JP2015215113A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低外気温度条件下における圧縮機の長期停止の状態からでも、冷凍装置側で圧縮機を起動させることができる冷凍装置を提供する。【解決手段】冷凍装置10は、圧縮機11と、吸入圧力センサ13と、外気温度センサ14と、圧縮機11の吸入圧力が圧縮機停止圧力まで低下することによって圧縮機11が停止してからの連続停止時間Tをカウントするタイマ16と、連続停止時間Tが予め設定された目標時間Ta以上となり、かつ連続停止時間Tのカウント中に外気温度が予め設定された目標温度α以下になったことが検出された場合、圧縮機停止圧力の設定値を標準値PLaから引き下げて外気温度における飽和圧力よりも小さい値に設定し、圧縮機起動圧力の設定値を標準値PUaから引き下げて外気温度における飽和圧力よりも大きい値に設定するとともに、圧縮機11を強制起動させる制御を行う制御部15と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置に関し、特に、低外気温度時における冷凍装置の起動制御に関する。
圧縮機、凝縮器、液電磁弁、膨張弁、および蒸発器を備え、これらを冷媒が循環する配管で環状に接続して構成された冷凍サイクルシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この冷凍サイクルシステムにおいて、蒸発器で冷媒と熱交換されて冷却された空気が、例えば食品等の被冷却物が入れられる蒸発器庫内に供給される。
このような一般的な冷凍サイクルシステムにおいて、圧縮機、および凝縮器が冷凍装置として、液電磁弁、膨張弁、および蒸発器が冷却負荷装置として、個々に製品化されている場合がある。この場合、冷凍装置および冷却負荷装置の各製品は、現地において冷凍サイクルを形成する際に互いに接続されるようになっている。このため、特別な通信回路を用いない場合には、蒸発器庫内の温度調整のために、蒸発器を備える冷却負荷装置側から、圧縮機を備える冷凍装置側へ、圧縮機の起動や停止の指示を送ることができない。
そこで、前記した一般的な冷凍サイクルシステムでは、蒸発器庫内の温度調整方法は、次のように行われている。すなわち、庫内温度サーモにより検出される蒸発器庫内の温度が低下した場合には、冷却負荷装置側の液電磁弁を閉にすることによって、圧縮機、および凝縮器を備える冷凍装置の吸入圧力を予め設定されている冷凍装置の圧縮機停止圧力まで下げることにより、圧縮機を停止させる。一方、庫内温度サーモにより検出される蒸発器庫内の温度が上昇した場合には、冷却負荷装置側の液電磁弁を開にすることによって、冷凍装置の吸入圧力を予め設定されている冷凍装置の圧縮機起動圧力値まで上げることにより、圧縮機を起動(運転)させている。
特開平8−271063号公報
しかしながら、冷凍装置の吸入圧力によって冷却負荷装置側の液電磁弁の開閉状態を間接的に確認して圧縮機の起動・停止を行わせる方法では、例えば外気温度が低く、かつ冷凍装置の圧縮機がある程度長期間停止していた場合には、以下のような課題があった。
すなわち、冷却負荷装置から冷凍装置に延びて接続される配管が外気温度相当の温度まで冷やされるため、配管内の冷媒の圧力、つまり冷凍装置の吸入圧力が外気温度における飽和圧力まで低下する。このような状態では、蒸発器庫内の温度上昇により液電磁弁が開となったとしても、冷凍装置の吸入圧力が予め設定された圧縮機起動圧力まで上昇することが無いため、圧縮機が起動(運転)しないという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低外気温度条件下における圧縮機の長期停止の状態からでも、冷凍装置側で圧縮機を起動させることができる冷凍装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するために、本発明に係る冷凍装置は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、前記圧縮機の吸入圧力を検出する吸入圧力センサと、外気温度を検出する外気温度センサと、前記圧縮機の吸入圧力が予め設定された圧縮機停止圧力まで低下することによって前記圧縮機が停止してからの連続停止時間をカウントするタイマと、前記連続停止時間が予め設定された目標時間以上となり、かつ前記連続停止時間のカウント中に外気温度が予め設定された目標温度以下になったことが検出された場合、前記圧縮機停止圧力の設定値を標準値から引き下げて外気温度における飽和圧力よりも小さい値に設定し、前記圧縮機を停止状態から起動させるときの吸入圧力である圧縮機起動圧力の設定値を標準値から引き下げて外気温度における飽和圧力よりも大きい値に設定するとともに、前記圧縮機を強制起動させる制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低外気温度条件下における圧縮機の長期停止の状態からでも、冷凍装置側で圧縮機を起動させることができる冷凍装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る冷凍装置が適用された冷凍サイクルシステムの全体構成図である。 