JP2016009040A - 画像形成装置 - Google Patents

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Shigeo Murayama
重雄 村山
田場 康純
Yasuzumi Tajo
康純 田場
英大 潮津
Eidai Shiozu
英大 潮津
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Abstract

【課題】本発明の目的は、圧接状態において、転写ローラを像担持体に付勢する力に影響を与えず、画像に影響する懸念のない転写部材の離間機構を提供することである。
【解決手段】像担持体からトナー像を転写する転写部材と、転写部材を前記像担持体に当接する位置から像担持体から離間する位置へ移動させる離間手段と、を有する画像形成装置において、転写部材が像担持体に当接した位置であるときの第一の位置と、転写部材が像担持体から離間した位置であるときの第二の位置とに移動可能であり、第二の位置への移動により転写部材の長手方向の一端に係合して転写部材を長手方向に移動させるとともに付勢部材の付勢力に抗して像担持体から離間させ、第二の位置では転写部材を像担持体から離間させた位置で規制し、第一の位置では転写部材との係合を解除する離間手段を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、静電記録方式や電子写真記録方式など、像担持体に形成した像を記録材に転写して記録する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置における、像担持体と転写部材の圧接解除機構について説明する。電子写真画像形成プロセスによって記録材に画像を形成する画像形成装置においては、像担持体である感光体上に露光装置により静電潜像が形成される。そして、静電潜像が現像手段によって現像された後、現像された画像が転写部材により記録材に転写される。このとき、転写部材は感光体に圧接した状態になっている。
感光体と転写部材が圧接した状態で画像形成装置を運搬する場合、その圧接状態が長時間続く。そのため、転写部材の永久変形、転写部材と感光体のこすれ、転写部材の軟化材や架橋材等による感光体の汚染が発生する可能性がある。
特許文献1には、揺動可能に支持されて、離間バネによって付勢された離間レバーによって、転写ローラを保持する転写ローラ軸受を係止する構成が開示されている。これにより、転写ローラが圧縮バネの付勢力に抗して後退し、感光体ドラムから離間する。
離間レバーは離間バネによって転写ローラ側に向けて付勢されている。転写ローラと感光体ドラムの圧接状態では、離間レバーは転写ローラ軸受に突き当たっている。転写ローラを押し下げると、離間レバーは離間バネの力によって揺動して転写ローラ軸受を感光体ドラムに当接しないように押さえこむ離間状態になる。
一方、転写ローラと同軸上には解除レバーが配置されている。解除レバーは転写ローラと一体的に回転する。また転写ローラは、感光体ドラムの軸端に設けられた感光体ドラムギアと噛み合う転写ローラギアを有している。これらのギアは、離間状態でも歯先で噛み合うようになっている。すなわち、離間状態において感光体ドラムが回転すると、解除レバーが離間バネのバネ力に抗して離間レバーを跳ね上げる。その結果、転写ローラが圧縮バネの付勢力によって感光体ドラムに圧接される。
特許第4847200号
しかしながら、上記従来例では、離間レバーと転写ローラ軸受の接触によって画像に影響が生じる懸念がある。なぜなら、離間レバーは離間バネによって、常に転写ローラ側に向けて付勢されているからである。転写ローラと感光体ドラムが圧接状態においても、離間レバーは転写ローラ軸受に接触して外力を及ぼしている。この外力の方向は、転写ローラが感光体ドラムに付勢される方向に対して略直交している。そのため、転写ローラ軸受とこの転写ローラ軸受を支持するフレームとの間に摩擦抵抗が発生する。それ故、転写ローラを感光体ドラムに押圧する圧力が不安定になり、画像に影響する懸念がある。
そこで本発明の目的は、圧接状態において、転写ローラを像担持体に付勢する力に影響を与えず、画像に影響する懸念のない転写部材の離間機構を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像を転写する転写部材と、前記転写部材を前記像担持体に向けて付勢する付勢部材と、前記転写部材を前記像担持体に当接する位置から前記像担持体から離間する位置へ移動させる離間手段と、を有する画像形成装置において、前記転写部材が前記像担持体に当接した位置であるときの第一の位置と、前記転写部材が前記像担持体から離間した位置であるときの第二の位置とに移動可能であり、前記第二の位置への移動により前記転写部材の長手方向の一端に係合して前記転写部材を長手方向に移動させるとともに前記付勢部材の付勢力に抗して前記像担持体から離間させ、前記第二の位置では前記転写部材を前記像担持体から離間させた位置で規制し、前記第一の位置では前記転写部材との係合を解除する離間手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、圧接状態において、転写ローラを像担持体に付勢する力に影響を与えず、画像に影響する懸念がない。また、必要最低限の機構と容易な動作で転写部材の離間状態と解除状態の遷移ができる転写部材の離間機構を実現できる。
