JP2015212748A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2015212748A JP2014095004A JP2014095004A JP2015212748A JP 2015212748 A JP2015212748 A JP 2015212748A JP 2014095004 A JP2014095004 A JP 2014095004A JP 2014095004 A JP2014095004 A JP 2014095004A JP 2015212748 A JP2015212748 A JP 2015212748A
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Abstract

【課題】 像担持体と転写部材を圧接離間させることが可能な離間機構において、圧接状態において、転写部材および軸受の動作に影響を与え、画像に影響する懸念があった。
【解決手段】 離間機構は、第1の軸受部と対向する対向部と、第1の軸受部に接触することで前記転写部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、を有し、規制部材は、軸方向において、第1の軸受部と対向部の間に配置されており、第1の軸受部を付勢部材の付勢方向と反対方向に移動させることで第1の軸受部を軸方向に移動させつつ前記対向部との間に空間を形成し、形成された空間に規制部材が入りこむことで規制部材と第1の軸受部が接触し、転写部材は第2の位置で維持される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電子写真方式で画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、及び複合機等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成プロセスを利用した画像形成装置では、次のようにして用紙等の記録材に画像を形成している。まず、像担持体である感光体に静電潜像を形成し、現像剤を用いて潜像を現像してトナー像として可視化し、このトナー像を、感光体と転写部材との間に形成された転写ニップ部で記録材上に転写する。その後、トナー像が転写された記録材を、定着装置に設けられた定着ローラと加圧ローラとの間で形成された定着ニップ部で挟持搬送させることにより、トナー像を記録材に加熱定着する。このようにして、記録材に画像が形成される。
転写部材は、感光体と転写ニップ部を形成するために付勢部材によって感光体に向かって付勢されている。そのため、転写部材は感光体に圧接した状態になる。例えば、感光体と転写部材が圧接した状態で画像形成装置を運搬する場合がある。この場合において、運搬に要する時間が長いと、転写部材が変形したり、転写部材が感光体と擦れたり、転写部材から染み出した軟化剤や架橋剤等が感光体に付着したりする恐れがある。
特許文献1には、回動可能な離間レバーと、離間バネ―を付勢する離間バネと、を有し、付勢された離間レバーによって転写部材を保持する転写部材軸受を係止する構成が開示されている。これにより、転写部材が圧縮バネの付勢力に抗して移動し、感光体から離間する。特許文献1の構成では、離間レバーによって転写部材が離間した状態で画像形成装置を運搬可能であり、画像形成時は、離間レバーが回動することで転写部材軸受の係止を解除し、転写部材が感光体に圧接する。
特開2007−298545号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、転写部材が感光体に圧接する状態(通常使用時)において、離間レバーが転写部材軸受に接触し続けるため画像に影響する懸念がある。なぜなら、離間レバーは離間バネによって、常に転写部材側に向けて付勢されているからである。通常使用時の転写部材と感光体が圧接する状態において、離間レバーが転写部材軸受に接触して外力を及ぼす。この外力の方向は、転写部材が感光体に付勢される方向に対して略直交している。そのため、転写部材軸受と転写部材軸受を支持するフレームとの間に摩擦抵抗が発生し、転写部材を感光体に押圧する圧力が不安定になり、画像に影響する懸念があった。
