JP2015215480A - 板状体の貼合方法及び貼合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性板状体に無理な力を加えることなく剛性板状体を湾曲させて固定された被貼合物の被貼合面に貼合することができるガラス板の貼合方法及び貼合装置を提供する。【解決手段】吸着パッド34、36とローラ42とによって、液晶パネル付きカバーガラス12を凸状に湾曲させる。次に、液晶パネル付きカバーガラス12の中央部を窓ガラスの面に押圧する。次に、ローラ42を吸着パッド36に向けて転動させる。ローラ42の転動方向に存在する液晶パネル付きカバーガラス12の湾曲がトルク制限装置40によって徐々に解除されていくことにより、貼合面の中央部から吸着パッド36までの貼合面が窓ガラス14に貼合される。次に、吸着パッド36から吸着パッド34に向けてローラ42を移動させ、貼合面の中央部から吸着パッド34までの貼合面を貼合させる。【選択図】図10

Description

本発明は、板状体の貼合方法及び貼合装置に関する。
垂直方向又は垂直方向に対して傾斜した方向に設置されている既設の建築用窓ガラスの面(ガラスファサードともいう。)又は壁面(以下、被貼合面ともいう。)に、粘着剤を介して板状体を貼合する際には、被貼合面と板状体との間の粘着剤界面に泡を巻き込ませることなく、貼合を行うことが望まれている。特に、窓ガラスの被貼合面に、デジタルサイネージ用の液晶パネル(剛性板状体)を貼合する場合には、巻き込んだ泡が画質に影響を与えることから細心の注意が必要となる。
ところで、垂直に配置されている被貼合面に、平面状物体を貼合する方法としては、粘着剤付きのポスター貼りが知られている。
ポスター貼りの場合の被貼合面は、固いガラス板の平面、金属板、樹脂板、磨かれた石材等の表面である。このような表面が滑らかで、かつ固い素材の表面に、泡を巻き込むことなく、矩形のポスター(軟性板状体)を貼合する場合には、まず、ポスターの一辺を位置決めして被貼合面に貼り付けた後、ヘラ又は回転ローラ等の貼合道具を用い、ポスターの表面に沿わせて貼合道具を移動させ、泡が巻き込まないようにポスターを被貼合面に押し付けながら、貼合していく。
なお、自由に曲げることが可能な柔軟なポスターの場合には、これから貼合するポスターの粘着剤面が、被貼合面に先に付着しないように予め折り返しておけるので、泡が巻き込む不具合を回避しながら貼合することができる。
これに対して、折り曲げたり折り返したりすることができない、固いガラスで構成された液晶パネルを、粘着剤を介して被貼合面に貼合する場合は、前記ポスターのように容易に貼合することはできない。
そこで、特許文献1には、水平状態に保持したタッチパネル(液晶パネルともいう。)の上面に、固いカバーガラスを貼合する貼合方法が開示されている。
図14に示す特許文献1の貼合方法によれば、液晶パネル110は水平に設置された平面吸着テーブル112の上面に吸着保持されており、まず、粘着剤が貼合されたカバーガラス(粘着剤は液晶パネル側に貼合されていてもよい)114の少なくとも両端部を保持部116、118によって保持する。次に、保持部116、118の高さを相対的に変えることにより、カバーガラス114を片持ち曲げ方式で曲げて保持し、片持ち曲げで略水平保持されている一端に回転ローラ120を平行に配置して矢印Z方向に押し付ける。次に、相対する液晶パネル110の被貼合面にカバーガラス114を貼合すべく、回転ローラ120を介して一定の圧力を付与して一端を貼合する。この後、回転ローラ120の圧力を保持した状態で、回転ローラ120をカバーガラス114の他端に向けて矢印X方向に移動しつつ、保持部118を矢印Z方向に移動してカバーガラス114の他端の曲がりを徐々に水平に戻しながら貼合して行く。
すなわち、特許文献1の貼合方法は、泡を巻き込むことなく貼合するという貼合の原理的には、ポスター貼りと同様である。
なお、剛性板状体とは、ヤング率が70〜80GPa程度の板状体を指し、その代表例がガラス板であり、また、ガラス板を構成部材として備える液晶パネル、プラズマディスプレイパネル等の画像表示パネルも含まれる。
特許第4712886号公報
特許文献1の貼合方法は、カバーガラス114を片持ち曲げ方式で湾曲させて貼合する方法なので、すなわち、カバーガラス114の一端から他端に向けてカバーガラス114の全体を円弧状に湾曲させて貼合する方法なので、カバーガラス114に力を加えて大きく湾曲させる必要があった。
