JP2015216725A - 車両の駆動電動機制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石電動機20と誘導電動機22で前輪および後輪を駆動する車両において、過電圧異常によりインバータをシャットダウン制御する際に、トルクの変動による違和感を抑制する。
【解決手段】第1電動機が弱め界磁運転中であり、車両の加速が要求されているときに、第1および第2インバータ30,34の過電圧を検知されたとき、永久磁石電動機20を駆動する第1インバータ30を運転制御し、誘導電動機22を駆動する第2インバータ34をシャットダウン制御する。第1インバータ30の運転を維持するので、永久磁石電動機20を停止したときに生じる制動トルクの発生がなく、違和感の発生が抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動機により駆動される車両の駆動電動機制御装置に関し、特に特性の異なる二種類の電動機を備えた車両の駆動電動機制御装置に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車など、車両を駆動するための電動機を備えた車両(以下、電動車両と記す。)が実用に供されている。電動機には、車両に搭載されたバッテリからの直流電力をインバータで変換した交流電力が供給される。また、電動機は発電機として機能させることができ、車両の制動時に車両の運動エネルギにより駆動されて発電を行う。発電された交流電力は、インバータによって直流電力に変換されてバッテリに充電される。
下記特許文献1には、前輪を永久磁石同期電動機で駆動し、後輪を誘導電動機で駆動する電気自動車が記載されている。
特開平7−15804号公報
インバータの正極母線と負極母線間の過電圧が検知された場合、インバータのシャットダウン制御が必要となることがある。2機以上の電動機を備える電気車両においては、一部の電動機の運転制御状態を維持することで、車両が走行可能な状態を緊急退避的に維持することができる。車載されている電動機の種類が異なると、どの電動機により退避走行を行うかで走行感に違いが生じる場合がある。永久磁石電動機において回転中にシャットダウン制御がなされると電動機は発電状態となる場合があり、このとき電動機を減速させるトルクが発生する。このトルクが車両の制動トルクとなる。一方、誘導電動機やリラクタンス電動機など永久磁石の磁力を利用していない電動機においてはシャットダウン制御がなされることによって発電状態となることはなく、電動機を減速させるトルクは発生しない。したがって、シャットダウン制御後に発生する制動トルクの有無によって、シャットダウン制御される電動機ごとに走行感に違いが生じる。
本発明は、インバータをシャットダウン制御する際の走行状態に応じてシャットダウン制御する電動機を決定することで、走行感覚における違和感をなくす、または小さくすることを目的とする。
本発明に係る車両は、車両駆動用の電動機として、第1軸車輪を駆動する第1電動機と、第2軸車輪を駆動する第2電動機を有する。第1電動機は永久磁石の磁力を利用してトルクを発生する電動機であり、第2電動機は永久磁石の磁力を利用せずにトルクを発生する電動機である。当該車両は、さらにバッテリと第1電動機の間で電力の直流/交流変換する第1インバータと、バッテリと第2電動機の間で電力の直流/交流変換する第2インバータとを有する。一般的な乗用車のような四輪車両においては、第1軸車輪、第2軸車輪の一方を前輪、他方を後輪とすることができる。
車両の走行状態を表す要素として、第一に永久磁石利用の第1電動機が弱め界磁運転中であるか、第二に車両の加速が要求されているかを挙げることができる。このため、上記車両の駆動電動機を制御する制御装置は、第1電動機が弱め界磁運転中であるか、および車両の加速が要求されているかの情報を取得して車両の走行状態を把握する。これらの走行状態を表す要素は制御条件として用いられる。さらに、制御条件の第三の要素としての第1および第2インバータの過電圧を検知する。この車両の駆動電動機制御装置は、第1および第2インバータを制御するインバータ制御部を有し、インバータ制御部は、弱め界磁運転中であり、過電圧が検知され、かつ車両の加速が要求されている場合、第1インバータを継続して運転制御しながら、まず第2インバータをシャットダウン制御する。
