JP2015215502A - ガラスセル、液晶素子及びこれらの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】陽極接合時に高電圧を印加した際に、板ガラスに形成されている素子に絶縁破壊が生じるのを防止する。【解決手段】液晶レンズ1を製造する工程で、第1のガラス板2の高抵抗膜9などの素子が形成された面に金属又は半導体からなる第1の中間膜11を形成するとともに、第1の中間膜11に第1のガラススペーサ4を重ねた状態で、第1の中間膜11と第1のガラス板2の素子が形成された面と反対の面側に形成された電極13とを電気的に短絡して同電位に保ちながら、第1の中間膜11と第1のガラススペーサ4との間に電圧を印加することにより、第1の中間膜11と第1のガラススペーサ4とを陽極接合する。【選択図】図4

Description

本発明は、ガラスセル、液晶素子及びこれらの製造方法に関する。
周知のように、液晶レンズは、液晶に印加する電圧によって屈折率が変化する液晶素子であり、液晶に電圧を印加するための透明電極や、高抵抗膜などの素子を備えたガラスセルの内部空間に液晶を封入することにより製造される(例えば、特許文献1を参照)。
ガラスセルは、間隔を置いて配置された2枚のガラス板と、これら2枚のガラス板の間に配置され、開口部を有するガラススペーサとを備えている。それぞれのガラス板とガラススペーサは互いに接合されており、ガラススペーサの開口部に対応するガラスセルの内部空間に液晶を封入して液晶層を形成することにより液晶レンズが製造される。なお、液晶レンズでは液晶層が2層に分割される場合もあり、この場合には間隔を置いて配置された3枚のガラス板の間にガラススペーサがそれぞれ配置されたガラスセルが用いられる。
ガラス板とガラススペーサの接合には、樹脂接着剤を用いることもあるが、接着部の気密性、耐熱性、耐湿性、耐薬品性が低く、ガスが発生するなどの問題がある。そこで、例えば特許文献2には、樹脂接着剤を用いる代わりに、ガラス板とガラススペーサを陽極接合することが開示されている。ここで、ガラス同士は直接陽極接合できないため、ガラス板とガラススペーサとの間に金属又は半導体からなる中間層を介在させ、この中間層を介して板ガラスとガラススペーサとが陽極接合される。
特開2011−180373号公報 特開2014−32313号公報
ところで、ガラス板とガラススペーサとを陽極接合する場合、陽極接合部周辺に高電圧を印加する必要がある。
しかしながら、ガラス板に形成される素子は高電圧に対する耐性が低いものも多く、陽極接合時に印加された高電圧により、素子に絶縁破壊が生じる場合がある。詳細には、例えば、印加された高電圧で高抵抗膜と透明電極の間を仕切る透明絶縁膜が絶縁破壊され、高抵抗膜と透明導電膜間で通電する、または異常放電が発生し、膜剥がれや抵抗値が大きく変化するなどして、液晶レンズの性能上も致命的な欠陥となり得る。
以上の実情に鑑み、本発明は、陽極接合時に高電圧を印加した際に、ガラス板に形成されている素子に絶縁破壊が生じるのを防止することを課題とする。
上記課題を解決するために創案された本発明に係るガラスセルの製造方法は、一方の面に素子が形成されたガラス板と、ガラス板の素子が形成された面側に陽極接合により積層一体化される複数のガラス物品とを備え、液晶を封入するための内部空間を有するガラスセルの製造方法であって、ガラス板の素子が形成された面側又はガラス板に積層一体化されたガラス物品に、金属又は半導体からなる中間層を形成するとともに、中間層に接合対象となる新たなガラス物品を重ねた状態で、中間層とガラス板とを同電位に保ちながら、中間層と接合対象のガラス物品との間に電圧を印加することにより、中間層と接合対象のガラス物品とを陽極接合する工程を備えていることを特徴とする。ここで、「ガラス板の素子が形成された面側」には、ガラス板の表面とガラス板に形成された素子の表面とが含まれる。
このような構成によれば、中間層と接合対象のガラス物品とを陽極接合する際に、中間層と接合対象のガラス物品との間に高電圧を印加しても、中間層とガラス板とが同電位に保たれているため、ガラス板中に高電圧が作用しにくくなる。その結果、ガラス板に形成されている素子が電圧によってダメージを受けて、絶縁破壊するという事態を確実に低減することができる。
上記の構成において、ガラス板の素子が形成された面の反対の面側に電極を形成するとともに、中間層と電極とを短絡することにより、陽極接合時に中間層とガラス板とを同電位に保つことが好ましい。ここで、「ガラス板の素子が形成された面の反対の面側に電極を形成する」には、ガラス板の素子が形成された面の反対の面に直接電極が形成される場合と、ガラス板の素子が形成された面の反対の面に他部材を介して電極が形成される場合とを含む。
