JP2021165090A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン自動停止後の自動始動制御を最適化し燃費向上を図る。【解決手段】エンジンの出力軸の回転により発電する機能およびエンジンを自動始動する機能を有する電動発電機と、前記電動発電機の電力で充電され、前記電動発電機、一般負荷、被保護負荷に電力供給可能な主バッテリと、前記電動発電機の電力で充電され、前記被保護負荷に電力供給可能な補助バッテリと、を備えた車両であって、エンジン自動始動時に、被保護負荷を主バッテリから切断して補助バッテリに接続し、自動始動後に被保護負荷を主バッテリに再接続する制御を行うものにおいて、エンジン自動始動条件が成立しかつ車速が所定値以上の場合に、補助バッテリの出力可能電力で被保護負荷の消費電力に対応できるか判断し、対応できない場合は自動始動を停止する。【選択図】図6

Description

本発明は、ハイブリットシステムやマイルドハイブリットシステムなど、走行中にエンジンを自動停止しかつ自動始動する制御を行う車両の制御装置に関する。
ハイブリットシステムやマイルドハイブリットシステムは、内燃エンジン車両をベースとしつつ、走行中にエンジンを自動停止しかつ自動始動する制御や回生ブレーキなど、燃費性能を格段に向上させる利点から様々な形で実用化されている。
例えば、特許文献1には、エンジンの自動始動を行うモータージェネレータやスタータ等の電源回路を補機電気機器と共用するとともに、モータージェネレータやスタータの作動に伴う電圧低下を許容できない機器(被保護負荷)のみ、自動始動時に別の電源(補助電源)に切り替えるシステムが開示されている。
このようなシステムを採用することで、低電圧系電源回路のみでマイルドハイブリットシステムを構成できることはもちろん、特許文献1に開示されるように、駆動用モータージェネレータのための高電圧系電源回路を並設し、DC−DCコンバータを用いずにハイブリットシステムを構成できる。
特開2017−105377号公報
ところで、上記システムにおいて、何らかの異常により走行中のエンジン自動始動に時間が掛かった場合に、被保護負荷の消費電力が大きい高負荷作動状況にあるか、または、補助バッテリ(補助電源)が劣化もしくは容量低下している状態にあると、補助バッテリの電力が不足し、被保護負荷の電圧低下を招く虞がある。
この課題の回避策として、車両の運転開始後、初回のエンジン自動始動を低車速で実施し、正常な所要時間で始動できるか確認することが検討された。しかし、この回避策は、始動確認が実施されるまでは中高車速でエンジン停止に移行できず、減速時のエンジンフリクションにより回生電力が減少するなど、燃費性能面で課題を残していた。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハイブリットシステムやマイルドハイブリットシステムを備えた車両において、エンジン自動停止後の自動始動制御を最適化し、更なる燃費向上を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
内燃式のエンジンと、
前記エンジンの出力軸の回転により発電する機能および前記エンジンを自動始動する機能を有する電動発電機と、
前記電動発電機と一般負荷に接続され、被保護負荷に接続可能であり、前記電動発電機で発電された電力で充電され、前記電動発電機および前記一般負荷および前記被保護負荷に電力供給可能な主バッテリと、
前記電動発電機と前記被保護負荷に接続可能であり、前記電動発電機で発電された電力で充電され、前記被保護負荷に電力供給可能な補助バッテリと、
を備えた車両の制御装置であって、
前記エンジンの自動始動時に、前記被保護負荷を前記主バッテリから切断して前記補助バッテリに接続し、前記エンジンの自動始動後に前記被保護負荷を前記主バッテリに再接続する制御を行うものにおいて、
前記エンジンの自動始動条件が成立しかつ車速が所定値以上の場合に、前記補助バッテリの出力可能電力で前記被保護負荷の消費電力に対応できるか判断し、
(a)対応できる場合は前記電動発電機により前記エンジンを自動始動し、
(b)対応できない場合は前記電動発電機による前記エンジンの自動始動を停止する
ように構成されている、車両の制御装置にある。
本発明に係る制御装置によれば、エンジンの自動始動条件が成立しかつ車速が所定値以上の場合に、補助バッテリの出力可能電力で被保護負荷の消費電力に対応できるか否か判断し、対応できない場合は、電動発電機によるエンジン自動始動を停止するので、何らかの異常により走行中のエンジン自動始動に時間が掛かった場合でも、被保護負荷の電圧低下を回避でき、また、低車速のみならず中高車速でも直ちにエンジンの自動停止制御に移行でき、更なる燃費向上が期待できる。
