JP2015213074A - レドックスフロー二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化還元反応の活性を著しく向上させた、高性能なレドックスフロー二次電池を提供する。
【解決手段】炭素電極からなる正極を含む正極セル室と、炭素電極からなる負極を含む負極セル室と、正極セル室と負極セル室とを隔離分離させる隔膜としての電解質膜と、を含む電解槽を有し、正極セル室は活物質を含む正極電解液を、負極セル室は活物質を含む負極電解液を含み、電解液中の活物質の価数変化に基づき充放電するレドックスフロー二次電池であって、炭素電極が、炭素粒子と結着剤とを含むレドックスフロー二次電池。
【選択図】なし

Description

本発明は、レドックスフロー二次電池に関する。
レドックスフロー二次電池とは、電気の備蓄、放電で、該使用量の平準化のために使用される大型の据え置き型電池に属するものであり、該電池の構成は陽極と該陽極活物質を含む電解液(陽極セル)と、陰極と該陰極活物質を含む陰極電解液(陰極セル)とを、隔膜で隔離して、両活物質の酸化還元反応を利用して充放電し、該両活物質を含む電解液を、備蓄タンクから、該電解層に流通させて電流を取り出し利用されるものである、電解液に含まれる活物質は、鉄−クロム系、クロム−臭素系、亜鉛−臭素系、バナジウム系などがある。
例えばバナジウム系の場合、隔膜の両側にて、2枚(陰極、陽極用)の集電板電極で、液透過性で多孔質の電極を隔膜の両側に配置し、押圧でそれらを挟み、該隔膜で仕切られた一方を正極セル室、他方を負極セル室とし、スペーサーで両セル屋の厚みを確保して、該正極セル室にはバナジウム4価(V4+)及び同5価(V5+)からなる硫酸電解液からなる正極電解液を、負極セル室にはバナジウム3価(V3+)及び同2価(V2+)からなる負極電解液を流通させ充電、放電がされる。充電時には正極セル室では、バナジウムイオンが電子を放出しV4+がV5+に酸化される。又、負極セル室では外路を通じて戻って来た電子でV3+がV2+に還元される。この酸化還元反応は隔膜に配置された多孔質電極で行われる。
多孔質電極は、電解液中のバナジウムイオンがセル内を通過する際に酸化還元反応を生じる場を提供するのみで自ら反応せず、電解液の通過性に優れた構造、形態を有しており、極力表面積が広く、電気抵抗が低いことが重要である。一般に多孔質電極としては、通常カーボンフェルトと呼ばれるカーボン繊維からなる織布、不織布等が用いられている。また、通常カーボン材料は撥水性を示すが、酸化還元反応活性化の観点からは、電解液(水溶液)との親和性に優れていることが重要であり、さらに副反応となる水の分解を生じさせない観点から、水素過電圧、酸素過電圧の大きい特性が要求される。
大規模電力貯蔵用蓄電池 日刊工業新聞社 第3章 p.63〜72
しかしながら、カーボンフェルトを用いた場合、表面積を大きくするには限界があるのと同時に電解液(水溶液)との親和性を向上させるには限界があった。レドックスフロー二次電池のコストを下げるには、上記課題を解決し、電極の活性を上げて酸化還元反応の反応速度を速くする必要があった。また、カーボンフェルト自体が高価格であるという問題点もあった。
本発明は上記事情にかんがみてなされたものであり、酸化還元反応の活性を著しく向上させた、高性能なレドックスフロー二次電池を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、炭素粒子と結着剤とを含む炭素電極、更には当該炭素電極を電解質膜に接合させることで、酸化還元反応の活性を著しく向上させ、高性能なレドックスフロー二次電池を得ることに成功し、本発明に至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]
炭素電極からなる正極を含む正極セル室と、
炭素電極からなる負極を含む負極セル室と、
前記正極セル室と、前記負極セル室とを隔離分離させる、隔膜としての電解質膜と、
を含む電解槽を有し、
前記正極セル室は活物質を含む正極電解液を、前記負極セル室は活物質を含む負極電解液を含み、
前記電解液中の活物質の価数変化に基づき充放電するレドックスフロー二次電池であって、
前記炭素電極が、炭素粒子と結着剤とを含むレドックスフロー二次電池。
[2]
前記炭素電極が、前記電解質膜に接合されている[1]記載のレドックスフロー二次電池。
本発明によると、酸化還元反応の活性を著しく向上させ、高性能なレドックスフロー二次電池を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」と略記する。)について詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本発明のレドックスフロー二次電池は、