実施例1及び実施例2に係る転写ローラの離間機構を説明する斜視図 実施例1に係る転写ローラの離間機構の離間解除時を説明する斜視図 実施例1に係る転写ローラの離間機構の離間時を説明する斜視図 実施例1に係る転写ローラの離間部材を説明する斜視図 実施例1及び実施例2に係る転写ローラの保持機構を説明する斜視図 実施例1に係る転写ローラの離間機構を説明する斜視図 実施例1に係る転写ローラの離間機構を説明する断面図 実施例1に係る転写ローラの圧接時を説明する斜視図 実施例1に係る転写ローラの離間機構の動作を説明する斜視図 実施例1に係る転写ローラの離間機構の動作を説明する側面図 実施例1に係る転写ローラの離間時を説明する斜視図 実施例2に係る転写ローラの離間機構の離間解除時を説明する斜視図 実施例2に係る転写ローラの離間機構の離間時を説明する斜視図 実施例2に係る転写ローラの離間部材を説明する斜視図 実施例2に係る転写ローラの離間機構を説明する斜視図 実施例2に係る転写ローラの離間機構を説明する断面図 実施例2に係る転写ローラの離間機構の離間解除時を説明する斜視図 実施例2に係る転写ローラの離間機構の動作を説明する斜視図 実施例1及び実施例2に係る画像形成装置の概略断面を説明する図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
本発明の実施例1について図1から図11および図19に基づいて説明する。
(画像形成装置全体の説明)
始めに画像形成装置1の動作について概略断面を表す図19を用いて説明する。画像形成装置1の下部の記録材Sを積載収納するカセット10から、給紙ローラ11によって記録材Sが給紙される。記録材Sは中間搬送ローラ対12、レジストローラ対13を経て、カートリッジとしての画像形成プロセスユニット2に搬送される。スキャナユニット5から照射されたレーザー光が同図中反時計回り方向に回転している像担持体としての感光体3上に照射され、感光体3上に静電潜像が形成される。この静電潜像は画像形成プロセスユニット2内の現像部にてトナー像が現像される。感光体3上に形成されたトナー像は転写部材としての転写ローラ4により記録材Sに転写される。トナー像が転写された記録材Sは、定着ローラ対6により熱、圧力が加えられる。これによりトナー像は記録材Sに定着する。その後、記録材Sは排紙ローラ対7、排紙ローラ対8を通過し、排紙トレイ9上に排出される。
(転写ローラの離間機構)
次に上記画像形成装置における転写ローラの離間機構の構成について、図1から図8を用いて説明する。尚、以下では転写ローラ4の長手方向左右端部で転写ローラの支持構成が異なるため、離間機構である離間部材70を有する側を長手方向左側、これとは反対側端部を長手方向右側として説明する。また転写ローラ4のスラスト移動方向等の説明で使用する方向は、図1に示すように長手方向右側方向を矢印A方向、長手方向左側方向を矢印B方向として、以下の説明では統一して使用する。また長手方向とは、転写ローラの軸方向であり、転写ローラが感光体に対して当接又は離間する方向と交差する方向である。
図1は、感光体3と転写ローラ4が圧接した状態における概略斜視図である。図2は、感光体3と転写ローラ4が圧接した状態における、長手方向左側の詳細を説明する斜視図である。図3は、感光体3と転写ローラ4が離間した状態における、長手方向左側の詳細を説明する斜視図である。図4(a)、(b)は離間部材70の詳細形状を説明する斜視図である。いずれの図も、説明のために一部の部品を省略してある。
図において、53は転写ローラ4の転写ローラ軸4aに設けられたEリングである。70は離間部材、71は回動軸、72は離間レバー、73はスラスト当接面、74は離間規制ルーフ、75は離間カム、76は離間解除カム、78は離間解除ギア、79は離間部材バネ掛け部である。80はトグルバネ、81はフレームバネ掛け部、82は駆動ギアである。
離間部材70は回動軸71、離間レバー72、スラスト当接面73、離間規制ルーフ74、離間カム75、離間解除カム76、離間解除ギア78、バネ掛け部79を一体で設けており、すべてが回動軸71を中心に回動する。
尚、離間部材70は、転写ローラ4の離間解除位置(図2に示す第一の位置)と転写ローラ4の離間位置(図3に示す第二の位置)において、不図示のフレーム部材に当接して回転止めがなされている。
離間規制ルーフ74は、離間部材70の第二の位置への移動により転写ローラ4の長手方向の一端に係合して転写バネ60の付勢力に抗して、転写ローラ4を感光体3から離間させる規制部である。離間規制ルーフ74は、離間部材70が回動軸71を中心に転写ローラ4の離間方向(図2に示す第一の位置から図3に示す第二の位置に向かう方向)に回動すると内壁が回動軸71中心に近付く形状で構成されたカム面を有する。