このようにすれば、中間層と接合対象のガラス物品とを陽極接合する際に、中間層とガラス板とを簡単且つ確実に同電位に保つことが可能となる。
上記の構成において、前記素子が高抵抗膜を備え、前記高抵抗膜が、積層方向から見た場合に、前記中間層と重ならない領域に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、中間層と接合対象となるガラス物品とを陽極接合する際に、高電圧が積極的に印加される領域(電気力線が形成される領域)から高抵抗膜の形成領域を遠ざけることができる。そのため、積層方向から見て、高抵抗膜と中間層が重なっている場合に比して、高電圧による高抵抗膜の絶縁破壊をより確実に防止できる。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る液晶素子の製造方法は、上記の方法により製造されたガラスセルの内部空間に液晶を封入し、液晶層を形成する工程を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、絶縁破壊による素子のダメージが可及的に低減されているため、液晶素子としての所期の機能を十分に発揮することが可能となる。
上記課題を解決するために創案された本発明に係るガラスセルは、一方の面に素子が形成されたガラス板と、ガラス板の素子が形成された面側に陽極接合により積層一体化される複数のガラス物品とを備え、液晶を封入するための内部空間を有するガラスセルであって、複数のガラス物品のそれぞれは、金属又は半導体からなる中間層を介して、ガラス板の素子が形成された面側に陽極接合されるとともに、高抵抗膜が、積層方向から見た場合に、中間層と重ならない領域に形成されていることを特徴とする。
すなわち、ガラス板の素子が形成された面側に中間層を介してガラス物品を陽極接合する場合、中間層に高電圧が印加される。したがって、上記の構成によれば、陽極接合時に、高電圧が積極的に印加される領域(電気力線が形成される領域)から高抵抗膜の形成領域を遠ざけることができるため、ガラス板に形成されている高抵抗膜が高電圧によって、その抵抗値が変化するあるいは、絶縁破壊するという事態を確実に低減することができる。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る液晶素子は、上記のガラスセルと、ガラスセルの内部空間に封入された液晶層とを備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、絶縁破壊による素子のダメージが可及的に低減されているため、液晶素子としての所期の機能を十分に発揮することが可能となる。
以上のように本発明によれば、陽極接合時に高電圧を印加した際に、板ガラスに形成されている素子に高電圧が作用しにくくなるため、素子が絶縁破壊するのを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る液晶レンズの断面図である。 第1実施形態に係る液晶レンズのV1電極とV2電極を示す平面図である。 第1実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための断面図である。 第1実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶レンズの断面図である。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための側面図である。 第2実施形態に係る液晶レンズの製造方法を説明するための平面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る液晶素子としての液晶レンズ1は、間隔を置いて配置された第1及び第2のガラス板2,3と、第1のガラス板2と第2のガラス板3との間に配置されたガラススペーサ4とを備えている。ここで、この実施形態では、第1のガラス板2を「一方の面に素子が形成されたガラス板」とし、第2のガラス板3及びガラススペーサ4を「ガラス物品」とする。
第1のガラス板2、第2のガラス板3及びガラススペーサ4としては、アルカリ金属成分を含有するガラスが用いられる。
第1のガラス板2には、第2のガラス板3と対向する側の面に透明なV1電極5とV2電極6とが設けられおり、第2のガラス板3には、第1のガラス板2と対向する側の面に透明なV0電極7が設けられている。