そこで本発明は、像担持体と転写部材を圧接離間させることが可能な画像形成装置において、圧接状態において、転写部材および軸受の動作に影響を与えず、画像への影響懸念のない転写部材の離間機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、軸部を備え前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部材と、前記転写部材を前記像担持体に向かって付勢する付勢部材と、前記転写部材の軸方向に関して両端に配置され前記転写部材の軸部を軸受する第1、第2の軸受部と、前記転写部材を、前記像担持体と接触する第1の位置と前記第1の位置より前記像担持体から離間する第2の位置と、に移動可能にする離間機構と、を有する画像形成装置において、前記離間機構は、前記第1の軸受部と対向する対向部と、前記第1の軸受部に接触することで前記転写部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、を有し、前記規制部材は、前記軸方向において、前記第1の軸受部と前記対向部の間に配置されており、前記第1の軸受部を前記付勢部材の付勢方向と反対方向に移動させることで前記第1の軸受部を前記軸方向に移動させつつ前記対向部との間に空間を形成し、形成された前記空間に前記規制部材が入りこむことで前記規制部材と前記第1の軸受部が接触し、前記転写部材は前記第2の位置で維持されることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、離間状態において、転写部材および軸受の動作に影響を与えず、画像への影響懸念のない転写部材の離間機構を提供することが可能である。
本実施形態における画像形成装置の概略図 (a)実施形態1における転写ローラと感光ドラムの離間状態における斜視図、(b)実施形態1における転写ローラと感光ドラムの圧接状態における断面図 (a)実施形態1における規制部材を説明する斜視図、(b)実施形態1における規制部材を説明する他の斜視図 (a)実施形態1におけるフレームとスライドガイドを説明する斜視図、(b)実施形態1におけるフレームとスライドガイドを説明する断面図 (a)実施形態1の軸方向における一端側の離間機構の斜視図と断面図、(b)実施形態1の軸方向における両端側の断面図 (a)実施形態1における離間動作を開始する際のそれぞれ部材の位置関係を示す断面図、(b)実施形態1における離間動作中のそれぞれの位置関係を示す断面図 (a)実施形態1における規制部材を回転させ、軸受部を規制する状態を説明する斜視図と断面図、(b)実施形態1における規制状態における軸方向両端の断面図 (a)実施形態1における離間機構によって転写ローラと感光ドラムが離間した状態において感光体ギヤが回転し始めた状態を示す斜視図と断面図、(b)実施形態1における離間機構によって転写ローラと感光ドラムが離間した状態において感光体ギヤが回転し始めた状態における軸方向両側の断面図 (a)実施形態1における規制部材が感光体ギヤによって回転し、弾性部によって位置決めされている状態を示す斜視図と断面図、(b)実施形態1における規制部材によるロック状態が解除された場合における転写ローラの移動方向を説明する断面図 (a)実施形態2における離間機構によって感光ドラムと転写ローラとが離間した状態を示す図、(b)実施形態2における離間機構を解除して感光ドラムと転写ローラとが圧接した状態を示す図 (a)実施形態2における感光ドラムと転写ローラとが当接した状態における離間機構を説明する斜視図と断面図、(b)実施形態212における感光ドラムと転写ローラとが当接した状態の軸方向における両端側の断面図 (a)実施形態2における離間動作が開始された際における離間機構を説明する断面図、(b)実施形態2における離間動作が開始された際における離間機構を説明する軸方向両端側の断面図 実施形態2における離間動作中における離間機構を説明する断面図 実施形態2における圧接動作が開始された際における離間機構を説明する斜視図と断面図 実施形態2における圧接動作中における離間機構を説明する断面図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
図1は、画像形成装置の一例を示す概略図である。画像形成装置1は、画像形成装置1に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から送られてきた信号に従って、電子写真方式により、記録用紙、OHPシートなどの記録材に画像を形成することができる。
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す断面図である。なお、図1では、画像形成装置の一例としてレーザビームプリンタについて示している。
