JP2014082079A - コネクター、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクターをどちらの向きでも挿入できるとともに、コネクターサイズをコンパクトにしたコネクター、及びこのコネクターを使用した電子機器を提供する。
【解決手段】所定の電圧又は信号が流れる第1端子と、同第1端子と電気的に絶縁された第2端子とが配置された1組の支持体と、前記各支持体を、前記各端子を向かい合わせた状態で、コネクター挿入方向に相対的に変位させる変位機構と、を有し、前記各支持体に配置される各端子は、前記支持体の位置を変位させた際、前方に位置する前記支持体の前記第1端子及び前記第2端子が、それぞれ、後方に位置する前記支持体の前記第2端子に接触するよう配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】所定の電圧又は信号が流れる第1端子と、同第1端子と電気的に絶縁された第2端子とが配置された1組の支持体と、前記各支持体を、前記各端子を向かい合わせた状態で、コネクター挿入方向に相対的に変位させる変位機構と、を有し、前記各支持体に配置される各端子は、前記支持体の位置を変位させた際、前方に位置する前記支持体の前記第1端子及び前記第2端子が、それぞれ、後方に位置する前記支持体の前記第2端子に接触するよう配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、USB規格に対応したコネクターに関し、特に、どちらの向きにも差し込むことができるコネクターに関する。
従来、USB規格に対応したコネクターが知られている。このコネクターでは、挿入する側のオス側コネクターと、このオス側コネクターと嵌合するメス側コネクターとがある。また、コネクター内部には、電気的な接続の接点となる端子と、この端子が配置される支持体とを備え、オス側コネクターとメス側コネクターを嵌合させることで、端子同士が接触し、電気的な接続が確立される。
引用文献1、2には、オス側コネクターの挿入面をどちらの向きにして挿入しても電気的な接続が行われるコネクターが開示されている。このコネクターでは、メス側コネクターは、コネクター挿入方向にスライドする2つの支持体を備える。そして、オス側コネクターをこのメス側コネクターに挿入すると、いずれかの支持体が後方に退避し、退避しなかったメス側コネクターの支持体と、オス側コネクターの支持体が電気的に接触する(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1、2に記載された発明は、コネクター同士を嵌合させる際、退避する支持体は、退避しない方の支持体と端子同士が接触しない位置まで退避させる必要がある。そのため、コネクターは、いずれかの支持体が退避できるだけの空間をその内部に確保しておく必要があり、奥行方向を長くする必要があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、コネクターをどちらの向きでも挿入できるとともに、コネクターサイズをコンパクトにしたコネクター、及びこのコネクターを使用した電子機器の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一局面では、USB規格のコネクターと嵌合するコネクターにおいて、所定の電圧又は信号が流れる第1端子と、同第1端子と電気的に絶縁された第2端子とが配置された1組の支持体と、前記各支持体を、前記各端子を向かい合わせた状態で、コネクター挿入方向に相対的に変位させる変位機構と、を有し、前記各支持体に配置される各端子は、前記支持体の位置を変位させた際、前方に位置する前記支持体の前記第1端子及び前記第2端子が、それぞれ、後方に位置する前記支持体の前記第2端子に接触するよう配置されている。
上記のように構成された発明では、支持体には、第1端子と第2端子とがそれぞれ配置されている。また、変位機構は、支持体を、各端子を向かい合わせた状態で、コネクター挿入方向に相対的に変位させる。また、支持体を相対的に変位させた際、前方に位置する支持体の第1端子及び第2端子が、それぞれ、後方に位置する支持体の第2端子と接触する。
ここで、配置されるとは、端子が支持体の表面に位置している以外にも、同端子が支持体の表面又は内部にパターン状に形成されている場合をも含む概念である。
また、コネクターの挿入方向とは、嵌合する1組のコネクターの内、一方が他方に挿入される向きを意味する。
そのため、第2端子は、向かい合う支持体に配置された第2端子を介して第1端子と電気的に接続し、電圧又は信号が流れる。そのため、オス側コネクターの端子を前方に位置する支持体の第2端子に接触させることで、コネクター間を電気的に接続させることができる。
このとき、後方に位置する支持体は、前方に位置する支持体の第2端子及び第1端子に第2端子が接触するだけ退避すればよい。そのため、支持体を退避させるのに必要な奥行方向の空間を小さくすることができる。