炭素電極からなる正極を含む正極セル室と、
炭素電極からなる負極を含む負極セル室と、
前記正極セル室と、前記負極セル室とを隔離分離させる、隔膜としての電解質膜と、を含む電解槽を有し、
前記正極セル室は活物質を含む正極電解液を、前記負極セル室は活物質を含む負極電解液を含み、
前記電解液中の活物質の価数変化に基づき充放電するレドックスフロー二次電池であって、
前記炭素電極が、炭素粒子と結着剤とを含む。
レドックスフロー二次電池は通常、流通型電解槽の形で使用され、一般にセルを複数積層したセルスタック構造の形態を有している。セルを構成する主要部材としては、電極、隔膜、双極板、及びフレームが挙げられる。
電極は、炭素粒子と結着剤とを含む。
炭素粒子としては、特に限定はされないが、ピッチコークスやニードルコークスなどのコークス類、有機材料を700−1500℃程度の温度で焼成し炭素化して得られる難黒鉛化炭素類、メソカーボンマイクロビーズを代表とする球状黒鉛、繊維状黒鉛、カーボンファイバー、黒鉛類、カーボンブラック、アセチレンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック、黒鉛化カーボンブラックなどを用いることができる。
なお、炭素粒子の形状は特に限定されず、球状や破砕状、鱗片状、繊維状でも良い。また、複数種の炭素質材料を混合して用いてもよい。
前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレン、ポリエチレン、ニトリルゴム、ポリブタジエンゴム、ブチルゴム、ポリスチレン、スチレンブタジエンゴム、スチレンブタジエンラテックス、多硫化ゴム、ニトロセルロース、アクリロニトリルブタジエンゴム、ポリフッ化ビニル、フッ素ゴム、ポリフッ化ビニリデン、ヘキサフルオロプロピレン,テトラフルオロエチレン,トリフルオロモノクロルエチレン、及び無水マレイン酸よりなる群から選択される1種或いは2種以上と、フッ化ビニリデンとの共重合体が挙げられる。なお、前記共重合体は1種を単独で、又は2種以上を併用しても良い。
炭素粒子と結着剤との配合比率としては、炭素粒子100質量部に対し、結着剤量が望ましく0.1〜50質量部であり、より望ましくは0.2〜20質量部であり、更に望ましくは0.5〜10質量部であり、最も望ましくは1〜5質量部である。
また、炭素粒子と結着剤との総量が炭素電極全体の中で占める割合としては、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは90質量%以上であり、100質量%であってもよい。
前記炭素電極を形成する方法としては、例えば、炭素粒子と結着剤を混合して圧縮成型する方法、結着剤を含む溶液に炭素粒子を分散した後、塗布、乾燥、必要に応じて加圧する方法、結着剤の水性あるいは油性分散体に炭素粒子を分散した後、塗布、乾燥、必要に応じて加圧する方法などが好ましく適用される。
ここで、湿式混合する場合、粘度安定性向上のために増粘安定剤が好ましく配合される。
増粘安定剤としては特に限定されないが、例えば、アルミナやボロンナイトライドといった無機粒子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、デンプングリコール酸ナトリウム、デンプンリン酸エステルナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロース等の合成添加物、種子を原料とする多糖類(グアーガム、カジブビーンガム、タラガム、タマリンドシードガム等)、樹脂、樹液を原料とする多糖類(アラビアガム、トラガントガム、カラヤガム等)、海藻を原料とする多糖類(アルギン酸、カラギナン等)、発酵生産物多糖類(キサンタンガム、ジエランガム、カードラン等)、植物抽出物(ペリチン)、甲殻類抽出物(キチン、キトサン、キトサミン等)といった天然品の多糖類及び/又はその誘導体が挙げられる。また、ポリエーテル系粘弾性調整剤、アクリル系共重合体アルカリ増粘型エマルジョン、ポリアクリル酸系高分子型粘弾性調整剤、D−ソルビノールとベンズアルデヒドとの縮合反応誘導体等も挙げられる。
前記炭素電極は、前記隔膜に接合されていることが望ましい。炭素電極を隔膜に接合する方法としては、上述のように製造した炭素粒子と結着剤からなる炭素電極を隔膜に転写する方法、炭素粒子と結着剤を含有した溶液もしくは分散体を隔膜に直接塗布する方法等が挙げられる。
