JP2015219982A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タブとケースとの短絡の発生を抑制すること。
【解決手段】電極組立体11の上面11aでは、複数の負極タブ19が電極組立体11の積層方向Lに2つに分割されてそれぞれ集められることにより、第1タブ群31及び第2タブ群32が設けられている。第1タブ群31の第1曲げ部33及び第2タブ群32の第2曲げ部35は、第1タブ群31及び第2タブ群32を互いに近づく方向に湾曲させている。第1タブ群31の第1延出部34の上面34aに第2タブ群32の第2延出部36が重なっている。第1延出部34及び第2延出部36は、その重なり方向の両側から負極導電部材25と保持部材40とによって挟持された状態で、負極導電部材25及び保持部材40と接合されている。保持部材40は第1延出部34の下面34bに位置しており、保持部材40によって第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間隙が保持される。
【選択図】図4

Description

この発明は、蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。この種の二次電池は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1の二次電池150は、図6に示すように、ケース151内に電極組立体152を収容するとともに、その電極組立体152に端子部材153を接続することによって構成されている。電極組立体152は、金属箔154aに負極活物質層154bが塗工された負極電極154と、金属箔155aに正極活物質層155bが塗工された正極電極155とを備えている。そして、電極組立体152は、負極電極154と正極電極155の間にセパレータ156を介在させて層状に形成されている。
こうした特許文献1のような二次電池150を備えた蓄電装置では、例えば負極電極154の金属箔154aと正極電極155の金属箔155aとのそれぞれに、活物質が塗工されていない領域であるタブが形成されている。そして、このタブが複数集められたものがタブ群として端子部材153と接続されている。タブ群は、例えば複数のタブが集められた状態で、電極組立体152の積層方向における一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲されている。そして、タブ群では、湾曲もしくは屈曲された部分から電極組立体152の積層方向の他方に延出された延出部が、端子部材153と接触して接続されている。
特開2002−298825号公報
ところで、タブ群は端子部材153と溶接されることにより接続されている。溶接によってタブ群と端子部材153とが接合されると、その接合面積の大きさが端子部材153での集電効率に反映される。したがって、タブ群の端子部材153との接合面積が大きい方が望ましい。タブ群における端子部材153との接合面積を大きくするためには、各タブの長さを長くすることにより、全タブが重合する領域の面積を大きくする必要がある。
しかしながら、電極組立体152の積層方向における一方から他方に向けて湾曲もしくは屈曲されたタブ群では、タブ群を構成する複数のタブのうちで、その曲げ方向において外周側に位置するタブほど、タブの先端が飛び出して位置している。このため、こうしたタブ群では、特にその曲げ方向において外周側に位置するタブの先端が、ケース151の内面に接触するおそれがある。仮に、タブの先端がケース151の内面に接触すると、タブとケース151とが短絡するおそれがある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、タブとケースとの短絡の発生を抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する蓄電装置は、電極が層状の積層構造をなす電極組立体と、電極組立体との間で電気を授受する端子部材とを備え、電極組立体がケース内に収容された蓄電装置である。電極は、縁部から突出した形状のタブを有し、電極組立体の上面には、複数のタブが電極組立体の積層方向に2つに分割されてそれぞれ集められた第1タブ群及び第2タブ群が設けられている。第1タブ群は、湾曲もしくは屈曲された第1曲げ部と、第1曲げ部から延出された第1延出部とを有し、第2タブ群は、湾曲もしくは屈曲された第2曲げ部と、第2曲げ部から延出された第2延出部とを有している。第1曲げ部及び第2曲げ部は、第1タブ群及び第2タブ群を互いに近づく方向に湾曲もしくは屈曲させており、第1延出部の上面に第2延出部が重なっている。端子部材は、第1延出部の下面に位置した状態で第1延出部及び第2延出部と接合され、第1延出部と電極組立体の上面との間隙を保持する保持部材を含んでいる。
