JP2015214343A - 缶 - Google Patents

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【課題】板厚を増加することなく、缶底部の強度向上を図る。【解決手段】缶底部30に、缶軸O方向外方に向けて環状に突出する接地部31と、接地部31の外周側に設けられ缶胴部20と接地部31とを連結するヒール部32と、接地部31の内周側に設けられ缶軸O方向へと傾斜するカウンタ部33と、カウンタ部33に連なって缶軸O方向内方に向けて半球状に凹むドーム部34とを備えた缶であって、缶軸Oを含む断面において、ドーム部34は、曲率半径の異なる複数の曲線C1,C2を缶軸Oから径方向外方に向かうにつれて順に曲率半径が小さくなるように並べて連接した形状とされ、最も曲率半径が大きい径方向内方の曲線C1とその曲線C1に連接する曲線C2との接続位置P2が、缶軸Oから接地部31までの径方向距離をLとした場合に、缶軸Oから径方向外方に向けて0.15L以上0.50L以下の位置に配置されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、内部に飲料等の内容物が充填される金属製の缶に関する。
飲料等の容器として使用される缶としては、有底筒状をなす缶の開口部に缶蓋が二重巻締めされた2ピース缶や、缶の開口部に形成された口金部にねじ付キャップが被着されたねじ付缶がある。
これら2ピース缶及びねじ付缶を構成する缶は、円筒状をなす缶胴部の一端部に缶底部が一体に形成されている。そして、缶底部には、缶軸方向外方に向けて環状に突出する接地部と、この接地部の径方向内方(内周側)に連なって缶軸方向内方側へと傾斜するカウンタ部と、カウンタ部に連なって缶軸方向内方に向けて概略半球状に凹むドーム部と、接地部の径方向外方端と缶胴部の一端部とを接続するヒール部とが設けられている。
このような缶底部を有する缶においては、低コスト化や軽量化の観点から缶素材の板厚を薄くすること(薄肉化)が行われているが、缶素材の板厚を単純に薄くすることは缶底部の強度低下を招くこととなる。そのため、このような薄肉化された缶においては、内容物を充填後に内圧や衝撃によってドーム部が反転して膨出、変形するバックリング等の不具合が生じやすくなる。
この点、特許文献1には、ドーム部の内側寄りの部位の半径R1に連続して、外周寄りの部位が半径R2で形成されており、半径R2の部位の断面が直線で形成される場合と比較して、強度の向上が図れることが開示されている。
また、特許文献2には、ドーム部の断面形状を曲率半径がほぼ連続的に変化する曲線で形成した薄肉缶の底部構造が開示されており、このドーム部においては、曲率の急変点がないことにより局部的な応力集中がないことが記載されている。
特開2001‐139012号公報 特許第2647485号公報
ところが、特許文献1にはドーム部の形状を2つの半径R1とR2とで形成した場合の一例が開示されているのみであり、特許文献2においては、ドーム部の形状について曲率半径等の具体的な寸法の記載はなく、ドーム部を構成する複数の曲線の組み合わせによっては、強度低下を引き起こし、バックリングの発生を抑えきれないことがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、板厚を増加することなく、缶底部の強度向上を図ることができる缶を提供することを目的とする。
本発明は、円筒状の缶胴部の一端部に設けられた缶底部に、缶軸方向外方に向けて環状に突出する接地部と、前記接地部の外周側に設けられ前記缶胴部と該接地部とを連結するヒール部と、前記接地部の内周側に設けられ前記缶軸方向へと傾斜するカウンタ部と、該カウンタ部に連なって前記缶軸方向内方に向けて半球状に凹むドーム部とを備えた缶であって、前記缶軸を含む断面において、前記ドーム部は、曲率半径の異なる複数の曲線を前記缶軸から径方向外方に向かうにつれて順に曲率半径が小さくなるように並べて連接した形状とされており、最も曲率半径が大きい径方向内方の曲線C1と該曲線C1に連接する曲線C2との接続位置が、前記缶軸から前記接地部までの径方向距離をLとした場合に、前記缶軸から径方向外方に向けて0.15L以上0.50L以下の位置に配置されていることを特徴とする。
本発明者は、ドーム部におけるバックリングは、曲率が大きく変化するドーム部の径方向外方側を変形起点として生じていることを見出し、さらにドーム部を構成する各曲線の接続位置が径方向外方側に配置されている場合には変形が生じ易くなっていることを見出した。特に、曲率半径が最も大きい径方向内方の曲線C1と、その曲線C1に連接する曲線C2との接続位置がドーム部の径方向外方寄りに配置されている場合に、強度が低下して変形しやすくなっていた。