前記隔膜としては、特に限定されないが、特開2005−158383号公報に記載されたPTFE多孔膜、ポリオレフィン系多孔膜、ポリオレフィン系不織布といった多孔膜系のもの、特公平6−105615号公報記載の多孔膜と含水性ポリマーとを組み合わせた複合膜、特公昭62−226580号公報に記載のセルロース又はエチレンービニルアルコール共重合体の膜、特開平6−188005号公報に記載のポリスルホン系膜陰イオン交換膜、特開平5−242905号公報に記載のフッ素系又はポリスルホン系イオン交換膜、特開平6−260183号公報に記載のポリプロピレンなどにより形成された多孔膜の孔に親水性樹脂を備えた膜、ポリプロピレン製多孔膜の両表面に薄く数μmのフッ素系イオン交換樹脂(デュポン製商標ナフィオン;後述のPFSAにおける「b=1,d=2」タイプ)を被覆した膜、特開平10−208767号公報に記載のピリジウム基を有する陰イオン交換型とスチレン系及びジビニルベンゼンとを共重合した架橋型重合体からなる膜、特開平11−260390号公報に記載のカチオン系イオン交換膜(フッ素系高分子又は炭化水素系高分子)とアニオン系イオン交換膜(ポリスルホン系高分子等)とを交互に積層した構造を有する膜、特開2000−235849号公報に記載の多孔質基材に2個以上の親水基有するビニル複素環化合物(アミン基を有する、ビニルピロリドン等)の繰り返し単位を有する架橋重合体を複合してなるアニオン交換膜、等が挙げられる。
これらの中でも、下記式(1)で表されるフッ素系高分子電解質ポリマー(PFSA)をからなる隔膜が好ましい。
−[CF2CX12a−[CF2−CF((−O−CF2−CF(CF23))b−Oc−(CFR1d−(CFR2e−(CF)f−X4)]g− ・・・(1)
式(1)中、X1、X2及びX3はそれぞれ独立してハロゲン原子及び炭素数1〜3のパーフルオロアルキル基からなる群から選択され、ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子である。X4はCOOZ、SO3Z、PO32又はPO3HZである。Zは水素原子、リチウム原子、ナトリウム原子もしくはカリウム原子等のアルカリ金属原子、カルシウム原子もしくはマグネシウム原子等のアルカリ土類金属原子又はアミン類(NH4、NH31、NH212、NHR123、NR1234)である。R1、R2、R3およびR4はそれぞれ独立してアルキル基およびアレーン基からなる群から選択される。X4がPO32である場合、Zは同じでも異なっていても良い。R1およびR2はそれぞれ独立してハロゲン原子、炭素数1〜10のパーフルオロアルキル基およびフルオロクロロアルキル基からなる群から選択され、ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子である。aおよびgは0≦a<1、0<g≦1、a+g=1をみたす数である。
また、bは0〜8の整数である。cは0または1である。d、eおよびfはそれぞれ独立して0〜6の整数である(ただし、d、eおよびfは同時に0ではない)。
更には、下記式(2)で表されるPFSAがより望ましい。
−[CF2CF2a−[CF2−CF((−O−(CF2m−X4)]g− ・・・(2)
ここで、式(2)中、mは1〜6の整数を表し、X4はSO3Hを表す。
前記PFSA樹脂の当量質量EW(プロトン交換基1当量あたりのPFSA樹脂の乾燥質量グラム数)は、300〜1300に調整されているものが好ましい。本実施形態におけるPFSA樹脂の当量質量EWは、より好ましくは350〜1000、更に好ましくは400〜900、最も好ましくは450〜750である。
レドックスフロー二次電池に用いられる双極板としては、隣り合う正極と負極を電気的に接続すること、及び隣り合う正負極の電解液を混合させないことが求められ、電気抵抗が低く、電解液に対する耐食性、印加される電圧に対する耐酸化性を有する材料であればよく、代表例としては導電性プラスチックなどと称されるカーボンと樹脂の混合品が挙げられる。
レドックスフロー二次電池に用いられるフレームとしては、上記材料を収納し、電解液を各セルへと送排液させ、かつ外部及び正負極間の電解液シール機能を担う構造体として、セルを形成する枠状の部材であり、通常、耐酸性、製造時の加工性等を考慮し、塩化ビニルやポリエチレンなどの汎用プラスチック材料が代表例として挙げられる。
このようにして得られる炭素粒子と結着剤から形成されている炭素電極、及び該炭素電極が接合された電解質膜をレドックスフロー二次電池に用いると、酸化還元反応の活性を著しく向上させ、高性能なレドックスフロー二次電池を得ることができ、電池をコストダウンすることができる。
次に、実施例及び比較例を挙げて本実施の形態をより具体的に説明するが、本実施の形態はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の物性は以下の方法により測定した。