上記構成によれば、第1タブ群及び第2タブ群が、曲げ部によって互いに近づく方向に湾曲もしくは屈曲されている。そして、第1タブ群及び第2タブ群では、第1延出部の上面に第2延出部が重なっている。こうしたタブ群では、第1タブ群と第2タブ群とで、そのタブの経路差が比較的小さい状態となる。このため、タブ群の曲げ部の曲げ方向において外周側に位置するタブの先端の飛び出し量を抑えることができる。そして、第1タブ群と第2タブ群とは、第1延出部及び第2延出部が保持部材によって保持された状態で接合される。したがって、タブとケースとの短絡の発生を抑制することができる。
第1タブ群の構成としては、例えば第2タブ群よりもタブの枚数が多い構成が好ましい。
第2タブ群では、第2延出部が第1延出部の上面に重なっている第1タブ群と比較して、タブが外側に広がりやすい。上記構成によれば、第2タブ群のタブの枚数を第1タブ群よりも少なくすることにより、第2タブ群におけるタブの広がりを抑制することができる。したがって、第2タブ群のタブの先端がケースの内面に接触して短絡が生じることを抑制することができる。
保持部材としては、例えば第1延出部と接合する接合部と、接合部から電極組立体の上面に向けて延設された脚部と、を有するものが採用可能である。
上記構成によれば、保持部材の脚部をタブに接触させることにより、第1延出部と電極組立体の上面との間隙を形成することができる。そして、タブ群と端子部材との接合に際して、この間隙に溶接用電極を挿入しやすくなる。したがって、保持部材の脚部といった簡易な構成によって、タブ群と端子部材との溶接を適切に行うことができる。
上記蓄電装置において、前記蓄電装置の好適な例としては、二次電池を挙げることができる。
本発明によれば、タブとケースとの短絡の発生を抑制できる。
本実施形態における二次電池の分解斜視図。 二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 電極組立体の断面図。 別の実施形態における電極組立体の断面図。 従来の二次電池を示す断面図。
以下、蓄電装置を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、蓄電装置としての二次電池10には、ケース21に電極組立体11が収容されている。ケース21は、四角箱状のケース本体22と、ケース本体22の開口部22aを閉塞する矩形平板状の蓋体23と、で構成されている。ケース本体22と蓋体23とは、いずれも金属製(例えば、ステンレス製やアルミニウム製)である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池であり、外郭が角型をなす角型電池である。
電極組立体11には、電極組立体11との間で電気を授受する電極端子としての正極端子26及び負極端子27が電気的に接続されている。これら正極端子26及び負極端子27は、蓋体23に所定の間隔をあけて並設された一対の孔23a,23bからケース21の外部に露出されている。そして、正極端子26及び負極端子27には、ケース21から絶縁するためのリング状の絶縁部材26a,27aがそれぞれ取り付けられている。また、図示は省略しているが、ケース21を構成するケース本体22の内面には、ケース本体22とケース本体22の内部に収容された電極組立体11とを絶縁するための絶縁シートが取着されている。
図3に示すように、電極組立体11は、正極金属箔13(例えばアルミニウム箔)の両面に正極活物質が塗工された正極活物質層14を有する正極電極12と、負極金属箔17(例えば銅箔)の両面に負極活物質が塗工された負極活物質層18を有する負極電極16と、を有している。そして、電極組立体11は、正極電極12と負極電極16との間にこれらを絶縁するセパレータ20を介在させて層状をなす積層構造とされている。電極組立体11は、複数の正極電極12と複数の負極電極16とを積層して構成される。すなわち、電極組立体11には、正極電極12と、負極電極16と、セパレータ20とからなる組が複数組、設けられている。
正極電極12は、縁部12aから突出した形状の正極金属箔13からなる正極タブ15を有している。負極電極16は、縁部16aから突出した形状の負極金属箔17からなる負極タブ19を有している。正極タブ15及び負極タブ19は、正極電極12及び負極電極16が積層された状態で、正極タブ15と負極タブ19とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。本実施形態において、各正極タブ15は同じ大きさに形成されており、各負極タブ19は同じ大きさに形成されている。