離間カム75は、転写ローラの一端に当接して転写ローラを長手方向(図1の矢印A方向)に移動させる当接部であり、スラスト当接面73に対して図1に示す矢印A方向に向かうに従って高さが高くなるカム面を有する。離間解除カム(第一のフランジ部)76は、転写ローラ4の長手方向に変位するカム面を有し、ここでは図1に示す矢印A方向に向かうに従って高さが低くなるカム面を有する。
離間解除ギア78は駆動ギア82と噛合可能な欠歯ギアであり、転写ローラの離間解除位置(図2に示す第一の位置)では駆動ギア82と連結してはいないが、転写ローラの離間位置(図3に示す第二の位置)では駆動ギア82と駆動連結する位置となる。
トグルバネ80は、離間部材70のバネ掛け部79とフレーム20のバネ掛け部81に掛けられており、離間部材70は、このトグルバネ80によって離間部材70のバネ掛け部79とフレーム20のバネ掛け部81で引っ張り方向に付勢されている。離間部材70は、転写ローラの離間位置(図3に示す第二の位置)でも転写ローラの離間解除位置(図2に示す第一の位置)においても引張バネとしての前記トグルバネ80のバネ力(引張力)によって容易に回動しないように回動が規制されている。
次に図5(a)、(b)は転写ローラ4の保持部における長手方向左側を示した斜視図である。そのうち、図5(a)は説明のために装置本体のフレーム20および転写ローラ4を省略した斜視図である。
図5(a)、(b)において、50は転写ローラ軸受、4aは転写ローラ軸である。転写ローラ軸4aは、保持部材としての転写ローラ軸受50の穴に回転可能に、且つ長手方向であるスラスト方向に移動可能に保持されている。また転写ローラ軸受50は、転写ローラ軸受ストッパー51、転写ローラスライド溝52を有している。また装置本体のフレーム20は、軸受係止部21、軸受スライドガイド22を有している。転写ローラ軸受50は、転写ローラスライド溝52が軸受スライドガイド22に嵌合して上下方向(感光体に当接又は離間する方向)にスライド移動するように構成されている。そして、付勢部材である転写バネ60の作用(付勢力)によって転写ローラ軸受50と転写ローラ4が押し上げられて、感光体3に圧接される。尚、この転写ローラ4の保持機構は両端部とも同様の構成である。
前述したように感光体3は、これに作用する現像部などのプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジとしての画像形成プロセスユニット2を画像形成装置の装置本体に着脱可能に構成している。このカートリッジの非装着時には、装置本体において前述した転写ローラ軸受ストッパー51が軸受係止部21に当接して係止される(図8参照)。
また、図6(a)は感光体3と転写ローラ4が圧接した状態における長手方向右側の詳細を説明する斜視図である。図6(b)は感光体3と転写ローラ4が離間した状態における長手方向右側の詳細を説明する斜視図である。図7(a)は感光体3と転写ローラ4が圧接した状態における長手方向右側の詳細を説明する断面図である。図7(b)は感光体3と転写ローラ4が離間した状態における長手方向右側の詳細を説明する断面図である。
図において、26は規制部材であり、長手方向右側のフレーム20に設けられており、転写ローラ4の長手方向の他端(長手方向右側)を感光体3から離間した位置で規制するためのものである。規制部材26は、転写ローラ4の他端を感光体3から離間した位置で規制する規制面23と、転写ローラ4が感光体3に当接した位置において転写ローラの他端の端面に当接して長手方向の移動を規制するスラスト基準面であるスラスト当接面25を有している。尚、転写ローラ4のスラスト位置決め(長手方向の位置決め)は、転写ローラ軸4aの両端面を離間部材70のスラスト当接面73とフレーム20のスラスト当接面(位置決め面)25で挟んで決めている。
なお、画像形成装置の製造時、作業者はカートリッジとしての画像形成プロセスユニットを装置本体に装着する前に、転写ローラの離間作業を行う。この転写ローラの離間作業については後述する。転写ローラの離間作業を行った後、画像形成プロセスユニットを装置本体に装着する。この時、転写ローラは前述の離間作業により感光体から離間された状態となっており、この状態で一つの梱包箱に梱包され、運搬可能な状態となる。このように装置本体内に画像プロセスユニットを装着した状態で一つの梱包箱に梱包されるため、装置本体とカートリッジを別々に梱包する場合に比べて、梱包箱は小さく、運搬・輸送効率も上がる。そして、ユーザは開梱、設置を行った後に装置本体を動作させる。この時、転写ローラの離間状態は解除され、通常動作が可能となる。ユーザは特別な作業を行うことなく、転写ローラは画像形成可能な状態となる。以下、詳しく説明する。
(転写ローラの離間動作)
次に、転写ローラの離間機構の一連の動作について図6から図10を用いて説明する。いずれの図も、説明のために一部の部品を省略してある。
図8は感光体3を具備したカートリッジが装置本体に対して非装着であり、離間部材70によって転写ローラ4の位置が規制されていない状態の長手方向左側の転写ローラの離間機構を説明する斜視図である。
