JP2015218778A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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【課題】パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円内でのスピン損失を低減し高効率のトロイダル型無段変速機を提供する。
【解決手段】軸と、この軸に支持された第1のディスクと、前記軸に相対回転可能に支持された第2のディスクと、第1のディスクと第2のディスクとの間に挟持されたパワーローラとを備えたトロイダル型無段変速機において、パワーローラと第1および第2のディスクとが接触するトラクション面におけるパワーローラの曲率半径が、該パワーローラの軸線と接触点における法線とのなす半頂角に応じて変化しており、好ましくは、半頂角が小さい部位の曲率半径は、前記半頂角が大きい部位の曲率半径より小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図4および図5に示すように構成されている。図4に示すように、ケーシング50の内側には入力軸1(軸)が回転自在に支持されており、この入力軸1(軸)の外周には、2つの入力側ディスク2,2(第1のディスク)と2つの出力側ディスク3,3(第2のディスク)とが取り付けられている。また、入力軸1(軸)の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1(軸)は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1(軸)の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1(軸)との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1(軸)の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1(軸)にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1(軸)にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1(軸)と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力側ディスク3,3の内側面(凹面)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図5参照)が回転自在に挟持されている。
図4中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1(軸)の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図4の右面)がローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1(軸)に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1(軸)の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
図5は、図4のA−A線に沿う断面図である。図5に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1(軸)に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図5においては、入力軸1(軸)の図示は省略している。各トラニオン15,15は、支持板部16の長手方向(図5の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部(第1の軸部)23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部23bの周囲には、各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図5の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図4の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は円筒面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1(軸)に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図5で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1(軸)の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1(軸)の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1(軸)の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受(スラスト軸受)24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉(以下、転動体という)26,26と、これら各転動体26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図5の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1(軸)の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1(軸)と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図5の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。
その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1(軸)と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1(軸)と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
トロイダル型無段変速機に用いるパワーローラ11については従来から種々の提案がなされており、例えば、特開2001−108044号公報(下記特許文献1)には、トロイダル型無段変速機の使用時にパワーローラの周面は、接触角を表す鎖線上の接触楕円部分、並びにこの部分よりも外端面に寄った範囲部分のみに最終仕上加工を施し、相手面と転がり接触しない範囲部分には、この最終仕上加工を施さないことにより、パワーローラの耐力を確保しつつ、このパワーローラの製造コストを低減する方法が記載されている。
また、トロイダル型無段変速機に用いる入力側ディスク2、および出力側ディスク3については、例えば、特開平11−082659号公報(下記特許文献2)に、トラクションドライブ機構は、回転軸の方向が一致するように対向配置され、対向する接触面がトロイダル状の曲面に形成された入力ディスクおよび出力ディスクと、回転軸を含む平面に沿って、接触面の曲率中心の回りに傾転自在に支持されたトラニオンと、各接触面に接触し、トラニオンに回転自在に支持された伝動ローラなどで構成され、各接触面の曲率が連続的に変化していることにより、伝動ローラと入力ディスクおよび出力ディスクとの接触領域における滑り発生を解消して、最大許容伝達力の向上を図り、長寿命かつ高信頼性のトラクションドライブ機構を提供する方法が記載されている。
特開2001−108044号公報 特開平11−082659号公報
上述のトロイダル型無段変速機においては、高効率化が求められているが、損失の主要因は、パワーローラと前記第1および第2のディスクとが接触するトラクション面と、パワーローラベアリングであり、そのうちトラクション面の損失の多くは、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円内でのスピン損失である。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円内でのスピン損失を低減し、高効率のトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のトロイダル型無段変速機は、軸と、この軸に支持された第1のディスクと、前記軸に相対回転可能に支持された第2のディスクと、前記第1のディスクと前記第2のディスクとの間に挟持されたパワーローラとを備えたトロイダル型無段変速機において、前記パワーローラと前記第1および第2のディスクとが接触するトラクション面におけるパワーローラの曲率半径が、該パワーローラの軸線と接触点における法線とのなす半頂角に応じて変化していることを特徴とする。
