JP2015217930A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン、オルタネータ、回転機、バッテリを備えた車両において、エンジン動作中であってエンジン冷間時の場合に、エンジンを速やかに暖機することができる制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン動作中にエンジン14の温度が所定値以下のときは、回転機MGとオルタネータ44との両方が発電状態とされるので、エンジン負荷を増大することができる。よって、エンジン動作中であってエンジン冷間時の場合に、エンジン14を速やかに暖機することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジン、オルタネータ、回転機、バッテリを備えた車両の制御装置に関するものである。
エンジンと、エンジンの動力により発電するオルタネータと、エンジンの動力により発電する回転機と、オルタネータにより発電された電力と回転機により発電された電力とを蓄電するバッテリとを備えた車両が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された車両がそれである。この特許文献1には、エンジンと、回転電機と、インバータを介して回転電機との間で電力を授受する高圧バッテリと、高圧バッテリよりも低い定格電圧で電力を蓄える低圧バッテリと、高圧バッテリの出力を降圧して低圧バッテリの充電電力を生成するコンバータと、エンジンの動力により発電して低圧バッテリの充電電力を生成するオルタネータとを備える車両において、低圧バッテリの充電要求電力とエンジン回転速度とに応じて、コンバータ及びオルタネータのうちで充電電力を生成する際の効率が高い方に充電電力を生成させて低圧バッテリを充電することが開示されている。
特開2011−160530号公報
ところで、車両は、種々の異なる状況に置かれる。その為、バッテリに充電する複数の経路のうちで充電効率が高い一つの経路のみを用いることでは、その時々の車両状況に合わせた適切な充電が行えない可能性がある。例えば、充電効率を高くすることでは、エンジン冷間時に、エンジンを速やかに暖機することができない可能性がある。尚、上述したような課題は未公知である。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、エンジン動作中であってエンジン冷間時の場合に、エンジンを速やかに暖機することができる車両の制御装置を提供することにある。
前記目的を達成する為の第1の発明の要旨とするところは、(a) エンジンと、前記エンジンの動力により発電するオルタネータと、前記エンジンの動力により発電する回転機と、前記オルタネータにより発電された電力と前記回転機により発電された電力とを蓄電するバッテリとを備えた車両の、制御装置であって、(b) 前記エンジンの動作中であり且つ前記エンジンの温度が所定温度以下の場合には、前記オルタネータによる発電と前記回転機による発電とを行うことにある。
このようにすれば、エンジン動作中にエンジンの温度が所定値以下のときは、回転機とオルタネータとの両方が発電状態とされるので、エンジン負荷を増大することができる。よって、エンジン動作中であってエンジン冷間時の場合に、エンジンを速やかに暖機することができる。
本発明が適用される車両に備えられた動力伝達装置の概略構成を説明する図であると共に、車両における制御系統の要部及び制御機能の要部を説明する図である。 エンジンの最適燃費率曲線とエンジン動作点との一例を示す図である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわちエンジン動作中であってエンジン冷間時の場合にエンジンを速やかに暖機する為の制御作動を説明するフローチャートである。 電子制御装置の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリを充電する為の制御作動を説明するフローチャートである。 電子制御装置の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリを充電する為の制御作動を説明するフローチャートであって、図4とは別の実施例である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリを充電する為の制御作動を説明するフローチャートであって、図4とは別の実施例である。 エンジン停止制御において、オルタ発電を実施する場合とオルタ発電を実施しない場合とで、エンジン回転速度の変化を比較した一例を示す図である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリを充電する為の制御作動を説明するフローチャートであって、図4とは別の実施例である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される車両10に備えられた動力伝達装置12の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御の為の制御系統の要部及び制御機能の要部を説明する図である。