ここで、配置されるとは、端子が支持体の表面に位置している以外にも、同端子が支持体の表面又は内部にパターン状に形成されている場合をも含む概念である。
また、コネクターの挿入方向とは、嵌合する1組のコネクターの内、一方が他方に挿入される向きを意味する。
そのため、第2端子は、向かい合う支持体に配置された第2端子を介して第1端子と電気的に接続し、電圧又は信号が流れる。そのため、オス側コネクターの端子を前方に位置する支持体の第2端子に接触させることで、コネクター間を電気的に接続させることができる。
このとき、後方に位置する支持体は、前方に位置する支持体の第2端子及び第1端子に第2端子が接触するだけ退避すればよい。そのため、支持体を退避させるのに必要な奥行方向の空間を小さくすることができる。
また、前記変位機構は、前記各支持体を、前記コネクターの挿入方向に、互いに変位させるクランク機構を備える構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、クランク機構により、支持体のそれぞれがコネクター挿入方向の前後に変位するため、コネクターの奥行き方向の長さをより短くすることができる。
上記のように構成された発明では、クランク機構により、支持体のそれぞれがコネクター挿入方向の前後に変位するため、コネクターの奥行き方向の長さをより短くすることができる。
そして、前記所定の電圧又は信号が流れる給電部を有し、前記第1端子は、前記支持体を変位させた際、後方に位置する前記支持体の前記第1端子が、前方に位置する前記支持体の前記第1端子に接続する位置であって、且つ、前記給電部と接触する位置に配置されている、構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、後方に位置する支持体の第1端子が給電部に接触し、初めて電圧又は信号がこの第1端子を経由して、前方に位置する支持体の第1端子に供給されるため、コネクターを短絡等から保護することができる。
上記のように構成された発明では、後方に位置する支持体の第1端子が給電部に接触し、初めて電圧又は信号がこの第1端子を経由して、前方に位置する支持体の第1端子に供給されるため、コネクターを短絡等から保護することができる。
さらに、前記第2端子は、付勢力を備える板バネとしてもよい。
上記のように構成された発明では、第2端子を板バネにより構成することで、端子間の接触をより確実に行うことができる。
上記のように構成された発明では、第2端子を板バネにより構成することで、端子間の接触をより確実に行うことができる。
また、本発明は、本発明のコネクターを備える電子機器に対しても適用することができる。
以上説明したように本発明によれば、コネクターをどちらの向きでも挿入できるとともに、メス側コネクターのサイズをコンパクトにすることができる。
以下、図を参照しつつ下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。なお、同一の符号を付した箇所は同一及び相等の箇所を示し、その説明は繰返さない。
1.第1の実施形態:
2.第2の実施形態:
3.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
2.第2の実施形態:
3.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
図1は、USBコネクターを説明する図である。また、図2は、メス側コネクターの構成を示す図である。そして、図3は、端子の接続を示す図である。さらに、図4は、端子の構成を説明する図である。
図1は、USBコネクターを説明する図である。また、図2は、メス側コネクターの構成を示す図である。そして、図3は、端子の接続を示す図である。さらに、図4は、端子の構成を説明する図である。
この第1の実施形態では、コネクターは、レセプタクル(メス側コネクター)として実現され、USB2.0/1.1に対応したオス側コネクターと接続することができる。そして、レセプタクル10は、図1(a)に示すPC等の電子機器1の一部として実現される。また、オス側コネクターは、レセプタクル10に抜き差しして使用されるUSBメモリー100の一部として実現される。なお、USBメモリー100は、EPROM等の記録手段を内蔵する。
ここで、本発明のコネクターをメス側コネクターに適用することは一例に過ぎず、本発明をオス側コネクターに適用してもよい。
ここで、本発明のコネクターをメス側コネクターに適用することは一例に過ぎず、本発明をオス側コネクターに適用してもよい。
図1、2に示すように、レセプタクル10は、第1の支持体11と、第2の支持体12と、クランク機構13と、ハウジング受け20を備える。