電極組立体11を構成する各正極電極12は、それぞれの正極タブ15が列状に配置されるように積層される。同様に、電極組立体11を構成する各負極電極16は、それぞれの負極タブ19が列状に配置されるように積層される。そして、電極組立体11の上面11aには、図1に示すように、各正極タブ15が、電極組立体11における積層方向の一方から他方までの範囲で集められて正極タブ群15aが設けられている。また、電極組立体11の上面11aには、各負極タブ19も同様に、電極組立体11における積層方向の一方から他方までの範囲で集められて負極タブ群19aが設けられている。
正極タブ群15aには、電極組立体11と正極端子26とを電気的に接続するための金属製(例えばアルミニウム製)の正極導電部材24が接合されている。また、負極タブ群19aには、電極組立体11と負極端子27とを電気的に接続するための金属製(例えば銅製)の負極導電部材25が接合されている。本実施形態の正極導電部材24及び負極導電部材25は、矩形平板状をなす。
次に、正極タブ群15aと正極導電部材24、及び負極タブ群19aと負極導電部材25の接合構造について、図4にしたがって詳しく説明する。なお、図4には、負極タブ群19aと負極導電部材25との接合構造を図示しているが、この接合構造は正極タブ群15aと正極導電部材24との接合構造と同一構造である。このため、以下では負極タブ群19aと負極導電部材25との接合構造について説明する。以下の説明では、負極タブ19を正極タブ15、負極タブ群19aを正極タブ群15a、負極タブ19の先端部19bを正極タブ15の先端部15b、負極導電部材25を正極導電部材24と読みかえれば、正極タブ群15aと正極導電部材24の接合構造の説明となる。
図4に示すように、本実施形態における負極タブ群19aは、第1タブ群31と第2タブ群32とで構成されている。第1タブ群31と第2タブ群32とは、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方までの範囲内に位置する負極タブ19の全枚数のうち、均等の枚数ずつ2つに分割された複数の負極タブ19をそれぞれ有している。
なお、電極組立体11における負極タブ19の全枚数が偶数であって、電極組立体11の積層方向Lにおける最外層にそれぞれ負極電極16が配置される場合では、多くの場合は電極組立体11における正極タブ15の全枚数が奇数となる。このため、複数の正極タブ15によって第1タブ群31と第2タブ群32とを形成する場合では、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方までの範囲内に位置する正極タブ15の全枚数が均等に2つに分割されることにより、構成する正極タブ15に1枚の枚数差のある第1タブ群31と第2タブ群32とが形成されることとなる。
本実施形態では、具体的には、第1タブ群31は、一方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H4」を付す)に、他方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H3」を付す)が接近するように集められることにより形成されている。第2タブ群32は、他方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H1」を付す)に、一方の最も外側の負極タブ19(図4に符号「H2」を付す)が接近するように集められることにより形成されている。
第1タブ群31は、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方に向けてそれぞれ湾曲された第1曲げ部33と、その第1曲げ部33から電極組立体11の積層方向Lの他方に向けて延出された第1延出部34と、を備えている。第2タブ群32は、電極組立体11の積層方向Lの他方から一方に向けてそれぞれ湾曲された第2曲げ部35と、その第2曲げ部35から電極組立体11の積層方向Lの一方に向けて延出された第2延出部36と、を備えている。第1タブ群31及び第2タブ群32は、曲げ部33,35によって互いに近づく方向に湾曲されている。すなわち、第1タブ群31及び第2タブ群32は、曲げ部33,35によって電極組立体11の積層方向Lにおける中央に向かってそれぞれ湾曲されている。そして、第1延出部34の上面34aと第2延出部36の下面36bとが接触するように、第1延出部34の上面34aに第2延出部36が重なっている。なお、第1延出部34の上面34aは、第1タブ群31の曲げ部33の曲げ方向における最も外周側に位置する負極タブ19(H4)で構成されている。第2延出部36の下面36bは、第2タブ群32の曲げ部35の曲げ方向における最も内周側に位置する負極タブ19(H2)で構成されている。