画像形成装置1は、像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラム3)を備えている。感光ドラム3は、OPC(有機光半導体)、アモルファスセレン、アモルファスシリコン等の感光剤料が、アルミニウムやニッケル等で形成されたシリンダ状のドラム基体上に設けられて構成されたものである。感光ドラム3は、装置本体1によって回転自在に支持されており、駆動源によって所定のプロセススピードで回転駆動される。感光ドラム3の周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電部材80、現像部材81、転写部材である転写ローラ4が配置されている。また、感光ドラム3の上部には露光手段であるスキャナユニット5が配置されている。感光ドラム3、帯電部材80、現像部材81は、装置本体に対して一体的に着脱可能なプロセスカートリッジ2を構成している。
画像形成装置1は、その他の構成として、記録材Sの搬送経路に沿って順に、紙等の記録材Sを積載するカセット10、給紙ローラ11、搬送ローラ12、レジストローラ13、定着手段6、排出ローラ7、排紙ローラ8、排出トレイ9を備えている。
(画像形成装置の動作)
次に、画像形成装置の動作について説明する。駆動源によって回転駆動された感光ドラム3は、帯電部材80によって所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム3は、その表面に対しスキャナユニット5によって画像情報に基づいた画像露光がなされ、露光部分の電荷が除去されて静電潜像(潜像)が形成される。静電潜像は、現像部材81によって現像されトナー像として可視化される。感光ドラム3上のトナー像は、転写ローラ4によって記録材Sに転写される。転写ローラ4は、後述の付勢部材によって感光ドラム3に向かって付勢されている。この構成により、転写ローラ4と感光ドラム3との間には転写ニップ部が形成されている。このように、転写ローラ4は、感光ドラム3上(像担持体上)のトナー像を転写ニップ部で記録材Sに転写させる転写動作を行う。
記録材Sは、積載収納するカセット10から、給紙ローラ11によって記録材Sが給紙される。記録材Sは搬送ローラ対12、レジストローラ対13を経て、転写ニップ部に搬送される。
転写ニップ部で感光ドラム3から記録材に転写されたトナー像は、定着手段6によって加熱定着される。定着手段を通過した記録材Sは排出ローラ8を介して排出トレイ9上に排出される。
(転写部材の離間機構)
次に、転写部材の離間機構について、説明する。図2は本実施形態における離間機構の概略全体図を示しており、転写ローラ4と感光ドラム3が圧接又は離間状態である時を示している。転写ローラ4が感光ドラム3と接触する位置(圧接位置)を第1の位置、第1の位置より感光ドラム3から離間する位置を第2の位置とする。本実施形態では、第2の位置は、転写ローラ4が感光ドラム3から完全に離間した位置である。第2の位置は、第1の位置より感光ドラム3から離間してあればよく、完全に離間しなくてもよい。図2(a)は、転写ローラ4と感光ドラム3の圧接状態における斜視図であり、図2(b)は、転写ローラ4と感光ドラム3の圧接状態における断面図である。また、図2に示すように、転写ローラの軸方向における両端側に、離間機構の一部であるガイド部材としてスライドガイド22a,22bが設けられている。また、転写ローラのローラ軸(軸部)の軸受する転写ローラ軸受50(第1の軸受部)、転写ローラ軸受56(第2の軸受部)を有し、スライドガイド22a,22bによってガイドされる。
図3(a)、(b)は、転写ローラの軸方向の位置を規制する規制部材であるスラスト保持部材70を説明する斜視図である。スラスト保持部材70は、離間機構の一部である。
図3に示すように、スラスト保持部材70は、回動軸71、対向面72、突起部73と、離間ギヤ部78とを一体で設けており、回動軸71を中心に回動する。
図4(a)は、スラスト保持部材70の軸方向の位置を規制するフレーム20と、スライドガイド22aを説明する斜視図である。スライドガイド22aは、軸受係止部21と、第1の規制傾斜部28a、第2の規制傾斜部30を備えている。規制傾斜部28a、規制傾斜部30によって、転写ローラ軸受50の軸方向の移動が規制される。
フレーム20は転写ローラ軸受50と対向する対向部と、スラスト保持部材70の移動を規制するための弾性部32を備え、回動軸71を支持している。図で示すように、本実施形態では、フレーム20とスライドガイド22aを一体化しているが、一体化しなくてもよい。図4(b)は、フレーム20と、スライドガイド22aを説明する断面図である。図に示すように、スライドガイド22aは、更に、圧接時ガイド部27aと、離間時ガイド部29aを備えている。
感光ドラム3と転写ローラ4とが圧接した状態について、図5を用いて説明する。図5(a)は、軸方向におけるフレーム20側の斜視図と断面図である。図5(b)は、軸方向におけるそれぞれ両端側の断面図である。