ガラススペーサ4は平面視で円形状をなす開口部4aを有しており、この開口部4aが第1のガラス板2と第2のガラス板3によって両側から閉鎖され、液晶レンズ1の内部空間を区画形成している。
液晶レンズ1の内部空間には、外部空間とガラススペーサ4の開口部4aとを連通する通路(図示省略)から液晶が封入され、液晶層8が1層形成されている。
第1のガラス板2には、液晶レンズ1の駆動電圧を低下させるために、透明な高抵抗膜9が形成されている。
高抵抗膜9と電極5,6との間には、両者を絶縁するための透明な絶縁層10が設けられている。
高抵抗膜9は、酸化亜鉛、アルミニウム亜鉛酸化物、インジウムスズ酸化物、アンチモンスズ酸化物、ガリウム亜鉛酸化物、シリコン亜鉛酸化物、スズ亜鉛酸化物、ホウ素亜鉛酸化物、ゲルマニウム亜鉛酸化物のうちの少なくとも一種を含むことが好ましい。この実施形態では、高抵抗膜9は、アルミニウム亜鉛酸化物(ZnO−Al)から形成されている。
絶縁層10は、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ジルコニウム、フッ化マグネシウムのうちの少なくとも一種を含むことが好ましい。この実施形態では、絶縁層10は、二酸化ケイ素(SiO)から形成されている。
なお、図示しないが、第1のガラス板2の絶縁層10には、液晶層8側に配向膜が形成されており、第2のガラス板3のV0電極7には、液晶層8側に配向膜が形成されている。
図2に示すように、V1電極5は、円形の開口部5aを有しており、この開口部5aの内側に円形のV2電極6が設けられている。
ガラススペーサ4は、第1のガラス板2と第2のガラス板3とのそれぞれに陽極接合されている。詳細には、図1に示すように、第1のガラス板2とガラススペーサ4との間には、中間層としての第1の中間膜11が介在しており、ガラススペーサ4と第2のガラス板3との間には、中間層としての第2の中間膜12が介在している。
中間膜11,12は、金属又は半導体から形成され、例えば、Al,Si,Fe,Ti,Ni,Cr,Cuのうちの少なくとも一種を含む材料から形成されることが好ましい。この実施形態では、中間膜11,12は、Alで形成されている。
ここで、図1中の符号13は、後述する陽極接合時に利用される電極であり、第1のガラス板2の素子が形成されている面と反対側の面に、例えばスパッタリング法やCVD法などの公知の方法で形成される。
電極13としては、導電材料であれば特に限定されるものではないが、例えば、Al,
Si,Fe,Ti,Ni,Cr,Cuのうちの少なくとも一種を含むことが好ましい。後述するダミー電極14の電極14bも同様とする。この実施形態では、電極13,14bは、中間膜11,12と同様に、Alで形成されている。
図1に示すように、高抵抗膜9の外径aは、V2電極6の外径bよりも大きく、かつ、第1の中間膜11の内径cよりも小さい。すなわち、高抵抗膜9は、V2電極6の全体を覆うとともに、第1の中間膜11の内径の内側に配置されている。
なお、配向膜は第1の中間膜11の内径の内側に設けられていることが好ましい。また、高抵抗膜9及び配向膜は、第1の中間膜11と第2の中間膜12のうちの小さい方の内径の内側に設けられていることが好ましい。更に、第1の中間膜11、第2の中間膜12及び電極13は、実質的に同じ大きさであることが好ましい。
以上のように構成された液晶レンズ1は、V1電極5とV0電極7との間と、V2電極6とV0電極7との間に電圧を印加することにより、液晶層8の屈折率が変化し、焦点距離の調整が可能となる。
次に、本実施形態に係る液晶レンズ1の製造方法を、図3〜図7を参照しながら説明する。
まず、図3に示すように、V1電極5、V2電極6、高抵抗膜9などの所定の素子が形成された第1のガラス板2の一方の面側に第1の中間膜11を形成するとともに、第1のガラス板2の他方の面側に電極13を形成する。この実施形態では、第1の中間膜11は、第1のガラス板2に形成された絶縁層10の上に形成され、電極13は、第1のガラス板2の素子が形成されていない他方の面の上に直接形成される。