また、特許文献1の貼合方法では、垂直な窓ガラスの被貼合面に液晶パネルを貼合することはできない。つまり、窓ガラスは既に施工されたものなので、施工された窓ガラスを曲げて液晶パネルに貼合することはできない。また、建築用の窓ガラスは、簡単に割れない厚さで製作され、かつ簡単には曲がらない強化処理されたガラスなので、施工前でも窓ガラスを曲げて液晶パネルに貼合することは不可能である。
本発明は、剛性板状体に無理な力を加えることなく剛性板状体を湾曲させて固定された被貼合物の被貼合面に貼合することができる板状体の貼合方法及び貼合装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の板状体の貼合方法は、剛性板状体の貼合面を凸状に湾曲させる湾曲工程と、前記貼合面のうち両縁部を除き、かつ両縁部に沿った任意の面を、固定された被貼合物に押圧手段によって押圧することにより前記任意の面を前記被貼合物に貼合する貼合開始工程と、前記押圧手段を前記貼合面の両縁部のうち第1の縁部に向けて移動させながら、移動方向に存在する前記剛性板状体の湾曲を解除させて、前記任意の面から前記第1の縁部までの貼合面を前記被貼合物に貼合する第1の貼合工程と、前記押圧手段を前記第1の縁部から第2の縁部に向けて移動させながら、移動方向に存在する前記剛性板状体の湾曲を解除させて、前記任意の面から前記第2の縁部までの貼合面を前記被貼合物に貼合する第2の貼合工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様の板状体の貼合装置は、剛性板状体の貼合面を凸状に湾曲させる湾曲手段と、被貼合物に対し着脱自在に固定可能な固定手段と、前記貼合面のうち両縁部を除き、かつ両縁部に沿った任意の面を、前記被貼合物に押圧可能な押圧手段と、前記押圧手段を前記貼合面の両縁部いずれの方向にも移動可能な移動手段と、前記移動手段による前記押圧手段の移動に連動させて、前記湾曲手段による前記剛性板状体の湾曲を解除させる解除手段と、を備えたことを特徴とする。
以上説明したように本発明の板状体の貼合方法及び貼合装置によれば、剛性板状体に無理な力を加えることなく剛性板状体を湾曲させて、固定された被貼合物の被貼合面に貼合することができる。
本発明の貼合方法の原理を示した説明図 実施形態の貼合装置を用いて液晶パネル付きカバーガラスが既存の窓ガラスに貼合される直前状態を示した説明図 実施形態の貼合装置が窓ガラスに取り付けられた正面図 実施形態の貼合装置の全体斜視図 実施形態の貼合装置の要部構造を示した斜視図 実施形態の貼合装置によって液晶パネル付きカバーガラスが窓ガラスに貼合された貼合体の縦断面図 バックアップローラの支持構造を示した要部拡大断面図 実施形態の貼合装置に液晶パネル付きカバーガラスを保持させる説明図 実施形態の貼合装置に液晶パネル付きカバーガラスを保持させる説明図 窓ガラスに液晶パネル付きカバーガラスを貼合させる説明図 窓ガラスに液晶パネル付きカバーガラスを貼合させる説明図 貼合面の端部を貼合する貼合方法を説明した要部拡大図 貼合面の端部を貼合する貼合方法を説明した要部拡大図 従来の貼合方法を示した説明図
以下、添付図面に従って本発明に係る板状体の貼合方法及び貼合装置の好ましい実施形態について説明する。
〔本発明の貼合方法の原理〕
図1は、本発明の貼合方法の原理を示した説明図である。同図において、符号1が剛性板状体であり、符号2が被貼合物である。剛性板状体1は矩形状のパネルであり、被貼合物2は、水平方向又は垂直方向に配置された板状体である。剛性板状体1としては、後述する液晶パネル20(図6参照:画像表示パネル)及び液晶パネル付きカバーガラス12(図6参照:画像表示パネル)を例示でき、被貼合物2としては後述するカバーガラス22(図6参照)及び窓ガラス14(図6参照)を例示できる。窓ガラス14は、建築物に垂直に固定設置された既存のガラスであり、簡単に割れない厚さで製作され、かつ簡単には曲がらない剛性を備えている。なお、窓ガラス14の設置方向は、垂直に限定されるものではなく、水平方向に対し傾きを持った方向であってもよい。
本発明の貼合方法は、剛性板状体1の一方(第1)の縁部1Aを吸着パッド3Aによって吸着保持するとともに、他方(第2)の縁部1Bも同様に吸着パッド3Bによって吸着保持し、かつ、剛性板状体1の中央部の面1Cにローラ4を押し付けることにより、剛性板状体1の中央部の貼合面1Dを凸状に湾曲させて、つまり、吸着パッド3A、3Bとローラ4とによって剛性板状体1を3点曲げ方式で湾曲させて貼合を行うことを基本とする。図1の矢印A、Bは、吸着パッド3A、3Bから縁部1A、1Bに与える力の方向を示し、矢印Cは、ローラ4から面1Cに与える力の方向を示している。