本発明が実施される車両のシステム構成図である。 エンジン運転時の補機電源回路図である。 エンジン自動停止/自動始動時の補機電源回路図である。 本発明実施形態に係るエンジン自動始動不調時の補機電源回路図である。 エンジン自動停止制御を示すフローチャートである。 本発明実施形態に係るエンジン自動始動制御を示すフローチャートである。 本発明実施形態に係るエンジン自動始動不調時の制御を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、車両1は、エンジン2と駆動用モータ4とが変速機3を介して駆動輪5に動力伝達可能なパラレル式のハイブリット車両として構成されており、制御装置として、ハイブリットシステムを制御するHCU(Hybrid Control Unit)10、エンジン2および補機を制御するECU(Engine Control Unit)20、および、変速機3を制御するTCU(Transmission Control Unit)30を備えている。
エンジン2は、例えば往復動型内燃エンジンであり、ECU20は、エンジン2の運転状態を反映する各状態値を検出するセンサからの入力信号に基づいてエンジン制御を実施する。
例えば、ECU20は、クランク角センサおよびカム角センサからの入力信号に基づいてピストン位置およびエンジン回転数を検出し、吸入空気量センサ、吸気温度センサ、水温センサ、空燃比センサ、アクセル開度センサ(負荷要求)などの検出値に基づいて、燃料噴射量や燃料噴射時期、点火時期、バルブ開閉時期を決定し、燃料インジェクタ、点火プラグなどに制御信号を出力することにより、エンジンの運転状態を最適化する。
エンジン2の出力軸をなすクランクシャフト21の出力側端部(フライホイール)には冷間始動を行うためのスタータ22が付設され、クランクシャフト21の他端部(プーリ)にはベルトを介してトルク伝達可能なISG23が付設されている。
ISG(Integrated Starter Generator)23は、スタータ機能付き発電機(電動発電機、モータージェネレータ)であり、主電源回路26を介して主バッテリ24に接続されており、エンジン2(クランクシャフト21)の回転により発電される電力で主バッテリ24(および補助バッテリ25)を充電する発電機の機能と、主バッテリ24から供給される電力によりエンジン2を始動させるスタータの機能を備えている。
クランクシャフト21の出力側端部(フライホイール)は、クラッチ32を介して変速機3の入力軸31にトルク伝達可能に接続されるとともに、クラッチ32を開放することで、エンジン2と変速機3とが遮断される。
変速機3は、入力軸31と出力軸34との間に変速比を変化させるギヤまたはベルトなどの機構を備えた自動変速機(AT)であり、AMT、CVT、遊星歯車式など、種々の形式、例えば、平行軸歯車機構からなる常時噛合式の変速機構と不図示のシフトアクチュエータ、クラッチアクチュエータを備えたAMT(Automated Manual Transmission)として構成され、TCU30によりシフトアクチュエータおよびクラッチアクチュエータを制御して変速段の切替やエンジン2との切り離しを行う。
変速機3の出力軸34は、その一端がデファレンシャルギヤを介して駆動軸33に接続され、駆動輪5にトルク伝達可能であるとともに、出力軸34の他端には不図示の減速機を介して駆動用モータ4がトルク伝達可能に接続されている。
駆動用モータ4(MGU;Motor Generator Unit)は、高電圧電源回路43を介してインバータ41および駆動用バッテリ42に接続され、HCU10の駆動指令により、駆動用バッテリ42から供給される高電圧電源(例えば100V)で駆動される一方、HCU10の回生指令により、駆動軸33(出力軸34)の回転により回生発電を行い、駆動用バッテリ42を充電する発電機としての機能も備えている。
HCU10、ECU20、TCU30は、演算処理を行うCPU、制御プログラムや設定データなどを格納するROM、制御プログラムや設定データを読出し、動的データや演算処理結果を記憶するRAM、および、通信I/Fなどを備えたマイコン(MCU)と電源回路、入出力回路、保護回路などで構成されており、HCU10は、ECU20およびTCU30との協調制御によりハイブリットシステムの制御を行う。
以上のような構成により、車両1は、エンジン2が発生するエンジントルクのみによる走行、駆動用モータ4が発生するモータトルクのみによる走行(EV走行)、および、駆動用モータ4を力行運転してエンジン2のエンジントルクをアシストする走行(モータアシスト走行)が可能である。