第1の支持体11は、薄板形状であり、コンタクト面11aには、第1端子22と、第2端子21と、がそれぞれ配置されている。また、第1端子22と第2端子21とはそれぞれ絶縁された状態で、第1の支持体11に配置されている。ここで、端子21、22が配置されているとは、端子21、22が第1の支持体11の表面に位置している以外にも、同端子21、22が第1の支持体11の表面又は内部にパターン状に形成されている場合をも含む概念である。なお、第2の支持体12においても同様である。
図3(a)は、各端子をコンタクト面11a側から見た図である。図3(a)に示すように、第2端子21は、Vcc端子21a、データ端子21b、21c、グランド端子21dの4つの端子により構成される。Vcc端子21aには、Vcc電圧が流れる。また、データ端子21b、21cには、D+信号、D−信号がそれぞれ流れる。そして、グランド端子21dは、グランドとして機能する。
一方、第1端子22は、各第2端子と同様、Vcc端子22a、データ端子22b、22c、グランド端子22dにより構成される。また、図4に示すように、第1端子22は、PC1の内部で、プリント基板25と電気的に接続されている。本実施形態では、Vcc端子22aは、プリント基板25のVcc電圧が流れるパターン25aに接続されている。また、データ端子22bは、プリント基板25のD+信号が流れるパターン25bに接続されている。そして、データ端子22cは、プリント基板25のD−信号が流れるパターン25cに接続されている。さらに、グランド端子22dは、プリント基板25のグランド25dに接続されている。
第2の支持体12は、第1の支持体11と同様、薄板形状であり、コンタクト面12aには、第1端子24と、第2端子23とが、それぞれ接続されている。また、第1端子23と第2端子24とは、それぞれ絶縁された状態で、第2の支持体12に配置されている。
図3(b)は、各端子をコンタクト面12a側から見た図である。図3(b)に示すように、第2の支持体12に配置される第2端子23は、Vcc端子23a、データ端子23b、23c、グランド端子23dの4つの端子により構成される。一方、第1端子24は、各第2端子と同様、Vcc端子24a、データ端子24b、24c、グランド端子24dにより構成される。
図4に示すように、Vcc端子24aは、プリント基板25のVcc電圧が流れるパターン25aに接続されている。また、データ端子24bは、プリント基板25のD+信号が流れるパターン25bに接続されている。そして、データ端子24cは、プリント基板25のD−信号が流れるパターン25cに接続されている。さらに、グランド端子24dは、プリント基板25のグランド25dに接続されている。
また、各第1端子22(24)は、コネクター挿入方向で、各第2端子21(22)に対して水平な軸上に所定距離Scだけ離れて配置されている。距離Scは、クランク機構13による、第1の支持体11と第2の支持体12との相対的な変位量を超えない値である。
さらに、第1の支持体11と第2の支持体12とに配置される各端子は、コンタクト面12a、12bを同じ方向に向けた場合に、端子の配置順序が同じになるよう配置されている。即ち、後述する、コネクター(オス側コネクター)30をどちらの向きに挿入した場合でも、端子が正しく接触するように配置されている。
そして、第2端子21、23は、板バネ状の端子により構成されてもよい。第2端子21、23を板バネ状にすることで、第1又は第2の支持体11、12を変位させた際、板バネの付勢力により第2端子21、23を確実に他の端子に接触させることができる。
さらに、第1の支持体11と第2の支持体12とに配置される各端子は、コンタクト面12a、12bを同じ方向に向けた場合に、端子の配置順序が同じになるよう配置されている。即ち、後述する、コネクター(オス側コネクター)30をどちらの向きに挿入した場合でも、端子が正しく接触するように配置されている。
そして、第2端子21、23は、板バネ状の端子により構成されてもよい。第2端子21、23を板バネ状にすることで、第1又は第2の支持体11、12を変位させた際、板バネの付勢力により第2端子21、23を確実に他の端子に接触させることができる。
第1の支持体11と第2の支持体12とは、例えば、樹脂成型により製造される。さらに、第2端子21、23と第1端子22、24とは、インジェクション成形により第1の支持体11又は第2の支持体12にそれぞれ配置される。
クランク機構13は、第1の支持体11と第2の支持体12との位置関係をコネクター挿入方向に相対的に変位させる。クランク機構13は、第1の支持体11と第2の支持体12とが各コンタクト面11a、12aを内側に向かい合わせるように配置した状態で、同第1の支持体11と第2の支持体12との側面に接続されている。そして、クランク機構13は、第1又は第2の支持体のいずれかをコネクター挿入方向に退避させると、退避しなかった他方の第1又は第2の支持体をコネクター挿入方向に前進させる。
クランク機構13により生じる第1の支持体11又は第2の支持体との相対的な変位量は、第2端子21、23と第1端子22、24との間のコネクター挿入方向での隙Sc以上である必要がある。