ここで、吸着パッド3A、3Bが湾曲手段を構成し、ローラ4が押圧手段を構成するが、湾曲手段は吸着パッド3A、3Bに限定されるものではなく、押圧手段もローラ4に限定されるものではない。また、剛性板状体1に対するローラ4の押し付け位置も中央部の面1Cに限定されず、縁部1A、1Bを除き、かつ縁部1A、1Bに沿った任意の面であればよい。しかしながら、ローラ4を中央部の面1Cに押し付けることにより、剛性板状体1の曲げ量(L/2)が、特許文献1の片持ち曲げ方式の曲げ量(L:図14参照)と比較して半分で済み、剛性板状体1にかかる負担が大幅に小さくなるので、剛性板状体1が割れるという懸念がなくなる。吸着パッド3A、3Bは吸着位置を変更可能なように剛性板状体1の長手方向で移動可能に構成されていても構わない。
また、ローラ4の軸長は、後述するローラ4の貼合動作によって剛性板状体1の貼合面全面が被貼合物2の被貼合面2Aに貼合されるように、縁部1A、1Bの長さ(剛性板状体1の長辺又は短辺の長さ)よりも長めとする。具体的には、縁部1A、1Bを短辺とする矩形状の剛性板状体1の場合、ローラ4の長さは、縁部1A、1Bの長さよりも長く構成される。この場合、ローラ4は、剛性板状体1の長辺に沿って矢印D、E方向に転動動作する。なお、粘着剤は、ここでは剛性板状体1側の貼合面に備えられているとして説明するが、被貼合物2の被貼合面2A側に備えられていてもよい。
貼合手順を説明すると、まず、剛性板状体1の貼合面全面を吸着パッド3A、3Bによって凸状に湾曲させる(湾曲工程)。この後、剛性板状体1の貼合面全面に貼り付けられている剥離フィルムを剥がす。
次に、剛性板状体1の中央部の面1Cにローラ4を押し付け、面1Cの対向面である貼合面1Dを被貼合物2の被貼合面2Aに押圧する。これにより、剛性板状体1は、3点曲げ方式で湾曲された状態で、貼合面1Dが被貼合面2Aに貼合される(貼合開始工程)。
次に、ローラ4を移動手段(不図示)によって、面1Cから縁部1Aに向けて矢印D方向に転動させる(貼合動作)。矢印D方向とは、被貼合面2Aに対して平行な方向である。ローラ4の転動に伴い面1Cから縁部1Aまでの貼合面1Eが被貼合面2Aに徐々に貼合されていき、その際に生じる剛性板状体1の付勢力によって吸着パッド3Aが被貼合面2Aに向けて矢印F方向に移動されていく。これにより、貼合面1Eの湾曲が解除されていき、ローラ4が縁部1Aに到達したところで、貼合面1Eが被貼合面2Aに貼合される(第1の貼合工程)。
次に、ローラ4を前記移動手段によって、縁部1Aから縁部1Bに向けて矢印E方向に転動させる(貼合動作)。矢印E方向とは、被貼合面2Aに対して平行な方向である。ローラ4の転動に伴い面1Cから縁部1Bまでの貼合面1Fが被貼合面2Aに徐々に貼合されていき、その際に生じる剛性板状体1の付勢力によって吸着パッド3Bが被貼合面2Aに向けて矢印G方向に移動されていく。これにより、貼合面1Fの湾曲が解除されていき、ローラ4が縁部1Bに到達したところで、貼合面1Fが被貼合面2Aに貼合される(第2の貼合工程)。この貼合手順によって、被貼合物2の被貼合面2Aに剛性板状体1を、泡を巻き込むことなく貼合することができる。
本発明の貼合方法によれば、剛性板状体1を片持ち曲げ方式で湾曲させるのではなく、吸着パッド3A、3B、及びローラ4を使用した3点曲げ方式で剛性板状体1を湾曲させるため、片持ち曲げ方式の曲げ量と比較して少量となる。よって、本発明の貼合方法によれば、剛性板状体1に無理な力を加えることなく剛性板状体1を湾曲させて、固定された被貼合物2に貼合することができる。
剛性板状体1の湾曲を解除する解除手段としては、牽引部材を介して吸着パッド3A、3Bを所定のトルクで矢印A、B方向に牽引し、そのトルクを超えるトルクが負荷されるとスリップして湾曲を解除していくリール式のトルク制限装置38、40(図5参照)が一例として好適である。
また、第1の貼合工程時には、貼合面1Dを補助プレート55(図7参照:保持手段)によって被貼合面2Aに押圧保持しておくことが好ましい。これにより、第1の貼合工程時に貼合した貼合面1D、1Eが、剛性板状体1の弾性力によって剥離することを防止できる。つまり、第1の貼合工程時には、面1Cから縁部1Bまでの貼合面1Fは湾曲されているため、その部分の弾性復元力が貼合面1D、1Eに伝達すると、貼合面1D、1Eが剥離する場合がある。この剥離を防止するために、補助プレート55を備えることは有益である。