転写ローラ4は転写ローラ軸受50とともに、転写バネ60によって感光体3に圧接する方向に付勢される。そして、転写ローラ4を保持して転写バネ60によって付勢されている転写ローラ軸受50は、転写ローラ軸受ストッパー51がフレーム20の軸受係止部21に当接して係止される。
この状態から離間部材70を操作して離間動作に入るが、その前に、図6(a)で示す長手方向右側の転写ローラ軸受50を転写バネ60の付勢力に抗して転写ローラの離間方向に押しておく。この操作によって転写ローラ軸4aはスラスト方向の位置決め面であるスラスト当接面25による規制が解除されてスラスト移動が可能となる。
離間レバー72を図8に示す矢印方向に回動させると、離間部材70は回動軸71を中心に回動することによって、図9(a)に示すように離間規制ルーフ74が転写ローラ軸4aの長手方向一方の端部の上方から覆い被さる。そして、離間部材70の回動に従って、転写ローラ軸4aに覆い被さった離間規制ルーフ74の内側カム面で、図9(b)、(c)に示すように転写ローラ軸4aを下方向(感光体から離間する方向)に押し下げる。
一方、離間レバー72を回動させると、離間カム75のカム面に転写ローラ軸4aの長手方向一方の端部の端面がすくい上げられ、離間カム75の高さ分だけ転写ローラ4は矢印A方向に移動する(図9(b))。最終的な転写ローラの離間位置において、転写ローラ4は離間部材70によって図9(c)に示すように転写ローラの離間位置まで押し下げられ、かつ矢印A方向に移動させられる。
この動作と併行して、離間レバー72の回動に従って離間解除ギア78が図10に示す下方に設けられた駆動ギア82と噛み合って駆動力を伝達することが可能となる。また離間部材70の一端に設けられたバネ掛け部79とフレーム20側のバネ掛け部81にトグルバネ80が渡して掛けられている。このトグルバネ80は、離間レバー72を図10(a)に示す矢印方向に回動させることによって引っ張りバネ力が働く方向が図10(b)に示すトグルバネ80の矢印方向に変わる。離間レバー72が最終的な転写ローラの離間位置まで回転後(図10(b))、離間部材70は回動しないようにトグルバネ80の引張力によって固定(回動が規制)される。
一方、転写ローラ4の長手方向右側の転写ローラ離間動作について図6(b)および図7(b)で説明する。
離間部材70の離間レバー72を、転写ローラを感光体から離間する方向に回転することによって、離間カム75に転写ローラ軸4aの端面が押され、転写ローラ4が矢印A方向に移動する。するとスラスト当接面25による規制が解除された長手方向右側の転写ローラ軸4aの端部はフレーム20に設けられた規制部材26の下側に入り込み、規制部材26の規制面23に上方向への移動が規制された状態となる(図6(b)、図7(b))。
上記一連の動作によって転写ローラ4は、長手方向左側は離間部材70の離間規制ルーフ74によって感光体3に対して離間され、長手方向右側は規制部材26の規制面23によって感光体3に対して離間される。
(転写ローラの離間解除動作)
次に転写ローラ4を感光体3に対して離間した状態から、離間を解除させる動作について図7から図11を用いて説明する。尚、転写ローラの離間解除のトリガとして、本実施例では画像形成装置の駆動伝達機構を利用する。
ユーザ先に画像形成装置が着荷後、ユーザが電源スイッチを入れると、画像形成装置は初期動作の駆動回転を行う。この駆動伝達によって駆動ギア82は図11に示す矢印方向に回転する。
駆動ギア82が回転すると、駆動連結している離間解除ギア78が図11に示す矢印方向に回転する。離間解除ギア78が所定の角度(ここでは約70度)以上回転すると、トグルバネ80の引っ張りバネ力の働く方向が図10(b)に示す矢印方向から図10(a)に示す矢印方向に変わる。これにより、離間部材70を転写ローラの離間解除位置に戻す方向にトグルバネ80によって回転力が働く。その後、駆動ギア82によって離間解除ギア78との噛み合いが解除されるまで離間部材70が回転すると、駆動ギア82から離間部材70への駆動伝達が解除される。そのため、トグルバネ80の図10(a)に示す矢印方向への引っ張り力によって離間部材70は転写ローラの離間解除位置まで回転して戻る。
上記動作と併行して、転写ローラ4の転写ローラ軸4aに設けられた第二のフランジ部としてのEリング53は、離間部材70に一体で設けられた第一のフランジ部としての離間解除カム76とスラスト方向で接触する(図9(c))。
離間部材70が離間解除方向に回動すると、離間解除カム76も回動軸71を中心に回動する。離間解除カム76は離間解除方向に回転すると、スラスト方向の高さが矢印B方向に近付くカム面を有しているため、転写ローラ軸4aのEリング53の端面は離間解除カム76のカム面によって矢印B方向に引き寄せられる(図9(b))。
さらに離間部材70が転写ローラの離間解除位置近くまで回転すると、転写ローラ軸4aの上に覆い被さっていた離間規制ルーフ74が回動して退避し、離間規制ルーフ74による転写ローラ軸4aの規制が解除される。そのため、転写ローラ軸4aは開放されて、転写バネ60の付勢力によって転写ローラ4は感光体3に当接する方向に上昇し、転写ローラ4の離間は解除される。