図5で示すように、転写ローラ軸受50と、転写ローラ軸受56は、付勢部材である転写バネ60によって感光ドラム3に向かって加圧されている。また、転写ローラ軸受50と、転写ローラ軸受56、それぞれが備えるガイド溝52a、52bは、フレーム20が備えるガイド部27a、スライドガイド22bが備えるガイド部27bによって上下方向にスライドするように構成されている。この構成により、転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56は、転写バネ60の作用によって押し上げられ、感光ドラム3に圧接される。感光ドラム3がない場合は、転写ローラ軸受50が、フレーム20の軸受係止部21に当接し転写ローラ4の加圧方向における位置が規制されている。
(離間機構による離間動作)
次に、転写ローラ4の離間機構の離間動作について説明する。図6(a)は、離間動作を開始する際の転写ローラ4とフレーム20、スライドガイド22a、スライドガイド22bの位置関係を示す断面図である。図6(b)は、離間動作中の転写ローラ4とフレーム20、スライドガイド22bの位置関係を示す断面図である。図6(a)に示すように、軸方向において、転写ローラ軸受50とフレーム20との隙間Pは、スラスト保持部材70の幅Tよりも小さくなっている。
図6(a)に示すように、最初に、転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とをそれぞれ矢印A方向に押す。この矢印A方向は、転写バネ60の付勢方向と反対方向である。所定量以上押すと、図6(b)に示すように、転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56は、それぞれ、規制傾斜部28a、28bに接触し、矢印B方向に移動する力を受ける。更に転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56を押し続けると、転写ローラ軸受50と転写ローラ4とは矢印A方向に移動しつつ矢印B方向移動を続け、転写ローラ軸受50は、保持部である離間時ガイド部29aによって保持される。
転写ローラ軸受50が矢印B方向に移動することで、軸方向における転写ローラ軸受50とフレーム20の対向部に形成される空間が広がる。その結果、転写ローラ軸受50とフレーム20の間隔が、スラスト保持部材70の幅と同等かそれ以上になる。その状態になることで、スラスト保持部材70を回動軸71を中心に回転させることが可能になる。
図7(a)は、スラスト保持部材70を回転させ、転写ローラ軸受50をロックする状態を説明する斜視図と、断面図である。図7(a)に示すように、転写ローラ軸受50が矢印B方向に移動することで生じた隙間に、回動軸71を中心に回動させたスラスト保持部材70を空間に入りこませることで、転写ローラ軸受50の軸方向の位置を規制(ここではロック)することが可能である。図7(b)は、ロック状態における軸方向両端側の断面図である。転写ローラ軸受50と、転写ローラ軸受56は、転写バネ60の付勢力によって、感光ドラム当接方向に戻ろうとするが、第二の傾斜部30a,30bに接触し、矢印C方向に移動しようとする。しかし、スラスト保持部材70がロック位置にセットされているため、転写ローラ軸受50の当接面54が対向面72に接触した位置から矢印C方向に移動できず、転写ローラ軸受50は固定される。転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とが固定されることで、転写ローラ4は感光体当接方向への移動が規制された状態(ロック状態)となる。
上記一連の動作によって、転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56が規制され、転写ローラ4は感光ドラム3に対して離間される位置に保持される。
(離間機構による離間解除動作)
次に、転写ローラ4を感光ドラム3から離間した状態から、離間を解除させる動作について説明する。なお、圧接解除の起点として、本実施形態では感光ドラム3を駆動する感光体ギヤ80を利用する。ただし、装置本体が備えるその他の駆動列を利用してもよい。
本実施形態の画像形成装置では、離間機構によって転写ローラ4が感光ドラム3に対して離間された状態で、プロセスカートリッジ2を装置本体に装着することが可能である。このような構成にすることで、画像形成装置の出荷時にプロセスカートリッジ2を装置本体に装着した状態であっても感光ドラム3と転写ローラ4を離間した状態で維持することが可能である。感光ドラム3と転写ローラ4が圧接した状態で画像形成装置を運搬する場合、運搬に要する時間が長いと、転写ローラ4が変形したり、転写ローラ4が感光ドラム3と擦れたり、転写ローラ4から染み出した軟化剤や架橋剤等が感光体に付着したりする恐れがある。しかしながら、出荷時において、離間機構によって感光ドラム3と転写ローラ4が離間した状態を維持する本実施形態の画像形成装置では、上記問題が発生しない。