そこで、本発明においては、ドーム部を曲率半径の異なる複数の曲線を連接させた形状とすることにより、曲率の急変点をなくして局部的な応力集中を回避する効果を維持しつつ、特に径方向内方の最も曲率半径が大きい曲線C1とその曲線C1に連接する曲線C2との接続位置をドーム部の径方向内方寄り(0.50L以下の範囲)に配置することにより、さらに落下衝撃に対する強度を向上させることとしている。これにより、本発明の缶においては、板厚を増加させることなく缶底部の強度向上を図ることができ、バックリングの発生を良好に防止することができる。
なお、曲線C1と曲線C2との接続位置が0.15Lよりも小さくなると、ドーム部を複数の曲線を連接させた形状とすることにより得られる強度向上の効果を十分に発揮させることができずに、ドーム部を単一の曲線で形成した場合に近い性能となる。このため、必要な強度を得ることが難しくなる。
本発明の缶において、前記曲線C1と前記曲線C2とが接続位置において互いの接線を共通にした状態で接続されているとよい。
曲線C1と曲線C2とを共通接線を有するように滑らかに接続することで、局部的な応力集中を回避する効果をさらに高めることができる。
本発明の缶において、前記ドーム部は、2つの曲線を連接させた形状とされており、前記曲線C1の曲率半径R1が55mm以上62mm以下、該曲線C1に連接する曲線C2の曲率半径R2が33mm以上37mm以下とされているとよい。
また、前記距離Lが21.5mm以上25mm以下とされているとよい。
曲線C1の曲率半径R1と曲線C2の曲率半径R2を上記の寸法で形成することにより、ドーム部において曲率の急変点をなくすことができ、局部的な応力集中を回避することができる。また、この場合において、距離Lを21.5mm以上25mm以下の位置に配置することにより、曲線C1と曲線C2との接続位置を0.15L以上0.50L以下の位置に配置することができる。
本発明の缶において、前記ドーム部は、前記曲線C1と該曲線C1に連接する曲線C2との2つの曲線を連接させた形状とされており、前記曲線C2に連接して前記カウンタ部との間を接続する曲線C3が設けられ、前記曲線C1と前記曲線C3とが相接する曲線C2により滑らかに接続されているとよい。
これにより、ドーム部に作用する圧力を曲線C3及びカウンタ部を介して円滑に接地部に伝えることができ、缶底部の強度向上を図ることができる。
本発明によれば、ドーム部を複数の曲線を連接させた形状することにより板厚を増加させることなく缶底部の強度向上を図ることができ、バックリングの発生を良好に防止することができる。
本発明の実施形態である缶を示す側面部分断面図である。 図1に示す缶の缶軸を含む断面の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の缶は、図1に示すように、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金製の有底筒状の缶1とされる。また、この缶1は、内部に飲料等の内容物を充填した後に、開口端部に缶蓋を巻締めて装着することにより密封されるものである。
缶1は、図1に示すように、アルミニウム又はアルミニウム合金の薄板金属からなり、円筒状の缶胴部20と、この缶胴部20の一端部に設けられた缶底部30とを有している。缶1は、例えば、アルミニウム合金製の板材を広口のカップ状に打ち抜いた後、さらに絞りしごき加工(DI加工)することにより有底筒状に形成されている。また、缶胴部20には、上方に向けて漸次縮径する肩部21が形成され、その肩部21の上端に小径の首部22が形成され、この首部22の上端に径方向外方に広がるフランジ部23が形成されている。
また、缶胴部20の直径Dは、52mm以上67mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態においては、58mmとされている。
缶底部30には、缶軸O方向外方(図1及び図2において下方)に向けて缶軸Oを中心とした環状に突出する接地部31と、接地部31の外周側に設けられ缶胴部20と接地部31とを連結するヒール部32と、接地部31の内周側に設けられ缶軸O方向へと傾斜するカウンタ部33と、カウンタ部33に連なって缶軸O方向内方(図1及び図2において上方)に向けて半球状に凹むドーム部34とが設けられている。
ヒール部32は、図2に示すように、缶軸Oを含む断面において内方に湾曲した形状とされており、その曲率半径R6は6mmに設けられている。また、接地部31は、その断面形状の外側の曲率半径R5が1.5mm、内側の曲率半径R4が1.2mmとする曲線形状に設けられており、前述したように、缶軸Oを中心として環状に形成され、接地部31の最も缶軸O方向外方に突出した接地点P1から缶軸Oまでの径方向距離Lは23.5mmに設けられている。
そして、カウンタ部33は、そのカウンタ部33の断面と鉛直線(缶軸Oと平行な直線)とのなす角度、すなわちカウンタシンク角θを3°40′として缶軸O方向に対して僅かに傾斜して設けられており、ドーム部34に作用する圧力を円滑に接地部31に伝えられるようになっている。