低外気温度時における冷凍装置の起動制御の手順を示すフローチャートである。 低外気温度時における冷凍装置の起動制御の一例を示すタイムチャートである。
次に、本発明の実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る冷凍装置10が適用された冷凍サイクルシステム1の全体構成図である。
図1に示すように、冷凍サイクルシステム1は、屋外に設置される冷凍装置10と、屋内に設置される冷却負荷装置20とを有している。
冷凍装置10は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機11と、圧縮機11から吐出される高温高圧の冷媒を空気と熱交換して凝縮させる凝縮器12と、冷凍装置10を総合的に制御する制御部15とを主として備えている。圧縮機11は、本実施形態では、例えばインバータ電源により駆動周波数が可変されることで、容量が制御されるインバータ圧縮機である。なお、一定速の圧縮機を複数台接続し、駆動台数を制御することで、容量制御可能な圧縮機としてもよい。
また、冷凍装置10は、圧縮機11の吸入圧力を検出する吸入圧力センサ13と、外気温度を検出する外気温度センサ14とを備えている。吸入圧力センサ13および外気温度センサ14の検出値は、制御部15に入力されるように構成されている。
制御部15は、圧縮機11の運転状態において吸入圧力センサ13により検出される圧縮機11の吸入圧力が予め設定された圧縮機停止圧力まで低下したと判断した場合には、圧縮機11を停止する制御を行う。すなわち、圧縮機停止圧力は、圧縮機11を運転状態から停止させるときの吸入圧力である。一方、制御部15は、圧縮機11の停止状態において吸入圧力センサ13により検出される圧縮機11の吸入圧力が予め設定された圧縮機起動圧力まで上昇したと判断した場合には、圧縮機11を起動する制御を行う。すなわち、圧縮機起動圧力は、圧縮機11を停止状態から起動(再運転)させるときの吸入圧力である。
冷却負荷装置20は、冷媒の流路を開閉する液電磁弁21と、凝縮された液冷媒を減圧する膨張弁22と、冷媒を空気と熱交換して蒸発させる蒸発器23とを主として備えている。また、冷却負荷装置20は、蒸発器23が設置される蒸発器庫内の温度を検出する庫内温度サーモ24を備えている。そして、庫内温度サーモ24により検出される蒸発器庫内の温度が、予め決められた下限値よりも低下した場合には液電磁弁21が閉止され、予め決められた上限値よりも上昇した場合には液電磁弁21が開放されるように構成されている。
冷凍装置10と冷却負荷装置20とは、個々に製品化されており、現地において互いに接続されるようになっている。そして、圧縮機11、凝縮器12、液電磁弁21、膨張弁22、および蒸発器23が、冷媒が循環する配管2で環状に接続されて、冷凍サイクルを形成している。
冷凍サイクルシステム1においては、ガス冷媒が圧縮機11で圧縮されて高温高圧状態となり、凝縮器12で冷却されて凝縮され液冷媒となる。その後、液冷媒が液電磁弁21を経て膨張弁22で減圧されて低温低圧状態となり、蒸発器23で蒸発されて低圧のガス冷媒となり、圧縮機11に戻る。蒸発器23では液冷媒が蒸発する際に空気から熱を奪い、このようにして冷却された空気が、例えば食品等の被冷却物が入れられる蒸発器庫内に供給されるようになっている。
冷凍装置10の制御部15は、タイマ16を内蔵しており、このタイマ16は、圧縮機11の吸入圧力が予め設定された圧縮機停止圧力まで低下することによって圧縮機11が停止してからの連続停止時間Tをカウントするようになっている。そして、本実施形態では、制御部15は、連続停止時間Tが予め設定された目標時間Ta以上となり、かつ連続停止時間Tのカウント中に外気温度が予め設定された目標温度α以下になったことが検出された場合、圧縮機停止圧力の設定値を標準値PLaから引き下げて修正値PLbとするとともに、圧縮機起動圧力の設定値を標準値PUaから引き下げて修正値PUbとする制御を行う。
次に、図2のフローチャートを参照して、本実施形態に係る冷凍装置10が適用された冷凍サイクルシステム1の動作について説明する。図2は、低外気温度時における冷凍装置10の起動制御の手順を示すフローチャートである。