図8(a)は、離間機構によって転写ローラ4と感光ドラム3が離間した状態において感光体ギヤ80が回転し始めた状態を示す斜視図と断面図である。この図で示すように、プロセスカートリッジ2が装着されると、感光ドラム3の感光体ギヤ80と、スラスト保持部材70の離間ギヤ部78とが噛み合った状態になる。
そして、感光体ギヤ80が図8の矢印D方向に回転すると、離間ギヤ部78で駆動連結されているスラスト保持部材70も、駆動が伝達され回転する。この回転によりスラスト保持部材70は、転写ローラ軸受50から退避するように転写ローラ軸受50とフレーム20との隙間Pから抜け、フレーム20に設けられた弾性部32を乗り越える。そして、不図示のフレーム部材回転止め形状に当接して回転止めがなされる(ロック解除位置)。この状態で、スラスト保持部材70は転写ローラ軸受50に触れる方向に動くと、弾性部32に突起部73が接触することによって、スラスト保持部材70は回転が規制される。そのため、スラスト保持部材70は、離間状態において転写ローラ軸受50に当接しないので転写ローラ4の付勢機構に影響しなくなる。
図9(a)は、スラスト保持部材70が感光体ギヤ80によって回転し、弾性部32によって位置決めされている状態を示す斜視図と、断面図である。図9(b)は、スラスト保持部材70によるロック状態が解除された場合における転写ローラ4の移動方向を説明する断面図である。
図9(b)に示すように、スラスト保持部材70がロック解除位置に移動すると、固定されていた転写ローラ軸受50が矢印C方向に移動可能になる。そのため転写ローラ軸受50は、規制傾斜部30aに沿って、矢印C方向に移動しつつ矢印E方向に移動する。転写ローラ軸受50がスラスト移動することで、転写ローラ4も矢印C方向に移動可能になる。また転写ローラ4が矢印C方向に移動可能になると、転写ローラ軸受56も、矢印C方向に移動可能になる。同様に、転写ローラ軸受56も、規制傾斜部30bに沿って、矢印C方向に移動しつつ矢印E方向に移動する。転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とが、規制傾斜部30a、30bに沿って移動することで、転写ローラ4は、矢印E方向に移動し感光ドラム3に当接する。(図5の状態)。
上記一連の動作によって、転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とがスラスト方向(矢印C方向)と当接方向(矢印E方向)に移動することで、転写ローラ4は、感光ドラム3に対して当接し、転写ローラ圧接離間は解除される。
以上説明したように、本発明によれば、転写ローラを回転自在に保持する転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とを、離間方向とスラスト方向に移動させた状態で、スラスト保持部材70によって転写ローラ軸受のスラスト移動を規制する。この構成により、容易に転写ローラ4を感光ドラム3に対して離間した状態を保持できる。
また、離間機構による離間解除は、画像形成装置の電源を投入した時に、初期動作で感光体ギヤ80が回転する動作を使用するだけでよいのでユーザビリティを良くすることができる。離間解除に感光体ギヤ80の動作を利用できるため、不要な駆動列を追加することなく小型で安価な離間機構が構成できる。もちろん、本体の他の駆動列を利用しても同様の効果が得られる。
そして、通常使用時(感光体と転写ローラとが当接状態)では、スラスト保持部材70は、転写ローラ軸受50に対して接触せず、本実施形態の離間機構は転写ローラ4の付勢機構に影響を与えない。よって、通常使用時に離間機構による影響が転写ローラ軸受に伝わらないため、離間機構が転写ローラを不必要に加圧することを防止できる。
また、スラスト保持部材70と対向しない側の軸受である転写ローラ軸受56のスラスト移動を、転写ローラ4によって規制している。そのため、片側の軸受のスラスト規制を、反対側に伝える長手方向に長い部品を追加する必要がなく、小型で安価な離間機構にできる。
なお、本実施形態では、感光体ギヤ80と離間ギヤ部78をギヤ構成にして説明したが、カム形状であっても同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、感光ドラム3と転写ローラ4との圧接解除機構について説明したが、転写ローラ4を帯電ローラに置き換えても同様の動作が可能である。
(実施形態2)
実施形態1では、離間機構として、スラスト保持部材70が回動軸を中心にフレーム70に対して回動可能な構成を説明した。これに対して、本実施形態は、フレーム20に、バネ掛け部34を備え、また、転写ローラ軸受50に、押し部55を備えている。さらに、スラスト保持部材70にトリガー部74、バネ掛け部75、付勢バネ81を追加する構成である。なお、その他の構成については実施形態1の画像形成装置と同様であるので、同様の部分については同様の符号を付して説明する。
