JP6394867B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電極組立体が、タブ群を備える蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、走行用モータへの供給電力を蓄える蓄電装置としての二次電池が搭載されている。一般に、二次電池は、電極組立体を収容するケースを備え、そのケース内に電極組立体が収容されている。そして、二次電池からの電力の取り出しは、電極組立体の正極電極及び負極電極それぞれに、導電部材を介して接続された正極及び負極の電極端子を通して行われている。
電極組立体には、例えば、正極電極と負極電極との間にセパレータを介在させた状態で積層した積層型の電極組立体や、帯状の正極電極と帯状の負極電極との間に帯状のセパレータを介在させた状態で捲回した捲回型の電極組立体がある。
図9(a)に示すように、例えば、特許文献1の二次電池80において、ケース88内に収容された電極組立体89は、正極電極である正極板81及び負極電極である負極板82を有し、正極板81は正極タブ81aを有し、負極板82は負極タブ82aを有する。複数枚の正極タブ81aは、積層されてタブ群となった状態で正極端子83と電気的に接続され、複数枚の負極タブ82aは、積層されてタブ群となった状態で負極端子84と電気的に接続されている。
図9(b)に示すように、正極タブ81aと正極端子83とは、例えば、正極端子83に対して正極タブ81aがタブ群となった状態で溶接によって接合され、溶接部90で全ての正極タブ81aと正極端子83とが導通している。同様に、負極タブ82aと負極端子84とは、負極端子84に対して負極タブ82aがタブ群となった状態で溶接によって接合され、溶接部90で全ての負極タブ82aと負極端子84とが導通している。
特開2012−14935号公報
ところで、正極のタブ群、及び負極のタブ群において、溶接部90よりも先端側は自由端部となっている場合があり、自由端部となったタブ群の先端側が、異なる極性の極板(電極)に接触して短絡する虞がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、タブ群と、異なる極性の電極とが短絡することを抑制することができる蓄電装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、異なる極性の電極を両者の間を絶縁した状態で交互に積層した電極組立体と、前記電極組立体を収容したケースと、を有し、前記電極組立体は、電極の一辺から突出したタブを同一極性同士で積層方向の一端寄りに寄せ集め、かつ積層方向の他端側に折り返して形成されたタブ群を有するとともに、該タブ群が突出するタブ側端面を有する蓄電装置であって、前記タブ群の先端と、該タブ群とは異なる極性の電極との間となる位置に絶縁テープが介在していることを要旨とする。
これによれば、タブ群は、複数のタブを積層方向一端寄りに寄せ集め、かつ他端側に折り返して形成されている。このような構成のタブ群においては、タブ群の全てのタブを導通部で電気的に接続するためには、積層方向一端側のタブほど、導通部からの突出長さが長くなるとともに、導通部から突出した部分はタブ群の余剰部となる。このような余剰部は、タブ群の自由端部として存在するため、外力等を受けると電極組立体に向けて変位しやすい。しかし、絶縁テープにより、タブ群における各タブと、異なる極性の電極とが直接接触することが抑制できる。
また、蓄電装置について、前記絶縁テープは、前記タブ群の先端と、該タブ群を構成するタブのうち最も積層方向他端寄りに位置したタブよりも前記積層方向の外側に位置する電極との間に介在している。
これによれば、タブ群は、積層方向一端から他端側に折り返されていることから、自由端部として存在するタブ群の余剰部は、最も積層方向他端寄りに位置したタブよりも外側に向けて変位しやすいが、絶縁テープにより、タブ群と、異なる極性の電極とが直接接触することが抑制できる。
また、蓄電装置について、前記絶縁テープは、前記タブ群を構成する複数のタブのうち、少なくとも最も積層方向他端寄りに位置するタブの根本に貼り付けられていてもよい。
これによれば、タブの根本に絶縁テープが貼り付けられていると、その絶縁テープによって電極組立体のタブ側端面を覆うことができる。このため、タブ群が変位したとき、タブ群の余剰部が電極組立体のタブ側端面に近付くが、絶縁テープによって、タブ群の余剰部がタブ側端面に露出した異なる極性の電極に直接接触することを回避することができる。
また、蓄電装置について、前記絶縁テープは、前記タブ群の先端側に貼り付けられていてもよい。
これによれば、タブ群と、異なる極性の電極とが直接接触することが抑制でき、タブ群が変位しても、タブ群の余剰部と電極とが短絡してしまうことを抑制できる。