一方、転写ローラ4の長手方向右側の挙動について説明する。前述したように、離間部材70が転写ローラ4の離間解除方向に回動すると、離間解除カム76によって転写ローラ軸4aが長手方向左側のスラスト方向に引き寄せられる。すると、転写ローラ4の長手方向右側の転写ローラ軸4aもスラスト方向に引き寄せられる。これにより、図7(b)に示すように規制部材26の規制面23によって規制されていた転写ローラ軸4aは規制面23から外れ、転写ローラ軸受50は転写バネ60の付勢力によって上昇し、転写ローラ4は感光体3に圧接される(図7(a))。このようにして転写ローラ4の離間は解除される。
以上説明したように、本実施例によれば、長手方向右側の転写ローラ軸受50を押し下げながら離間部材70によって転写ローラ4を感光体3から離間する方向に押し下げてトグルバネ80のバネ力でロックする。同時にスラスト方向に転写ローラ4を移動させて転写ローラ軸4aの高さ方向を規制する規制部材26の規制面23にロックさせる。これによって容易に転写ローラ4を感光体3に対して離間した状態で保持できる。
また、上述したように感光体3と転写ローラ4を離間した状態にするためには、長手方向右側の転写ローラ軸受50を押し下げながら離間部材70に設けられた離間レバー72を回転させるだけでよい。従って、転写ローラ4、及び転写ローラ軸受50が画像形成装置の奥まった位置に配置されている場合でも容易に離間状態を作り出すことができ、作業性に優れた転写ローラの離間機構を提供できる。
更に、転写ローラ4の離間解除は画像形成装置の電源を投入することで、初期動作によって駆動ギア82が回転する構成にするだけで良く、駆動ギア82は不図示の搬送ローラ等を駆動回転させるための駆動伝達ギアの一部を使用するだけで良い。そのため、不要な駆動伝達機構を追加することなく小型で安価な離間解除機構が構成できる。
また、圧接状態において、離間部材が転写ローラと係合しないため、転写ローラを感光体に付勢する力に影響を与えず、画像に影響する懸念がない。また、上述したように、必要最低限の機構と容易な動作で転写部材の離間状態と解除状態の遷移ができる転写部材の離間機構を実現できる。
〔実施例2〕
次に本発明の実施例2について図12から図18に基づいて説明する。尚、前述した実施例1と同じ部品は同じ符号を付し、同様の説明は省略して説明する。
(転写ローラの離間機構)
転写ローラの離間機構の構成について、図12から図16を用いて説明する。図12は、感光体3と転写ローラ4が圧接した状態における、長手方向左側の詳細を説明する斜視図である。図13は、感光体3と転写ローラ4が離間した状態における、長手方向左側の詳細を説明する斜視図である。図14(a)、(b)は離間部材70の詳細形状を説明する斜視図である。いずれの図も、説明のために一部の部品を省略してある。
図において、53は転写ローラ4の転写ローラ軸4aに設けられたスラスト位置決めであるところのEリングである。70は離間部材、71は回動軸、72は離間レバー、73はスラスト当接面、74は離間規制ルーフ、75は離間カム、76は離間解除カム、77はスラスト位置決め部、78は離間解除ギア、79は離間部材バネ掛け部である。80はトグルバネ、81はフレームバネ掛け部、82は駆動ギアである。
転写ローラ4のスラスト方向の位置決めは、転写ローラ軸4aの端面とEリング53を離間部材70のスラスト当接面73とスラスト位置決め部77で挟んで決めている。
離間部材70は回動軸71、離間レバー72、スラスト当接面73、離間規制ルーフ74、離間カム75、離間解除カム76、スラスト位置決め部77、離間解除ギア78、バネ掛け部79を一体で設けており、すべてが回動軸71を中心に回動する。
尚、離間部材70は、転写ローラ4の離間解除位置(図12に示す第一の位置)と転写ローラ4の離間位置(図13に示す第二の位置)において、不図示のフレーム部材に当接して回転止めがなされている。
離間規制ルーフ74は、離間部材70の第二の位置への移動により転写ローラ4の長手方向の一端に係合して転写バネ60の付勢力に抗して感光体3から離間させる規制部である。離間規制ルーフ74は、離間部材70が回動軸71を中心に転写ローラの離間方向(図12に示す第一の位置から図13に示す第二の位置に向かう方向)に回動するとその内壁が回動軸71中心に近付く形状で構成されたカム面を有する。
離間カム75は、スラスト当接面73に対して矢印A方向に向かうに従って高さが高くなるカム面を有する。離間解除カム76は、スラスト位置決め部77に対して矢印A方向に向かうに従って高さが低くなるカム面を有する。
離間解除ギア78は駆動ギア82と噛合可能な欠歯ギアであり、図12に示す転写ローラの離間解除位置(第一の位置)では駆動ギア82と連結していないが、図13に示す転写ローラの離間位置(第二の位置)では駆動ギア82と駆動連結する位置となる。
トグルバネ80は、離間部材70のバネ掛け部79とフレーム20のバネ掛け部81に掛けられており、離間部材70は、このトグルバネ80によって離間部材70のバネ掛け部79とフレーム20のバネ掛け部81で引っ張り方向に付勢されている。離間部材70は、転写ローラの離間位置(第二の位置)でも転写ローラの離間解除位置(第一の位置)においても引張バネとしての前記トグルバネ80のバネ力(引張力)によって容易に回動しないように回動が規制されている。
