JP2015218274A - 可逆熱変色性人工大理石用組成物及びそれを用いた可逆熱変色性人工大理石 - Google Patents

可逆熱変色性人工大理石用組成物及びそれを用いた可逆熱変色性人工大理石 Download PDF

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Abstract

【課題】 色変化のバリエーションに富み、人体への安全性や環境保護に配慮された商品価値の高い可逆熱変色性人工大理石用組成物及びそれを用いた可逆熱変色性人工大理石を提供する。
【解決手段】 不飽和ポリエステル樹脂又はメタクリル樹脂から選ばれる樹脂と、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体とからなる有色から無色に色変化する可逆熱変色性組成物を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料とから少なくともなる可逆熱変色性人工大理石用組成物、及びそれを用いた可逆熱変色性人工大理石。
【選択図】 なし

Description

本発明は可逆熱変色性人工大理石用組成物及びそれを用いた可逆熱変色性人工大理石に関する。
従来、不飽和ポリエステル樹脂やメタクリル酸メチル等の樹脂を主原料とした人口大理石用樹脂組成物と、それを用いて成形した大理石調の成形品が開示されており、大理石調の成形品は、例えば、浴槽、キッチンや洗面台のカウンターに使用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記樹脂中に示温材として銀銅よう化水銀固溶体を含有させて成形した浴槽が開示されており、浴槽の湯が適温になったときに変色して適温を表示することが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記銀銅よう化水銀固溶体は黄色から赤色、もしくは、赤色から黒色の可逆的色変化を呈するため色変化に乏しいと共に、成形物の変色前後の色に制約を余儀なくされていた。更に、水銀を含んでいるため、人体への安全性や環境保護の観点から、その使用が忌避されるようになっており、前記銀銅よう化水銀固溶体をカプセル樹脂に被覆して用いることが開示されているとしても、安全性や環境保護を必ずしも満足させるものではなかった。
特開平7−179616号公報 特開平8−488号公報
本発明は、多彩な色変化を呈すると共に、安全性や環境保護を満足させた可逆熱変色性人工大理石用組成物及びそれを用いた可逆熱変色性人工大理石を提供しようとするものである。
本発明は、不飽和ポリエステル樹脂又はメタクリル樹脂から選ばれる樹脂と、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体とからなる有色から無色に色変化する可逆熱変色性組成物を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料とから少なくともなる可逆熱変色性人工大理石用組成物を要件とする。
更には、前記可逆熱熱変色性マイクロカプセル顔料を0.1〜10質量%含有してなること、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径が0.1〜30μmの範囲にあること、無機充填剤を含有してなること等を要件とする。
更には、前記可逆熱変色性人工大理石用組成物を成形してなる可逆熱変色性人工大理石を要件とする。
本発明は、色変化のバリエーションに富み、人体への安全性や環境保護に配慮された商品価値の高い可逆熱変色性人工大理石用組成物及びそれを用いた可逆熱変色性人工大理石を提供できる。
加熱消色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の変色挙動を示す説明図である。 色彩記憶性を有する加熱消色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の変色挙動を示す説明図である。 加熱発色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の変色挙動を示す説明図である。
可逆熱変色性人工大理石用組成物の主原料として用いられる樹脂は、不飽和ポリエステル樹脂又はメタクリル樹脂から選ばれる樹脂であり、表面硬度が高く、耐熱性に優れた人工大理石を得ることができる。
前記不飽和ポリエステル樹脂としては、イソフタル酸系、テレフタル酸系、ビスフェノール系等の不飽和ポリエステル樹脂が挙げられる。
前記メタクリル樹脂としては、メタクリル酸メチル又はメタクリル酸メチルを主成分とする重合体が用いられる。
メタクリル酸メチルを主成分とする重合体としては、メタクリル酸メチルを主体とし、エチレン性不飽和化合物、例えば、スチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、及びメタクリル酸、メタクリル酸エチル、メタクリ酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸エステルを含むものが挙げられる。
前記可逆熱変色性人工大理石用組成物中には、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体(呈色反応を可逆的に生起させる化合物)との三成分を含む有色から無色に色変化する可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル壁膜に内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料を含有してなる。