ハウジング受け20は、コネクター挿入方向に開口する凹部を備える。ハウジング受け20は、USBメモリー100のコネクター30がこの凹部に挿入された場合に、同コネクター30と嵌合する。
また、いずれかの支持体11、12の端子表面と対向するハウジング受け20の内壁との間隔s1は、コネクター30の支持体31の厚みと比べて広い必要があり、略同寸であることが望ましい。
また、いずれかの支持体11、12の端子表面と対向するハウジング受け20の内壁との間隔s1は、コネクター30の支持体31の厚みと比べて広い必要があり、略同寸であることが望ましい。
次に、図1(b)をもとに、USBメモリー100の構成を説明する。USBメモリー100は、コネクター(オス側コネクター)30と、ハウジング40と、を備える。そして、コネクター30は、支持体31と、端子32と、プラグシェル33と、を備える。
支持体31は、端子32を所定位置に支持する。また、支持体31は、矩形状である。そして、支持体31は、ハウジング40から延設するよう配置されている。例えば、支持体31は樹脂成型により形成される。
端子32は、支持体31の面31aに配置されている。端子32は、ハウジング40内部で、図示しない記録手段と電気的に接続されている。端子32は、レセプタクル10の各端子に対応する図示しない、Vcc端子、データ端子(+、−)、グランド端子の4つの端子により構成される。例えば、端子32は、インジェクション成形により支持体31に配置される。
プラグシェル33は、支持体31の外周を覆う箱形状である。また、プラグシェル33は、コネクター挿入方向に開口を有し、この開口から支持体31を露出させている。また、プラグシェル33は、レセプタクル10に挿入する際の挿入部としても機能する。プラグシェル33は、例えば、金属板を曲げ加工して形成される。
ハウジング40は、その内部に記録手段を収容する。この記録手段は、上記した端子32に電気的に接続されている。
次に、コネクター30とレセプタクル10との接続方法を説明する。
図5は、コネクター30とレセプタクル10との接続方法を説明する断面図である。
図5は、コネクター30とレセプタクル10との接続方法を説明する断面図である。
図5(a)に示すように、USBメモリー100のコネクター30の端子32を上に向けた状態でレセプタクル10のハウジング受け20に挿入する場合を想定する。この場合、コネクター30の支持体31と干渉するレセプタクル10の第2の支持体12は、クランク機構13により退避する。一方、第1の支持体11は、クランク機構13により前進する。
さらに、オス側コネクター30の挿入を継続すると、前方に位置する第1の支持体11の第2端子21と第1端子22とに、後方に位置する第2の支持体12の第2端子23とが接触し、第2端子21と第1端子22とが第2端子23を経由して接続される。そのため、第2端子21は、第2端子23、第1端子22を介してプリント基板25と電気的に接続される。
一方、第2の支持体12が退避したことで生じたハウジング受け20内部の空間には、オス側コネクター30の支持体31が侵入しており、第2端子21と、端子32とが接触する。そのため、コネクター30の端子32は、プリント基板25と電気的に接続され、PC1からの信号がUSBメモリー100に供給される。
一方、図5(b)に示すように、USBメモリー100のコネクター30を、端子32を下に向けた状態でレセプタクル10のハウジング受け20に挿入する場合を想定する。この場合、レセプタクル10の第1の支持体11は、オス側コネクター30の支持体31と干渉し、退避する。
そして、第2の支持体12の第2端子23と第1端子24とに、退避した第1の支持体11の第2端子21が接触し、第2端子23と第1端子24とが第2端子21を経由して接続される。そのため、第2端子23は、第2端子21及び第1端子24を介してプリント基板25に電気的に接続される。上記同様、USBメモリー100の端子32は、第2端子23と接触しているため、PC1からの信号がUSBメモリー100に送信される。
上記した、第1の支持体11又は第2の支持体12のいずれを退避させる場合でも、後方に変位する支持体は、前方に位置する支持体の第2端子と第1端子とに第2端子が接触するだけ変位すればよい。そのため、支持体を退避させるために必要なハウジング受け20の奥行方向の長さを短くすることができる。
また、クランク機構13を用いることで、第1又は第2の支持体11、12のいずれかが他方の退避に合わせて前進するため、ハウジング受け20の奥行き方向の長さを、より短くすることができる。
また、クランク機構13を用いることで、第1又は第2の支持体11、12のいずれかが他方の退避に合わせて前進するため、ハウジング受け20の奥行き方向の長さを、より短くすることができる。
以上説明したように、この第1の実施形態では、オス側コネクター30をどちらの向きでレセプタクル10に挿入した場合でも、電気的な接続を確立することができる。
また、レセプタクル10の奥行き方向の長さを短くすることができ、同レセプタクル10をコンパクトにすることができる。