第1電動機は、弱め界磁運転中にシャットダウン制御を行うと発電状態となり、制動トルクが生じる。加速要求がなされているときに制動トルクが発生すると、車両の駆動トルクが減少することになり、これが違和感となる。この違和感を低減するために、インバータのシャットダウン制御を行う際に、弱め界磁運転中かつ加速要求がある場合には、第2インバータをシャットダウン制御し、第1インバータを運転制御する。第1インバータを運転制御することで、第1電動機をシャットダウン制御することにより生じる制動トルクの発生が避けられる。
しかしながら、第2インバータをシャットダウン制御した後も過電圧が検知された場合には、第2インバータではなく第1インバータをシャットダウン制御すべきであったと認められ、運転制御を行うインバータを入れ替える。つまり、第1インバータをシャットダウン制御、第2インバータを運転制御する。
一方、インバータ制御部は、弱め界磁運転中であり、過電圧が検出され、かつ車両の加速が要求されていない場合、第1インバータをシャットダウン制御し、第2インバータを継続して運転制御する。通常、加速要求がないときには、いわゆるエンジンブレーキに相当する制動トルクを第1および第2電動機の双方で発生させている。第2インバータをシャットダウンした場合には第2電動機で発生していた制動トルクがなくなり、全体の制動トルクが減少する。これが、車両が一瞬加速したような違和感(ブレーキ抜け感)を生じさせることがある。第1インバータをシャットダウン制御することで、第1電動機が発電状態となり、制動トルクが生じ、ブレーキ抜け感を抑えることができる。
第2インバータをシャットダウン制御した後も過電圧が検知された場合には、運転制御を行うインバータを入れ替える。つまり、第1インバータを運転制御、第2インバータをシャットダウン制御する。
また、車両の駆動電動機制御装置は、第1電動機による制動トルクと第2電動機による制動トルクを取得する制動トルク取得部を有するものとすることができる。そして、インバータ制御部は、弱め界磁運転中でなく、過電圧が検知され、かつ車両の加速が要求されていない場合、取得された制動トルクに基づき制動トルクが小さい方の電動機に関連する一方のインバータをシャットダウン制御し、他方のインバータを運転制御する。
本発明によれば、弱め界磁運転中か否か、および加速要求の有無により走行状態を把握し、インバータの過電圧が検出されたときに走行状態に応じてシャットダウン制御するインバータを決定することができる。走行状態に応じた制御を行うことで、走行感における違和感を抑えることができる。
また、弱め界磁運転中か否か、および加速要求の有無に加え、永久磁石電動機による制動トルクと誘導電動機による制動トルクを取得して車両の走行状態を把握する場合には、インバータの過電圧が検出されたときに二種の電動機の制動トルクの大小を考慮してシャットダウン制御するインバータを決定することができる。走行状態に応じた制御を行うことで、走行感における違和感を抑えることができる。
車両の構成を示すブロック図である。 電力制御装置の回路構成を示す図である。 制御フローを示すチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。本明細書においては、前車軸に1対の車輪(前輪)、後車軸に1対の車輪(後輪)を備え、これら全ての車輪により車両を駆動する四輪駆動車両を例に挙げて説明する。また、前輪を駆動する電動機が永久磁石の磁力と電磁石による磁力を相互作用させて駆動される電動機であり、後輪を駆動する電動機が、永久磁石の磁力を利用せずに駆動される電動機、特に誘導電動機である車両を例に挙げる。永久磁石の磁力を利用する電動機を永久磁石電動機と記す。永久磁石電動機の例としては永久磁石同期電動機がある。誘導電動機では、固定子のコイルにより発生した回転磁界により回転子のコイル内に誘導電流が発生し、この誘導電流により磁界が発生する。誘導電動機は、回転磁界と誘導電流により生じた磁界の間の相互作用により駆動される。永久磁石の磁力を利用しない電動機としては、誘導電動機の他に、例えばリラクタンス電動機がある。リラクタンス電動機は、周方向においてリラクタンスの大きい部分と小さい部分を有し、このリラクタンスの差と回転磁界の相互作用によって駆動される。誘導電動機に換えて、リラクタンス電動機により後輪を駆動してもよい。