更に、縁部1A、1Bまでローラ4を完全に移動させるためには、ローラ4が吸着パッド3A、3Bに接近したタイミングで、吸着パッド3A、3Bを縁部1A、1Bから退避(ローラ4に邪魔にならないように移動)させる必要がある。この際、ローラ4による加圧貼合する前に吸着パッド3A、3Bによる吸着保持を解除すると、貼合面1E、1Fの終端部に圧が負荷されない状態で、終端部が被貼合面2Aに「先付き」するため、貼合界面に泡を巻き込む貼合欠陥が生じる。
この貼合欠陥を回避するために、貼合面1E、1Fの終端部には剥離フィルムを折り返して残置しておき、縁部1A、1Bの吸着保持を解除しても終端部に「先付き」が生じないようにしておくことが好ましい。そして、縁部1A、1Bの吸着保持を解除した後、折り返した剥離フィルムの端を引っ張り、徐々に粘着面(貼合面)を露出させながら、ローラ4を転動させ、所定の圧を終端部に付加しながら終端部を被貼合面2Aに貼合する。これにより、貼合面1E、1Fの終端部においても泡を巻き込むことなく貼合できる。
〔貼合装置10及び貼合体18〕
図2は、実施形態の貼合装置10を用いて矩形状の液晶パネル付きカバーガラス12(図6参照:剛性板状体)を、固定された既存の窓ガラス14に貼合する直前状態を示した説明図である。図3は、貼合装置10が窓ガラス14に取り付けられた正面図である。なお、図3では、貼合装置10の構成を簡略して示している。
貼合装置10は、図2に示した搬送装置16によって窓ガラス14の設置位置まで搬送され、搬送装置16のリフトアップ操作及び作業者による取り付け作業によって窓ガラス14の所定の位置に図3の如く着脱自在に取り付けられる。
図4は、貼合装置10の全体斜視図、図5は、貼合装置10の要部構造を示した斜視図である。図6は、貼合装置10によって液晶パネル付きカバーガラス12が窓ガラス14に貼合された貼合体18の縦断面図である。
<貼合体18>
まず、貼合体18について説明する。
貼合体18は、剛性板状体である矩形状の液晶パネル20、及び被貼合物である矩形状のカバーガラス22及び窓ガラス14からなる。まず、液晶パネル20が粘着剤24を介してカバーガラス22に貼合されて一体化される。これによって、剛性板状体である液晶パネル付きカバーガラス12が構成される。そして、液晶パネル付きカバーガラス12が粘着剤26を介して窓ガラス14に貼合される。これによって、貼合体18が構成される。カバーガラス22に対する液晶パネル20の貼合、及び窓ガラス14に対する液晶パネル付きカバーガラス12の貼合にも本発明の貼合方法、及び貼合装置10が用いられる。なお、本実施例では貼合する対象物のみを例として挙げており、液晶表示装置として必要なバックライトや筐体等は省略している。
液晶パネル20の表示面にカバーガラス22を、粘着剤24を介して貼合する際、貼合後に粘着剤24の周辺部の粘着剤端部が外部(液晶画面を見る人側)から見えないようにするために、カバーガラス22の液晶パネル貼合面側の周辺には、黒色の額縁印刷面28が施される。
貼合手順を説明すると、まず、カバーガラス22の表示面に備えられた粘着剤24に貼られている剥離フィルム(不図示)を剥がす。次に、カバーガラス22を水平に配置し、その上から、貼合装置10を用いて液晶パネル20を3点曲げ状態で水平に保持する。次に、液晶パネル20の表示面(貼合面)側の長手方向中央部をローラ4(図1参照)によって粘着剤24に押し当てた後、ローラ4を用いて貼合する(図1参照)。これによって、液晶パネル付きカバーガラス12が構成される。
次に、貼合装置10を用いて液晶パネル付きカバーガラス12を3点曲げ状態で保持した後、貼合装置10を介して液晶パネル付きカバーガラス12を垂直方向に起立させる。この後、窓ガラス14の粘着剤表面保護用に貼られている剥離フィルム(不図示)を剥がし、窓ガラス14の粘着剤26に、同様の手順で液晶パネル付きカバーガラス12を貼合する。これにより、窓ガラス14に液晶パネル20が貼合された貼合体18を提供できる。
なお、粘着剤26は、カバーガラス22に備えておいてもよい。また、窓ガラス14に対する液晶パネル付きカバーガラス12の貼合方法の詳細は、図を用いて後述する。
<貼合装置10>
図4、図5の如く貼合装置10は、本体30、吸盤(固定手段)32、吸着パッド(湾曲手段)34、36、トルク制限装置(解除手段)38、40、ローラ(押圧手段)42、ハンドル44を備えた移動機構部(移動手段)46、ガイドプレート48、50、バックアップローラ52、54、補助プレート(保持手段)55等を備えて構成される。
本体30は、複数本の枠材を矩形のフレーム状に組み付けることによって構成されており、カーボンファイバー等の軽量で高剛性の材料を用いて製造されている。