すなわち、ECU20は、車両1の走行中に、車載ネットワークを通じて入力される車両情報を監視しており、所定のエンジン停止条件が成立した場合に、エンジン2を自動停止させる信号を出力し、駆動用モータ4によるEV走行や回生ブレーキ(回生発電)に移行させ、それらの状態または停車状態において、所定の自動始動条件が成立した場合に、ISG23にエンジン2を自動始動させる信号を出力し、エンジン2による走行や、エンジン2と駆動用モータ4を併用したモータアシスト走行に移行させる。
ところで、既に述べたように、エンジン自動停止/自動始動に際して、エンジンを自動停止する前に自動停止前提条件が成立した時点で、ISG23(またはスタータ22)の駆動時の電圧低下が許容できない被保護負荷7の電源を主電源(主バッテリ24)から補助電源(補助バッテリ25)に切り替える制御を行う。
図1に示すように、低電圧(例えば12V)の補機電源回路は、主電源回路26と補助電源回路27とで構成されている。主電源回路26には、スタータ22や一般負荷6などの低電圧機器が接続されており、これらの機器に主バッテリ24から電力を供給可能である。主バッテリ24は、例えば鉛バッテリを利用可能である。一般負荷6は、補機類のうち、ISG23等の駆動時における電圧低下を許容できる機器や車両1の走行性能に影響しない機器、例えば、空調機器のブロア、デフォッガ等が含まれる。
主電源回路26には、第1スイッチSW1を介して補助電源回路27が接続可能であり、補助電源回路27には被保護負荷7が接続されるとともに、第2スイッチSW2を介して補助バッテリ25に接続可能である。補助バッテリ25としては、例えば、リチウムイオンバッテリ(LiB)を利用可能である。
上記の構成により、図2に示すように、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が閉じた状態では、ISG23で発電される電力によって補助バッテリ25を充電可能であるとともに、被保護負荷7に電力を供給可能である。補助バッテリ25が満充電(充電率SOCが所定値以上)になると第2スイッチSW2は開かれ、過充電が防止される。
また、図3に示すように、第1スイッチSW1が開いた状態でも、第2スイッチSW2が閉じた状態にあれば、補助バッテリ25から被保護負荷7に電力を供給可能である。被保護負荷7としては、補機類のうち、スタータ22やISG23等の駆動時における電圧低下が許容できない機器や車両1の走行性能に影響のある機器、例えば、EPS(電動パワーステアリング)、ESP(登録商標;エレクトロニックスタビリティプログラム、車両挙動安定化制御システム)、ナビゲーションシステム、あるいは、前照灯や尾灯などの灯火類などが含まれる。
図5は、エンジン自動停止制御を示すフローチャートであり、ECU20は、エンジン2の状態を常に監視しており、エンジン2の運転中において(ステップ100)、所定の停止条件が成立した場合(例えば、クラッチ32を接続して力行している状態でドライバー要求トルクの減少等により自動停止が可能となった場合)には(ステップ110)、先ず、上述したように被保護負荷7を主電源回路26(ISG23、主バッテリ24)から切り離し、補助電源回路27(補助バッテリ25)に切り替える制御を行う(ステップ120)。
次いで、ECU20は、TCU30からクラッチ32の接続/開放状態を取得し、クラッチ32が接続状態にある場合は、エンジントルクを0まで漸減させてからTCU30にクラッチ32の開放指令を出し、クラッチ32を開放するとともに、燃料噴射を停止してエンジン2を自動停止させる(ステップ121)。
図6は、エンジン自動始動制御を示すフローチャートであり、ECU20は、エンジン2の自動停止中において(ステップ200)、所定の始動条件が成立した場合(例えば、EV走行中にドライバー要求トルクが規定値以上になった場合など)には(ステップ210)、先ず、車速が所定値以上であるか否かがチェックされる(ステップ212)。
車速が所定値未満の低速で走行中の場合には、万一、被保護負荷7の最低電圧を維持することが困難になっても停車または退避できるので、そのまま制御を継続する。
一方、車速が所定値以上の場合は、補助バッテリ25の出力可能電力が被保護負荷7の消費電力以上であるか否かが判定される(ステップ213)。
すなわち、エンジン2の始動後に被保護負荷7を主バッテリ24(主電源回路26)に再接続するまでの間(約l秒)、被保護負荷7の最低電圧を維持することが可能な補助バッテリ25の出力可能電力(ls出力可能電力)を、補助バッテリ25の温度、充電率、内部抵抗(充電電流、充電電圧)等から算出し、被保護負荷7の現在の消費電力と比較される。
