板軸7、7’は適宜の位置(図2ではほぼ中央部)に径の太い部分を設け、スプリング8,8’がこの太い部分よりもプラグ基板側に来ないようにする。
また上のプラグ基板4のトリガーストッパー溝46と下のプラグ基板4’のそれとは相対する位置に来るが、ストッパー逃げ溝43、プラグ基板軸溝44,スプリング戻止め溝45は左右反対側に位置し相対していない。またプラグコンタクト41はプラグ基板4、4’上で左右対称の位置に設けるとは限らないため、上下のプラグコンタクト41は相対する位置に来るとは限らない。
プラグ基板4、4’のプラグコンタクト41面の裏側に、ケーブル(図示せず)との結線用の結線用コンタクト42を設ける。プラグ基板4の内部を貫通する配線(図示せず)を設けて結線用コンタクト42の端部とプラグコンタクト41の端部を電気的に接続する。上下のプラグ基板4、4’ の内側(スプリング止板9のある側)先端は細くして曲部を形成する。
プラグ基板4、4’の内側先端に近接してトリガーストッパー5を配置する。トリガーストッパー5は中心軸(トリガーストッパー軸6の軸受け)を備え、中心軸の中央に一対のトリガー解除レバー53、53’を配置する。トリガー解除レバー53、53’は互いに90°の角度を持って中心軸に接続している。
またトリガー解除レバー53、53’を挟んで中心軸にストッパー部51,51’とトリガー部52,52’を配置する。図2の右手前のストッパー部51とトリガー部52、同じく図2の左斜め奥のストッパー部51’とトリガー部52’で一対である。ストッパー部51とトリガー部52は互いに90°の角度をなして中心軸に接続している。同じくストッパー部51’とトリガー部52’も互いに90°の角度をなして中心軸に接続している。図2ではストッパー部51は上方向、ストッパー部51’は抜脱方向に延びている。また図2ではトリガー部52は抜脱方向、トリガー部52’は上方向に延びている。ストッパー部51とトリガー部52’、トリガー部52とストッパー部51’が同じ方向に延びている。トリガー部52,52’の幅はプラグ基板軸溝44の幅よりも大きくしている。またストッパー部51,51’はトリガー部52,52’よりも幅広にしている。
またストッパー部51、51’及びトリガー部52,52’の先端を鈎型に曲げて、ストッパー部51は上側のプラグ基板4の内側先端に、ストッパー部51’は下側のプラグ基板4’の内側先端に引っかかるようにする。またトリガー部52は下側のスプリング戻止め溝45に、トリガー部52’は上側のスプリング戻止め溝45に引っかかるようにする。
トリガーストッパー5の軸受けにトリガーストッパー軸6を挿入し、トリガーストッパー軸6の両端をトリガーストッパー用スリット501に嵌める。そのためトリガーストッパー5は挿抜方向には移動しない。またトリガーストッパー軸6はトリガーストッパー5よりも長くして、両端がトリガーストッパー5の端からはみ出すようにすると、トリガー部とストッパー部がトリガーストッパー用スリット501と接触しにくくなる。はみ出したトリガーストッパー軸6の両端部分をトリガーストッパー用スリット501に嵌める。このようにしてトリガーストッパー5の挿抜方向の位置を固定する。トリガーストッパー5の動きはトリガーストッパー用スリット501に沿った上下方向の移動とトリガーストッパー軸6を軸とした回転である。なおトリガーストッパー5がプラグ基板軸7,7’にぶつからないように、軸方向の長さを、上(または下)方向から見たプラグ基板軸7,7’の間に収まるように設定する。
またプラグカバー10、10’にはそれぞれ開口部101があり、ユーザが操作できるようトリガー解除レバー53、53’はその開口部101から外に突き出させる。トリガー解除レバー53、53’の延びる方向はそれぞれトリガー部51、51’と並行にする。
(動作の説明)
図3,4,5を用いて、本実施形態のUSBプラグコネクタ1をUSBレセプタクルコネクタ2に挿入する動作を説明する。図3,4,5はそれぞれUSBプラグコネクタ1の挿入前、挿入開始、挿入後の断面図である。