前記可逆熱変色性組成物としては、特公昭51−44706号公報、特公昭51−44707号公報、特公平1−29398号公報等に記載された、所定の温度(変色点)を境としてその前後で変色し、高温側変色点以上の温度域で消色状態、低温側変色点以下の温度域で発色状態を呈し、前記両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在せず、もう一方の状態は、その状態が発現するのに要した熱又は冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、ヒステリシス幅が比較的小さい特性(ΔH=1〜7℃)を有する加熱消色型(加熱により消色し、冷却により発色する)の可逆熱変色性組成物を適用できる(図1参照)。
また、特公平4−17154号公報等に記載されている大きなヒステリシス特性(ΔH=8〜50℃)を示す、即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色し、完全発色温度(t)以下の低温域での発色状態、又は完全消色温度(t)以上の高温域での消色状態が、特定温度域〔t〜tの間の温度域(実質的二相保持温度域)〕で色彩記憶性を有する加熱消色型(加熱により消色し、冷却により発色する)の可逆熱変色性組成物も適用できる(図2参照)。
前記可逆熱変色性組成物の色濃度−温度曲線におけるヒステリシス特性について説明する。
図2において、縦軸に色濃度、横軸に温度が表されている。温度変化による色濃度の変化は矢印に沿って進行する。ここで、Aは完全消色状態に達する温度t(以下、完全消色温度と称す)における濃度を示す点であり、Bは消色を開始する温度t(以下、消色開始温度と称す)における濃度を示す点であり、Cは発色を開始する温度t(以下、発色開始温度と称す)における濃度を示す点であり、Dは完全発色状態に達する温度t(以下、完全発色温度と称す)における濃度を示す点である。
変色温度域は前記tとt間の温度域であり、着色状態と消色状態のいずれかの状態を呈することができ、色濃度の差の大きい領域であるtとtの間の温度域が実質変色温度域である。
また、線分EFの長さが変色のコントラストを示す尺度であり、線分EFの中点を通る線分HGの長さがヒステリシスの程度を示す温度幅(以下、ヒステリシス幅ΔHと記す)であり、このΔH値が小さいと変色前後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在しえない。また、前記ΔH値が大きいと変色前後の各状態の保持が容易となる。
以下に可逆熱色性組成物の(イ)、(ロ)、(ハ)成分について化合物を例示する。
本発明の(イ)成分である電子供与性呈色性有機化合物としては、ジフェニルメタンフタリド類、フェニルインドリルフタリド類、インドリルフタリド類、ジフェニルメタンアザフタリド類、フェニルインドリルアザフタリド類、フルオラン類、スチリノキノリン類、ジアザローダミンラクトン類、ピリジン類、キナゾリン類、ビスキナゾリン類等が挙げられる。
前記(ロ)成分の電子受容性化合物としては、活性プロトンを有する化合物群、偽酸性化合物群(酸ではないが、組成物中で酸として作用して成分(イ)を発色させる化合物群)、電子空孔を有する化合物群等がある。
活性プロトンを有する化合物を例示すると、フェノール性水酸基を有する化合物としては、モノフェノール類からポリフェノール類があり、さらにその置換基としてアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシ基及びそのエステル又はアミド基、ハロゲン基等を有するもの、及びビス型、トリス型フェノール等、フェノール−アルデヒド縮合樹脂等を挙げることができる。又、前記フェノール性水酸基を有する化合物の金属塩であってもよい。
前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体の(ハ)成分について説明する。
前記(ハ)成分としては、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、酸アミド類を挙げることができる。
更に、電子受容性化合物として炭素数3乃至18の直鎖又は側鎖アルキル基を有する特定のアルコキシフェノール化合物を用いたり(特開平11−129623号公報)、特定のヒドロキシ安息香酸エステルを用いたり(特開2001−105732号公報)、没食子酸エステル等を用いた(特開2003−253149号公報)加熱発色型(加熱により発色し、冷却により消色する)の可逆熱変色性組成物を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料を適用することもできる(図3参照)。
前記(イ)、(ロ)、(ハ)成分の配合割合は、濃度、変色温度、変色形態や各成分の種類に左右されるが、一般的に所望の変色特性が得られる成分比は、(イ)成分1に対して、(ロ)成分0.1〜50、好ましくは0.5〜20、(ハ)成分1〜800、好ましくは5〜200の範囲である(前記割合はいずれも質量部である)。
前記可逆熱変色性組成物をマイクロカプセル化する方法としては、界面重合法、界面重縮合法、in Situ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。