第2延出部36とケース21の蓋体23との間には、第2延出部36の上面36aと接触するように負極導電部材25が配置されている。第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間には、第1延出部34の下面34bと接触するように保持部材40が配置されている。すなわち、第1延出部34及び第2延出部36は、その重なり方向の両側から負極導電部材25と保持部材40とによって挟持されている。なお、第2延出部36の上面36aは、第2タブ群32の曲げ部35の曲げ方向における最も外周側に位置する負極タブ19(H1)で構成されている。第1延出部34の下面34bは、第1タブ群31の曲げ部33の曲げ方向における最も内周側に位置する負極タブ19(H3)で構成されている。
保持部材40は、金属製(例えば銅製)であり、第1延出部34の下面34bと接触して位置する平板状の接合部41と、電極組立体11の積層方向Lにおける接合部41の両端から電極組立体11の上面11aに向けてそれぞれ延設された2つの脚部42と、を有している。
接合部41は、電極組立体11の積層方向Lにおける大きさが、タブ群31,32の延出部34,36と同程度であり、負極タブ19の幅方向(図4の紙面に対して直交する方向)の大きさが、タブ群31,32の延出部34,36と同程度である。
また、本実施形態の脚部42は、接合部41の両端から電極組立体11の積層方向Lにおいて先端部42aが互いに近づくように延設されている。そして、2つの脚部42のうちの一方の先端部42aは、第1タブ群31の曲げ部33の曲げ方向における最も内周側に位置する負極タブ19(H3)と面している。2つの脚部42のうちの他方の先端部42aは、第2タブ群32の曲げ部35の曲げ方向における最も内周側に位置する負極タブ19(H2)と面している。
そして、延出部34,36、負極導電部材25、及び保持部材40は、抵抗溶接によって接合されて溶接部位Wが形成されることにより、電気的に接続される。抵抗溶接は、接合対象(図4ではタブ群31,32、負極導電部材25、及び保持部材40)を、一対の溶接用電極で挟み込んで溶着する方式である。本実施形態での溶接は、一対の溶接用電極のうち、一方の電極を負極導電部材25の上面25aに接触させ、他方の電極を保持部材40の接合部41の下面41bに接触させた状態で行われる。こうして負極タブ群19a、負極導電部材25、及び保持部材40が接合されることにより、負極導電部材25及び保持部材40が電極組立体11との間で電気を授受する端子部材として機能する。
以下、本実施形態の二次電池10の作用を説明する。
本実施形態のタブ群15a,19aは、曲げ部33,35によって互いに近づく方向に湾曲された第1タブ群31及び第2タブ群32で構成されている。そして、第1タブ群31及び第2タブ群32では、第1延出部34の上面34aに第2延出部36が重なっている。こうしたタブ群15a,19aでは、第1タブ群31と第2タブ群32とで、そのタブ15,19の経路差が比較的小さい状態となる。したがって、第1タブ群31と第2タブ群32とのいずれにおいても、タブ15,19の先端部15b,19bをケース21のケース本体22の内面から離間した位置に位置させることができる。
また、第1延出部34の下面34bに保持部材40を位置させることにより、第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間隙が保持される。換言すると、保持部材40は、第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間に空間を形成している。このため、溶接に際して導電部材25、延出部34,36、及び保持部材40を電極で挟持する場合に、保持部材40の接合部41の下部に電極を挿入させやすくなる。
以上説明したように、本実施形態によれば以下に示す効果を得ることができる。
(1)タブ群15a,19aを、曲げ部33,35によって互いに近づく方向に湾曲された第1タブ群31及び第2タブ群32で構成させている。このため、タブ群15a,19aのタブ15,19の経路差が小さくなり、曲げ部33,35の曲げ方向において外周側に位置するタブ15,19の先端部15b,19bの飛び出し量を抑えることができる。そして、第1タブ群31と第2タブ群32とは、第1延出部34及び第2延出部36が保持部材40によって保持された状態で接合される。したがって、タブ15,19とケース21との短絡の発生を抑制することができる。