図1において、車両10は、走行用駆動力源として機能するエンジン14及び回転機MGを備えたハイブリッド車両である。動力伝達装置12は、非回転部材としてのトランスミッションケース16内において、エンジン14側から順番に、エンジン断接用クラッチK0(以下、クラッチK0という)、トルクコンバータ18、及び自動変速機20等を備えている。又、動力伝達装置12は、自動変速機20の出力回転部材である変速機出力軸22に連結されたプロペラシャフト24、そのプロペラシャフト24に連結されたディファレンシャルギヤ26、そのディファレンシャルギヤ26に連結された1対の車軸28等を備えている。トルクコンバータ18のポンプ翼車18aは、クラッチK0を介してエンジン連結軸30と連結されていると共に、直接的に回転機MGと連結されている。トルクコンバータ18のタービン翼車18bは、自動変速機20の入力回転部材である変速機入力軸32と直接的に連結されている。このように構成された動力伝達装置12は、例えばFR型の車両10に好適に用いられる。動力伝達装置12において、エンジン14の動力(特に区別しない場合にはトルクや力も同義)は、クラッチK0が係合された場合に、エンジン14とクラッチK0とを連結するエンジン連結軸30から、クラッチK0、トルクコンバータ18、自動変速機20、プロペラシャフト24、ディファレンシャルギヤ26、及び1対の車軸28等を順次介して1対の駆動輪34へ伝達される。このように、動力伝達装置12は、エンジン14から駆動輪34までの動力伝達経路を構成する。
又、車両10には、更に、例えばポンプ翼車18aに連結された機械式オイルポンプ36、自動変速機20の変速に関わる油圧アクチュエータやクラッチK0などに給排される作動油の油圧を調圧する油圧制御回路40、エンジン14の停止時に上記作動油の元圧を発生する電動式オイルポンプ42、エンジン14の動力により発電するオルタネータ44、エンジン始動時にエンジン14を回転駆動するスタータ46、ラジエータ48に設けられた電動ファンシステム50用のファンモータ52、電動パワーステアリング用のパワステモータ54、電動ウォーターポンプ56、電子制御ブレーキシステム58、モータ駆動によるコンプレッサーを使用した電動エアコンシステム60、電力制御ユニット(PCU)62、バッテリユニット64、補機バッテリ66などが備えられている。
自動変速機20は、トルクコンバータ18と駆動輪34との間の動力伝達経路に介在させられて、エンジン14と駆動輪34との間の動力伝達経路の一部を構成し、走行用駆動力源(エンジン14及び回転機MG)からの動力を駆動輪34側へ伝達する変速機である。自動変速機20は、例えば変速比γ(=変速機入力軸回転速度Nin/変速機出力軸回転速度Nout)が異なる複数の変速段が選択的に成立させられる公知の遊星歯車式多段変速機や同期噛合型平行2軸式自動変速機やDCT、或いは変速比γが無段階に連続的に変化させられる公知の無段変速機などである。自動変速機20では、例えば油圧アクチュエータが油圧制御回路40によって制御されることにより、アクセル開度θaccや車速V等に応じて所定の変速比γが成立させられる。
回転機MGは、電力から機械的な動力を発生させる発動機としての機能及び機械的な動力から電力を発生させる発電機としての機能を有する所謂モータジェネレータである。回転機MGは、電力制御ユニット62を介してバッテリユニット64に接続されている。回転機MGは、エンジン14に替えて或いはエンジン14に加えて、電力制御ユニット62を介してバッテリユニット64から供給される電力(特に区別しない場合には電気エネルギも同意)により走行用の動力を発生する。又、回転機MGは、エンジン14の動力や駆動輪34側から入力される被駆動力により発電(回生)を行う。回転機MGの発電(回生)により発生させられた電力は、電力制御ユニット62を介してバッテリユニット64に蓄積される。回転機MGは、エンジン14と駆動輪34との間の動力伝達経路に設けられて、クラッチK0とトルクコンバータ18との間の動力伝達経路に連結されており、回転機MGとポンプ翼車18aとの間では、相互に動力が伝達される。このように、回転機MGは、クラッチK0を介することなく自動変速機20の変速機入力軸32と動力伝達可能に連結されている。
クラッチK0は、例えば湿式多板型の油圧式摩擦係合装置であり、機械式オイルポンプ36が発生する油圧を元圧とし油圧制御回路40によって係合解放制御される。その係合解放制御においては、例えば油圧制御回路40内のソレノイドバルブ等の調圧により、クラッチK0のトルク容量が変化させられる。クラッチK0の係合状態では、エンジン連結軸30を介してポンプ翼車18aとエンジン14とが一体的に回転させられる。一方で、クラッチK0の解放状態では、エンジン14とポンプ翼車18aとの間の動力伝達が遮断される。すなわち、クラッチK0を解放することでエンジン14と駆動輪34とが切り離される。回転機MGはポンプ翼車18aに連結されているので、クラッチK0は、エンジン14と回転機MGとの間の動力伝達経路に設けられて、その動力伝達経路を断接するクラッチ、すなわちエンジン14を回転機MGと断接するクラッチとしても機能する。