また、蓄電装置について、少なくとも前記電極組立体の積層方向他端に位置する偏平面側に配置されて前記電極組立体の積層方向への長さを調整する厚み調整部材を有し、前記絶縁テープは、前記厚み調整部材を前記電極組立体に固定してもよい。
これによれば、絶縁テープを貼り付けるのに合わせて、厚み調整部材の電極組立体に対する固定も行うことができる。
また、蓄電装置において、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、タブ群と、異なる極性の電極とが短絡することを抑制することができる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 電極組立体及び絶縁テープを示す部分断面図。 正極タブ群及び絶縁テープを示す部分平面図。 絶縁テープを正極タブ群の先端に貼り付けた状態を示す部分断面図。 絶縁テープの別例を示す部分平面図。 (a)及び(b)は背景技術を示す図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1、図2及び図5に示すように、二次電池10はリチウムイオン二次電池であり、その外郭を構成する金属製のケース11を有する。ケース11は、一面に開口部12aを備える有底直方体状のケース本体12と、ケース本体12の開口部12aを塞ぐ蓋13とを有する。ケース本体12は、長方形状の底板12bと、底板12bの対向する一対の短側縁から立設された短側壁12cと、底板12bの対向する一対の長側縁から立設された長側壁12dとを有する。ケース11には、電極組立体14及び電解質としての電解液(図示略)が収容されている。電極組立体14は、ケース本体12の内部空間が直方体形状であることに対応させて、全体として直方体形状である。
図4に示すように、電極組立体14は、矩形シート状の正極電極22、及び矩形シート状の負極電極21と、樹脂製であり、電気伝導に係るイオン(リチウムイオン)が通過可能な多孔質膜で形成されたセパレータ23とを積層して形成されている。負極電極21は、矩形状の負極用金属箔(本実施形態では銅箔)21aと、その負極用金属箔21aの両面(表面)に設けられた矩形状の負極活物質層21bと、を有する。負極電極21の一辺(上辺)一部には、負極タブ25が、負極用金属箔21aの一部を突出する状態に形成して設けられている。
正極電極22は、矩形状の正極用金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)22aと、その正極用金属箔22aの両面(表面)に設けられた矩形状の正極活物質層22bと、を有する。正極電極22の一辺(上辺)の一部には、正極タブ26が、正極用金属箔22aの一部を突出する状態に形成して設けられている。
図1に示すように、正極電極22は、それぞれの正極タブ26が、電極組立体14の積層方向に沿って列状に配置されるように積層されている。同様に、負極電極21は、それぞれの負極タブ25が積層方向に沿って列状に配置されるように積層されている。
正極電極22、セパレータ23及び負極電極21を積層して形成された直方体状の電極組立体14は、その六つの側面のうち、負極タブ25及び正極タブ26が突出する側面にタブ側端面14aを有するとともに、電極組立体14は積層方向の両端に位置した正面視矩形状の偏平面14bを有する。また、電極組立体14は、六つの側面のうちの一つに、ケース本体12の底板12bに支持される底面14cを有するとともに、底面14cに繋がる四つの面のうち、積層方向の両方の偏平面14bを除く二つの面に端面14dを有する。電極組立体14では、負極電極21と正極電極22とセパレータ23とが、固定テープ45により、相互に固定されている。
図5に示すように、電極組立体14において、ケース11内では両偏平面14bは、長側壁12dに対向している。そして、電極組立体14の両方の偏平面14bと、該偏平面14bに対向する壁部としての長側壁12dとの間には、厚み調整部材50が介装されている。厚み調整部材50は、所定の厚みの樹脂製のフィルムであり、電極組立体14の積層方向の長さに対応し、1枚〜複数枚が重ねられる。厚み調整部材50の正面視形状は、電極組立体14の偏平面14bの正面視形状より僅かに小さい。そして、厚み調整部材50は、固定テープ46によって電極組立体14に固定されている。
電極組立体14は、タブ側端面14aに正極タブ群42を備える。正極タブ群42は、全ての正極タブ26を、電極組立体14における積層方向の一端の最外層から他端の最外層までの範囲に集めて形成されている。
また、図1及び図3に示すように、電極組立体14は、タブ側端面14aに負極タブ群41を備える。負極タブ群41は、全ての負極タブ25を、電極組立体14における積層方向の一端の最外層から他端の最外層までの範囲で集めて形成されている。
正極タブ群42には、電極組立体14と正極端子52とを電気的に接続するための正極導電部材62が接合されている。また、負極タブ群41には、電極組立体14と負極端子51とを電気的に接続するための負極導電部材61が接合されている。