(2)第1延出部34の下面34bに保持部材40を位置させることにより、導電部材24,25と延出部34,36との溶接に際して、第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間に電極を挿入するための空間を形成させることができる。したがって、タブ群15a,19aと導電部材24,25との溶接を適切に行うことができる。
(3)保持部材40では、脚部42をタブ15,19に接触させることにより、第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間隙を形成することができる。したがって、保持部材40の脚部42といった簡易な構成によって、タブ群15a,19aと導電部材24,25との溶接を適切に行うことができる。
(4)第2タブ群32よりも電極組立体11に近接した位置に位置する第1タブ群31が、保持部材40によって保持された状態となっている。このため、第1タブ群31を構成するタブ15,19と電極組立体11の上面11aとの間に保持部材40が介在することとなるため、保持部材40によってタブ15,19の先端部15b,19bが電極12,16と接触することが抑制され、短絡が生じることを抑制することができる。
(5)タブ群31,32を曲げ部33,35で湾曲させることによりタブ群15a,19aが形成されている。このため、タブ群31,32に曲げ部33,35を形成させない場合と比較して、タブ群31,32が位置する電極組立体11の上面11aとケース21の蓋体23との間の間隙を小さくすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
○ 図5に示すように、保持部材として、電極組立体11の積層方向Lにおける接合部51の両端から電極組立体11の上面11aに向けて上面11aに対し直交する方向にそれぞれ延設された2つの脚部52を有する保持部材50を採用しても良い。この保持部材50では、2つの脚部52のうちの一方の先端部52aが、第1タブ群31の曲げ部33の曲げ方向における最も内周側に位置する負極タブ19(H3)と面している。2つの脚部52のうちの他方の先端部52aが、第2タブ群32の曲げ部35の曲げ方向における最も内周側に位置する負極タブ19(H2)と面している。なお、図5では、負極タブ群19a、負極導電部材25、及び保持部材50の接合態様について示しているが、正極タブ群15a、正極導電部材24、及び保持部材50の接合も、図5に示す態様と同様の態様が採用可能である。こうした形態によれば、上記実施形態で得ることのできる効果(1)〜(5)と同様の効果を得ることができる。
○ 図4に示した保持部材40や、図5に示した保持部材50以外の形状を有する保持部材を採用しても良い。要するに、第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間隙を保持することのできる形状を有していれば、保持部材として採用可能である。
○ 保持部材40,50が導電部材24,25を兼ねるようにしても良い。この形態では、導電部材24,25を図4に示した保持部材40や図5に示した保持部材50等の形状とし、導電部材24,25が第1延出部34の下面34bに位置した状態で第1延出部34及び第2延出部36とともに接合される。具体的には、溶接用電極が第2延出部36の上面36aと保持部材としての導電部材24,25とに接触した状態で溶接が行われることにより、タブ群15a,19aと導電部材24,25とが接合される。こうした導電部材24,25によっても、第1延出部34と電極組立体11の上面11aとの間隙を保持することができる。
○ 第1タブ群31が第2タブ群32よりもタブ15,19の枚数が多くなるように、複数のタブ15,19を分割させても良い。この形態は次の場合に生じ得る。例えば、複数のタブ15,19の全枚数が奇数であり、第1タブ群31と第2タブ群32とでタブ15,19の枚数を均等に分割させると、第1タブ群31の方が第2タブ群32よりもタブ15,19の枚数が1枚多くなるため、上記形態が生じ得る。また、複数のタブ15,19の全枚数が奇数か偶数かによらず、第1タブ群31の方が第2タブ群32よりもタブ15,19の枚数が多くなるようにタブ15,19を分割させると、上記形態が生じ得る。こうした形態によれば、上記実施形態で得ることのできる効果(1)〜(5)と同様の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(6)第2タブ群32では、第2延出部36が第1延出部34の上面34aに重なっている第1タブ群31と比較して、タブ15,19が外側に広がりやすい。上記形態によれば、第2タブ群32のタブ15,19の枚数を第1タブ群31よりも少なくすることにより、第2タブ群32におけるタブ15,19の広がりを抑制することができる。したがって、第2タブ群32のタブ15,19の先端部15b,19bがケース21の内面に接触して短絡が生じることを抑制することができる。