図10(a)は、本実施形態における離間機構によって感光ドラム3と転写ローラ4とが離間した状態を示す図である。図10(b)は、離間機構を解除して感光ドラム3と転写ローラ4とが圧接した状態を示す図である。
図11(a)は、本実施形態における感光ドラム3と転写ローラ4とが当接した状態における離間機構を説明する斜視図と断面図である。図11(b)は、本実施形態における感光ドラム3と転写ローラ4とが当接した状態の軸方向における両端側の断面図である。
図11に示すように、フレーム20には、第一の係止部としてバネ掛け部34が備えられ、転写ローラ軸受50には、押し部55と、第二の係止部としてバネ掛け部75が備えられている。そして、バネ掛け部34とバネ掛け部75は、付勢バネ81よって繋がれている。またスラスト保持部材70は、バネ掛け部75の他に、トリガー部74を備えている。
次に、離間機構によって転写ローラを離間させる構成について説明する。
ここから、転写ローラの離間機構の離間動作について説明する。最初に、転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とをそれぞれ矢印A方向に押す。
図12に示すように、転写ローラ軸受50が矢印A方向に移動すると、押し部55がトリガー部74に当接する。スラスト保持部材70は、トリガー部74を押されることになり、回動軸71中心に矢印F方向に回転を始める。
転写ローラ軸受50を更に押し続けると、スラスト保持部材70がある角度まで回転し、図13に示すように、付勢バネ81によって矢印F方向に付勢されることになる。更に転写ローラ軸受R50を矢印A方向に押し続けると転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56は、実施形態1と同様に、離間時ガイド部29a、29bにそれぞれ保持される。その結果、転写ローラ4は、離間位置に維持される。
次に、転写ローラ4を感光ドラム3から離間した状態から、離間を解除させる動作について説明する。本実施形態においても、実施形態1と同様に、感光体ギヤ80の駆動力を利用して、離間機構を作動させる。図14は、本実施形態における圧接動作が開始された際における離間機構を説明する斜視図と断面図である。
感光体ギヤ80が図14の矢印D方向に回転する。感光体ギヤ80が回転すると、離間ギヤ部78で駆動連結されているスラスト保持部材70は回転する。この回転によりスラスト保持部材70は、転写ローラ軸受50とフレーム2との隙間Pから抜ける。その後、図15に示すように、トリガー部74が押し部55に当接する位置までスラスト保持部材70は矢印G方向に回転する。スラスト保持部材70がこの姿勢になると、付勢バネ81は、スラスト保持部材70を矢印G方向に付勢するようになる。
スラスト保持部材70が矢印G方向に力を受け隙間Pから抜けると、実施形態1と同様に、転写ローラ軸受50が、スラスト移動しつつ感光体ドラム3側に移動する。転写ローラ軸受50の移動に連動して、転写ローラ軸受56も移動し、その結果、転写ローラ4は、感光体ドラム3に対して圧接する。スラスト保持部材70は、付勢バネ81によって矢印G方向に回転するように付勢されており、図示しない回転止めによって回転止めされることで規制されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、実施形態1と同様の効果が得られる。更に本実施形態においては、感光ドラム3と転写ローラ4とを離間した状態にするには、転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とを押すだけでよい。転写ローラ軸受50と転写ローラ軸受56とを押すことによって、付勢バネ81によってスラスト保持部材70が回転し、離間状態に移行することが可能である。従って、作業性に優れた離間機構を提供できる。
1 画像形成装置
3 像担持体
4 転写部材
20 フレーム
21 軸受係止部
22 スライドガイド
32 弾性部
50 転写ローラ軸受
56 転写ローラ軸受
60 転写バネ
70 規制部材

Claims (14)

  1. トナー像を担持する像担持体と、軸部を備え前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部材と、前記転写部材を前記像担持体に向かって付勢する付勢部材と、前記転写部材の軸方向に関して両端に配置され前記転写部材の軸部を軸受する第1、第2の軸受部と、前記転写部材を、前記像担持体と接触する第1の位置と前記第1の位置より前記像担持体から離間する第2の位置と、に移動可能にする離間機構と、を有する画像形成装置において、