図3に示すように、USBレセプタクルコネクタ2内部の下側に設けた誤挿入阻止部であるモールド部60上にプラグコンタクト41と接触するレセプタクルコンタクト22がある。そのためUSBプラグコネクタ1内部の上側のプラグ基板4が正常挿入側のプラグ基板となり、下側のプラグ基板4’は誤挿入側となる。ユーザはレセプタクル金属ガイド21にプラグ金属ガイド3を添わせて挿入する。
プラグコネクタ1を挿入すると、図4に示すように、誤挿入側である下側のプラグ基板4’がモールド部60に突き当たり、プラグ金属ガイド3をガイドとしてプラグコネクタ1の内側(スプリング止板9側)へスライドして後退する。この後退に伴い下側のプラグ基板4’の先端の曲部が対向するトリガーストッパー5のトリガー部52に係合しトリガー部52を押す。トリガーストッパー5はトリガーストッパー用スリット501に保持されていて挿抜方向には動かないので、トリガーストッパー5は図4の上側に押し上げられる。トリガーストッパー5が押し上がりやすいように、本実施形態では上下のプラグ基板4、4’の内側先端の曲部の傾斜は、プラグカバー10,10’側の傾斜よりもトリガーストッパー5に向き合う側の傾斜をより大きくしてある。なおトリガーストッパー5が上下するとトリガーストッパー軸6が上下のプラグ基板軸7、7’と接触する。そのためトリガーストッパー5が上下する範囲は2つのプラグ基板軸7の間になる。
トリガーストッパー5が上側に押し上げられることにより、ストッパー部51は上側に持ち上がり、このストッパー部51は上側のプラグ基板4に設けてあるストッパー逃げ溝43の底面より上側に持ち上がる。また下側のプラグ基板4’が内側へ後退するにつれて、トリガー部52が下側のプラグ基板4’の先端に乗り上げるようになる。その結果トリガーストッパー5は上側に押し上げられるだけでなく、トリガーストッパー軸6を回転軸として図4でいえば反時計方向に回転する。
そのためストッパー部51が上側のプラグ基板4の内側先端に係合する。ストッパー部51はトリガー部52と同じく反時計方向に力を受けるため、上側のプラグ基板4は挿入時にプラグ金属ガイド3とこすれてプラグ金属ガイド3から内側方向への力を受けても後退しない。
また同じくトリガーストッパー5が上側に押し上げられることにより、奥にあるストッパー部51’(図3,4,5では不図示)は下側のプラグ基板4’先端の位置から上側に外れる。その結果ストッパー部51’は下側のプラグ基板4’を制止できない位置(高さ)つまり下側のプラグ基板4’の内側への移動を邪魔しない位置になる。下側のプラグ基板4’が内側に移動するのに伴い、下側のプラグ基板4’に係合しない側のストッパー部51’は、下側のプラグ基板4’のストッパー逃げ溝43内をスライドする。ストッパー逃げ溝43があるとストッパー部51’が下側のプラグ基板4’に引っかからずスムーズにスライドできる。
ユーザがさらにUSBプラグコネクタ1を押すと、図5で示すように下側のプラグ基板4’はモールド部60により図4の位置からさらにUSBプラグコネクタ1の内側に押され、スプリング8’が更に縮んで反発力が大きくなる。しかしトリガー部52先端の鈎型の箇所がスプリング戻り止め溝45に引っかかり、スプリング8’が反発して戻る力を止めて、レセプタクルコンタクト22とプラグコンタクト41が接続しプラグコネクタ1とレセプタクルコネクタ2は嵌合状態となる。
なおトリガーストッパー5の軸方向の長さはプラグカバー10の幅よりも短くするため、軸方向に多少の遊びが存在する。そのため軸方向の位置にずれが生じることがある。このずれ、例えばトリガー部52と下側のスプリング戻り止め溝45との軸方向のずれや上側のストッパー逃げ溝43とストッパー部51との軸方向のずれが生じないように、トリガーストッパー溝46を設けて補完用のガイド溝としている。本実施形態ではトリガーストッパー溝46はプラグ基板4,4’の中央に挿抜方向に形成している。さらに本実施形態では図2に示すように、トリガーストッパー5のトリガー解除レバー53が設けてある中央部の軸受けを他の部分よりも太くしている。太い部分があるとそこでトリガーストッパー溝46に収まりやすいので、軸方向の位置が安定する。