電力制御ユニット62は、回転機MGに接続されたインバータ部68と、バッテリユニット64とインバータ部68との間に配設された昇圧コンバータ部70と、バッテリユニット64と昇圧コンバータ部70との間の電気経路に接続されたDC/DCコンバータ72(以下、DDC72という)とを含んで構成された電気回路である。インバータ部68は、例えば公知のスイッチング素子等を備えており、後述する電子制御装置80(特には、回転機制御部MGECU)からの指令によってそのスイッチング素子のスイッチング作動が制御されることで、回転機MGに対して要求された出力トルク或いは回生トルクが得られるように、回転機MGの作動に関わる電力の授受を制御する。昇圧コンバータ部70は、例えば公知のリアクトルやスイッチング素子等を備えており、電子制御装置80(特には、回転機制御部MGECU)からの指令によってスイッチング素子のオンオフが切り替えられることで、バッテリユニット64側の電圧を昇圧したりインバータ部68側の電圧を降圧する。DDC72は、例えば公知のトランジスタ回路やトランス等を備えており、電子制御装置80(特には、ハイブリッド制御部HVECU)からの出力電圧要求値に応じて、バッテリユニット64と昇圧コンバータ部70との間の電気経路における電圧を降圧することで、補機バッテリ66の充電や車両10の補機類(例えばファンモータ52、パワステモータ54、不図示のランプやオーディオなど)への電力供給を行う。
バッテリユニット64は、例えばリチウムイオン組電池やニッケル水素組電池などの充放電可能な2次電池であるバッテリ部74と、電力制御ユニット62とバッテリ部74との間に配設されたシステムリレーSR1,SR2とを備えている。バッテリ部74は、例えば回転機MGを駆動する為の電力や補機バッテリ66を充電する為の電力や車両10の補機類を駆動する為の電力を供給する。又、バッテリ部74は、例えば回転機MGにより発電された電力を蓄電する。又、バッテリ部74は、補機バッテリ66よりも高い電圧を蓄電する高圧バッテリ(高圧系のバッテリ)である。システムリレーSR1,SR2は、電子制御装置80(特には、ハイブリッド制御部HVECU)からの指令によって電力制御ユニット62とバッテリユニット64との間の電気経路の開閉を行う(すなわち電力制御ユニット62に対するバッテリ部74の接続と遮断とを行う)。
補機バッテリ66は、バッテリユニット64から供給される電力を源として、バッテリ部74よりも低い電圧を蓄電する低圧バッテリである。加えて、補機バッテリ66は、エンジン14の動力を源としてオルタネータ44により発電された電力と、回転機MGにより発電された電力とを蓄電するバッテリである。上記回転機MGにより発電された電力は、エンジン14の動力を源として回転機MGの発電により発生させられる電力であったり、又、駆動輪34側から入力される被駆動力を源として回転機MGの発電により発生させられる電力である。
図1に戻り、車両10は、更に、例えば補機バッテリ66の充電制御などに関連する車両10の制御装置を含む電子制御装置80を備えている。電子制御装置80は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置80は、エンジン14の出力制御、回転機MGの回生制御を含む回転機MGの駆動制御、自動変速機20の変速制御、クラッチK0のトルク容量制御等を実行するようになっており、必要に応じて車両10全体の制御を行うハイブリッド制御用のコンピュータであるハイブリッド制御部HVECUや回転機制御用のコンピュータである回転機制御部MGECUや変速制御用のコンピュータである変速機制御部ATECU等を含んで構成される。
電子制御装置80には、車両10に備えられた各種センサ(例えば各種回転速度センサ82,84,86,88、アクセル開度センサ90、スロットル弁開度センサ92、水温センサ94、高圧バッテリセンサ96など)による検出値に基づく各種信号(例えばエンジン回転速度Ne、タービン回転速度Ntすなわち変速機入力軸回転速度Nin、車速Vに対応する変速機出力軸回転速度Nout、回転機回転速度Nmg、アクセル開度θacc、スロットル弁開度θth、エンジン冷却水温TEMPw、バッテリ部74の充電状態(充電容量)SOCなど)が、それぞれ供給される。電子制御装置80からは、車両10に設けられた各装置(例えばスロットルアクチュエータ等のエンジン制御装置、インバータ部68、油圧制御回路40、バッテリユニット64など)に各種指令信号(例えばエンジン制御指令信号Se、回転機制御指令信号Sm、油圧制御指令信号Sp、電源制御指令信号Sbatなど)が供給される。