図4に示すように、第1のガラス板2の一方の面に形成された第1の中間膜11にガラススペーサ4を重ねるとともに、ガラス板14aと電極14bとからなるダミー電極14を、ガラススペーサ4にガラス面同士が接触するように重ねる。そして、ダミー電極14の電極14bと第1の中間膜11とを電源15を介して電気的に接続するとともに、第1の中間膜11と第1のガラス板2に形成された電極13とを電気的に短絡する。この状態で、電源15により、ダミー電極14の電極14bと、第1の中間膜11との間に電圧を印加し、第1の中間膜11とガラススペーサ4とを陽極接合する。ここで、この実施形態では、ダミー電極14の電極14bと第1の中間膜11とを電源15を介して電気的に接続する回路と、第1の中間膜11と第1のガラス板2に形成された電極13とを電気的に短絡する回路とが、それぞれ接地されている。
図5に示すように、陽極接合後にダミー電極14を取り外すとともに、ガラススペーサ4の陽極接合した面と反対側の面(ガラス面)に第2の中間膜12を形成する。
図6に示すように、V0電極7などの所定の素子が一方の面に形成された第2のガラス板3を、V0電極7がV1電極5及びV2電極6と対向するように、第2の中間膜12に重ねる。これとともに、ダミー電極14を第2のガラス板3にガラス面同士が接触するように重ねる。そして、ダミー電極14の電極14bと第2の中間膜12とを、電源15を介して電気的に接続するとともに、第2の中間膜12と第1のガラス板2に形成された電極13とを電気的に短絡する。この状態で、電源15により、ダミー電極14の電極14bと、第2の中間膜12との間に電圧を印加し、第2の中間膜12と第2のガラス板3とを陽極接合する。陽極接合後、ダミー電極14を取り外す。ここで、この実施形態では、ダミー電極14の電極14bと第1の中間膜11とを電源15を介して接続する回路と、第1の中間膜11と第1のガラス板2に形成された電極13とを短絡する回路とが、それぞれ接地されている。
以上のように陽極接合することで、図7に示すように、第1のガラス板2とガラススペーサ4とが第1の中間膜11を介して陽極接合されるとともに、ガラススペーサ4と第2のガラス板3とが第2の中間膜12を介して陽極接合されたガラスセル16が製造される。
そして、ガラススペーサ4の開口部4aに対応するガラスセル16の内部空間に液晶を封入して液晶層8を形成することで、図1に示した液晶レンズ1が製造される。
以上のようにすれば、陽極接合時に高電圧を印加しても、陽極接合部と第1のガラス板2とが同電位に保たれているため、第1のガラス板2中に高電圧が作用しにくくなる。その結果、第1のガラス板2に形成されている高抵抗膜9などの素子が高電圧によって、その抵抗値が変化するあるいは、絶縁破壊するという事態を確実に低減することができる。
また、高抵抗膜9は、陽極接合時に電極としても機能する第1の中間膜11の内径よりも内側に形成されているため、高電圧が積極的に印加される領域(電気力線が形成される領域)から高抵抗膜の形成領域を遠ざけることができる。そのため、高電圧による高抵抗膜9のダメージをより確実に回避することができる。なお、第1のガラス板2に形成されるV2電極6、配向膜を、第1の中間膜11の内径よりも内側に形成すれば、これらの素子についても高電圧によるダメージをより確実に回避することができる。
<第2実施形態>
図8に示すように、本発明の第2実施形態に係る液晶素子としての液晶レンズ21が、第1実施形態に係る液晶レンズ1と相違するところは、間隔を置いて3枚以上のガラス板を配置し、液晶層を厚み方向に複数に分割した点である。
詳細には、この実施形態に係る液晶レンズ21では、間隔を置いて第1のガラス板22、第2のガラス板23及び第3のガラス板24が配置されている。第1のガラス板22と第2のガラス板23との間には第1のガラススペーサ25が配置されており、第2のガラス板23と第3のガラス板24との間には第2のガラススペーサ26が配置されている。なお、この実施形態では、第1のガラス板22を「一方の面に素子が形成されたガラス板」とし、第2のガラス板23、第3のガラス板24、第1のガラススペーサ25及び第2のガラススペーサ26を「ガラス物品」とする。
第1のガラス板22、第2のガラス板23、第3のガラス板24、第1のガラススペーサ25及び第2のガラススペーサ26としては、アルカリ金属成分を含有するガラスが用いられる。
第1のガラススペーサ25の開口部25aには、液晶が封入されて第1の液晶層27が形成されており、第2のガラススペーサ26の開口部26aには、液晶が封入されて第2の液晶層28が形成されている。
第1のガラス板22は、第3のガラス板24と対向する側の面に、V1電極29、V2電極30、高抵抗膜31及び絶縁層32が形成されている。また、第3のガラス板24は、第1のガラス板22と対向する側の面にV0電極33が形成されている。なお、図示しないが、第1のガラス板22の絶縁層32、第2のガラス板23の表裏面および第3のガラス板24のV0電極33には、それぞれ配向膜が形成されている。