ここで、前記マイクロカプセル顔料中に非熱変色性の染料や顔料を配合して、有色(1)から有色(2)への互変的色変化を呈する構成となすこともできる。
前記マイクロカプセルに内包させることにより、化学的、物理的に安定な顔料を構成でき、平均粒子径0.1〜30μm、好ましくは0.5〜30μm、より好ましくは1〜30μmの範囲が実用性を満たす。
平均粒子径が0.1μm未満では高濃度の発色性を示し難く、30μmを超えると分散性を損ない易くなる。
なお、粒子径、粒度分布の測定はレーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置〔(株)堀場製作所製;LA−300〕を用いて測定し、その数値を基に平均粒子径(メジアン径)を算出する。
前記可逆熱熱変色性マイクロカプセル顔料は、樹脂中に0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%、より好ましくは1〜5質量%含有してなる。
0.1質量%未満では色濃度が低いため色変化が明瞭に視認できず、10重量%を越えると残色が視覚され、明瞭な消色状態を視認し難くなる。
前記可逆熱変色性人工大理石用組成物中には、非熱変色性の染料や顔料を配合して有色(1)から有色(2)への互変的色変化を呈する構成としたり、無機充填剤を含有させることにより透明性と隠蔽性とを兼ね備え、深みのある大理石調の外観を与えることができる。
前記無機充填剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、シリカ、ガラス繊維、ガラス粉等が挙げられ、この中でも水酸化アルミニウムは、メタクリル樹脂と屈折率が近似して、より透明性と隠蔽性とを兼ね備えた深みのある外観を与えることができる。
前記無機充填剤は組成物中に1〜90質量%、好ましくは30〜70質量%含有される。
1質量%部未満では隠蔽性が劣り、透明感に強すぎて重厚感を表現でき難く、90質量%を越えると透明感がなくなり、深みのある外観が得られ難くなる。
前記可逆熱変色性人工大理石用組成物を成形して可逆熱変色性人工大理石が得られる。
更に、飽和ポリエスル樹脂を用いた可逆熱変色性大理石表面にはゲルコート層を設けてもよい。
前記可逆熱変色性人工大理石は、人工大理石が適している用途、すなわち日用品、生活雑貨、各種容器、衛生用品、建築部材など各種用途に利用することができる。
具体的な用途としては、玩具、置物等のインテリア素材、ステーショナリー小物、トレイ、茶碗、お椀、皿、カゴなどの容器・食器類、灰皿、テーブル用天板、階段、ドア、壁材、床材などの建築部材等に使用することができる。
以下に実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、実施例中の部は質量部を示す。
実施例1
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の調製
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド2部、4−4′−(3−メチルブチリデン)ビスフェノール6部、カプリン酸ステアリル50部からなる可逆熱変色性組成物をエポキシ樹脂/アミンの界面重合法によりマイクロカプセルに内包して平均粒子径10μmの可逆熱変色性マイクロカプセル顔料を得た。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は34℃以上で無色、28℃以下で青色に可逆的に色変化した。
可逆熱変色性人工大理石用組成物の作製
不飽和ポリエステル樹脂、充填剤、硬化剤、低収縮剤を含む人工大理石用組成物100部、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料3部、ピンク色顔料0.1部を均一に混合して可逆熱変色性人工大理石用組成物を得た。
可逆熱変色性人工大理石の作製
前記可逆熱変色性人工大理石用組成物を用いて、常法により石像を成形して可逆熱変色性置物を得た。
前記可逆熱変色性置物は、28℃以下で青色になり、34℃以上でピンク色になった。
実施例2
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の調製
2−アニリノ−3−メチル−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン2部、4−4′−(1−メチルプロピリデン)ビスフェノール6部、ステアリン酸ステアリル50部からなる可逆熱変色性組成物をエポキシ樹脂/アミンの界面重合法によりマイクロカプセルに内包して平均粒子径10μmの可逆熱変色性マイクロカプセル顔料を得た。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は60℃以上で無色、52℃以下で黒色に可逆的に色変化した。
可逆熱変色性人工大理石用組成物の作製
不飽和ポリエステル樹脂、充填剤、硬化剤、低収縮剤を含む人工大理石用組成物100部、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料3部、オレンジ色顔料0.1部を均一に混合して可逆熱変色性人工大理石用組成物を得た。
可逆熱変色性人工大理石の作製
前記可逆熱変色性人工大理石用組成物を用いて、常法により灰皿の形状に成形して可逆熱変色性灰皿を得た。