吸盤32は、本体30の四隅に配置されており、液晶パネル20をカバーガラス22に貼合する際には、カバーガラス22が載置されている台座に吸着される。また、吸盤32は、液晶パネル付きカバーガラス12を窓ガラス14に貼合する際には、窓ガラス14に吸着される。これにより、本体30が窓ガラス14に支持される(図3参照)。
4枚の吸盤32は、ロッド56の下端部にそれぞれ固定され、これらのロッド56は、本体30の四隅に配置されたスリーブ状の軸受58に摺動自在に貫通配置される。また、ロッド56の上端部には、レバー60が回動自在に取り付けられており、レバー60の回動量を調節することによって、本体30からの吸盤32の出っ張り量が、ロッド56を介して調節される。加えて、吸盤32は、本体30の中央部にも配置されていても構わない。中央部にも配置されることによってサイズ(貼合幅)の大きい貼合体であってもローラの押し圧を担保することが出来る。
吸着パッド34、36は、吸着対象物である液晶パネル20の両側の短辺の縁部、及び液晶パネル付きカバーガラス12のカバーガラス22の両側の短辺の縁部を吸着保持するように、その縁部に沿った長尺形状に構成される。この吸着パッド34、36は、不図示の真空ポンプに接続されており、真空ポンプの吸引力によって、前記両側の短辺の縁部が吸着パッド34、36に吸着保持される。
また、吸着パッド34、36には、その両端部にそれぞれ一対のロッド62が固定され、これらの62は、本体30の四隅近傍に配置されたスリーブ状の軸受64に摺動自在に貫通配置される。すなわち、吸着パッド34、36は、ロッド62及び軸受64をガイドとして本体30に対し進退移動自在に取り付けられる。
トルク制限装置38、40は、ハンドルノブ66を操作してワイヤ68をスプール70に巻き取ることにより、ワイヤ68を介して吸着パッド34、36を牽引する装置である。また、トルク制限装置38、40は、吸着パッド34、36を所定のトルクで牽引し、そのトルクを超えるトルクがスプール70に負荷されると、スプール70がスリップしてワイヤ68を送り出すリール式の制限装置である。ワイヤ68は、スプール70に巻き取られ、その先端がプーリ72を介して吸着パッド34、36の中央部に固定されている。スプール70及びプーリ72も本体30に回転自在に支持されている。
ローラ42は、本体30の長手方向に直交する方向に配置され、吸着パッド34、36と平行に配置される。このローラ42は、移動機構部46のハンドル44を回転操作することにより、その姿勢を維持した状態で吸着パッド34に向けて、及び吸着パッド36に向けて転動される。また、ローラ42は、液晶パネル20の非貼合面に押圧当接されるため、樹脂又はゴム等の軟性部材で構成されている。ローラ42の軸長は、液晶パネル20の短辺の長さよりも長く、液晶パネル20の短辺方向の全域に押圧当接される。
次に、移動機構部46について説明する。
ハンドル44は、本体30の中央部に配置された軸受74に回転自在に支持され、その下端部にはギヤ76が設けられる。ギヤ76はギヤ78に噛合され、ギヤ78はローラ42と平行に配置された軸80に設けられる。軸80の両端にはギヤ82が設けられ、これらのギヤ82は、ギヤ84に噛合される。ギヤ84は、本体30の長手方向に沿って配置された軸86の中央部に設けられる。また、軸86の両端部にはギヤボックス88が設けられ、軸86は、ギヤボックス88に設けられた複数のギヤを介して、ねじ軸90に連結される。ねじ軸90は、軸86と平行に配置され、ナット92が噛合されており、このナット92にローラ42の両端部が回転自在に支持されている。
この移動機構部46によれば、ハンドル44を一方の方向に回転させると、その回転力がねじ軸90に伝達するので、ねじ軸90とナット92とによる送り作用でローラ42を吸着パッド34に向けて平行移動させることできる。また、ハンドル44を逆方向に回転させると、その回転力がねじ軸90に伝達するので、ねじ軸90とナット92とによる送り作用でローラ42を吸着パッド36に向けて平行移動させることできる。この際、ローラ42は、液晶パネル20の非貼合面に押圧当接されているため、ローラ42は転動しながら移動する。
図5に示すようにガイドプレート48、50は、同サイズで構成され、かつ本体30の長辺に沿って平行に対向配置され、その直線状の下面にベアリング94が当接される。ベアリング94は、ローラ42の両端部からローラ42の軸心と同軸上に突設された軸(不図示)に取り付けられている。なお、図5では、一方のベアリング94がガイドプレート50の下面50Aに当接されている状態が示されているが、ガイドプレート48の下面にも同様にベアリング94(不図示)が当接されている。これにより、ローラ42は、その両端部がベアリング94を介してガイドプレート48、50に支持された状態で転動されるので、転動の安定性が図られている。