また、ドーム部34は、図2に示すように、缶軸Oを含む断面において、曲率半径の異なる2つの曲線C1,C2を缶軸Oから径方向外方に向かうにつれて順に曲率半径(R1,R2)が小さくなるように並べて連接した形状とされ、これら曲線C1と曲線C2との接続位置P2において互いの接線を共通にした状態に設けられている。そして、最も曲率半径が大きい径方向内方の曲線C1と、曲線C1に連接する曲線C2との接続位置P2を、缶軸Oから接地部31の接地点P1までの径方向距離Lに対して、缶軸Oから径方向外方に向けて0.15L以上0.50L以下の位置となるように配置している。つまり、缶軸Oと接続位置P2との径方向距離A1は、缶軸Oと接地点P1との径方向距離Lの15%以上50%以下の大きさとされている。
また、ドーム部34の曲線C2とカウンタ部33との間は、曲線C2に連接する曲線C3によって接続された形状とされ、曲線C1と曲線C3との間が、これらに相接する曲線C2により滑らかに接続されている。これにより、ドーム部34に作用する圧力を曲線C3及びカウンタ部33を介して円滑に接地部31に伝えられるようになっている。
そして、これら缶底部30を構成する各曲線の寸法は、曲線C1の曲率半径R1は55mm以上62mm以下、曲線C1に連接する曲線C2の曲率半径R2は33mm以上37mm以下、曲線C3の曲率半径R3は2.0mm以上2.5mm以下に設定されている。
このように、ドーム部34を形成する曲線C1の曲率半径R1を55mm以上62mm以下、曲線C2の曲率半径R2を33mm以上37mm以下とすることで、ドーム部34において曲率の急変点をなくすことができ、ドーム部34に生じる局部的な応力集中を回避することが可能となる。また、この場合において、距離Lを21.5mm以上25mm以下の位置に配置することにより、曲線C1と曲線C2との接続位置を0.15L以上0.50L以下の位置に配置することができる。
なお、図1及び図2に示す本実施形態の缶1においては、径方向内方の曲線C1の曲率半径R1が60mm、曲線C1に連接する曲線C2の曲率半径R2が35mmとされ、曲線C2(ドーム部34)に連接してカウンタ部33との間を接続する曲線C3の曲率半径R3が2mm、その曲率半径R3の中心高さH3が3.2mm、缶軸Oと接地点P1との径方向距離Lが23.5mmとされている。また、これらドーム部34から構成される缶底部30の板厚が0.290mmに設けられ、接地点P1からドーム部34の最頂部までのボトム深さH1は10mmとされている。
このように、ドーム部34を曲率半径の異なる曲線C1,C2を連接させた缶1においては、ドーム部34において曲率の急変点をなくして局部的な応力集中を回避する効果を維持することができる。また、曲線C1と曲線C2とが接続位置P2において互いの接線を共通にした状態で接続され、滑らかな曲線によりドーム部34が形成される場合には、応力集中を回避する効果をさらに高めることができる。
そして、径方向内方の最も曲率半径が大きい曲線C1とその曲線C1に連接する曲線C2との接続位置P2を、ドーム部34の径方向内方寄り(0.50L以下の範囲、すなわち缶軸Oから接地点P1までの径方向距離Lの50%以下の範囲)に配置することにより、さらに落下衝撃に対する強度を向上させることができる。これにより、缶底部30の板厚を増加させることなく強度向上を図ることができるので、バックリングの発生を良好に防止することができ、結果的に缶底部30の薄肉化を図ることが可能となる。
なお、曲線C1と曲線C2との接続位置P2が、0.15Lよりも小さく、すなわち缶軸Oから接地点P1までの径方向距離Lの15%未満の位置になると、ドーム部34を複数の曲線を連接させた形状とすることにより得られる強度向上の効果を十分に発揮することができずに、ドーム部を単一の曲線で形成した場合に近い性能となる。このため、必要な強度を得ることが難しくなる。
次に、本発明の効果を確認するために試験を行った。
アルミニウム合金板を用いて、下記の表1に示す寸法によって実施例1〜8及び比較例1〜3の各試料の缶を成形した。なお、各試料を成形したアルミニウム合金板の原板厚は、実施例1〜8、比較例3が0.290mm、比較例1が0.270mm、比較例2が0.300mmとされるものである。
表1に示す各符号は、図2に示す符号に対応するものである。また、各試料の缶底部以外の形状は同一に設けた。
また、実施例1〜8及び比較例1,3の試料は、ドーム部を曲率半径の異なる2つの曲線で形成したものである。一方、比較例2の試料は、ドーム部を構成する曲線を単一(同一)の曲率半径で形成したものであるので、表1では「曲率半径R1」の寸法を示し、「曲率半径R2」及び「接続位置P2」が存在しないため、「―」と記載した。