変速機制御部ATECUは、例えば車速Vと駆動要求量(例えばアクセル開度θacc等)とを変数として予め実験的或いは設計的に求められて記憶された(すなわち予め定められた)公知の関係(変速線図、変速マップ;不図示)から車両状態(例えば実際の車速V及びアクセル開度θacc等)に基づいて、成立させるべき自動変速機20の変速比γを判断し、その判断した変速比γが得られる為の変速指令値を油圧制御回路40へ出力して、自動変速機20の自動変速制御を実行する。この変速指令値は、油圧制御指令信号Spの1つである。
ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン14の駆動を制御する機能と、回転機MGによる駆動力源又は発電機としての作動を制御する機能を含んでおり、それら制御機能によりエンジン14及び回転機MGによるハイブリッド駆動制御等を含む車両10全体の制御を実行する。例えば、ハイブリッド制御部HVECUは、アクセル開度θaccや車速Vに基づいて運転者による車両10に対する駆動要求量としての要求駆動パワーPddemを算出する。そして、ハイブリッド制御部HVECUは、伝達損失、補機負荷、自動変速機20の変速比γ、バッテリ部74の充電容量SOC等を考慮して、その要求駆動パワーPddemが得られる走行用駆動力源(エンジン14及び回転機MG)の目標出力を算出する。ハイブリッド制御部HVECUは、算出した目標エンジン出力Petgtが得られるように、スロットル弁開度θthなどを各々制御するエンジン制御指令信号Seを出力する。又、ハイブリッド制御部HVECUは、算出した目標回転機出力Pmgtgtを回転機MGから出力させる指令信号を回転機制御部MGECUへ出力する。前記駆動要求量としては、上記要求駆動パワーPddem[W]の他に、駆動輪34における要求駆動力[N]、駆動輪34における要求駆動トルク[Nm]等を用いることもできる。又、駆動要求量として、単にアクセル開度θacc[%]やスロットル弁開度θth[%]や吸入空気量[g/sec]等を用いることもできる。
具体的には、ハイブリッド制御部HVECUは、例えば要求駆動パワーPddemが回転機MGの出力のみで賄える範囲の場合には、走行モードをモータ走行モード(EV走行モード)とし、クラッチK0を解放させた状態で、回転機MGのみを走行用駆動力源として走行するモータ走行(EV走行)を行う。一方で、ハイブリッド制御部HVECUは、例えば要求駆動パワーPddemが少なくともエンジン14の出力を用いないと賄えない範囲の場合には、走行モードをエンジン走行モードすなわちハイブリッド走行モード(HV走行モード)とし、クラッチK0を係合させた状態で、少なくともエンジン14を走行用駆動力源として走行するエンジン走行すなわちハイブリッド走行(HV走行)を行う。
回転機制御部MGECUは、ハイブリッド制御部HVECUからの指令信号に基づいて(すなわちハイブリッド制御部HVECUとの間での通信に基づいて)、目標回転機出力Pmgtgtが得られるようにインバータ部68などを制御する回転機制御指令信号Smを出力して、回転機MGによる駆動力源又は発電機としての作動を制御する。
ここで、本実施例の車両10は、以下に示すような、補機バッテリ66に充電(蓄電)する経路を複数持っている。例えば、エンジン14の動力をオルタネータ44の発電により電力に変換し、その発電電力を補機バッテリ66に充電する、オルタ発電(オルタ充電も同意)の経路。又、エンジン14の動力を回転機MGの発電により電力に変換し、インバータ部68、昇圧コンバータ部70、DDC72を介して、その発電電力を補機バッテリ66に充電する、DDC72による充電の経路(特にはエンジン動力を源としたMG発電による経路)。又、バッテリ部74の電力をDDC72を介して補機バッテリ66に充電する、DDC72による充電の経路(特には高圧バッテリ電力を源とした充電による経路)。又、駆動輪34からの被駆動力を回転機MGの発電により電力に変換し、インバータ部68、昇圧コンバータ部70、DDC72を介して、その発電電力を補機バッテリ66に充電する、DDC72による充電の経路(特には被駆動力を源としたMG発電による経路)。
一方で、車両10が置かれる状況も種々存在する。その為、シーンに合わせて、補機バッテリ66の充電に用いる経路を切り替えることが望ましい。以下に、種々の車両状況に合わせて補機バッテリ66を充電する態様を説明する。
