JP2015217316A - 乾式クリーニング筐体及び乾式クリーニング装置 - Google Patents

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Akihiro Fuchigami
明弘 渕上
岡本 洋一
Yoichi Okamoto
洋一 岡本
村田 省蔵
Shozo Murata
省蔵 村田
興治 塚原
Koji Tsukahara
興治 塚原
種子田 裕介
Yusuke Taneda
裕介 種子田
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【課題】凹凸を有する被洗浄面であっても筐体の向きを変えることなく洗浄むらを抑制することができる乾式クリーニング筐体を提供する。【解決手段】筐体4には2つのインレット24A、24Bが設けられているとともに、これらを個別に開閉可能なシャッター46A、46Bが設けられている。インレット24Aを開放してインレット24Bを閉じると、反時計回りの旋回気流30が発生して洗浄媒体5が飛翔し、開口部18で洗浄対象物20に衝突して汚れを除去する。インレット24Aを閉じてインレット24Bを開放すると、旋回気流30の向きが逆となる。旋回気流30の向きを変えることにより、筐体4の向きを変えることなく開口部18における旋回気流の上流側と下流側での衝突回数の偏りに起因する洗浄むらを解消することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、筐体の内部空間で旋回気流により洗浄媒体を飛翔させ、洗浄対象物に接触ないし衝突させて洗浄する乾式クリーニング装置、該乾式クリーニング装置に用いられる乾式クリーニング筐体に関する。
近年、プリント基板製造におけるフローはんだ槽によるはんだ付け工程において、はんだ付け処理する領域以外をマスクする治具が多く用いられている。
このようなマスク治具(ディップパレット、キャリアパレットと呼ばれる)は、繰り返し使用されるうちに、表面にフラックスが堆積して固着しマスクの精度を下げるために、定期的に洗浄する必要があった。
一般的には、このような洗浄は溶剤に浸漬して行うため、大量の溶剤を消費しており、コストアップを避けられず、作業者や環境への負荷も極めて大きい。
浸漬せずに装置内で溶剤を洗浄対象物に噴射する方式も知られているが、溶剤を大量に使用するという点に変わりはない。
この問題を解消する技術として、例えば特許文献1に記載の乾式クリーニング装置が提案されている。
この装置では、内部空間を有する筐体に吸気手段を接続して筐体内を負圧化し、筐体の外周面の一部に設けられた通気路から外部空気を高速で流入させることにより筐体内で旋回気流を生じさせ、この旋回気流で薄片状の洗浄媒体を筐体内で循環飛翔させるようになっている。
筐体の外周面の一部に形成された、上記通気路よりも大きな断面積を有する開口部を洗浄対象物に当てて塞ぐことにより上記旋回気流が生じ、開口部で洗浄媒体が洗浄対象物の表面に高速で衝突し、これが繰り返されることにより洗浄対象物の汚れが除去されるものである。
筐体の内部空間と吸気手段との間には、多孔性の分離板が設けられており、洗浄対象物から除去された汚れや、磨耗等により小さくなった洗浄媒体は、洗浄中、分離板を通過して吸気手段側へ回収されるようになっている。
上記筐体を洗浄対象物であるディップパレットに沿って矩形方向(XY軸方向)に移動させ、広い面積を自動的に洗浄するようにした機構も提案されている(特許文献1)。
しかしながら、今までの乾式クリーニング筐体では、旋回気流によって洗浄媒体が一定方向に回転しているため、洗浄対象物の被洗浄面が平面の場合は問題ないが、ディップパレット(以下、単に「パレット」ともいう)のように開口や凹凸がある場合には、洗浄むらが生じるという問題があった。
筐体が有する上記開口部は、洗浄媒体が洗浄対象物に衝突可能な領域であり、開口部で区画される範囲は洗浄が行われ得る領域であるが、実際には旋回気流の旋回方向において開口部の下流側と上流側とで洗浄媒体の衝突確率に差異が生じ、洗浄むらになってしまう。
これを図18に基づいて具体的に説明する。
筐体200の開口部18が洗浄対象物としてのディップパレット100で塞がれた状態で、筐体内が吸引されるとインレット24から外部空気が高速で流入して旋回気流30が生じる。
薄片状の洗浄媒体5は旋回気流で循環飛翔する過程において、インレット24からの高速気流で加速され、ディップパレット100の開口150における旋回気流の旋回方向下流側のテーパ面150bに衝突しやすい。
上流側のテーパ面150aは旋回気流に沿う形状であるため、洗浄媒体の衝突確率は下流側のテーパ面150bに比べて圧倒的に少なくなる。
このため、下流側のテーパ面150bでは汚れ50は除去されるが、上流側のテーパ面150aでは残り、洗浄むらとなる。
上記洗浄むらの発生は、旋回気流で洗浄媒体を飛翔させながら洗浄対象物に衝突させることを繰り返す乾式クリーニング方式では避けられない特性である。
図19にパレットの実際の洗浄後の画像を示す。
旋回気流の上流側で汚れが残存しているのがはっきりと確認できる。
この問題を解消するには、筐体又は洗浄対象物の向きを変えて汚れが残っている部分を再度洗浄する方式とすることが考えられる。
この場合、例えば筐体の移動方向の一方側に突出した手持ち部分がある構成では、洗浄作業を行うスペースのレイアウトによっては、一回の洗浄後に筐体を反対向きにすることができないケースもある。
筐体をXY軸方向に移動させて自動的に洗浄を行う装置においては、XYの移動軸に加えて筐体の姿勢を変えるためのθ軸を必要とするため、コストアップを来たすとともに、姿勢変更の時間が発生して洗浄効率が低下する。
このことは筐体を位置固定して洗浄対象物を移動させる自動化構成においても同様に生じる。
本発明は、このような現状に鑑みてなされたもので、凹凸を有する被洗浄面であっても筐体の向きを変えることなく洗浄むらを抑制することができる乾式クリーニング筐体の提供を、その主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の乾式クリーニング筐体は、洗浄媒体が収容される内部空間と、前記内部空間に連通し、洗浄対象物の被洗浄面に当接される開口部と、前記開口部とは別に設けられ、外部の空気を前記内部空間へ導入するための通気路と、前記内部空間に連通し、吸気手段に接続される吸気口と、を備え、前記内部空間は、前記開口部が前記被洗浄面に当接された状態で前記吸気手段により吸気したとき、前記通気路から流入した空気が旋回気流となる形状を有し、前記開口部は、前記旋回気流により飛翔する洗浄媒体が前記被洗浄面に繰り返し衝突するように配置され、向きが異なる旋回気流を発生させることが可能な構成を有している。
