JP2015219412A - アンチニュートンリングフィルム - Google Patents
アンチニュートンリングフィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015219412A JP2015219412A JP2014103645A JP2014103645A JP2015219412A JP 2015219412 A JP2015219412 A JP 2015219412A JP 2014103645 A JP2014103645 A JP 2014103645A JP 2014103645 A JP2014103645 A JP 2014103645A JP 2015219412 A JP2015219412 A JP 2015219412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- newton ring
- film
- ring film
- layer
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
【解決手段】アンチニュートンリングフィルムは、透明支持体の一方の面にアンチニュートンリング層を有するアンチニュートンリングフィルムにおいて、アンチニュートンリング層を、凹部の大きさ(開口径、深さ)が均一で、配列がランダムである金型から樹脂組成物を用いて転写した、凸部の大きさ(底面形状、高さ)が均一で、配列がランダムである凸部により形成する。
【選択図】なし
Description
前記金型に、前記樹脂組成物を充填し、前記透明支持体でラミネート後、加熱あるいは、紫外線を照射し、金型から剥離することによって、本発明のアンチニュートンリングフィルムを製造する。
[実施例1]
エッチング法により形成された特定の凹凸形状を賦形転写することができる金型aを用い、金型aにアンチニュートンリング層樹脂液としてアクリルモノマー 50部(メタクリル酸メチル:和光純薬工業社)、多官能性アクリルモノマー 45部(NKエステルA-TMPT-3EO:新中村化学工業社)、光重合開始剤 5部(イルガキュア184:BASF社)の混合液を充填し、その上に透明支持体として厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(コスモシャインA4100:東洋紡績社)を密着させた。その後、アンチニュートンリング層樹脂液に対し高圧水銀灯により紫外線を600mJ/cm2照射して、凸部を硬化させ、金型aから凸部を剥離することで、透明支持体上に凸部の頂点から透明支持体までの厚み(図3:d)が25μmのアンチニュートンリング層が形成された実施例1(図1)のアンチニュートンリングフィルムを作製した。
実施例1の金型の網点パターンの底面の直径を10μmとし、凸部の高さを1.5μmとした以外は実施例1と同様にして、実施例2のアンチニュートンリングフィルムを得た。作製したアンチニュートンリングフィルムは、表面に凸部の高さ1.5μmの均一なランダムな配列の凸部を有していた(図2)。凸部の充填率は、30%であった。
実施例1の透明支持体を、ポリエステルフィルムにハードコート層を備えたハードコートフィルム(KBフィルム G1DSB:きもと社)に代えた以外は、実施例1と同様にして、実施例3のアンチニュートンリングフィルムを得た。
実施例1の金型の網点パターンの底面の直径を15μmとし、凸部の高さを5μmにした以外は実施例1と同様にして、実施例4のアンチニュートンリングフィルムを得た。作製したアンチニュートンリングフィルムは、表面に凸部の高さ5μmの均一なランダムな配列の凸部を有していた。凸部の充填率は、65%であった。
実施例1〜4で得られたアンチニュートンリングフィルムについて、アンチニュートンリング性と透明性、スパークル(ぎらつき)の防止性について評価した。評価結果を表1に示す。
実施例1〜4で得られたアンチニュートンリングフィルムを、透明ガラスの表面に擦り付け、ニュートンリングの発生の有無を目視判定した。ニュートンリングが視認できない物を○と判定した。
実施例1〜4で得られたアンチニュートンリングフィルムのヘーズを、JIS K7136:2000に基づいて、また、全光線透過率を、JIS K7361-1(1997)に基づいて、ヘーズメーター(NDH2000:日本電色工業社)を用いて測定した。
実施例1〜4で得られたアンチニュートンリングフィルムについて、タブレット型PC(iPad:アップル社)の表示画面に載せて画像表示させ、画面のぎらつきを目視判定した。評価は、ぎらつきが目立たないものを「○」、ぎらつきがほとんど目立たないものを「△」、ぎらつきが明らかに目立つものを「×」とした。
b・・・凸部の底面の直径または長径
c・・・凸部の底面部分から、透明支持体などまでの高さ
d・・・凸部の頂点から透明支持体までの厚み
Claims (6)
- 透明支持体の一方の面にアンチニュートンリング層を有するアンチニュートンリングフィルムにおいて、アンチニュートンリング層が、凹部の大きさ(開口径、深さ)が均一で、配列がランダムである金型から樹脂組成物を用いて転写した、凸部の大きさ(底面形状、高さ)が均一で、配列がランダムである凸部により形成されていることを特徴とするアンチニュートンリングフィルム。
- 前記アンチニュートンリング層に形成される凸部の高さが、3μm以下であることを特徴とする請求項1記載のアンチニュートンリングフィルム。
- 前記アンチニュートンリングフィルムにおいて、JIS K7361-1(1997)における全光線透過率が85%以上であり、JIS K7136(2000)におけるヘイズが20%以下になるように、前記アンチニュートンリング層に形成される凸部は、底面積の大きさ、高さ、充填率、屈折率をコントロールされていることを特徴とする請求項1記載のアンチニュートンリングフィルム。
- 前記凸部の形状が、部分球面形状、半球状、砲弾状、または円錐状であり、底面が円形又は、楕円形であり、直径又は、長径が30μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のアンチニュートンリングフィルム。
- 前記樹脂組成物が紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1〜3記載の何れか1項記載のアンチニュートンリングフィルム。
- 前記透明支持体が易接着層を有するポリエチレンテレフタレートフィルム、または、ハードコート層を有するポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載のアンチニュートンリングフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103645A JP6706878B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | アンチニュートンリングフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014103645A JP6706878B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | アンチニュートンリングフィルム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015219412A true JP2015219412A (ja) | 2015-12-07 |