なお、転写ローラの保持構成は前述した実施例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図15(a)は、感光体3と転写ローラ4が圧接した状態における長手方向右側の詳細を説明する斜視図である。図15(b)は、感光体3と転写ローラ4が離間した状態における長手方向右側の詳細を説明する斜視図である。図16(a)は、感光体3と転写ローラ4が圧接した状態における長手方向右側の詳細を説明する断面図である。、図16(b)は、感光体3と転写ローラ4が離間した状態における長手方向右側の詳細を説明する断面図である。いずれの図も、説明のために一部の部品を省略してある。
図15(a)、(b)及び図16(a)、(b)において、26は規制部材であり、長手方向右側のフレーム20に設けられており、転写ローラ4の長手方向の他端(長手方向右側)を感光体3から離間した位置で規制するためのものである。規制部材26は、転写ローラ4の他端を感光体3から離間した位置で規制する規制面23と、転写ローラ4が長手方向に移動されることで転写ローラ4の他端と当接して転写ローラ4の他端を前記規制面23に案内する傾斜面24を有している。尚、転写ローラ4のスラスト位置決め(長手方向の位置決め)は、前述のように離間部材70で決められている。すなわち、転写ローラ4のスラスト位置決めは、転写ローラ軸4aの端面とEリング53を離間部材70のスラスト当接面73とスラスト位置決め部77で挟んで決められている。そのため、転写ローラ軸4aの端部は、転写ローラの離間解除状態である図15(a)、図16(a)の状態では規制部材26の傾斜面24および規制面23には接触していない。
(転写ローラの離間動作)
次に、転写ローラの離間機構の一連の動作について図15から図18で説明する。いずれの図も、説明のために一部の部品を省略してある。
図17は感光体3を具備したカートリッジが装置本体に対して非装着であり、離間部材70によって転写ローラ4の位置が規制されていない状態の長手方向左側の転写ローラの離間機構を説明する斜視図である。
転写ローラ4は転写ローラ軸受50とともに、転写バネ60によって感光体3に圧接する方向に付勢される。そして、転写ローラ4を保持して転写バネ60によって付勢されている転写ローラ軸受50は、転写ローラ軸受ストッパー51がフレーム20の軸受係止部21に当接して係止される。
この状態から離間レバー72を図17に示す矢印方向に回動させる。離間部材70は回動軸71を中心に回動することによって、図18(a)に示すように離間規制ルーフ74が転写ローラ軸4aの長手方向一方の端部の上方から覆い被さる。そして、離間部材70の回動に従って、転写ローラ軸4aに覆い被さった離間規制ルーフ74の内側カム面で、図18(b)、(c)に示すように転写ローラ軸4aを下方向(感光体から離間する方向)に押し下げる。
一方、離間レバー72を回動させると、スラスト位置決め部77が回動して退避し、転写ローラ軸4aのEリング53とのスラスト位置決めが開放されるため、転写ローラ4は矢印A方向への移動が可能な状態になる(図18(a))。
引き続き離間レバー72を回動させると、離間カム75のカム面に転写ローラ軸4aの長手方向一方の端部の端面がすくい上げられ、離間カム75の高さ分だけ転写ローラ4は矢印A方向に移動する(図18(b))。最終的な転写ローラの離間位置において、転写ローラ4は離間部材70によって図18(c)に示すように転写ローラの離間位置まで押し下げられ、かつ矢印A方向に移動させられる。
この動作と併行して、離間レバー72の回動によって離間解除ギア78は下方に設けられた駆動ギア82と噛み合って駆動力を伝達することが可能となる。また離間部材70の一端に設けられたバネ掛け部79とフレーム20側のバネ掛け部81にトグルバネ80が渡して掛けられている。このトグルバネ80は、離間レバー72を図10(a)、(b)に示す矢印方向に回動させることによって引っ張りバネ力が働く方向が図10(b)に示すトグルバネ80の矢印方向に変わる。離間レバー72が最終的な転写ローラの離間位置まで回転後(図10(b))、離間部材70は回動しないようにトグルバネ80の引張力によって固定(回動が規制)される。
一方、転写ローラ4の長手方向右側の転写ローラ離間動作について図15(a)、(b)および図16(a)、(b)を用いて説明する。
離間部材70側の離間レバー72が、転写ローラを感光体から離間する方向に回転することによって、離間カム75に転写ローラ軸4aの端面が押され、転写ローラ4が矢印A方向に移動する。すると長手方向右側の転写ローラ軸4aの端部はフレーム20に設けられた傾斜面24に当接する。更に転写ローラ4が矢印A方向に押され続けると、転写ローラ軸4aの端部は傾斜面24に沿って下方向(転写ローラが感光体から離間する方向)に移動する。そして転写ローラ軸4aの端部は、最終的にフレーム20に設けられた規制部材26の下側に入り込み、規制部材26の規制面23に上方向(転写ローラが感光体に当接する方向)への移動が規制された状態となる(図15(b)および図16(b))。