本発明によれば、凹凸を有する被洗浄面であっても筐体の向きを変えることなく洗浄むらを抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る乾式クリーニング筐体の分解斜視図である。 同筐体の洗浄動作を示す図で、(a)は左側のインレットを開放し、右側のインレットを閉じた状態の図、(b)は(a)と逆の状態の図である。 ダブルインレット方式の他の利点を説明する図で、(a)は左右のインレットを共に開放した状態を示す図、(b)は左右のインレットを共に閉じた状態を示す図である。 オリフィス板の孔形状の種類を示す平面図である。 各構成の洗浄効果を比較する実験での洗浄対象物(パレット)と筐体との位置関係を示す図である。 オリフィス板を有しない第2の実施形態の一例を示す乾式クリーニング筐体の要部断面図である。 第2の実施形態の他例を示す乾式クリーニング筐体の要部断面図である。 第2の実施形態の別例を示す乾式クリーニング筐体の要部断面図である。 第3の実施形態における乾式クリーニング筐体の要部断面図で、(a)はインレットを開放した状態を示す図、(b)はインレットを閉じた状態を示す図である。 第4の実施形態におけるオリフィス板の断面図である。 第5の実施形態における乾式クリーニング筐体の要部断面図で、(a)は左側のインレットを閉じて右側のインレットを開放した状態を示す図、(b)は(a)の逆の状態を示す図である。 第6の実施形態における自動洗浄構成を示す斜視図である。 自動洗浄構成における洗浄動作を示す斜視図である。 第7の実施形態における乾式クリーニング筐体の斜視図である。 本発明の乾式クリーニング装置の基本となる構成を示す概要断面図である。 同乾式クリーニング装置の洗浄動作の原理を示す図である。 同乾式クリーニング装置の使用状態を示す斜視図である。 旋回気流が一定方向である場合の乾式クリーニング筐体の問題点を説明するための概要断面図である。 同筐体で洗浄した後の洗浄むらを示す画像図である。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
まず、図15乃至図18に基づいて、本発明の基礎となる乾式クリーニング装置の基本的な構成について説明する。
図15に基づいて、ハンディタイプの乾式クリーニング装置2の構成の概要を説明する。図15(a)はA−A線での横断面図、(b)はB−B線での縦断面図である。
乾式クリーニング装置2は、内部に洗浄媒体5の飛翔空間(内部空間)を有する乾式クリーニング筐体(以下、単に「筐体」ともいう)4と、筐体4内を負圧化する吸気手段6とを備えている。
筐体4は、筐体本体部としての円筒形状の上部筐体4Aと、逆円錐形状の下部筐体4Bとから一体として構成されている。ここでの上部、下部は図面上の便宜的呼称であって、実機上の上下とは必ずしも関係はない。
下部筐体4Bは、その円錐形状の頂部に吸気口8を一体に備えており、吸引ダクトとして機能する。
吸気手段6は、吸気口8に一端を接続されたフレキシブルな吸引ホース10と、該吸引ホース10の他端に接続された吸引装置12とを有している。
吸引装置12としては、家庭用掃除機、真空モータや真空ポンプ、あるいは流体の圧送により間接的に低圧化ないし負圧化を生じさせる装置などを適宜用いることができる。
なお、部材の上面、底面等の上下の位置関係は図面上の基準にすぎない。
上部筐体4Aの底面部は、下部筐体4Bの上端部を結合する嵌合凹部4A−1となっており、上部筐体4Aと下部筐体4Bは分離可能となっている。上部筐体4Aの上面4A−2は密閉されている。
上部筐体4Aの底面部における下部筐体4Bとの境界部分には、多孔手段としての多孔性の分離板14が設けられている。
分離板14は、パンチングメタルのような穴が空いた板状の部材である。
分離板14は、吸引されたときの洗浄媒体5の下部筐体4B側(吸気口側)への移動を阻止するものである。
図15(a)では分離板14の表示を一部省略している。なお、洗浄媒体5は分かり易くするためにその大きさを誇張表示している。
多孔手段としては、洗浄媒体5を通さずに空気及び粉塵(洗浄対象物から除去された除去物)を通過させる大きさの細孔を多く備える多孔形状であればよい。
すなわち、多孔手段としては、スリット板や網などを用いてもよく、材質も滑らかな面を備えていれば、樹脂や金属などを自由に選択してもよい。
多孔手段は旋回気流の旋回軸と直交する面として配置されている。これにより、多孔手段に沿う方向に気流が流れることにより、洗浄媒体5の滞留を防ぐ効果がある。
旋回気流の減衰を抑えるために、筐体内面は段差、凹凸がなく平滑であることが望ましい。
多孔手段は、旋回気流に沿った面に配置されることにより、表面に吸着した洗浄媒体を再飛翔させることができる。
筐体4の材質は特に限定されないが、異物の付着や洗浄媒体との摩擦による消耗を防ぐために、例えばアルミ二ウムやステンレスなどの金属製が好適であるが、樹脂製のものを用いることもできる。
上部筐体4Aの内部中心には、上部筐体4Aの円筒軸を共通の軸とするように、円筒状の流路制限部材16が筐体の一部として設けられ、流路制限部材16の下端は分離板14に固定されている。
流路制限部材16は旋回気流の流路断面積を絞って流速を向上させる目的で設けられている。
流路制限部材16により上部筐体4A内には滑らかな壁面を有するリング状の旋回気流移動空間(洗浄媒体の飛翔空間としての内部空間)が形成されている。
上部筐体4Aの形状によっては、流路制限部材16の中心軸と上部筐体4Aの中心軸を必ずしも共通にする必要はなく、リング状の空間が確保できていれば偏芯していても良い。
上部筐体4Aの側面の一部には、旋回気流で飛翔する洗浄媒体5を洗浄対象物に接触ないし衝突させるための開口部18が形成されている。
上部筐体4Aは直径に対して高さが極めて小さい円筒形状であり、その高さを形成する側面の一部に開口部18が設けられている。