ステップ213で、補助バッテリ25の出力可能電力が被保護負荷7の消費電力以上である場合や、ステップ212で、車速が所定値未満と判定された場合は、被保護負荷7が主電源回路26(ISG23、主バッテリ24)から切り離されているか否かが確認され(ステップ220)、エンジンの自動停止時などに切り離しが完了していない場合は、主電源回路26からの切り離しが実行される(ステップ221)。
次いで、図3に示すように、主バッテリ24から供給される電力によりISG23が駆動され、エンジン2の自動始動が実行され(ステップ222)、エンジン2の自動始動が完了したか否かが判定される(ステップ230)。
エンジン2の自動始動が完了した場合には、ISG23の駆動が停止され(ステップ231)、図2に示すように、第1スイッチSW1が閉じて補助電源回路27が主電源回路26に接続され(ステップ232)、被保護負荷7に主バッテリ24から電力が供給されるとともに、補助バッテリ25が充電される。
一方、ステップ230で、エンジン2の自動始動が完了しない場合は、再度、車速が所定値以上であるか否かがチェックされ(ステップ212)、所定値未満の場合はISG23によるエンジン2の始動が継続される。
その前に、ステップ212で車速が所定値以上と判定され、かつ、ステップ213で補助バッテリ25の出力可能電力が被保護負荷7の消費電力未満であると判定された場合、すなわち、被保護負荷7の消費電力が補助バッテリ25の出力可能電力以上になっていると判断された場合には、ISG23の駆動を停止する(ステップ214)。
さらに、図4に示すように、第1スイッチSW1を閉じ、補助電源回路27を主電源回路26に接続する(ステップ215)。これにより、主バッテリ24の電力が被保護負荷7に供給されるようになり、主バッテリ24の電力が枯渇するまで、長時間にわたり被保護負荷7の電圧を維持できるようになる。また、主バッテリ24の電力により補助バッテリ25が充電される。
その後、ステップ212で、車速が所定値以下の低車速まで低下するか、または、ステップ213で、被保護負荷7の消費電力が、補助バッテリ25の出力可能電力未満に低下した場合は、ステップ221で、被保護負荷7の電源を再び補助バッテリ25に切り替え、ISG23の駆動によるエンジン2の始動を再開する。
次に、図7は、エンジン自動始動不調時の制御を示すタイムチャートであり、被保護負荷7の消費電力が急激に増大し、それによりエンジン自動始動条件成立して、ISG23の駆動によるエンジン自動始動が開始される場合を想定している。図中、実線は上述した本発明実施形態に係る制御(図6)を示し、破線は、比較例として、ステップ212、213〜215を含まない場合の制御を示している。
このような状況としては、例えば、ヘッドライトをハイビームで点灯し、雪道など低μ路の走行により、ESPの油圧ポンプが作動すると同時に、深い轍にハンドルが取られるのをドライバーが修正操舵してEPS(電動パワーステアリング)が作動するする等により被保護負荷の電力が増大すると共に、何らかの故障や燃料不足によりエンジンが短時間で掛からない状態が考えられる。
この場合、被保護負荷7の高負荷作動により、補助バッテリ25の出力可能電力(充電量)が図中(a)で減少し始め、始動完了しないまま、図中(b)において、被保護負荷7の消費電力を下回る状況になる。
しかし、本発明では、この時点でISG23の駆動を停止し、被保護負荷7を主バッテリ24に再接続するので、補助バッテリ25の電力消費と被保護負荷7の電圧降下が是正され、主バッテリ24から充電されることで、補助バッテリ25の出力可能電力(充電量)が徐々に回復する。
その後、図中(d)において、被保護負荷7の消費電力が、補助バッテリ25の出力可能電力未満に減少したので、被保護負荷7の電源を主バッテリ24から補助バッテリ25に切り替え、ISG23の駆動によるエンジン2の自動始動を行い、その後、エンジン2の始動が完了し、図中(f)においてISG23の駆動を停止、被保護負荷7を主バッテリ24に再接続して、エンジン走行に移行する。
これに対して、図中破線で示される比較例では、ステップ212、213〜215の制御を含まないので、図中(b)でもISG23の駆動が継続され、その後、エンジン2は始動されるものの、補助バッテリ25の出力可能電力(充電量)はさらに減少し、図中(c)において、被保護負荷(コントローラ)7の最低動作電圧まで降下し、被保護負荷(コントローラ)7が停止する。
このように、本発明に係るエンジンの自動始動制御では、ISG23による自動始動が長引く場合に、IGS23による始動を中断し、被保護負荷7を主バッテリ24に再接続するとともに、補助バッテリ25の出力可能電力を回復させることができるので、被保護負荷7の動作への影響を回避しながら、エンジンの自動始動を実行できる。