図1は、車両10の概略構成を示す図である。車両10の動力装置12は、前輪14を駆動する永久磁石電動機20と、後輪16を駆動する誘導電動機22を有する。左右の前輪14は、1機の永久磁石電動機20で駆動される。また、永久磁石電動機20を2機設け、左右の前輪14をそれぞれ別個に駆動するようにしてもよい。左右の後輪16は、1機の誘導電動機22で駆動される。また、誘導電動機22を2機設け、左右の後輪16をそれぞれ別個に駆動するようにしてもよい。永久磁石電動機20および誘導電動機22は、車両の慣性により駆動されて発電機として機能することができる。
車両10は、動力装置12である永久磁石電動機20および誘導電動機22を制御する駆動電動機制御装置24を更に有する。以下、簡単のために駆動電動機制御装置を制御装置と記す。制御装置24は、アクセルペダル26やブレーキペダル28などの操作子の操作量から運転者の要求を取得し、また車両10の速度、永久磁石電動機20および誘導電動機22の回転速度等の車両の走行状況を取得し、これらの情報に基づき動力装置12の制御を行う。制御装置24は、第1インバータ30を制御して、永久磁石電動機20の制御を行う。第1インバータ30は、バッテリ32からの直流電力を、制御装置24からの指令に応じた電流値および周波数の三相交流電力に変換して永久磁石電動機20に供給する。さらに、制御装置24は、第2インバータ34を制御して、誘導電動機22の制御を行う。第2インバータ34は、バッテリ32からの直流電力を、制御装置24からの指令に応じた電流値および周波数の三相交流電力に変換して誘導電動機22に供給する。永久磁石電動機20と誘導電動機22は、第1および第2インバータ30,34を適切に制御することにより発電機として機能させることができる。発電された交流電力は、第1または第2インバータ30,34により直流電力に変換され、バッテリ32に充電される。車両の慣性を用いてこれらの電動機20,22のロータを回転させて発電しバッテリに充電する場合、車両に制動力が作用する。いわゆる、回生制動である。
図2は、電動機20,22の駆動にかかる電力制御装置36および制御装置24の構成を示す図である。電力制御装置36は、バッテリ32に蓄えられた電力を永久磁石電動機20および誘導電動機22に供給し、また永久磁石電動機20および誘導電動機22で発電された電力をバッテリ32に充電する。電力制御装置36は、すでに述べた第1および第2のインバータ30,34を含み、さらにバッテリ32の端子電圧より昇圧した電圧で電力を供給するための昇圧回路38を含む。昇圧回路38は、リアクトル40と2個のスイッチング素子42a,42bを含む。昇圧回路38は、電動機20,22で発電された電力をバッテリ32に充電する際には降圧回路として機能する。
第1および第2インバータ30,34は、昇圧回路38を介してバッテリ32の正極に接続する正極母線44、負極に接続する負極母線46を有する。第1インバータ30は、正極母線44と負極母線46をそれぞれ接続するU相アーム48、V相アーム50およびW相アーム52を有する。各相のアームにおいて、それぞれ2個のスイッチング素子が直列に接続され、これらのスイッチング素子のそれぞれに対してダイオードが並列に接続されている。これらのスイッチング素子は、IGBT等のパワートランジスタを使用することができる。U相アーム48においては、2個のスイッチング素子54,56が直列に接続され、これらのスイッチング素子54,56のそれぞれに対してダイオード58,60が並列に接続されている。U相アーム48の2個のスイッチング素子54,56の接続ノードに永久磁石電動機20のU相電力線62が接続される。V相アーム50およびW相アーム50も同様に2個のスイッチング素子の接続ノードに、V相電力線64およびW相電力線66が接続される。各相のスイッチング素子をオンオフ制御することで、バッテリ32からの直流電力を三相交流電力に変換して永久磁石電動機20に供給することができる。また、永久磁石電動機20にで発電した三相交流電力を直流電力変換して、バッテリ32に充電することができる。
第2インバータ34も第1インバータ30と同様に、正極母線44と負極母線46をそれぞれ接続するU相アーム、V相アームおよびW相アームを有する。各相のアームの構成、また電力線との接続は、第1インバータ30と同様であるので説明は省略する。
電力制御装置36は、正極母線44と負極母線46の間の電圧を検出する母線間電圧センサ68を備える。母線間電圧センサ68が検出した電圧値は制御装置24に出力され、制御装置24により母線間電圧の監視が行われる。母線間電圧が所定値以上となると、制御装置24は、電力制御装置36に何らかの異常があることを判定する。このとき、制御装置24は、過電圧検知部70として機能する。