正極導電部材62及び負極導電部材61は、矩形平板状をなす。また、正極導電部材62及び負極導電部材61の短手方向に沿う長さは、電極組立体14の積層方向に沿う長さよりも短くされている。そして、正極導電部材62及び負極導電部材61は、正極タブ群42及び負極タブ群41に接合した際に、他の部材と干渉しない長さとされている。
次に、正極タブ群42について、詳しく説明する。なお、以下、正極タブ群42を図示しているが、正極タブ群42の構造は負極タブ群41の構造と同一であるため、負極タブ群41の説明は省略する。以下の説明では、正極タブ26を負極タブ25、正極タブ群42を負極タブ群41、正極導電部材62を負極導電部材61と読みかえれば、負極タブ群41の構造の説明となる。
図5に示すように、正極タブ群42において、正極タブ26のうち、電極組立体14の最も積層方向一端寄りに位置する正極タブ26を第1正極タブ261と記載する。なお、負極タブ群41では、負極タブ25のうち、電極組立体14の最も積層方向一端寄りに位置する負極タブ25を第1負極タブ251とする。また、正極タブ群42において、正極タブ26のうち、電極組立体14の最も積層方向他端寄りに位置する正極タブ26を第2正極タブ262と記載する。なお、負極タブ群41では、負極タブ25のうち、電極組立体14の最も積層方向他端寄りに位置する負極タブ25を第2負極タブ252とする。
正極タブ群42においては、第1正極タブ261に第2正極タブ262が接近するように全ての正極タブ26が寄せ集められている。すなわち、全ての正極タブ26が、積層方向の一端寄りに寄せ集められている。さらに、全ての正極タブ26は、積層方向の他端側に折り返されている。これにより、積層段階で独立していた各正極タブ26は、第1正極タブ261側に集約されて正極タブ群42となっている。この正極タブ群42と正極導電部材62とは、第1正極タブ261に正極導電部材62が当接した状態で抵抗溶接によって接合されることにより、電気的に接続されている。
本実施形態において、各正極タブ26は同じ大きさに形成されている。このため、電極組立体14の積層方向において、第1正極タブ261からの離間距離が長い正極タブ26ほど、正極タブ群42として集約される部分での長さが短い。このため、全ての正極タブ26での導通部W(図5において、色の濃い部分)は、第2正極タブ262における他の正極タブ26との重合領域に合わせて設けられている。本実施形態では、導通部Wによって正極タブ群42と正極導電部材62が接合されて、これらが電気的に接続されている。
また、正極タブ群42において、正極タブ26のタブ側端面14aからの延出方向における導通部Wよりも先端側では、全ての正極タブ26が自由端部となっており、正極導電部材62に対して非接合状態となっている。また、最も積層方向一端寄りの第1正極タブ261ほど、導通部Wから正極タブ群42の先端への突出長さが長くなり、最も積層方向他端寄りの第2正極タブ262ほど、導通部Wから正極タブ群42の先端への突出長さが短くなっている。そして、正極タブ群42において、導通部Wよりも突出し、余った部分が、正極タブ群42の先端側に設けられた余剰部29であり、余剰部29は正極タブ群42では自由端部となっている。
正極タブ群42は、タブ側端面14aからの正極タブ26の延出方向に対して湾曲する曲げ部27と、その曲げ部27から電極組立体14の積層方向に延出する延出部28と、延出部28よりも先端側で屈曲させられた余剰部29とを備える。余剰部29は、ケース本体12の内面と接触する手前で屈曲させて形成されている。また、余剰部29は、最も積層方向他端寄りの第2正極タブ262よりも、積層方向の外側(他端側)近くで屈曲されている。
図5及び図6に示すように、正極タブ群42において、第2正極タブ262の根本(基端側)には、絶縁テープ43が貼り付けられている。絶縁テープ43は、第2正極タブ262の根本から厚み調整部材50に亘って貼り付けられており、絶縁テープ43は、厚み調整部材50を電極組立体14に固定している。すなわち、絶縁テープ43は、正極タブ群42のうち、最も積層方向他端寄りの第2正極タブ262から、積層方向他端に位置した厚み調整部材50に亘って貼り付けられている。よって、絶縁テープ43は、タブ側端面14aのうち、最も積層方向他端寄りの第2正極タブ262よりも積層方向外側に位置した部分を覆っている。
ここで、タブ側端面14aからの正極タブ群42の延出方向に沿って延び、かつ正極タブ群42の先端を通過する直線を仮想線Lとすると、絶縁テープ43は、この仮想線L上に位置している。また、絶縁テープ43は、仮想線L上において、正極タブ群42の先端(余剰部29の先端)と、タブ側端面14aとの間に介在し、正極タブ群42の先端(余剰部29の先端)を、タブ側端面14aから隔離している。