筐体4全体としては、図15(b)に示すように、開口部18以外の外周部分が洗浄対象物20から大きく逃げる(離れる)レイアウトとなり、洗浄対象物20に対する局所的当接、換言すればピンポイントクリーニングの自由度が高められている。
開口部18は、上部筐体4Aの側面を円筒軸に平行な平断面により切断した形状であり、円筒軸と直交する方向から見て矩形形状をなしている。
上部筐体4Aの側面には空気流入口22が形成されており、空気流入口22には、通気路としてのインレット24が上部筐体4Aの外方から接続されて上部筐体4Aに一体に固定されている。
インレット24は分離板14に略平行に設定されており、その通気方向は、上部筐体4Aの半径方向に対して傾き、その通気路中心の延長線が開口部18に達するように位置している。
インレット24は、上部筐体4Aの高さ方向に延びる幅を有している。
インレット24は上部筐体4Aの高さよりも径又は幅が小さいものを1つ配置してもよく、単体のインレットを高さ方向に複数配置する構成としてもよい。
吸気口8、開口部18及びインレット24はいずれも内部空間26に連通している。流路制限部材16によって内部空間26の内周側が規定されている。
図15に示すように、開口部18が洗浄対象物20の被洗浄面に当接して塞がれると、筐体4内が閉空間としてなり、インレット24を介して内部空間26に導入された空気が吸気口8側に吸引される。
このため、インレット24から外気が高速で流入し、この高速気流は洗浄媒体5を開口部18へ向けて加速させるとともに旋回気流30を生成する。円環状の内部空間26は旋回流路でもある。
閉空間が形成された時に生じる旋回気流は、吸気による負圧で分離板14上に吸着保持された洗浄媒体を吹き払い、再飛翔させる効果を有する。
開口部18は、洗浄対象物20から離されて開放されたときに、空気流入口22における内圧を、大気圧もしくはその近傍にするために十分な大きさの面積を備える。
また、空気流入口22も、開口部18の開放時に大気圧もしくはその近傍になりやすい位置に配置される。
このような構成を備えることにより、乾式クリーニング装置2を洗浄対象物に当てていない間は、空気流入口22が大気圧に近づくことによって、外部との差圧が低下し、その結果流入する気流が劇的に低減する。
一方、開口部18から流入する気流は多くなるため、洗浄媒体5が筐体4内から漏れ出ることを防ぐことができる。
また、開口部18が開放されている状態では、閉塞されている場合に比べて流入する気流の総量が2〜3倍になるため、とくに薄片状の洗浄媒体では多孔手段上に吸着されるため、再飛翔せず筐体の外に漏れることがない。
これを開口部開放時における洗浄媒体吸着効果という。
洗浄媒体5は、薄片状の洗浄片の集合であるが、ここでは薄片状の洗浄片単体としての意味でも用いている。
薄片状の洗浄媒体とは面積が1mm以上200mm以下の薄片である。洗浄媒体の材質はポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタラート、アクリル、セルロース樹脂などの耐久性のある素材からなるフィルムであり、厚みは0.02mm以上1.0mm以下である。
但し、洗浄対象物によっては洗浄媒体の厚みやサイズや材質を変えることが効果的な場合もあり、これらの洗浄媒体を使用する場合も本発明の範囲に含まれるため、前記洗浄媒体条件にはとらわれないものとする。
洗浄媒体の材質に関しては、樹脂だけにとどまらず、紙、布などの薄片や、あるいは、雲母などの鉱物、セラミックやガラス、金属箔であっても、薄く軽量で飛翔しやすい形状にすることで使用することができる。
上部筐体4Aのリング状の内部空間26は、洗浄媒体5が収容される空間であるとともに、旋回気流によって洗浄媒体5が飛翔し開口部18に露出する洗浄対象物20に衝突するための空間である。
流路制限部材16の内部34は、旋回気流が作用しない空間である。
以上のように構成される乾式クリーニング装置2による洗浄動作(以下、「クリーニング動作」ともいう)を、図16を参照して説明する。
なお、図16では、部材の厚み等を省略し、分かり易くするために静空間としての内部34をハッチングで表示している。
図16(b)は、開口部18を洗浄対象物20から離して開口部18を開放し吸気を行っている状態を、図16(a)は、開口部18を洗浄対象物20に当てて閉塞した状態を示している。
クリーニング動作に先立って、洗浄媒体5を筐体4内に供給する。
洗浄媒体の供給方法としては、吸引装置12が作動している状態で、開口部18から所定量の洗浄媒体を吸い込んでもよく、開口部18が塞がれた状態でインレット24から投入してもよい。
筐体4内に供給された洗浄媒体5は、図16(b)下図に示すように、分離板14に吸い付けられて筐体4内に保持される。
筐体4内は吸気により負圧状態となっているので、筐体外部の空気がインレット24を通して筐体4内に流入するが、このときのインレット24内の流れは流速・流量ともに小さいので、筐体4内に発生する旋回気流30は洗浄媒体5を飛翔させる強さには至らない。
筐体4内に洗浄媒体5が供給・保持されたら、図16(a)に示すように、開口部18を洗浄対象物20の表面のクリーニングすべき部位に当てて閉塞状態にする。
開口部18が塞がれると、開口部18からの吸気が止まるので、筐体4内の負圧は一気に増大し、インレット24を通じて吸い込まれる空気量・流速ともに増大してインレット24内で整流される。
その後、インレット出口(空気流入口22)から筐体4内に高速空気流となって吹き出す。
吹き出した空気流は、分離板14上に保持されている洗浄媒体5を剥がして開口部18に露出する洗浄対象物20の表面に向けて飛翔させる。
上記空気流は、旋回気流30となって、筐体4の内壁に沿って円環状に流れつつ、一部は分離板14の穴を通って吸気手段6により吸気される。
筐体4内を円環状に流れた旋回気流30がインレット24の出口部に戻ると、インレット24から入り込む空気流が旋回気流30に合流しつつ加速する。
このようにして筐体4内に安定した旋回気流30が形成される。
洗浄媒体5は、旋回気流により筐体4内で旋回(循環飛翔)し、洗浄対象物20の表面に繰り返し衝突する。
この衝突による衝撃で、洗浄対象物20の表面から汚れが微小粒状あるいは粉状となって分離する。