また、ローラ42の中央部の面には、その面を挟み込むようにバックアップローラ52、54が回転自在に当接されている。図7は、バックアップローラ52、54の支持構造を示した要部拡大断面図である。
バックアップローラ52、54の両端部は、ブラケット96に回転自在に支持され、ブラケット96は、ガイドフレーム98に摺動自在に取り付けられている。ガイドフレーム98は、ローラ42の転動方向に沿って本体30に固定されている。したがって、ローラ42が転動されると、ローラ42の転動に連動してバックアップローラ52、54が回転しながら追従して移動する。これにより、ローラ42は、中央部の面が常にバックアップローラ52、54によって支持された状態で転動されるので、ローラ42の押し付け力を液晶パネル付きカバーガラス12に効果的に伝えることができる。
また、図7には、補助プレート55が示されている。補助プレート55は、ローラ42の軸長と略同じ長さであり、ローラ42による貼合開始位置の近傍に配置される。補助プレート55は分割されていても構わない。また、補助プレート55の下端部55Aは円弧状に構成され、下端部55Aの円弧面が液晶パネル20に押圧される。補助プレート55の機能は、ローラ42が貼合開始位置(液晶パネル20の非貼合面の長手方向の中央部)からいずれか一端に向かって転動し、液晶パネル付きカバーガラス12を窓ガラス14に貼合して行く際、ローラ42が通過し、ローラ42による押し圧が除去された後も、窓ガラス14への密着状態を維持させるものである。すなわち、貼合開始位置でローラ42の、液晶パネル付きカバーガラス12に対する押さえ高さと同じ高さで液晶パネル20の非貼合面を押さる機能を備えている。なお、補助プレート55は、ヒンジ100を介して本体30に回動自在に支持されており、必要時に回動されて液晶パネル20の非貼合面から退避する。
以上が実施形態の貼合装置10の構成であるが、この形態は一例であり、本発明の貼合装置としては、以下の機能を備えることを要件とする。
すなわち、既設の窓ガラス14に吸着し自立保持する、又は窓ガラス14との位置関係が、貼合動作中にずれないように、吸着以外の方法で保持が可能な機能。
液晶パネル付きカバーガラス12のカバーガラス22の非貼合面の両端部(短辺方向の両端部が好ましい)を、吸着又は吸着以外の方法(吸着脱着が制御可能な方法)も含めて貼合装置10に保持させる機能。
液晶パネル20の非貼合面の長手方向の中央部に、長手方向と直交する向きにローラ42を配置し、液晶パネル付きカバーガラス12の両端部を保持した状態で、ローラ42を液晶パネル20の非貼合面に相対的に押し付け、液晶パネル付きカバーガラス12を湾曲させることにより、粘着剤26を備えた貼合面を凸状に湾曲させて保持する機能。
貼合装置10を窓ガラス14に自立吸着保持した状態で、ローラ42を窓ガラス14に向けて進出させることにより、液晶パネル付きカバーガラス12の長手方向中央部(貼合開始位置)を窓ガラス14に一定の圧力で押圧する機能。
液晶パネル付きカバーガラス12の貼合開始位置を補助プレート55によって窓ガラス14に一定の圧力で押圧した状態で、ローラ42を液晶パネル付きカバーガラス12の長手方向に移動させる機能。
〔貼合装置10による貼合方法〕
<貼合装置10による液晶パネル付きカバーガラス12の保持方法>
図8(A)、(B)及び図9(A)、(B)は、貼合装置10に液晶パネル付きカバーガラス12を保持させるその順序の一例を示した説明図である。
図8(A)の如く、液晶パネル20の非貼合面を上にした状態で液晶パネル付きカバーガラス12を、水平のテーブル102に載置するとともに、テーブル102に吸盤32を用いて貼合装置10を位置決めする。この際、貼合装置10は、液晶パネル付きカバーガラス12の短辺に存在するカバーガラス22の額縁印刷面28を吸着パッド34、36が吸着可能な位置に位置決めされる。
次に、図8(A)の位置から本体30を、ロッド56をガイドとして矢印H方向に下降させ、図8(B)の如く、額縁印刷面28を吸着パッド34、36によって吸着する。この際、トルク制限装置38、40を操作してワイヤ68を送り出し、吸着パッド34、36を同方向に下降させてもよい。