○ 正極タブ群15aと負極タブ群19aとのいずれか一方のみを、図4及び図5や上記別例に示した態様で溶接させるようにしても良い。この形態では、正極タブ群15aと負極タブ群19aとのいずれか他方が、例えば、電極組立体11の積層方向Lの一方から他方の範囲内に位置するタブが分割されることなく1つのタブ群として集められる。そして、こうした1つのタブ群では、曲げ部の曲げ方向における外周側の最外層に位置するタブの延出部や、曲げ部の曲げ方向における内周側の最外層に位置するタブの延出部に導電部材24,25を接触させた状態で位置させて、導電部材24,25とタブ群とが電気的に接続されている。
○ 曲げ部33,35は、タブ群31,32を屈曲させるものであってもよい。
○ 図4や図5に示すように、導電部材24,25と保持部材40,50とをタブ群15a,19aと接合させる形態では、導電部材24,25は矩形平板状としていたが、例えば円柱状(棒状)や、直方体状等、その他の形状としてもよい。
○ タブ群15a,19a、導電部材24,25、及び保持部材40,50との接合は、超音波溶接等、抵抗溶接以外の方式で行うことも可能である。
○ 正極金属箔13として、アルミニウム以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 負極金属箔17として、銅以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 正極電極12の片面のみが正極活物質を塗工してなる正極活物質層14を有するものであってもよい。
○ 負極電極16の片面のみが負極活物質を塗工してなる負極活物質層18を有するものであってもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 二次電池10は、電極組立体11において正極タブ15と負極タブ19とを異なる縁部に設けた二次電池でもよい。例えば、電極組立体11において、正極タブ15を設けた縁部とは反対側の縁部に負極タブ19を設けてもよい。
○ ケース21の形状を変更してもよい。例えば、ケース21は円筒型でもよい。
○ 本発明を、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置に具体化してもよい。
10…二次電池、11…電極組立体、12…正極電極、12a,16a…縁部、15…正極タブ、15a…正極タブ群、15b,19b…先端部、16…負極電極、19…負極タブ、19a…負極タブ群、20…セパレータ、21…ケース、22…ケース本体、23…蓋体、24…正極導電部材、25…負極導電部材、26…正極端子、27…負極端子、31…第1タブ群、32…第2タブ群、33…第1曲げ部、34…第1延出部、35…第2曲げ部、36…第2延出部、40,50…保持部材、41,51…接合部、42,52…脚部、W…溶接部位。

Claims (4)

  1. 電極が層状の積層構造をなす電極組立体と、前記電極組立体との間で電気を授受する端子部材とを備え、前記電極組立体がケース内に収容された蓄電装置であって、
    前記電極は、縁部から突出した形状のタブを有し、
    前記電極組立体の上面には、複数の前記タブが前記電極組立体の積層方向に2つに分割されてそれぞれ集められた第1タブ群及び第2タブ群が設けられ、
    前記第1タブ群は、湾曲もしくは屈曲された第1曲げ部と、前記第1曲げ部から延出された第1延出部とを有し、前記第2タブ群は、湾曲もしくは屈曲された第2曲げ部と、前記第2曲げ部から延出された第2延出部とを有し、
    前記第1曲げ部及び前記第2曲げ部は、前記第1タブ群及び前記第2タブ群を互いに近づく方向に湾曲もしくは屈曲させており、
    前記第1延出部の上面に前記第2延出部が重なっており、
    前記端子部材は、前記第1延出部の下面に位置した状態で前記第1延出部及び前記第2延出部と接合され、前記第1延出部と前記電極組立体の上面との間隙を保持する保持部材を含むことを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記第1タブ群は前記第2タブ群よりも前記タブの枚数が多い請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記保持部材は、前記第1延出部と接合する接合部と、前記接合部から前記電極組立体の上面に向けて延設された脚部と、を有する請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
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