具体的には、エンジン冷間時には、エンジン14を速やかに暖機させたい。駆動要求量(要求駆動パワーPddem)から決まる目標エンジン出力Petgtを超えるエンジン出力Peを発生させてエンジン負荷を増大させれば、エンジン14を速やかに暖機させられる。目標エンジン出力Petgtを超える分のエンジン出力Peについては、補機バッテリ66を充電する動力として用いる。エンジン14の動力を発電に用いる経路は、オルタ発電の経路、及びDDC72による充電の経路のうちでエンジン動力を源としたMG発電による経路である。これら2つの経路を用いることで、何れか一方の経路を用いること比較してエンジン負荷をより増大させられる。そこで、電子制御装置80(特には、ハイブリッド制御部HVECU)は、エンジン14の動作中であり且つエンジン14の温度が所定温度以下の場合には、オルタネータ44による発電と回転機MGによる発電とを行う。ハイブリッド制御部HVECUは、例えば、エンジン冷却水温TEMPwが所定水温以下であるか否かに基づいて、エンジン14の温度が所定温度以下であるか否かを判定する。この所定水温は、例えばエンジン14の暖機が必要とされる程の低いエンジン冷却水温TEMPwの範囲の上限値として予め定められた判定閾値である。従って、ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン冷却水温TEMPwが所定水温以下であるか否かを判定することで、エンジン14の暖機が必要であるか否かを判定する。ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン14の暖機が必要であると判定した場合には、オルタ発電を実施すると共にエンジン動力を源としたMG発電を実施する。例えば、ハイブリッド制御部HVECUは、オルタ発電及びエンジン動力を源としたMG発電にて各々可能な最大の発電を実施する。
自動変速機20が有段変速機である場合、そのときの車速Vと自動変速機20の変速段(ギヤ段)とでエンジン回転速度Neが一意に決定される。その為、目標エンジン出力Petgtを実現する際、図2に示すように、エンジン回転速度NeとエンジントルクTeとで決まるエンジン動作点Pegを、公知の最適燃費率曲線Le上乃至その近傍とすることができない場合がある。このような場合、エンジントルクTeについては変化させられるので、エンジントルクTeを増大することでエンジン動作点Pegを最適燃費率曲線Leに近づけられるのであれば(図2参照)、エンジントルクTeの増大によるエンジン出力Peの増大分にてオルタ発電及びエンジン動力を源としたMG発電を実施することができる。ハイブリッド制御部HVECUは、そのときのエンジントルクTeにおいて、エンジン動作点Pegを最適燃費率曲線Le上とする為のエンジン14の燃費最適パワーが、現在のエンジンパワーPe(例えば目標エンジン出力Petgt)よりも大きいか否かを判定する。ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン14の燃費最適パワーが現在のエンジンパワーPeよりも大きいと判定した場合には、エンジン14の燃費最適パワーと現在のエンジンパワーPeとの差分のエンジンパワー分にて、オルタ発電を実施すると共にエンジン動力を源としたMG発電を実施する。
図3は、電子制御装置80の制御作動の要部すなわちエンジン動作中であってエンジン冷間時の場合にエンジン14を速やかに暖機する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。
図3において、先ず、ハイブリッド制御部HVECUに対応するステップ(以下、ステップを省略する)SA10において、例えばエンジン運転中であるか否かが判定される。このSA10の判断が肯定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSA20において、例えばエンジン14の暖機が必要か否かが判定される。このSA20の判断が否定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSA30において、例えばエンジン14の燃費最適パワーが現在のエンジンパワーPeよりも大きいか否かが判定される。上記SA20の判断が肯定されるか或いは上記SA30の判断が肯定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSA40において、例えばオルタ発電が実施されると共にエンジン動力を源としたMG発電が実施される。一方で、上記SA10の判断が否定されるか或いは上記SA30の判断が否定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSA50において、例えばDDC72による充電が実施される。尚、このSA50では、エンジン運転中でない場合は、DDC72による充電のうちでエンジン動力を源としたMG発電は実施されない。
上述のように、本実施例によれば、エンジン動作中にエンジン14の温度が所定値以下のときは、回転機MGとオルタネータ44との両方が発電状態とされるので、エンジン負荷を増大することができる。よって、エンジン動作中であってエンジン冷間時の場合に、エンジン14を速やかに暖機することができる。
次に、種々の車両状況に合わせて補機バッテリ66を充電する別の態様を、他の実施例として説明する。尚、以下の説明において実施例相互に共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