分離した汚れは、分離板14の穴を通って吸気手段6により筐体4の外部へ排出される。
筐体4内に形成される旋回気流30は、その旋回軸が分離板14の表面に直交しており、分離板14の表面に平行な気流となる。
このため、旋回気流30は分離板表面に吸い着けられた洗浄媒体5に、横方向から吹き付けて洗浄媒体5と分離板14の間に入り込み、分離板14に吸い付けられている洗浄媒体5を分離板14から引き剥がして再度飛翔させる効果が生じる。
また、開口部18が塞がれて上部筐体4A内の負圧が増大して、下部筐体4B内の負圧に近くなるため、洗浄媒体5を分離板14の表面に吸い付ける力も低下して、洗浄媒体5の飛翔がより容易になる効果が生じる。
旋回気流30は、一定の方向に気流が加速されるため高速の気流が生成しやすく、洗浄媒体5の高速飛翔運動も容易となる。
高速で旋回移動する洗浄媒体5は、分離板14に吸い付けられにくく、洗浄媒体5に付着した汚れが、遠心力により洗浄媒体5から分離され易い。
図17に上述した乾式クリーニング装置2によるクリーニングの実際的な例を示す。
洗浄対象物は前述したフローはんだ槽工程で用いられるディップパレットであり、符号100で示す。
ディップパレット100には、マスク開口部101、102、103が開口しており、これらマスク開口部の穴周辺にフラックスFLが堆積・固化している。この堆積・固化したフラックスFLが除去すべき汚れである。
下部筐体4Bの根元部(吸気口8の部位)を手HDで握り、吸気状態で、筐体4の開口部18を被クリーニング部位に押し当てる。
開口部18が被クリーニング部位に押し当てられる以前は、筐体4内は吸気され、洗浄媒体5は分離板14に吸い付けられているので(洗浄媒体吸着効果)、開口部18は下方を向いているものの、筐体4内から洗浄媒体5が外部へ漏れることは無い。
勿論、開口部18が被クリーニング部位に押し当てられた以後は、筐体内が気密状態となり、洗浄媒体の漏れ出しはない。
開口部18を被クリーニング部位に押し当てると、インレット24による流入気流が急増し、筐体4内に強い旋回気流30を発生させ、分離板14に吸い付けられた洗浄媒体5を飛翔させる。
洗浄媒体5は、ディップパレット100の被クリーニング部位に付着固化したフラックスFLに衝突し、これによりフラックスFLが除去される。
作業者は、上述の如く下部筐体4Bの根元を手HDに持ち、ディップパレット100に対して移動させて、被クリーニング部位を順次移動させ、付着・固化したフラックスFLを全て除去することができる。
図17の状態では、ディップパレット100のマスク開口部101の周辺部がクリーニングされ、マスク開口部102、103の周辺部がクリーニング途上である。
被クリーニング部位に対して開口部を移動させる時に被クリーニング部位から開口部18が離されても、前述の洗浄媒体吸着効果により、洗浄媒体5が筐体内から漏れ出さない。
このため、洗浄媒体数が維持され、洗浄媒体量の減少によるクリーニング性能の低下は生じない。
洗浄媒体5は、繰り返し使用される間にクリーニング部位に対する衝突による衝撃により次第に破壊され、被クリーニング部位のディップパレット100から除去したフラックス(汚れ)と共に、吸引装置12に吸引回収される。
このため、乾式クリーニング装置を長時間使用していると、筐体内に保持された洗浄媒体の量が減少する。このような場合は、新しい洗浄媒体を筐体4内に補給する。
図1乃至図5に基づいて本発明の第1の実施形態を説明する。上記基本的構成と同一又は同等部分は同一符号にて示す。
図1に示すように、上部筐体4Aと下部筐体4Bは、ボルト挿通孔36、38を介して図示しないボルト・ナットで一体に結合されるようになっている。
吸気口8を有する集塵ダクト40は下部筐体4Bと分離されており、ネジ挿通孔42とネジ孔44を介して図示しないネジで下部筐体4Bに固定されるようになっている。
流路制限部材16は複数の開口を有し、その外周面を覆うように分離板14が設けられている。除去された汚れや洗浄媒体の破片等は分離板14を通って流路制限部材16内に入り、集塵ダクト40へ排出される。
上部筐体4Aと下部筐体4Bとを一体化した後、流路制限部材16の外周面に分離板14を固定したユニットを筐体内に挿入してセットし、かかる状態で集塵ダクト40を固定することで筐体4の組み立てが完了する。
他の図では、分離板14と一体のユニットを流路制限部材16として表示する。
本実施形態における筐体4は、流路制限部材16を挟んで両側(複数個所)にインレット24A、24Bを有しており、向きが異なる(ここでは逆向きとなる)旋回気流を任意に発生させることが可能な構成となっている。
インレット24の上面側には、インレット24を個別に開閉可能な開閉手段としてのシャッター46A、46Bが設けられている。
シャッター46A、46Bはそれぞれ、筐体4に一体に形成されたガイド部48A、48Bに嵌合しており、開閉方向にスライド可能となっている。
また、シャッター46A、46Bはそれぞれ、操作用凸部46A−1、46B−1を有しており、手動で開閉される。
シャッター46としては、金属製や樹脂製のものを採用することができる。
図2(a)に示すように、インレット24Aのみを開放した状態で開口部18を洗浄対象物20に当てて塞ぐとインレット24Aから流入する気流によって反時計回り方向の旋回気流30が発生する。
筐体4の内部空間26に収容されている洗浄媒体5は旋回気流30によって飛翔し、インレット24Aの部位で加速されて洗浄対象物20の被洗浄面20aに付着した膜状の汚れ50に衝突してこれを除去する。この洗浄動作が繰り返されて洗浄が進行する。
インレット24Aより流入した気流は、旋回流路(内部空間26)を旋回した後に分離板14を介して流路制限部材16の内部へ流れ、集塵ダクト40へ排出される。除去された汚れ成分54や洗浄媒体の破片56等も同様に排出される。
インレット24Bの空気流入口の部位には多孔部材としてのオリフィス板52Bが設けられている。
オリフィス板52Bは、インレット24Bから内部空間へ外部の空気が流入することを妨げず、且つ、旋回気流によって飛翔する洗浄媒体が内部空間の外側へ移動することを抑制する機能を有している。除去された汚れ成分の移動も抑制している。
オリフィス板52Bは、洗浄媒体5の円滑な旋回飛翔を妨げないように旋回流路の外周面に沿って設けられている。すなわち、オリフィス板52Bは内部空間26の外周面の一部を兼ねるように配置されている。