    前記離間機構は、前記第1の軸受部と対向する対向部と、前記第1の軸受部に接触することで前記転写部材の前記軸方向の移動を規制する規制部材と、を有し、
    前記規制部材は、前記軸方向において、前記第1の軸受部と前記対向部の間に配置されており、
    前記第1の軸受部を前記付勢部材の付勢方向と反対方向に移動させることで前記第1の軸受部を前記軸方向に移動させつつ前記対向部との間に空間を形成し、
    形成された前記空間に前記規制部材が入りこむことで前記規制部材と前記第1の軸受部が接触し、前記転写部材は前記第2の位置で維持されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記離間機構は、前記第1の軸受部をガイドするガイド部材を備え、前記転写部材を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる場合、前記ガイド部材が備える傾斜部によって前記第1の軸受部は、前記軸方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記転写部材が前記第2の位置で維持されている状態において、前記第1の軸受部を保持する保持部を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写部材を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる場合、前記傾斜部によって前記第1の軸受部は、前記軸方向において、前記対向部から離れる方向に移動することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ移動させる場合、前記第1の軸受部は、前記軸方向において、前記ガイド部材によって前記対向部に近づく方向に移動することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記離間機構は、前記対向部を備えるフレームを有し、前記フレームは、前記規制部材の回動軸を支持していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記規制部材は突起部を備え、前記フレームは弾性部を備え、前記転写部材が前記第1の位置に位置する場合において、前記規制部材は、前記弾性部に前記突起部が接触することで移動が規制されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記規制部材はギヤ部を備え、前記転写部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ移動させる場合、装置本体から前記ギヤ部に駆動を伝え前記規制部材を前記回動軸を中心に回転させることで、前記規制部材を前記第1の軸受部から退避させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体は、静電潜像が形成される感光体であり、前記感光体を回転させるための感光体ギヤが、前記ギヤ部に駆動を伝達することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記離間機構は、前記規制部材を付勢するバネを備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記転写部材を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる際において、前記規制部材は形成された前記空間に入りこむように前記バネによって付勢されることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記転写部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ移動させる際において、前記規制部材は形成された前記空間から退避するように前記バネによって付勢されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記第2の位置は、前記転写部材が前記像担持体から完全に離れた位置であることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記離間機構は、前記第2の軸受部をガイドするガイド部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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