次に、図9(A)の如く、トルク制限装置38、40を操作してワイヤ68を巻き取り、吸着パッド34、36を矢印I方向に上昇させる。これにより、液晶パネル20の非貼合面の長手方向中央部がローラ42に押し付けられるので、液晶パネル付きカバーガラス12が3点曲げ状態で貼合装置10に支持される。以上の動作によって、液晶パネル付きカバーガラス12が貼合装置10に保持される。この後、図9(B)の如く、ロッド56をガイドとして本体30を矢印J方向に上昇させ、液晶パネル付きカバーガラス12をテーブル102から持ち上げる。
この後、吸盤32による吸着を解除し、貼合装置10を図2に示した搬送装置16によって窓ガラス14の設置位置まで搬送する。そして、液晶パネル付きカバーガラス12の粘着剤26の表面に貼られている剥離フィルム(不図示)を剥離した後、搬送装置16のリフトアップ操作及び作業者による取り付け作業によって貼合装置10を、図3の如く窓ガラス14の所定の位置に吸盤32を用いて取り付ける。この際、貼合装置10は、ローラ42の軸線が垂直方向に向くように取り付けられることが好ましい。
<貼合装置10による液晶パネル付きカバーガラス12の貼合方法>
図10(A)、(B)及び図11(A)、(B)は、窓ガラス14に液晶パネル付きカバーガラス12を貼合させるその順序の一例を示した説明図である。また、図10(A)、(B)及び図11(A)、(B)は図3に対応する上面図である。
図10(A)の如く、まず、吸着パッド34、36とローラ42とによって、液晶パネル付きカバーガラス12の貼合面を凸状に湾曲させる(湾曲工程)。なお、貼合装置10を窓ガラス14に取り付ける前に、液晶パネル付きカバーガラス12を湾曲させておいてもよい。
次に、図10(B)の如く、ロッド56をガイドとして本体30を矢印K方向に水平移動させ、液晶パネル付きカバーガラス12の貼合面の長手方向中央部を窓ガラスの面(被貼合面)に押圧する(貼合開始工程)。これにより、液晶パネル付きカバーガラス12は、3点曲げ方式で湾曲された状態で、貼合面の長手方向中央部が窓ガラス14に貼合される。また、同時に補助プレート55によって、貼合面の長手方向中央部を押圧する。
次に、ハンドル44を一方向に回転させてローラ42を、吸着パッド36に向けて矢印L方向に転動させる。この転動動作に伴い、転動方向に存在する液晶パネル付きカバーガラス12の湾曲がトルク制限装置40によって徐々に解除されていく。つまり、図11(A)の破線で示す矢印Mの如く、トルク制限装置40のワイヤ68が送り出されていくことにより、貼合面の長手方向中央部から吸着パッド36までの貼合面が窓ガラス14に貼合される(第1の貼合工程)。
次に、ハンドル44を逆方向に回転させてローラ42を、吸着パッド36から吸着パッド34に向けて図11(B)の矢印N方向に移動させる。そして、ローラ42が補助プレート55に接近したタイミングで補助プレート55を、ローラ42の転動領域から退避させ、貼合面の長手方向中央部から吸着パッド34までの貼合面を貼合させていく。そうすると、転動方向に存在する液晶パネル付きカバーガラス12の湾曲がトルク制限装置38によって徐々に解除されていく。つまり、図11(B)の破線で示す矢印Pの如く、トルク制限装置38のワイヤ68が送り出されていくことにより、貼合面の長手方向中央部から吸着パッド34までの貼合面が窓ガラス14に貼合される(第2の貼合工程において、)。
この貼合手順によって、窓ガラス14の面に、泡を巻き込むことなく液晶パネル付きカバーガラス12を円滑に貼合することができる。
なお、液晶パネル付きカバーガラス12の短辺の額縁印刷面28までローラ42を完全に移動させるためには、ローラ42が吸着パッド34、36に接近したタイミングで、吸着パッド34、36を額縁印刷面28から退避(ローラ4に邪魔にならない用に移動)させる必要がある。この際、ローラ42による加圧貼合する前に吸着パッド34、36による吸着保持を解除すると、額縁印刷面28の裏面側の貼合面に圧が負荷されない状態で、その貼合面が窓ガラス14に「先付き」するため、貼合界面に泡を巻き込む貼合欠陥が生じる。
この貼合欠陥を回避するため、図12(A)、(B)に示した液晶パネル付きカバーガラス12の要部斜視図の如く、額縁印刷面28の裏面側の貼合面には剥離フィルム104を折り返して残置しておき、吸着パッド36(図12では吸着パッド36のみ図示しているが、吸着パッド34も同様)による額縁印刷面28の吸着保持を解除しても、その貼合面に「先付き」が生じないようにしておくことが好ましい。