同様の理由から、インレット24Aの側にはオリフィス板52Aが設けられている。
インレット24Bではシャッター46Bが閉じて閉塞されているため、外部からの空気流入は生じず、インレットの機能は発現しない。
使用していないインレット24Bからの洗浄媒体5の外部への漏れ防止は、基本的にはシャッター46Bが担っているが、実質的にはオリフィス板52Bによってなされる。
換言すれば、洗浄媒体や除去された汚れ成分の不使用インレットを介した外部への漏れが、オリフィス板52Bとシャッター46Bとの2重構成で防止されている。
図2(b)に示すように、インレット24A側のシャッター46Aを閉じ、インレット24B側のシャッター46Bを開放すると、上記とは逆に時計回り方向の旋回気流30が発生する。
すなわち、筐体4の向きを変えることなく、シャッター46A、46Bを交互に開閉する操作のみで旋回気流30の向きを変えることができる。
図18で示したように、被洗浄面に凹凸がある場合、図2(a)に示す状態で筐体4を移動(往路移動)させて洗浄を行った後、図2(b)に示すようにインレットの開閉を逆にして移動(復路移動)させれば、洗浄むらを無くすことができる。
この場合、復路移動時に筐体4の向きを変える必要はない。
上記ダブルインレット構成の他の利点について説明する。
図3(a)に示すように、シャッター46A、46Bを共に開いた状態とすれば、内部空間26に両方向の旋回気流が発生し、これらの旋回気流が互いに打ち消しあう。
このため、開口部18から集塵ダクト40へ向か吸引気流のみが発生する。この状態では、吸引気流による負圧の影響で、洗浄媒体や筐体に残留する汚れ成分は分離板14に吸い寄せられ、外に漏れ出すことがない。
また、両方のインレットからの気流の流入により、負圧が弱まるため、筐体と洗浄対象物の吸着力が弱まり、筐体から洗浄対象物20を容易に離すことができる。
図3(b)に示すように、シャッター46A、46Bを共に閉じた状態とすれば、内部空間26に旋回気流が発生せず、開口部18から集塵ダクト40へ向かう直線的な吸引気流となる。
この場合、シャッター46A、46Bを共に開いた状態と違い、インレットからの流入気流がないために、内部空間26の負圧が大きくなり、開口部18の吸引力が強く働く。
この状態では、吸引気流による負圧の影響で、洗浄媒体や筐体に残留する汚れ成分は分離板14に吸い寄せられ、外に漏れ出すことがない。
さらに、負圧が高いため、洗浄対象物20に残留した洗浄媒体の破片56や付着力の弱まった汚れ成分54を容易に筐体内に回収することができる。
オリフィス板52は、洗浄媒体を通さない大きさの細孔を多く備える多孔形状であればよく、材質も滑らかな面を備えていれば、筐体の材質は特に限定されない。
異物の付着や洗浄媒体との摩擦による摩耗(消耗)を防ぐために、例えばアルミ二ウムやステンレスなどの金属製が好適である。摩擦による消耗に耐え得るものであれば樹脂製のものを用いることもできる。
一般的な多孔形状として、図4(a)に示すような丸穴、長穴、図4(b)に示すような角穴、六角などがある。
洗浄媒体の挟まりの影響のない場合には、多孔の代わりに、図4(c)に示すような網状のものを用いることも可能である。
旋回気流の減衰と洗浄媒体の滞留を抑えるために、筐体内面は段差、凹凸がなく平滑であることが望ましい。
オリフィス板の開口率は、気流の取り込みに必要なインレット断面積に対して、各孔の合計面積が同等以上となるように設計する。同等以上とするのは、1つの大穴と比較して多孔による気流の流入損失が発生するためである。
シャッター46とガイド部48との間にシール部材を設けて気密状態でスライドさせる構成としてもよい。
シャッター46A、46Bを常時閉じるように付勢し、開放操作とロックを1つのレバーでできる構成とすれば、手動操作を容易にすることができる。
閉塞部材としてのシャッター46A、46Bをそれぞれ個別にインレットを閉塞する位置と開放する位置とに任意に設定可能な駆動源を設けて電動で駆動する構成としてもよい。
2つのシャッター46A、46Bを独立に駆動又は操作可能な構成とすることで、いずれか一方が閉じて他方が開いている状態、両方が開いている状態、両方共閉じている状態の4つの動作を任意に行うことができる。
本実施形態に係る乾式クリーニング装置の洗浄能力について説明する。
図5にパレットの開口部付近の断面図を示す。パレット100の開口部Pははんだが流れやすいようにするテーパ部P1b、P2bと、はんだを漏らさないようにせき止める垂直部P1c、P2cが備えられているのが一般的である。
符号P1a、P2aはパレットの平面部を示している。
このような形状の洗浄対象物に対して、下記の3つの洗浄構成を用いて洗浄した場合の各箇所の洗浄状態の結果を表1に示す。
構成1:本実施形態に係る構成
構成2:半円筒の洗浄槽の最下部に洗浄媒体加速ノズルを備えた従来構成(例えば、特許文献2)
構成3:旋回気流の方向が一方向だけの従来構成(例えば、特許文献1)
図5に示す筐体は構成3のものである。
Figure 2015217316
表1に示すように、構成1では洗浄媒体の回転方向を変えながら洗浄を行うことができるため、全ての面が洗浄可能である。
構成2ではテーパ部や、特に垂直な面が全く洗浄できなかった。これは下側から上側に向かって洗浄媒体が直線的に飛翔するため、平面部P1a、P2aに対する衝突力は大きいが、テーパ部では弱くなり、垂直部では平行となって除去力はほとんどないからである。
構成3では旋回気流の下流側となるテーパ部P2bと垂直部P2cは共に洗浄品質が良いが、上流側に位置するテーパ部P1b、垂直部P1cの洗浄品質は、課題の欄で説明した理由により極めて悪くなった。
表1に示す結果から、旋回気流の方向を変える構成とすることにより、洗浄品質において優位性を有することが明らかである。
図6乃至図8に基づいて第2の実施形態を説明する。
上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態において同じ)。
上記実施形態ではオリフィス板を有する構成としたが、本実施形態ではインレットの開閉とオリフィス板の機能とを1つの部材で得る構成(以下、「ワンエレメント方式」という)としている。