以上説明した動作はプラグコネクタ1の上下を逆にしても、またプラグコネクタ1が斜めでも同じ動作となる。
プラグコネクタ1をレセプタクルコネクタ2から抜いてもプラグ基板4はトリガーストッパー5により固定されている。図5の状態では上側のトリガー解除レバー53が開口部101から飛び出ている。これを倒すことにより、スプリング戻り止め溝45に掛かったトリガー部52が外れ、スプリング8’によりプラグコネクタの内側に収まったプラグ基板4’は図3の位置に戻り、トリガーストッパー5も待機状態となる。
本実施形態では、トリガーストッパー5のトリガー部52(52’)とスプリング戻り止め溝45で誤挿入側の縮んだスプリング8’(8)を止めている。そのため挿入された状態の時はプラグコネクタをレセプタクルコネクタの間にはスプリング8’(8)の力が作用していない。そのためプラグコネクタ1とレセプタクルコネクタ2の接続が開放されにくい。また特許文献1で挿抜回数を重ねて押さえバネ110と受け溝310の保持力が低下した場合に、プラグコネクタをレセプタクルコネクタの接続が開放されてしまう、という問題は生じない。
また特許文献1では、支持アーム110が支持アーム穴310に収まっていない半挿入状態の時、USBプラグの挿入が戻されプラグとソケットの接続が開放されてしまう。しかし本実施形態ではトリガー部52(52’)とスプリング戻り止め溝45で誤挿入側の縮んだスプリング8’(8)を止めている。そのため半挿入状態でバネの伸び力によってプラグコネクタ1とレセプタクルコネクタ2の接続が開放されることがない。
なお本実施形態のようにスプリング戻り止め溝45がプラグ基板4,4’の先端部までは形成されていない場合には、図4に示す半挿入状態でトリガー部52がスプリング戻り止め溝45に引っかかっていない瞬間がある。この場合でもトリガー部52は下側のプラグ基板4’に乗り上げていて摩擦力が働くことと、ストッパー部51が上側のプラグ基板4の先端に引っかかり始めることでトリガー部52がプラグ基板4’に押しつけられる。そのためプラグコネクタ1が押し戻されることはない。なおスプリング戻り止め溝45をプラグ基板の先端部まで形成するようにしてもよい。
以上説明したように本実施形態のプラグコネクタでは、適切な方向か否かの確認が不要で、しかも挿入状態でも半挿入状態でもコネクタとの接続が開放されにくい。
(他の実施形態)
第1の実施形態ではプラグ基板4、4’がスライドするので、結線用コンタクト42に接続したケーブルもスライドする。そのため接続部分に力が加わる。力が加わる部分には屈曲性の良いFFC(フレキシブルフラットケーブル)やFPC(フレキシブルプリントサーキット)を用いS字接続すると接続部分の耐久性が向上する。
また第1の実施形態では付勢手段としてスプリングを使ったが、これに限らず、弾力性のあるゴム等でも良い。
また第1の実施形態ではUSBプラグコネクタに適用した例を説明したが、例えばUSBメモリ等でも本発明を適用できる。さらにUSBに限らず正逆の方向を持つコネクタであれば本発明を適用できる。
本発明は、コネクタ付き装置及びケーブルに関し、特に、機能拡張等のためにPC、サーバ、デジタルテレビ、ビデオレコーダ等の電気機器と接続する周辺機器、記録メディア、ケーブル側のプラグコネクタ構造に用いることができる。
1 USBプラグコネクタ
2 USBレセプタクルコネクタ
3 プラグ金属ガイド
4、4’ プラグ基板
5 トリガーストッパー
6 トリガーストッパー軸
7、7’ プラグ基板軸
8、8’ スプリング
9 スプリング止板
10、10’ プラグカバー
21 レセプタクル金属ガイド
22 レセプタクルコンタクト
41 プラグコンタクト
42 結線用コンタクト
43 ストッパー逃げ溝
44 プラグ基板軸溝