図2に示すように、まず、冷凍装置10の制御部15は、圧縮機11の吸入圧力が予め設定された圧縮機停止圧力まで低下することによって圧縮機11が停止したか否かを判断する(ステップS1)。ここで、蒸発器23に付着した霜を除去するために、1日に例えば4回程度、液電磁弁21を閉にすることにより圧縮機11を所定時間停止させて冷凍サイクルの動作を止めるオフサイクル除霜が実施されるようになっている。吸入圧力低下による圧縮機11の停止がない場合(ステップS1でNo)、制御部15は待機する。
吸入圧力低下による圧縮機11の停止が発生した場合(ステップS1でYes)、制御部15は、ステップS2に処理を進め、タイマ16が、吸入圧力低下により圧縮機11が停止してからの連続停止時間Tのカウントを開始する。ただし、連続停止時間Tのカウント中における圧縮機11の所定の短時間内(例えば3分未満)の運転は、圧縮機11の運転と判定されることなく、連続停止時間Tのカウントが継続される。つまり、圧縮機11の所定の短時間内の運転は、液電磁弁21の閉止状態における除霜中の残留冷媒の圧力上昇による起動と判断され、圧縮機11の運転とはみなされない。
ステップS3では、制御部15は、圧縮機11が起動条件の成立によって再起動したか否かを判断する。すなわち、制御部15は、連続停止時間Tのカウント中に、圧縮機11の吸入圧力が予め設定された圧縮機起動圧力まで上昇することによって再起動したか否かを判断する。
ステップS3において圧縮機11が起動条件の成立によって再起動したと判断された場合(ステップS3でYes)、制御部15は、ステップS1に処理を戻す。一方、ステップS3において圧縮機11が起動条件の成立によって再起動していないと判断された場合(ステップS3でNo)、制御部15は、ステップS4に処理を進める。
ステップS4では、制御部15は、吸入圧力低下により圧縮機11が停止してからの連続停止時間Tが予め設定された目標時間Ta以上となったか否かを判断する。ここで、目標時間Taは、平均除霜時間とされる例えば30分に設定される。ただし、目標時間Taは、適宜変更が可能である。
ステップS4において圧縮機11の連続停止時間Tが未だ目標時間Ta以上となっていないと判断された場合(ステップS4でNo)、制御部15は、ステップS3に処理を戻す。一方、ステップS4において圧縮機11の連続停止時間Tが目標時間Ta以上となったと判断された場合(ステップS4でYes)、制御部15は、ステップS5に処理を進める。
ステップS5では、制御部15は、圧縮機11の連続停止時間Tのカウント中に、外気温度センサ14により検出される外気温度が、所定の低温として予め設定された目標温度α以下になったか否かを判断する。このような判断を行うのは、外気が低い寒冷地における運転に適切な制御を実施するためである。ここで、目標温度αは、初期値として例えば0℃に設定される。また、目標温度α以下が例えば1秒以上継続した場合に、外気温度が目標温度α以下になったと判断されるようになっている。ただし、目標温度αは、適宜変更が可能である。また、外気温度が目標温度α以下になったと判断されるために必要な目標温度α以下の状態の継続時間は、適宜変更が可能であり、例えば一瞬であってもよいし、1秒よりも長く設定されてもよい。
ステップS5において連続停止時間Tのカウント中に外気温度が目標温度α以下になったことが検出されていないと判断された場合(ステップS5でNo)、制御部15は、ステップS1に処理を戻す。一方、ステップS5において連続停止時間Tのカウント中に外気温度が目標温度α以下になったことが検出されたと判断された場合(ステップS5でYes)、制御部15は、ステップS6に処理を進める。
ステップS6では、圧縮機停止圧力の設定値の引下げを実行する条件が成立したと判断されて、制御部15は、圧縮機停止圧力の設定値を標準値PLaから引き下げて修正値PLbとし、圧縮機起動圧力の設定値を標準値PUaから引き下げて修正値PUbとするとともに、圧縮機11を強制起動させて運転状態とする。ここで、制御部15は、引下げ後の圧縮機停止圧力の設定値である修正値PLbを、外気温度における飽和圧力よりも少し小さい値、例えば(外気温度−2℃)における飽和圧力に、自動的に設定する。また、制御部15は、引下げ後の圧縮機起動圧力の設定値である修正値PUbを、外気温度における飽和圧力よりも少し大きい値、例えば(外気温度+2℃)における飽和圧力に、自動的に設定する。
続いて、制御部15は、圧縮機11の吸入圧力が、圧縮機停止圧力の設定値の引下げを解除する値(引下げ解除値)まで上昇したか否かを判断する(ステップS7)。ここで、引下げ解除値は、圧縮機起動圧力の標準設定値である標準値PUaと同じ値に設定されている。