そして、吸着パッド36による額縁印刷面28の吸着保持を解除した後、図13(A)の矢印Qの如く、略180度に折り返した剥離フィルム104の端を引っ張り、徐々に貼合面を露出させながら、図13(B)の如くローラ42を転動させ、所定の圧をその貼合面に付加しながらその貼合面を窓ガラス14に貼合する。これにより、額縁印刷面28の裏面側の貼合面においても泡を巻き込むことなく貼合できる。
〔貼合装置10の特徴〕
貼合装置10は、液晶パネル20をカバーガラス22に貼合する際にも使用できる。その貼合手順は、窓ガラス14に対する液晶パネル付きカバーガラス12の貼合手順と同様であるが、この場合には、液晶パネル20及びカバーガラス22を水平にした状態で貼合することが好ましい。
ローラ42による貼合開始位置を、貼合面の長手方向中央部の面に設定している。ローラ42が長手方向中央部の面を押圧するため、液晶パネル付きカバーガラス12の曲げ量(L/2:図1参照)が、特許文献1の片持ち曲げ方式の曲げ量(L:図14参照)と比較して半分で済み、液晶パネル付きカバーガラス12にかかる負担が大幅に小さくなるので、液晶パネル付きカバーガラス12が割れるという懸念がなくなる。
また、液晶パネル付きカバーガラス12の曲げ量が少量になるため、図14に示した片持ち曲げ方式の貼合装置と比較して、貼合装置が小型になる利点もある。
また、液晶パネル付きカバーガラス12の長手方向中央部の面を窓ガラス14に押圧するローラ42の軸方向は、水平方向であっても垂直方向でもよいが、図3の如く垂直方向が好ましい。これにより、窓ガラス14に対して液晶パネル付きカバーガラス12を垂れ下がることなく安定して支持できる。
更に、貼合面の長手方向中央部の面を補助プレート55によって窓ガラス14に押圧保持している。これにより、第1の貼合工程時に貼合した部分が、液晶パネル付きカバーガラス12の弾性力によって剥離することを防止できる。
1…剛性板状体、2…被貼合物、3A、3B…吸着パッド、4…ローラ、10…貼合装置、12…液晶パネル付きカバーガラス、14…窓ガラス、16…搬送装置、18…貼合体、20…液晶パネル、22…カバーガラス、24、26…粘着剤、28…額縁印刷面、30…本、32…吸盤、34、36…吸着パッド、38、40…トルク制限装置、42…ローラ、44…ハンドル、46…移動機構部、48、50…ガイドプレート、52、54…バックアップローラ、55…補助プレート、56…ロッド、58…軸受、60…レバー、62…ロッド、64…軸受、66…ハンドルノブ、68…ワイヤ、70…スプール、72…プーリ、74…軸受、76、78…ギヤ、80…軸、82、84…ギヤ、86…軸、88…ギヤボックス、90…ねじ軸、92…ナット、94…ベアリング、96…ブラケット、98…ガイドフレーム、100…ヒンジ、102…テーブル、104…剥離フィルム

Claims (5)

  1. 剛性板状体の貼合面を凸状に湾曲させる湾曲工程と、
    前記貼合面のうち両縁部を除き、かつ両縁部に沿った任意の面を、固定された被貼合物に押圧手段によって押圧することにより前記任意の面を前記被貼合物に貼合する貼合開始工程と、
    前記押圧手段を前記貼合面の両縁部のうち第1の縁部に向けて移動させながら、移動方向に存在する前記剛性板状体の湾曲を解除させて、前記任意の面から前記第1の縁部までの貼合面を前記被貼合物に貼合する第1の貼合工程と、
    前記押圧手段を前記第1の縁部から第2の縁部に向けて移動させながら、移動方向に存在する前記剛性板状体の湾曲を解除させて、前記任意の面から前記第2の縁部までの貼合面を前記被貼合物に貼合する第2の貼合工程と、
    を備えたことを特徴とする板状体の貼合方法。
  2. 前記被貼合物の被貼合面が、水平方向に対し傾きを持って固定されている請求項1に記載の板状体の貼合方法。
  3. 前記第1の貼合工程において、前記任意の面は、保持手段によって前記被貼合面に押圧保持される請求項1又は2に記載の板状体の貼合方法。
  4. 前記剛性板状体は画像表示パネルであり、前記被貼合物は窓ガラスである請求項1から3のいずれか1項に記載の板状体の貼合方法。
  5. 剛性板状体の貼合面を凸状に湾曲させる湾曲手段と、
    被貼合物に対し着脱自在に固定可能な固定手段と、
    前記貼合面のうち両縁部を除き、かつ両縁部に沿った任意の面を、前記被貼合物に押圧可能な押圧手段と、
    前記押圧手段を前記貼合面の両縁部いずれの方向にも移動可能な移動手段と、
    前記移動手段による前記押圧手段の移動に連動させて、前記湾曲手段による前記剛性板状体の湾曲を解除させる解除手段と、
    を備えたことを特徴とする板状体の貼合装置。
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