制御装置24は、アクセルペダル26の操作量から運転者の加速要求を取得し、またブレーキペダル28の操作量から減速要求を取得する。加速および減速要求の取得のための操作子の態様はペダル以外でもよく、例えば手で操作するレバーであってよい。加速要求は、駆動トルクを発生させる要求であり、車両の走行速度を増加させる要求の他、走行速度を維持する要求など車両が増速しない場合の要求も含む。制御装置24は、加速要求に応じた駆動トルクを算出し、この駆動トルクを所定の比率で永久磁石電動機20と誘導電動機22に分配する。この分配された駆動トルクが発生されるように第1および第2インバータ30,34のスイッチング素子の制御を行い、加速要求に応じた電力を永久磁石電動機20および誘導電動機22に供給する。また、減速要求に応じた制動トルクを算出し、この制動トルクを所定の比率で2機の電動機20,22に分配する。分配された制動トルクが発生されるように第1および第2インバータ30,34を制御して、永久磁石電動機20および誘導電動機22による回生制動を行う。また、ブレーキペダル28が操作されていない状態であっても、アクセルペダル26が操作されていないときには、従来の内燃機関により駆動される車両のエンジンブレーキに相当する制動トルクを回生制動により発生させる。加速要求および減速要求は、アクセルペダル26およびブレーキペダル28以外の機器からの入力により判断することもできる。例えば、車両の速度を一定に保つクルーズコントロール装置、前走車を追従制御する追従制御装置などの運転支援装置からの入力により加速要求および減速要求が判断される。
このように、制御装置24は、第1および第2インバータ30,34を制御するインバータ制御部72として機能する。また、制御装置24には、アクセルペダル26等から加速要求が入力されており、制御装置24は加速要求の有無を判断することができる。よって、制御装置24は、加速要求判断部74として機能することができる。さらにまた、制御装置24は加速要求および減速要求に応じた駆動トルクおよび制動トルクを算出しており、そのときに発生している永久磁石電動機20と誘導電動機22の駆動トルクまたは制動トルクを取得することができる。よって、制御装置24は、2機の電動機20,22のトルクを取得するトルク取得手段76として機能する。
永久磁石電動機20においては、永久磁石と電磁石のコイルの相対運動によりコイルに逆起電圧が発生する。この逆起電圧が、コイルに外部から印加される電圧より大きくなると、コイルに電力を供給できなくなる。この状況を回避するために、逆起電圧が外部から印加される電圧を超えないよう、永久磁石の磁力を打ち消す磁力を電磁石に発生させる制御を行う。これが、弱め界磁制御である。制御装置24は、弱め界磁を発生させるための電力も含めて、永久磁石電動機20に供給する電力を決定して、第1インバータの制御を行っている。したがって、制御装置24は、弱め界磁制御を行っているか否かを常に把握しており、弱め界磁制御を行っているか否かの判断を行うことができる。弱め界磁制御を行っているか判断するとき、制御装置24は弱め界磁判断部78として機能する。
制御装置24は、所定のプログラムに従って動作するとき、上述の過電圧検知部70、インバータ制御部72、加速要求判断部74、トルク取得部76および弱め界磁判断部78として機能する。以下の説明においては、この機能に基づく名称を用いて制御装置24の動作を説明する。
過電圧検知部70により、正極母線44と負極母線46の間の電圧が所定値以上となったことが検知されると、インバータ制御部72は電力制御装置36等を保護するために、第1インバータ30または第2インバータ34をシャットダウン制御する。シャットダウン制御とは、一般的には、制御装置24から第1および第2インバータ30,34への制御信号を遮断(シャットダウン)する制御であり、この制御により、各スイッチング素子がオフとなる。ここでは、シャットダウン制御は、各スイッチング素子をオフにする制御であれば、その実現の方法はどのようなものであってもよい。なお、シャットダウン制御は、第1および第2インバータ30,34に対する制御であるが、説明の簡単のために、これらのインバータで制御される永久磁石電動機20および誘導電動機22に対する制御としても記載する。例えば、「永久磁石電動機20がシャットダウン制御される」とは、永久磁石電動機20に関連する第1インバータ30をシャットダウン制御することを意味する。