(1)電池効率(%)
電池効率(エネルギー効率)(%)は、放電電力量を充電電力量で除した比率(%)で表され、両電力量は、電池セルの内部抵抗と隔膜のイオン選択透過性及びその他電流損失に依存する。また、電流効率(%)は、放電電気量を充電電気量で除した比率(%)で表され、両電気量は、隔膜のイオン選択透過性及びその他電流損失に依存する。電池効率は、電流効率と電圧効率の積で表される。内部抵抗すなわちセル電気抵抗率の減少は電圧効率を向上させ、イオン選択透過性の向上及びその他電流損失の低減は、電流効率を向上させるので、レドックスフロー二次電池において、重要な指標となる。
[実施例1]
炭素粒子としてライオン(株)社製ケッチェンブラックEC600JD、結着剤として旭化成ケミカルズ(株)社製スチレン/ブタジエンラテックスL-7063、隔膜としてデュポン(株)社製電解質膜NafionTMNRE-212CSを用いてレドックスフロー電池を作製した例について説明する。
ケッチェンブラックEC600JDを100質量部に対し、スチレン/ブタジエンラテックスL-7063(固形分48質量%)4質量部と、増粘剤としてカルボキシメチルセルロースナトリウム(第一工業製薬社製セロゲンTMBSH-12)を含む水溶液(固形分1質量%)85質量部とを加えて混合し、塗工液とした。この塗工液を隔膜の両面に塗工、乾燥させて、厚み1mm程度の電極を形成させた。
このようにして得た、隔膜の両面に電極が形成された接合体で仕切られた一方を正極セル室(厚み5mm)、他方を負極セル室(厚み5mm)とし、スペーサーで両セル屋の厚みを確保して、該正極セル室にはバナジウム4価(V4+)及び同5価(V5+)からなる硫酸電解液(バナジウム濃度2M、硫酸根濃度4M)を、負極セル室にはバナジウム3価(V3+)及び同2価(V2+)からなる硫酸電解液(バナジウム濃度2M、硫酸根濃度4M)を流通させ充電、放電を行った。
充電時に正極セル室では、バナジウムイオンが電子を放出しV4+がV5+に酸化され、又、負極セル室では、外路を通じて戻って来た電子でV3+がV2+に還元される。隔膜は正極セル室の過剰なプロトンを選択的に負極室に移動させ電気的中性が保たれる。放電時には、この逆の反応が進む。
本実施例では、電流密度80mA/cm2で充放電を行ったところ、電池効率81%と高い値が得られた。
[実施例2]
炭素粒子として電気化学工業(株)社製デンカブラックTM粉状品、結着剤として(株)クレハ社製クレハKFポリマー(ポリフッ化ビニリデン樹脂、以下PVdF)、隔膜としてデュポン(株)社製電解質膜NafionTMNRE-212CSを用いてレドックスフロー電池を作製した例について以下に示す。
炭素粒子100質量部に対し、PVdFをN−メチル−2−ピロリドンに溶解した液(13質量%、以下PVdF溶液)を、PVdFが5質量部になるように添加し、N−メチル−2−ピロリドンを、固形分率((炭素材料質量+PVdFの質量)/総質量×100)が52wt%になるように添加し、混合、撹拌してスラリーを得て、このスラリーを隔膜の両面に塗工、乾燥させて厚み1mm程度の電極を形成させた。レドックスフロー電池の作製と評価については、実施例1と同様な方法で行ったところ、電池効率79%と高い値が得られた。
[比較例1]
電極として炭素繊維からなる厚み5mmで嵩密度が約0.1g/cm3の多孔質状のフェルト、隔膜としてデュポン(株)社製電解質膜NafionTMNRE-212CSを用いて、隔膜の両側にフェルトを挟み込んで作製した事以外は、実施例1と同じようにレドックスフロー電池の作製と評価を行ったところ、電池効率68%と低い値しか得られなかった。
上述の通り、本実施形態で得られたレドックスフロー二次電池は、酸化還元反応の活性を著しく向上させた、高性能なレドックスフロー二次電池である。

Claims (2)

  1. 炭素電極からなる正極を含む正極セル室と、
    炭素電極からなる負極を含む負極セル室と、
    前記正極セル室と、前記負極セル室とを隔離分離させる、隔膜としての電解質膜と、
    を含む電解槽を有し、
    前記正極セル室は活物質を含む正極電解液を、前記負極セル室は活物質を含む負極電解液を含み、
    前記電解液中の活物質の価数変化に基づき充放電するレドックスフロー二次電池であって、
    前記炭素電極が、炭素粒子と結着剤とを含むレドックスフロー二次電池。
  2. 前記炭素電極が、前記電解質膜に接合されている請求項1記載のレドックスフロー二次電池。
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