なお、第2正極タブ262において、絶縁テープ43が貼り付けられた根本とは、第2正極タブ262がタブ側端面14aから延出し始めた位置から、延出方向に沿って仮想線Lを曲げ部27に向かって越えた位置までの領域である。そして、第2正極タブ262の根本に含まれる領域のうち、延出方向に沿った領域は、余剰部29が外力を受けて変位し得る領域よりも大きい。
図6に示すように、各正極タブ26の面に沿い、かつ延出方向に直交する方向を正極タブ群42の幅方向とする。この幅方向に沿った絶縁テープ43の長さは、幅方向に沿った正極タブ群42の長さより長い。このため、絶縁テープ43は、第2正極タブ262の根本において、幅方向の全体だけでなく、幅方向の両端よりも外側に位置するタブ側端面14aにも貼り付けられ、タブ側端面14aの一部を覆っている。
次に、二次電池10の作用を記載する。
二次電池10では、その使用時等に外力を受けた場合、自由端部である正極タブ群42の余剰部29が、電極組立体14のタブ側端面14a、特に第2正極タブ262よりも積層方向外側に位置したタブ側端面14aに向けて変位することがある。しかし、その変位した先には絶縁テープ43が存在しており、変位した余剰部29における各正極タブ26は絶縁テープ43に接触する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)正極タブ群42の余剰部29が、タブ側端面14aに向けて変位しても、絶縁テープ43によって、その余剰部29を構成した正極タブ26が、タブ側端面14aに露出した負極電極21に接触することを抑制できる。このため、正極タブ群42が自由端部である余剰部29を有していても、正極タブ群42と負極電極21が短絡することを抑制できる。
(2)絶縁テープ43は、最も積層方向他端寄りの第2正極タブ262の根本から、その第2正極タブ262よりも積層方向外側に位置した厚み調整部材50に亘って貼り付けられている。よって、絶縁テープ43は、タブ側端面14aのうち、第2正極タブ262よりも積層方向の外側の部分を覆っている。正極タブ群42の余剰部29は積層方向他端側に位置し、第2正極タブ262よりも積層方向外側のタブ側端面14aに接触しやすいが、この接触を絶縁テープ43によって抑制することができる。
(3)絶縁テープ43は、正極タブ群42の根本に貼り付けられる。正極タブ群42の根本はタブ側端面14aに近く、絶縁テープ43を正極タブ群42の根本からタブ側端面14aに亘って貼り付けることができる。このため、タブ側端面14aに露出した負極電極21を絶縁テープ43で覆うことができ、正極タブ群42と負極電極21が短絡することを抑制できる。また、正極タブ群42において、自由端部で変位しやすい余剰部29に絶縁テープ43を貼り付ける場合と比べると、絶縁テープ43を貼り付ける作業が行いやすい。
(4)絶縁テープ43は、電極組立体14に厚み調整部材50を固定するためのテープとしても機能する。よって、厚み調整部材50を電極組立体14に固定するのに合わせて、正極タブ群42と負極電極21との短絡を抑制するための絶縁テープ43も貼り付けることができる。したがって、厚み調整部材50の固定と、正極タブ群42と負極電極21との短絡抑制とを、別々にテープを貼り付けて行う場合と比べると、作業が減り、二次電池10の製造が容易になる。
(5)幅方向に沿った絶縁テープ43の長さは、幅方向への正極タブ群42の幅より長い。このため、万一、図6の2点鎖線に示すように、余剰部29が幅方向へ折れ曲がっていても、その折れ曲がった先には絶縁テープ43が存在しており、正極タブ群42と負極電極21が短絡することを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図7に示すように、絶縁テープ43を正極タブ群42の先端部である余剰部29に貼り付け、正極タブ群42と負極電極21との間に絶縁テープ43を介在させてもよい。
○ 図8に示すように、絶縁テープ43を、厚み調整部材50の固定用ではなく、電極組立体14の積層方向、及び偏平面14bの面に沿う方向への移動規制用に使用してもよい。例えば、絶縁テープ43を、長手方向の一端側で二股状に分割し、分割片43bを形成するとともに、長手方向の他端側に、二股状に分割しない帯状の本体部43cを形成する。そして、絶縁テープ43の分割片43bを、正極タブ群42の幅方向両側を通過させて一方の偏平面14bに貼り付けるとともに、本体部43cを、正極タブ群42の根本から他方の偏平面14bに貼り付ける。このように構成することで、厚み調整部材50を用いない場合には、絶縁テープ43を、電極組立体14の積層ずれ抑制用にも使用することができる。その結果、電極組立体14の積層ずれ抑制を固定テープ45で行った後、短絡抑制のために絶縁テープ43を貼り付ける作業を行う必要がなく、二次電池10の製造が容易になる。