第1のガラス板22と第1のガラススペーサ25とは、第1の中間膜34を介して陽極接合されており、第1のガラススペーサ25と第2のガラス板23とは、第2の中間膜35を介して陽極接合されている。また、第2のガラス板23と第2のガラススペーサ26とは、第3の中間膜36を介して陽極接合されており、第2のガラススペーサ26と第3のガラス板24とは、第4の中間膜37を介して陽極接合されている。
高抵抗膜31の外径dは、V2電極30の外径eよりも大きく、かつ、第1の中間膜34の内径fよりも小さい。すなわち、高抵抗膜31は、V2電極30の全体を覆うとともに、第1の中間膜34の内径の内側に配置されている。
なお、配向膜は第1の中間膜34の内径よりも内側に設けられていることが好ましい。また、高抵抗膜31、配向膜は、第1〜第4の中間膜34,35,36,37のうちの最も小さい内径の内側に設けられていることが好ましい。更に、第1〜第4の中間膜34,35,36,37は、実質的に同じ大きさであることが好ましい。
なお、図8中の符号38は、後述する陽極接合時に利用される電極である。
次に、以上のように構成された液晶レンズの製造方法を、図9〜図13を参照しながら説明する。なお、この実施形態では複数の液晶レンズを同時に製造する方法を説明する。以下では、第1〜第3のガラス板22,23,24の元材となる大板のガラス板を、第1〜第3のマザーガラス板39,41,43と称呼し、第1、第2のガラススペーサ25,26の元材となる大板のガラス板を、第1、第2のマザーガラススペーサ40,42と称呼する。
まず、図9(a)及び(b)に示すように、第1のマザーガラス板39の高抵抗膜、V1電極、V2電極などの素子(図示は省略する)が形成された一方の面側に、複数の開口部34aを有する第1の中間膜34を形成し、第1のマザーガラス板39の他方の面側に、複数の開口部38aを有する電極38を形成する。
詳細には、第1のマザーガラス板39の一方の面に第1の中間膜34が並列に2列形成され、第1のマザーガラス板39の他方の面に第1の中間膜34と対向するように電極38が並列に2列形成される。この際、第1の中間膜34の各開口部34aの位置と、電極38の各開口部38aの位置とは一致させる。なお、この実施形態では、第1の中間膜34は、第1のマザーガラス板39に形成された絶縁層の上に形成され、電極38は、第1のマザーガラス板39の素子が形成されていない他方の面の上に直接形成される。
図10(a)に示すように、第1の中間膜34に、複数の開口部40aを有する第1のマザーガラススペーサ40を重ねる。この際、第1の中間膜34の各開口部34aの位置と、第1のマザーガラススペーサ40の各開口部40aの位置とを一致させる。図10(b)に示すように、ダミー電極14を第1のマザーガラススペーサ40にガラス面同士が接触するように重ねる。そして、ダミー電極14の電極14bと第1の中間膜34とを電源15を介して電気的に接続するとともに、第1の中間膜34と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを電気的に短絡する。この状態で、電源15により、ダミー電極14の電極14bと、第1の中間膜34との間に電圧を印加し、第1の中間膜34と第1のマザーガラススペーサ40とを陽極接合する。なお、この実施形態では、ダミー電極14の電極14bと第1の中間膜34とを電源15を介して接続する回路と、第1の中間膜34と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを短絡する回路とが、それぞれ接地されている。
図11(a)及び(b)に示すように、陽極接合後にダミー電極14は取り外すとともに、第1のマザーガラススペーサ40の陽極接合した面と反対側の面(ガラス面)に、複数の開口部35aを有する第2の中間膜35を形成する。この際、第1のマザーガラススペーサ40の各開口部40aの位置と、第2の中間膜35の各開口部35aの位置とを一致させる。