JP2015219412A5 JP2015219412A5 (ja) | 2017-08-03 |
JP6706878B2 JP6706878B2 (ja) | 2020-06-10 |
Family
ID=54778822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014103645A Active JP6706878B2 (ja) | 2014-05-19 | 2014-05-19 | アンチニュートンリングフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6706878B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08313733A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-29 | Dainippon Printing Co Ltd | レンズ配列シート、面光源及び透過型表示体 |
JP2007316292A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学シート及び、その光学シートを用いた光源 |
JP2011513771A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-04-28 | エルジー・ケム・リミテッド | 光学フィルム及び製造方法 |
JP2014510952A (ja) * | 2011-03-15 | 2014-05-01 | エルジー・ケム・リミテッド | マイクロレンズアレイシート及びこれを含むバックライトユニット |
-
2014
- 2014-05-19 JP JP2014103645A patent/JP6706878B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08313733A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-29 | Dainippon Printing Co Ltd | レンズ配列シート、面光源及び透過型表示体 |
JP2007316292A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学シート及び、その光学シートを用いた光源 |
JP2011513771A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-04-28 | エルジー・ケム・リミテッド | 光学フィルム及び製造方法 |
JP2014510952A (ja) * | 2011-03-15 | 2014-05-01 | エルジー・ケム・リミテッド | マイクロレンズアレイシート及びこれを含むバックライトユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6706878B2 (ja) | 2020-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI571651B (zh) | Anti - glare film and display device | |
JP2013200332A (ja) | 表示素子前面用フィルムおよび表面部材付き表示素子 | |
JP6196164B2 (ja) | ペン入力デバイス | |
JP2016196112A (ja) | 透明積層フィルム | |
JP7268686B2 (ja) | 樹脂シート、それを用いた画像表示装置用前面板、及びそれを用いた画像表示装置、並びに転写シート | |
KR20150106345A (ko) | 터치 패널, 표시 장치 및 광학 시트, 광학 시트의 선별 방법 및 광학 시트의 제조 방법 | |
JP6812853B2 (ja) | 転写シート、該転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び該転写シートの成形用型 | |
CN110809518B (zh) | 装饰成型品、装饰成型品的制造方法、转印片和显示装置 | |
JP6013202B2 (ja) | 触感改良フィルム及びその製造方法 | |
KR20160061359A (ko) | 하드코트 필름 및 표면부재 부착 표시소자 | |
JP6518057B2 (ja) | 光拡散性部材及びそれを用いたバックライトユニット | |
JP6515377B2 (ja) | タッチパネル、表示装置及び光学シート、並びに光学シートの選別方法及び光学シートの製造方法 | |
JP4426027B2 (ja) | 透明導電性薄膜易接着フィルム | |
JP6087292B2 (ja) | 表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シート | |
JP6706878B2 (ja) | アンチニュートンリングフィルム | |
JP2010032739A (ja) | レンズフィルムおよびこれを備えた光学表示用バックライトユニット | |
KR102441726B1 (ko) | 표시장치, 그것에 사용되는 보호 필름, 표시장치의 제작방법 및 보호 필름을 사용하는 방법 | |
WO2021020222A1 (ja) | 表面保護板、並びにそれを用いた積層部材及び画像表示装置、並びに表面保護板の製造方法 | |
JP7275562B2 (ja) | 加飾成形品、加飾成形品の製造方法、転写シート及び画像表示装置 | |
JP6922475B2 (ja) | 加飾成形品、加飾成形品の製造方法、転写シート及び表示装置 | |
JP6891568B2 (ja) | 加飾成形品及び加飾成形品の製造方法 | |
JP2010176133A (ja) | 光学フィルム及びこれを備えた光学表示用バックライトユニット | |
JP6932922B2 (ja) | 転写シート、転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び加飾成形品 | |
JP7251130B2 (ja) | 樹脂シート及びそれを用いた画像表示装置、並びに転写シート | |
JP2010237397A (ja) | プリズムシート及びこれを用いたバックライト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181017 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20181024 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20181229 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191224 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200310 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200519 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6706878 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |