JP2015214018A - 帯鋸盤の帯鋸案内ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の要件を従来技術よりも効果的に満たすことのできる帯鋸案内ユニットを提供する。【解決手段】帯鋸盤の帯鋸案内ユニットは、帯鋸との滑り接触用に設けられている滑り部材(3)と、滑り部材(3)を保持して鋸盤に取付けられるホルダ(2)とを備える。滑り部材(3)は着脱可能な固定手段(9、12)によって前記ホルダ(2)に保持され、ホルダ(2)は滑り部材(3)を取付けるための平坦な取付け面(13)を有し、取付け面(13)は滑り部材(3)を取付けるための多数の固定箇所(9)を形成しており、固定箇所(9)の数は滑り部材(3)の数よりも多い。【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前提部に記載のタイプの帯鋸盤の帯鋸案内ユニットに関する。この帯鋸案内ユニットは、帯鋸との滑り接触用に設けられている滑り部材を含んでいる。前記帯鋸案内ユニットは、さらに、着脱可能な固定手段によって滑り部材を保持するホルダを含み、このホルダは、鋸盤に取付けられている。
帯鋸盤は、通例、鋸加工されるべき加工物が載置されて挟持固定される鋸加工台と、この鋸加工台に対して相対可動する鋸盤上部ユニットとを含んでいる。鋸盤上部ユニットには、少なくとも2つの回転輪周りを周回する帯鋸が収容されている。帯鋸の周回により、帯鋸に形成されている鋸歯の長手方向切削加工運動が作り出される。帯鋸の送りは、鋸盤上部ユニットと鋸加工台との間の相対運動によって行なわれる。
鋸加工に際して帯鋸を安定させ、特に帯鋸の揺れもしくは歪みの抑制、ないしはその最小化のため、一般に帯鋸の両側面に少なくとも一時的に滑り接触し、帯鋸を案内する、冒頭に述べたタイプの帯鋸案内ユニットは、鋸加工されるべき加工物のできるだけ近傍に配置されるのが通例である。一般に、この種の帯鋸案内ユニットは、帯鋸が鋸加工されるべき加工物に進入する箇所の直近ならびにその箇所から離れたできるだけすぐ後方に配置されている。
帯鋸盤の帯鋸用帯鋸案内ユニットは、しばしば、二股状に形成されており、その際、帯鋸の両側面では超硬合金製滑り部材が帯鋸の側面の案内を行なう一方で、帯鋸背面はローラを介して案内されるか、もしくは同じく超硬合金製滑り部材によって案内される。これに合致する帯鋸案内ユニットの一例は特許文献1(独国特許出願公開第19828589号)に開示されている。
特に、高い切削効率を有する鋸盤にあっては、側面の帯鋸案内ユニットも大きな負荷を受けるが、それは帯鋸が側方へ傾倒しながら逃げることによって切断圧力を回避しようとするからである。このことは、帯鋸の傾倒逃げを阻止する帯鋸側面を案内する滑り部材は帯鋸と持続的に滑り接触することとなり、かつ、この滑り部材に高い法線力が作用するということを意味する。
したがって、滑り部材の摩耗時にあまり手間とコストをかけることなく交換できるように、帯鋸盤の帯鋸案内ユニットの滑り部材を着脱可能な固定手段によってホルダに取付けることが提案されている。こうした提案に関する一例は、特許文献2(米国特許出願公開第2006/0174497号)および特許文献3(国際公開第2006/002536号)に開示されている。
鋸盤の切削効率が高くなればなるほど、帯鋸案内ユニットとくに帯鋸の側面に対する帯鋸案内ユニットに求められる要件はますます高くなる。したがって、側面用帯鋸案内ユニットは、帯鋸の形状寸法ならびにその運動推移に最適に適合されていなければならない。後者は、特に、帯鋸が切断面に対して傾斜したまたは切断面と平行をなす面内でローラに沿って走行する場合に当てはまるが、そのような場合には、帯鋸は鋸加工されるべき加工物に進入する前に変位して切断面内に位置した状態で走行し、加工物から離脱した後には再び切断面から変位して走行しなければならないからである。さらに、帯鋸案内ユニットに切削屑が集積して付着することがないようにすることにも注意しなければならない。最後に、帯鋸案内ユニットの滑り部材は、すべての滑り部材に冷却液および潤滑液が行き届いて、滑り部材と帯鋸との間の摩擦の減少が達成されるようにして配置されていなければならない。
上記の要件からして、従来の技術では、滑り部材のそれぞれ異なった配置が提示されている。特許文献4(米国特許公報第3,104,575号)には、たとえば、帯鋸の側面にできるだけ同時にかつ全面にわたって接触する滑り部材を備えた帯鋸案内ユニットが開示されており、他方、特許文献5(欧州特許出願公開第2158992号)では、帯鋸の運動による切削屑を鋸歯の方向に導出するために、滑り部材は傾斜姿勢となっている。
独国特許出願公開第19828589号明細書 米国特許出願公開第2006/0174497号明細書 国際公開第2006/002536号 米国特許公報第3,104,575号明細書 欧州特許出願公開第2158992号明細書
従来の技術を出発点として、本発明の課題は、上述した種々の要件を従来技術よりも効果的に満たすことのできる帯鋸案内ユニットを提供することである。
上記課題は、請求項1記載の特徴を有する帯鋸案内ユニットによって達成される。本発明による帯鋸案内ユニットの好ましい実施態様および発展させた形態は請求項2から10に記載した通りである。
つまり、本発明は、鋸盤に取付けられたホルダが着脱可能な固定手段を用いて滑り部材を保持する帯鋸案内ユニットを提示している。前記ホルダは、滑り部材を取付けるための実質的に平坦な取付け面を有している。この取付け面は滑り部材を取付けるための多数の固定箇所を形成しており、これらの固定箇所の数は滑り部材の数よりも多い。
これにより、本発明の帯鋸案内ユニットの滑り部材の配置に大きなフレキシビリティが得られる。それは、滑り部材が好ましくは多数の種々の位置に取付け可能であって、その取付け固定が着脱式に行なわれるために、必要に応じてその配置替え(滑り部材の固定位置の変更)も行なうことができるからである。したがって、たとえば、鋸盤を仕様変更し、より幅広の帯鋸を装備する際に、前記帯鋸が引き続きできるだけ全面にわたって案内されるように、本発明の帯鋸案内ユニットの滑り部材も配置替えすることが可能である。これらの滑り部材は、また、鋸加工される種々の加工物とそれらの切削加工から生ずる多くの要件に適切に合わせるべく、配置替えすることも可能である。最後に、これらの滑り部材は、それらの配置を現場固有の製造条件により良好に適合可能とすべく、それらの摩耗像に準拠して配置替えすることも可能である。
滑り部材をあらゆる使用目的を考慮して変更できるように配置し、場合により、現場でそれらの配置を変えることも、本発明の帯鋸案内ユニットによって初めて可能となる。さらに、本発明は一種のモジュラーシステムを実現しているために、本発明の帯鋸案内ユニットによって、製造ならびに交換部品の在庫保持の点で利益のある節減がもたらされる。
滑り部材をホルダの取付け面へ取付け固定するための固定箇所は格子状のパターン、特には規則的な格子パターンで配置されているのが好ましい。この種の格子状のパターンは、滑り部材を特に数多くの位置に配置替えすることができるために、個々の与えられた条件に対して、容易に適合することが可能である。
本発明の帯鋸案内ユニットの滑り部材の、非常に容易でかつ効果的な固定は、一方でねじまたはねじ込みピン、他方でねじ孔によって実現する。その際、取付け面の固定箇所は、実質的に、それぞれ少なくとも1つのねじ孔からなっている。これにより、滑り部材はホルダの取付け面に極めて容易にねじ固定することができる。
この場合、滑り部材は、好ましくは、ねじを沈めるための少なくとも2つの沈め穴付きねじ挿通孔を有し、他方、取り付け面の固定箇所は、それぞれ少なくとも2つのねじ孔から構成される。固定箇所が規則的な格子パターンで配置されている場合には、格子パターンにおけるそれぞれ少なくとも2つの隣接したねじ孔が固定箇所を形成することになる。
沈め穴付きねじ挿通孔を用いることで、滑り部材をねじ固定するためのねじを滑り部材の内部に沈めることができるために、帯鋸との滑り接触用に設けられている滑り部材の表面は、ねじ固定による影響を受けることがなく、ねじ頭はいかなる場合でも、たとえば上記滑り部材の摩耗が増大する場合にあっても、帯鋸から十分な間隔を保持できるという利点をもたらす。2つの沈め穴付きねじ挿通孔を設けることにより、滑り部材は二本のねじで取付け面に固定される。これにより、ずれ変位が防止され、安定した固定が保証されることになる。
本発明の帯鋸案内ユニットの取付け面への滑り部材の着脱可能な固定の別な実施形態の核心は、滑り部材とホルダとの間の抜け止め差し込み係合を作り出すことである。これはさまざまな形態で構築することができ、たとえば、ピン、歯またはバネとバネ受け溝からなる連結具やクリップ結合具によって構築可能である。好ましくは、締付スリーブ付きの、たとえば円筒形のまたは、ずれ変位防止のために、面取りされた断面を有する自己抜け止めピンが使用される。その際、締付スリーブは抜け止め差し込み係合での不測の外れを防止するが、それにもかかわらず、滑り部材をピンから抜き取ることも可能にする。この場合、ピンからの滑り部材の抜き取りは、帯鋸が滑り部材にまったく力を及ぼさない方向で、つまりホルダ板から離反する方向で行なわれる。
抜け止め差し込み係合(凹凸をかみ合せた係合)を実現するさらに別な形態の核心は、固定手段が、滑り部材を受け入れるために取り付け面に設けられた溝を含んでいることであり、その際、溝は、帯鋸の運動方向で滑り部材が接当するストッパ面を有する。帯鋸から滑り部材へ伝達される力は、一方において溝底で、他方においてストッパ面で受止められる。自己抜け止めのための締付スリーブを備えた補助ピンやねじやねじ付きピンによるねじ固定によって、−この場合、それらの抵抗力は二次的な重要性しか有していないが−たとえば、溝内にある滑り部材の脱落を防止することができる。
このような脱落防止は、好ましくは、溝のストッパ面には切欠きが形成されるとともに、滑り部材がストッパ面の前記切欠きに係合する形状部を有することで、ストッパ面にも溝からの滑り部材の脱落を防止する抜け止め差し込み係合を生じさせることによっても実現可能である。同じく、滑り部材をストッパ面の切欠きから帯鋸の運動方向とは反対方向へ抜き取ることによって、滑り部材は再び取り外すことができる。場合により、滑り部材をストッパ面の切欠き内に保持固定するためのばね要素または係止要素が設けられていてもよい。
最後に、本発明の範囲において、滑り部材は、金属粉またはセラミック材料あるいはその両方を型に入れて圧縮して焼結硬化されたものから作られている、好ましくは、帯鋸と接触する箇所となる端縁が丸められまたは少なくとも面取りされているのが好ましい。ただし、滑り部材は、セラミック材料から製造されているか、あるいは従来の方法による超硬合金製であってもよい。
本発明の、平坦な取付け面への滑り部材の着脱式取り付けは、帯鋸と接触する滑り部材の表面の高度の寸法安定性をもたらす。したがって、表面を平坦化するために滑り部材の表面を後加工する必要はない。従来の技術にあっては、これまでこのような後加工が不可欠であったが、それは滑り部材がはんだ付けによってホルダに取り付けられたからである。しかしながら、はんだ付けを用いた場合では、滑り部材がホルダ上に完全に平坦に固定されることは保証されない。
多数の固定箇所を備える平坦な取付け面への滑り部材の着脱可能な取付けのさらなる利点は、滑り部材を相対的に小さく形成し、個々の滑り部材の間に大きな間隙を残しておくことができる点にある。同時に、着脱可能な取り付けがもたらす高度の寸法安定性により、滑り部材に比較的大きな全高を付与することができるため、本発明の帯鋸案内ユニットの滑り部材同士の間に、従来の技術において通例であったよりも大きな容積を有する、より大きな間隙を設けることが可能となる。その結果、ホルダの取付け面と帯鋸との間に比較的大きな間隔が残される。これによって生ずる内のりのスペースは比較的大きいために、帯鋸案内ユニット内に切削屑が入り込んできても問題にはならない。