なお、実施例1〜8及び比較例1〜3の各試料において缶底部のその他の寸法については各試料ともに同一寸法で形成し、ドーム部に連接してカウンタ部との間を接続する曲線の曲率半径R3を2mm、接地部の外側の曲率半径R5を1.5mm、内側の曲率半径R4を1.2mm、ヒール部の曲率半径R6を6mmとして設けた。
Figure 2015214343
そして、これら各試料を用いて、「耐圧強度」と「落下強度」を評価した。
「耐圧強度」及び「落下強度」は、いずれも各試料の缶を水圧式バックリングテスター(株式会社テクノネット製)に接地部から95mmの位置で固定し、水圧により昇圧スピード33kPa/sで缶内圧を上昇させ、ドーム部が反転する(バックリングする)までの最高到達圧を評価したものである。
そして、「耐圧強度」については、各試料の缶胴部を固定する一方で、缶底部については固定しない状態で測定を行い、その際の最高到達圧が750kPa以上であったものを良「○」とし、それ以外のものを否「×」として評価した。一方、「落下強度」は、缶底部に鉄板を当接させ、接地部の伸びを拘束した状態で測定を行い、その際の最高到達圧が900kPa以上であったものを良「○」とし、それ以外のものを否「×」として評価した。
なお、「耐圧強度」の評価では、その測定において缶底部の接地部が拘束されていないため、カウンタ部が伸びるボトムグロースが生じる。また、「落下強度」には、本試験の評価方法とは異なり、充填缶の缶底部を下にして所定高さから鉄板上に垂直に落下させて、缶底部のバックリングの程度や、そのバックリングの発生缶数により評価を行う方法があるが、この「落下強度」の評価では、ボトムグロースが生じ難い状態となっている。このため、本試験の「落下強度」の評価においては、缶底部の接地部を鉄板に当接させて拘束し、ボトムグロースが生じ難い状態で缶内圧を昇圧することにより、充填缶による落下試験の代用試験とした。
これらの評価結果を表2に示す。
Figure 2015214343
表2の結果からわかるように、ドーム部の接続位置P2の距離Lに対する比率が15%以上50%以下とされる実施例1〜8の試料については、「耐圧強度」と「落下強度」の双方について良好な結果が得られた。
一方、接続位置P2が距離Lに対して50%を超えた位置とされる比較例1と、単一曲線でドーム部を形成した比較例2、接続位置P2が距離Lに対して15%未満とされる比較例3については、「落下強度」を満足することができなかった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、開口端部に缶蓋が巻締めされるタイプの缶について説明を行ったが、本発明の缶はこのタイプの缶に限定されるものではなく、有底筒状をなす缶の開口端に口金部が形成され、その口金部に雄ねじ部が設けられたねじ付缶にも適用可能である。
1 缶
20 缶胴部
21 肩部
22 首部
23 フランジ部
30 缶底部
31 接地部
32 ヒール部
33 カウンタ部
34 ドーム部

Claims (5)

  1. 円筒状の缶胴部の一端部に設けられた缶底部に、缶軸方向外方に向けて環状に突出する接地部と、前記接地部の外周側に設けられ前記缶胴部と該接地部とを連結するヒール部と、前記接地部の内周側に設けられ前記缶軸方向へと傾斜するカウンタ部と、該カウンタ部に連なって前記缶軸方向内方に向けて半球状に凹むドーム部とを備えた缶であって、
    前記缶軸を含む断面において、
    前記ドーム部は、曲率半径の異なる複数の曲線を前記缶軸から径方向外方に向かうにつれて順に曲率半径が小さくなるように並べて連接した形状とされており、
    最も曲率半径が大きい径方向内方の曲線C1と該曲線C1に連接する曲線C2との接続位置が、前記缶軸から前記接地部までの径方向距離をLとした場合に、前記缶軸から径方向外方に向けて0.15L以上0.50L以下の位置に配置されていることを特徴とする缶。
  2. 前記曲線C1と前記曲線C2とが接続位置において互いの接線を共通にした状態で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の缶。
  3. 前記ドーム部は、2つの曲線を連接させた形状とされており、前記曲線C1の曲率半径R1が55mm以上62mm以下、該曲線C1に連接する曲線C2の曲率半径R2が33mm以上37mm以下とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の缶。
  4. 前記距離Lが21.5mm以上25mm以下とされていることを特徴とする請求項3に記載の缶。
  5. 前記曲線C2に連接して前記カウンタ部との間を接続する曲線C3が設けられ、前記曲線C1と前記曲線C3とが相接する曲線C2により滑らかに接続されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の缶。
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