第1および第2インバータ30,34を同時にシャットダウン制御すると、車両10が走行できなくなってしまい、退避走行ができない。そこで、インバータ制御部72は、まず一方のインバータをシャットダウン制御し、他方のインバータは運転制御して1機の電動機で走行可能とする。このとき、永久磁石電動機20と誘導電動機22の何れで運転を継続するかで走行感に差が生じ、運転者が違和感を覚える場合がある。これは、シャットダウン制御することにより生じる永久磁石電動機20の逆起電力に起因する。
車両10の走行中に第1インバータ30をシャットダウン制御すると、回転が続いている永久磁石電動機20が逆起電圧を発生する。シャットダウン制御により、スイッチング素子はオフとなるが、ダイオードには電流が流れる。このため、正極母線44と負極母線46に逆起電圧が印加される。一方、正極母線44と負極母線46には、バッテリ32の端子電圧が昇圧回路38を介して印加されている。この電圧を「入力電圧」と記す。逆起電圧が入力電圧を超えると、永久磁石電動機20からの電力がバッテリ32に充電される。つまり、永久磁石電動機20が回生状態となって、制動トルクが発生する。この制動トルクが車両を減速させる。正常に運転されている状態において逆起電圧が入力電圧を超えるときには弱め界磁制御が行われており、弱め界磁制御が行われているか否かにより、シャットダウン制御によって制動トルクが発生するかを判断できる。また、逆起電圧は、永久磁石電動機20の回転速度と相関があるので、弱め界磁制御が行われているかは、永久磁石電動機20の回転速度に基づき判断することもできる。
一方、第2インバータ34をシャットダウン制御しても、誘導電動機22は、永久磁石を有していないため、逆起電力を発生せず、制動トルクも生じない。
このように、シャットダウン制御したときの永久磁石電動機20と誘導電動機22の特性が異なるため、何れの電動機についてシャットダウン制御するかにより走行感覚が異なってくる。例えば、車両10が加速中に永久磁石電動機20をシャットダウン制御すると制動トルクが発生する場合があり、加速要求をしているのに加速が鈍くなる、または加速しなくなることがあり、運転者に違和感を与えることがある。このとき、誘導電動機22をシャットダウン制御すれば、制動トルクの発生はなく、上記の違和感は生じない。弱め界磁判断部78により弱め界磁制御が行われていることが判断され、かつ加速要求判断部74にて加速要求があることが判断された場合には、インバータ制御部72は第1インバータ30をシャットダウン制御する。
また、加速要求がないときに、誘導電動機22をシャットダウン制御すると、誘導電動機22が発生していたエンジンブレーキ相当の制動トルクが急になくなり、一瞬加速したような感覚(ブレーキ抜け)を運転者に与えることがある(ただし、実際に車両が加速しているわけではない。)。このとき、永久磁石電動機20が弱め界磁制御をしていれば、永久磁石電動機20をシャットダウン制御することにより、制動トルクの減少を抑制することができる。弱め界磁判断部78により弱め界磁制御が行われていることが判断され、かつ加速要求判断部74にて加速要求がないことが判断された場合には、インバータ制御部72は第2インバータ34をシャットダウン制御する。
弱め界磁制御が行われておらず、加速要求もない場合には、どちらのインバータをシャットダウン制御しても、ブレーキ抜けが発生する。この場合には、トルク取得部76により取得されたトルクに基づき、発生している制動トルクが低い方の電動機をシャットダウン制御する。これにより、総制動トルクの減少量を小さくすることができる。トルク取得部76は、永久磁石電動機20と誘導電動機22の制動トルクを取得する制動トルク取得部として機能する。
母線間電圧センサ68は、第1インバータ30と第2インバータ34の共通の正極母線44と負極母線46の電圧を検出しているため、過電圧の異常の原因が、第1インバータ30または永久磁石電動機20にあるのか、第2インバータ34または誘導電動機22にあるのかを判別することができない。したがって、上述のように走行状態に応じて運転制御を継続すると決定したインバータ側に異常が生じている可能性もある。インバータ制御部72は、一方のインバータをシャットダウン制御した後も過電圧検知部70により過電圧が検知された場合には、シャットダウン制御していたインバータを運転制御に復帰させ、他方のインバータをシャットダウン制御する。この制御により、正常な側の電動機により退避走行を行うことができる。