特に、滑り部材の通常よりも大きな全高により、材料摩耗を多く見込むことができるため、帯鋸の耐用期間も長期化することが可能である。
以下、本発明による帯鋸案内ユニットのいくつかの実施形態を、一連の添付図面を参照して、詳細に述べる。
本発明による帯鋸案内ユニットの1つの実施形態を備えた鋸盤の帯鋸案内装置の概略的な斜視図である。 図1に示した帯鋸案内装置の概略的な断面図である。 滑り部材の斜視図である。 滑り部材の縦断面図である。 本発明による帯鋸案内ユニットの一実施例のホルダの取付け面を示す模式図である。 図5に示したホルダにおける滑り部材の取付配置の一例を示す模式図である。 図5に示したホルダにおける滑り部材の取付配置の一例を示す模式図である。 図5に示したホルダにおける滑り部材の取付配置の一例を示す模式図である。 図5に示したホルダにおける滑り部材の取付配置の一例を示す模式図である。 図5に示したホルダにおける滑り部材の取付配置の一例を示す模式図である。 滑り部材の1つが配置された、別実施形態における帯鋸案内ユニットの一部分を示す側面図である。 図7に示した帯鋸案内ユニットの一部分を、A−A線に沿って切断した断面を示す断面図である。
図1は、通例、帯鋸(図中不図示である)が鋸加工されるべき加工物(同じく図中不図示である)へ進入する前とその加工物から出てきた後の帯鋸経路に配置されるタイプの鋸盤用帯鋸案内装置1の斜視図である。この帯鋸案内装置1は、この実施形態では、それぞれ、帯鋸側面との接触用の滑り部材3を取付けたホルダ2、2’を有する、本発明に基づいて構成された2つの帯鋸案内ユニットを備えている。帯鋸はホルダ2、2’の間を通り抜けて走行し、その際、帯鋸案内ユニットによって特に側面が案内されることで、帯鋸の傾倒しながらの逃げを防止している。
帯鋸案内装置1は、さらに、鋸盤上部ユニット(図中不図示である)への取付けのための組付けブロック4と、本発明による2つの帯鋸案内ユニットを含む帯鋸案内ブロック5と、冷却剤を冷却剤出口7に至るまで供給することのできる冷却剤供給系6とを備えている。液体冷却剤は、冷却剤出口7を経て、最終的に、2つのホルダ2、2’の間を通って走行する帯鋸に達するとともに、さらには、帯鋸と滑り部材3との間にも達し、これによって、冷却効果に加えて潤滑効果ももたらすものである。
図2は、図1に示した2つのホルダ2、2’の間を通り抜けて走行する帯鋸(図中不図示である)の面で断面視された概略的な断面図であり、組付けブロック4および冷却剤供給系6とともに帯鋸案内装置1を構成する帯鋸案内ユニットの帯鋸案内ブロック5の内部を示す。ホルダ2および滑り部材3を有する、本発明に基づいて構成された帯鋸案内ユニットの上方には、できるだけ低摩擦で帯鋸背面を転動できるように軸受されたころとして形成された帯鋸背面案内部材8が配置されている。この帯鋸背面案内部材8を介して、鋸加工されるべき加工物の切削加工時に必要とされる切断力が帯鋸に与えられる。
図2に示した、帯鋸の側面案内のために本発明による帯鋸案内ユニットは、この実施形態では、ホルダ2と、4つの滑り部材3とからなっている。滑り部材3は、ホルダ2に、詳しくはホルダ2に形成された平坦な取付け面13にねじ連結によって着脱可能に固定されている。そのために、滑り部材3は、ねじ12を収容するためのそれぞれ2つの沈め穴付きねじ挿通孔11を有しており、図2では、一本のねじ12のみが、左下に配置された滑り部材3の箇所に示唆的に図示されている。
ホルダ2の取付け面13は、滑り部材3を固定している固定箇所9の他に、必要に応じて滑り部材3を配置替えすることができるように、さらに別の固定箇所9を有している。これにより、たとえば、使用される帯鋸に応じ、図中において左下に示した滑り部材3を1つの固定箇所分だけ右側にずらした固定箇所9に固定できるなどの利点が得られる。これらの固定箇所9は、本実施形態においては、ねじ孔として形成されている。