ステップS7において圧縮機11の吸入圧力が引下げ解除値に達していないと判断された場合(ステップS7でNo)、制御部15は、圧縮機停止圧力および圧縮機起動圧力の設定値の引下げ状態を継続させて、圧縮機11の強制運転を継続する。一方、ステップS7において圧縮機11の吸入圧力が引下げ解除値まで上昇したと判断された場合(ステップS7でYes)、制御部15は、ステップS8に処理を進める。
ステップS8では、制御部15は、圧縮機停止圧力の設定値を元の標準値PLaに戻す。また同時に、制御部15は、圧縮機起動圧力の設定値を元の標準値PUaに戻す。これにより、圧縮機11の運転は、通常制御に戻る。
次に、図3のタイムチャートを参照して、本実施形態に係る冷凍装置10が適用された冷凍サイクルシステム1の動作についてさらに説明する。図3は、低外気温度時における冷凍装置10の起動制御の一例を示すタイムチャートである。
図3に示すように、例えばオフサイクル除霜の実施時に、液電磁弁21が閉止されることにより、圧縮機11の吸入圧力が低下し始める(図3の時間t1)。そして、圧縮機11の吸入圧力が、圧縮機停止圧力の標準設定値である標準値PLaまで低下すると、制御部15は圧縮機11を停止させ(図3の時間t2、図2のステップS1)、圧縮機11が停止してからの連続停止時間Tのカウントを開始する(図2のステップS2)。
本実施形態では、連続停止時間Tが目標時間Taに達する前に、液電磁弁21の開放(ON)が行われる場合を想定している(図3の時間t3、第1想定時)。なお、時間t2〜t3の間で、液電磁弁21の閉止状態における除霜中の残留冷媒の圧力上昇により、図3に示すように圧縮機11が短時間起動されているが、圧縮機11の運転とはみなされない。
圧縮機11が停止してからの連続停止時間Tが目標時間Ta以上となり、かつ連続停止時間Tのカウント中に外気温度が目標温度α以下になったことが検出された場合、圧縮機停止圧力の設定値が、標準値PLaから引き下げられて修正値PLbとされるとともに、圧縮機起動圧力の設定値が、標準値PUaから引き下げられて修正値PUbとされる(図3の時間t4、図2のステップS6)。これと同時に、圧縮機11が強制起動させられて、作動状態がONとなる。
液電磁弁21の開放状態において圧縮機11の強制運転が行われると、圧縮機11の吸入圧力は次第に上昇し、圧縮機起動圧力の標準値PUaである引下げ解除値に達した時点で、圧縮機停止圧力の設定値が、元の標準値PLaに戻されるとともに、圧縮機起動圧力の設定値が、元の標準値PUaに戻される(図3の時間t6、ステップS8)。これにより、圧縮機11の運転は、通常制御に戻る。すなわち、次回の吸入圧力低下による圧縮機11の通常停止時には、吸入圧力が圧縮機停止圧力の標準値PLaまで低下した場合に圧縮機11を停止する制御が行われる。したがって、圧縮機11の無駄な低圧力範囲での運転を防止することができる。
前記したように、本実施形態に係る冷凍装置10は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機11と、圧縮機11の吸入圧力を検出する吸入圧力センサ13と、外気温度を検出する外気温度センサ14と、圧縮機11の吸入圧力が予め設定された圧縮機停止圧力まで低下することによって圧縮機11が停止してからの連続停止時間Tをカウントするタイマ16と、連続停止時間Tが予め設定された目標時間Ta以上となり、かつ連続停止時間Tのカウント中に外気温度が予め設定された目標温度α以下になったことが検出された場合、圧縮機停止圧力の設定値を標準値PLaから引き下げて外気温度における飽和圧力よりも小さい値に設定し、圧縮機起動圧力の設定値を標準値PUaから引き下げて外気温度における飽和圧力よりも大きい値に設定するとともに、圧縮機11を強制起動させる制御を行う制御部15と、を備えている。
このような本実施形態では、外気温度が低く、かつ冷凍装置10の圧縮機11がある程度長期間停止していた場合には、圧縮機停止圧力および圧縮機起動圧力の各設定値が標準値から引き下げられると同時に、圧縮機11が強制起動させられて運転状態となる。
したがって本実施形態によれば、低外気温度条件下における圧縮機11の長期停止の状態からでも、冷凍装置10側で圧縮機11を起動させることができる。
また、本実施形態では、制御部15は、引下げ後の圧縮機停止圧力の設定値である修正値PLbを、外気温度における飽和圧力よりも小さい値に自動的に設定する。このような構成によれば、液電磁弁21のON時には、自動設定を行った際に行う圧縮機11の強制運転によって、吸入圧力は圧縮機停止圧力まで低下することなく速やかに上昇する。