45 スプリング戻り止め溝
46 トリガーストッパー溝
51、51’ ストッパー部
52、52’ トリガー部
53、53’ トリガー解除レバー
60 モールド部
91 スプリング止板用スリット
101 開口部
501 トリガーストッパー用スリット

Claims (10)

  1. 付勢手段を備えた基板軸が装着された一対のプラグ基板を備え、レセプタクルコネクタへの挿入時に誤挿入側のプラグ基板は前記レセプタクルコネクタの誤挿入阻止部に挿入を阻止され、正常挿入側のプラグ基板は前記レセプタクルコネクタに挿入されることにより前記レセプタクルコネクタと接続するプラグコネクタであって、
    前記プラグ基板の前記レセプタクルコネクタ側と反対側にトリガーストッパーを配置し、前記トリガーストッパーには互いに角度を持ってストッパー部とトリガー部を配置し、
    前記レセプタクルコネクタへの挿入時に、前記誤挿入側のプラグ基板に押されることで、前記トリガー部が前記誤挿入側のプラグ基板に係合し、前記ストッパー部が前記正常挿入側のプラグ基板に係合することを特徴とするプラグコネクタ。
  2. 前記レセプタクルコネクタへの挿入時に、前記誤挿入側のプラグ基板に押されることで前記トリガーストッパーが正常挿入側のプラグ基板側に移動しかつ回転することで、前記トリガー部が前記誤挿入側のプラグ基板に係合して前記付勢手段の反発を抑制し、しかも前記ストッパー部が前記正常挿入側のプラグ基板に係合して前記正常側のプラグ基板の後退を抑制する請求項1に記載のプラグコネクタ。
  3. 前記トリガーストッパーは第1のストッパー部と第1のトリガー部の対と、前記対と角度を持った第2のストッパー部と第2のトリガー部の対を備える請求項1または2に記載のプラグコネクタ。
  4. 前記トリガーストッパーはプラグコネクタの挿抜方向には固定されている請求項1から3のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
  5. 前記プラグコネクタは前記レセプタクルコネクタへの挿入時に、プラグ基板に備えた付勢手段戻り止め部にトリガーストッパーのトリガー部が掛かることにより前記付勢手段の戻る力を止めて前記レセプタクルコネクタへの挿入を行う請求項1から4のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
  6. 前記プラグ基板はストッパー逃げ溝を有し、前記レセプタクルコネクタへの挿入時に前記誤挿入側のプラグ基板が押されている時、前記誤挿入側のプラグ基板に係合しない側のストッパー部は、前記ストッパー逃げ溝内に位置している請求項1から5のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
  7. 前記トリガーストッパーはトリガー解除レバーを備え、前記トリガー解除レバーが操作されると前記誤挿入側のプラグ基板に係合した前記トリガー部を外し、前記付勢手段によりプラグコネクタの内側に収まったプラグ基板を挿入前の位置に戻す請求項1から6のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
  8. 前記プラグ基板は中央部にトリガーストッパー溝を備え、プラグコネクタの挿入時に前記トリガーストッパーの中央部がトリガーストッパー溝に収まる請求項1から7のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
  9. 前記一対のプラグ基板は前記トリガーストッパー側の先端に曲部を有する請求項1から8のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
  10. 前記プラグコネクタはUSBプラグコネクタである請求項1から9のいずれか1項に記載のプラグコネクタ。
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