また、レセプタクル10の奥行き方向の長さを短くすることができ、同レセプタクル10をコンパクトにすることができる。
2.第2の実施形態:
図6は、第2の実施形態に係るメス側コネクターの構成を示す断面図である。また、図7は、端子の接続を示す図である。そして、図8は、メス側コネクターとオス側コネクターの嵌合を説明する図である。
図6は、第2の実施形態に係るメス側コネクターの構成を示す断面図である。また、図7は、端子の接続を示す図である。そして、図8は、メス側コネクターとオス側コネクターの嵌合を説明する図である。
図6に示すように、レセプタクル10は、第1の支持体11と、第2の支持体12と、クランク機構13と、を備える。上記した各部は、第1の実施形態のレセプタクル10と同じであり説明を省略する。
一方でこの第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、給電部50を備え、第1端子22、24の配置及び配線状態が異なる構成において異なる。
一方でこの第2の実施形態では、第1の実施形態に比べて、給電部50を備え、第1端子22、24の配置及び配線状態が異なる構成において異なる。
給電部50は、ハウジング受け20の奥行き面から露出して配置されている。この給電部50は、第1の支持体11又は第2の支持体12のいずれかが後方に退避した際、退避した支持体11、12の第1端子22、24と接触する位置に配置されている。
図7に示すように、給電部50は、第1又は第2の支持体11、12の第1端子22、24に対応する、Vcc端子50a、データ端子50b、50c、グランド端子50dの4つの端子を備える。そして各端子は、PC1内部でプリント基板25と電気的に接続されている。即ち、Vcc端子50aは、プリント基板25のVcc電圧が流れるパターン25aに接続されている。また、データ端子50bは、プリント基板25のD+信号が流れるパターン25bに接続されている。そして、データ端子50cは、プリント基板25のD−信号が流れるパターン25cに接続されている。さらに、グランド端子50dは、プリント基板25のグランド25dに接続されている。
また、第1端子22、24は、第1又は第2の支持体11、12のいずれかが退避した場合に、前方に位置する第1又は第2の支持体11、12の第1端子22、24に接触するよう、同第1又は第2の支持体11、12の所定位置に配置されている。
図8(a)に示すように、オス側コネクター30の端子32を上に向けた状態でレセプタクル10のハウジング受け20に挿入すると、支持体31と干渉する第2の支持体12は、後方に退避する。
さらに、オス側コネクター30の挿入を継続すると、前方に位置する第1の支持体11の第2端子21と第1端子22とに、後方に位置する第2の支持体12の第2端子23とが接触し、第2端子21と第1端子22とが第2端子23を経由して接続される。更に、第2の支持体12の第1端子24が第1の支持体11の第1端子22と、給電部50とに接触する。そのため、第1の支持体11の第2端子21は、第2の支持体12の第2端子24並びに第1端子23、及び第1の支持体11の第1端子22を経由して、給電部50と電気的に接続される。
また、第2の支持体12が退避したことで生じたハウジング受け20内部の空間には、オス側コネクター30の支持体31が侵入しており、第1の支持体11の第2端子21と、オス側コネクター30の端子32とが接触する。そのため、レセプタクル10の第2端子21と接触するオス側コネクター30の端子32は、USBコントローラーと電気的に接続され、PC1からの信号がUSBメモリー100に送信される。
上記した一例の動作は、図8(b)に示すように、第1の支持体11が退避する場合も同様である。なお、第1の支持体11が退避する例では、レセプタクル10の第2端子23は、第2端子21、第1端子24、第1端子22、を経由して給電部50に電気的に接続される。
以上説明したようにこの第2の実施形態では、第1の実施形態による効果に加えて以下の効果を奏する。即ち、第1又は第2の支持体11、12のいずれかが後方に退避して給電部50と接触することで、初めて通電が行われるため、レセプタクル10をショート等から保護することができる。
3.その他の実施形態:
コネクターが備えられる電子機器は、PCに限定されない。即ち、コネクターを備える電子機器であればどのようなものであってもよい。
コネクターが備えられる電子機器は、PCに限定されない。即ち、コネクターを備える電子機器であればどのようなものであってもよい。
また、第1及び第2の支持体11、12を退避させる変位機構は、クランク機構に限定されない。例えば、レセプタクル10の内壁にスライド溝を設け、第1及び第2の支持体11、12のいずれかがこのスライド溝に沿って退避する構成としてもよい。