また、本実施形態では、制御部15は、引下げ後の圧縮機起動圧力の設定値である修正値PUbを、外気温度における飽和圧力よりも大きい値に自動的に設定する。このような構成によれば、図3における太い破線で示すように、液電磁弁21のOFF時には、圧縮機11の強制起動によって圧縮機11は運転状態となるが、吸入圧力は圧縮機停止圧力まで低下して、圧縮機11が停止する。そして、液電磁弁21がONになった場合に、低外気温度の影響によって吸入圧力が穏やかに上昇し始める変化を吸入圧力が修正値PUbに達した時点で速やかに検知して、圧縮機11を起動させることができる。
また、本実施形態では、圧縮機11の連続停止時間Tのカウント中における圧縮機11の所定の短時間内の運転は、圧縮機11の運転と判定されることなく、連続停止時間Tのカウントが継続される。このような構成によれば、液電磁弁21の閉止状態における冷媒の残留圧力による圧縮機11の短時間運転を考慮から除くことができ、より適切な制御を行うことができる。
次に、他の実施形態に係る冷凍装置が適用された冷凍サイクルシステムの動作についてさらに説明する。
前記した実施形態では、目標時間Taは、平均除霜時間とされる例えば30分に設定される。ここで、目標時間Taが固定されていた場合、液電磁弁21の開放(図3の時間t3、液電磁弁ON「第1想定時」参照)が、圧縮機停止圧力の設定値の引下げ(図3の時間t4)前に行われるときは、特に支障はない。しかし、液電磁弁21の開放(図3の時間t5、液電磁弁ON「第2想定時」参照)が、圧縮機停止圧力の設定値の引下げ(図3の時間t4)以降に行われると、図3における太い破線で示すように吸入圧力が変動して、圧縮機11の本来の運転圧力範囲の下限値以下での起動および停止(発停)が繰り返されることになり、圧縮機11に負担がかかる。
これを防止するために、他の実施形態では、目標時間Taは、初期値として、平均除霜時間とされる例えば30分に設定される一方で、それ以降は、圧縮機11の連続停止時間についての過去複数回の平均値、例えば1日の平均値(最大4回分の平均値)に更新されるように構成される。その他の構成は、前記した実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
このようにすれば、前記した実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、現地での例えば1日における冷凍サイクルシステム1の停止時間を学習することにより、圧縮機11を長時間の停止から再起動する際に、圧縮機11の無駄な起動および停止(発停)の繰返しを防止でき、圧縮機11の負担を軽減することができる。
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 冷凍サイクルシステム
2 配管
10 冷凍装置
11 圧縮機
12 凝縮器
13 吸入圧力センサ
14 外気温度センサ
15 制御部
16 タイマ
20 冷却負荷装置
21 液電磁弁
22 膨張弁
23 蒸発器
24 庫内温度サーモ

Claims (3)

  1. 吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、
    前記圧縮機の吸入圧力を検出する吸入圧力センサと、
    外気温度を検出する外気温度センサと、
    前記圧縮機の吸入圧力が予め設定された圧縮機停止圧力まで低下することによって前記圧縮機が停止してからの連続停止時間をカウントするタイマと、
    前記連続停止時間が予め設定された目標時間以上となり、かつ前記連続停止時間のカウント中に外気温度が予め設定された目標温度以下になったことが検出された場合、前記圧縮機停止圧力の設定値を標準値から引き下げて外気温度における飽和圧力よりも小さい値に設定し、前記圧縮機を停止状態から起動させるときの吸入圧力である圧縮機起動圧力の設定値を標準値から引き下げて外気温度における飽和圧力よりも大きい値に設定するとともに、前記圧縮機を強制起動させる制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記目標時間は、前記連続停止時間についての過去複数回の平均値に更新されることを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記連続停止時間のカウント中における前記圧縮機の所定の短時間内の運転は、前記圧縮機の運転と判定されることなく、前記連続停止時間のカウントが継続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍装置。
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