ホルダ2も同じく着脱可能に、しかも固定用ねじ10によって、帯鋸案内装置1の帯鋸案内ユニットの帯鋸案内ブロック5に固定され、結果的に鋸盤そのものに固定されている。安定性を確保すると共にずれ変位を防止するために、二本の固定用ねじ10が用いられている。同様に他のすべての滑り部材3も、それぞれ二本のねじでホルダ2の取付け面13に固定することができるように、それぞれ2つの沈め穴付きねじ挿通孔11を備えている。
図3と図4とは、それぞれ斜視図と側方縦断面図として、図2に示した滑り部材3の詳細を示している。この滑り部材3は、金属粉末を圧縮し、焼結硬化して製造されたものである。この滑り部材は2つの沈め穴付きねじ挿通孔11を有しており、この沈め穴付きねじ挿通孔によって、ねじの頭が滑り部材3の表面から数ミリメートルだけ低くなるようにねじ12を滑り部材3内に沈めることができる。その結果、この滑り部材3は、摩耗をともなう滑り部材3と帯鋸との接触を繰り返しても帯鋸との摩擦接触による数ミリメートルの摩耗を許容することができるので、ねじ12が帯鋸と接触するようになるという危険を避けることができる。
帯鋸との滑り接触のために設けられている滑り部材3の表面の境界をなす端縁は、特に図4から明らかなように、帯鋸を傷めないように面取りされている。ホルダ2の取付け面13上に平らに載置され、そこでねじ固定される滑り部材3の全高により、帯鋸がホルダ2の取付け面13から十分に離れることが保証される。これによって、取付け面13および滑り部材3を一方とし、帯鋸を他方とした両者の間に生ずる内のりスペースは大きくなるために、帯鋸案内ユニットに切削屑が付着したり、集積したりすることが確実に防止される。
図5は、本発明の帯鋸案内ユニットのさらに別の実施形態によるホルダ2の取付け面13の平面図を示したものである。このホルダ2は、不規則な格子状のパターンで配置された、滑り部材3の極めて多様な配置を可能にする多数の固定箇所9を備えている。
図6aから図6eは、図5に示したホルダ2の取付け面13上における滑り部材3のさまざまな配置の若干の例を示したものである。図6aにおける滑り部材3の配置は帯幅の狭い帯鋸の案内に使用されるが、これに対して、図6b、6c、6dおよび6eに示した配置は、それぞれ一段ずつ広い帯幅を有する帯鋸の案内に対応するものである。図6aから図6eに示した滑り部材3の配置はすべて、図5に示した1つの同一のホルダ2によって実現することが可能である。このようなモジュラーシステムによって、メーカサイドにおいてもユーザサイドにおいても、交換部品の製造ないし在庫保持の観点からの節減を達成することができる。
図7および図8は、本発明によって形成された、ホルダ2および滑り部材3を備えた帯鋸案内ユニットの別な実施形態の一部分を示した図であり、詳細には、図7は、ホルダ2の取付け面13および滑り部材3の表面を示した図であり、図8は、図7に示したA−A線に沿って切断した断面図を示している。
滑り部材3は、この実施形態でも、金属粉末を圧縮し、焼結硬化して製造されており、また同じく、2つの固定箇所9でホルダ2に固定されている。ただし、これらの固定箇所9は、この実施形態においては、ねじ孔としてではなく、円筒ピン14が挿し込まれる丸孔として形成されている。これらの円筒ピン14は、滑り部材3の背面の丸孔に挿し込まれるが、その際、図8に示唆したように、円筒ピン14に着座している締付スリーブ15によって、滑り部材3がホルダ2から脱落しないように、円筒ピン14は滑り部材3内に固定される。帯鋸(図中不図示である)から滑り部材3に及ぶ力は、ホルダ2の取付け面13の方向に、またはこの取付け面13と平行に、あるいはその両方で作用するが、決してこの取付け面13から離反する方向に作用することはない。したがって、締付スリーブ15は滑り部材3の脱落だけを防止すれば十分である。因みに、主要な力は、ホルダ2内に抜け止め差し込み係合しているとともに滑り部材3に着座している円筒ピン14でも受止められる。