図12(a)及び(b)に示すように、第2のマザーガラス板41を第2の中間膜35に重ねるとともに、ダミー電極14を第2のマザーガラス板41にガラス面同士が接触するように重ねる。そして、ダミー電極14の電極14bと第2の中間膜35とを電源15を介して電気的に接続するとともに、第2の中間膜35と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを電気的に短絡する。この状態で、電源15により、ダミー電極14の電極14bと、第2の中間膜35の間に電圧を印加し、第2の中間膜35と第2のマザーガラス板41とを陽極接合する。なお、この実施形態では、陽極接合する際に、第2の中間膜35の端部が、第1のマザーガラススペーサ40の外側で、第1の中間膜34の端部に重なっている。また、ダミー電極14の電極14bと第2の中間膜35とを電源15を介して接続する回路と、第2の中間膜35と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを短絡する回路とが、それぞれ接地されている。
図13(a)及び(b)に示すように、陽極接合後にダミー電極14は取り外すとともに、第2のマザーガラス板41の陽極接合した面と反対側の面(ガラス面)に、複数の開口部36aを有する第3の中間膜36を形成する。この際、第2のマザーガラス板41の各開口部41aの位置と、第3の中間膜36の各開口部36aの位置とを一致させる。
図14(a)及び(b)に示すように、第2のマザーガラススペーサ42を第3の中間膜36に重ねるとともに、ダミー電極14を第2のマザーガラススペーサ42にガラス面同士が接触するように重ねる。この際、第3の中間膜36の各開口部36aの位置と、第2のマザーガラススペーサ42の各開口部42aの位置とを一致させる。そして、ダミー電極14の電極14bと第3の中間膜36とを、電源15を介して電気的に接続するとともに、第3の中間膜36と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを電気的に短絡する。この状態で、電源15により、ダミー電極14の電極14bと、第3の中間膜36との間に電圧を印加し、第3の中間膜36と第2のマザーガラススペーサ42とを陽極接合する。なお、この実施形態では、陽極接合する際に、第3の中間膜36の端部が、第1のマザーガラススペーサ40及び第2のマザーガラス板41の外側で、第1の中間膜34の端部及び第2の中間膜35の端部と重なっている。また、ダミー電極14の電極14bと第3の中間膜36とを電源15を介して接続する回路と、第3の中間膜36と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを短絡する回路とが、それぞれ接地されている。
図15(a)及び(b)に示すように、陽極接合後にダミー電極14は取り外すとともに、第2のマザーガラススペーサ42の陽極接合した面と反対側の面(ガラス面)に、複数の開口部37aを有する第4の中間膜37を形成する。この際、第2のマザーガラススペーサ42の各開口部42aの位置と、第4の中間膜37の各開口部37aの位置とを一致させる。
図16に示すように、第3のマザーガラス板43を第4の中間膜37に重ねるとともに、ダミー電極14を第3のマザーガラス板43にガラス面同士が接触するように重ねる。そして、ダミー電極14の電極14bと第4の中間膜37とを電源15を介して電気的に接続するとともに、第4の中間膜37と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを電気的に短絡する。この状態で、電源15により、ダミー電極14の電極14bと、第4の中間膜37との間に電圧を印加し、第4の中間膜37と第3のマザーガラス板43とを陽極接合する。陽極接合後にダミー電極14を取り外す。なお、この実施形態では、陽極接合する際に、第4の中間膜37の端部が、第1のマザーガラススペーサ40、第2のマザーガラス板41及び第2のマザーガラススペーサ42の外側で、第1の中間膜34の端部、第2の中間膜35の端部及び第3の中間膜36の端部と重なっている。また、ダミー電極14の電極14bと第4の中間膜37とを電源15を介して接続する回路と、第4の中間膜37と第1のマザーガラス板39に形成された電極38とを短絡する回路とが、それぞれ接地されている。
以上のように陽極接合することで、第1のマザーガラス板39、第1のマザーガラススペーサ40、第2のマザーガラス板41、第2のマザーガラススペーサ42、及び第3のマザーガラス板43が、第1〜第4の中間膜34,35,36,37を介して陽極接合されたマザーガラスセルが製造される。そして、図17に示すように、マザーガラスセル44を切断予定線CLに沿って切断して分割するとともに、分割された各ガラスセルの第1及び第2ガラススペーサ25,26の開口部25a,26aに液晶を封入して液晶層27,28を形成することにより、図8に示した液晶レンズ21を同時に複数製造することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の形態で実施することができる。