図6に示すように、開閉手段58Aは、インレット24Aを閉塞する閉塞部材としてのプラグ60Aと、プラグ60Aをインレット24Aを開閉する方向にスライドさせる駆動源としてのエアシリンダ62Aとから構成されている。
駆動源としてはリニアモータ等でもよい(以下の実施形態において同じ)。
開閉手段58Aの設置スペースは、インレット24Aの外側を構成する筐体側板を上方に延ばすことによって確保している。
プラグ60Aの先端面60A−1は、インレット24Aを閉塞したときに、旋回気流を阻害しないように内部空間26の外周面(旋回流路の外周面)に沿った形状を有している。
他方の開閉手段58Bにおいても同様の構成となっている。
図6は、インレット24Aを閉塞し、インレット24Bを開放した状態を示している。この状態ではインレット24Bから外部空気が流入するため、旋回気流30は時計回り方向となる。
開閉手段58Aのプラグ60Aの先端形状は筐体の内周面に沿って延びる形状であるため、インレット24Bのからの流入気流によって生じた旋回気流30及び旋回する洗浄媒体5の移動を阻害しない。
時計回り方向の旋回気流にて洗浄を行った後旋回気流の向きを変える場合には、まず開閉手段58Bを動作させてプラグ60Bでインレット25Bを閉塞し、洗浄媒体の漏れを確実に防ぐ。
次に開閉手段58Aを動作させてプラグ60Aを移動し、インレット24Aを開放する。
インレット24Aが開放されるとここから外部空気が流入し、反時計回り方向の旋回気流が発生して洗浄媒体が同方向に飛翔する。
図7にワンエレメント方式の他例を示す。
本例における開閉手段64Aは、インレット24Aの外側を構成する筐体側板に形成されたスリット66Aに摺動自在に挿入された閉塞部材としてのスライド板68Aと、スライド板68Aをインレット24Aを開閉する方向にスライドさせる駆動源としてのエアシリンダ62Aとから構成されている。
エアシリンダ62は上記筐体側板に設けられた図示しないブラケットに保持されている。
スリット66Aの内部には、滑りが良くかつ洗浄媒体を漏らさないフェルトやナイロンブラシのようなシール材が配置されている。
他方の開閉手段64Bにおいても同様の構成となっている。
旋回気流の発生原理及び向きを変える動作は上記と同様であるので説明は省略する。
本例では、スライド板のスライドをガイドするスリットの内側を、スライド板が洗浄媒体となるべく接触しないように、インレットからの流入気流と旋回気流との合流地点Cよりも旋回方向上流に配置している。
これにより、スライド板でインレットを閉塞したときの旋回流路は滑らかにならず一定の段差が生じる。
図7では誇張して表示しているが、実際の段差はインレットの幅である3mm程度であるので、20mm以上ある旋回流路幅に対して十分小さく、旋回気流の阻害要因とはならない。
図8にワンエレメント方式の別例を示す。
本例における開閉手段70Aは、閉塞部材としてのスイング板72Aと、スイング板72Aをインレット24Aを開閉する方向に回動させる駆動源としてのエアシリンダ62Aとから構成されている。
スイング板72Aは、インレット24Aの外側を構成する筐体側板74を分割した一方であり、筐体4に設けられた図示しないブラケットに固定された軸75Aを支点に回動可能に設けられている。
筐体側板74は3mm以上の厚みを持っており、かつインレットからの流入気流と旋回気流との合流地点よりも旋回方向上流で分割されている。
図8ではインレット24Bが閉塞され、インレット24Aが開放されている状態を示しており、旋回気流30の方向は反時計回り方向となる。
本例では、図7で示したスライド板方式と同様、旋回流路の内周に段差ができてしまうが、図8では誇張表示されており、実際には旋回流路幅の20mmに対して十分小さいので旋回気流に与える影響は極めて少ない。
上記ワンエレメント方式のいずれにおいても、特に洗浄媒体の衝突確率が低い領域である、インレットからの流入気流と旋回気流との合流位置よりも旋回方向上流に可動部を備えている。
このため、洗浄媒体の挟まりによる動作不良のリスクを低減しつつインレットの開閉を制御できる。
また、ワンエレメント方式ではインレットを閉塞したしたときにインレット内の空間、例えば図2におけるシャッターとオリフィス板との間の空間とが内部空間26に連通しないので、旋回気流の圧損を回避できる。
図9に第3の実施形態を示す。
本実施形態における開閉手段76Bは、筐体側板にヒンジ78Bを介して回動可能に設けられた閉塞部材としての蓋80Bと、蓋80Bをインレット24Bを開閉する方向に回動させる図示しない駆動源とから構成されている。
図示しないが、インレット24A側においても同様の構成を有している。
ヒンジによる開閉方式とすれば、シャッター方式よりも安定して開閉動作を行うことができる。
図9(a)に示すように、インレット24Aを閉じた状態で蓋80Bを開くとインレット24Bから外部空気が流入して時計回り方向の旋回気流を筐体内に生じさせ、薄片状の洗浄媒体5を飛翔させる。
一方、図9(b)に示すように、蓋80Bを閉じると空気は流入しない。このとき、もう一方のインレット24Aの蓋を開くと、逆方向に旋回気流が発生し、薄片状の洗浄媒体はインレット24Aの出口でオリフィス板52Aから出る気流で加速され、旋回気流に乗って筐体内を循環する。
この場合、薄片状の洗浄媒体は、遠心力で筐体の内壁(内部空間の外周面)に沿って飛翔し、気流抵抗により内壁に平行な姿勢をとる。
このため、薄片状の洗浄媒体はオリフィス板52Bには衝突せず、その表面に沿って飛翔するため、洗浄媒体の面積より小さいオリフィス(オリフィス板の孔)に刺さるなどして速度が低下する可能性は極めて低く、スムーズに旋回動作を行うことができる。
すなわち、洗浄媒体として薄片状のものを使用すれば、空気抵抗による必然的な姿勢制御によってオリフィス板52を設けた構成に起因する洗浄媒体の目詰まりや引っ掛かり等の不具合は生じない。
洗浄媒体が粒状の場合には、筐体の内壁に衝突して反射しながら旋回するため、必ずしもオリフィス板の表面に沿った動きをしない。
このため、粒状の洗浄媒体がオリフィスに嵌って滞留したり、オリフィス板に正面衝突してダメージを与えるなどの問題が発生する懸念がある。
上記のように、薄片状の洗浄媒体ではスムーズな旋回移動が得られ、洗浄媒体は高い頻度で開口部にて洗浄対象物に衝突することができ、粒状の洗浄媒体と比較した場合、より多くの汚れを除去する機能が得られる。