例えばバッテリ部74のフェールや回転機MGのフェールやインバータ部68のフェールなどの高圧系フェールが発生した場合、システムリレーSR1,SR2をオープン(オフ)してバッテリ部74をシャットダウン(S/D)することが考えられる。このような場合でも、車両10はエンジン走行を実行することができる。そこで、ハイブリッド制御部HVECUは、バッテリ部74のオープン時は、エンジン走行による走行性能を確保する為に、オルタ充電を実施する。
図4は、電子制御装置80の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリ66を充電する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。
図4において、先ず、ハイブリッド制御部HVECUに対応するSB10において、例えば高圧系フェールが発生した為にバッテリ部74のシャットダウン(S/D)が必要であるか否かが判定される。このSB10の判断が肯定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSB20において、例えばエンジン運転中でなければスタータ46を用いてエンジン始動が為される。そして、エンジン運転状態において、オルタ充電が実施される。一方で、上記SB10の判断が否定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSB30において、例えばDDC72による充電が実施される。
オルタ発電とエンジン動力を源としたMG発電とを比較した場合、MG発電ではインバータ部68、DDC72などより多くの機器を介すので、MG発電における1つ1つの機器の変換効率が高くても、オルタ発電の方が効率が良くなる場合がある。このような場合、エンジン運転中であれば、オルタ発電を実施し、エンジン動力を源としたMG発電を実施しないことが適切である。そこで、ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン14の運転中(動作中)には、補機バッテリ66の充電要求以外による回転機MGの動作要求が無いことを条件として、オルタ発電を実施し、インバータ部をシャットダウンしてMG発電を実施しない。これにより、補機バッテリ66を充電する際の損失が低減される。又、バッテリ部74の充電容量SOCの低下も抑制される。
図5は、電子制御装置80の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリ66を充電する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。
図5において、先ず、ハイブリッド制御部HVECUに対応するSC10において、例えばエンジン運転中であるか否かが判定される。このSC10の判断が肯定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSC20において、例えば補機バッテリ66の充電要求以外による回転機MGの動作要求が無いか否かが判定される。このSC20の判断が肯定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSC30において、例えばオルタ発電が実施される。一方で、上記SC10の判断が否定されるか或いは上記SC20の判断が否定される場合は、本ルーチンが終了させられる。
本実施例の車両10では、必要に応じてエンジン走行とモータ走行とが切り替えられる。その為、エンジン14の始動制御と停止制御とが繰り返される。このエンジン14の始動制御では、エンジン14の始動中(始動過渡中)は、エンジン14が自立運転するまではオルタ発電に用いるエンジン動力が出力されない。又、エンジン14の始動中にオルタ発電を実施すると、エンジン始動が速やかに行われない可能性がある。そこで、ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン14の始動中は(すなわち、エンジン間欠始動時に、エンジン14が完爆したと判定される為の予め定められた完爆判定閾値にエンジン回転速度Neが到達するまでは)、オルタ発電を禁止して、DDC72による充電のみを許可(実施)する。又、補機類の負荷が増大したことにより、DDC72による充電では電力を賄えない場合、エンジン始動させて、オルタ発電を実施することが考えられる。この場合、エンジン始動中に補機バッテリ66が電圧低下する可能性がある。その為、ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン始動中は、一時的に補機類の負荷をカット(低下)させたり、DDC72と並列に接続された電動エアコンシステム60の稼働状態を抑制する。
図6は、電子制御装置80の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリ66を充電する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。