さらに、図8から明らかなに、本実施形態において、帯鋸と接触する滑り部材3の表面は全体として閉じられた形態であり、その表面に沈め穴付きねじ挿通孔の痕跡はまったくないが、これはこの案内装置の特定の適用にあたって有利なことがある。
1 : 帯鋸案内装置
2 : ホルダ
2' : ホルダ
3 : 滑り部材
4 : 組付けブロック
5 : 帯鋸案内ブロック
6 : 冷却剤供給系
7 : 冷却剤出口
8 : 帯鋸背面案内部材
9 : 固定箇所
10: 固定用ねじ
11: 穴付きねじ挿通孔
12: ねじ
13: 取付け面
14: 円筒ピン
15: 締付スリーブ

Claims (10)

  1. 帯鋸との滑り接触用に設けられている滑り部材(3)と、前記滑り部材(3)を保持するとともに鋸盤に取付けられるホルダ(2)とを有する帯鋸盤の帯鋸案内ユニットであって、
    前記滑り部材(3)は着脱可能な固定手段(9、12)によって前記ホルダ(2)に保持され、
    前記ホルダ(2)は前記滑り部材(3)を取付けるための実質的に平坦な取付け面(13)を有し、前記取付け面(13)は前記滑り部材(3)を取付けるための多数の固定箇所(9)を形成しており、 前記固定箇所(9)の数は前記滑り部材(3)の数よりも多いことを特徴とする帯鋸案内ユニット。
  2. 前記ホルダ(2)の前記固定箇所(9)は、種々の帯鋸の案内を適切に行うための前記滑り部材(3)の前記ホルダ(2)上での位置替えが可能なように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の帯鋸案内ユニット。
  3. 前記ホルダ(2)の前記固定箇所(9)は、規則的な格子パターンを含む格子状パターンで配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の帯鋸案内ユニット。
  4. 前記固定手段は、ねじ(12)またはねじ付きピンと、ねじ孔とを含み、前記取付け面(13)に形成された前記固定箇所(9)は、それぞれ少なくとも1つのねじ孔を設けていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の帯鋸案内ユニット。
  5. 前記滑り部材(3)は、ねじ(12)を沈めるための少なくとも2つの沈め穴付きねじ挿通孔(11)を備え、前記取付け面(13)に形成された前記固定箇所(9)は、それぞれ少なくとも2つのねじ孔を設けていることを特徴とする請求項4に記載の帯鋸案内ユニット。
  6. 前記固定手段は前記滑り部材(3)と前記ホルダ(2)との間の抜け止め差し込み係合を作り出すように設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の帯鋸案内ユニット。
  7. 前記固定手段は、締付スリーブ(15)付き自己抜け止めピン(14)を含むことを特徴とする請求項6に記載の帯鋸案内ユニット。
  8. 前記固定手段は、滑り部材(3)を受け入れるために前記取付け面(13)に設けられた溝を含み、前記溝は、帯鋸の運動方向で前記滑り部材(3)が接当するストッパ面を有することを特徴とする請求項6または7に記載の帯鋸案内ユニット。
  9. 前記ストッパ面には切欠きが形成されており、前記滑り部材(3)は前記ストッパ面の前記切欠きに係合する形状部を有することを特徴とする請求項8に記載の帯鋸案内ユニット。
  10. 前記滑り部材(3)は、金属粉またはセラミック材料あるいはその両方を型に入れて圧縮して焼結硬化されたものから作られていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の帯鋸案内ユニット。
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