前記可逆熱変色性灰皿は、52℃以下で茶色になり、60℃以上になるとオレンジ色になった。
実施例3
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の調製
1,3−ジメチル−6−ジエチルアミノフルオラン2部、4−4′−(2−メチルプロピリデン)ビスフェノール6部、カプリン酸セチル50部からなる可逆熱変色性組成物をエポキシ樹脂/アミンの界面重合法によりマイクロカプセルに内包して平均粒子径10μmの可逆熱変色性マイクロカプセル顔料を得た。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は28℃以上で無色、22℃以下で赤橙色に可逆的に色変化した。
可逆熱変色性人工大理石用組成物の作製
メタクリル酸メチル、メタクリル樹脂、充填剤、硬化剤を含む人工大理石用組成物100部、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料1.5部、黄色顔料0.1部を均一に混合して可逆熱変色性人工大理石用組成物を得た。
可逆熱変色性人工大理石の作製
前記可逆熱変色性人工大理石用組成物を用いて、常法によりテーブル用天板を成形し、脚体を取り付けて可逆熱変色性テーブルを得た。
前記可逆熱変色性テーブルの天板は28℃以上では黄色になり、22℃以下でオレンジ色になった。
実施例4
可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の調製
1,2−ベンツ−6−ジエチルアミノフルオラン2部、4−4′−(2−メチルプロピリデン)ビスフェノール6部、ステアリン酸ネオペンチル50部からなる可逆熱変色性組成物をエポキシ樹脂/アミンの界面重合法によりマイクロカプセルに内包して平均粒子径10μmの可逆熱変色性マイクロカプセル顔料を得た。
前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料は32℃以上で無色、15℃以下でピンク色に可逆的に色変化した。
可逆熱変色性人工大理石用組成物の作製
不飽和ポリエステル樹脂、充填剤、硬化剤を含む人工大理石組成物100部、前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料3部、青色顔料0.1部を均一に混合して可逆熱変色性人工大理石用組成物を得た。
可逆熱変色性人工大理石の作製
前記可逆熱変色性人工大理石用組成物を用いて、常法により正方形に成形して可逆熱変色性床材を得た。
前記可逆熱変色性床材は32℃以上で青色になり、15℃以下で紫色になった。
t1 加熱消色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の完全発色温度
t2 加熱消色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の発色開始温度
t3 加熱消色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の消色開始温度
t4 加熱消色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の完全消色温度
T1 加熱発色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の完全消色温度
T2 加熱発色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の消色開始温度
T3 加熱発色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の発色開始温度
T4 加熱発色型の可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料の完全発色温度
ΔH ヒステリシス幅

Claims (5)

  1. 不飽和ポリエステル樹脂又はメタクリル樹脂から選ばれる樹脂と、(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、(ハ)前記(イ)、(ロ)成分による電子授受反応を特定温度域において可逆的に生起させる反応媒体とからなる有色から無色に色変化する可逆熱変色性組成物を内包した可逆熱変色性マイクロカプセル顔料とから少なくともなる可逆熱変色性人工大理石用組成物。
  2. 前記可逆熱熱変色性マイクロカプセル顔料を0.1〜10質量%含有してなる請求項1記載の可逆熱変色性人工大理石用組成物。
  3. 前記可逆熱変色性マイクロカプセル顔料の平均粒子径が0.1〜30μmの範囲にある請求項1又は2記載の可逆熱変色性人工大理石用組成物。
  4. 無機充填剤を含有してなる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の可逆熱変色性人工大理石用組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の可逆熱変色性人工大理石用組成物を成形してなる可逆熱変色性人工大理石。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110389464A (zh) * 2019-07-25 2019-10-29 南京工业大学 一种电致加热变色/变形薄膜及其制备方法

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