図10に第4の実施形態(オリフィス板の変形例)を示す。
本実施形態におけるオリフィス板52は、各オリフィス(孔)52aが、インレット24の外側から内側に向かって狭くなるテーパ形状を有している。
他方のインレット側においても同様の構成となっている。
このような構成であると、オリフィス板の気流抵抗が低減されるため、同様の負圧でもより高速で流量の多い取り込み気流(流入気流)を得ることができ、結果として、よりエネルギーの大きな旋回気流が発生する。
このため、洗浄媒体の衝突速度や旋回速度を向上させることができる。
図11に第5の実施形態を示す。
本実施形態は第3の実施形態の変形例である。第3の実施形態ではインレット24A、24Bをヒンジ構成で個別に開閉する構成としたが、本実施形態では一つの動作で2つのインレット24A、24Bの開閉動作を同時に行う構成としている。
蓋80Aには連結片82Aが一体に形成されており、連結片82Aはリンク部材84に回転自在に連結されている。
リンク部材84の中央部には図示しない駆動源への接続片85が形成されている。インレット24B側においても同様の構成となっている。
ヒンジ78A、蓋80A及び連結片82Aによりヒンジ機構が形成され、該ヒンジ機構とリンク部材84及び図示しない駆動源とにより、本実施形態における開閉手段86が構成されている。
図11(a)はインレット24Aが閉じ、インレット24Bが開いた状態を示している。この場合、旋回気流30の向きは時計回り方向となる。
図11(b)に示すように、図示しない駆動源が動作してリンク部材84を矢印方向(図中左方向)に押圧すると、インレット24Bが閉じると同時にインレット24Aが開き、旋回気流30の向きは反時計回り方向となる。
このように、一方のインレットを閉めるともう片方のインレットが必ず開くため、1つの動作で旋回気流の回転方向を切り換えることができる。
リンク機構は、例えばエアシリンダやカムで駆動させることができる。
このような構成にすることにより、駆動源を一つにして構成や動作を簡略化することができ、またインレットが両方とも閉塞して負圧が高まり、筐体を変形・破損させてしまうことを避けることもできる。
ノズルを筐体内に配置し、圧縮空気の噴射により旋回気流を加速して洗浄能力を向上させてもよい。
その場合は、方向の異なるノズルを2つ以上備え、インレットの開閉に同期して、発生した旋回気流を加速させる方向のノズルだけを稼働させる制御を行うことが望ましい。
図12及び図13に第6の実施形態を示す。
本実施形態に係る乾式クリーニング装置は、上記各実施形態で説明した乾式クリーニング筐体を、XY軸方向に動作するステージ上に配置し、筐体の矩形移動動作によって一定の面積の洗浄対象を自動的に洗浄する構成を有している。
図12に乾式クリーニング装置の全体構成を示す。
図11で示したリンク部材による同時開閉方式の筐体4はその開口部18を上向きにしてX軸リニアモータ90に取り付けられている。X軸リニアモータ90はその下側に位置するY軸リニアモータ91に接続されている。
X軸リニアモータ90とY軸リニアモータ91はXY軸駆動機構を構成している。
装置フレーム92の下部には吸引装置12が載置されており、筐体4の吸気口8と吸引装置12は吸引ホース10で接続されている。
リンク部材84は図示しないエアシリンダに接続されている。
吸引装置12、エアシリンダ、X軸リニアモータ90、Y軸リニアモータ91は、制御BOX93に収容された制御手段(マイクロコンピュータ)により制御される。
装置フレーム92の上部には、洗浄対象物を保持する洗浄対象物保持部材としてのパレット保持部94がX軸方向に対向して配置されている。
パレット保持部94はY軸方向に間隔おいて径が1mmの複数のピン95を有しており、洗浄対象物としての図示しないパレットはその洗浄したい面を下向きにしてピン95に支持された状態で載置され、筐体4の開口部18に密接するように固定される。
具体的にはパレットの縁がピン95で支持されている状態で、図示しない押し付け機構でピンに押し付ける方法を採用している。
図13に示すように、洗浄媒体を外に漏らさないように、パレット100の開口部位にはPCB基板と同じサイズの漏れ防止板96が固定されている。
図12に示すように、筐体の開口部18の周りには毛の長さが10mmのブラシ状のシール材97が配置されており、洗浄対象物の凹凸に追従して隙間を塞ぎ、洗浄媒体の漏れと気密性とを確保している。
筐体内は常に負圧であるので、洗浄媒体は圧縮空気を吹き付けて飛翔させる構成に比べて外に漏れにくい。
筐体の開口部18の横には反射型の光学センサ98が配置されており、パレット100の範囲外に筐体が出そうになると、XY軸の駆動を制御して移動方向を変える制御を行う。
これにより、パレットのサイズが変化しても、プログラムの変更なしに適応が可能である。
本実施形態に係る乾式クリーニング装置の動作を説明する。
まず、上を向いた開口部18から、適量の薄片状の洗浄媒体を投入する。洗浄媒体は汚れを除去する硬さを備えている素材を選定するが、ここでは0.1mmの厚みのトリアセチルセルロース(以下「TAC」という)のフィルムを3mmの矩形片に加工したものを用いる。
次にパレット100を筐体4に接するように、洗浄面を下に向けて置き、次にパレット100の開口部位を塞ぐように漏れ防止板96を固定する。
この状態で制御手段に指令を送り、動作を開始させる。
制御手段はまず吸引装置12をONにし、一方のインレットの蓋80をエアシリンダによって開く指令を出す。
すると旋回気流が筐体内で生じて、洗浄媒体が飛翔を開始する。次にX軸リニアモータ90を駆動してX軸方向に筐体を移動させる。
これにより、X軸に沿った領域の被洗浄面にTACフィルムが衝突し、表面のフラックスを削り取って集塵機側(吸引装置側)に排出させる。
旋回気流の方向は特に制限はないが、開口部18における旋回気流の下流方向に筐体を駆動させると、洗浄媒体が漏れ出た場合にその洗浄媒体を再度筐体内に取り込むことができるため、洗浄媒体の量が減りにくい効果がある。
光学センサ98がパレットより外の領域に出てセンサ信号が変化すると、制御手段はX軸の移動方向を反転させるとともに、エアシリンダを制御し、インレットの開閉を行い旋回気流の回転方向も逆転させる。
そのまま、同様にX軸方向の原点位置まで洗浄しながら戻ることで、パレットの凹凸や開口部位の内側に複数の角度から洗浄媒体が衝突し、洗浄ムラを無くすことができる。