上記一連の動作によって転写ローラ4は、長手方向左側は離間部材70の離間規制ルーフ74によって感光体3に対して離間され、長手方向右側は規制部材26の規制面23によって感光体3に対して離間される。
(転写ローラの離間解除動作)
次に転写ローラ4を感光体3に対して離間した状態から、離間を解除させる動作について説明する。尚、転写ローラの離間解除のトリガとして、本実施例では画像形成装置の駆動伝達機構を利用する。
ユーザ先に画像形成装置が着荷後、ユーザが電源スイッチを入れると、画像形成装置は初期動作の駆動回転を行う。この駆動伝達によって駆動ギア82は図11に示す矢印方向に回転する。
駆動ギア82が回転すると、駆動連結している離間解除ギア78が図11に示す矢印方向に回転する。離間解除ギア78が所定の角度(ここでは約70度)以上回転すると、トグルバネ80の引っ張りバネ力の働く方向が図10(b)に示す矢印方向から図10(a)に示す矢印方向に変わる。これにより、離間部材70を転写ローラの離間解除位置に戻す方向にトグルバネ80によって回転力が働く。その後、駆動ギア82によって離間解除ギア78との噛み合いが解除されるまで離間部材70が回転すると、駆動ギア82から離間部材70への駆動伝達が解除される。そのため、トグルバネ80の引っ張り力によって離間部材70は転写ローラの離間解除位置まで回転して戻る。
上記動作と併行して、転写ローラ4の転写ローラ軸4aに設けられた第二のフランジ部としてのEリング53は、離間部材70に一体で設けられた第一のフランジ部としての離間解除カム76とスラスト方向で接触する(図18(c))。
離間部材70が離間解除方向に回動すると、離間解除カム76も回動軸71を中心に回動する。離間解除カム76は離間解除方向に回転すると、スラスト方向の高さが矢印B方向に近付くカム面を有しているため、転写ローラ軸4aのEリング53の端面は離間解除カム76のカム面によって矢印B方向に引き寄せられる(図18(b))。
さらに離間部材70が転写ローラの離間解除位置近くまで回転すると、転写ローラ軸4aの上に覆い被さっていた離間規制ルーフ74が回動して退避し、離間規制ルーフ74による転写ローラ軸4aの規制が解除される。そのため、転写ローラ軸4aは開放されて、転写バネ60の付勢力によって転写ローラ4は感光体3に当接する方向に上昇し、転写ローラ4の離間は解除される(図18(a))。
最終的には図12に示すように、離間解除カム76に引き寄せられ、案内されたEリング53の端面はそのままスラスト位置決め部77とスラスト当接面73に挟まれ、転写ローラの離間解除後のスラスト方向の位置決めとなる。
一方、転写ローラ4の長手方向右側の挙動について説明する。離間部材70が転写ローラの離間解除方向に回動すると、離間解除カム76によって転写ローラ軸4aが矢印B方向に引き寄せられる。すると、転写ローラ4の長手方向右側の転写ローラ軸4aも矢印B方向に引き寄せられる。これにより、図16(b)に示すように規制部材26の規制面23によって規制されていた転写ローラ軸4aは規制面23から外れる。その後、転写ローラ軸受50は転写バネ60の付勢力によって傾斜面24に沿って上昇し、転写ローラ4は感光体3に圧接される(図16(a))。このようにして転写ローラ4の離間は解除される。
以上説明したように、本実施例によれば、離間部材70によって転写ローラ軸4aを感光体3から離間する方向に押し下げてトグルバネ80のバネ力でロックする。同時にスラスト方向に転写ローラ4を移動させることによって転写ローラ軸4aの高さ方向を規制する規制部材26の規制面23にロックさせる。これによって容易に転写ローラ4を感光体3に対して離間した状態で保持できる。
また、上述したように感光体3と転写ローラ4を離間した状態にするためには、実施例1のように長手方向右側の転写ローラ軸受50を離間方向に押し込む必要が無いため、離間部材70に設けられた離間レバー72を回転させるだけでよい。従って、転写ローラ4、及び転写ローラ軸受50が画像形成装置の奥まった位置に配置されている場合でも、容易に離間状態を作り出すことができ、作業性に優れた転写ローラの離間機構を提供することができる。
〔他の実施例〕
なお、前述した実施例では離間部材70を回転させるために、離間レバー72を回動操作することで転写ローラを感光体から離間しているが、これに限定されるものではない。例えば、離間部材70に穴部を設け、穴部に小型ドライバー等の工具を差し込んで離間部材70を回動させて転写ローラを感光体から離間させる構成でも構わない。離間レバー72は転写ローラの離間解除時には回転するため、そのスペースを有効に使いたい場合は、離間レバーの代わりに穴部を設けた構成の方が有効である。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられる転写ローラの離間機構に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