上記の実施形態では、図1及び図8に示したように、液晶レンズ1,21の第1のガラス板2,22に、陽極接合時に電位差を無くすために用いられる電極13,38を残した状態を説明したが、電極13,38は陽極接合が完了した後に取り除いてもよい。
また、上記の実施形態では、電極13,38を、第1のガラス板2,22の素子が形成された面と反対側の面に直接形成する場合を説明したが、第1のガラス板2,22の素子が形成された面と反対側の面に、別のガラス板を直接接触させ、その接触させたガラス板に電極13,38に相当する電極を形成してもよい。すなわち、電極13,38の代わりに、ガラス板と電極とからなるダミー電極を用いるようにしてもよい。
また、第1の実施形態では、単一の液晶層8を有する液晶レンズを1つずつ製造する方法を説明したが、第2の実施形態で説明した製造方法を適用して、複数の液晶レンズ1を同時に製造するようにしてもよい。同様に、第2の実施形態では、2つの液晶層27,28を有する液晶レンズ21を同時に複数製造する方法を説明したが、第1の実施形態で説明した製造方法を適用して、1つずつ液晶レンズ21を製造するようにしてもよい。
1 液晶レンズ
2 第1のガラス板
3 第2のガラス板
4 ガラススペーサ
5 V1電極
6 V2電極
7 V0電極
8 液晶層
9 高抵抗膜
10 絶縁層
11 第1の中間膜
12 第2の中間膜
13 電極
14 ダミー電極
14a ガラス板
14b 電極
15 電源
16 ガラスセル
21 液晶レンズ
22 第1のガラス板
23 第2のガラス板
24 第3のガラス板
25 第1のガラススペーサ
26 第2のガラススペーサ
27 第1の液晶層
28 第2の液晶層
29 V1電極
30 V2電極
31 高抵抗膜
32 絶縁層
33 V0電極
34 第1の中間膜
35 第2の中間膜
36 第3の中間膜
37 第4中間膜
38 電極
39 第1のマザーガラス板
40 第1のマザーガラススペーサ
41 第2のマザーガラス板
42 第2のマザーガラススペーサ
43 第3のマザーガラス板
44 マザーガラスセル
CL 切断予定線

Claims (6)

  1. 一方の面に素子が形成されたガラス板と、前記ガラス板の前記素子が形成された面側に陽極接合により積層一体化される複数のガラス物品とを備え、液晶を封入するための内部空間を有するガラスセルの製造方法であって、
    前記ガラス板の前記素子が形成された面側又は前記ガラス板に積層一体化された前記ガラス物品に、金属又は半導体からなる中間層を形成するとともに、前記中間層に接合対象となる新たな前記ガラス物品を重ねた状態で、
    前記中間層と前記ガラス板とを同電位に保ちながら、前記中間層と前記接合対象のガラス物品との間に電圧を印加することにより、前記中間層と前記接合対象のガラス物品とを陽極接合する工程を備えていることを特徴とするガラスセルの製造方法。
  2. 前記ガラス板の前記素子が形成された面の反対の面側に電極を形成するとともに、前記中間層と前記電極とを短絡することにより、陽極接合時に前記中間層と前記ガラス板とを同電位に保つことを特徴とする請求項1に記載のガラスセルの製造方法。
  3. 前記素子が高抵抗膜を備え、前記高抵抗膜が、積層方向から見た場合に、前記中間層と重ならない領域に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラスセルの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法により製造されたガラスセルの前記内部空間に液晶を封入し、液晶層を形成する工程を備えていることを特徴とする液晶素子の製造方法。
  5. 一方の面に素子が形成されたガラス板と、前記ガラス板の前記素子が形成された面側に陽極接合により積層一体化される複数のガラス物品とを備え、液晶を封入するための内部空間を有するガラスセルであって、
    前記複数のガラス物品のそれぞれは、金属又は半導体からなる中間層を介して、前記ガラス板の前記素子が形成された面側に陽極接合されるとともに、
    前記高抵抗膜が、積層方向から見た場合に、前記中間層と重ならない領域に形成されていることを特徴とするガラスセル。
  6. 請求項5に記載のガラスセルと、前記ガラスセルの内部空間に封入された液晶層とを備えていることを特徴とする液晶素子。
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