なお、上記実施形態では、高電圧電源回路43を介してインバータ41および駆動用バッテリ42に接続された駆動用モータ4を備えたハイブリット車両に実施する場合について述べたが、それらを備えず、IGS23を利用してアシスト走行や回生ブレーキ、あるいは、クリープ走行を行うマイルドハイブリット車両に実施することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいてさらに各種の変形および変更が可能であることを付言する。
1 車両
2 エンジン
3 変速機
4 駆動用モータ
5 駆動輪
6 一般負荷
7 被保護負荷
10 HCU
20 ECU
21 クランクシャフト
22 スタータ
23 ISG(電動発電機)
24 主バッテリ
25 補助バッテリ
26 主電源回路
27 補助電源回路
30 TCU
32 クラッチ
41 インバータ
42 駆動用バッテリ
43 高電圧電源回路
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ

Claims (8)

  1. 内燃式のエンジンと、
    前記エンジンの出力軸の回転により発電する機能および前記エンジンを自動始動する機能を有する電動発電機と、
    前記電動発電機と一般負荷に接続され、被保護負荷に接続可能であり、前記電動発電機で発電された電力で充電され、前記電動発電機および前記一般負荷および前記被保護負荷に電力供給可能な主バッテリと、
    前記電動発電機と前記被保護負荷に接続可能であり、前記電動発電機で発電された電力で充電され、前記被保護負荷に電力供給可能な補助バッテリと、
    を備えた車両の制御装置であって、
    前記エンジンの自動始動時に、前記被保護負荷を前記主バッテリから切断して前記補助バッテリに接続し、前記エンジンの自動始動後に前記被保護負荷を前記主バッテリに再接続する制御を行うものにおいて、
    前記エンジンの自動始動条件が成立しかつ車速が所定値以上の場合に、前記補助バッテリの出力可能電力で前記被保護負荷の消費電力に対応できるか判断し、
    (a)対応できる場合は前記電動発電機により前記エンジンを自動始動し、
    (b)対応できない場合は前記電動発電機による前記エンジンの自動始動を停止する
    ように構成されている、車両の制御装置。
  2. 前記電動発電機による前記エンジンの自動始動を停止した後、前記被保護負荷を前記主バッテリに再接続するように構成されている、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記被保護負荷を前記主バッテリに再接続した後、前記被保護負荷の消費電力が前記補助バッテリで対応できる出力可能電力未満に低下するかまたは前記車速が所定値未満に減速した場合は、前記被保護負荷を前記主バッテリから切断して前記補助バッテリに接続し、前記電動発電機による前記エンジンの始動を再開するように構成されている、請求項2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記補助バッテリと前記電動発電機との前記切断は、前記補助バッテリと前記被保護負荷との前記接続の後に実施される、請求項1〜3の何れか一項に記載の車両の制御装置。
  5. 前記補助バッテリは、前記エンジン運転時であっても、満充電時には、前記主バッテリ、前記電動発電機、および、前記被保護負荷から切断されるように構成されている、請求項1〜4の何れか一項に記載の車両の制御装置。
  6. 前記車両は、前記主バッテリに前記電動発電機と前記一般負荷とが接続された主電源回路と、前記補助バッテリに前記被保護負荷を接続するための補助電源回路と、前記主電源回路と前記補助電源回路とを接続/切断するための第1スイッチと、前記第1スイッチと前記補助バッテリの間で前記補助電源回路を接続/切断するための第2スイッチと、を備え、前記第1スイッチは、前記エンジンの運転時に接続されるが、前記エンジンの自動停止から自動始動までは切断され、前記第2スイッチは、前記エンジンの運転時であっても前記補助バッテリの満充電時には切断されるが、前記第1スイッチの切断時には接続状態にあるように構成されている、請求項1〜5の何れか一項に記載の車両の制御装置。
  7. 前記車両は、前記エンジンとは別に駆動軸に動力を伝達可能な駆動用電動発電機と、前記駆動用電動発電機にインバータを介して接続された高電圧バッテリとを備え、前記駆動用電動発電機による力行運転および回生ブレーキを実行可能なハイブリット車両である、請求項1〜6の何れか一項に記載の車両の制御装置。
  8. 前記車両は、前記電動発電機による前記エンジンの駆動アシストと回生ブレーキを実行可能なマイルドハイブリット車両である、請求項1〜6の何れか一項に記載の車両の制御装置。
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