そして、本発明のコネクターをオス側コネクターに適用する場合、オス側コネクターは、例えば、図1、2に示す、第1の支持体11と、第2の支持体12と、クランク機構13と、を備えることとなる。そして、このように構成されたオス側コネクターは、USB2.0/1.1に対応したメス側コネクターと嵌合する。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。
即ち、上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
即ち、上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
1…電子機器、10…レセプタクル、11…第1の支持体、12…第2の支持体、13…クランク機構、20…ハウジング受け、21、23…第2端子、22、24…第1端子、30…コネクター、31…支持体、32…端子、33…プラグシェル、40…ハウジング、50…給電部、100…USBメモリー
Claims (5)
- USB規格のコネクターと嵌合するコネクターにおいて、
所定の電圧又は信号が流れる第1端子と、同第1端子と電気的に絶縁された第2端子とが配置された1組の支持体と、
前記各支持体を、前記各端子を向かい合わせた状態で、コネクター挿入方向に相対的に変位させる変位機構と、を有し、
前記各支持体に配置される各端子は、前記支持体の位置を変位させた際、前方に位置する前記支持体の前記第1端子及び前記第2端子が、それぞれ、後方に位置する前記支持体の前記第2端子に接触するよう配置されている、コネクター。 - 前記変位機構は、前記各支持体を、前記コネクターの挿入方向に、互いに変位させるクランク機構を備える、請求項1に記載のコネクター。
- 前記所定の電圧又は信号が流れる給電部を有し、
前記第1端子は、前記支持体を変位させた際、後方に位置する前記支持体の前記第1端子が、前方に位置する前記支持体の前記第1端子に接続する位置であって、且つ、前記給電部と接触する位置に配置されている、請求項1から請求項2のいずれかに記載のコネクター。 - 前記第2端子は、付勢力を備える板バネである、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクター。
- USB規格のコネクターと嵌合するコネクターを有する電子機器において、
前記コネクターは、
所定の電圧又は信号が流れる第1端子と、同第1端子群と電気的に絶縁された第2端子とが配置され、前記各端子を向かい合わせた状態で位置する1組の支持体と、
前記各支持体を、コネクター挿入方向に相対的に変位させる変位機構と、を有し、
前記各支持体に配置される各端子は、前記支持体の位置を変位させた際、前方に位置する前記支持体の前記第1端子及び前記第2端子が、それぞれ、後方に位置する前記支持体の前記第2端子に接触するよう配置されている、電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012228550A JP2014082079A (ja) | 2012-10-16 | 2012-10-16 | コネクター、及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012228550A JP2014082079A (ja) | 2012-10-16 | 2012-10-16 | コネクター、及び電子機器 |
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JP2014082079A true JP2014082079A (ja) | 2014-05-08 |
Family
ID=50786103
Family Applications (1)
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JP2012228550A Pending JP2014082079A (ja) | 2012-10-16 | 2012-10-16 | コネクター、及び電子機器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2014082079A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015220009A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 日本電気株式会社 | プラグコネクタ |
-
2012
- 2012-10-16 JP JP2012228550A patent/JP2014082079A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015220009A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 日本電気株式会社 | プラグコネクタ |
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