○ 幅方向に沿った絶縁テープ43の長さを、幅方向に沿った第2正極タブ262の長さと同じにし、絶縁テープ43は、第2正極タブ262の根本だけに貼り付け、タブ側端面14aに貼り付けなくてもよい。
○ 絶縁テープ43は、第2正極タブ262の根本だけでなく、曲げ部27に至るまで貼り付けてもよい。
○ 電極組立体14を構成する負極電極21及び正極電極22の枚数は適宜変更してもよい。
○ 実施形態では、負極電極21は、負極用金属箔21aの両面に負極活物質層21bを有するとしたが、負極用金属箔21aの片面のみに負極活物質層21bを有していてもよい。同様に、正極電極22は、正極用金属箔22aの両面に正極活物質層22bを有するとしたが、正極用金属箔22aの片面のみに正極活物質層22bを有していてもよい。
○ 例えば、電極組立体14の積層方向の両端に位置する電極を、正極用金属箔22aの片面のみに正極活物質層22bを有する正極電極22としてもよく、この場合、絶縁テープ43は、負極タブ群41と正極電極22とを絶縁するために、負極タブ群41の根本又は先端に貼り付けられるのが好ましい。
○ 実施形態において、正極タブ群42だけでなく、負極タブ群41に対しても、根本又は先端に絶縁テープ43を貼り付けてもよい。
○ 電極組立体14に、3つ以上のタブ群を形成してもよい。この場合、複数の正極タブ群42と単数の負極タブ群41の組み合わせ、単数の正極タブ群42と複数の負極タブ群41の組み合わせ、又は複数の正極タブ群42と複数の負極タブ群41の組み合わせのいずれであってもよい。そして、これらのタブ群の全てに絶縁テープ43を貼り付けるようにしてもよいし、いずれか単数又は複数のタブ群に絶縁テープ43を貼り付けるようにしてもよい。
○ 上記実施形態のような積層型の二次電池10に限らず、帯状の正極電極と負極電極を捲回して層状の積層構造をなす捲回型の二次電池に絶縁テープ43を適用してもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、負極活物質と正極活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 電気二重層コンデンサ等の蓄電装置に具体化してもよい。
10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、14…電極組立体、14a…タブ側端面、14b…偏平面、21…負極電極、22…正極電極、25…負極タブ、26…正極タブ、41…負極タブ群、42…正極タブ群、43…絶縁テープ、50…厚み調整部材。

Claims (5)

  1. 異なる極性の電極を両者の間を絶縁した状態で交互に積層した電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、を有し、
    前記電極組立体は、電極の一辺から突出したタブを同一極性同士で積層方向の一端寄りに寄せ集め、かつ積層方向の他端側に折り返して形成されたタブ群を有するとともに、該タブ群が突出するタブ側端面を有する蓄電装置であって、
    前記タブ群の先端と、該タブ群とは異なる極性の電極との間となる位置に絶縁テープが介在し
    前記絶縁テープは、前記タブ群を構成する複数のタブのうち、少なくとも最も積層方向他端寄りに位置するタブの根本に貼り付けられていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 少なくとも前記電極組立体の積層方向他端に位置する偏平面側に配置されて前記電極組立体の積層方向への長さを調整する厚み調整部材を有し、前記絶縁テープは、前記厚み調整部材を前記電極組立体に固定する請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 異なる極性の電極を両者の間を絶縁した状態で交互に積層した電極組立体と、
    前記電極組立体を収容したケースと、を有し、
    前記電極組立体は、電極の一辺から突出したタブを同一極性同士で積層方向の一端寄りに寄せ集め、かつ積層方向の他端側に折り返して形成されたタブ群を有するとともに、該タブ群が突出するタブ側端面を有する蓄電装置であって、
    前記タブ群の先端と、該タブ群とは異なる極性の電極との間となる位置に絶縁テープが介在し、
    少なくとも前記電極組立体の積層方向他端に位置する偏平面側に配置されて前記電極組立体の積層方向への長さを調整する厚み調整部材を有し、前記絶縁テープは、前記厚み調整部材を前記電極組立体に固定することを特徴とする蓄電装置。
  4. 前記絶縁テープは、前記タブ群の先端と、該タブ群を構成するタブのうち最も積層方向他端寄りに位置したタブよりも前記積層方向の外側に位置する電極との間に介在している請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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