図3は、制御装置24の制御フローを示すチャートである。過電圧を監視し(S100)、過電圧が検知されると、弱め界磁制御が実行されているか判断される(S102)。次に、加速要求があるかを判断する(S104,106)。過電圧検知(S100)、弱め界磁制御の有無の判断(S102)および加速要求の有無の判断(S103)の順序は、上記の順序に限られず、入れ替えることができる。
弱め界磁制御が実行されていて、加速要求があると判断された場合には、第1インバータ30の運転制御(ON)を継続し、第2インバータ34をシャットダウン制御(S/D)する(S108)。これにより、永久磁石電動機20は発電状態とならず、制動トルクを発生しない。また、誘導電動機22は、シャットダウン制御されても制動トルクを発生しない。2機の電動機20,22による制動トルクの発生がないため、加速が緩慢となることを抑制することができる。
ステップS104で加速要求がないと判断された場合には、第1インバータ30をシャットダウン制御(S/D)し、第2インバータ34の運転制御(ON)を継続する(S110)。加速要求がないときには、2機の電動機20,22によりエンジンブレーキ相当の回生制動トルクを発生させている。誘導電動機22がシャットダウン制御されると回生制動トルクがなくなるが、永久磁石電動機20がシャットダウン制御されても制動トルクが発生されるため、エンジンブレーキ相当の制動トルクが急減することを抑制することができる。
弱め界磁制御が行われていない状況では、第1インバータ30をシャットダウン制御しても永久磁石電動機20は発電状態とならない。したがって、その時点で発生しているトルクが小さい方の電動機に関連するインバータをシャットダウン制御することにより、トルクの変化を小さくするようにしている。
ステップS106で加速要求があると判断されると、永久磁石電動機(PM)20と誘導電動機(IM)22の駆動トルクが比較される(S112)。永久磁石電動機20の駆動トルク(TPM)が誘導電動機22の駆動トルク(TIM)より大きい場合、ステップS108に移行して第2インバータ34をシャットダウン制御し、大きくない場合にはステップS110に移行して第1インバータ30をシャットダウン制御する。
ステップS106で加速要求がないと判断されると、永久磁石電動機(PM)20と誘導電動機(IM)22の制動トルクが比較される(S114)。永久磁石電動機20の制動トルク(TPM)が誘導電動機22の制動トルク(TIM)より大きい場合、ステップS108に移行して第2インバータ34をシャットダウン制御し、大きくない場合にはステップS110に移行して第1インバータ30をシャットダウン制御する。
ステップS108,S110にて一方の電動機をシャットダウン制御し、所定時間が経過した後、過電圧が検知された場合(S116)、過電圧の異常の原因がそのとき運転制御されているインバータであると判断し、第1および第2インバータ30,34の制御を入れ替える(S118)。つまり、第1インバータ30が運転制御、第2インバータ34がシャットダウン制御されていた場合、第1インバータ30をシャットダウン制御し、第2インバータ34を運転制御する。第1インバータ30がシャットダウン制御、第2インバータ34が運転制御されていた場合、第1インバータ30を運転制御して、第2インバータ34をシャットダウン制御する。ステップS116で過電圧が検知されなければ、そのときの制御を継続する。
本明細書で説明する車両の構成は例示のものであり、本発明は他の構成にも適用可能である。例えば、前輪を誘導電動機等で駆動し、後輪を永久磁石電動機で駆動する車両に適用してもよい。また、3軸以上を備えた車両に適用することもできる。さらに、電動機と内燃機関を組み合わせたハイブリッド車両に適用することもできる。
10 車両、14 前輪(第1軸車輪)、16 後輪(第2軸車輪)、20 永久磁石電動機(第1電動機)、22 誘導電動機(第2電動機)、24 制御装置、30 第1インバータ、32 バッテリ、34 第2インバータ、44 正極母線、46 負極母線、68 母線間電圧センサ、70 過電圧検知部、72 インバータ制御部、74 加速要求判断部、76 トルク取得部(制動トルク取得部)、78 弱め界磁判断部。

Claims (8)

  1. 第1軸車輪を駆動し、永久磁石の磁力を利用する第1電動機と、