本発明においては、パワーローラと前記第1および第2のディスクとが接触するトラクション面におけるパワーローラの曲率半径が、該パワーローラの軸線から接触点までのなす半頂角に応じて変化していることにより、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円の大きさをコントロールできるので、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円内でのスピン損失を低減することができる。
この場合に、前記半頂角が小さい部位の曲率半径は、前記半頂角が大きい部位の曲率半径より小さいことが好ましい。パワーローラのトラクション面における曲率半径は、半頂角の大きい高負荷時に発生する面圧を基準に設定されているため、半頂角の小さい低負荷時には、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円が大きくなりスピン損失が大きくなる。そこで、半頂角が小さい部位の曲率半径を、半頂角が大きい部位の曲率半径より小さくすることによって、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円を小さくすることにより、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円内でのスピン損失を低減することができる。
また、前記パワーローラのトラクション面における曲率半径は、前記半頂角の減少に応じて連続的に小さくなっていることが好ましい。パワーローラのトラクション面における曲率半径を、前記半頂角の減少に応じて連続的に小さくすることにより、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円内でのスピン損失を連続的に低減することができる。
本発明によれば、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円内でのスピン損失を低減し、高効率のトロイダル型無段変速機を提供することができる。
本発明の実施形態のトロイダル型無段変速機を示す要部断面図である。 パワーローラの軸線から接触点までのなす半頂角を示す部分拡大図である。 本発明に用いるパワーローラの実施形態を例示する図である。 従来から知られているハーフトロイダル型無段変速機の具体的構造の一例を示す断面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、パワーローラの接触点における曲率半径にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、この実施の形態の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図4および図5と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
なお、図1に示すこの実施形態のトロイダル型無段変速機では、出力側ディスク3は、一体型のディスクとなっており、その外周部分が出力歯車4となっている。
この出力歯車4は、出力歯車4に噛み合う歯車(図示略)からギヤ反力を受けるようになっている。また、この一体型の出力側ディスク3は、入力軸(バリエータシャフト(軸))1に対してラジアルニードル軸受を介して回転自在に支持されており、入力軸1(軸)にギヤ反力に基づく曲げ荷重が作用するようになっている。
図1に示すように、このトロイダル型無段変速機においては、フロント側入力側ディスク2と一体型の出力側ディスク3との間にパワーローラ11が挟持されている。また、一体型の出力側ディスク3とリア側の入力側ディスク2との間にパワーローラ11が挟持されている。これら入力側ディスク2と、パワーローラ11と、出力側ディスク3には、押圧装置12から押圧力が付与され、この押圧力に基づくスラスト荷重をリア側の入力側ディスク2を位置決めしているコッタ36が受ける構造となっている。
図2は、図1のパワーローラ11の部分拡大図である。図2に示すように、半頂角は、パワーローラ11の軸線と接触点における法線とのなす角であり、図2の場合は、パワーローラ11の接触点における曲率半径RBと軸方向とのなす角をいい、接触点が高負荷時Aから、低負荷時Cに移動するに応じて、小さくなる。
図3は、本発明に用いるパワーローラ11の実施形態を例示する図であり、図3(a)は従来のパワーローラ11を示し、図3(b)の点線が従来のパワーローラ、実線が本発明のパワーローラ11を示す。本発明のトロイダル型無段変速機においては、図3(a)に示すように、負荷が加わると。主にトラニオン15とヨーク23A,23Bが変形して、パワーローラ11の位置が外側(トラニオン15側)に移動し、パワーローラ11と第1および第2のディスク2,3との接触点が、低負荷時に比べて、高負荷時は軸方向に移動して、半頂角は徐々に大きくなる。
パワーローラ11のトラクション面における曲率半径は、半頂角の大きい高負荷時に発生する面圧を基準に設定されているため、半頂角の小さい低負荷時には、パワーローラ11と第1および第2のディスク2,3との接触楕円が大きくなりスピン損失が大きくなる。そこで、図3(b)に示すように、半頂角が小さい部位の曲率半径を、半頂角が大きい部位の曲率半径より小さくすることによって、パワーローラと第1および第2のディスクとの接触楕円を小さくすることにより、パワーローラと第1および第2のディスク2,3との接触楕円内でのスピン損失を低減することができる。このことで、負荷容量をキープしたまま、燃費向上に効果の大きい低負荷時の効率を上げることができるので、無段変速機の高効率化が実現できる。
また、パワーローラ11のトラクション面における曲率半径を、前記半頂角の減少に応じて連続的に小さくすることにより、パワーローラ11と第1および第2のディスク2,3との接触楕円内でのスピン損失を連続的に低減することができる。以上により、半頂角が小さい低負荷領域での接触楕円が小さくなり、スピン損失が低減される。このため、高負荷側でのトラクション面における曲率半径は大きいので、面圧を許容値以下にでき、負荷容量をキープしたまま、低トルクでの効率向上を実現することができる。
なお、バリエータシャフト(軸)は、入力側ディスク2および出力側ディスク3を支持する構造になっていれば入力軸1(軸)ではなく、上述の入力軸1(軸)の位置に入力軸1(軸)に代えて配置される出力軸であってもよい。また、上述の実施形態では、一対の入力側ディスク2を外側に配置し、これら入力側ディスク2の間に一対の出力側ディスク3を配置したが、一対の出力側ディスク3を外側に配置し、こられ出力側ディスク3の間に一体化された入力側ディスク2を設け、この入力側ディスク2に回転トルクを入力するための歯車を一体に設けてもよい。
本発明は、シングルキャビティ型やダブルキャビティ型などの様々なハーフトロイダル型無段変速機や、フルトロイダル型無段変速機に適用することができる。
1 入力軸(軸)
2 入力側ディスク(第1のディスク)
3 出力側ディスク(第2のディスク)
4 出力歯車
11 パワーローラ
12 押圧装置

Claims (3)

  1. 軸と、この軸に支持された第1のディスクと、前記軸に相対回転可能に支持された第2のディスクと、前記第1のディスクと前記第2のディスクとの間に挟持されたパワーローラとを備えたトロイダル型無段変速機において、
    前記パワーローラと前記第1および第2のディスクとが接触するトラクション面におけるパワーローラの曲率半径が、該パワーローラの軸線と接触点における法線とのなす半頂角に応じて変化していることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 前記半頂角が小さい部位の曲率半径は、前記半頂角が大きい部位の曲率半径より小さいことを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
  3. 前記パワーローラのトラクション面における曲率半径は、前記半頂角の減少に応じて連続的に小さくなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のトロイダル型無段変速機。
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