図6において、先ず、ハイブリッド制御部HVECUに対応するSD10において、例えばエンジン始動中であるか否かが判定される。このSD10の判断が肯定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSD20において、例えばオルタ発電が禁止される。一方で、上記SD10の判断が否定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSD30において、例えばオルタ発電が許可される。
本実施例の車両10では、必要に応じてエンジン走行とモータ走行とが切り替えられる。その為、エンジン14の始動制御と停止制御とが繰り返される。このエンジン14の停止制御では、エンジン14が速やかに停止されることが望まれる。そこで、ハイブリッド制御部HVECUは、エンジン14の停止制御中には、オルタ発電を実施することで、エンジン負荷を増大させる。これにより、図7に示すように、オルタ発電を実施する場合は、オルタ発電を実施しない場合と比較して、エンジン回転速度Neの低下勾配が大きくされて、速やかにエンジン14が停止される。
図8は、電子制御装置80の制御作動の要部すなわち車両状況に合わせて補機バッテリ66を充電する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。
図8において、先ず、ハイブリッド制御部HVECUに対応するSE10において、例えばエンジン停止が可能であるか否かが判定される。このSE10の判断が肯定される場合はハイブリッド制御部HVECUに対応するSE20において、例えばオルタ発電が実施される。そして、エンジン14の停止制御が実行されれば、エンジン14が速やかに停止(早期停止)させられる。一方で、上記SE10の判断が否定される場合は、本ルーチンが終了させられる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例において、各実施例が独立して実施されているが、上記各実施例は必ずしも独立して実施する必要はなく、適宜組み合わせて実施しても構わない。
また、前述の実施例では、エンジン14の温度が所定温度以下であるか否かを、エンジン冷却水温TEMPwが所定水温以下であるか否かに基づいて判定したが、これに限らない。例えば、直接的にエンジン14の温度を検出し、その検出した温度がエンジン14の暖機が必要であるか否かを判定する為の所定温度以下であるか否かを判定しても良い。
また、前述の実施例では、回転機MGとは別に設けられたスタータ46によってエンジン14を始動するものであったが、これに限らない。例えば、着火始動によってエンジン14を始動するものであっても良い。この着火始動によるエンジン始動方法では、例えば回転停止中のエンジン14の膨張行程にある気筒内に燃料を噴射し且つ点火することでその気筒を燃焼させ、発生した爆発トルクによってピストンを押し下げてクランク軸を回転させることでエンジン14を始動する。この着火始動のみでエンジン14を始動できるのであれば、車両10はスタータ46を備える必要はない。又、着火始動にてアシストしつつ、スタータ46によってエンジン14を始動するものであっても良い。又、回転機MGが故障していないときには、例えば解放されているクラッチK0を係合に向けて制御することで回転機MGによってエンジン14をクランキングしつつ、燃料供給やエンジン点火などを開始してエンジン14を始動するという態様を採用することができる。
また、前述の実施例では、エンジン14と回転機MGとはクラッチK0を介して間接的に連結されているが、それらの連結状態はこの態様に限らない。例えば、車両10は、クラッチK0を備えず、エンジン14と回転機MGとは直接的に連結されていても良い。又、流体式伝動装置としてトルクコンバータ18が用いられていたが、トルク増幅作用のない流体継手などの他の流体式伝動装置が用いられても良い。又、この流体式伝動装置は必ずしも設けられなくても良い。又、車両10には、自動変速機20が設けられていたが、この自動変速機20は必ずしも設けられなくても良い。又、例えば補機バッテリ66から回転機MGの駆動用の電力を供給できる態様であれば、バッテリユニット64を設けないという態様も考えられる。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両
14:エンジン
44:オルタネータ
66:補機バッテリ(バッテリ)
80:電子制御装置(制御装置)
MG:回転機

Claims (1)

  1. エンジンと、前記エンジンの動力により発電するオルタネータと、前記エンジンの動力により発電する回転機と、前記オルタネータにより発電された電力と前記回転機により発電された電力とを蓄電するバッテリとを備えた車両の、制御装置であって、
    前記エンジンの動作中であり且つ前記エンジンの温度が所定温度以下の場合には、前記オルタネータによる発電と前記回転機による発電とを行うことを特徴とする車両の制御装置。
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