S …記録材
1 …画像形成装置
2 …画像形成プロセスユニット
3 …感光体
4 …転写ローラ
4a …転写ローラ軸
20 …フレーム
21 …軸受係止部
22 …軸受スライドガイド
23 …規制面
24 …傾斜面
25 …スラスト当接面
26 …規制部材
50 …転写ローラ軸受
51 …転写ローラ軸受ストッパー
52 …転写ローラスライド溝
53 …Eリング
60 …転写バネ
70 …離間部材
71 …回動軸
72 …離間レバー
73 …スラスト当接面
74 …離間規制ルーフ
75 …離間カム
76 …離間解除カム
77 …スラスト位置決め部
78 …離間解除ギア
79 …バネ掛け部
80 …トグルバネ
81 …バネ掛け部
82 …駆動ギア

Claims (11)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体からトナー像を転写する転写部材と、
    前記転写部材を前記像担持体に向けて付勢する付勢部材と、
    前記転写部材を前記像担持体に当接する位置から前記像担持体から離間する位置へ移動させる離間手段と、を有する画像形成装置において、
    前記転写部材が前記像担持体に当接した位置であるときの第一の位置と、前記転写部材が前記像担持体から離間した位置であるときの第二の位置とに移動可能であり、前記第二の位置への移動により前記転写部材の長手方向の一端に係合して前記転写部材を長手方向に移動させるとともに前記付勢部材の付勢力に抗して前記像担持体から離間させ、前記第二の位置では前記転写部材を前記像担持体から離間させた位置で規制し、前記第一の位置では前記転写部材との係合を解除する離間手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部材の長手方向の他端を前記像担持体から離間した位置で規制する規制部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記離間手段は、
    前記第一の位置では前記転写部材に係合せず、前記第二の位置では前記転写部材の一端に係合して前記付勢部材の付勢力に抗して前記転写部材を前記像担持体から離間させた位置で規制する規制部と、
    前記転写部材の一端に当接して前記転写部材を長手方向に移動させる当接部と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記規制部材は、前記転写部材が前記像担持体に当接した位置において前記転写部材の他端に当接して長手方向の移動を規制するスラスト基準面を有し、
    前記転写部材が前記像担持体から離間した位置に移動されて前記スラスト基準面による規制が解除されることで、前記転写部材が長手方向に移動可能となることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記スラスト基準面は前記転写部材の長手方向の位置決め面であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記規制部材は、前記転写部材の他端を前記像担持体から離間した位置で規制する規制面と、前記転写部材が長手方向に移動されることで前記転写部材の他端と当接して前記転写部材の他端を前記規制面に案内する傾斜面と、を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記離間手段は第一のフランジ部を有し、前記転写部材は第二のフランジ部を有し、
    前記離間手段が前記第二の位置から前記第一の位置に移動すると、前記第一のフランジと前記第二のフランジ部が当接して前記転写部材が長手方向に移動して、前記転写部材の他端が前記規制部材から外れ、前記転写部材は前記像担持体から離間した位置から前記像担持体に当接する位置へ移動することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一のフランジ部は前記転写部材の長手方向に変位するカム面で構成されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記離間手段は、回動軸を中心に回動し、前記第一の位置又は前記第二の位置において、前記離間手段と装置本体とに掛けられた引張バネの引張力によって回動が規制されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記離間手段は、前記第二の位置にて画像形成装置の駆動ギアと噛合する欠歯ギアを有し、前記駆動ギアからの駆動力を受けて前記第二の位置から前記第一の位置へ移動することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体を備え装置本体に着脱可能なカートリッジが、装置本体に装着されている状態で装置本体を運搬可能な画像形成装置であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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