    第2軸車輪を駆動し、永久磁石の磁力を利用しない第2電動機と、
    バッテリと第1電動機の間で電力の直流/交流変換をする第1インバータと、
    バッテリと第2電動機の間で電力の直流/交流変換をする第2インバータと、
    を備えた車両において車両の駆動電動機を制御する制御装置であって、
    第1および第2インバータの過電圧を検知する過電圧検知部と、
    第1電動機が弱め界磁運転中に過電圧が検知され、かつ車両の加速が要求されている場合、第1インバータを運転制御し、第2インバータをシャットダウン制御するインバータ制御部と、
    を有する車両の駆動電動機制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の駆動電動機制御装置であって、インバータ制御部は、第2インバータをシャットダウン制御した後も過電圧が検知された場合、第1インバータをシャットダウン制御し、第2インバータを運転制御する、車両の駆動電動機制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両の駆動電動機制御装置であって、インバータ制御部は、第1電動機が弱め界磁運転中に過電圧が検知され、かつ車両の加速が要求されていない場合、第1インバータをシャットダウン制御し、第2インバータを運転制御する、車両の駆動電動機制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両の駆動電動機制御装置であって、インバータ制御部は、第1インバータをシャットダウン制御した後も過電圧が検知された場合、第2インバータをシャットダウン制御し、第1インバータを運転制御する、車両の駆動電動機制御装置。
  5. 第1軸車輪を駆動し、永久磁石の磁力を利用する第1電動機と、
    第2軸車輪を駆動し、永久磁石の磁力を利用しない第2電動機と、
    バッテリと第1電動機の間で電力の直流/交流変換をする第1インバータと、
    バッテリと第2電動機の間で電力の直流/交流変換をする第2インバータと、
    を備えた車両において車両の駆動電動機を制御する制御装置であって、
    第1および第2インバータの過電圧を検知する過電圧検知部と、
    第1電動機が弱め界磁運転中に過電圧が検知され、かつ車両の加速が要求されていない場合、第1インバータをシャットダウン制御し、第2インバータを運転制御するインバータ制御部と、
    を有する車両の駆動電動機制御装置。
  6. 請求項5に記載の車両の駆動電動機制御装置であって、インバータ制御部は、第1インバータをシャットダウン制御した後も過電圧が検知された場合、第1インバータを運転制御し、第2インバータをシャットダウン制御する、車両の駆動電動機制御装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の車両の駆動電動機制御装置であって、さらに、
    第1電動機による制動トルクと第2電動機による制動トルクを取得する制動トルク取得部を有し、
    インバータ制御部は、弱め界磁運転中でないときに過電圧が検知され、かつ車両の加速が要求されていない場合、取得された制動トルクに基づき制動トルクが小さい方の電動機に関連する一方のインバータをシャットダウン制御し、他方のインバータを運転制御する、
    車両の駆動電動機制御装置。
  8. 第1軸車輪を駆動し、永久磁石の磁力を利用する第1電動機と、
    第2軸車輪を駆動し、永久磁石の磁力を利用しない第2電動機と、
    バッテリと第1電動機の間で電力の直流/交流変換をする第1インバータと、
    バッテリと第2電動機の間で電力の直流/交流変換をする第2インバータと、
    を備えた車両において駆動電動機を制御する制御装置であって、
    第1および第2インバータの過電圧を検知する過電圧検知部と、
    第1電動機による制動トルクと第2電動機による制動トルクを取得する制動トルク取得部と、
    第1電動機が弱め界磁運転中でないときに過電圧が検知され、かつ車両の加速が要求されていない場合、取得された制動トルクに基づき制動トルクが小さい方の電動機に関連する一方のインバータをシャットダウン制御し、他方のインバータを運転制御するインバータ制御部と、
    を有する車両の駆動電動機制御装置。
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