本実施形態では1ストロークごとに一定方向の旋回気流としているが、時間を決めて周期的に回転方向を切り替えても同様の効果が得られる。
一往復が完了した後は、Y軸リニアモータ91を駆動してY軸方向に筐体の幅から7mmほど短い距離に平行移動し、同様の往復動作と旋回気流の回転方向の切り換えを繰り返す。7mm短いのは筐体4の移動軌跡をオーバーラップさせて未洗浄領域を確実になくすためである。
図13の破線は、筐体の移動軌跡を示している。
Y軸方向の移動で光学センサ98がパレット100の範囲外に出てセンサ信号が変化したときは、Y軸リニアモータ91の駆動を止め、その位置で筐体4をX軸方向で一往復させたのち、ホームポジションに戻して、吸引装置12を停止させる。
最後に漏れ防止板96を外して、洗浄が完了したパレット100を取り出す。
このような動作により、凹凸や開口部があるパレットのような洗浄対象物でも、むら無く洗浄を行うことができる。
本実施形態ではリンク部材による同時開閉方式の筐体を用いた自動洗浄構成としたが、上記プラグ方式やスイング板方式、あるいは圧縮空気ノズルと組み合わせて旋回気流の方向を切り替える機能を備えた筐体を使用しても同様の機能を得ることができる。
上記実施形態では、旋回気流の方向をインレットの開閉により切り替える構成としたが、図14に示すように、内部空間、開口部及び通気路をそれぞれ複数個別に設け、向きが異なる旋回気流を同時に発生させる構成としてもよい(第7の実施形態)。
すなわち、時計回り方向の旋回気流30aを発生させる筐体4aと、反時計回り方向の旋回気流30aを発生させる筐体4bとを一体構成とし、向きが異なる旋回気流を同時に発生させる構成とする。
吸引装置12に接続される吸引ホース10は二股に分かれてそれぞれ吸気口8a、8bに接続されている。
このようにすれば、旋回軸方向のサイズは嵩張るが、開閉手段を設ける必要もなく、インレットの開閉構成を付与したことによる旋回気流の圧損も生じない。
また、開口部18における旋回気流の上流側と下流側とが同時に洗浄されるので、同じ洗浄位置を往復移動する必要もない。
筐体4を旋回軸方向と直交する方向(矢印A方向)に移動させた場合、筐体間の仕切り部分に僅かながら未洗浄部分が残る懸念があるが、旋回軸方向(矢印B方向)に移動させればその心配もない。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
2 乾式クリーニング装置
5 洗浄媒体
6 吸気手段
8 吸気口
18 開口部
20 洗浄対象物
24A、24B 通気路としてのインレット
26 内部空間
30a、30b 旋回気流
46A、46B 閉塞部材としてのシャッター
52a 孔
52A、52B 多孔部材としてのオリフィス板
58A、58B、64A、64B、70A、70B、76A、76B、86 開閉手段
62 駆動源としてのエアシリンダ
84 リンク部材
特開2012−050973号公報 特許4531841号公報

Claims (10)

  1. 洗浄媒体が収容される内部空間と、
    前記内部空間に連通し、洗浄対象物の被洗浄面に当接される開口部と、
    前記開口部とは別に設けられ、外部の空気を前記内部空間へ導入するための通気路と、
    前記内部空間に連通し、吸気手段に接続される吸気口と、
    を備え、
    前記内部空間は、前記開口部が前記被洗浄面に当接された状態で前記吸気手段により吸気したとき、前記通気路から流入した空気が旋回気流となる形状を有し、
    前記開口部は、前記旋回気流により飛翔する洗浄媒体が前記被洗浄面に繰り返し衝突するように配置され、
    向きが異なる旋回気流を発生させることが可能な構成を有している乾式クリーニング筐体。
  2. 請求項1に記載の乾式クリーニング筐体において、
    前記通気路が複数箇所に備えられているとともに、各通気路を個別に開閉可能な開閉手段を備え、各通気路を交互に開閉することにより前記旋回気流の向きが異なる乾式クリーニング筐体。
  3. 請求項2に記載の乾式クリーニング筐体において、
    前記通気路から前記内部空間へ外部の空気が流入することを妨げず、且つ、前記旋回気流によって飛翔する洗浄媒体が前記内部空間の外側へ移動することを抑制する多孔部材を有している乾式クリーニング筐体。
  4. 請求項3に記載の乾式クリーニング筐体において、
    前記多孔部材の孔は、前記通気路の外側から内側に向かって狭くなるテーパ形状を有している乾式クリーニング筐体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の乾式クリーニング筐体において、
    前記開閉手段が、前記通気路を開閉可能な閉塞部材と、該閉塞部材を前記通気路を閉塞する位置と開放する位置とに任意に設定可能な駆動源と、を有している乾式クリーニング筐体。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の乾式クリーニング筐体において、
    前記開閉手段が、前記通気路をそれぞれ開閉するヒンジ機構と、各ヒンジ機構を連結するリンク部材と、該リンク部材を、一方の通気路を閉塞するときに他方の通気路が開放されるように駆動する駆動源と、を有している乾式クリーニング筐体。
  7. 請求項1に記載の乾式クリーニング筐体において、
    前記内部空間、開口部及び通気路がそれぞれ複数個別に設けられており、向きが異なる旋回気流を同時に発生させることが可能な乾式クリーニング筐体。
  8. 請求項7に記載の乾式クリーニング筐体において、
    前記複数の吸気口は一つの吸気手段に接続されている乾式クリーニング筐体。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の乾式クリーニング筐体と、前記吸気手段と、前記洗浄媒体とを有する乾式クリーニング装置。
  10. 請求項9に記載の乾式クリーニング装置において、
    前記乾式クリーニング筐体を1つの方向とこれに直交する方向に任意に移動させるXY軸駆動機構と、移動方向を制御する制御手段とを備えた乾式クリーニング装置。
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